Imi Konoebel 'Kernstücke' @ Kunstmuseen Krefeld






ドイツはクレフェルドにミースが手がけた邸宅が二件並んで建ってて、しかも今は美術館になってるということで、前から行ってみたいと思いつつようやく行って来れました。
クレフェルド駅からバス54番で10分程行ったところにあります。(Haus Lange下車)
現在ランゲ邸ではDavid Reed展、エスタース邸ではImi Knoebel展が開催中。
せっかく美術館なのでおもしろそうな企画の時にと狙ってて、今回のクネーベル展がドンピシャ。
そして、もうこの展覧会が素晴らしすぎた。
正直ドローイングちょろっと飾ってるぐらいかと思ってたし、まあ、ミースの建築も観られていいやぐらいの気持ちで行った僕が馬鹿でした。本当に本当に素晴らしい展覧会だった。
ミースの建築と見事なまでの共演。
元々クネーベルの作品はミース建築と合うだろうとは思ってたけどここまでとは。
クネーベルのミースへの尊敬、でも媚びることなく貫き通す彼のスタイルとが言葉に尽くせないほどの感動を生む空間を生み出してました。
特に、白い壁に白いペンキの矩形を描いた部屋は息もできないほどのすばらしさ。
開かれた窓から差し込む光と風。建築が呼吸してるみたいだった。
もうそこから数分間動けないほど感動しました。
過去作から新作まで、なんの無理もなく建築に溶け込んでて本当に美しかった。
展覧会は8月23日まで。こちら。
もう一つのランゲ邸の方の展示は正直ひどかったです。。。
それにしても最近クネーベル人気がすごい。
去年もヴォルフスブルグ美術館で大きな回顧展があったばかりなのに、今現在デュッセルドルフにあるK21もマレービッチとクネーベルに関する展覧会を開催中らしい。こっちも時間あったら是非行きたかったのだけど断念。きっと素晴らしいことになってるはず。この夏ドイツにいる方は是非クレフェルドとデュッセルドルフ梯子することをお勧めします。建築ファンもアートファンもどちらも満足できるはずです。デュッセルドルフの方は8月30日まで。こちら。