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第八次椿会 ツバキカイ8 このあたらしい世界 “ただ、いま、ここ” @ 資生堂ギャラリー

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最近観た都内ギャラリー展示まとめ。
今月はアートウィーク東京もあったので目白押し気味。

まずは東の展示から。
第八次椿会 ツバキカイ8 このあたらしい世界 “ただ、いま、ここ” @ 資生堂ギャラリー (-12/24)
3年毎にメンバーを替えながら続いている資生堂の椿会の第八次椿会。
メンバーは杉戸洋、中村竜治、Nerhol、ミヤギフトシ、宮永愛子、目。
2021年に始まり今年でこのメンバーではラストの展示となります。
第1回では資生堂のコレクションとコラボレーションし、第2回では作品同士がゆるく繋がり合うような展示が成されていましたが、最後となる展示は各々の作品を個々に展示するという形をとっていました。
コロナ禍に始まり、「触発」「探究」をテーマにしてきて、今回はあえて「放置」と「無関心」というキーワードが浮かび上がったそう。
とはいえ、これまでの景色を知ってる人間にとってはこの8人の絆みたいなものも薄っすらではあるものの確かに感じられて熱量のある展示。
特に中村竜治の柱は、最初全然気づかなくて、こんなに来てるギャラリーでも全然見えてなかったんだな、と気付かされました。
宮永愛子、ミヤギフトシ、目、Nerholは相変わらず骨太な作品。
杉戸洋の作品がよくわからなかった。。。
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熊谷亜莉沙|神はお許しになられるらしい @ Gallery Koyanagi (-2024/1/13)
1991年生まれとお若く見目麗しい作家さんなのにめちゃくちゃ暗い。。。
前回は絵と言葉が並んでたけど、今回は別に詩集も出していて、その詩もなんだか悲壮感漂う感じ。。。
モチーフもカトリックからのものが多くて、まるでカラヴァッジオの現代版のようで、どうして日本のカトリックでもない方がこんな絵を描くのかがいまいちよくわからない。そこが魅力と言えば魅力ですが。
行った時には作品全て完売してた凄い。
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寺内曜子「一即多多即一」@ Hagiwara Projects (-12/2)
いつか日本の美術館で大きな個展をして欲しい人のうちの1人。
東京の個展は珍しいので馳せ参じました。移転してから初。
相変わらずステートメントが素晴らしく、作品も小さな空間ながら壮大。
「たくさん」に見える穴は、くるくると巻かれた赤いロール紙に「ひとつ」の穴を開けた結果。
個人的には「パンゲア」が観られたのが嬉しかった。
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雨宮庸介個展「雨宮宮雨と以」@ BUG (会期終了)
リクルートが新たにオープンさせたスペース。ほぼ東京駅の中ですぎょい。
そのスペースのこけら落としとなるのが雨宮庸介個展。
会場にはまずこれまでの雨宮さんの作品が雑然と置かれたコーナーがあり、有名な「apple」もあります。
会期中はなんと雨宮さんが常駐していて、カフェコーナーでせっせと「apple」を制作していました。
希望があればスタッフの方が呼んでくれて「For The Swan Song A」と題されたパフォーマンスをやってくれるという至れり尽くせりぶり。
実際やってもらったんだけど、最初は普通に作品の説明だったものがどんどん意味のわからない物語になっていく様は狂気すら感じました。
木曜日にはこのパフォーマンスが別の人に引き継がれるそうで、それはそれで見たかったかも。
他にも壁の中に鏡を埋め込む作品や、文章が立体化したような作品もあり。
相変わらずよく分からない作家だけどその分からなさがまた心地よい展示でした。
今後どういう展覧会がやっていくのかも楽しみ。
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Cama /参「Kissの原則」@ MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERY (会期終了)
平野泰子さん目的で行ったけど、マジで平野さんの作品以外目に入らなかった。。。
彼女の作品がどんどん強くなってて凄すぎる。
今回は他の2人の影響もあるのかないのか、これまで感じたことのなかったグラフィカル側面も感じました。
見れば見るほどあるはずのない奥行きを感じてしまう恐ろしい絵画群。
縁の色の痕跡も素晴らしい。
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続いて西の展示。
小林正人 自由について @ ShugoArts (会期終了)
何回見てもショックを受ける作品たち。
色んな角度から見て、遠くから近くから兎に角鑑賞者をここまで動かす絵画って中々ない。
大きな絵は1千万超えてた。。。
いい加減この人も美術館での個展が観たい!
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松谷武判「Matsutani Hardedge 1970’s」@ TARO NASU (会期終了)
松谷さんといえばグラファイトの黒のイメージが強いんだけど、今回は1970年代に描かれていた色とりどりの「ハードエッジ」な絵画が展示されてた。
どれもセンスの塊すぎて惚れ惚れ。。。
具体出身の中でも異色な作家。改めて好きになりました。
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ミリアム・カーン 私だったかもしれない @ WAKO WORKS OF ART (会期終了)
今年の春のパレ・ド・トーキョーでの個展で、「FUCK ABSTRACTION !」という作品が小児性愛を表すものとし不快に思った元国民戦線党の議員が作品に塗料がかけるという事件がありました。こちら
それから改めてカーンの作品が気になってたのでこの展示はとても楽しみでした。
素早い筆致で描かれた不気味な絵画たちが不安定に配置されてるので会場の不協和音が凄まじかった。
どういう基準でかけられてるんだろうか。
期待を裏切らない内容で本当に素晴らしい作品と展示で大満足。
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ミン・ウォン 宇宙歌劇 @ Ota Fine Arts (会期終了)
京劇 x SFというキッチュな世界観。
シンガポール美術館の委託で制作された大型インスタレーションの一部らしいのだけど、実際そのインスタレーション見てみないとよく分からない。。。
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高松次郎 「ソル・ルウィット | 高松次郎 Line for Earth Project」@ Yumiko Chiba Associates (会期終了)
いつもここのギャラリーの取り扱う作家の豪華さにビックリするんだけど今回もすごい。。。
高松のパースの狂うキューブがとても良かった。
ルウィットのドローイングもカッコ良すぎた。
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Richard Serra: Circle, Diamond, Triangle @ Fergus McCaffrey (-12/23)
ここも他のギャラリーと一線を画す豪華なギャラリー。
今リチャード・セラ展がやってて、ドローイングインスタレーションが展開してます。
いずれもオイルスティックで描かれているんだけど、円は壁に直接描かれていて、まさか本人ではないとは思うのでスタッフさんがやられたんだろうか。
三角と四角はよく見ると壁に貼られているタイプで、リネンキャンバスとのこと。
いずれも遠くからは記号にしか見えないけど、近くで見るとオイルスティックのテクスチャーが生半しくて、彼の彫刻の「重さ」を想起させます。
さらに普段開いてないビューイングルームも開いてたので特別に見せてもらったドローイングはさらにオイルスティックのテクスチャーが激しくてすごかった。。。
ちなみにツンとしてるギャラリーが多い中、こういう大御所扱ってるギャラリーの方がスタッフさん優しかったりします。
ここのスタッフさんも毎回親切で好感しかない。余裕って大事。
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井原信次「1111」@ KEN NAKAHASHI (-12/9)
2022年の11月11日に亡くなった飼い猫を悼むように描いた花を持つ絵画が享年と同じ22枚並んでます。
亡くなったばかりの飼い猫を抱いてるパートナーを描いた部屋の絵は、最初写真かと思うぐらい自然でびっくり。
うちも去年実家で飼ってた猫が亡くなったのでなんとなくわかるんだけど、悲しい気持ちよりありがとうの気持ちの方が大きくて、さよならよりありがとうの花束なんだろうな、と感じました。
会場にも「死」の傷ましさよりもむしろ清々しい空気が流れていたのが印象的でした。
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最後はまた古物xアートの展示。
西坂晃一「substream」@ 隙間 (会期終了)
木葉絢子「A Small,Good Thing」@ Pottari (会期終了)
手塚 確 写真展 「 山水|木曽 – 松本 – 漆 – 写真 」@ 手と花 (会期終了)
東京で大好きな古物屋白日の店主西坂さんのなんと個展が今年の元旦に京都でやってたけど行けず、今回東京でやるというので楽しみに馳せ参じました。
彼とその作家仲間たちによる協働の「作品」は、時間と作家性が入り混じった不思議なオブジェになってました。
西坂さんは作るというより選ぶ人です。
物を選び人を選ぶというその行為自体が彼の作品たらしめてるのかもしれません。
1塁から3塁までの古いホームベースを額装したやつが個人的には好きでした。
今後に期待。
木葉さんは前回のumi neueの個展から早くも今度はガラリと変わって陶の作品たち。
Pottariさんは下が陶芸教室もやってるので、作品も陶になったのだけど世界観は相変わらずで凄い。
その関連で知り合った神田にある手と花の店主手塚さんのお父さんの写真展へ。
一枚一枚丁寧に撮られてたんだろうな、と想像させる繊細な写真たち。
手塚さんの父親へのリスペクトが感じられる展示でした。
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