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Anne Imhof "Natures Mortes" @ Palais de Tokyo

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パリ近代美術館行った時に、お隣のパレ・ド・トーキョーは何やってるんだろう?って看板見て「Anne Imhof? 誰?」となって、その時はスルーしました。
パリ滞在最後の方になって、流石にやることもなくなってきたので、そういやパレ・ド・トーキョーの本屋がすごいって話を聞いたの思い出し行ってきました。
展覧会どうしようかなぁ、とレストランでミートボールスパゲティ食べながら考えてて、まあ折角だしと思って見はじめたらすごい展覧会だったことが発覚。。。!!
見逃さなくてよかった。。。
とりあえず写真でどうぞ。

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これだけ大量の写真アップしても何も伝わらないw
まあ、実際うまく説明できないのですが。。。

まず1階では、台の上のマイクスタンドから始まり、ガラスのカーブした回廊、動くスピーカー、犬が走る映像、と取り留めのないものが次々と現れます。
途中でゴードン・マッタ=クラークやティルマンスの作品が出てきて、?となるんだけど、これは何かただ事ではないかも、という気配を漂わせながら大きな映像作品の部屋へ。
ここでは「SEX」と題されたパフォーマンス作品で、テートモダンで2019年に発表されたものらしい。
ファッションショーのように人が行き交うんだけど何か様子がおかしい。
映像の部屋を出て、これで終わりかと思いきや甘かった。
あれ、下もあるのか、と思って降りたらとんでもない大空間が。。。!!!
しかもそんな大空間なのに所狭しと物で埋まっている。。。何なんだこれは!?
混乱しながら見始めると、さっきのガラスが今度は衝立のようになっててまるで迷宮。
そんな中で何とポルケの大作品で囲まれた部屋が出てきたり、トゥオンブリーやマイク・ケリーも出てくるわで、これはすごいぞ!!!と確信に変わりました。
他にも楽器が置かれたステージがあったり。
1階にもあった動くスピーカーからはチェロの音楽が流れてて、これはエリザ・ダグラス(もしかして作家のパートナー?)が作った展覧会のタイトルにもなってる「Natures Mortes」。
この曲は各箇所で流れてるものを全て合わせて一曲になるらしい。
途中で叫び声も聞こえたんだけど、めっちゃカオス空間w
地下一階を見終えてぐったりしてると、何とさらにまだ下の階に展示が続いてることが発覚!!!
さらに地下に降りると劇場みたいなところで、「DEATH WISH」という作家自身のパフォーマンス映像が。
もう何が何やらわからないままようやく見終えて1階へ。ぐっっったり。。。。


さて、このアンネ・イムホフとは何者なのか?です。
なんかどこかで見たことあるなぁ、と思ってたら、美術手帖の2018年8月号「ポスト・パフォーマンス」の表紙になってて、何だかすごく印象に残ってたんですよね。
さらに調べると、1978年ドイツ生まれ。フランクフルトの美大を出た後2013年に初個展。
それからたった4年後に何とヴェネツィア・ビエンナーレドイツ館代表を務めてるのです!!!
ドイツ館は以前2005年にも当時まだ20代のティノ・セーガルを起用したり本当にエッジが効いてる。
そして、アンネはドイツ館で展示した「Faust」という作品で何と金獅子賞を受賞!凄過ぎ!
その時のレポートを長谷川新氏が書いてます。こちら
映像もあります。こちら
その後も勢いは止まらず、2019年には先ほども触れた「SEX」という作品をテート・モダンのパフォーマンス・プログラム「BMW Tate Live」で発表。
昨年2020年にはバーバリーのリカルド・ティッシが2021年春夏ショーでコラボレーションを実現。こちら
そして今回そのバーバリーが全面支援して、ヨーロッパ美術館初の大規模個展が実現!というわけ。
デビューからまだ10年も経ってないのにすごすぎ。。。。


さて、展覧会に戻りますが、実は来月ここで大きなパフォーマンスが繰り広げられるそうなのです。
彼女は基本的にパフォーマーなので、パフォーマンスがメインなのはわかるんですが、この展覧会のすごいのが、そのパフォーマンス抜きでも何かが起こりそうな雰囲気を漂わせながら成立してるところなんです。
そして、前述した何人かの作家の作品も巻き込みながら、展覧会そのものを展示物にしているような、大きなスケールを感じる展覧会となってます。
普通パフォーマンスありきだと、パフォーマンスがない状態って欠落感というか、足りない感じが出ちゃうと思うんですが、それがこの展示では全くと言っていいほどないんですよね。。。
パフォーマンス、もちろん見れたらよかったとは思うんですが、特に見れてなくても満足感がある。
まあ、これだけの物量があれば確かにそれは納得って感じなんですが、逆に展示自体に力がないと、ここまでの物量は観れたもんじゃなくて、ただただ観客を疲れさせるだけになってしまうものです。
実際めちゃくちゃ疲れましたが、同時にすごく爽快感と、凄い物を見た!という感動が押し寄せました。
しかも今これを書いてる瞬間も、じわじわボディブローのように効いてくる展覧会。
これ観られたのは本当にラッキーでした。
ギャラリー以外近代の没後作家の展示ばかり観てたので、現代も現代の作品を観れたのもよかった。
にしても、よくぞここまでのもの作り上げたなぁ。。。本当に凄い。
展覧会は10月24日までで、パフォーマンスは10月14から18日と21から24日の18時から22時の間で行われるそう。ライブビューイングとかあったら観たいな。こちら


で、肝心の本屋ですが、噂に違わず最高でした。
日本のカタログも置いてた!
今回のアンネ・イムホフの図録と、マーティン・クリードの作品集が安くなってたので購入しました。

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