「それはまなざしか」/ 内藤礼 / KYOTOGRAPHIE 2021
京都で観てきた展示3つまとめて。
まずはアトリエみつしまでやってた「それはまなざしか」。
ここは西陣織の工場をリノベーションした場所で、全盲の作家光島貴之さんがオーナーです。
光島さんは以前学生の時にワークショップに来て下さって、目隠しして触りながら絵を描くという内容で今でもその体験を鮮明に覚えています。
この展覧会では光島さんをはじめ、今村遼佑、小池芽英子、児玉靖枝、船井美佐の5人が「まなざし」をテーマに作品を発表しています。
今村くん目当てで行ったわけですが、やはり今村くんはすごい。
2階の畳敷きの大広間に広がるインスタレーションんで、光と音を使った作品です。
畳に埋め込まれた発光ダイオードは点滅していて、その点滅はそれぞれ自身のアトリエ近くの木漏れ日に合わせています。
また、天井にはモーターに洗濯ばさみや枝、石、紙くずといったものが取り付けられてて、まるで家鳴りのようにそこかしこで鳴ります。
これだけミニマルなのに、これだけ広い空間を充満させてる空気感を作り出してるのはやっぱりすごい。
展覧会は10月31日まで。こちら。

















続いてMtK Contemporary Artでやってた内藤礼「breath」。
この3月に京都市京セラ美術館近くにできた新しいギャラリー。
マツシマホールディングスが運営し、鬼頭健吾がディレクション、名和晃率いるSandwichがデザインを担当して話題になりました。こちら。
ちょっとご縁がないかな、と思ってたらまさかの内藤礼。
どんなもんじゃろと寄ってみましたが、彼女の近年取り組んでるドローイング作品「color beginning」の新作がずらっと並んでました。
この作品個人的にあまり好きじゃないので、へぇって感じでした。。。
11月7日まで。こちら。





最後にKYOTOGRAPHIE。
京都ってアートイベント本当に続かないんだけど、このイベントだけは2013年から始まって今回で8回目。(2020年は中止)
毎年恒例のイベントになっててすごいなとは思うものの、京都と写真ってのがよく繋がらないんですよね。
まあ、昔はfoilもあったし、今は何と言っても赤々舎があるのはでかいでしょうね。
今回は京都市内12箇所で展開。
そのうち僕はDELTA、琵琶湖疏水記念館、京都文化博物館別館、HOSOO GALLERY、三条両替町ビルの5箇所だけ回りました。
会場がバラバラだし、休みも変則的で、把握しながら周るのは結構難易度高いです。
DELTAも水木休みで、「KYOTOGRAPHIE Permanent Space」って銘打ってるんだからその期間ぐらい無休にしろよって思うんだけど。。。
僕が行った時は二条城や両足院、Sferaが閉まってたり。
特に二条城は毎回他の催事との兼ね合いで休み多すぎ。
しかも展示が結構二条城に固まってるので、観られないのは結構辛い。
とはいえ、今回初めて行った琵琶湖疏水記念館なんかは面白い試みでした。
榮榮と映里による展示で、この2人なんか聞いたことある名前だな、と思ったら、北京の現代写真センター「三影堂撮影芸術中心」を設立した人たちなんですね。北京行った時に行きたかったけど行けなかった。
2015年から京都に移住って書いてあったけどもう関わってないのかな?
それはともかく展示は、寓話的な要素があって、場所の特異性も相まってとても幻想的でした。
文博のアーウィン・ オラフも場所に負けない美しい展示だった。











まずはアトリエみつしまでやってた「それはまなざしか」。
ここは西陣織の工場をリノベーションした場所で、全盲の作家光島貴之さんがオーナーです。
光島さんは以前学生の時にワークショップに来て下さって、目隠しして触りながら絵を描くという内容で今でもその体験を鮮明に覚えています。
この展覧会では光島さんをはじめ、今村遼佑、小池芽英子、児玉靖枝、船井美佐の5人が「まなざし」をテーマに作品を発表しています。
今村くん目当てで行ったわけですが、やはり今村くんはすごい。
2階の畳敷きの大広間に広がるインスタレーションんで、光と音を使った作品です。
畳に埋め込まれた発光ダイオードは点滅していて、その点滅はそれぞれ自身のアトリエ近くの木漏れ日に合わせています。
また、天井にはモーターに洗濯ばさみや枝、石、紙くずといったものが取り付けられてて、まるで家鳴りのようにそこかしこで鳴ります。
これだけミニマルなのに、これだけ広い空間を充満させてる空気感を作り出してるのはやっぱりすごい。
展覧会は10月31日まで。こちら。

















続いてMtK Contemporary Artでやってた内藤礼「breath」。
この3月に京都市京セラ美術館近くにできた新しいギャラリー。
マツシマホールディングスが運営し、鬼頭健吾がディレクション、名和晃率いるSandwichがデザインを担当して話題になりました。こちら。
ちょっとご縁がないかな、と思ってたらまさかの内藤礼。
どんなもんじゃろと寄ってみましたが、彼女の近年取り組んでるドローイング作品「color beginning」の新作がずらっと並んでました。
この作品個人的にあまり好きじゃないので、へぇって感じでした。。。
11月7日まで。こちら。





最後にKYOTOGRAPHIE。
京都ってアートイベント本当に続かないんだけど、このイベントだけは2013年から始まって今回で8回目。(2020年は中止)
毎年恒例のイベントになっててすごいなとは思うものの、京都と写真ってのがよく繋がらないんですよね。
まあ、昔はfoilもあったし、今は何と言っても赤々舎があるのはでかいでしょうね。
今回は京都市内12箇所で展開。
そのうち僕はDELTA、琵琶湖疏水記念館、京都文化博物館別館、HOSOO GALLERY、三条両替町ビルの5箇所だけ回りました。
会場がバラバラだし、休みも変則的で、把握しながら周るのは結構難易度高いです。
DELTAも水木休みで、「KYOTOGRAPHIE Permanent Space」って銘打ってるんだからその期間ぐらい無休にしろよって思うんだけど。。。
僕が行った時は二条城や両足院、Sferaが閉まってたり。
特に二条城は毎回他の催事との兼ね合いで休み多すぎ。
しかも展示が結構二条城に固まってるので、観られないのは結構辛い。
とはいえ、今回初めて行った琵琶湖疏水記念館なんかは面白い試みでした。
榮榮と映里による展示で、この2人なんか聞いたことある名前だな、と思ったら、北京の現代写真センター「三影堂撮影芸術中心」を設立した人たちなんですね。北京行った時に行きたかったけど行けなかった。
2015年から京都に移住って書いてあったけどもう関わってないのかな?
それはともかく展示は、寓話的な要素があって、場所の特異性も相まってとても幻想的でした。
文博のアーウィン・ オラフも場所に負けない美しい展示だった。











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