清水裕貴個展「よみがえりの川」開催のお知らせ。

来月9日より、清水裕貴個展「よみがえりの川」を開催します!
それに伴い2月1日(水)から8日(水)及び3月8日(水)から15日(水)は作品搬入出の為お休みとなります。
展覧会中は水曜のみお休みです。
清水裕貴個展「よみがえりの川」
2023年2月9日(木) - 3月7日(火)
18時-24時 水曜休
*ワンドリンクオーダー制
*感染症対策にご協力下さい。
また本展はスタジオ35分との共同企画となります。両会場合わせてご覧ください。
清水裕貴個展「よみがえりの川」於 スタジオ35分 (東京都中野区上高田5-47-8)
2023年2月8日(水) - 3月4日(火)
16時-22時 日・月・火曜休
岡崎和郎・大西伸明「Born Twice」 大西伸明「光体」@ MA2 Gallery
2023年一発目の展覧会まとめ記事。
岡崎和郎・大西伸明「Born Twice」 大西伸明「光体」@ MA2 Gallery (-1/28)



















ギャラリーの展示なんだけどこの展覧会が今年入って最も良かった。
元々大西さんは好きな作家だったけど、そこに岡崎和郎という要素が入ることでとても美しいコラボレーションになってました。
元々数年前から一緒にやろうという話があり、器(コップ)をテーマにそれぞれ制作している最中、岡崎さんが亡くなられて、改めて2人展を企画されたそう。
入口には完成とも未完成とも言える岡崎さんの招き猫の彫刻があり、その奥にはそれぞれ岡崎さんと大西さんのコップの作品が並びます。
壁に並んでいる展示台は、岡崎さんがアトリエでオリジナルで制作されていたものを模して作ったのだそう。
大西さんの器の彫刻は、コップと中身が一体化したような不思議なオブジェ。
一方岡崎さんの器は、器に石膏を流し込んで、膨張により割れたガラスを一部残した作品で、制作過程と結果が一体化した面白い作品でした。
2階では、大西さんのコップとその中身のみの彫刻と、今回なんと初の写真作品が並んでました。
この写真は、暗室の中であえて露光させたり、墨なのか絵の具なのかを垂らしたような操作をしていたり、マルチプルなはずの写真がそれぞれ一点のみのユニーク作品として成立していました。
複製不可能と思しき日常品を複製する大西さんが、複製技術としての写真を一点ものにしてしまうという流れがとても面白いと思いました。
最上階では、電球の作品と、これまた別の器の彫刻、そして写真が展示されていて、自然光が入る中とても美しく映えてました。
Sit, Down. Sit Down Please, Sphinx.:泉太郎 @ 東京オペラシティ アートギャラリー (-3/26)



























どうせ意味わかんないんだろうな、と思って行ったら本当に意味わかんなかったwww
さすが泉さん、な展示です。
まずロッカーに荷物を預けに行こうとしたらいつものロッカー室にロッカーがなくて謎の机とオブジェが展示されてる。
ロッカーは入口横に移動されてて、開けたら謎の袋が。
最初の映像の椅子にはQRコードがあって、それを開くと囁き声が聞こえて、どうもこの展覧会を見る上での指示や注意が囁かれてるんだけど、それに合いの手を入れるような男性の声は全部否定的で「やりたくないなぁ」とか言ってる笑
どうもまずは先ほどの袋の中の布(?)を取り出し、ポンチョのようにして身につけて展示を観るらしい。。。
指示通り被ってみたけどめっちゃ動きにくいし何気に重い。
その先はオペラシティのお家芸のようになった展示壁もなくただただ謎のインスタレーションが続く。
今回いつもと違うのは、最初の第一展示室から第二展示室にはすんなりと行けなくて、一旦廊下に出ていつも出口になってる方から入らなければならないらしい。
途中の壁ではまた指示があり、壁に取り付けられてる棒を持って行けとのこと。
第二展示室に着くと、先ほどから被ってるポンチョを裏返しにして棒と水の入ったペットボトルを使ってテントを組み立てよとのこと。。。
なんとか組み立てさらに奥に進むと番号札を取れとのことなので取って受付でその番号を書く。
呼ばれたら第一展示室にまた入れるんだけど、1人ずつしか行けないので混んだらパンク必至。。。
呼ばれて入るとVR装置を渡されて、寝転んで陶器に顔を埋められて謎の映像を5分ほど眺めて終了。
最後の写真はスタッフの方に撮っていただきましたw
それにしても謎だし、スタッフの方々の仕事が多すぎてこれ混んだらマジで終わる。。。
どうやら美術館を墓場に見立ててるようで、確かに「美術館は作品の墓場」と昔から言われてるけど、それとは微妙に違って、鑑賞者が臨死体験をするような感覚。
白いポンチョは展示室のホワイトキューブと一体化し幽体化して展示室を彷徨い歩き、そのポンチョを今度はお墓のように自分で立ち上げ、最後は埋葬されるという流れ。
その割に展示室がカンカンに明るいのが面白いんだけど。
中々時間がかかるので、お急ぎでない時に行かれるのが良いかと。
あと混むとマジ無理ゲーなので行かれる方はお早目に。。。
収蔵品展075 彫刻家の素描・版画 @ オペラシティアートギャラリー (-3/26)
project N 89 川人綾 @ オペラシティアートギャラリー (-3/26)
























以前のオペラシティのコレクション展って、企画展のついでにとりあえず見とくか、って感じだったんだけど、最近キュレーションがしっかりしてて企画展より面白くね?ってことがあります。
今回も完全にそのパターンで最高過ぎました。
寺田コレクションの中から彫刻家のドローイングを集めた本展、めちゃくちゃ僕好み。
彫刻家のドローイングって何かいいんですよね。
しかも一室目に舟越父子が対面でズラーっと並んでて泣きそうになった。
次の部屋も土屋公雄に若林奮、青木野枝と豪華なラインナップ。
土屋さんのドローイング初めて観たけどめっちゃよかった。。。
そのままproject Nもまさかのソル・ルウィット!と思ったら違った笑
パリ・オペラ座−響き合う芸術の殿堂 @ アーティゾン美術館 (-2/5)
石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 Art in Box ーマルセル・デュシャンの《トランクの箱》とその後 @ アーティゾン美術館 (-2/5)













新年一発目の展覧会はこちらでした。
パリはなんども行ってるのに未だ踏み入れたことのないオペラ座。。。
憧れはあるのだけどオペラのハードルが高過ぎて。。。
そんなオペラ座の歴史を美術的資料から展覧できるのがこちらの展覧会。
最初は資料っぽいものが多過ぎて正直つまんないかも、と思ってたんですが、途中からマルセル・プルーストの草稿とか出てきたり、マネの作品が何点か出てたりでまあまあ楽しめました。
コレクションの方も相変わらず流石でしたが、今回はデュシャンのボックス作品を起点に箱型のコレクションを並べる企画をやってて、本当に骨太な美術館だな、と改めて。
前述のオペラシティもそうだけどコレクション展本当に重要だと思うので、ここでしっかり見せられる企画力のある美術館は強いですね。
ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ 柔らかな舞台 @ 東京都現代美術館 (-2/19)









「2017年ヴェネチア・ビエンナーレのオランダ館代表を務めるなど、オランダの現代美術を代表するアーティストの一人」ってことなんだけど、僕は全然知らなくて、どんな作品なんだろうなとは思いつつあまり興味そそられなかったんだけど、ディオール展あるしついでに観てみたけど結局よくわからなかった。。。
というか30分近い映像が6つも続くなんて無理すぎるだろ。。。
しかもストーリー的なものではなくワークショップ的なものなのでそもそも5分も観てられない。。。
せめて映像が美しいとか審美的なファクターがあればいいのですがこういう映像作品苦手です。
タイトルの「やわらかな舞台」という通り、会場が舞台セットのようになってるのは面白かったですね。
感想らしい感想はないです。
そしてコレクション展がほとんど変わってなくてこれまた残念でした。。。
前までここのコレクション展素晴らしかったのにここ最近ダメですね。手が足りてないのかな?
杭とトンガリ (-1/29)













青柳菜摘、多田恋一朗、Nerhol、山田悠太朗、楊博が参加している4日間のみのグループ展。
近所だったのでよくわからないまま行ってみました。
この建物は今後店舗物件として貸し出される予定で、まだ内装がない状態での内覧会も含めた展覧会らしい。
建築家は能作文徳。
どこかで聞いたことある名前だな、と思ったら、下道基行さん達と前々回のヴェネツィア・ビエンナーレの日本館を務めた建築家だった。こちら。
作品は建物に置かれるように配置されてて、「見る」というより「見つける」展示でした。
次回公開は1月28、29のみ。
正直わざわざ行くほどではないけどお近くの方で興味あれば。
大森克己スライドショー「山の音」@ スタジオ35分 (-1/28)






初日の「作家本人によるアナログ映写機による上映会」に参加しました。
「山の音」と題されたそれは、意外にも都会の風景からスタートして、随所に桜が見受けられました。
大気を孕んだような柔らかい色調の写真たちが次々と流されるのですが、それを作家自ら操作することで、一枚一枚映し出される時間が微妙に違うのが面白かった。
また、バーの方ではそれらのプリントが展示されてます。
この日は大森さん特製カクテルも飲めて楽しいイベントでした。
28日の最終日にもこのイベントは開催されるそうなのでお時間ある方は是非。
それ以外はデジタルスライドが流れてるみたいです。
ちなみにA'holic次回展はこの35分との共同企画です。
DM置かせてもらってるのでそちらもよろしくお願いします!
岡崎和郎・大西伸明「Born Twice」 大西伸明「光体」@ MA2 Gallery (-1/28)



















ギャラリーの展示なんだけどこの展覧会が今年入って最も良かった。
元々大西さんは好きな作家だったけど、そこに岡崎和郎という要素が入ることでとても美しいコラボレーションになってました。
元々数年前から一緒にやろうという話があり、器(コップ)をテーマにそれぞれ制作している最中、岡崎さんが亡くなられて、改めて2人展を企画されたそう。
入口には完成とも未完成とも言える岡崎さんの招き猫の彫刻があり、その奥にはそれぞれ岡崎さんと大西さんのコップの作品が並びます。
壁に並んでいる展示台は、岡崎さんがアトリエでオリジナルで制作されていたものを模して作ったのだそう。
大西さんの器の彫刻は、コップと中身が一体化したような不思議なオブジェ。
一方岡崎さんの器は、器に石膏を流し込んで、膨張により割れたガラスを一部残した作品で、制作過程と結果が一体化した面白い作品でした。
2階では、大西さんのコップとその中身のみの彫刻と、今回なんと初の写真作品が並んでました。
この写真は、暗室の中であえて露光させたり、墨なのか絵の具なのかを垂らしたような操作をしていたり、マルチプルなはずの写真がそれぞれ一点のみのユニーク作品として成立していました。
複製不可能と思しき日常品を複製する大西さんが、複製技術としての写真を一点ものにしてしまうという流れがとても面白いと思いました。
最上階では、電球の作品と、これまた別の器の彫刻、そして写真が展示されていて、自然光が入る中とても美しく映えてました。
Sit, Down. Sit Down Please, Sphinx.:泉太郎 @ 東京オペラシティ アートギャラリー (-3/26)



























どうせ意味わかんないんだろうな、と思って行ったら本当に意味わかんなかったwww
さすが泉さん、な展示です。
まずロッカーに荷物を預けに行こうとしたらいつものロッカー室にロッカーがなくて謎の机とオブジェが展示されてる。
ロッカーは入口横に移動されてて、開けたら謎の袋が。
最初の映像の椅子にはQRコードがあって、それを開くと囁き声が聞こえて、どうもこの展覧会を見る上での指示や注意が囁かれてるんだけど、それに合いの手を入れるような男性の声は全部否定的で「やりたくないなぁ」とか言ってる笑
どうもまずは先ほどの袋の中の布(?)を取り出し、ポンチョのようにして身につけて展示を観るらしい。。。
指示通り被ってみたけどめっちゃ動きにくいし何気に重い。
その先はオペラシティのお家芸のようになった展示壁もなくただただ謎のインスタレーションが続く。
今回いつもと違うのは、最初の第一展示室から第二展示室にはすんなりと行けなくて、一旦廊下に出ていつも出口になってる方から入らなければならないらしい。
途中の壁ではまた指示があり、壁に取り付けられてる棒を持って行けとのこと。
第二展示室に着くと、先ほどから被ってるポンチョを裏返しにして棒と水の入ったペットボトルを使ってテントを組み立てよとのこと。。。
なんとか組み立てさらに奥に進むと番号札を取れとのことなので取って受付でその番号を書く。
呼ばれたら第一展示室にまた入れるんだけど、1人ずつしか行けないので混んだらパンク必至。。。
呼ばれて入るとVR装置を渡されて、寝転んで陶器に顔を埋められて謎の映像を5分ほど眺めて終了。
最後の写真はスタッフの方に撮っていただきましたw
それにしても謎だし、スタッフの方々の仕事が多すぎてこれ混んだらマジで終わる。。。
どうやら美術館を墓場に見立ててるようで、確かに「美術館は作品の墓場」と昔から言われてるけど、それとは微妙に違って、鑑賞者が臨死体験をするような感覚。
白いポンチョは展示室のホワイトキューブと一体化し幽体化して展示室を彷徨い歩き、そのポンチョを今度はお墓のように自分で立ち上げ、最後は埋葬されるという流れ。
その割に展示室がカンカンに明るいのが面白いんだけど。
中々時間がかかるので、お急ぎでない時に行かれるのが良いかと。
あと混むとマジ無理ゲーなので行かれる方はお早目に。。。
収蔵品展075 彫刻家の素描・版画 @ オペラシティアートギャラリー (-3/26)
project N 89 川人綾 @ オペラシティアートギャラリー (-3/26)
























以前のオペラシティのコレクション展って、企画展のついでにとりあえず見とくか、って感じだったんだけど、最近キュレーションがしっかりしてて企画展より面白くね?ってことがあります。
今回も完全にそのパターンで最高過ぎました。
寺田コレクションの中から彫刻家のドローイングを集めた本展、めちゃくちゃ僕好み。
彫刻家のドローイングって何かいいんですよね。
しかも一室目に舟越父子が対面でズラーっと並んでて泣きそうになった。
次の部屋も土屋公雄に若林奮、青木野枝と豪華なラインナップ。
土屋さんのドローイング初めて観たけどめっちゃよかった。。。
そのままproject Nもまさかのソル・ルウィット!と思ったら違った笑
パリ・オペラ座−響き合う芸術の殿堂 @ アーティゾン美術館 (-2/5)
石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 Art in Box ーマルセル・デュシャンの《トランクの箱》とその後 @ アーティゾン美術館 (-2/5)













新年一発目の展覧会はこちらでした。
パリはなんども行ってるのに未だ踏み入れたことのないオペラ座。。。
憧れはあるのだけどオペラのハードルが高過ぎて。。。
そんなオペラ座の歴史を美術的資料から展覧できるのがこちらの展覧会。
最初は資料っぽいものが多過ぎて正直つまんないかも、と思ってたんですが、途中からマルセル・プルーストの草稿とか出てきたり、マネの作品が何点か出てたりでまあまあ楽しめました。
コレクションの方も相変わらず流石でしたが、今回はデュシャンのボックス作品を起点に箱型のコレクションを並べる企画をやってて、本当に骨太な美術館だな、と改めて。
前述のオペラシティもそうだけどコレクション展本当に重要だと思うので、ここでしっかり見せられる企画力のある美術館は強いですね。
ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ 柔らかな舞台 @ 東京都現代美術館 (-2/19)









「2017年ヴェネチア・ビエンナーレのオランダ館代表を務めるなど、オランダの現代美術を代表するアーティストの一人」ってことなんだけど、僕は全然知らなくて、どんな作品なんだろうなとは思いつつあまり興味そそられなかったんだけど、ディオール展あるしついでに観てみたけど結局よくわからなかった。。。
というか30分近い映像が6つも続くなんて無理すぎるだろ。。。
しかもストーリー的なものではなくワークショップ的なものなのでそもそも5分も観てられない。。。
せめて映像が美しいとか審美的なファクターがあればいいのですがこういう映像作品苦手です。
タイトルの「やわらかな舞台」という通り、会場が舞台セットのようになってるのは面白かったですね。
感想らしい感想はないです。
そしてコレクション展がほとんど変わってなくてこれまた残念でした。。。
前までここのコレクション展素晴らしかったのにここ最近ダメですね。手が足りてないのかな?
杭とトンガリ (-1/29)













青柳菜摘、多田恋一朗、Nerhol、山田悠太朗、楊博が参加している4日間のみのグループ展。
近所だったのでよくわからないまま行ってみました。
この建物は今後店舗物件として貸し出される予定で、まだ内装がない状態での内覧会も含めた展覧会らしい。
建築家は能作文徳。
どこかで聞いたことある名前だな、と思ったら、下道基行さん達と前々回のヴェネツィア・ビエンナーレの日本館を務めた建築家だった。こちら。
作品は建物に置かれるように配置されてて、「見る」というより「見つける」展示でした。
次回公開は1月28、29のみ。
正直わざわざ行くほどではないけどお近くの方で興味あれば。
大森克己スライドショー「山の音」@ スタジオ35分 (-1/28)






初日の「作家本人によるアナログ映写機による上映会」に参加しました。
「山の音」と題されたそれは、意外にも都会の風景からスタートして、随所に桜が見受けられました。
大気を孕んだような柔らかい色調の写真たちが次々と流されるのですが、それを作家自ら操作することで、一枚一枚映し出される時間が微妙に違うのが面白かった。
また、バーの方ではそれらのプリントが展示されてます。
この日は大森さん特製カクテルも飲めて楽しいイベントでした。
28日の最終日にもこのイベントは開催されるそうなのでお時間ある方は是非。
それ以外はデジタルスライドが流れてるみたいです。
ちなみにA'holic次回展はこの35分との共同企画です。
DM置かせてもらってるのでそちらもよろしくお願いします!
クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ @ 東京都現代美術館
2023年一発目のデザイン関連まとめ。
クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ @ 東京都現代美術館 (-5/28)










































2017年のパリ装飾芸術美術館を皮切りに世界に巡回していた「クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ」展がついに日本にやってきました!
パリの展覧会の様子は以前動画で観ていたので、待ちに待ったという感じ。
今回はOMA NYの重松象平が会場構成を務めているのですが、そのセノグラフィがエグすぎ。
さすがディオール。。。予算てっぺんなしなのでは。。。
聞いたところによると20億とも言われてて、仮初の展覧会にそんな額聞いたことない。。。
昔ラフ・シモンズのディオール初コレクションの様子を撮ったドキュメンタリー「ディオールと私」でも、会場の壁全てを生花で埋め尽くすというクレイジーなことやってましたが、マジで今回凄すぎ。。。都現美がここまで変わるなんて。。。
なんでも元の壁を一切見せないというのが一つのコンセプトだったとか。
正直服がほとんど入ってこない。。。
冒頭は意外にもアートの展示からスタート。
ディオールの創始者クリスチャンは元々アーティストを目指していたそうで、20代の頃にはギャラリーを経営していたとのこと。
そこで展示されていたマン・レイやシュールレアリスムの作家の作品が並んでいてへぇ、となりました。
続くセクションではいきなり伝説の「ニュールック」が登場。
黒い空間に白い服が映えます。
そしてまた白い空間で日本とディオールの関係が展示されてて、この空間もエグい。。。
この有機的な壁は特殊な和紙でできてるそうです。。。服見ろよって話ですねw
そして次の部屋でラフ・シモンズ、ジョン・ガリアーノ、イヴ・サンローラン、そしてクリスチャン・ディオール等錚々たる面子によるデザインが次々と登場。
デザイン画とか貴重すぎる。。。
その後今回のメインイメージも手がけている高木由利子氏による写真の回廊を抜けるとアトリウムを見下ろすんですが、あのアトリウムがこんなことに。。。!!!
今回の白眉ともいえる壮大な展開。。。エグすぎ。。。
次の真っ白の部屋も小さいながらとても良かった。
ドレス達の柄がなくなり真っ白になることでドレスの形が浮かび上がります。
続いて地下へ。
この地下の展示はもはやアート空間でしかなかった。。。服がマジで入ってこない。。。汗
実際手塚愛子やアンディ・ウォーホルが一緒に展示されてるし、その奥の「Lady Dior As Seen By」シリーズのアートな鞄の展示は素晴らしかった。
ここまで色んな作家とコラボが一同に会する展示は壮観。
最後の最後はやや尻窄み感があったけど、総じてデザインの展示としてはマジでレベチ過ぎました。。。
お腹いっぱい。ごちそうさま!
まだ展示は5月まで続くけど、既に当日券は早々に売り切れてるみたいなので行かれる際は予約必須。こちら。
あそこまで行って売り切れとか立ち直れないし、時間指定であの辺で時間潰すなんてかなり難易度高過ぎだと思うので。
生誕100年 柚木沙弥郎展 @ 日本民藝館 (-4/2)




民藝館で柚木沙弥郎生誕100年展はアツすぎる!!!
去年も立川のPLAY!でやってたけど、観るなら絶対こっちでしょう。
それにしても、柚木さん、晩年の方が作品が若いの凄過ぎる。
色がどんどん自由になってて素晴らしかった。
でもやっぱり大展示室の展示が最高だった。
民藝館のコレクションとのコラボとも言える内容で、ツバメの柄の作品と鳥の形をしたオブジェ達の組み合わせが特に最高でした。
あとコレクション展示の正月感のある玩具の展示も良かったなぁ。
民藝館の展示は、名もなき人たちの作品こそ映えるので、こうして名のある人の展覧会ってどうなんだろうという不安もあったんだけど、組み合わせることでそれぞれの魅力が倍増するのはさすが。
前回2018年に同館で開催された柚木沙弥郎展の際の講演会の様子が期間限定で配信されてるのでご興味ある方はこちら。
交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニー @ 東京都庭園美術館 (-3/5)

豊田市美術館からの巡回。
あのアール・デコの美術館のモダンデザインの展覧会はアツい!と思って行ったら意外にもアール・デコ寄りの展示で予想外だったけど、余計この美術館とのシンクロが凄かった。
展覧会としてもめちゃくちゃ芯が通った骨太展覧会。
20世紀初頭のウィーン工房から始まり、フランスのファッション、バウハウスへと20世紀前半のデザインが網羅されてて、そこに「装飾」という大きなテーマが通奏低音で流れているのでとても勉強になったし作品が一点一点美しくて素晴らしかった。
特に森谷延雄のデザイン、初めて知ったけどめちゃくちゃ可愛くて素敵でした。
惜しむらくは順路がわかりにく過ぎたこと。
あっち行ったりこっち行ったりで結構疲れました。
あと今回は新館も含め全面撮影禁止。撮りたかった。。。
グッズが可愛くて爆買いしそうになったけど抑えました。
紅白 夢の競演! -さまざまな国の”赤”と”白”- @ 文化学園服飾博物館 (-2/14)

毎日のように前通ってるのに初めて入った文化学園の博物館。
今回「紅白」をテーマに世界中の服が集められてて最高だった!
絵画だと青がその昔高級な色なんだけど、繊維だと赤が高級な色らしい。
確かに藍染はよくあるけど、赤って天然でどう染めるんだろうか。
人は白い産着に包まれ、赤い晴れ着で婚礼を祝い、最後はまた白い装束で葬られる。
数々の衣服達を見ながら白と赤は人生において確かに重要な色なんだと改めて思い知りました。
それぞれの民族衣装も美しかったし、最後のブランドのオートクチュールまで素晴らしい展示でした。
石岡瑛子の「ドラキュラ」で使われた赤い衣装は凄かったなぁ。
毎日通るし次の展覧会もまた来よう。
クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ @ 東京都現代美術館 (-5/28)










































2017年のパリ装飾芸術美術館を皮切りに世界に巡回していた「クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ」展がついに日本にやってきました!
パリの展覧会の様子は以前動画で観ていたので、待ちに待ったという感じ。
今回はOMA NYの重松象平が会場構成を務めているのですが、そのセノグラフィがエグすぎ。
さすがディオール。。。予算てっぺんなしなのでは。。。
聞いたところによると20億とも言われてて、仮初の展覧会にそんな額聞いたことない。。。
昔ラフ・シモンズのディオール初コレクションの様子を撮ったドキュメンタリー「ディオールと私」でも、会場の壁全てを生花で埋め尽くすというクレイジーなことやってましたが、マジで今回凄すぎ。。。都現美がここまで変わるなんて。。。
なんでも元の壁を一切見せないというのが一つのコンセプトだったとか。
正直服がほとんど入ってこない。。。
冒頭は意外にもアートの展示からスタート。
ディオールの創始者クリスチャンは元々アーティストを目指していたそうで、20代の頃にはギャラリーを経営していたとのこと。
そこで展示されていたマン・レイやシュールレアリスムの作家の作品が並んでいてへぇ、となりました。
続くセクションではいきなり伝説の「ニュールック」が登場。
黒い空間に白い服が映えます。
そしてまた白い空間で日本とディオールの関係が展示されてて、この空間もエグい。。。
この有機的な壁は特殊な和紙でできてるそうです。。。服見ろよって話ですねw
そして次の部屋でラフ・シモンズ、ジョン・ガリアーノ、イヴ・サンローラン、そしてクリスチャン・ディオール等錚々たる面子によるデザインが次々と登場。
デザイン画とか貴重すぎる。。。
その後今回のメインイメージも手がけている高木由利子氏による写真の回廊を抜けるとアトリウムを見下ろすんですが、あのアトリウムがこんなことに。。。!!!
今回の白眉ともいえる壮大な展開。。。エグすぎ。。。
次の真っ白の部屋も小さいながらとても良かった。
ドレス達の柄がなくなり真っ白になることでドレスの形が浮かび上がります。
続いて地下へ。
この地下の展示はもはやアート空間でしかなかった。。。服がマジで入ってこない。。。汗
実際手塚愛子やアンディ・ウォーホルが一緒に展示されてるし、その奥の「Lady Dior As Seen By」シリーズのアートな鞄の展示は素晴らしかった。
ここまで色んな作家とコラボが一同に会する展示は壮観。
最後の最後はやや尻窄み感があったけど、総じてデザインの展示としてはマジでレベチ過ぎました。。。
お腹いっぱい。ごちそうさま!
まだ展示は5月まで続くけど、既に当日券は早々に売り切れてるみたいなので行かれる際は予約必須。こちら。
あそこまで行って売り切れとか立ち直れないし、時間指定であの辺で時間潰すなんてかなり難易度高過ぎだと思うので。
生誕100年 柚木沙弥郎展 @ 日本民藝館 (-4/2)




民藝館で柚木沙弥郎生誕100年展はアツすぎる!!!
去年も立川のPLAY!でやってたけど、観るなら絶対こっちでしょう。
それにしても、柚木さん、晩年の方が作品が若いの凄過ぎる。
色がどんどん自由になってて素晴らしかった。
でもやっぱり大展示室の展示が最高だった。
民藝館のコレクションとのコラボとも言える内容で、ツバメの柄の作品と鳥の形をしたオブジェ達の組み合わせが特に最高でした。
あとコレクション展示の正月感のある玩具の展示も良かったなぁ。
民藝館の展示は、名もなき人たちの作品こそ映えるので、こうして名のある人の展覧会ってどうなんだろうという不安もあったんだけど、組み合わせることでそれぞれの魅力が倍増するのはさすが。
前回2018年に同館で開催された柚木沙弥郎展の際の講演会の様子が期間限定で配信されてるのでご興味ある方はこちら。
交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニー @ 東京都庭園美術館 (-3/5)

豊田市美術館からの巡回。
あのアール・デコの美術館のモダンデザインの展覧会はアツい!と思って行ったら意外にもアール・デコ寄りの展示で予想外だったけど、余計この美術館とのシンクロが凄かった。
展覧会としてもめちゃくちゃ芯が通った骨太展覧会。
20世紀初頭のウィーン工房から始まり、フランスのファッション、バウハウスへと20世紀前半のデザインが網羅されてて、そこに「装飾」という大きなテーマが通奏低音で流れているのでとても勉強になったし作品が一点一点美しくて素晴らしかった。
特に森谷延雄のデザイン、初めて知ったけどめちゃくちゃ可愛くて素敵でした。
惜しむらくは順路がわかりにく過ぎたこと。
あっち行ったりこっち行ったりで結構疲れました。
あと今回は新館も含め全面撮影禁止。撮りたかった。。。
グッズが可愛くて爆買いしそうになったけど抑えました。
紅白 夢の競演! -さまざまな国の”赤”と”白”- @ 文化学園服飾博物館 (-2/14)

毎日のように前通ってるのに初めて入った文化学園の博物館。
今回「紅白」をテーマに世界中の服が集められてて最高だった!
絵画だと青がその昔高級な色なんだけど、繊維だと赤が高級な色らしい。
確かに藍染はよくあるけど、赤って天然でどう染めるんだろうか。
人は白い産着に包まれ、赤い晴れ着で婚礼を祝い、最後はまた白い装束で葬られる。
数々の衣服達を見ながら白と赤は人生において確かに重要な色なんだと改めて思い知りました。
それぞれの民族衣装も美しかったし、最後のブランドのオートクチュールまで素晴らしい展示でした。
石岡瑛子の「ドラキュラ」で使われた赤い衣装は凄かったなぁ。
毎日通るし次の展覧会もまた来よう。
A' happy new year 2023

明けましておめでとうございます。
旧年中はお店共々大変お世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願いします。
お店は明日2日よりオープン。
昨年同様正月セット(雑煮+栗きんとん)と酒あります。
今回は7日まで。
9日からは従来のBBA定食に戻します。
かやくご飯、豚汁、きんぴらごぼう、ほうれん草お浸し、大根柚子漬を予定。


そしてそして来月からまた新たな展覧会が始まります。
今回は新井薬師前にあるスタジオ35分との共同企画になります。
是非2会場回ってください!
清水裕貴個展「よみがえりの川」
A'holic
2023年2月9日(木)-3月7日(火)
18:00-24:00 水曜休み
スタジオ35分 http://35fn.com
2023年2月8日(水)-3月4日(土)
17:00-22:00 日・月・火休み
