Forum2004 by Herzog & de Meuron

今やSANAAと並び飛ぶ鳥を落とす勢いのH&deM。
早くにプリツカーもゲットし今年はRIBAのゴールドメダル。
そんな彼らの建築がバルセロナにもあると聞き行ってきた。
2004年に行われたフォーラムの会場。
三角形がまるで生き物のように地面から立ち上がる形の建物。
彼らの建築の特徴は表面と周囲の環境へのアプローチ。
まずは表面という点から言えば、なんといっても青いごつごつしたコンクリ。そして、そのごつごつ感からは想像もつかないようなその下の空間。アルミ(?)に柄がプリントされてて、どこにいるのかわからなくなる。

穴からは光が注いで、アルミに反射して大変なことになってた。

それにしても窓の形とかどうやって決定するんだろう。意外と複雑。

周囲の環境はイマイチどこまでが彼らの手によるものなのかわからなかった。で、下の道路へ続く穴があって、それを撮影しようとそこらへんにあった荷物の上に乗って必死こいて撮ってたらどこからともなくフォークリフト出現。うわ、怒られる!と思ってさっさと引き上げようとしたらなんとフォークリフトのフォーク部分に乗せてくれるとのこと笑 いやーなんかうれしかった。ってかフォークリフトのフォークに乗る経験なんか中々ないよ!ってことでそれで撮影した写真。なんかよくわからないけどまあいいや。ものより思い出。

さて、たまたま中でなんか展覧会がやってたので興味ないけど建物には興味あるので潜入。でもこの人たちの弱点はなんといっても建物の動線。テートもそうなんだけど、出口に辿り着くまで無駄な歩きをしなきゃならなかったりで結構疲れる。今回もそんな感じでした。
あとたまに趣味悪い・・・っていう色の使い方をする。この入り口もそうだったけど、このトイレ・・・黄色ッ!?

ちなみに展示は色々凝ってたけどイマイチ何に焦点を当ててるのかわかんなかった。バルセロナの都市模型はかなり精密に作られててびっくりでした。バルセロナもベルリンみたいになっていくのかな。
続いて海を望みながら元オリンピック村へ。
ここにはゲーリーの魚の彫刻(?)があります。こんなん。

真下から。

地図。なんか笑える。ひれがないですよ、ひれが。

もはやCG・・・。

それからジャン・ヌーベルによる謎の建物。なんと水道会社のビル。


夜になるとさらにすごいことになります。これもCG・・・。


最近になってまたヌーベルの作品が建ちまくってます。プロジェクトの数と人気の高さからして次のプリツカーは彼のような気がする・・・いやだけど。なんだか彼の建築は、建築というよりオブジェに近い感じがするんですよね。周囲の環境や、建物の使用目的などがあまり考慮されてる感じがしない。実際それで美しかったりもするんだけど、やっぱり好きになれないな。これも綺麗だけどね。
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