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Farewell 2023

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本日12/27がA'holic今年最後の営業となります。
ラストオーダー22時までですが来られる方はぜひ!
今日の営業終わると私はそのまま羽田空港まで向かい、深夜の便で上海に飛び立ちます。
無事帰って来れたら記事アップしますね。

さて、2023年。
個人的ニュースとしてはなんといっても2月に大事故がありましたな。。。
恐るべし前厄。。。
よみがえりの(森)川
そして9月にはついに40代に突入したのであります。。。
18/40
友人たちの門出も嬉しかったなぁ。。。
横村葵「my paintings for my room #1」
MITTAN
あとジャニーズ、もとい、startoの人生初ライブ(なにわ男子)も天最高でした。。。
人生初といえば映画のエキストラもやったなぁ。
まだまだやってないことってあるもんですね。

お店としては、4周年を迎え5年目に突入し、コロナ禍もほぼ明けて日常が戻ってきました。
コロナ禍と共に始まった展覧会シリーズも夏の山本恵展で一旦終了となりました。
清水裕貴個展「よみがえりの川」終了しました。
池田慎個展「蓬莱郷」終了しました。
山本恵個展「小さくて長い長い話」終了しました。
展覧会後の9月から営業時間の変更と定食を辞めたことで僕のQOLが爆上がりしましたw
定食。。。よく4年もやってたよね。。。
そして怒涛の4ヶ月連続のイベント。どれも最高でした!
「Fortieth Anniversary 2023 #よそじ男子しか勝たん」開催のお知らせ。
榮一也パフォーマンス 終了しました。
とんちピクルスA’holicライブ終了しました。
静岡おでんPARTY開催のお知らせ

今年もたくさん色んなものを観てきましたが、展覧会はこれ!といったのがなかった。。。
その代わり今年は今まで行けてなかったレアな場所に沢山行けた年でした。
maison owl by 石上純也
北九州市立中央図書館 by 磯崎新
「Kunisaki House」by レイチェル・ホワイトリード /「ANOTHER TIME XX」by アントニー・ゴームリー
目黒区総合庁舎(旧千代田生命本社ビル)by 村野藤吾
太田市美術館・図書館 by 平田晃久
夢と自然の探求者たち―19世紀幻想版画、シュルレアリスム、現代日本の作家まで @ 群馬県立館林美術館
光の館 by ジェームズ・タレル
冨安 由真 影にのぞむ @ 丸木美術館
絵画:想起のかたち 佐川晃司×安喜万佐子展 @ 奈義町現代美術館
ゲルハルト・リヒター「14枚のガラス/豊島」@ 豊島
アニッシュ・カプーア in 松川ボックス / 吉國元 根拠地 粟津邸ではじまる / 紫牟田和俊展 @ space23℃ / 伝統のメタボリズム〜言葉と文字〜 @ SHUTL
アルケミエ辰巳蒸溜所
下鴨ロンド
CoMbLé by 倉俣史朗
「私の家」by 清家清

来年はお店も5周年!
そして私は本厄に突入!!
ますますスリリングな年になりそう☆
無事健康に沢山素晴らしい人や機会に恵まれますように。。。
とりあえず無事に帰国せねば。
皆様良いお年を!!

酒 航太写真展 「山林的」@ スタジオ35分 / 酒航太写真展 「見ると見られる」@ 中野駅ガード下ギャラリー「夢通り」

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今年最後の展覧記事は友人・知人たちの展示まとめ!

酒 航太写真展 「山林的」@ スタジオ35分 / 酒航太写真展 「見ると見られる」@ 中野駅ガード下ギャラリー「夢通り」 (-12/29 -12/28)
35分の酒さんの2つの展示。
まずはホームのスタジオ35分での個展「山林的」。
タイトルは俳人の永田耕衣のエッセイ「山林的人間」から取られたそう。
これまで動物園の中の動物たちを撮り続けてきた酒さんの新作は、動物はおろか生き物が全く写っていない山林を写していました。
どこか焦点が定まらない霧の中のような風景はまるで夢の中を彷徨っているよう。
檻から解き放たれて外に出たはいいもののどちらに向かえばいいのかわからない。
そんな不安や焦燥にも似た感情が湧き立つような写真たちでした。
ガラスの反射で写真がうまく撮れないんだけど、ディテールも水墨画のようなタッチで美しいです。
そして中野駅のガード下でも同時開催で酒さんの写真が展示されてます。
「このシリーズは2012年スタジオ35分にて12回にわたり、毎月3枚の動物写真をバス通りに向けて直立させ、鑑賞者は歩道からガラス越しに見るという展示でした。 中野駅の北口と南口を繋ぐ高架下のギャラリーを計測してみたところ、当時の大判プリントが丁度並べられるということがわかり、2023年末、眠っていた動物達に再び公共の場に現れてもらうことにしました。 」(ステートメントより)
ということなんだけど、中野駅にそんなのあったっけ?と思いながら行ったらすぐ見つかりました。
結構通ってるのに見えてなかった。。。
しかもよくよく見るとかなり格好いい展示になってる。。。
通り過ぎる人々にひっそりと無遠慮に視線を送る動物たち。
10年ほど前の作品だけど、この頃は焦点がしっかり合ってるのも面白い。
酒さんは現在東京都美術館で開催中の「動物園にて」にも出品していて、その作品はちょうどこの「見ると見られる」と「山林的」の中間にあたる頃に撮られていた写真で、焦点の定まらなくなっていく感覚が通覧できます。
ちなみにガード下の展示、なぜか15日から冒頭のガラスケースが使えなくなって向かい側に移ったそう。
最初聞いた時は検閲か??と思ったけど、よく考えたらそれなら全部撤去するよね。。。
ただのガラスケースの故障らしいんだけど謎。
ちなみにこのガラスケースは中野区民ならなんと無料で借りられるらしい!!!
中野区に住んでる作家は絶対使った方がいい!!!こちら
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味/処 @ 神奈川県民ホールギャラリー (-1/27)
ここは毎年年末ぐらいに現代美術を扱うんだけど、どれも見応えがあるので横浜嫌いだけど行かざるを得ないのであります。
ただ、今年のテーマは正直よくわからなかった。。。
処はともかく味という言葉がやっぱり強過ぎるというか、だったらもっと味覚に関する作品を出せばいいのではと単純に思っちゃいました。
今回はキュレーターが3人もいるので、2人ずつ推薦作家を出してテーマは後付けなのかな。。。
冒頭のさとうくみ子がなんとなく嗅覚やご飯を連想させる作品だったり、倉知朋之助が県民ホールの目の前にあるそば屋さんとコラボ(?)してたりとかはあったものの。
あと、どれにも作品解説が一切なくてよくわからない。。。
せっかく関東では中々見られない作家さんが見られるという良い機会なのに、作品の意図が伝わらないのは勿体なさすぎ。
そんな中でも個人的には川田知志のフレスコの技法を使いながら抽象的な作品が気になりました。
あとやっぱり今村くんはさすが。
というか、彼にあの大空間を任せたのは今回のキュレーションの数少ない功績ですね。
欲を言えば、暗くせずに明るい空間で見せても良かったのではと思いました。
帰りにまさかのご飯やと間違えて入ってきちゃったおじさんがいて笑いましたw
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愛甲次郎 個展「ピアニシモな鎧」@ TAKU SOMETANI GALLERY (-2024/1/21)
お客さんの次郎くんの個展。
前回中野のMONO.LOGUESのグループ展で観て以来だけど、個展は初。
しかも今回は彼の真骨頂とも言えるモノクロの絵画に回帰。
前回はカラーだったけど、やっぱり白黒の方が映えるな、という印象でした。
和紙の質感が美しくて、そこに様々な表情の黒が載ってていつまでも観てられる作品たち。
人物らしきモチーフに垂直の太く黒い線が走ってる構図も不思議。
今回は少し大きな画面にも挑戦していて、その分垂直の線が増えてるのも面白かった。
タイトルの「ピアニシモな鎧」ってのも良き。
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Idemitsu Art Award展 2023 @ 国立新美術館 (-12/25)
こういう公募展の展示はまず行かないんだけど、友人の田中真吾が出てたので。
初め聞いた時、そんな公募展あったっけ?と思ったら元シェル美術賞だったんですね。
いつの間に名前変わってたんだ。。。
それはともかく内容はまあノーコメントなんだけど、よく考えたら田中の描いては消すシリーズってちゃんと観たの初めてだったので観られてよかった。
灰色にニスがかかった表面は壁に対してすごい鮮やか。
そこに書のような筆跡が載ってて、消すと描くを交互に繰り返してる身体的な作品。
あとお客さんに教えられた後藤瑞穂さんの作品も観られてよかった。
何故かホロコーストを題材にしているという彼女。
まだ学生なのにどうした。。。って感じですが、楽しみな作家さんです。
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最後に展示ではないんだけど、友人夫婦の新居に横手太紀君の作品が設置されるというので行ってきました。
わざわざこの作品の為に棚まで作って気合いの入れようがすごい。。。
スーツケースに瓦礫入れて持ってきてるのシュール過ぎたw
色々微調整しながらその瓦礫を組んで、最後に浮石をセット。
横手くんは軽々とやってのけるんだけど、実際やってみるとめちゃくちゃ難しい!
結局僕はできずに終わりました。今度行ったら再チャレンジさせてもらおう。
これ見ながらお酒飲むの最高だろうなぁ。
設置お疲れ様でした!
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「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造、阿部展也、大辻清司、牛腸茂雄 @ 渋谷区立松濤美術館

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今年の4月から千葉市美でスタートした本展覧会。
富山県美、新潟市美を経由して松濤美術館までやってきました。
2023年は瀧口修造生誕120年、阿部展也生誕110年、大辻清司生誕100年、牛腸茂雄没後40年の節目の年にあたるとのことで企画されたこの展示。
1930年代から80年代の半世紀に渡る4人のバトンリレーが見事に集約されてて素晴らしかった。
この展覧会のキモはタイトルにもある「なんでもない」というワードだと思います。
写真における「前衛」と聞くとどこか構成的なものをイメージしますが、そういった技巧的な写真に瀧口は「ノン」を突きつけます。
「(写真におけるシュルレアリスムとは)日常現実の深い襞(ひだ)のかげに潜んでいる美を見出すこと」
さらに写真手帖1950年1月号で阿部は語ります。
「なんでもないものがなんでもなく撮られて何かを訴えなければ不可ない」
この言葉は大辻にも受け継がれ、1975年に月刊「アサヒカメラ」に連載された、「大辻清司実験室」で「なんでもない写真」として登場。
(ちなみにこの「大辻清司実験室」では、前記事でも載せた篠原一男による大辻邸の建てられるプロセスが掲載されてて、ちょうどこの家を見てから美術館に来たのでめちゃくちゃホットでした。)
さらにその「なんでもない」は大辻の愛弟子牛腸茂雄によってその高みに昇ります。
当時大辻が自身の生徒たちの「なんでもない」写真を総称して「コンポラ写真」と名付けますが、その代表格がこの牛腸で、大辻は「見過ごされてしまうかもしれないぎりぎりの写真」と評しています。
個人的には今回彼の学生時代の課題や彼が関わった映像作品が観れたのが良かった。
有名な「SELF AND OTHERS」に一枚だけすごい演出的な写真があって不思議に思ってたんだけど、それがその出品映像の一つ「GAME OVER」からだというのを初めて知りました。
他にも雑誌等の資料や、ウジェーヌ・アジェ、北代省三、小石清、坂田稔、高梨豊、勅使河原蒼風、濱谷浩、山口勝弘を含む実験工房の作品も展示されてて、この辺の写真がお好きなら十分に楽しめる内容です。来年2月4日まで。こちら
この展示を見て、この4人のバトンを継いでるのって現代だと誰だろう?佐内正史かな?とか考えたりするのも楽しい。


他六本木、表参道界隈まとめて。

リー・キット 息をのむような虚ろな視線 @ ShugoArts (会期終了)
相変わらず美しい世界観。
そこに突如として現れる破壊された電化製品。
その対比が凄まじくてまさに「息をのむ」展示。
テープを貼ってそこに映像を投影するとか本当に発想が豊かすぎる。
ああ、ここに窓があったんだなぁとしみじみわからせてくれる繊細さ。
ステンレスにスプレイで描かれた空も本当に美しい。
前回の小林正人といい次回の米田知子といい、このギャラリーの為に六本木来てる感ある。
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山下紘加 「玄」@ Taka Ishii Gallery (-12/28)
初めて観る作家さん。
オペラシティでもやってたみたいだけど見逃してた。
抽象のようでよく観ると具象。
色使いや筆捌きも絶妙に気持ち悪い(褒めてる)。
手がよく出てくるんだけど何かフェティッシュを感じた。
前の山田康平といい、若い画家を取り扱い始めてる動きめっちゃいい。
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マルセル・ブロータース「Works, Films and the complete editions & books」@ TARO NASU (会期終了)
「今回の展覧会は小規模ではあるものもマルセル・ブロータースの回顧展といいうる構成となっている。ブロータースが制作した全てのエディション作品と全ての書籍を一堂に展示することは極めて稀であり、今回はその貴重な機会の一つとなる。」(展覧会ステートメントより)
いやいや、マジでマニアック過ぎる笑
ブロータース好きにはたまらない展示だけど普通の人はは?って感じだよね。。。
改めて彼はやっぱり詩人なんだなぁと展示見ながら思いました。
「LE ROUGE,」「LE BLEU,」ってラベル貼ってる空瓶が素晴らしかった。
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キース・ヘリング展 アートをストリートへ @ 森アーツセンターギャラリー (-2024.02.25)
国内でここまでまとめて観られるのも山梨の中村キース・ヘリング美術館行かなきゃ中々ない機会なのにイマイチ知られてない気がする。。。
そもそもここの展示はヘザウィック・スタジオ展もそうだけどなんか中途半端なんだよなぁ。図録も作られないし。
まあ、個人的にキースの生き方は好きなんだけど作品がそこまでなのでほとんど流し見だったけど。
写真撮れなかったけど最後の日本のコーナーが一番興味深かったかも。
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アニッシュ・カプーア 奪われた自由への眼差し 監視社会の未来 @ GYRE GALLERY (-2024/1/28)
近年のカプーアは明らかにクリエーションが落ちてる気がしてるんだけど、やっぱり無視できない存在。
今回の展示もXで叩かれてたらしいけどやめちゃったのでわからず。
GYREの吹き抜けの展示も写真映えはするけど近くで見たら造形物丸出しで微妙。。。
展示室ではドローイングが中心なんだけど、やっぱり床にぶちまけられたような赤い塊に目がいっちゃいます。
この辺は流石だな、と思いつつドローイング微妙過ぎる。。。
監視社会がどうのこうのっていうコンセプトも蛇足過ぎた。
ところでGYREは2017年の個展から、2021年の「2021年宇宙の旅 モノリス _ウイルスとしての記憶、そしてニュー・ダーク・エイジの彼方へ」、2022年の「世界の終わりと環境世界」と、立て続けにカプーアが登場してるんだけどどういう関係なんだろう?
良い加減でかい美術館での個展が観たい!
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「PERFECT DAYS」by ヴィム・ヴェンダース



今年最後にして最高の映画だった。。。
ヴェンダースが渋谷のトイレをテーマに役所広司主演で映画を撮るって聞いた時点で期待してたけど、その期待を遥かに上回りました。
カンヌで主演男優賞とったのも頷ける役所広司の演技が兎にも角にも凄い。
本当に実在するとしか思えないリアリティがあって、彼の生き様が2時間ちょいに刻まれています。
特にラストの3分ほどの長回し!
顔芸とも言える表情だけの演技マジで神ってた。
役所さんって役によっては拗過ぎることがあるけれど、この役は彼にしかできない見事なキャスティング。
彼のルーティーンの生活の所作もいちいち美しくて見入りました。
役を生きるってこういうことなんだな、と改めて思いました。
しかも撮影期間がたった16日しかなかったなんて、本当に信じがたい。
数十年分の時間がこの平山という役に宿ってました。
さらにそこに登場するカセットテープ、フィルムカメラ、古本、コインランドリー、、、。
昭和としか思えない日本人の美しい生活をドイツ人の監督が撮ってるんだから不思議で仕方ない。
映画の時間中、これといったドラマもないまま淡々と丁寧に主人公の生活を追いかけていく様はほぼドキュメンタリー。
そこに挟まれる夢の映像はアート作品のようだし、色んな表情を見せてくれる映画です。
ジャームッシュの「パターソン」も彷彿とさせるけれど、こちらの方が滋味深さがあります。
同じように見える毎日でも、映画に頻出する木漏れ日のように、そこに落ちる光や吹く風によって、大きくは変わらなくても小さいところで変化している。それこそがまさに「完璧な日々」なんですよね。
他の役者陣も豪華で、特に三浦友和と役所広司の共演シーンは痺れました。
石川さゆりの「朝日のあたる家」が聴けたのも衝撃だし、田中泯の台詞のない身体表現も流石。
めちゃくちゃ地味だけど見どころ満載の映画なのでぜひ!!こちら


他に今年後半に観た映画まとめ。

「枯れ葉」by アキ・カウリスマキ
カウリスマキ節が炸裂してる映画。
表情の乏し過ぎる登場人物たちがシュール過ぎましたw
どこのいつの時代なのかもわからない雰囲気なのに、ところどころに挟まれるロシアウクライナ戦争のニュースにこれが現代なんだと思い知らされます。
ただ現代なのに東京ラブストーリーよろしくのすれ違い劇が繰り広げられてて不思議過ぎた。。。



「アアルト」by ビルピ・スータリ
フィンランド繋がりでアアルトのドキュメンタリー。
正直映画としてはどうってことない内容だったけど、映像で観るアアルトの建築が美し過ぎて目を見張りました。
アアルトとアイナの手紙のやり取りが2人の間でしか成立しない温度感でドキドキ。



「サタデー・フィクション」by ロウ・イエ
前回の「シャドウ・プレイ」がイマイチだったのでどうかと思ったんだけど今回はこれぞロウ・イエ!って感じで最高でした。
美しいモノクロームの映像に美しい人々、美しい戦前の上海。
オダギリジョー特に好きじゃないけどやっぱり映えますね。
そして中島歩も素晴らしかった。最後の方は怖いぐらいに迫真の演技でした。
マーク・チャンも優男イケメンって感じで惚れ惚れ。
コン・リーも55歳とは思えないぐらい透明感があって美魔女が過ぎる。。。
演劇と現実が交錯していく構成も見事で、最初戸惑ったけどどんどん引き込まれていきました。
次回は「ブラインド・マッサージ」みたいな地味な映画が観たいな。



「首」by 北野武
結構期待していたのだけど、やや期待外れ。
日本人でもこの辺りの勢力争いは難しいのに海外の人が観て理解できるんだろうか。
そしてたけしが秀吉なのは無理があり過ぎ。せめて家康でしょ。
西島さん(明智)と遠藤さん(村重)のラブシーンは「きのう何食べた?」と被り過ぎて混乱。
西島さんって演技の幅がないからこういうデジャヴが起こっちゃうんだよね。。。
加瀬亮と中村獅童の怪演は見事だったりカットが美しかったり良いところもあったけど話が散漫過ぎ。



「ほかげ」by 塚本晋也
一生不穏なムードを和らげない塚本映画の真骨頂。
演者みんな素晴らしかったけど、何と言っても子役の塚尾桜雅君がすご過ぎた。。。
彼のあのつぶらな瞳がなければこの映画成立しなかったと思う。



「キリエの歌」by 岩井俊二
岩井俊二の映画って必ずと言って良いほどどこか無茶があるんだけど、今回一番その無茶が少なかったように思いました。
何と言っても主演のアイナの存在感が圧倒的すぎる。
僕は全然BiSHも通ってないので、初めてちゃんと彼女の歌を聴いてたまげました。
映画の中で、喫茶店でいきなり歌わされるシーンがあって、普通だったらそんなアホなってなるけど、彼女の歌声だと皆そうなるわな、っていう説得力が凄い。
冒頭の歌が最後に繋がるのは鳥肌もの。
何度かここで終わったら良いのにってシーンがあったんだけど、このエンディングにはやられました。



「バカ塗りの娘」by 鶴田慧子
津軽の刺子は知ってたけどバカ塗りは知りませんでした。
コツコツ重ねていくのが津軽の特徴なのかな。
途中の同性婚とか入れる必要あるのか疑問でしたが、なかったら地味過ぎて成立しないのかも。。。
木野花さんの津軽弁がガチ過ぎて途中普通に聞き取れなかった笑



あとは「ゆとりですがなにか インターナショナル」と「唄う六人の女」なんかも観たけど特に感想はありません。
特に後者は酷かった。。。


おまけ。
11月某日、なんと是枝裕和監督の最新作のエキストラに参加してきました!!!
お店の郵便受けに参加募集のチラシが入ってて、最初絶対嘘だろうと思いながらお客さんと話してたら、酔った勢いで応募してみよう!となって応募したら当選してしまった次第。
当日は朝8時半集合で無理かもと思いつつ3時間半睡眠でなんとか起きて後楽園ホールへ。
内容は伏せますが、終わったのが19時過ぎという過酷過ぎるスケジュール。
その後お店開けてマジで地獄だったけど、是枝監督の映画撮影という貴重な現場が観られて良い体験になりました。
公開したら私を探してみてくださいw
最後はオバショットでフィニッシュ!お疲れ様でした!!
ちなみに是枝監督本当に良い人過ぎてビビりました。人格者が過ぎる。

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静岡おでんPARTY開催のお知らせ

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今週末12月23日(土)に木下さんによる静岡おでんが今年もやってきます。
おでんは無くなり次第終了となります。
充分にあるので慌てずにお越しください!

そして今年の営業は12月27日(水)23時までとなります。(ラストオーダー22時)
12月28日から1月1日まではお休みを頂きまして私は上海へと旅立ちます。
お店始めたら年末年始は近隣のアジアで過ごすんだと決めて、最初の2019−20の年越しを北京でやって以来中断してしまった計画がやっと再始動!
上海見るもの多すぎて全部見られるか不安ですが、帰ったらまたブログで報告します。
年始のお店のスタートは1月2日からになります。
今年もあと少しですがどうぞよしなに。

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「私の家」by 清家清

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以前雑誌で見てから気になっていた清家清の自邸であり代表作の「私の家」。
(上から読んでも下から読んでも清家清だ!と山本山のようなことも思ったりw)
そんな「私の家」を見学できるというので予約して行ってきました。
9月から始まった見学ツアーは毎月1日3回(10:30-11:30/13:30-14:30/14:40-15:40)あります。
1回につき定員10名で、予約開始とともに瞬く間に埋まってしまうのです。
僕もそこまで人気と思わず知人と参加しようと思ってたのですがあれよあれよと埋まってしまって結局1人分しか取れませんでした。。。
大体平日開催なので仕事してる人は中々難しそうですが機会ある方は是非。
次回は2月分(予約12月23日)、3月分(予約1月20日)、4月分(予約3月23日)とのこと。要Peatix登録。こちら

さて、ツアーの内容ですが、開始の15分前に東急池上線の「洗足池」駅に集合。
札をつけたスタッフの方が迎えに来てくれます。
たまに目黒線の「洗足」駅に行っちゃう人がいて、僕の参加したツアーでも1人いらっしゃいました汗
洗足駅からだと大体30分ほどかかっちゃうので間違えたらタクシー一択でしょうね。。。
で、「洗足池」駅から徒歩で大体10分強で「私の家」到着。
意外に交通量の多い大通り沿いにあってびっくり。なんとなく閑静な住宅街にあるイメージだったので。
雑誌で見たときは蔦に覆われてたのだけど、今はそれも取り除かれて元の外壁が現れてます。
家の上に設置されてたコンテナは撤去されてました。
コンテナとは、清家が東工大の教授を定年退官した際に持ち帰った本や資料が自宅を占拠してしまったので、急遽船舶用のコンテナを購入し、1986年に大胆にも家を跨ぐように設置されていました。
写真を見ると屋根に直接載ってるように見えますが、それだと家が潰れるのでわざわざ家の上に構造を組んで載せたとのこと。
当時は隣の娘さん夫婦の家「続私の家」(1970年竣工)とも繋がってたとか。
2020年1月に撤去済み。
よく考えると、この書庫も建築家ならそもそも設計してしまえばいいのでは?と思うのだけど、わざわざ船舶用コンテナを選ぶところに清家の感性が伺えます。

中へ。
北側のバックヤードのようなところから入ります。
当時は南側から入ったようですが今は埋められています。
入ると写真で見ていた庭が広がってて感動!!!
竣工時に植えられたという大木、柳宗理の塗装されたエレファントチェア、元はプールだった窪み、1955年の夏に清家がデンマークからギリシャまで3万キロを走ったという150ccのスクーター「ランブレッタ」。
既に庭だけで見所が多い。
振り返るとこれまた写真で散々見ていた「私の家」の大きく開かれた開口。
これこれ!!となり大興奮。
スリッパを履いて中に入ります。

ここには玄関というものがなくて、庭に対して大きく開かれたその開口から入っていきます。
床は鉄平石で敷かれていて、当初は清家の父の家として建てた際に、父親が以前ドイツに住んでいたことから土足でも暮らせるようにとこの仕様になったそうなのだけど、竣工1ヶ月で靴を脱ぐようになったとか。
一部だけ大理石になってて、ここがなんとなく玄関っぽい。
庭にも石が敷かれているので、家と庭の境界がぼかされてます。
あと、驚くべきことに1954年の竣工当初から床暖房が設置されてます!
しかも今も稼働中。
実際行った時も窓全開でもそこまで寒くなかったのはこの床暖房のおかげかも。
そんな前から床暖房だなんて先駆的すぎる。
そして入って即効出迎えてくれるのが移動式畳。
下に車輪がついてるのでどこでも移動できて、時には庭に出してピクニックのようなことも。
さらに子供が小さい時はここに囲いを作ってベビーベッドのようにしてたとのこと。

奥の壁は一面本棚で、その前に清家の仕事机が。
西側の壁は、手仕事でわざと粗いテクスチャになってて、父親のレリーフや家族写真、スイッチ、なぜか船舶時計が埋め込まれてます。
ちなみにこの壁は構造的には不要らしく、奥のキッチンとトイレを隔てる為の壁なんだとか。
この家で有名なのがそのトイレ。
なんとドアがありません!!!
清家曰く「別に悪いことをしているわけではないのだから隠さなくていいのでは」とのこと笑
こんな感じで、普通の家にはあるべきものが結構ないのです。
ただ、この「ない」がこの家の豊かさを彩っていて、50平米のワンルームなのにそれ以上の広がりを感じます。

壁の手前にはダイニングチェアと当時の大学初任給の2倍の額で買ったデンマークチェアが。
さらにその前のテーブルの下にはオリジナルのバタフライスツールまで!!
これは天童木工にも残ってないそうなので誰にも座られないようにテーブルの下に置かれてます。
真ん中の耐震柱には戸棚が設置されてて、脚がないので浮いてるように見えます。
その隙間にカーテンを敷いていて、その奥が寝室と奥様の仕事場。
このように、ゆるりと間仕切られてる空間感は日本の古くからの伝統建築のそれ。
和洋折衷がすごいバランスで溶け込んでいます。
天井にはハブマイヤートラスが埋め込まれてて、これも構造とは無関係。
子供達の遊具になったりクリスマスの飾り付けをしたりと楽しんでたそうです。

さらにここには地下室があり、当時は子供部屋だったとのこと。
息子さんの部屋にはハンドルが付いてて、これを回すと上階の奥様の仕事机の上の目の前にある大きなガラスを開閉できる仕組みなってるらしい。
こういうギミックも各所に散りばめられてて清家の遊び心が光ります。
こうして散々堪能すること1時間。
本当に素晴らしい体験でした!!
最後に清家のお言葉を。

「この家はしつらえの家と言えるでしょう。日本の伝統などよりも、狭さと家族のことを考えて変化に対応できる家を考えていました。四季に応じてしつらえを選ぶことができます。そこにあるものではなく、そこに起こることが大切であるということです。しつらえとは"事"なのです。
家族の生活の匂いがしてこそ、ホームになるんです。この家で育ってきた、住んできた、と実感できてはじめて、我が家に心地よいやすらぎを覚えるようになるんです。本来、建築というものはこうした精神的なものを含むべき分野なのです。」


本当にその通りで、この家からはいまだに家族の温もりを感じることができます。
清家が座っていた椅子から庭を臨むと、子供たちが遊んでる姿が目に浮かびます。
やはり住宅は外観だけでは計り知ることができないことが多いので、こういう機会を設けていただけるのは大変にありがたいです。
写真は一切アップできないとのことなので、代わりに10月まで六本木のGALLRY SIGNで開催されていた「清家清 : しつらえとしての畳の台」展の写真を。
なんとギャラリーに「私の家」が完全再現されてました!!!
今改めて写真見るとかなり忠実に再現されててびっくりします。
ハブマイヤートラスも、前からあったっけ?ってぐらい自然に設置されてた。。。
壁に埋め込まれたスイッチや時計まで完全再現。SIGN恐るべし。

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その他最近観た建築まとめ。

「上原通りの住宅」by 篠原一男
1976年に写真家大辻清司邸として建てられた住宅。
海外の本に載ってた写真に思い切り住所が載ってたのでGoogleマップも駆使しつつ発見してしまいまして。。。
うちの近所ということもあり見てきました。
と言っても見られるのは外観のみ。
やはり建築は中身を見てナンボなのでこれが住宅建築の辛いところ。。。
現在松濤美術館で開催中の「「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容」に大辻が出てるのもあって、家の前にチラシが置いててまるでギャラリーの入口みたくなってた。
ちなみに後日このブログでもアップしますが、この展覧会にはこの家が建てられる過程の写真も出品されてるので超おすすめです。
現在住まわれているご子息のインタビューと中の様子が写ってる動画を最後に貼っておきます。
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世田谷区役所 by 前川國男
もうすぐ建て替えられてしまうというので早く行かねばと思っていた前川の建築。
第一庁舎が1960年、第二庁舎が1969年竣工。
確かに老朽化は否めず、よく言えばブルータル、悪く言えば廃墟。
今年見た村野藤吾の目黒総合庁舎が1966年竣工と思うと、やっぱりあの建築は化物すぎる。。。
既に区民会館の工事は着々と進んでてかろうじて外観だけ見えました。
確かに建て替えもやむなしなのかもしれないけど、折角住宅街の中にあることを念頭に低層の建物だったのに、地上45階建のビルができちゃうんだとか。
この建物は日本近代建築史においても、東京都内の区としては初めてとなる指名コンペで選ばれたという歴史があって、さらに2014年にはDOCOMOMOにも選ばれてるというのに。。。
第一庁舎はいつまで見られるかわからないので見られるうちに是非。改修に関して詳しくはこちら
ついでに近くの旧尾崎行雄邸も寄ったんだけどこちらも何かの工事してた。。。
いつか中も見られるようになるのかしら。。。
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静岡県富士山世界遺産センター by 坂茂
遠かったのでもう良いかな、と思いつつでもやっぱり気になるので行ったらとても良かった建築。
逆さ富士を模した木組みの意匠はアイコニックで大衆性もありながら目の前で見るとかなり迫力があります。
借景に本物の富士山もすぐそこだし。
しかもこの逆さ富士の中が展示室になってて回廊で渡っていく動線は見事。
これでもかという坂さんのアイコンが散りばめられてて大満足でした。
来年開館予定の豊田の博物館も一応楽しみにしておきましょう(上から)
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静岡市歴史博物館 by SANAA
水戸市民会館 by 伊東豊雄
師弟まとめて。
どちらもついでに寄った建築だったけど、本当にピンと来ない。。。
前まであんなに刺激的だったのに一体どうしたというのか泣
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青木淳退任記念展 雲と息つぎ ―テンポラリーなリノベーションとしての展覧会 番外編― @ 東京藝術大学大学美術館 陳列館 (会期終了)
最後は建築というか建築関連で、上野行ったらたまたまやってた展覧会。
そういえば以前、この建物の隣にある正木記念館で建築展がやってるのをたまたま観たけど、それがこの青木淳研究室の最初のプロジェクト「テンポラリーなリノベーションとしての展覧会」だったみたい。
それ以降第2回(於SACS渋谷)、第3回(於旧理容室)で開催されていて、今回は青木淳が退任ということで陳列室で3回を振り返ると共に、中村竜治等が参加して多層的な展示になっています。
ただ、展示といってもさすがは建築家で、この陳列感という建物がさらによく見えるような仕掛けがたくさんあって、例えばいつもは入らない建物の側面に足場を組んで歩かせたり、窓を開け放していたり、あえてバリアフリーではなくバリアフルにしたりと、元々美しい空間だとは思っていたけれど、さらに愛おしく感じさせる仕掛けがたくさんありました。
秋の終わりが似合う爽やかな展示でした。
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CoMbLé by 倉俣史朗

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静岡に倉俣史朗が内装を手がけたバーが今も営業中と聞いて行ってきました。
建築と違って店舗のインテリアデザインというのはそもそも店舗自体がなくなってしまったら残らない儚いもの。
倉俣が手がけた店舗はほとんどがもうありません。
新宿二丁目にあったサパークラブ・カッサドールは、壁画を高松次郎が手がけた伝説的な内装。
近いので前を通ったけど面影すらありません。。。
以前福岡で泊まったホテル・イル・パラッツォにも彼が手がけたバーがあったそうですがそれも今は夢の跡。
新橋にあった鮨店「きよ友」は閉店後もファイドンのオーナーだったリチャード・シュラグマンがなんと10年近くも家賃を払い続けて営業再開に向けて尽力していたようですがそれも叶わず。
但しこの内装は2014年に香港のM+が買い取って、まさかの移築という形で残っています。
とはいえそれも展示品。
ここもいつか行ってみたくはありますが、生きた空間として体験してみたいとずっと思っていたのがようやく叶いました!

場所は静岡駅から徒歩10分ほどの繁華街の建物の2階。
1階から看板でテンションが上がります。
ちなみに「CoMbLe」という店名は、倉俣自身が命名。
フランス語で「満たす」という意味でロゴも倉俣作。
ドキドキしながら扉を開けようにも扉が独特過ぎてまず開け方がわからないw
なんとか開けて中に入るとそこは完全なる倉俣ワールド!!!
1988年のオープン当初からほとんど変わってないそうです。
ここまで完全な形で残ってるのは本当にここしかないと思います。
入口にいきなりオバQランプがお出迎え。
丸い天井やカーブした壁、黄色や緑などの色がところどころに取り入れられたデザイン。
椅子も倉俣独特の4本脚なのに上の1本が抜けているデザイン。
トイレのドアもカーブしてて凝りまくり。。。
オーナーの中山昌彦さんは寡黙ながら質問すると丁寧に答えてくれて、貴重なプロダクトや資料も見せてくれました。
そしてまさかここで「雪国」が飲めるとは!!
倉俣のデザインを全身で感じながら美味しいお酒を飲めるバー。
是非行ってみてください。

静岡市葵区呉服町2-7静専ビル2F
OPEN 19:00~25:00(L.O.24:00)
日祝、第二月曜日休業
CoMbLé instagramはこちら

ちなみに近くにある「名代かつ丼 おざわ」の内装も初期の倉俣の内装らしいです。
僕が行ったのは定休日で行けなかったけど気になる人はぜひ。
写真で見る限りどこが??って感じですが、食べログ3.42なので普通に美味しそう。こちら

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倉俣史朗のデザイン――記憶のなかの小宇宙 @ 世田谷美術館 (-2024.01.28)
そして現在倉俣の展覧会が開催中!
アアルト展以来の世田谷美術館。相変わらず美しい美術館です。
あの時とは順路が逆で、通路を通ってガラス窓の空間に倉俣を代表する4つの家具が優雅に置かれてます。
ロビーにもあったけど「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」ってよく見たら脚もパンチングメタルなんですね。
これで支えてるの何気にすごいのでは。
展覧会は時系列に倉俣の歩みを丁寧に追っていく順路で、初期の株式会社三愛所属時代の展示を通して改めて「インテリアデザイナー」という言葉すらなかった時代から彼は仕事を作っていたのだと思うと凄いですよね。
1965年11月に独立して自身のクラマタデザイン事務所を立ち上げてからの家具も実験的だけど実は実用的なのが面白い。
特にアクリルでできた箪笥は中も見れて浮遊感もあって欲しいと思っちゃいました。
インテリアデザインを手がけた店舗のスライドなんかは体験したかったなぁと唾垂らしながら見てました。。。
その後も光の家具や後期の代表作の「ミス・ブランチ」など、これまで散見してた家具がずらっと並ぶ様は圧巻。
展示がかなり贅沢な空間の使い方をしてるのが印象的。
「硝子の椅子」は実際座ったらどういう感覚なんだろう。。。
羽根が浮かんだアクリルの椅子も初めて見たけど素敵。
その他夢日記なんかも展示されてて、相当ロマンチックな人だったんだろうなぁと想像。
56歳という若さの死は本当に早過ぎましたね。
ここまで総括して観られるのは中々ない機会なので是非。
世田美の後は富山県美術館、京都国立近代美術館へ巡回します。
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その他デザインの展覧会2つ。

魔除け-見えない敵を服でブロック!- @ 文化学園服飾博物館 (-2024/2/14)
結構期待してたんだけど期待したほどではなかった。。。
パンデミックもあったので時制に合った好企画だとは思うんだけど。
とはいえいくつか興味深いものが展示されてました。
最も興味を惹いたのはウズベキスタンのパランジャという衣装。
背中に見せかけの袖がついてて、さらにその袖先についてる房飾りが揺れることで魔を追い払うというもの。
あとはインドの鏡がついたものや、中国の北斗七星を表す7つの円紋がついたものや五毒(蠍、蛙、蜘蛛、蛇、ムカデ)がアップリケされてるもの(毒を以て毒を制す)等。
シリアの背中に神聖な花であるチューリップの模様が施されたコートも普通に可愛かった。
あとパネルでしか紹介されてなかったのだけど、タジキスタンで男児が女の子の服を着てたのがめっちゃ気になった。
意外にも背守りが紹介されてなかったり、せっかくなのでアベノマスクとかも展示しちゃえばいいのにとか現代に繋がる展示もあれば良かったなぁと思ったりしました。
このテーマで民藝館とかもやってほしいですね。
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イヴ・サンローラン展 @ 国立新美術館 (会期終了)
書くところないからここに。
前のシャネル展もそうだったんだけど、イヴ・サンローラン本人には興味があるんだけど、彼のデザインには興味ないことに行ってから気づくパターン。。。
今回も人多いのもあってほとんど素通り。
最後の方の有名なモンドリアンの黒パターンには感動したけど。
美術館でやるファッション展ってほとんど退屈なんだよなぁ。
ディオール展ぐらい派手にやってもらわないとねぇ。
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「FATHOM—塩田千春、金沢寿美、ソー・ソウエン」@ 京都精華大学ギャラリーTerra-S

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京都で観た展示まとめ。
意外に観るもの多くて疲れた。。。

「FATHOM—塩田千春、金沢寿美、ソー・ソウエン」@ 京都精華大学ギャラリーTerra-S
(-12/28)
百年ぶりの母校へ。
久々過ぎて色々感慨深かったけれど、自分が通っていた頃と全く変わってない所と変わり過ぎてる所の差が大き過ぎて情緒がおかしくなりそうでしたw
特に今回の展覧会がやってた明窓館が新しい建物になってて、中が異常にオシャレで素敵なカフェまで出来てて、まるでちゃんとした大学みたいで衝撃。。。
それはともかく今回の展示、今回の京都滞在で観た展示の中でも圧倒的に良かった。
遠くまでわざわざ来た甲斐があったというもの。
3人とも僕が卒業した精華大学の洋画出身で、塩田さん金沢さんは先輩、ソーさんは後輩にあたります。
ソーさんなんかは2019年卒業ってこないだやないかい!
先日√kで観た彼の展示が良過ぎて今回も期待して行ったけど素晴らしかった。
本展のタイトル「Fathom(ファゾム)」は、人が両手を左右に広げた時の幅に由来する「身体尺」のひとつで、水深を図るのに用いる単位(6フィート=183cm)を意味している。とのこと。
このFathomを最も表していたのが冒頭に展示してあったソーさんの「Bleaching#1」。
黒く染めたコットンに自身の身体をトレースしたもので、隣のドローイングも画面の真ん中から左右の手にパステルを握って両腕のストロークで描いたもの。
どちらも身体尺をそのまま使った作品で、そのテーマは「My body, your smell, and ours」でさらに展開していました。
様々なハーブが載せられた土偶を思わせる器たちが床に置かれていて、それらの香りが鑑賞者の往来で混ざり合うことで他者の身体を感じる展示。
√kで観たヘソの映像インスタレーションも相変わらず良かった。
金沢さんは、新聞紙を鉛筆でところどころ塗りつぶして夜空のように描いたドローイングで、森美の「地球がまわる音を聴く」展でも観たけど、今回の展示の方が圧倒的に良かった。
特に大画面の作品が圧巻で、この黒い画面を挟んでソーさんの黄色と塩田さんの赤が映えてて素晴らしかった。
塩田さんは相変わらずのクオリティで、今回は赤い毛糸で空間を編んで、その中に1000枚の夢について書かれた紙を巻き込んだインスタレーション。
今回特別だったのは、前面のガラス窓をそのまま開け放しにして風景を取り込んでるところ。
これまで彼女の作品は閉鎖空間の中で没入するようなものが多かったけど、今回は外の風景を取り込むことで明るい部屋になってて面白かった。
三者三様ながら、身体の延長のようなものを感じさせる展覧会としてよくできた展示でした。
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和を以て物語をなす @ 瑞雲庵 (会期終了)
先月初めに開催されていたACKの関連企画。
昨年hakuで観て作品まで買ってしまった松井照太さんが出てたので行ってきました。
企画は渡邊賢太郎さん。
京都を拠点にhaku kyotoギャラリーディレクターを軸として、インデペンデントのアートディレクター・キュレーターとしても活動している方。
それで松井さんが出品されてたのかと納得。
それにしても会場となってる瑞雲庵という建物がまたすごい。
西枝財団というところが管理していて、築100年の木造2階建ての民家と蔵からなる建物。
もともと両替商の邸宅だったそうで、茶室と庭もあります。
毎年春と秋に若手のキュレーターにキュレーションさせて展覧会を開催してるそうな。
展覧会自体、ほとんど無理なく空間に作品が溶け込んでてとても良かった。
そして改めて松井さんやっぱり良いなぁと惚れ惚れ。
まさに水石を自で行く姿勢が素晴らしいです。
庭にも岩があるので和空間とほとんど違和感がなかったのも素晴らしい。
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イケムラレイコ 愛のあゆみ @ 京都 蔦屋書店 (会期終了)
河原町の高島屋に出来た蔦屋書店のギャラリーでやってた展示。
あまりこの人の作品好きじゃないけど、今回出てた抽象画はどれも良かった
詩を元に描かれたとのことだったけどそれはよくわかりませんでした。
それにしても蔦屋も下のまんだらけも東京のに比べたらやっぱりしょぼい。。。
上に任天堂のショップ(?)も出来てたりしてサブカルに全振りな姿勢は悪くないと思いますが。
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三沢厚彦展 @ AMMON KYOTO (-12/24)
アレックス・カッツ 京都展 @ 有斐斎弘道館 (-12/6 要予約)
「Ground Zero」@ 京都芸術センター (-12/10)
最後3つまとめて。
三沢さんは通りかかったので観たけどやっぱりで?ってなっちゃう。。。
カッツもホックニー同様やっぱりおじいちゃんの趣味かなぁ、って感想。
会場の有斐斎弘道館がすご過ぎ。カッツの名前の入った暖簾が良かった(そこかよ)
芸術センターの展示は戦争をテーマにしててとても攻めてるけど難し過ぎてよくわからなかった。。。
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下鴨ロンド

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お客様にお誘い頂き、京都で泊まらせて頂いた下鴨ロンドについて。
建築リサーチ集団RADのメンバーの本間智希さんが近所を自転車で散策してたら「たまたま」見つけた空き家だった洋館を、不動産屋に問い合わせて家主と交渉してリノベーションしたのが始まり。
10年以上空家だった昭和7年竣工のこの建物は、幸い構造的に致命的な傷みもなく残ってたので、ボランティアで掃除から始めて、インフラを整備したりしてなんとか人が住めるようになったのが手をつけ始めて2年ほど経った今年。
この辺りの経緯はこちらのインタビューが詳しいです。かなり面白い内容なので必読!
在野の研究者たちのオルタナティブスペース「下鴨ロンド」 本間智希さんインタビュー(前編)
在野の研究者たちのオルタナティブスペース「下鴨ロンド」 本間智希さんインタビュー(後編)
メンバーを募って今は15人ほどでシェアスペースとして運営されてます。
前から話を聞いてたので気になってて、実際行ってみると見事な洋館で惚れ惚れ。
書斎なんて柳宗悦邸のそれ!
日本にはこのような魅力的な建物が次々と空き家になって解体の憂き目に遭っているのが現実。
昔展覧会をさせてもらった愛知の小牧にあった常懐荘という場所もやむなく解体されてしまいました。
岡山にある父親の実家もとても立派な日本家屋ですが人が住まなくなった途端にボロボロに。
全部は救えないにしても、このような活動は本当に素晴らしいと思います。
この場所はあくまでシェアスペースなので住所非公開。
会員のみが使えるので今回は本当に貴重な機会でした。Kさん本当にありがとうございました。
ここの活動もとても興味深いのでぜひnoteでチェックしてみてください。こちら

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MITTAN

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久々にしっかり京都に行ってきました。
最早コロナ前より多いのでは?という観光客の多さに辟易して敬遠していたのだけど、今回ばかりは外せない所用があり。
その所用とは、MITTANの直営店のオープン。
MITTANというのは「現代の民族服」をコンセプトに作られている2013年創業の京都を拠点にする服のブランド。
これまで全国のセレクトショップで買うことはできましたが、10周年にして初の直営店のオープンとなりました。
去る2023年11月23日。
左京区にある元は生花の未生流の会館だった建物。
1階は修繕の様子を見ることができるフロア。
このブランドは2013年の創業当初から、一生着られるように修繕や染め直しをしてくれるし、2021年からは着なくなったりしたMITTANの服の買取も開始しました。
平日にこの修繕コーナーに行けば、お直しの方法や染め直しの色など具体的に相談できて、買取もその場でしてくれるそうです。
2階は服の販売コーナーですが、普通の直営店と違って、新品以外の買い取った衣服を修繕・染め直し・クリーニングした再販品をはじめ、サンプルやB品といったブランドの運営上発生する、一般の流通には乗せられない衣服も通常の商品と併せて販売しています。
そんなMITTANのコンセプトを体現するように作られた空間。
建材には京都の土や、栃木の大麻の他、竹、木、石灰等の自然素材が使われています。
試着室では壁の裏側も見ることができたり、このブランドのコンセプトがたっぷり詰まってます。
京都に行った際は是非寄ってみてください!!!

所在地:京都府京都市左京区⽥中⾥ノ前町87-1 未⽣会館別館
営業時間:13:00-17:00(⽊・⾦) 10:00-17:00(⼟)
定休日:⽉、⽕、⽔、⽇
website https://mittan.asia

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このMITTANを主宰してるのが三谷武くん。
彼と初めて会ったのが2009年の暮れだったので、かれこれ14年の付き合いになります。
初対面の時、僕は京都芸術センターの個展の準備中で床下に潜った直後の埃まみれの状態だったのをよく覚えています笑
当時はまだ京都の別のブランドで働いていて、その後大阪に移ってまた別のブランドで働き出したと思ったら数ヶ月で辞めて自身のブランドを始めることになりました。
実は僕もスイスから帰ってきた時に「染色興味ある?」という言葉にそそのかされて、1年ちょっとスタッフとして藍染をメインにお手伝いしていたことがあるのです。
その間に彼を近くで見ていて僕も多大な影響を受けました。
今僕が店を持っているのもその影響の一部なのかもしれません。
実際お店で僕が着ている白シャツはMITTANのものだったりします。
マンションの一室で始めたそのブランドが、京都に移って今や実店舗を持つに至るなんて感慨深すぎて泣けます。
オープンの初日は近所のタルジスさんでお祝い。
本当におめでとう。
末長くその美学を貫いてください!!!

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ところで京都にはMITTANのようなスタイルやコンセプトが貫かれたお店が多い気がします。
今回いくつか回ってきたのでご紹介。

kankakari (京都府京都市北区紫野下築山町15)
元は広島にCitéというセレクトショップをやられていた鈴木良さんが2022年に京都に拠点を移して始めたお店。
広島時代はMITTANとも取引があって、今年出版したMITTANの初の書籍でも写真を担当されています。
元々パリ第八大学美術学科で写真を学び、古物の蒐集家としてフランスに14年間在住していたとのこと。
パリに住む僕の友達も知ってるそうで、以前から伺いたいと思っていました。
場所は閑静な住宅街にある100年超えの古民家。
看板もないけど入口から周りの建物と雰囲気が違うのでなんとなくわかります。
中は天井高のある空間で、ご自身の監修により1 年かけて丁寧に改修されたそうです。
行った時は陶芸の寒川義雄さんの展示がやっていて、一つ買ってしまいました。。。
企画展のみのオープンなのでウェブやinstagramをチェックしてください。
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itou (京都府京都市左京区一乗寺出口町7 2F)
GW前後に渋谷でやってた1/sという主に関西の古道具屋さんが集まってやってた展覧会で知ったお店。
遊び心のある古道具が目白押しで、クローバーに切り抜かれたブックエンドを購入。
ブックエンドとして使うとクローバーの部分が本に隠れちゃうのでトイレにオブジェとして設置してみました。
営業日が20日~月末日(25日休)+不定期営業というのも謎。タイミング合えば是非。
1/sに参加してたbildにも行きたかったけど営業日被らず。次回行きたい。
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kokyu kyoto (京都府京都市中京区布袋屋町509−2)
河原町南にあるhakuの姉妹店。
行きたいと思ってたけど展覧会期間以外はアポイントメント制(木金土日月 12:30 /15:30 /18:30)で気が重く、されど旅の恥はなんちゃらってことでインスタ経由で予約して行ってきました。
行ったら普通に通りがかりの人も入ってきててアポイントメント制とは?となりましたが笑
行った時は朽ち果てかけた木でできたような家具や版画が展示されてて不思議な雰囲気。
今度は展覧会やってる時に気軽に行きたい。
hakuもkokyuも美容室も兼ねてるのが面白いですね。
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タッパウェイ (京都府京都市左京区北白川久保田町13-2)
地点がやってるロシア料理店。
劇場アンダースローのすぐそばにあります。
地点好きとしてはどうしても訪れたかった場所。
そしてロシア料理、めちゃくちゃ好きなんですよね。
この後ご飯も控えてたのでピロシキとボルシチセットにしましたが今度はストロガノフも食べたい。
何故か津山のクラフトビールがあったり、ウォッカも品揃え豊富。焼き菓子なんかもありました。
新作「ブルグント公女イヴォナ」観たかったけどタイミング合わず。。。泣
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麦丸京都 (京都府京都市左京区左京区北白川西町87−29)
お祝いの後三谷くんに連れて行ってもらったお店。
写真を整理していてかろうじて一枚だけ撮ってた写真を見つけて思い出しました。
というのも、ほろ酔いで行ったのもありますが、ここが余りにも夢のような世界観だったからです。
入ったら坊主の女性が1人で切り盛りされてて美味しいチャイを頂きました。
確かレコードがかかっていて、机には左系の本がずらりw
京大の隣ということもあり、学生運動の頃からあるのかな?という風格なのですが、実は元々神楽坂にあったらしく、移ってきたのはつい最近とのこと。
水道橋に分店(?)があるらしいので今度行ってみよう。
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月と六ペンス (京都府京都市中京区二条通高倉西入松屋町松屋町62 杉野ビル2階)
初台のfuzkueと双璧を成すであろう読書カフェ。
前から行きたいと思ってたら2021年から会員制になってしまって一気にハードルが上がってしまった。。。
ただ、会員といってもインスタで事前に連絡をしておけば入れます。
但しいくつか注意事項があるので遵守すること。(ここもfuzkueと似てますね)
料金は時間代となってて、1時間、3時間、それ以上と区切られてます。
注文とともに目安の時間が書かれた紙が渡されるので会計時に持っていきます。
時間代に1杯ついてて、僕は3時間と2杯飲んで1250円と心配になるぐらい安い。。。
旅行まで来て読書ってめちゃ贅沢ですよね。また時間あったら行きたい。
因みに読んでたのは「魔の山」。モームの「月と六ペンス」を読むのも一興。
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二条小屋 (京都府京都市中京区最上町382-3)
二条の駐車場奥にあるまさに小屋でやってる珈琲屋さん。
PENの記事を読んで是非行きたいと思ってました。
実際行って対峙した時の衝撃たるや。。。
本当にやってるの?と思いつつ入店。
席はなくスタンディング。
レコードでかけられてるジャズを聴きながら静かに過ごせる空間。
店主のハンドドリップも見事で最高に美味しく、キャロットケーキも美味でした。
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さらさ西陣 (京都府京都市北区紫野東藤ノ森町11-1)
もはや説明不要の「京都と言えば」なカフェ。
昭和3年に建てられた元銭湯を大胆にリノベーションした圧巻の空間。
学生時代はたまに行ってたけど改めて行くとやっぱりすごい。
kankakariが近かったので寄ってみました。
壁にはマジョリカタイルというタイルが貼られていてめちゃくちゃ美しい。。。
ただ、さらさは市内にいくつかあるけど、西陣のフードメニューはイマイチ。
花遊小路店のひじきチャーハンまた食べたい。
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以上!京都観光の参考になれば〜。
って寺社仏閣も紅葉スポットも行ってないので観光みなさすぎw
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