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L’hopital Copgnac-Jay by Toyo Ito



こないだ竣工したばかりの伊東豊雄によるコニャック・ジェイ病院に行って来た。
1999年の招待コンペでジャン・ヌーベルなどの強豪を打ち負かしたこの建物。施主がかなりの建築好きで、招待する建築家を選ぶ際も、以前伊東さんが建てた九州にある介護施設を見て惚れ込み依頼したそうな。実際ライバルは全員フランス人という中東洋人が勝ちとるという結果に。すごすぎる。
そしてこの施主が本当にすごくて、伊東さんに「こんなに熱い施主見たことがない」と言わせる程。案を出す度口を挟んできて最初伊東さんも心の中で「いやなやつだなぁ」と思ってたらしい笑
しかし一旦納得するともうとことん建築家をサポート。実際この病院が建つまでには色々あって、コンペ案が通って以来近隣住民からの反対運動で、工事は何度も断行。今年ようやく竣工に至ったわけだが、それまでもう壮絶だったそうな。それでも施主は一切折れずに伊東さんの案を推し進め今日に至る。ありがたい話です。
そうしてようやく完成したこの病院。
すべての病棟から中庭を眺められるというシンプルなコンセプト。そして反射率の極めて高いガラスのファサードは外から中は見えないが決して閉ざされてはいない空間を実現し、他のガラスには木の柄をプリントし、伊東さんお得意の外にいるのか中にいるのかわからない空間を作り出したのです。こうして病院独特の閉鎖的な空気は一切感じられないすばらしい建物に仕上がってました。
ところでこの病院。日本語では単純に病院と訳されてるけど、正式にはホスピス。ホスピタルとの違いは、「終末医療」が含まれている。つまりあとは死を待つだけの患者さんもいらっしゃるわけです。最後の場所となるかもしれないからこそ、この開放的な空間が求められたわけですね。日本ではまだまだホスピスは根付いてないけど、最後を迎える場を確保することはとても豊かな文化だなと思った。

景色に溶けていくようなファサード。

あぁー、やっぱ伊東さん凄すぎる。パリで見た建築ではダントツ。
ってか、伊東建築あるとこ森川ありってくらい見てる・・・これからも憑いていきます(ぉ

瞑想の空間 by 安藤忠雄
フランス唯一の安藤建築があると聞き、ユネスコ本部へ。
これを見るにはガイドツアーに予約しなくちゃならない。無料だが毎週火曜の15時からのみ。
そして残念ながら、おそろしいスピードで進んで行くので瞑想するどころか写真を撮るのもままならない・・・。もうちょっとゆっくりしたかったなー。




ところでフランスに第2の安藤建築が近々建ちます!
ピノー財団の現代美術コレクションを集めた大規模な美術館。
セーヌ川のスガン島に建つ予定。しかし今かなりもめにもめているらしい・・・その場所が問題で、かつてルノーの工場があって、サルトルもそこで演説したことがあるという歴史ある場所なだけに色々大変なんだとか。伊東さんのもかなりの反対にあったけど、やはりフランス国民の場所とか歴史とかのこだわりなのかな。難しい所ですね。
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