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今思うこと。2020.07.27

Aholic-試作-12

もうすぐ8月だってのに梅雨いつになったら明けるの。。。
夏嫌いの自分も流石にここまでの長雨はテンション下がります。
九州地方の豪雨被害に遭われた方々にとっては命に関わる問題。
九州からのお客様もいらっしゃるので心配は尽きません。
大好きな小鹿田焼の聖地日田の皿山も3年前に大雨被害に遭ったばかりなのに。。。

そして何と言っても収束の兆しが見えない新型コロナ。
収まるどころかむしろ感染者数は伸びる一方で完全に第二波。
あの自粛期間はなんだったのか。。。
検査数が増えたとか重傷者は少ないとか言うけど流石にこの増加は人災。
パフォーマンスに終始する都知事に私利私欲に塗れたGoTo。
完全に民主主義の敗退。
今年はもうなかった事にしたい。。。
本来なら今頃オリンピックだったのになー。

「夜の街」「新宿」でお仕事している私も影響受けない筈もなく。
緊急事態宣言が明けて再開した6月はまだよかった。
看板も出さず知ってる人だけの営業ながら、皆さん我慢してたのかご支援頂いてるのか単価も高くてむしろいつもよりいいんじゃないかという売上でしたが、7月に入って如実に下がった。約半分。
最初は歌舞伎町ばかり騒がれてたけど、新宿シアターモリエールのクラスターがあり、伊勢丹も二丁目も感染者が出始め、いよいよ脅威が迫ってきている中、まあ仕方ないといえば仕方ない状況。
ちなみにうちの店のある三丁目界隈はまだ出てませんが油断はできません。
というか寧ろ1件目にならないように注意するばかり。
入店前の消毒にマスク、飛沫防止シートつけたりと色々してるものの不安は尽きません。
あまり神経質になっても仕方ないんだけどどうしたものか。
できるもんなら自粛したいところなんだけど補償もないのにしてもねぇ。
今閉めちゃったら再開のチャンスって当分ないんですよ。
とりあえず前回の協力金と給付金、そして家賃補助もあるのでしばらくはやっていけますが。


とまあ、マイナスだらけだけれど、いいこともありました。
開店以来店を回す事に必死で、手が回らなかったあれこれにチャレンジできました。
改めてこの4ヶ月をフラッシュバック。

4月は会話厳禁の読書営業に着手。
新型コロナ拡散防止の観点からも飛沫のないこの形は理想的かと。
まあ、お話できないのでバーの醍醐味には欠けるんですが。
とはいえ本のたくさんあるお店なのでこれはいずれやりたかったスタイル。
今は第2・4木曜の予約制ですが、検討しながら継続したいです。

今思うこと 2020.04.01


そして一周年グッズの製作。
これも前からぼんやりプランはあったけど、友人の菅家さんのご提案もあり実現!
さらにまさかのYouTuberデビューw
この「現代美術講座」みたいなのもやりたかったんですよね。
YouTubeLiveという形は思いもよらなかったけどできてよかった。
合わせてnoteも開設しました。こちら
現代美術気になるけどとっつきにくいという人に向けて今後もいつかやりたい。

今後の営業内容とonline BAR "A'live"のお知らせ。
online BAR A'live vol.01開催します。
online BAR A'live vol.02開催とnote開設、そして1周年記念グッズのお知らせ。
online BAR A'live vol.03開催します。
online BAR A'live vol.04開催と臨時休業のお知らせ。


5月は完全自粛で休業。
チャンス到来という事で店の改装に着手。
撮影会なんてのもあったなぁ。(遠目)

営業再開のお知らせ


6月営業再開。
5月中に撮りためてたインタビューを続々とリリースしました。
(おかげで自粛期間はほとんど休めてない。。。)
このインタビューはこのバーという仕事を始めてやりたくなった企画です。
バーでは色んな人のお話を聞くので、自ずと「人生」というものに興味が湧いてきました。
一度、腰を据えて一人一人の人生を聞いてみたい。
そういうところから手探りで始めてみました。
ご協力いただいた7名の方々には感謝の言葉もありません。
この企画もまたいつか復活したい。
ちなみにこの企画のおかげでまた別の動きがありましたがそれはまた後日。

内海聖史さんのこと。
福元崇志さんのこと。
清水裕貴さんと山元彩香さんのこと。
酒航太さんのこと。
高田冬彦くんのこと。
中橋健一さんのこと。

オンラインストア開設のお知らせ
これらの動画及びグッズはオンラインストアでご購入いただけます。
特に動画は8月末まで30%オフなので是非この機会に!

A'holic onlinestore: https://aholic.stores.jp


とまあ色々チャレンジできました。
最後に、久々に作品を作ったのも大きな出来事。作品はささやかですがw
脳がお店のこと一色になってたので、作家としてのスイッチはしばらくオフになってたんですが、4月の読書営業で人が来ない静かな店内でぼーっと人通りのない新宿三丁目を窓から眺めてたら急に降りてきました。
2012年に制作した「おとずれ」という作品の派生で、一本の赤い糸で店の中と外を円で繋ぐというもの。
この作品、めっちゃ地味なんですが、設置は相当大変でした。。。
人通りの少ないあの時期だからできた作品でもあります。
隣のビルの屋根に勝手に登って、登ったはいいものの戻れなくなりそうになったりw
目撃されてたら通報されてたかもw
そんなこんなでできた作品です。
撮影も困難を極めましたが、K君の頑張りにより美しい写真たちが撮れました。

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作品のタイトルは「colony」。
最初「まる」ってタイトルつけてたんですが、なんとなくしっくり来なくて、ある日降りてきた言葉。
作品って作者が完全にわかって作ってるものではないんです。
作ってみてしばらくしてから気づくこともたくさんある。
この作品に関しては「colony」というタイトルがついた瞬間に気づいたことがいくつか。
それは多分僕なりの意志の顕れで、ミシェル・ウエルベックというフランスの小説家の作品に「闘争領域の拡大」というのがあるんだけど、まさにそれだと思います。
お店も一年が経ち、新型コロナを機にこうして色々チャレンジを重ねてきて、僕なりに「領域=colony」を拡大してるんだろうなぁと。
か細いながらも細い糸は店の外を出ていきました。
色んな困難はありますが、やってやるぜ!という意志です。
野外で風雨に晒されてるのもあって、すぐに切れちゃうかなと思ったけど、3ヶ月弱今だに持ってます。
決して勇ましくはないですが、永く細くやっていこうと思いますので今後ともよろしくお願いします。
ということで(?)7月29日から8月2日まで夏休みいただきます。
都民はGoTo除外ですが、勝手にGoToです。久々に都から出るぜー!
観てきたものはまたここでアップします。
ではでは!

ドレス・コード?─ 着る人たちのゲーム @ 東京オペラシティアートギャラリー

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オペラシティアートギャラリーの「ドレス・コード?」展へ。
他の美術館が6月中に続々と再開する中ここは7月に再開。現在日時予約制です。こちら
本展は京都、熊本と巡回し、最後の東京は本来4月からの予定が延期されつつ7月4日より無事オープン。
正直ファッションの展覧会ってデザイナーの天才性を謳うものやクチュール技術の凄さを魅せるものが多くてへぇ!とかほぉ!とか目福!とかで終わるものが多いのでどんなもんかと思ったらベラボーに面白かった!
それでは今までの服飾を巡る展覧会と何が違うのか。
それは入り口の展覧会タイトルが刻まれた鏡面に映った自分の姿を見ることから始まる。
そう、この展覧会は副題にもある通り、「着る人」=観客自身に問いかける展覧会なのです。

まず初っ端からすぐにミケランジェロ・ピストレットの彫刻でスタート。渋過ぎw
場所柄文化服飾学園やモード学園らしき学生が多く観に来ているけれど、彼らの多くがポカンとしてた笑
そして漫画家坂本眞一の「イノサン」や、青山悟の刺繍、映画のポスターが並ぶ。
この展覧会はアート、漫画、映画、演劇と、ファッションだけではなく、ジャンルを横断する展示でとても刺激的。
企画には4人のキュレーターが関わっていて、一つの展覧会に4人というのは中々のもの。

今回の展覧会タイトル「ドレスコード」は、本来パーティー等に課せられた服装のルールだけれど、それをさらに大きく解体して13のコードに仕立て上げている。

0. 裸で外を歩いてはいけない?
1. 高貴なふるまいをしなければならない?
2. 組織のルールを守らなければならない?
3. 働かざる者、着るべからず?
4. 生き残りをかけて闘わなければならない?
5. 見極める眼を持たなければならない?
6. 教養を身につけなければならない?
7. 服は意志をもって選ばなければならない?
8. 他人の眼を気にしなければならない?
9. 大人の言うことを聞いてはいけない?
10. 誰もがファッショナブルである?
11. ファッションは終わりのないゲームである?
12. 与えよ、さらば与えられん?

一つ一つあげればキリがないのだけれど、特に8のハンス・エイケルブームの「フォト・ノート 1992-2019」は驚愕でした。
街で道ゆく人を隠し撮りしているのだけれど、それをタイトルの通り27年間続けていて、文化人類学よろしく服装ごとに分類して並べるという作品。
もう、みんな見事に同じ格好をしていて、なんと恐ろしい光景!
よく服は自己表現とはいうけれど、結局自分で服そのものを作らない限り、既製品を組み合わせたに過ぎないのでやっぱり自己表現ではないわけです。
もうそのことが如実に表れてるのがこの写真群で、カタログの千葉雅也の言葉も辛辣w

「右翼というのも基本的にはアイデンティティが不安定で、自分はたまたま日本に生まれたという偶然性をあるマークに結晶化させることで、なんとか自分を保つということだと思います。ブランドのロゴものを着て喜んでいる人たちと日章旗を付けて喜んでいる人たちは、大差ないと僕は思います。」

また、最後の2セクションは、演劇界からマームとジプシーの藤田貴大とチェルフィッチュの岡田利規が手がけているのも素晴らしい。
いつもはワンフロアで終わることが多くて、ちょっと物足りなさの残るオペラシティギャラリーなんだけれど、この2セクションは2階にも及んでいて、めちゃくちゃ見応えてありました。
まず藤田さんの展示は、 A-Zの26人の人々の眠る時の服装、枕元に置いてるアイテム、そして朝起きて着ていく服をチョイスしながら、そのエピソードを貼っていて、とても血の通ったリアルなインスタレーションでした。
「着る」ということが、いかに生きることに繋がっているかがわかります。

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そして最後の岡田さんの展示は、とても観たかった近年彼が取り組んでいる「映像演劇」というもの。
布越しにぼんやり浮かぶ人々が、こちらに問いかけてくる様はとても不気味。

「服もらえないですか。
今着てるその服でいいです。
一枚でもいいです。
投げてよこしてくれませんか。」


不思議な余韻を残したまま展覧会は終了。
本当に見応えたっぷりな展覧会でした。
京都服飾文化研究財団の所蔵している出品された服も素晴らしかったけれど、アート界からも冒頭のピストレットにシンディ・シャーマン、森村泰昌、石内都、アンディ・ウォーホルなど、アート好きでも楽しめます。
最後の青山悟のマスクに刺繍したやつとかも最高だったなぁ。
今回建築の要素がないなぁと思ってたら会場構成がちゃっかり建築家の元木大輔だった。抜かりない。
惜しむらくはファイナル・ホームがなかったこと。この展覧会にぴったりのブランドなんだけどなぁ。
2015年に終了しているけれど、津村耕佑の掲げたコンセプトはまさに都市を生き抜く4のコード。
あと意外にマルジェラが少なかったりsacaiが出てなかったりしてたけど、まあ言い出したらキリないね。
本当に素晴らしい展覧会でした。8月30日まで!必見!詳しくはこちら
カタログもこの内容と凝ったデザインで2000円代は安い!

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同じくファッションの展覧会で写真美術館の「写真とファッション」も観に行ったけれど、ふーんで終わってしまった。。。
会期未定だけれど、国立新美術館で開催予定の「ファッション イン ジャパン 1945-2020 —流行と社会」はどうなんだろうか。
同じ写美でやってた森山大道展の出品作品の一つがうちの目の前の通りで撮られたものだった。。。

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A'holic Selection10 "Ut pictura poesis 詩は絵の如く" 開催のお知らせ。

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7/13より営業時間が18−24時に変更になりました。
日曜休みで、7/29-8/2,9-11は夏季休業となります。
しばらくアルコール消毒、マスク着用、換気、席数減はそのままです。予約も可。
第2・4木曜は会話厳禁の予約制です。

また、選書コーナーも一新。10回目になります。9月5日まで。
タイトルは「Ut pictura poesis 詩は絵の如く」。
古代ローマの詩人ホラティウスの『詩論』(Ars poetica)の一行より。
テーマは作品に潜むストーリー性や詩情に関して。
特に2010年以降、作品にストーリーを組み込む作品が増えてきました。
昨年も国立新美術館で「話しているのは誰?」という文学をテーマにした展覧会を開催しているし、ミヤギフトシ、清水裕貴、そして森栄喜が続々と小説を発表しています。
彼らの作品のストーリー性はそれ以前のストーリー性とは明らかに違っています。
例えばソフィ・カルの作品はそのテキストが事実であることに意味があるのですが、彼らの作品に付随するテキストは事実であることは特に意味がありません。
「ポスト・トゥルース」と言われる昨今ですが、まさにその豊かなあわいの世界が描かれているように思います。
清水祐貴さんとのインタビューで、そのことに触れると彼女が言った話が面白かったです。
70年代後半から80年代前半生まれの作家にこの傾向は顕著で、それは生まれてすぐにバブル崩壊、ベルリンの壁崩壊、ソヴィエト連邦崩壊、阪神大震災、地下鉄サリン事件、ノストラダムス、2000年問題、そして極め付けが9・11。
僕らは「世界の終わり」に生まれてから触れ続け、社会に出る時にその「終わり」からスタートしなくてはならなかった。
これは第一次世界大戦時に、シュルレアリスムやダダイズムが生まれた状況によく似ていると。
つまり、この「世界の終わり」に対して僕らは「ストーリーの再構築」が必要だと。
それが今の「ポスト・トゥルース」時代のストーリー性に繋がっているのではという話。
今後も色々考えていきたい問題です。
選書ラインナップは以下。

Sophie Calle Double Game (1999) VIOLETTE

Monika Sosnowska Tower (2015) HATJE CANTZ

Felix Gonzalez-Torres Double (2012) PLATEAU

ジョゼフ ・ コーネル コラージュ&モンタージュ (2019) フィルムアート社

リー ・ キット 「僕たちはもっと繊細だった。」 (2018) 原美術館

久門剛史 「らせんの練習」 (2020) torch press

池田慎 「あしたの品々 x 日用品の詩学」 (2020) 西脇市岡之山美術館

柏原えつとむ 「THIS IS A BOOK」 (1970)

オノ ・ ヨーコ 「グレープフルーツ ・ ジュース」 (1998) 講談社

古橋悌二 「メモランダム」 (2000) リトル ・ モア

内藤礼 「空を見てよかった」 (2020) 新潮社

ミヤギフトシ 「new message」 (2013) torch press

森栄喜 「Letter to My Son」 (2020) KEN NAKAHASHI

清水裕貴 「ここは夜の水のほとり」 (2019) 新潮社

アロイジウス ・ ベルトラン 「夜のガスパール」 (1991) 岩波書店

星野太 「崇高の修辞学」 (2017) 月曜社

谷川渥 「芸術をめぐる言葉」 (2000) 美術出版社

谷川渥 「芸術をめぐる言葉 II」 (2006) 美術出版社

「ねじまき鳥クロニクル」 (2020)


さて、料理も一新。夏だけ洋風w
グリーンカレー、コーンライス、ラタトゥイユ、ポテサラ、ピクルスです。
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そしてMITOSAYAの新作も入荷しました。飲み比べセットもあります。
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夏限定メニューも。

冷酒。その時々のもの。
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モヒート復活。
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大阪名物ミックスジュース。
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ぜひ!

中橋健一さんのこと。

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オンラインストアにてギャラリストの中橋健一さんとのインタビュー動画の販売を開始します!
https://aholic.stores.jp

KEN NAKAHASHI: https://kennakahashi.net
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中橋さんとの出会いは、東京に出てきたばかりの僕を当時バイトしていたブックカフェのオーナーがKEN NAKAHASHIに連れて行ってくださったのがきっかけでした。
新宿にアートが好きな人の集まるお店を出したい!と思ってはいたものの、正直今の新宿はそういう文化のある街ではなく、多少心細さもあった僕にとって、このギャラリーの存在は小さなものではありませんでした。
今の新宿に現代美術をしっかり扱ったギャラリーがあるのは本当に心強いんですよね。
しかもオーナーの中橋さんは僕と同年代。
この初訪問以来、近くということもあって、展示が変わる度に訪れました。
毎回質の高い内容を開催されていて、ここに至るまでどういう経緯があったのか一度腰を据えてお話を聞きたいと思っていました。
作家の経歴とかはよく聞きますがギャラリストのそれは中々聞く機会もないので。

今回で一応インタビューシリーズはラストなんですが、この中橋さんとのインタビューは、僕が最も聞きたかった内容になった気がします。
それは肩書きとか抜きにした人の「人生」というものです。
これまでインタビューしてきた皆さんそれぞれが、今立っている場所までの軌跡があって、本当に興味深かったのですが、中橋さんの場合は並大抵の苦労ではないというのがこのインタビューを通してお分りいただけると思います。
それは子供時代から始まる「生きづらさ」と、大人になって抱えた差別、大きな病、そして身近な人たちの死。
まず「生きづらさ」に関していうと、子供時代に抱えたマイノリティというのは本当に重い十字架です。
僕も中橋さん同様そのマイナーな部分を子供時代に自覚してしまったので、今思い返してもどうそれを乗り越えたのかわからないほど大変でした。
そしてそういう子供は概して「アダルトチルドレン」になってしまう。
僕の場合は周りが馬鹿に見えて仕方なかったし、1秒でも早く大人になりたかった。
中橋さんが高校に上がる時に従兄弟の結婚を機に陶芸家の道を諦めますが、その気持ち痛いほど分ります。
「普通」と言われる状態がいかに尊いものなのか。
スピッツの楓という歌の中の歌詞に「人と同じような幸せを信じていたのに」という歌詞があるんですが、そのことをもう子供の頃に経験しちゃってるんですよね。
なんか暗くなっちゃったけど(笑)、中橋さんの場合その後も続く差別に病に苦しめられます。
病を気にギャラリストへの道を選んだ中橋さんですが、その道を選べたことは本当に良かった。
ギャラリーをやっていく中で出会った人や作品は中橋さんにとってかけがえのないものだし、その中心に彼がいるのは本当に素晴らしいことです。

今回インタビューする中で最も悩んだのが「死」にまつわる質問です。
中橋さん自身一度死の淵に立っていて、さらにギャラリー作家を二人も亡くしている。
このことに関して僕もどう尋ねていいかわからなくて中途半端な質問になってしまいました。
それでも真摯に答えてくれました。
撮影後、その部分をカットするか二人で話し合いました。
しかし改めて聞くと僕としてはどうしても入れたくて、中橋さんも了承してくれました。
「作品は生きている」
「展覧会として蘇らせたい」
そのことは、中橋さん自身が行動で示しているし、とても説得力のある言葉でした。

ギャラリーと作家の関係って、本当に微妙で、本当に作家のことを思ってくれる志のあるギャラリーって全体の2割ぐらいしかないんじゃないかという印象です。
その2割にKEN NAKAHASHIは確実に入っていると思います。
ギャラリストと作家が手を取り合って展覧会を作っていく様は毎度感動させられます。
特に先日クラウドファンディングを立ち上げた森栄喜さんの「Letter to My Son」の書籍化プロジェクトは素晴らしいものがありました。
前の投稿でも触れてますが、こうして共に作品を作っていく様は本当にすごい。
毎回刺激的な展開で、こんなギャラリーが近所にあってとても幸せです。
是非、彼の「人生」立ち会ってみてください。


online BAR "A'live" vol.10 中橋健一 (KEN NAKAHASHI ギャラリスト)
【収録日2020.05.29】86分
新宿三丁目にあるアートライブラリーカフェバーA'holicよりお送りするonline BAR。
vol.10ではKEN NAKAHASHIギャラリストの中橋健一さんとのインタビューをお送りします。
子供時代から就職、闘病を経て現在のギャラリストに至るまでの軌跡、クラウドファンディングで出版した本の話、これからの展開等お話ししていただきました。

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森栄喜「シボレス|破れたカーディガンの穴から海原を覗く」@ KEN NAKAHASHI

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KEN NAKAHASHIで開催中の森栄喜展へ。
現在は予約制で、一人ずつ贅沢に鑑賞が可能です。こちら

森さんは木村伊兵衛賞も受賞した写真家として知られていますが、近年「写真家」という括りでは括れないぐらい幅広い活動をされています。
パフォーマンス、映像、小説、と様々なメディアを横断しながら一貫した世界観を築かれていて、そのどれもが全く無理なく並走している感じがあって、特に前回同ギャラリーで開催されていた「Letter to My Son」という映像には完全にやられました。。。
そんな森さんの新作個展。
今回のコロナ禍で延期になってしまいましたが、ようやく公開されました。
そしてその作品はなんとサウンドインスタレーションでした。。。!

まず展覧会タイトルを聞いた時にお!と思いました。
「シボレス(Shibboleth)」。
この言葉を知る日本人はほとんどいないと思います。
僕がこの言葉を知ったのは、2007年、テートモダンでドリス・サルセドが発表した作品がこのタイトルだったからです。
Doris Salcedo @ Tate Modern
shibbolethはヘブライ語で、その発音によってエフライム族を見分けるために用いられたものらしく、これを正しく発音できなかったエフライム族は皆殺害されたという暗い歴史があります。

今回ギャラリーには写真が3点と拡声器のようなスピーカーが1点のみのシンプルな展示。
スピーカーからは日本語のセンテンスが繰り返し流されるのだけど、そのどれもが日本語を母語としない人々による発語で、日本語ネイティブの自分にははっきりとそのことがわかってしまう。
かなり忠実に発語しているはずなのに、所々に混じる拭いきれない違和感。
ここがおかしいとか具体的に言うのは難しいのだけれど、確実にその違和感は残酷に存在している。
これらの発語を聴きながら、些細なことで取りこぼされてしまう人々のことを想う。
それと同時に、一人でソファーに座りながら、この作品に対峙できる贅沢。
この作品は、こうして静かに向き合うことでより豊穣な世界に誘われる作品。
今回あくまで偶然コロナ禍という状況で予約制という形になったのだろうけど、必然的にこうなったと言われてもなんの違和感もない。
彼らの発語を聴きながら窓の外を眺めていると、ギャラリーの前の木にカラスの巣を発見する。
カラスの巣なんて初めて見た。
ありふれたカラスだけれど、彼らにも家があり家族があることを初めて目の当たりにした。
なんだか、そのことと今回のスピーカーから流れてくるか細く自信なさげな声たちがリンクしてしまった。

実はこの作品は、映像とともに流すという案もあったらしい。
実際映像も用意されていて、中橋さんに映像も特別に見せていただきました。
その映像がまた凄まじくて、また泣きそうになったんだけど、音だけの時の印象と全く別世界に誘われた。
音だけだととても「現在」を感じさせられるんだけど、映像が伴うと圧倒的に「過去」を思わずにはいられない。
映像や写真はやはり記録メディアなのでどうしても失われた時間を思ってしまうのだろうか。
音も録音されたものなので過去のものなんだけれど、もっと現象的に感じられるというか。
8月の終わりにはnadiffでこの映像つきバージョンが展示されるらしい。
ぜひ、ふたつの会場でこの作品を堪能して欲しいと思います。
KEN NAKAHASIの展示は会期が延長されて8/2まで。こちら


ところでこのコロナ禍の中、KEN NAKAHASHIでは森栄喜さんの「Letter to My Son」を書籍化しようとクラウドファンディングをされていました。こちら
僕にとっても特別な作品で、この作品が書籍になって手元に持っていけるということを知った途端に興奮し、わずかながら僕もご支援させていただきました。
3月から開始し、見事目標額を達成し、5月に出版され、手元に届きました。
改めてページをめくりながら、何度も泣きそうになりました。
クラウドファンディングの返礼として、森さん直筆の手紙と僕の名前も入った栞が同封されていました。
本当に素晴らしい本が出来上がりました。こちら
この本の出版も含めて、出版元となったギャラリーKEN NAKAHASHIのオーナー中橋健一さんに色々お話をお聞きしました。
7/12(日)にインタビュー動画を販売開始しますのでぜひご覧ください!
A'holic onlinestore https://aholic.stores.jp

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高田冬彦くんのこと。

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オンラインストアにて映像作家の高田冬彦くんとのインタビュー動画の販売を開始します!
https://aholic.stores.jp

高田冬彦:http://fuyuhikotakata.com
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「高田冬彦に魂がふるえる。」

昨年森美術館で開催されていた高田冬彦のスクリーニングを見て放った僕のツイート。
同時開催の塩田千春展のタイトルが「魂がふるえる」だったのだけれど、その展示を見終えた後に観た彼の作品に僕は完全に「魂がふるえ」てしまいました。
そんな僕のふざけたツイートを見てなんと後日高田くん本人が僕の店を訪れてくれたのです!
そこから親交が深まり、プライベートで遊んだり、あいちトリエンナーレも一緒に行ったりさせてもらっております。

僕が高田くんの作品を初めて観たのは2016年の「キセイノセイキ」。
展覧会自体としては正直微妙で、あまりに内輪な内容に辟易したのを覚えてます。
実際ブログにもほとんど書いてない。。。こちら
とはいえ、唯一鮮明に覚えてた作品があって、それが高田くんの出していた「Many Classic Moments」「Japan Erection」でした。
言語化は非常に難しいんだけど、ひたすら胸がザワザワしたのを覚えています。
そのザワザワは消えることなく残っていて、それが去年の森美で再会したのです。
あ、あの人や!と一瞬でわかりました。
これって本当にすごいことで、いい作品というのは月日が経っても残ってるんですよね。
心に傷がつくという言い方をしますがまさにその通り。
感動というものとはまた別のもっとドロドロした何か。
それが高田くんの作品には確実に存在しています。

今回改めて高田くんにインタビューしてみて、やっぱり不思議な人だなぁと笑
最後の方に、敢えて今までの高田くんにない要素を尋ねてみましたが、やはり高田くんも気にしていて、今後の展開が本当に楽しみになりました。
自意識、ジェンダー、他者との関わり、ストーリー、etc...
様々な問題意識が複雑に織り重なった高田くんの作品たち。
一見ふざけた映像に見えるかもしれないけれど、そこには高田くんの鋭い洞察や思想が潜んでいます。
今回の動画を撮るにあたりこちらのインタビューも参考にさせていただきました。

理想の滑稽さを求めてテイク40。高田冬彦のストレートな性的表現に潜む不完全性への愛


ところで先日高田くんの生活場所であり、この10年名作が生まれてきたアパートの取り壊しが決定したそうです。
退去要請って突然来るんですね。。。怖い。。。
最後なので大いに爆発してほしいし、新天地でどんな作品が作られるのかも楽しみ。


ちなみに動画の中でちょいちょい僕が「タカダ」と発音してしまってますが、正確には「タカタ」です。
ごめんなさい!


online BAR "A'live" vol.09 高田冬彦 (映像作家)
【収録日2020.05.31】72分
vol.09では映像作家の高田冬彦さんとのインタビューをお送りします。
アーティストを志したきっかけから、現在の表現に至るまでの軌跡、ストーリー性について、これからの展開等お話ししていただきました。

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「第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館展示帰国展 Cosmo-Eggs| 宇宙の卵」@ アーティゾン美術館

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正直あまり期待してなかった展示でしたが、めちゃくちゃ良かった展示。
タイトル通り昨年のヴェネツィアビエンナーレ日本館の帰国報告展。
当時もあまりピンとこなかったんですが、改めて丁寧に観ていくとめちゃくちゃいい企画やないか!と。
昨今は映えるものばかりが先行してて、こういう一見映えない展示こそ大事にしていくべきだと改めて。

この展示でもっとも興味深かったのは「共異体」という言葉です。
共同体とは違って、みんなが別の方向向いていながらも共に在るという思考。
今のコレクティブという考え方はこれに近いと思います。
特にアートやってる人って個性的な人が多いので中々一致団結できないんですよね。。。
かくいう僕もみんなで同じ方向向いてるのが本当に苦手で、学生時代とか集団行動が苦痛でした。
デモとかも賛同はできたりしてもそこに加わることに違和感を覚えたり。
なんで皆で同じ言葉を繰り返さなあかんの?とか思っちゃう。
その点Twitterのデモとかは敷居が低くて入りやすい。やっぱり体があるのとないので大きな違い。

話は逸れましたが、とにかくこの「在り方」が本当に面白かった。
今回のプロジェクトにはキュレーター(服部裕之)、美術家(下道基行)、音楽家(安野太郎)、人類学者(石倉敏明)、建築家(能作文徳)、装丁家(田中義久)が加わっていて、ほとんどヒエラルキーなく水平にそれぞれが動いていて、本当に奇跡的なコレクティブの在り方を見せてくれています。
本来ならキュレーターが音頭を取って、トップダウンで決めていくのが楽なんでしょうけど、服部さんはそうはせず、まず人を決めて、それぞれ何がしたいかを丁寧にヒアリングした上で調整する能力がめちゃくちゃ長けてるんだろうなぁと思いました。
特にヴェネツィア日本館の準備って過酷で、キュレーターが選ばれてプロジェクトを決めるのに約2ヶ月、そこから一年足らずで展示まで持っていかなくてはならなくて、今回のような各々のやりたいことを丁寧に汲み取っていきながら、調査、制作、展示まで漕ぎ着けたなんて本当にすごい。

この展示の肝でありきっかけになったのは下道さんが4年ほど撮りためていた「津波石」と呼ばれる巨石。
下道さんといえば日本が植民地時代に残した鳥居の写真が有名ですが、それと対となるような作品。
残された鳥居は戦争という人災の名残ですが、津波石は津波によって運ばれた自然災害の痕跡。
しかしどちらも時を経て在り方が変わっているのが共通しています。
今回下道さんが作品にしているのは日本の南の島々で数百数千年前に運ばれてきた津波石たち。
それらは海鳥の生息地になっていたり、聖域になっていたり、様々な道を辿っています。
岩自体はほとんど変化することのないまま在り方だけが時間を経て変わっている。
そのことを下道さんは鳥居の時のような写真ではなく映像で残していました。
興味深いことにほとんどの岩に名前が付けられているんです。
そのことを背景に人類学者である石倉敏明が神話を新たに作り上げできたのが「宇宙の卵」です。
さらに安野の自動演奏するリコーダーと、吉阪隆正による日本館の特性を生かした能作文徳による空間構成が加わっていて、それぞれがしっかりと自分の作品と見つめ合いながら、結果的に一つの空間になるというのは本当に見事で泣きそうになりました。

今回アーティゾンでは、そのままは再現できないので日本館を90%のサイズで書割りを作って空間を作っていたり、その周囲にはここに至るまでのプロセスを丁寧に資料や関連作品を並べられていて、実際の日本館ではないものの、さらにエクストラな要素が付け加わっているので、実際日本館に足を運んだ人でも満足できる内容になってました。
こういう再現展って中々難しいとは思うんだけど、今回はその再現できなさを敢えて開き直ることで面白い空間になってたと思います。
さらに、アーティゾンの石橋財団は、ヴェネツィア日本館を建てる際に出資したのでも有名で、下の階のコレクション展の一部では、これまでヴェネツィア日本館で展示したことのある収蔵作品が並べられていたりして、この美術館でしかできない展示だと改めて思いました。熱い。

田中義久によるカタログも昨年日本館で販売されてたバージョンと、今回の帰国展でのカタログがあって、僕は後者を買ったけれど、どっちも欲しい。。。
両者で補い合うようなカタログの在り方ってのも面白いですよね。
僕が買った帰国展のカタログには、それぞれのエッセイや対談など凄まじい情報量。
服部さんとルアルンパのアデ・ダルマワンとの対談でのこれからの展覧会の在り方の話とかとても興味深かった。
ルアルンパはインドネシアのコレクティブで、次回のドクメンタの総合ディレクターでもあり、先日その内容が公開されたけど、訳がわかんなくてめちゃくちゃ面白いものになりそう!こちら
今月から始まる横浜トリエンナーレのラクスメディアコレクティブによるディレクションも、一つのテーマに絞るのではなく、そこから派生する「ソース」によって振り分ける在り方とか、コレクティブな思考が今後もっと展開していきそうで本当に面白いです。
あとフーコーによる「ヘテロトピア」やダナ・ハラウェイによる「Sympoiesis(共制作)」、「人新世」という言葉など、本当に刺激的な内容。
読み物としてもとても優れたものになっています。

展覧会は10/25まで。こちら。めちゃくちゃオススメ!
ちなみに上の階では鴻池朋子展がやってますが、こちらはノーコメント。
僕の中で彼女は2009年にオペラシティでやった「インタートラベラー」展がピークですね。。。


他に行った展示。
デイヴィッド・シュリグリー / 金氏徹平 @ Yumiko Chiba Associates
「展覧美術」@ eitoeiko
「フル・フロンタル 裸のサーキュレーター」@ 日本橋三越コンテンポラリーギャラリー
杉本博司「Past Presence」@ Gallery Koyanagi
青柳龍太「懐かしい骨董市」@ CUPSULE
広瀬陽「PULL」@ DOUGUYA

ちょっとどれもパッといい言葉が浮かばない。。。(杉本博司に至っては写真だけで済ませばいいのにもはや悪趣味が過ぎる演出。。。ドッグフード。。。)
素晴らしかったのは、アートじゃないけど広瀬陽の展示。
行ったら会場に古いキャビネットしかなくて、やってる?と焦りましたが、彼の七宝焼がこの中に全部収まってて、引き戸を開けながら見ていくスタイル。
これだと自ずと一度で見られる人数も限られるので、今回のコロナ禍で密にならない優れたアイディア。
一個一個引き戸もカスタマイズされてて衝撃。
僕は赤い花器を買いました。
工芸の展示って買われるとその場で作品がなくなるんだけど、今回はあくまで展示品として出してるので、商品が届くのは約1ヶ月後とのこと。楽しみ!
広瀬くんは怒涛の展示ラッシュが続くので楽しみです。

IMG_3616.jpg
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To See List
・2023.09.16-11.12
杉本博司 本歌取り 東下り @ 渋谷区立松濤美術館

・2023.09.20-12.11
イヴ・サンローラン展 @ 国立新美術館

・2023.10.03-2024.01.28
パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展―美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ @ 国立西洋美術館

・2023.09.23-11.19
福田美蘭ー美術って、なに? @ 名古屋市美術館

・2023.10.06-11.27
生誕120年 安井仲治 @ 愛知県美術館

・2023.10.07-12.10
さいたま国際芸術祭2023 @ 旧市民会館おおみや等

・2023.10.13-12.24
石川真生展 @ 東京オペラシティアートギャラリー

・2023.11.01-12.25
大巻伸嗣―真空のゆらぎ @ 国立新美術館

・2023.11.03-2024.01.28
「今村源 遅れるものの行方」展 @ 水戸芸術館

・2023.11.18-2024.01.28
倉俣史朗のデザイン――記憶のなかの小宇宙 @ 世田谷美術館

・2023.12.02-2024.02.04
「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造、阿部展也、大辻清司、牛腸茂雄 @ 渋谷区立松濤美術館

・2023.11.09-2024.03.31
第14回上海ビエンナーレ @ 上海当代芸術博物館

・2024.01.11-03.10
フランク・ロイド・ライト世界を結ぶ建築 @ パナソニック汐留美術館

・2024.02.06-04.07
中平卓馬展 @ 東京国立近代美術館

・2024.02.14-05.27
「マティス 自由なフォルム」@ 国立新美術館

・2024.03.15-06.09
横浜トリエンナーレ2023 @ 横浜美術館ほか

・2024.03.30-07.07
ブランクーシ 本質を象る @ アーティゾン美術館

・2024.04.24-09.01
シアスター・ゲイツ展 @ 森美術館

・2024.04.27-08.29
デ・キリコ展 @ 東京都美術館

・2024.09.25-2025.01.19
ルイーズ・ブルジョワ展 @ 森美術館

・2024.11.02-2025.02.09
ジャム・セッション 石橋財団コレクション×毛利悠子 ―ピュシスについて @ アーティゾン美術館

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