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KARMAN STUDIO

karmanstudioHP.png

ロンドン時代からの友人で建築家の中畑昌之君が自身の事務所を改組しました。
それに際して、恐れ多くもウェブサイト制作に携わらせていただきました。
ぜひ覗いてみてください。

http://karmanstudio.net


そして、去る3月には、浜松へ彼が手がけた渾身の自邸にお邪魔してきました。

浜松駅から車で10分ほど走っていると、国道沿いに明らかに異質なコンクリートの塊!
近づいてみると、様々な仕上げがしてあって、ラフな部分とスムーズな部分、そして上のスタッコ仕上げのような部分があります。

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中に入るとびっくり。
外からの閉じられた印象とは真逆の開放感。
この開放感は何と言っても天井のアーチ越しに入ってくる天窓の光。
このアーチは5つあって、どれも高さが微妙に違っています。
中はほぼワンルームですが、その差異によって微妙に空間の領域が分けられています。

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壁に取り付けられた扉の裏側に色が塗られており、その色が外の光で漏れる様も美しい。
これはマティスの教会をイメージしたのだそう。
ロンシャンの教会も彷彿とさせますね。

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思わず教会という言葉が出ましたが、この建物には教会の持つ威圧感は全くありません。
不思議とこの中にいると落ち着くんですよね。
まるで海中にいるような気分になります。
敷地も国道沿いにあって、結構忙しなく車の往来があるのですが、音もほとんど気になりません。
この建物は「空蝉の家」と名付けられています。
この建物の中にいると、「空間」というより「環境」という言葉がしっくり来ます。
それはいい意味で空っぽ(=空蝉)に作られているからなのでしょう。
今後、この建物は、子供が出て行くなどの変化もあるだろうけれど、その変化も柔らかく捉えながら普遍的にこの場所にある気がしてなりません。

中畑君とは出会ってもう15年にもなりますが、一緒にコンペに挑んだりと戦友のような気がしています。
そんな彼が自邸を建て、節目のウェブサイトに関わらせてもらえてなんだか感慨深いです。
彼の作った「KARMAN STUDIO」のKARMANとは、大気と宇宙の間にあるKármán lineという言葉から来ているそうです。
彼の建築は、意匠云々以前に、現象のような感覚を以前から覚えていました。
そんな彼の事務所の名前を初めて聞いた時、とてもらしい名前だな、と感心しました。
今後も期待しています。

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