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今井俊介 スカートと風景 @ 東京オペラシティアートギャラリー

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昨年丸亀で開催されていた今井俊介展の巡回。
行けなかったのでめちゃくちゃ嬉しい。
今井さんの作品は過去にもいくつか観たことはあったけど、これだけまとめて観られるのは貴重。
入った瞬間に目に飛び込んでくる「目の醒めるような」という表現がぴったりの色彩に思わず笑みがこぼれました。

今井さんの作品を語るとしたらたくさんのキーワードが浮かぶんだけど、その点と点を繋ごうとするとうまく結べないというか、脱兎のように軽々とすり抜けていく爽快感があります。
絵画、デザイン、平面性、カラーフィールド、迷彩、抽象、、、
面白いのがこれらのキーワードってすっかり語り尽くされてたものと思ってたのに、改めて現代にこの議論を復活させてるのが今井さんの作品群。
例えば彼の作品はそもそも絵画なのか?って話。
確かにパッと見服のプリントにも見えます。
というかそもそも彼がこれらの作品を作るきっかけになったのが今回のタイトルにもなってる知人のスカートのドレープを見て描き始めたので、そう見えても仕方ないというか彼はそれ自体を絵画に落とし込んでいるのです。
なんなら実際にそのパターンを布にして服やエプロン、暖簾に旗まで作っちゃってる始末。。。
これは何と言われても構わないという強い自信を感じますね。(実際後半の映像でも仰ってます)
因みに僕が彼の作品を見て真っ先に思い浮かぶのがダニエル・ビュレンです。
ビュレンも街中にあるストライプを見て自身の作品にしてしまった作家。
絵画だけでなく布にプリントしたものがあるのも似てます。
違いは見た目にも今井さんの方が複雑だし、ビュレンのようなサイトスペフィシティはない。
今井さんの画面の複雑性は、やはりモチーフがスカートのドレープだったところにあります。
ドレープの立体性を平面化する。
ここがビュレンとの最大の違いでしょう。
実際このコンセプトをわかりやすく示していたのが山田晋平さんとの映像コラボ作品。
布を撓めて歪めて動かしていくことでパターンがどんどん変化していく。
その平面性はまた往年のカラーフィールドペインティングにつながっていきます。
特に今井さん自身も言及しているエルズワース・ケリーのマットな色彩構成画面の影響は大きいでしょう。
ケリーも今井さんも図録で見てもそれが絵なのかプリントなのか判断つきかねます。
しかし実際見てみると筆跡だったり微妙な滲みだったりが手作業の痕跡を思わせます。
今回ショップに今井さんの作品をプリントした布が売ってるんですが、その肌理を見ると違いは明らか。
それを意識して今回の図録は作品の寄りが沢山載っててありがたいです。
実際こんなに近づくと監視の方が飛んできますからね笑
そして色彩豊かな作品群を見ながら、岡崎乾二郎の「抽象の力」も思い出しました。
今井さんの絵はカラフルでめちゃくちゃ存在感がありますが、もし街中に展示されていたら案外目立たないのではないかと。
むしろ真っ黒な画面とかの方が都会の中では目立つのかもしれません。
今井さんの作品は、都会の中の迷彩なのかもしれないとふと思いました。
「抽象の力」の中でも抽象画と迷彩の関係が書かれていたのでまさにその部分を思い出した次第。
こうして美術の歴史ともつながっていきながら、黙々と新しい作品を作り続けている今井さん。
今回本当に作品数が多くて、10年以上もこれを続けていることに驚異します。
インタビューの中でも「展開って概念がない」みたいなことをおっしゃってて、確かにケリーのようにシェイプドキャンバスになったりしてもおかしくないのに、愚直に矩形の中に描き続けてるんですよね。
新しい作品を見ながら色数が少なくなってる感もありつつ、でもまた色が復活してたり。。。
特に最新作はより複雑なパターンになってて面白いです。
また、今回丸亀には出てなかった学生時代の作品も出ていて、それらはドレープではなく布のプリントのような絵画で、前夜が垣間見れて嬉しかった。
6月18日まで開催中なのでぜひ。こちら


最近ここのコレクション面白かったんだけど、今回はそうでもなかった。。。
とはいえ凄い作品を実は持ってる寺田コレクションはさすが。
project Nの方はそこまで響かずでした。。。

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