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休業のお知らせ。

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ο感染拡大に伴い2月2日(水)より休業することにしました。
再開は3月を予定しております。
開催中の今村遼佑展は会期を延長して再開後も観ていただける予定です。
再開時期につきましてはまた改めてお知らせします。
2月1日まではやっております。
ご不便おかけしますがよろしくお願いします。

奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム @ 東京都庭園美術館

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久々の庭園美術館。
本館は写真撮影不可だったので写真は別館だけ。
結構期待してた展覧会だったけどまあまあぐらいでした。
とはいえシュールレアリスムという観点からモードを通覧するというのは新鮮でした。
見所は、まずダリの立体作品がいくつか展示されてて、ダリの絵画じゃなくて立体を観る機会って案外ないので貴重だと思います。
あとはエルザ・スキャバレッリの作品がたくさん観られるのも素晴らしかった。
そして「ヴォーグ」や「ハーパース・バザー」がダリやキリコ、カッサンドルの作品を表紙に飾ってたのは興味深かったです。
個人的には6−3の平井輝七やアジェ、ベルメールの写真が展示されてるのは熱かった。
帯留の虫のやつとかもキモくて素敵でした。大正時代ってやっぱり素晴らしい。
別館ではガガも纏った舘鼻則孝の靴はやっぱり面白い。彼の作る彫刻は最悪だけど。
串野真也も最高に狂ってて写真撮りまくってしまった。。。
最後のANOTHER FARMは串野真也とスプツニ子!のユニットで、光るシルクを使ったドレスが展示されてて、入り口で渡される黄色いメガネをかけると柄が浮かび上がるというもの。特に感想はないです。
こんなところかなぁ。
ザハの靴が一点だけ展示されてたけどもう何点か欲しかったなぁ。
この展覧会は4月10日まで。こちら

最後は前から気になってた公園入口にあるカフェで優雅にお茶でキメました。

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地点「ギャンブラー」@ KAAT



恒例の地点xKAATです。
前回の「地下室の手記」に続きドストエフスキーです。
KAATでは以前「悪霊」をやってて、初ドストエフスキーでもありました。
次回は「未成年」と終演後のトークでちらっと三浦さんが仰ってましたがそれも楽しみ。
それはともかく「ギャンブラー」。

ステージは、床にルーレットの模様が施されていて、その上に長机。天井からはLEDのライトが円になって垂れ下がってます。このライトは「だれか、来る」でも使われてました。
さらに空間現代のステージ3つ+スタンドマイクと鞄の置かれたステージ1つが4角に。
空間現代が登場して、その後演者が次々に登場し、長机を囲んでルーレットスタート。
ルーレットが始まる度に上のライトもぐるぐる光ります。
そしてなんとこの長机も回るのです。
主演のアレクセイを務める田中祐気さんが1人で回すんだけど、7人も座ってる長机を車輪がついてるとは言え表情も変えず、しかも台詞言いながら息を切らさずに足で動かしてるの凄すぎ。。。明らかに田中さんだけ運動量が違う笑

いつもルールを設定しながら演じる地点ですが、今回のルールはとても分かりやすかった。
各々が持ってるサイコロを机に打ち付けると音楽が連動して、それぞれ自分の台詞を言う時に決まり文句があり、台詞が終わったら次の人の名前を指名する仕組み。

アレクセイ(田中祐気) 「ぼくです」
ボリーナ(相生翠) 「でもね」
アストリー(小林洋平) 「結構です」
将軍(小河原康二) 「だから」
おばあさん(安倍聡子)「やっぱりね」
デ・クリュー(石田大)「どちらかと言えば」
ブランシュ(窪田史恵) 「ハッハッハ」

という具合。
今回客演の相生さんがとてもよかった。
「罪と罰」や「どん底」にも出てたけど、今回一番うまかった。
地点のこの癖の強い演出を見事にやってのけてて素晴らしい。
空間現代の生演奏も相変わらず最高でした。
三浦さんが会場に来て突然思いついたというチャイコフスキーの「弦楽セレナーデ」とのコラボも素晴らし過ぎた。
そんな無茶ぶりにこんな素敵な音を奏でられるなんてやっぱり空間現代すごい。
そして最後の安倍さんの狂ったように鞄からコインを投げるシーンは圧巻。。。

とまあ、さすが地点なんですが、三浦さん自身も「まだ核心まで行きついてない気がしている」と仰ってるように、ドストエフスキーやっぱり曲者だなぁという印象。
観ながらまだまだ地点と噛み合ってない感じが拭えなかったです。
今後長編がまだ3つ残ってるので、今後にめちゃくちゃ期待です。


<関連記事>
地点「君の庭」@ KAAT
地点「罪と罰」@ 神奈川県立青少年センター
地点「三人姉妹」「シベリアへ!シベリアへ!シベリアへ!」 @ KAAT
「やっぱり悲劇だった」by 三浦基
地点「だれか、来る」@ アンダースロー
地点「グッド・バイ」@吉祥寺シアター
地点「正面に気をつけろ」@ アンダースロー
地点「汝、気にすることなかれ」@アンダースロー
地点「ロミオとジュリエット」@ 早稲田大学大隈講堂
地点「みちゆき」 @愛知県芸術劇場
地点「スポーツ劇」@ロームシアター京都
地点「光のない。」
地点「悪霊」@ KAAT
地点「CHITENの近未来語」@アンダースロー
地点「かもめ」@ Cafe Montage
地点「コリオレイナス」@京都府立府民ホールアルティ
地点「――ところでアルトーさん、」@京都芸術センター

大坂秩加|つぎはぎのうろこ @ GALLERY MoMo

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お店で知り合った大坂秩加さんの個展に行ってきました。
作品を生で観るのは初めてでとても楽しみにしていた展覧会でした。

ギャラリーに着くとまず飛び込んでくる大画面。
横5m、高さ2m近い大きさで凄まじい迫力。
さらにディテールが凄過ぎて見ても見ても見尽くせないのです。
一つの絵になっているものの、それぞれ小さなストーリーが継ぎ接ぎされていてめちゃくちゃ楽しい!


「出来事の残像を、人は記憶として所有し続ける。記憶は生き物のように年々そのカタチや色を変えて、最終的には心で思い出したりする。」
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「見返りを一切求めない尽くす気持ちこそが愛だ、その愛は必ず自分に戻ってくる。なんて、本当はうそ。
でも皆そんな神話みたいなのを小さなときから刷り込まれてるから、大人になって理想と現実のバランスがとれなくなってるんだ。
私には優子も佳奈も奈津子も志江も香里も舞もみんなみんな、ヒロインになりたくて自ら不幸を探してるみたいに見える。」

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「頭がだんだんうやむやになってきたところでその辺のものを見つめると、それが本当に面白いものに思えてきてね。この星でいま一番しあわせなのは私とか思えたりしちゃって。
大人って楽しい。歳取るごとに自由になってく感じがするよ。」

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「土ふまずに亀を仕込まないとできない変な性癖のある男だった。わたしがこの街から出るには誰かにぶら下がるしかなくて、そのためなら何だってがまんできた。」
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「はじめまして!!突然のお手紙でおどろかせてしまったことと思います。あなたをはじめて見たのは去年の8月。そのお顔に彫られた笹の刺青が渋くって、なんだか七夕を思い出しちゃったりして笑 その刺青はいつ頃入れたんですか?なんて、はじめてのお手紙なのに私ってば笑 そのお顔に私は心を撃ち抜かれたみたいになってしまって、端的に言うと好きになってしまいました。付き合ってください。どうやって伝えたらいいかなあと考えていて、私はこう見えてシャイなところがあるので、それだったらラブレターを書こうと思い、このように書いています。ただの紙ではつまらないので、そおお顔の笹もようにちなんで、短冊に私の想いを書くのとにしました。私は小・中・高とイジメに合っていて、とてもくらい子供時代をすごしました。なので、あなたのようなワイルドな男性にひかれるのかもしれません。デートはどこに行きたいとかありますか?私は動物園に行きたいです。ビーバーに似てるって言われたことがあります笑 ビーバーは好きですか?お返事まってます。」
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「見かけだおしでからっぽ。運だけ人間わたし。」
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「大すきなの、外法梯子剃(げほうはしこぞり)。このさ、張された外法の長頭のさ、肥大しすぎた自尊心って解釈あるみたいなんだけど、最高と思わない?自尊心だけでこれまで生きてきた私そのもの笑」
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「六月五日(雨)
まちにまった六月六日、明日は遠足です。もう四年間も大好きな川しまくんと、こんかい同じ班になれました。きせきです。だけど、天気よほうでは明日も雨だっていってます。おじいちゃんに
も手伝ってもらって、てるてるぼうずをいっぱい作りました。でもまだ雨がふっています。だから今からわたしもてるてるぼうずになって、おいのりします。
六月六日(晴)
六月七日(晴)
きのうの遠足は晴れてよかったけど、わたしはとちゅうで熱がでて、くるしかったです。ずっとバスにいました。」

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「クロワッサンを食べたあとにお皿に残るカサカサを、ザザーと口に流しこむ瞬間!あの一瞬の美味しさのために私はクロワッサンを食べると言っても過言じゃないです。
なんかそんなクロワッサンのカサカサみたいなさ、脳みそやからだ中がしあわせで震えるような時間を、どこかにいるあなたも経験していますように、満たされながら生きていますように。」

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なんなんだこの世界観!!!!
テキストも絵も最高に独特過ぎる!!!
特に最後のクロワッサンが好き過ぎる笑
あのカサカサを天から降り注ぐなんてやってみたい!!
これらのテキストはハンドアウトになってて作品の前の椅子たちに座りながら読めます。
椅子も独特なんだけど、なんと実家にあった椅子らしい笑

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さらにさらに奥にはこれらのテキストが、様々な人によって書かれた手書きの文字になってて、しかもこの文字はシルクスクリーンで刷られてるというマニアックさ!!

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世界観の構築が本当に抜かりなくて素晴らしい展覧会でした。
2月12日まで開催中なので是々非々!!!!こちら
DMもめちゃくちゃ凝っててすごい。お店にあります!

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SUBJEKTIVE PHOTOGRAPHY VOL.4 原本康三写真展 @ スタジオ35分
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新山清、大藤薫、後藤敬一郎とスタジオ35分は主観主義写真の写真家紹介してきました。
その第4弾で原本康三の写真展。
正直ほとんどの人が知らないと思います。写真やってる人だって知らないのでは。
そもそも主観主義写真ってのも普通知らないですよね。
僕もここに初めて来た時にやってたのが前述の後藤敬一郎の展覧会で、その時初めて「主観主義写真」と言う言葉を知りました。
この運動は瀧口修造がリーダーとなって、戦後登場した写真運動で、当時は土門拳が掲げる「リアリズム写真」が写真界を席巻していました。
いわば、そのカウンターとして登場したのが「主観主義写真」でした。
さらに、そのオリジンはドイツでオットー・シュタイネルトが立ち上げた「SUBJEKTIVE PHOTOGRAPHY」。
この展覧会は3回ほど続きましたが、10年ほどで終わってしまった運動でした。
他の国ではどうだかわらかないんだけど、特に日本でこのSUBJEKTIVE PHOTOGRAPHYは主観主義写真として受け入れられて静かなムーブメントを起こしていたのです。
そしてこのドイツの本家の展覧会に出していたのが原本だったのです。
今回その貴重な「SUBJEKTIVE PHOTOGRAPHY」の全3回のカタログと、オリジナル作品から複製した写真が展示されているんですが、本当に独特で引き込まれました。
もはやオリジナルのネガから焼き直したってこのプリントは本人以外無理ではと思われるザラザラした質感はまるで版画のよう。
原本のフェティッシュがビシビシ伝わる作品群で素晴らしかったです。
特に何点かはシュールレアリスムを思わせる作品で、興味深いのが、原本は広島の原爆で被爆し原爆症を患いながらこれらの写真を撮ったと言う事実。
逆に50年代になるまで広島を訪れたこともなかった土門拳がリアリズムの手法で広島を撮っていたのとは全く逆のアプローチなんですよね。
多分原爆というものが現実というものを超えたシュールレアリスム的光景だったのではと想像します。
そうなってくるとリアルとは何なのか、土門と原本を比較することで色々考えさせられます。
そうそう見ることのできない作品なので是非!2月18日まで。

白井晟一 入門 第2部 @ 松濤美術館

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開館40周年記念で松濤美術館を設計した白井晟一の展覧会第2弾。
今回はなんと展示物を極力減らし、建物そのものを見せるというもの。
一昨年世田谷美術館も展示物のない展示室を見せてましたね。こちら
普段入れない地下2階と茶室や渡り廊下も入れたし、白井自ら選んだ調度品の数々も展示されてました。
あんまり好きじゃないなぁと思ってた建物だったけど、建物単体で観るとかなり美しい。
でもやっぱりこれはあくまで美術館なので、作品をよく見せるのが美術館の仕事。
美術館だけが美しくてもそれは美術館としては失敗だと思います。
なのでやっぱりこういうオブジェのように美しい建物は美術館向きではないなぁと改めて。
その点ズントーや谷口吉生なんかは美術館としての機能も果たしつつ建築としても美しいんですよね。
この美術館を改めて知ることのできた好企画ではありました。
1月30日まで。こちら

今村遼佑くんのこと。

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今村くんとの出会いを思い出してて、僕はてっきり2008年のgadget展で作品を観て感動して、会いたい!って連絡したのが最初だと思い込んでたんだけど、当時のブログを読み返してたら「今村さんは、この夏の僕の展覧会に来てくださった人。」って書いてて衝撃。。。こちら
今村くんにこないだ聞いたら確かに昔友人と借りてたstudio90というアトリエ兼ギャラリーで2008年に発表した展覧会(こちら)に来てくれたのが最初って言ってて、完全に僕の記憶から抜け落ちてましたごめんなさい。。。
確か当時住んでた場所が近くて来てくれたような。。。

そこから2009年の大阪PANTALOONで開催された個展を観てすっかりファンになってしまい、思わずメールして当時京都にあったneutronというカフェでお茶して色々話したのをきっかけに仲良くなったんですよね。
その後studio90で個展してもらったり、僕が企画した「うつせみ」展に参加してもらったりと本当にお世話になってる僕と同年代の作家さん。
もう出会いから干支を1周以上してると思うと感慨深いです。

そんな彼がまた僕のお店で個展を開いてくれることになりました。
同年代の作家で尊敬する作家はたくさんいるけど、正直今村くんは群を抜いて天才だと思っています。
今回の展示もなかなか攻めたものになってるので是非お見逃しなく!!
ますます変な店になっていく。。。笑
ちょうど合わせたようにまん防出ちゃいますが負けません!


オンラインストアでも作品販売中です。
A'holic online store: https://aholic.stores.jp


今村遼佑個展「ユビキタスと雨宿り」
2022年1月20日(木) - 2月13日(日)
18時オープン 水曜休
*ワンドリンクオーダー制
*感染症対策にご協力下さい。
*まん防期間中20時以降のご来店は必ずお電話にてお知らせください。
03-6273-0132

BBA定食は待望の(?)粕汁です!

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池内晶子 あるいは、地のちからをあつめて @ 府中市美術館

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2022年初美術館詣では府中市美術館!
早速大雪で過酷な幕開け。。。
府中市美術館は2009年の青山悟さんの公開制作以来の訪問。
現在池内晶子展がやってるので久々に来ました。
もう少し先に行こうかとも思ってたんだけど、流行物がまた蔓延し始めたので行けるうちに行かねば、と。。。
池内さんの作品は、これまで各所で観てきましたが美術館での個展は初。
あの繊細な作品がどう展開していくのか楽しみでありました。

会場に入って最初の展示室からすごかった。
写真は撮れなかったんですが、とにかく展示室の使い方が大胆でしびれました。
大きな展示室の四方(東西南北らしい)から赤い糸が張られていて、その先には半円錐型の糸でできた筒が吊られていて、その周りをまた糸がぐるぐると取り巻いているという、言葉では説明しづらいんですが、とにかく美しいインスタレーション。この糸は全て繋がってて全長2万2千メートルとのこと!!!
展示室内の空気の流れで微かに揺れる様も繊細で池内ワールド全開。
次の部屋も、暗い中に一本の白い糸が垂れ下がってるんだけど、多分糸を幾重にも撚って作られていて、捩じれながら天井から床に向かってこれまた空気の流れで微かに揺れてる。
ここも中々大きな展示室なのにこの糸一本で成立してる。。。
そして次の大きな展示室もまた赤い糸が10cm感覚で東西の壁から緩く張られていて、微かにしか見えないんだけどその確かな存在感に酔いしれました。
ガラス展示室の中でも同じ方法で張られてるんだけど、コーナリングのところが見どころ。
その後はドローイングや小作品が展示してるんだけど、贅沢を言うならあと3点ぐらい大きなインスタレーションを観たかった。。。
インスタレーション作家のドローイングってなぜか大体面白くなくて、池内さんのも正直ピンと来ませんでした。
最後にインタビュー動画を観ていて、実はエントランスホールにも作品があることが判明したんだけど、どうしても見えずインフォメーションで聞いてしまったw
2階の展示室入口から出口まで一本の白い糸が張ってるらしいんだけど、本当によく見ないと見えないのでお見逃しなく!!
この展覧会は2月27日まで。こちら


岩井優 ハウツー・クリーンアップ・ザ・ミュージアム @ 府中市美術館
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同時開催で、岩井優が同美術館内で公開制作しています。
府中市美術館は開館当時から公開制作を続けていて、昨年出た本をちょうど今読んでるところです。こちら
この試みは府中市美術館独自のもので、成果物を展示する展覧会と違って、本当に生の現場そのものを見せるのでどう転ぶかわからない分美術館にとってもとてもリスキーな試みだと思うんだけど、それを20年以上も続けてきたのは本当にすごい。
今回の岩井さんは前回のヨコトリで知って面白い作家だな、と思ってたので池内晶子展と併せて俺得だったのですが、この日は残念ながら公開制作はやってなくて途中経過がスタジオに掲示されてるって感じでした。
岩井さんの「お掃除」がこの美術館でも行われてるみたいで、公開日は今後1月16、22、29、30日と2月12、13、17、18日なので行ける人はぜひ合わせて行ってみてください。


雪の初美術館詣では中々大変だったけど、美術館から見る雪景色は美しくてこれはこれで良い幕開けになりました。

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The Dante Project by Wayne McGregor



ダンテの死から700年を記念して作られた「ダンテ・プロジェクト」。
英国ロイヤルバレエ団を率いるウェイン・マクレガーと英国の作曲家トマス・アデス、そして美術をタシタ・ディーンが担当と、超豪華な布陣で昨年秋に初演を迎えました。
その「ダンテ・プロジェクト」がストリーミングで観られるというので購入。2400円ほどですが、現地に行って観られない極東の民としてはこんな素晴らしいものがこの値段でお家で観られるのは至福。
マクレガー作品は2018年の香港で観に行った「tree of cordes」以来。。。
コロナ以降ワールドツアーもぼちぼち再開はしてきたものの、アジア公演は中々遠い道のり。。。
生で観られるに越したことはないですが、それまではまだ少しの辛抱。
こうして公開してくれるだけありがたいと思いましょう。
1月19日までの限定公開なので観たい人はお早めに!こちら

さて、内容は「神曲」を元に、「地獄篇(Inferno:Pilgrim)」、「煉獄篇(Purgatorio:Love)」、「天国篇(Paradiso: Poema Sacro)」の3部からなります。
それぞれ黒→カラー→白で衣装も変異していきます。
最初の「地獄篇」ではめちゃくちゃデカイチョークで描かれた上下反転した雪山の絵を背景に繰り広げられます。20mはあるんじゃないかしら。。。
衣装も黒をベースにしながら、白いチョークをまぶしたような(実際まぶしてるのかも)印象的な衣装です。
ライティングも特徴的で、背景の絵が途中で白黒反転するんだけどどうやってるんだろう??



続く「煉獄篇」では、一転明るくなって、街中に生えた大きな木の絵が登場します。
衣装もカラフルで観ていて楽しい。
ここから登場する日本人のプリンシパル平野亮一さんの存在感がすごい。
そういえば「Woolf Works」も真ん中の2部が一番盛り上がってたなぁ。



最後の「天国篇」では光のプリズムのような映像が登場します。
この演出が最もタシタ・ディーンって感じがします。
音楽も最もドラマチックで、白い衣装で踊るダンサーたちがただただ美しい。。。
本当同じ人間とは思えないんですけど。。。



そんなこんなであっという間の2時間弱。新年早々最高の時間でした。
今年こそ生のパフォーマンスを観たい!
2月にフォーサイスあるけどどうか無事開催されてほしい。。。


ちなみに昨年ピナ・バウシュのアーカイブサイトができてここでもいくつか観られます。無料!
https://www.pinabausch.org

A' happy new year 2022

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明けましておめでとうございます。
旧年中はお店共々大変お世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願いします。

てことで元旦からお店やってます。
正月セット(雑煮+栗きんとん)と酒あります。
栗きんとん初めて作ったんだけど正解がわからない。。。

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そして20日からは今村遼佑展が始まります!お楽しみに!

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