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3月の営業日

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麻布台ヒルズ by トーマス・ヘザウィック / 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー by OMA

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昨年11月24日に開業した麻布台ヒルズに行ってきました。
日本初のヘザウィック建築ということで発表当初は楽しみでしたが、デザインを見るにつけ期待は薄まっていき、上海で実物を初めて見てさらに期待は遠のいたのでありました。
今回親が上京してきたので観光がてらと思って行ったんですが、まあこんなもんかって感じでした。
実際テナントも殆ど間に合ってないので中身も微妙。当分行かないと思う。。。
とりあえず写真載っけときますね(投げやり)
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そんな麻布台ヒルズ内に麻布台ヒルズギャラリーがオープンして、開館記念展で3/31まで「オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期」が開催中です。
作品はさすがですが、そこまで広くないくせに入場料2000円は取り過ぎだと思いました。
展覧会に合わせてスタジオ・オラファー・エリアソンで提供されてる「THE KITCHEN」が隣のカフェでコラボしてたり、建物内にパブリック彫刻があったりします。
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そんな麻布台ヒルズから徒歩圏内にこれまた10月6日に開業したのが虎ノ門ヒルズ ステーションタワー。
六本木から虎ノ門にかけて、まさに森グループのヒルズ王国が完成されてます。。。
それはともかくこの建物は重松象平率いるOMA NY。
彼のデザインこれまで結構苦手だったけど、この建物はめっちゃ良い!!!
写真で見てもピンと来てなかったけど、実際空間を体験するとレムが率いてた頃のOMAをしっかり引き継いでいるのがわかって嬉しかった。
OMAの建築って自分がミニチュアになったような、神の視点みたいなものを如実に感じるんだけど、それがこの建物にはありました。
うまく説明できないんだけど、大きな子供がレゴで作ったような遊び心があって、ところどころのカラーリングも程よくて素敵。
今回は下の階しか行ってないけど、次回は上階の「TOKYO NODE」で何か面白い企画がやってたら行ってみたいですね。
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<関連記事>
ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築 @ 東京シティビュー
上海藝術紀行② Thomas Heatherwick

オラファー・エリアソン ときに川は橋となる @ 東京都現代美術館
Olafur Eliasson 'Your Rainbow Panorama' @ ARoS
Olafur Eliasson 'Contact' @ Foundation Louis Vuitton
Olafur Eliasson 'Riverbed' @ Louisiana Museum of Modern Art
Olafur Eliasson 'Colour activity house' @ 金沢21世紀美術館
オラファー・エリアソン「あなたが出会うとき」@金沢21世紀美術館

クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ @ 東京都現代美術館
CCTV(中国中央電視台) by OMA
Fondazione Prada by OMA
Educatorium by OMA
Casa da Música by OMA
SEOUL NATIONAL UNIVERSITY MUSEUM OF ART by OMA

フランク・ロイド・ライト世界を結ぶ建築 @ パナソニック汐留美術館

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ライトが設計した帝国ホテル竣工(1923年)から100年という節目を記念して開催されている本展。
昨年の豊田市美術館を皮切りに東京に巡回して参りました。
個人的に近代建築の巨匠の中でもコルビュジエやミースよりもライトがダントツで好きなので楽しみにしていた展覧会。
豊田でも観ようかとも思っていたけど断念したら、観に行った人から1階の展示室しか使われてなかったという情報をもらって行かなくて良かったとなりました。
そもそも東京の巡回展がパナソニック汐留美術館って、お世辞にも大きな会場ではないのでどうなの?とは思ってたんですよね。。。
どうして四半世紀ぶりのライトの展覧会がこんなに小規模なんでしょうか。悲しい。
とまあ、あまり期待も持てずに行ってみた次第なんですが、予想を超えてめっちゃ良い展覧会でした!!!
パナソニック汐留美術館、初めて行ったんですが、日曜とはいえめっちゃ人いてびっくりした。
チケット売場に行列が出来てて、会場もかなり混んでました。
やっぱりライトって人気なんだと勝手にホッとしてました。
写真はほとんど撮影不可。何とか撮ったのが上の一枚だけ。畜生!

まずはライトが建築家を始める1890年代のシカゴと東京の様子から。
1893年のシカゴ万博でライトは日本の「鳳凰殿」で初めて日本文化に触れます。
そこから彼は浮世絵のコレクター兼ディーラーとなるわけですが、その影響は彼のドローイングにも。
紙幅を贅沢に「間」をとった建築ドローイングとか他の建築家にはほぼ見られない特徴。
というかそもそもドローイングがうま過ぎてビビります。
最初に師事したルイス・サリヴァンから建築における装飾の重要性を叩き込まれたライトのこれでもかというぐらい細かいドローイングは惚れ惚れします。
きっと描き始めたら止まらない人なんだろうな、っていう生き生きした彼の態度が伝わってきます。
これを実現させる技術者は大変だったろうな。。。
その緻密さは展示されてるユニティ・テンプルの模型にも表れていて、石膏で作られてるの大変過ぎる。
後に出てくるこの展覧会の肝となる帝国ホテルの3Dモデルが結構荒いので余計当時の緻密さが際立ちます。
その後彼の代名詞である「プレイリースタイル」や「タリアセン」「楽水荘」が畳み掛けるように登場してクラクラ。
どれもこれも行きたい建築ばかり。。。つらい。。。
途中で行ったことあるヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)自由学園が出てきてやっと息ができましたw
「神は細部に宿る」とはミースの名言ですが、この言葉はライトの建築にこそ最も当てはまる言葉だと思います。
それはこの展覧会の中央に据えられた帝国ホテルのコーナー見れば一目瞭然。
一体どんだけデザインするんだ!?ってぐらい細かい。
全体の構成考えるだけでも大変そうなのに、カップのソーサーまでデザインしちゃってるんだから異常。
嗚呼、どうしてこんな素晴らしい建築が現存していないんだ。。。泣
あとこのコーナーで異色なのが当時ライトの助手だったレーモンドが描いた、帝国ホテルの建設に携わった職人たちのイラスト(?)
裸だし時代感おかしいしかなり不穏なのが気になり過ぎる絵でした。。。
その後ユーソニアン住宅の原寸モデル展示なんかもあったけど、それより面白かったのは後期に登場してくる垂直性と曲線。
水平的なイメージのあるライトですが、実は高層ビルも構想していて、「マイル・ハイ・イリノイ計画案」(1956年)は高さ1マイル=1600m、528階建てを想定してるのクレイジー過ぎた。
現在世界一のドバイにある「ブルジュ・ハリファ」でさえ高さ828mなのに。。。
結局1956年に完成した「プライス・タワー」が彼の唯一の高層ビルとなったわけだけど、1932年のブロードエーカー・シティ構想みたく、かなり「夢見る建築家」だったんだなぁと。
遺作となったグッゲンハイムはかなり唐突な印象を持っていたけど、展示されてた1925年の「ゴードン・ストロング・プラネタリウム計画案」で既に螺旋のモチーフ出てきててびっくりしました。
最後のスカルパやアアルト、日本の土浦亀城・信子夫妻との交流の紹介も興味深かった。
とまあ、かなり密度のある展示で、小さいながらライト好きなら満足度の高い展覧会だと思います。
東京会場は3/10まで。こちら。その後青森県立美術館(3/20-5/12)に巡回します。
いつかアメリカのライト建築巡りしたい!!
ところでパナソニック汐留美術館、今年度はポール・ケアホルム展にコルビュジエ展なんかもあって、また来ることになりそう。。。


その他デザイン関連。

能作文徳+常山未央展:都市菌(としきのこ)――複数種の網目としての建築 @ ギャラリー間 (-3/24)
2019年のヴェネツィア・ビエンナーレ日本館で名前を知った建築家。常山さんの方は知らず。
エコっぽいコンセプトはちょっと萎えたけど、持ち帰り可能な端材コーナーはあり寄りのあり。
入口にコート掛けがあって、前からあったっけ?と思ったら彼らの作品でした。
3階は彼らのアトリエである「西大井の穴」を中心に紹介されてて、外観は普通なのに、中がめちゃくちゃ荒い感じで衝撃。
4階の他の作品もよく見るとえ?っていう部分があってまあまあ楽しめました。
見てたら「ホールのある住宅」が、こないだまで作家さんのお手伝いをしていた時にお借りしていた場所だと気づきましたw
中野で社交ダンスのあんな空間持ってる住宅あそこぐらいだろ!
前に見た近所の「杭とトンガリ」、その時はそこまで理解してなかったけど、まさに杭のように地下にこんなに埋まってたんだ!っていう気づきもありました。
あとは直島の下道さんがやってる資料館も行ってみたい。
ギャラ間、気づいたら2021年のSANAA展以来だったんだけど、今年は魚谷繁礼、大西麻貴+百田有希と続けて観に行くことになりそう。
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感覚する構造 @ WHAT MUSEUM (-2/25)
構造をテーマにした建築展。
最初の佐々木睦郎ルームでせんだいメディアテーク、多摩美術大学図書館、瞑想の森等々の往時の伊東さんの作品模型がたくさんあって泣いた。
SANAAの香川県の体育館も建ったら久々に面白い建物になりそう。
やっぱり佐々木さんが構造担当する建物はどれも面白い。
次の部屋も宇宙から始まって素材や組み方等わかりやすく解説してて楽しかった。
万博やオリンピックの模型はアツい。
ちなみにここは建築家から建築模型を預かってる建築倉庫があるんだけど、模型ばっかり見てもなぁというのでパスしました。
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「GUCCI VISIONS」@ グッチ銀座 ギャラリー
話題になってたので何となく知ってたけどスルーしてたグッチの展示。
そもそもグッチはミケーレ辞めてからほとんど興味ないし、ヴィトンやプラダと違ってアートに殆ど力入れてないのでスーパーブランドの中でも微妙なポジション。
建築も唯一と言って良いぐらい有名建築家に頼まないのでまず入ることもないブランドなのです。
昨年オープンしたこのギャラリーも開幕展が羽生結弦展っていうズッコケぶり。。。
今回友人に誘われて、どうせ混んでるだろうし予約制だったらやめようっていうノリで行ってみたらサクッと入れたので観てきました。
蓋を開けるとめちゃ良かった!
早速未来風の空間に当時のトラベルバッグが並ぶ様は圧巻。
ヘンプ素材を使った1960年代のバッグが今持ってても素敵な普遍性がありました。
グッチを象徴するバンブーバッグが床から天井まで並べられた鏡面の部屋もめちゃくちゃ映えてた。
グッチの映画にも出てたガガの映像が流されてるドレスルームも素敵だったし、上階のアリスの世界のような展示もすごかった。。。
欲を言えば、トム様やミケーレらの過去のコレクションも沢山観たかったけど、これらが無料で観られるなんて、上海のプラダ同様太っ腹過ぎます。。。
終了期間がまだ決まってないので、銀座行ったら寄ってみても良いかも。
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梅田哲也展 wait this is my favorite part 待ってここ好きなとこなんだ @ ワタリウム美術館

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今年初美術館詣はワタリウム美術館。
毎度他と一線を画す企画をぶっ込んでくるワタリウムがまたやってくれました。
梅田哲也がワタリウム美術館の建物を余すことなく使い切る展覧会ともパフォーマンスとも言いようのない試み。
前期(2023/12/1-2024/1/14)と後期(1/16-28)に分けて開催されました。
会期終了してるのでネタバレありで書きます。
因みに写真は一切撮影御免だったのでテキストのみでご想像ください。

まず前期。
完全予約制で、会期中の13:00〜19:00の毎20分ごとにスタート。所要時間約50分。
各回最大6名までで、僕が参加した回は4人でした。
時間になって受付に集まるとエレベーターに乗せられて4階へ。
展示室のドアは閉ざされてるので、何が起きるか予測不能な中展示室前に置き去りに。
吹き抜けから見える下の階では前のグループのツアーを垣間見れます。
トイレには現館長姉弟の母渡利志津子さんと同館を設計したマリオ・ボッタの写真が貼られてたり、窓の前には双眼鏡が吊られていてとりあえず覗く。
そうこうしているといつの間にかツアーを先導してくれるキャストの方が現れて、下の階に葉っぱをばら撒いた後、展示室の扉を押し開けてくれました。
扉が閉ざされると真っ暗な空間の真ん中に蝋燭が吊り下げられていて、また別のキャストがその上のフラスコ(?)に何かの液体を注ぎ入れるとパチパチと爆ぜる音がしていました。何の液体か謎。
キャストの方がこの建物の東西南北について話した後、普段は開けない扉を開けてくれる。
中に入るとスタッフルームでこれまでの展覧会の資料や建築模型が。
キース・ヘリングや先日亡くなった篠山紀信などと写った写真もあって、様々な巨匠たちと共にした時間を感じました。
その後外の避難階段から3階へ。
展示室のガラス越しに吹き抜け空間に作られた足場が見えて、同館の工事中に据えられていた館の建築計画標識を掲げたキャストがいて、また普段は開かない扉から足場に誘導されました。
足場では、この建物が船であるというマニフェストが語られた後に2階へ降りるんだけど、上を見上げると、さっきまで僕らがいた4階から葉っぱが落ちてきて、僕らの20分後に予約した人たちのツアーが始まったんだな、と気づきました。
この20分置きにスタートするのがかなりミソで、まるでカノンのように、ツアーを回りながらチラチラ垣間見える20分後のグループと20分前のグループがまるで過去と未来の自分たちを見てるようで面白かった。
2階では何と大きな窓が開けられて、キャスト2人によって足場が動かされて道路側まで連れて行かれます。
道路の向かいの空き地にはまた足場が組まれていて、前のグループの人たちがこっち側に向かって手を振ってくれてました。なんか恥ずかしい笑
その後地下へ。
階段で上に行くと小部屋があるんだけど、ここから全くノーヒントだったのでどうしていいかわからず暫く待機。
キャストも来る様子がなく、何となく脱出ゲームのような空気になって、壁に貼られた「出発時刻」と書かれた紙とかから知らない4人で謎解きしてました笑
この「出発時刻」にさっきの空き地に向かうのではという結論から向かうと、そこにはワタリウムの建つ敷地が空き家だった頃の写真幕で覆われた足場がありそこに乗り込む。
先ほど僕らが晒された2階の大窓が開いて今度は僕らが美術館に向かって手を振る側に。
糸電話もあって、どうやら非常階段に繋がってるようだけど誰もいないので使えず。
温かいお茶も用意されてたので飲みながら見てたら、キャストの方から帰れみたいな合図があったのでこれでツアー終了。
別日に行った友人に聞くと、その時は地下の小部屋にキャストがいてちゃんと指示してくれたらしい。。。
糸電話もキャストの方とやりとりしたとか。
やっぱり参加する回で微妙に違うのかな?
ワタリウムの歴史にも言及しつつ、冒険のような不思議な体験でした。

そして後期。
前半はほぼ一緒。
エレベーターで4階へ。前より葉っぱが増えてる気がする。
ところどころ違うところもあるのだろうけど記憶の曖昧さに呆れるなどしつつ、暗闇の中で聴いた話はそのまま2階にも流れてたことに気づくなど、新しい発見もありました。
3階には新たな展示になっててその写真が壁に展示されてました。
そこから足場に誘導されるのも一緒なんだけど、確か前期にはなかった装飾的な扉が途中に取り付けられてて、これはスタッフルームにあった写真から推測するに、この建物が建つ前の「ギャラリーワタリ」の時の扉。
その扉を潜って2階に降りて例の開け放たれた大窓に向かって足場が動かされて前のグループに手を振るのも一緒。
ここからが前回と違って今度は階段から地下に誘導されます。
地下のショップ横のギャラリーで、写真家の天野祐子さんが撮った今回の展覧会の記録写真が展示されてるので鑑賞。
店の人からこの後の案内があり、キャストの方が4階の時と同様建物の東西南北の話をした後に上階へ。
先ほどの写真たちは途中の個室で現像されたもので、その作業の痕跡を見つつ、また空き地へ。
今回は糸電話で「お茶どうぞ」や「お帰りください」の指示がありましたw
それにしてもこの糸電話、どうやって通したんだろう。。。そして許可とかどういう申請してるんだろう。。。
記録集なんかが出たらぜひ欲しいです。
展覧会の詳細はこちら


続いて原美術館亡き今ほぼ行くことのない東京の右下エリア。
寺田倉庫は100年ぶり。

村上友晴 一 なるもの @ YOKOTA TOKYO (会期終了)
場所柄諦めかけてたんだけどどうしても気になって最終日滑り込み。
なんでこんなところに。。。という場所なんだけどスペースが凄い。
なんでも元はライブ会場だったとかで吹き抜けと2階まである巨大な箱。
ここは出版社も兼ねていて、2階には大量の本があり、これも見もの。
それはそれとて展覧会。
昨年亡くなられた村上氏のアトリエからペインティング4点とドローイング1点、そしてイーゼルや道具箱など制作に使われていた品々が展示されていました。
作品数は少ないもののどれもどれも素晴らしくて見入ってしまいます。
特に写真は撮れなかったけど、大作2点がちょっと人間の仕業とは思えない域まで達してました。。。
1995年頃に制作した作品を晩年になって削ってできたものらしいんだけど、これは本当に凄い。
ニードルで少しずつ削っていったんだろうけど、数十年雨風に晒された建物の外壁のような風格がありました。
古道具とか好きな人なら確実にハマる作品だと思います。
もう何時間でも観ていたかった。。。
イーゼルや道具箱も、村上さんならではの使い古され方で感動。
ちょうど行った時にお店で知り合った目黒区美術館の学芸員の方が来られてて、なんとその方こそ2018年の村上友晴展を企画した学芸員さんだと知り感謝を伝えました。
本当に来てよかった。。。また大きな展覧会が観たいです。
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TERRADA ART AWARD 2023 @ 寺田倉庫 G3-6F (会期終了)
イギリスのターナー賞のような、日本の若手の現代美術を代表する賞がないと以前から嘆いていましたが、寺田のこの賞は受賞者のラインナップからややそれに近いのかな、と思います。
まあ、まだ2回目だし、公募展だし、企業の賞だし、それだったら上述の梅田さんが最近受賞したTokyo Contemporary Art Awardの方が近いとは思うけどこちらは中堅だしね。
そういや日産も以前やってたけどもう辞めちゃったのかな。。。
それは置いといて今回受賞されたのは村上慧、金光男、やんツー、冨安由真、原田裕規の5名。
最初の3名の展示はよく分からず、やんツーに至ってはパフォーマンスなので時間じゃなくて見れず。
冨安さんの作品は、マジックミラーで作られた箱の中にオフィス空間があって、それが光の明滅で見えたり見えなかったりするインスタレーション。
周囲にはそのオフィスを描いた絵画があったけど、これはやや蛇足というか、魅力に欠ける画題なので、むしろこっちを軸にしてマジックミラー内の空間を作った方が「見る・見られる」の構造が美しかったのではと個人的には思います。
原田さんの作品は、ハワイ移民をテーマにした最新技術を用いた映像作品で、「Waiting for」からの流れもあるとは思うんだけど、個人的には今回のように大人数が関わる仕事より、彼が「最後の人類」として1人で対峙してるような作品が好きなので少し物足りなさを感じました。
とまあ、正直期待よりは下回る展示だったけど、できるだけ長く続けてほしいですね。
あと、賞金から制作費差し引かれるのもなんだかなぁってなりました。。。
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佐藤允「初恋2」@ KOSAKU KANECHIKA (会期終了)
高木耕一郎 Deliver to Your Soul @ MAKI Gallery (会期終了)
伊勢周平|チェイシング・ミー/ユー・ゴーン・バイ:パート2 @ Takuro Someya Contemporary Art (会期終了)
山下茜里「Beyond the Skin ビヨンド・ザ・スキン」@ 小山登美夫ギャラリー天王洲 (-2/10)
TERRADA ART COMPLEXまとめて。
本命は佐藤充さん。
久々に観るけど相変わらず狂ってて良き。
油彩がメインだけど、やっぱりドローイングの自由さが好き。
今回ゴヤの「我が子を食らうサトゥルヌス」をテーマにしたのや、ゲイポルノ、ポートレートと多彩な油彩がありましたが、画題に縛られてる感じがあるんですよね。
MAKIは初めて行ったけど広さに衝撃。
どこまで続くの??ってぐらい広くてびっくりしました。
手前で開催されてた高木耕一郎展は、刺繍と絵画を組み合わせた作品で、画題も黒ヤギさんと白ヤギさんの手紙のやり取りから展開していてかなり引き込まれました。
奥はコレクション展だったのだけど、空間の凄さに圧倒されて殆ど入ってこなかった。。。
TSCAと小山の展示はノーコメント。
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TAKEUCHI COLLECTION「心のレンズ」展 @ WHAT MUSEUM (-2/25)
竹内真氏の個人コレクション展なんだけど、待って、たった5年でこんだけ集めてしまったの???という衝撃のコレクション。。。
ジャンヌレの椅子20脚とか狂いすぎだろ!!!!
上海で観たばかりのサスナルのめっちゃいいやつも持ってやがって畜生!となりました。
ペリアンのソファに腰掛けながら鑑賞させてもらえて至福でした。。。
岡崎乾二郎から大山エンリコイサムまであって凄すぎた。
こないだShugoArtsでやってたリー・キットのポートフォリオもちゃっかり買ってて、その下には三島喜美代のゴミ箱、ではなく陶器。
他にもプルーヴェ、ニーマイヤーの家具から、イヴ・クライン、リヒター、フランシス・アリス、桑山忠明、加藤泉、加藤泉。。。
ひたすら羨ましさしかない展覧会でした泣
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「苦いみらい」~黒木コレクション展~ @ デカメロン (会期終了)
コレクション繋がりで新宿はデカメロン。
「歌舞伎町でソフィ・カルの作品が見られる」と聞いて駆けつけました。
今や日本のアート市場でぐんぐん存在感を増してるのがリーマンコレクターと言われる人種。
他の国ではあまり見られない、日々のお仕事をせっせとしながらコツコツと作品を蒐集していらっしゃる方々がこの国には多数いらっしゃるのです。
その中でも今回デカメロンで展示されてる黒木健一さんのコレクションは異常。
草間彌生、ミヤギフトシ、毛利悠子、ライアン・ガンダー等名のある作家の作品を130点以上所蔵して、さらに昨年は高井戸芸術祭なるイベントも企画されました。
そんな黒木さんのコレクションの中から「苦味」をテーマに、ソフィ・カルと泉太郎の作品が選ばれて展示されてます。
どちらもコンセプチュアル過ぎて素人には何のこっちゃだけど、こんな作品を購入しちゃうの凄過ぎ。
泉太郎の展示は、行方不明になって捜索中の猫ちゃんのポスターが壁に貼られていて、映像は何やらペット問題を取り上げたもの。
ソフィ・カルの作品はヌードデッサンのモデルをやったら、描いてた男がカミソリでそのデッサンを切り刻み始めたという嘘みたいな本当の話をテーマにした作品など。
今年も高井戸芸術祭やるなら見に行ってみたくなりました。
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大垣美穂子 Beyond The Time @ KEN NAKAHASHI (会期終了)
大垣さんの代名詞とも言える、暗闇の中で穴の空いた彫刻から天体ショーのように漏れる光たち。
今回彫刻は2点で、よく見るとどちらも異形の姿をしています。
一つは蛇の胴体に老人の頭、もう一つは立派なツノを持つヤギのような頭に女性の身体がくっついた姿。
周囲の壁には平面作品が展示されてますが、暗くてほとんど見えないのすごい。
さらに今回初挑戦という版画が展示されてて、これが物凄い良かった。
今回の神話のようなモチーフと、銅版画の相性が良すぎて素晴らしかったです。今後どんどん版画見たくなりました。
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渡辺英司 モーニングスター (明けの明星) @ KENJI TAKI GALLERY (-2/22)
渡辺英司さんの作品はいつも少年心を思い出させてくれる新鮮さがあります。
今回も飛行機をテーマに展開していて、ギャラリーの中央に鎮座しているでっかい桶みたいなのを覗くと水色の空間に陶器で作られた飛行機が沢山飛んでました。
飛行機が写った新聞の切り抜きなんかもあったり、少年の浪漫を感じる展示。
今村源さんもそうだけど、幾つになっても遊び心を失わないのはシンプルに凄い。
どうしてタイトルがモーニングスター(明けの明星)なのかは謎でした。。。
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最後六本木まとめて。
米田知子 氷晶 @ ShugoArts (-2/24)
ホンマタカシ「東京郊外→オリンピア」@ TARO NASU (-2/10)
蜷川実花「Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」@ 小山登美夫ギャラリー (会期終了)
Walk In Asia @ OTA FINE ARTS (-2/17)
今回観た4つ中3つが写真展。
米田さんの雪の結晶の写真はちょっと観たことのないイメージでびっくりしました。
まるで紙にそのまま雪がのって溶けていったみたいな像で見れば見るほどすごい。
他にもオーロラやシャボン玉など、消えてしまう現象を捉えたシリーズで米田さんの新展開でした。
その隣で蜷川実花がやってるのもすごいw
色鮮やかな世界に目がやられました。。。
ピラミテに移ってホンマさんの2015年から始まったオリンピックと変わりゆく都市のシリーズに、彼を一躍有名にした東京郊外のシリーズが同時に観られて素晴らしかった。
オオタでは昨年6月に上海の外灘に上海支店をオープンさせたギャラリーのコレクション展。
行った時やってなかったので行けなかったけど、中国作家を中心にした展示。
殆ど響くのはなかったけど、ツァオ・シュウの市井の人たちを映した映像は面白かった。
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もりかわみのる

森川穣
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To See List
・2024.04.24-09.01
シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝 @ 森美術館

・2024.04.27-08.29
デ・キリコ展 @ 東京都美術館

・2024.05.23-08.04
魚谷繁礼展 @ ギャラリー間

・2024.05.30-09.06
カルダー:そよぐ、感じる、日本 @ 麻布台ヒルズギャラリー

・2024.06.06-16
劇団チョコレートケーキ「白き山」 @ 下北沢・駅前劇場

・2024.06.08-12.01
フィリップ・パレーノ展(仮)@ ポーラ美術館

・2024.06.25-09.23
内藤礼 生まれておいで 生きておいで @ 東京国立博物館 平成館企画展示室、本館特別5室、本館1階ラウンジ

・2024.06.29-09.16
ポール・ケアホルム展 時代を超えたミニマリズム @ パナソニック汐留美術館

・2024.07.10-23
椿組「かなかぬち」〜ちちのみの父はいまさず〜 @ 新宿花園神社境内特設ステージ

・2024.07.13-09.29
鴻池朋子展:メディシン・インフラ @ 青森県立美術館

・2024.07.13-09.28
石田尚志 絵と窓の間 @ 神奈川県立近代美術館 葉山館

・2024.07.20-09.23
平田晃久―人間の波打ちぎわ @ 練馬区立美術館

・2024.09.04-11.24
大西麻貴+百田有希 / o+h展 @ ギャラリー間

・2024.09.07-2025.01.13
内藤礼 生まれておいで 生きておいで @ 銀座メゾンエルメス フォーラム

・2024.09.25-2025.01.19
ルイーズ・ブルジョワ展 @ 森美術館

・2024.03.27-09.22
アイザック・ジュリアン - Ten Thousand Waves @ エスパス ルイ・ヴィトン大阪

・2024.09.14-12.01
塩田千春 つながる私(アイ) @ 大阪中之島美術館

・2024.09.21-10.06
地点「知恵の悲しみ」@ アンダースロー

・2024.10.03-12.17
松谷武判 Matsutani Takesada(仮称) @ オペラシティアートギャラリー

・2024.10.30-12.16
絵のアティテューズ―― 荒川ナッシュ医(仮) @ 国立新美術館

・2024.11.02-2025.02.09
ジャム・セッション 石橋財団コレクション×毛利悠子 ―ピュシスについて @ アーティゾン美術館

・2024.11.23-2025.01.26
「再開館記念―トゥールーズ=ロートレックとソフィ・カル」展(仮称) @ 三菱一号館美術館

・2024.11.30-2025.02.02
須田悦弘展 @ 渋谷区立松濤美術館

・2024.11.30-2025.02.16
鉄とガラス 青木野枝/三嶋りつ惠(仮称) @ 東京都庭園美術館

・2024.11.30-2025.02.09
原田裕規展(仮)@ 広島市現代美術館

・2024.10.24-2025.02.25
Bangkok Art Biennale 2024: Nurture Gaia @ BACC他

・2025.01.18-2025.05.18
玉山拓郎 @ 豊田市美術館

・2025.02.15-06.01
フェリックス・ゴンザレス=トレス(仮)@ 国立国際美術館

・2025.03.04-06.15
ヒルマ・アフ・クリント展(仮称)@ 東京国立近代美術館

・2025.09.13-11.30
あいち2025 @ 愛知芸術文化センター、愛知県陶磁美術館、瀬戸市のまちなか

・2025.09.26-11.24
岡山芸術交流2025 @岡山市内各所

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