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TARO賞の作家Ⅲ 境界を越えて @ 川崎市岡本太郎美術館

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内海さんの展示を観に川崎の岡本太郎美術館へ。
青山に岡本太郎記念館というのがありますが、そっちではありません。
この美術館はとにかく遠い、、、。
昔に一度訪れたことがあるけれど、生田公園の中をひたすら歩いて辿り着いた記憶があります。
ちなみにその時観に行ったのは第12回岡本太郎現代芸術賞で、当時の岡本太郎賞を受賞したのが今回も出ている若木くるみさん。
当時後頭部を顔のように刈り上げた彼女本人がずっといてめちゃくちゃ怖かったw こちら
というわけで今回は小田急線の向ヶ丘遊園駅から生田公園の西口までタクシーを利用。
西口は駅からかなり大回りになるんだけど、東口に行っちゃうと結局そこから歩くので意味ないのです。
ようやく辿り着いてすでにヘトヘトなのでカフェでパンケーキ食べてパワーチャージ。
ようやく美術館の中へ。

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まずは岡本太郎の常設展。
今回は「岡本太郎とスポーツ」と題して、東京・札幌・ミュンヘンオリンピックでデザインした参加記念メダルや、近鉄バッファローズのロゴなどが展示されてました。
趣味のゴルフやスキーの道具なんかも展示されてて人間味溢れてて良かった。
太陽の塔のドキュメンタリーや「森の掟」も展示されてます。
個人的に岡本太郎は彼の作品よりも民俗学的なアプローチが好きなので、彼が取材時に持ち歩いてたカメラが展示されてたのは熱かった。

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今回のメインは企画展示室の「TARO賞の作家Ⅲ 境界を越えて」。
26回のTARO賞の中から選ばれた作家たちが改めて展示する企画の第3回。
今回は内海聖史(第10回入選)、大西康明(第5回入選・第10回岡本太郎賞)、若木くるみ(第12回岡本太郎賞)の3名が選ばれました。
会場入ってすぐに飛び込んでくるのは内海さんの色の洪水。
巨大な作品がこれでもかと展示されてて本当に本当に贅沢な展示です。
特にこの5-6年の作品が集められてて、個人的に上京してから観てきた内海さんの作品が一挙に揃ってたので、上京してからのことも思い出したりしてかなりエモい気持ちになりました。
「dual」「squid」「カーキな視界」。どれも思い出深い作品たち。
これまで観た作品も、所変わればまた見え方が違って面白かった。
さらに、上京前で見逃してた「遠くの絵画」も観られたし、新作インスタレーションの「そこにあるわけではない」はマジで凄い。。。
小部屋に所狭しと小さな色とりどりの作品が展示されてて、中には色付きアクリルも混じってたりとても楽しい小宇宙。
この部屋は入ることができなくて、外から眺めるだけなんだけど、距離もあってじっくりは観れないし、さらには裏側しか見えない作品があったりで、作品を「観る」とはどういうことなのか改めて考えさせられます。
この小さな作品はこれまた上京してすぐに初めて購入した作品でもあって、当時の「あらゆる時間」がさらに発展したインスタレーションで最高でした。

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お隣大西康明さんは、ビニールの小屋が空気で膨らんだり縮んだりする呼吸のような作品。
この中にはなんと岡本太郎の本物の作品が入っています!
最初レプリカだろうと思ったんだけど、スタッフの方に聞いたらモノホンだった。。。
箒は謎でした。

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若木くるみさんは、あらゆる方法で刷った版画を展示。
賞を受賞した時のあの作品がどうしてもよぎるので、かなり地味に感じてしまった。。。

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そんなこんなで大満足で鑑賞終了。
遠かったけど来てよかった。
この展示は来年1月14日までやってるので是非。こちら
最後はショップでガチャガチャ回してTAROマンゲットw
あと前から欲しかった太陽の塔のフィギュアも。店で本を支えてくれてます。

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大巻伸嗣―真空のゆらぎ @ 国立新美術館 (-12/25)
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続いて2014年の「TARO賞の作家Ⅱ」に出品していた大巻伸嗣さん(第6回特別賞)の個展へ。
弘前の個展も観に行きたかったけど遠くて行けずだったので東京の美術館個展は嬉しい限り。
国立新美の大空間に「Gravity and Grace」と「Liminal Air Time ̶ Space 真空のゆらぎ」という大インスタレーションとフォトグラムに映像にドローイングと見応えのある展示でした。
特に2つのインスタレーションはどちらも2016年のあいトリで発表されたものだけどパワーアップしていて素晴らしかった。
しかもどちらも光と影を反映しながら、より光が強い方とより闇が強い方、垂直と水平という対比で見事な構成。
特に「Liminal Air Time ̶ Space 真空のゆらぎ」は最高で、いつまでも観ていられる体験でした。
不思議だったのがどちらの作品にもBGM(?)がついてるところ。
インスタレーションに音がつくのって中々ダサいのでやらないんだけど、崇高な感じの演出には合ってるのかな。
その他の作品は正直微妙で、特にドローイングは作家本人も「見せたくない」って言ってるだけあってうーんってなりました。。。
それはともかくインスタレーション本当に素晴らしいのでぜひ。

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ついでに国立新美のロビー(?)で展示されてた「渡辺 篤(アイムヒア プロジェクト) 私はフリーハグが嫌い」も観たけど、この人の作品はこういう開放的な空間で観るものじゃないな、と思いました。
こないだまで都現美でやってたようなどこか見てはいけないものを見てるような感覚が正しいのだと思います。
今回の扉のインスタレーションも例えば覗き穴から覗くとハグの写真が見えるとかいう仕掛けがあれば良かったな、と。
映像も昼間は明る過ぎてほとんど見えないし。。。
ちょっと残念な展示でした。こちらも大巻展と同じ12/25まで。

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