光ー呼吸 時をすくう5人 @ 原美術館

原美術館最後の展覧会へ。
展覧会自体は来年1月までなので、もう少ししてから行ってもよかったのだけど、最後の方になるとまじで予約取れなさそうなので早め早めに。
結構な人がもう閉館してると思ってるみたい。。。来年だよ!
発表が2年ほど前で、発表してすぐは本当に激混みだった。。。現金すぎ。
そしてその際に展示されていたリー・キットが今回も初っ端に展示されています。
その展示室から上を見上げると河原温の作品がかけられてるのが見えるんだけど、2階に上がる階段の踊り場から出られるはずのそこはSTAFF ONLYとなってて入れない空間だった。
その日付は1984年だったんだけど、もしかしたらこの美術館が開館した日にちなのかもなぁ、と思って帰って調べたら1979年の12月で違ってた。。。何だったんだ。。。
今回は他に今井智己、城戸保、佐藤時啓、佐藤雅晴。
特に佐藤雅春の「東京尾行」が観られたのは最高だった。
どの映像も美しくて、いつまでも見ていられる。
特に食べ物の描写がめちゃくちゃ面白い。
食べ物が口に運ばれていく様がアニメーションになるとこんななんだ!って発見がしばしば。
そして「DOMANI2020」では鳴っていなかったピアノが奏でるドビュッシーの「月の光」。
美術館への賛辞のようでもあり物凄くエモい。
佐藤時啓は全くの新作で、原美術館とアークに文字通り光を当てた作品。
今井智己の春夏秋冬の原美術館を映した映像では色々思い出して泣きそうに。
特に雪の原美術館は、雪の中オラファー展に行った時のことを。
凸レンズに映った下から上に降る雪が今でも忘れられません。
本当にたくさんの思い出のある原美術館。
なくなってしまうなんて本当に悲しい。。。
こんなに美しい美術館中々ありません。
せめて建物だけでも保存してほしい。。。
40年間お疲れ様。ありがとうございました。
展覧会は来年1月11日まで。皆さん最後の原美術館を焼き付けて来てください。こちら。
これまで原美術館で観て来た展示の記事。
全部じゃないけど、たくさんの思い出。。。。
森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020―さまよえるニッポンの私 @ 原美術館
「ソフィ カル ─ 限局性激痛」 @ 原美術館
加藤泉 -LIKE A ROLLING SNOWBALL @ 原美術館
リー・キット「僕らはもっと繊細だった。」 @ 原美術館
楊福東「将軍的微笑」@原美術館
ジム・ランビー UNKNOWN PLEASURES @ 原美術館
米田知子「終わりは始まり」@原美術館
ピピロッティ・リスト「からから」@原美術館
束芋「ヨロヨロン」@原美術館
