fc2ブログ

ジャム・セッション 石橋財団コレクション×柴田敏雄×鈴木理策 写真と絵画−セザンヌより 柴田敏雄と鈴木理策 @ アーティゾン美術館

thumbnail_IMG_5638.jpg

鴻池朋子、森村泰昌に続くアーティゾンの第3回となるジャム・セッション。
毎回現代作家とアーティゾンのコレクションがコラボレーションされます。
今回は柴田敏雄と鈴木理策の2名とセザンヌ。
元々別々の企画として発案されていましたが、両名共セザンヌに関心があり、ジャム・セッションで同時にやってみてはどうかということで企画がスタートしたとのこと。
結果最高に良かった。。。期待してたけど軽く凌駕した内容でした。

今回のジャム・セッションでは、セザンヌは基礎となっていますが、他にも沢山のコレクションとのコラボレーションが展開しています。
最初の柴田敏雄セクションでは藤島武二やマティス、モンドリアンが出品されてました。
藤島はこれまで特に注目したことなかったけど、風景画ものすごくいいですね。
下の階のコレクションの風景画もめちゃくちゃいい。
こうやってスルーしてた作品に改めて出会い直せるのも素晴らしいです。

P1100169.jpg

P1100174.jpg

P1100271.jpg

P1100272.jpg

そして柴田敏雄。
今回彼の作品をこれだけまとめて観るのは何気に初めて。
改めて興味深い写真群でした。
上記のコレクションと同じく「風景」を扱っていますが、彼の撮るそれはいわゆる「風光明媚」とは程遠いもの。
できれば避けたくなるような、自然と人口が交差する地点を写真に収めています。
今回のジャム・セッションのテーマの一つに「絵画と写真」がありますが、柴田の写真はまさに「絵にならない」ものばかりな気がします。
写真であるからこその美しさが担保されてるのが凄い。
共通点ではなく差異としてのコラボレーションでとても面白かった。
彼の作品のもう一つの特徴としては空を写してないところ。
空がないことによって奥行きが薄まって視線が跳ね返されるような感覚があります。
これは松江泰治の写真にも共通しています。

P1100168.jpg

P1100176.jpg

P1100173.jpg

P1100175.jpg

P1100178.jpg

P1100185.jpg

P1100186.jpg

P1100213.jpg


続いて鈴木理策。
元々好きな作家ですが、このセクションのモネとの共演は最高でした。。。
モネ、ロニ・ホーンだったりリヒターだったり現代作家との相性良すぎる。。。
鈴木さんの「Water Mirror」シリーズは息を呑む美しさ。。。

P1100188.jpg

P1100193.jpg

P1100194.jpg

P1100195.jpg

P1100200.jpg

P1100191.jpg

P1100196.jpg

P1100201.jpg

P1100202.jpg

鈴木さんとクールベの雪の共演も素晴らしかった。
クールベの鹿の絵は鴻池さんも選んでましたが人気ですね。
鈴木さんの写真の解像度がすごすぎて見入ってしまう。。。

P1100206.jpg

P1100212.jpg

P1100207.jpg

P1100209.jpg


いよいよセザンヌのお出まし。ラスボス感すごい。
ここはもう言葉が要らないぐらい素晴らしかった。
文句なしの納得の展示クオリティ。ご馳走さまです。

P1100247.jpg

P1100248.jpg

P1100249.jpg

P1100250.jpg

P1100254.jpg

P1100255.jpg

P1100257.jpg

P1100258.jpg


逆に後半のセクションはツッコミどころがいくつか。。。
柴田さんと円空は流石にないと思ったし(円空コレクションしてるのにはびっくりしたけど)、鈴木さんのポートレートは何これ?って感じだった。。。
カンディンスキーx柴田さんの抽象対決とボナールの桃x鈴木さんの林檎の作品は流石でした。
ジャコメッティの鏡像の写真があったのにクレジットされてないのはどういうことだろう??

P1100217.jpg

P1100215.jpg

P1100216.jpg

P1100218.jpg

P1100219.jpg

P1100220.jpg

P1100228.jpg

P1100230.jpg

P1100231.jpg

P1100233.jpg

P1100235.jpg

P1100245.jpg

P1100241.jpg


最後、下の階の雪舟x柴田・鈴木はもうアーティゾンの底力全開過ぎた・・・。
こんなコラボ他では見れないよ。。。

P1100298.jpg

P1100291.jpg

P1100293.jpg

P1100295.jpg


というわけでお腹いっぱいでした。
ジャム・セッションはアーティゾンの力を遺憾なく発揮する好企画ですね。
また次回誰になるか楽しみです。
この展覧会は7月10日まで。こちら
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

カレンダー
02 | 2024/03 | 04
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
最新記事
カテゴリ
検索フォーム
月別アーカイブ
プロフィール

もりかわみのる

森川穣
現代美術作家。
森川穣 website
A'holicオーナー
A'holic website
instagram

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

管理者用
カウンター
To See List
・2024.02.14-05.27
「マティス 自由なフォルム」@ 国立新美術館

・2024.03.06-06.03
遠距離現在 Universal / Remote @ 国立新美術館

・2024.03.02-04.14
『シュルレアリスム宣言』100年 シュルレアリスムと日本 @ 板橋区立美術館

・2024.03.09-06.30
カール・アンドレ 彫刻と詩、その間 @ DIC川村記念美術館

・2024.03.12-05.12
ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?——国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ @ 国立西洋美術館

・2024.03.15-06.09
第8回横浜トリエンナーレ「野草:いま、ここで⽣きてる」@ 横浜美術館・旧第⼀銀⾏横浜⽀店・BankART KAIKO

・2024.03.30-07.07
ブランクーシ 本質を象る @ アーティゾン美術館

・2024.04.06-07.07
ホー・ツーニェン エージェントのA @ 東京都現代美術館

・2024.04.27-08.29
デ・キリコ展 @ 東京都美術館

・2024.04.24-09.01
シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝 @ 森美術館

・2024.05.23-08.04
魚谷繁礼展 @ ギャラリー間

・2024.06.06-16
劇団チョコレートケーキ「白き山」 @ 下北沢・駅前劇場

・2024.06.08-12.01
フィリップ・パレーノ展(仮)@ ポーラ美術館

・2024.06.25-09.23
内藤礼 生まれておいで 生きておいで @ 東京国立博物館 平成館企画展示室、本館特別5室、本館1階ラウンジ

・2024.06.29-09.16
ポール・ケアホルム展 時代を超えたミニマリズム @ パナソニック汐留美術館

・2024.07.13-09.29
鴻池朋子展:メディシン・インフラ(仮称)@ 青森県立美術館

・2024.07.20-09.23
平田晃久―人間の波打ちぎわ @ 練馬区立美術館

・2024.09.04-11.24
大西麻貴+百田有希 / o+h展 @ ギャラリー間

・2024.09.07-2025.01.13
内藤礼 生まれておいで 生きておいで @ 銀座メゾンエルメス フォーラム

・2024.09.25-2025.01.19
ルイーズ・ブルジョワ展 @ 森美術館

・2024.03.27-09.22
アイザック・ジュリアン - Ten Thousand Waves @ エスパス ルイ・ヴィトン大阪

・2024.09.14-12.01
塩田千春 つながる私(アイ) @ 大阪中之島美術館

・2024.09.21-10.06
地点「知恵の悲しみ」@ アンダースロー

・2024.10.03-12.17
松谷武判 Matsutani Takesada(仮称) @ オペラシティアートギャラリー

・2024.10.30-12.16
絵のアティテューズ―― 荒川ナッシュ医(仮) @ 国立新美術館

・2024.11.02-2025.02.09
ジャム・セッション 石橋財団コレクション×毛利悠子 ―ピュシスについて @ アーティゾン美術館

・2024.11.23-2025.01.26
「再開館記念―トゥールーズ=ロートレックとソフィ・カル」展(仮称) @ 三菱一号館美術館

・2024.11.30-2025.02.02
須田悦弘展 @ 渋谷区立松濤美術館

・2024.10.24-2025.02.25
Bangkok Art Biennale 2024: Nurture Gaia @ BACC他

・2025.01.18-2025.05.18
玉山拓郎 @ 豊田市美術館

・2025.02.15-06.01
フェリックス・ゴンザレス=トレス(仮)@ 国立国際美術館

・2025.09.13-11.30
あいち2025 @ 愛知芸術文化センター、愛知県陶磁美術館、瀬戸市のまちなか

・2025.09.26-11.24
岡山芸術交流2025 @岡山市内各所

QRコード
QR