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ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで @ 東京都現代美術館

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現在都内では2人の偉大なデザイナーの展覧会が開催中です。
1人は東京都美術館で開催中のフィ・ユール。(詳細は後記事にて)
そしてもう1人が今回紹介する都現美で開催中のジャン・プルーヴェです。

デザイナーの展示って、大体模型とか図面とかばかりで、展覧会で見るにはつまらない展示が多いんだけど、このプルーヴェ展は一味も二味も違います。
なんせタイトル通り「椅子から建築まで」の「実物」が大量に来てるんです。
これを実現させたのは本当に凄い。
終始ただただありがたさしかない展覧会でした。。。

まず前半は家具の展示。
これは「実物」が来て当然ちゃ当然なんですが、ちゃんと部屋の設えとして展示されてるのは尊い。
建物に設置する系の家具も多いので日本だと難しいものも多いんだけど、やっぱりプルーヴェのデザインは美しい。。。
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自転車や脚立までプルーヴェなのマジで凄い。。。
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「シテ」チェア(1932年)から「コンフェレンス」チェアNo. 355(1954年)まで椅子のデザインの変遷が実物でもって示される展示凄すぎた。。。
ああああ、、、スタンダードチェアいつか欲しい。。。
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後半は建築。
自身のことを「構築家(constructeur)」と名乗っていただけあって、彼の建築は建築というより構築物。
特に構造となる部材にも細部までこだわりがあり、それらの部材がこれでもかってぐらい展示されてて、プルーヴェ展ならではだなぁと。
普通の建築家だったらこんな構造部材展示されてもは?って感じですが、プルーヴェの部材はどれもが個性的なので展示物としても成立するのです。
はぁぁああどれもこれも美しい。。。
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展示はクライマックスに向けて、どんどん展示もスケールアップしていきます。。。
プルーヴェ建築は自分たちだけで組み立てられるものが多いので、こうして美術館の中でも組み上げられるのです。
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そしてラストはなんと建築そのものが展示されてる。。。。凄いーーーーー
これはジャン・プルーヴェとピエール・ジャンヌレによって共同設計された「F 8x8 BCC組立式住宅」(1942)で、珍しく木材が使われてます。
前の展示室にて、「土地に痕跡を残さない建築をつくりたい。」という言葉が掲げられてましたが、まさにこの建築は土地に「置く」建物だからこそ、この吹き抜け空間に展示できてるのです。
最強のクライマックスでした。。。
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最後の最後にプルーヴェのドキュメンタリーフィルムが上映されてるのですが、その椅子もプルーヴェ。。。完璧かよ。。。
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本当に控えめに言って完璧な展覧会でした。。。
展示が進むにつれて展示物がスケールアップしていく流れも完璧。。。
実現してくれて本当にありがとう。。。
この展覧会は10月16日まで。こちら
都美館のフィン・ユール展と合わせてどうぞ。こちら
ちなみに今回この2つの展覧会は、裏表で1枚のチラシとかもあって、都美館と都現美の絆を象徴しているようでした。
実際現在都現美で開催中の「コレクションを巻き戻す 2nd」と題されたコレクション展も、都現美の前身である都美館の歴史を振り返るような展示なので都現美行ったら必ず観ましょう。こちら
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