ARK NOVA by Anish Kapoor x 磯崎新

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ずっと楽しみにしてたカプーアの移動コンサートホール。
2011年のパリのモニュメンタで発表された「Leviathan」の改変版。
このモニュメンタは行けず悔しかったので、このARK NOVAはなんとしてでも行きたかった。
そして無理してでも行った甲斐がありすぎました。もう神です。美しすぎる怪物。
ポリエステルでできた赤い表面は、周囲の景色を反映して、特に夕景がすごかった。
中は撮影禁止だったけど、テートのユニリバーシリーズのようにラッパ型の幕が真ん中を貫いてて崇高さが凄まじかった。。。
中はここで見れます。
ここで僕は歌舞伎を観たのだけれど、笛や鼓、三味線がこの幕の中で鳴り響いた時はもう鳥肌が立ちました。。。メインは10月12日に行われるルツェルンフィルのオーケストラなんだけど、カプーアの空間の中で日本芸能なんてそうそうない、っていうか一生ないかもしれないので、歌舞伎を選びました。そして大正解でしたね。まるで捧げられているかのように繰り広げられる舞台。すばらしかったです。特に前半の勧進帳の舞は見事すぎた。後半の坂田藤十郎の舞はよくわからなかったなぁ。本当はこっちがメインのはずなんだけど。
この後どこかに巡回するのかはわからないので、機会があれば是非。
坂本龍一やあまちゃんで一躍有名になった大友良英さんのライブもあります。
またこのチケットの売り上げは復興支援にもつながるので、チケット余ってるなら買いです。
http://ark-nova.com/ja/matsushima

この場所も松島の景色が見渡せるすばらしいところでした。

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<関連記事>
Anish Kapoor @ Leeum
Anish Kapoor @ Royal Academy of Arts
Anish Kapoor @ Lisson Gallery



テーマ : アート・デザイン
ジャンル : 学問・文化・芸術

チェルフィッチュ「地面と床」@ 京都府立府民ホール アルティ

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KYOTO EXPERIMENTのオープニングを飾るチェルフィッチュの舞台を観てきました。
チェルフィッチュはもうずっと前に横浜美術館でやってた「わたしたちは無傷な別人である」を観て、かなり幻滅してしまったのだけれど、久々に観たら印象違うかもと思って観てきましたがやはり変わらなかった。。。
なんでしょうか、彼らの舞台は骨組みはしっかりしているのに外側が希薄というか。
というか骨組みだけで勝負してるようなところがある気がする。
それが彼らの評価にもつながってるのかもしれないけれど、僕はちょっと無理かも。
以前観た「クーラー」は外側も楽しめたんだけれど。
今回の舞台で骨となるのは、まずは音楽。
チェルフィッチュ初の音楽劇というだけあって、音楽がかなり効いてました。
サンガツが手がける音楽は、キャラクターそれぞれに曲があてがわれていて、次第に音楽であ、この人出てくる、とかわかるのがおもしろかった。
あとはやはり言葉。
舞台の真ん中の十字のセットに英語と中国語(たまに日本語)の翻訳が出るのだけれど、この翻訳にも劇中で言及されるのが興味深かったです。
とはいえ、日本語が失われつつある世界という設定を日本語を解する観客の前でやることにさほど説得力がないのが残念。
この舞台の初演は海外でやってたので、その時には翻訳の問題等アクチュアルに作用していたと想像できるけど、なんだか観ていて歯がゆかったです。
そういうSF的な設定の説得力の持たせ方がもう少し考えられてもよかったと思いますね。
村上龍なんかの小説読んでると、ほとんどが無茶なSFワールドやけど、膨大な研究結果によって不思議と説得力があって、もしかしてそうなるかもという恐怖が襲って来るんやけど、この舞台観てもさほど恐怖心は抱けなかったですね。
それとは対照的に、今回描かれている死者と生者の問題は、かなり考えさせられました。
タイトルにもあるように、地面と床が生と死の彼岸になっているのをすごく意識させられたし、死者である母が言う台詞とそれを否定する義娘のやりとりは重々しかった。
「忘却に抗う資格がある」
「そんなのないに決まってる。」
もっとこの辺に焦点絞って欲しかったな、と個人的には思いました。
特に震災以降の表現としては、この死者と生者の問題は大きいと思います。
また数年後機会があれば観てみようかな。

テーマ : 演劇
ジャンル : 学問・文化・芸術

ブログのこと。

私事ですが、30歳になりました。
男は30から。頑張ります。
思えば4年連続で誕生日は展覧会をさせて頂いてます。ありがたい。

と同時に、ブログも8周年を迎えました。
誕生日にブログ立ち上げとは我ながらイタイですが、らしいと言えばらしいです。
そんなブログも9年目を迎えるわけですが、とりあえず年内で一旦休止しようかと思っています。

理由はいくつかありますが、人生の目標というか、元々このブログを始めたのも、無理にでも20代のうちに色んなものを見て、色んなことを吸収しようと思ったのがきっかけのひとつでした。
これまで見てきてくださった方はご存知の通り、世界中駆け巡りました。
しかし、ここ2、3年程で、グンと鑑賞のモチベーションも減りました。
もう吸収の時期はいよいよ過ぎようとしている兆しなのかもしれません。
実際、ここ数年で自分でも展覧会を企画させて頂いたりして、自分なりに経験も積んできました。
いよいよインプットよりアウトプットをもっと大事にしたいと考えています。

それから、今年の夏、ズントーの建築を巡ったのはやはり大きかったです。
以前からなんとなく、ズントー見ちゃったらこのブログ終わっちゃうんだろうなぁと思ってはいたものの、やはり彼の建築の持つ力は凄まじく、おそらくあれを超えるものに出会える機会というのは1年に1回もないだろうと思います。

そんなこんなで、僕も30歳を迎え、節目としてブログは一旦休止とさせて頂きます。
とりあえず年内はいくつか更新すると思います。
実際今週末松島まで出かけてきたりしますし、来月も瀬戸内チラッとだけ観てきます。
愛知の反重力展やハイレッドセンター展も年末あたり観に行こうと思ってます。
あと11月には自分の展示もあるので、またここでもお知らせします。

来年からは自分の関わる展示等の告知や、本当に感動してどうしても記したいと思ったものだけ投稿したいと思っています。
来年の広島現美のDoris Salcedo展は多分そんな展覧会の1つだと期待しています。
まだ伊東さんの台湾の建築群も観てないし、クリストのOver The Riverだって観たい。

これまで観にきてくださった方々ありがとうございました。
とりあえず年内いっぱいのお付き合いよろしくお願いします。


森川穣

「IPP#1」: 展覧会のこと

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展覧会について。

IPP(Inverse Perspective Project)は、元来持ってた日本人の「風景観」を作品を通して再考してみようと、2010年に画家の安喜万佐子と映像作家の林ケイタが始めたプロジェクトです。
途中から僕が加わり、主にこの3人が中心になり動いています。
どうしたらそのことを示せるか、といった時に自分たち作家ができるのはやはり「展覧会」という形であろうということと、だからといって美術だけの視野では見いだせないだろうということは最初から念頭にありました。
そこで、思想家や脳科学、宗教等色んな分野の方々に声をかけ参加して頂き、さらに「展覧会」として見せる以上は文献等ではなく、視覚的な「作品」として出品していただき、自分たち3人は自分の作品だけでなく、そのサポートをしっかりしていこうと決めました。
こうして2012年の1月にようやく京都精華大学内で第一回の展覧会を開催しました。

さらに、ここから関東へ、海外へ、と広げて行こうと計画し、試しに知り合いの人々に当たっていったところ、ロシアのキュレーターAndrey Martynov氏が、興味があるので話を聞いてみたいとのことで、彼の来日に合わせ資料を見せたところ、2013年にモスクワビエンナーレがあるから、そこにぶつけたらおもしろいのではないかとご提案頂き具体的に動き出しました。
しかし、京都と同じものを持って行ったのではおもしろくないので、メンバーチェンジも行おうと新たにご参加いただいたのが金子周次さんと玉井健二さんです。
彼らを選んだのは、作家とか学者とか肩書きに縛られない生き方を行っていたからです。
金子さんは既に亡くなっていて、独学で版の技術を身につけ、最後までコツコツと生まれ育った銚子の街で版画を彫り続けました。
玉井さんは枚方市交野にあるソーイングテーブルカフェのオーナーで、ある日突然その辺に落ちてる木片(カフェの隣には古い洋裁学校があり、建物の欠片が落ちていた)を使って船を作り始めました。それを見た人が、もっとたくさん作ればおもしろいじゃないかとアドバイスして、一日一艘の船作りを一年間続け、300艘以上の船ができあがりました。その成果を隣の洋裁学校で展示し、本も出版されました。
僕はその本を通して玉井さんを知り、今回是非参加してもらいたいと思い会いに出かけました。
そのカフェは想像の斜め上を行く場所でした笑

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草原の中に建つソーイングテーブルカフェ。すごいです。
そしてようやく憧れていた船に出会うことができました。それらは箱の中に乱雑に入っていましたが、本で見て以来の船が目の前に。感動でした。
なんとかその船達をモスクワまで持って行くことに了承して頂きました。ありがたい。
ちなみにソーイングテーブルカフェのHPです。すごい所なので是非いってみてください!こちら
このモスクワ展に併せて前述の本も増刷されたそうです!こちら
そんな船達の展示風景です。

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今回僕は、前回のIPP展同様、比較宗教学者の濱田陽さんとコラボレーションさせていただきました。
濱田さんは僕が大学生の頃宗教学の授業でお世話になっていて、とても面白い授業だったのでいつか一緒に何かやれればいいなと思い続けていました。
前回同様濱田さんにはテキストをご提供頂き、実際お会いして会話したり、メールのやりとりを繰り返しながら、風鈴を作ろうということになりました。
それと同時に僕は雨を使った作品を作り、2人で雨と風をロシアに運びました。
実際日本で集めた雨を使っていて、それがカプセルの中で結露する様を見せたかったのですが、現地で素材調達やらなんやらで苦労して、結果として反省の多く残る展示となってしまいました。
まさか向こうの木材のサイズがスクエアだったとは。。。
この反省は次回11月に大阪でやる展覧会で活かしたいと思います。

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全体の展示風景はIPP公式サイトでご覧頂けます。ご高覧いただければ幸いです。
IPP website: http://inverse-perspective-project.com/

地元の新聞にも僕らの展示を取り上げて頂きました。
Fifth Moscow Biennale Launches Parallel Projects (The Moscow Times)


展覧会は今月28日まで。
この展覧会は20日よりスタートしたモスクワビエンナーレの関連企画としても取り上げられています。
今回お世話になったAndrey氏及び、ロシアとの橋渡しをしていただいた小川まゆこさんには感謝の言葉もありません。
また、スポーンサー協力いただいたJALさんやパナソニックさんにも感謝。
オープニングもたくさんの人に来て頂き嬉しかったです。
日本から持って行った日本酒とお菓子は一瞬でなくなってしまいました笑
そして、中々ハードなスケジュールを乗り切れたのもロシアという国のおかげ。
色んなことに感謝です。

「IPP#1」: モスクワのこと3

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観光編。といっても搬入やらでほぼ観光できてません泣
なんと最後まで赤の広場も行けませんでした。。。
上の写真は着いた翌日にあったモスクワ市政400年目かなんだかのパレード。
各国のパレードが練り歩きます。写真は中国。
この為に赤の広場閉鎖されてて入れなかったんですよね。。。

そして次の日はモスクワ市長選挙。なぜか泊まってたホテルが投票所に。
ホテルの前ではライブも。客近すぎ!

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モスクワでお土産探すならここ!ヴェルニサージュ!僕はここで作品素材を調達。
遊園地の廃墟を占拠するような形で蚤の市が開催されててすごくシュール。
ねぎりにねぎって半額以下で買えることも。
ソビエト、スターリン時代の代物もたくさんあって見てるだけで飽きません。

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唯一行った観光らしいスポットはアンドレイ・ルブリョフ記念美術館。
タルコフスキーの映画にもなった天才イコン画家アンドレイ・ルブリョフが生涯を終えた修道院がイコン美術館になってます。
ロシアと言えばイコン。そのイコンをたっぷり味わえます。
中には四神を思わせるイコンもあって、アジアとヨーロッパの混じり合った思想がうかがえます。
今ロシアイコン画に関する本で「逆遠近法の詩学」を読んでますがすごくおもしろいです。
ただ「地球の歩き方」にはここにルブリョフの作品はないという衝撃的な情報が。。。マジ?
モスクワで一番古いと言われる教会もあります。中ではミサがやってて、近所の敬虔な信者さんたちがお祈りにやってきています。
チケット売り場ではなぜか自分が日本人と知ると「こんにちは」と「さよなら」を得意げに話すチケット売りのおばちゃんがいます。キュート。
レストランで紅茶が飲める無料券ももらえます。
とても静かな場所でおすすめ。

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また、ここはモスクワ屈指のネコスポットかも。ネコだらけで散々癒されました。
たまに美術館に入っちゃって走り回ることもあるようです笑
ロシアはネコにすごく寛容な国。
市内にはネコサーカスなるものもあるようで、チェックしたのですが既にソールドアウト。。。
エルミタージュ美術館にもネズミ取り用にネコが60匹も雇われてるとか。素晴らしいですね。
ちなみにロシアにも干支があって、ウサギとネコがセットらしい。この制度日本でも取り入れて欲しい。

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あとはゴーリキイパーク。
ここではカバコフの野外展示が開催中とのことで行ってきたけど思いの外しょぼかった。。。
思いがけず坂茂の建てたGARAGEという美術館に遭遇したけど中には入らず。
来年辺りOMAが建てる本館があるらしく、坂さんのは仮設なのかな?

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それと観光ではないけど、モスクワビエンナーレ関連でいくつかの展覧会オープニングにも参加。
スイスが企画した展覧会と、建築博物館(?)で開催されてた展覧会のふたつ。
ただついて行っただけだなので内容はよくわからなかったけど、会場Mladen Stilinovicの”THE PRAISE OF LAZINEE(怠惰礼賛)"という作品がこの展覧会のテーマになってるみたいだった。(ここで全文読めます)
「西」の作家は働きすぎで、「東」の作家は怠惰であり、怠惰こそアーティストに必要なものだと言ってるんですが、ここでおもしろいな、と思ったのが、クロアチアの作家である彼が自分(たち)のことを「東」と呼んでいること。アジアに生まれた自分にとっては、自分が「東」の人間であるのは自明なんだけど、さらにヨーロッパの中でも「西」と「東」の意識があって、それは地理的な問題はもちろん、「資本主義」と「社会主義」という社会的概念のことも孕んでいて、色んなレイヤーがあることが改めてわかって面白かったです。
この展覧会にはフィシュリとヴァイスのような作家も出てたけど、僕的にはこの作家の作品が要所要所に出てきて、気になる作品は大体この人の作品でしたね。
また、建築博物館は、やってる展覧会の内容はほとんどわからなかったけど、建物がすごすぎる。20世紀初頭の豪邸をそのまま使ってて、ほぼ廃墟で床が抜けるんじゃないかとひやひや。屋根裏とかすごすぎ。前者の展覧会で出会った作家にほぼ強制的に連れて行かれたのだけど、行ってよかったです。

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次回は自分たちの展覧会のこと。

「IPP#1」: モスクワのこと2

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モスクワ食事編です。
上の写真は食べかけの写真ではなく、皆の分けてたらこんなことに。。。まずそうですいません。
しかし、ロシア料理はうまい!うますぎる!何を食べてもうまい!
この時は既に滞在5日目ぐらいで、テキトーにふらーっと入ったレストランで英語のメニューがなくて、でも既にロシア料理は何頼んでもうまいことを皆知ってたので、ここからここまで下さいみたいなブラインドオーダーをやってのけた結果です。そしてズバリうまかった!
ロシア料理って日本にいる時ほとんど食べたことなかったけど、ここまでうまいとは。
肉も魚も野菜も全部うまくて、種類も豊富。
昼はレストランを選ぶ余裕がなくていつも同じビュッフェだったのだけど、全然飽きなかった。
10日間中一度も丸亀製麺のお世話になることも、中華に走ることもなかったです。
大体海外にいると、5日もすればアジア料理を食べたくなるんですが、やはりロシアはアジアに近いのか味付けがすごくいい。
スイーツとかも日本のような甘み押さえたものもあってびっくりです。
最終日は日本にはないアボガドロールやフライなどの寿司をおもしろ半分で食ったのだけどこれもうまい!
くたくたな搬入も乗り切れたのはロシアの豊かな食事のおかげです。スパシーバ!

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そしてロシアといえばアレですアレ。ウォッカ!

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オープニングの後、皆で通過儀礼的に頼んだんですが、意外にスルッといけちゃう。
調子のって3杯ぐらいいっちゃったのが運の尽き。
やはりアルコール40度はすごい。後の回り方がすごかった。。。
世界がぐるぐる回ってしまいましたよ。韓国のソジュをたらふく呑まされて以来や。
でも翌日特に残ることもなく、意外にいけます。


あとロシア人がおもしろすぎます。
彼らはもう絵に描いたようなツンデレ。
プーチンを思い浮かべたらわかるように、普段は完全なるツンだけど、最後のデレがすごい笑
搬入中も色んなこと頼むんやけど、どんなに簡単なことでも最初は「HET(ノー)」と言っちゃうのがロシア人。でもこれはパフォーマンスで、最終的に8割型頼んだことはやってくれます。口癖?
ヨーロッパでNOと言われるとほぼ100%NOのまま終わっちゃうんやけど、そこが大きく違う。
言葉わからんくてもとにかく粘ればなんとかなる。
生真面目な人は合わないかも。
あとオープニングでも何人の人にロシア案内してあげるよ!と言われたことか。。。
最終的に誰に言われてたのかわからなくなって、日本ギークなヴィジュアル系ロシア女子に案内してもらった。
彼女は日本のヴィジュアル系が大好きで、黒夢やLUNA SEA、BUCK-TICK等に傾倒。
年越しは絶対日本!という程日本が好きで、どうやったら日本に住めるようになるか皆で考えたりしました。
「モスクワで終わる人生なんてやだよ!」と日本語で仰ってました。。。
あと、オープニング後のウォッカの会で、ロシア人作家が友達連れてきて、自分が日本人だとわかると一冊の本を手渡されました。
ロシア語だったので?となってたら、微かにわかってきたキリル文字からそれが安部公房の本だとわかりました!何の本だかはわかりませんが、彼曰く、この本は小学生の時誰もが読むんだ!と言ってました。マジ?すごく自分の精神にも影響を与えたとのこと。すごいなぁ。
自分たち日本人がドストエフスキーやトルストイ、チェーホフ、ゴーリキー等から与えられたように、同じように与えあえてるのだと思うと嬉しかったですね。

それにしても今回初めてロシア行って、ロシアの見方が180度変わりました。
行く前は、怖い国のイメージが大半を占めてたのだけど。
日露の関係を思い返しても、日露戦争やシベリア抑留、北方領土問題等暗い歴史ばかり。
共通点と言えば原子力発電所の事故。。。
それに加え、この7月に通った反同性愛プロパガンダ法など、前時代的な動きもどうなん?と批判的でしたが、もうすっかりロシアにメロメロ。
治安ももの凄くよくて、スリの心配もほとんどなかったですね。
多分今ロシアは景気がいいんだと思います。街の雰囲気見てたらなんとなくわかる。
来年はソチオリンピックも控えてるし、ロシア全体が今なんとなく明るい雰囲気なのかも。
心配してたポリスも特に問題なかったです。
もちろん運が良かっただけかもしれませんが、10日間いて、これだけ安心して海外で過ごせるのは稀。
差別とかもほとんどされてなくて、自分が外国人ってことを忘れそうになるぐらい皆自然に接してくれました。外国人という壁がほとんどないみたいで、こっちがわかろうがわかるまいが平気でロシア語まくしたててくる。好奇心旺盛で、日本から来たってなると、ロシア語でいっぱい話しかけられる笑
若い世代はともかく、やはり中年層はまだ海外にも行ったことない人も多いのかもしれませんね。


さてさて次回は観光編!

「IPP#1」: モスクワのこと1

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モスクワ報告第一弾。まずは街並編。
いざモスクワの街に繰り出してみるとびっくりするぐらい表面的。
不思議な世界感です。

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最後のは赤の広場にあるワシリー寺院。日本では考えられない色彩!侘びも寂びも皆無!

そして極めつけが工事現場の幕に建物のイラストプリント!本気表面!

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あと、大気汚染が酷いみたいで、夜でも不気味なぐらい空が明るい!タレル的世界。

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まあ、ここまで不気味な感じですが、モスクワ着いてなにより驚かされるのが駅です。
共産圏時代の影響で、駅は国のシンボルとして凄い力が入ってて、どの駅もデザインが違って楽しい!
美術館かよってぐらいの華やかな駅もあります。全部制覇したかった。
あと防空壕代わりにもなるように、すんごく深いです。
電車が1分おきぐらいに来るのも驚き。よく衝突しないな、と思います。

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次回食事編に続く!

「IPP#1」: 訪露のこと

展覧会の準備を終えてモスクワから帰国しました。
初のロシアは色々ネタが尽きず、結果的には素晴らしい経験となりました。
ということで、ここ数日はその報告をさせていただきます。

まずどうやってロシアに行くのか問題です。
ロシアはビザが必要です。
アメリカも今やビザが必要ですが、あんなネットでさくっとできるような代物ではございません。
旅行代理店を通せば問題なくやってくれるんですが手数料が取られます。
僕らの場合は、旅行代理店を通さなかったので難儀しました。
まず「招待状」というものが必要です。
さらには、旅程の提出や訪問予定都市、ホテルの報告など非常に細かい。
大使館HPによると、旅行者のデータ(氏名、生年月日、パスポート番号)/ロシア入国日および出国日/観光ルート、移動手段、宿泊場所、観光プログラム/旅行会社の署名と印/支払済み証明/ロシアの受入れ旅行会社名とその旅行レファレンス番号が記載されたバウチャーが必要とのこと。
この辺でもういいやーって放り投げそうになるけど調べるとぶっちゃけこんな細かいの必要ないってことがわかってきます。実際はもっとテキトーなのです。
色々調べるとバックパッカーの方々のブログとかに辿り着きますが僕が参考にしたのはこのブログ。
ロシアビザの申請(東京のロシア大使館で個人申請した体験談)
ここで紹介されてたTravelRussia.suというところで必要事項を記入し、テキトーにホテルとか選んで、日本円で2000円ぐらい払うとメールで招待状とバウチャーを兼ねた書類がやってきます。
(最後のクレジット支払いのところだけなぜか全部ロシア語で焦りました。カード内容の入力はなんとなくわかるものの、決済とキャンセルのボタンがなんのこっちゃわからず、爆弾の青を切るか赤を切るか状態になってしまいました。。。調べた結果、左(оплатить)が支払いボタンだとわかりましたが。)
あとはこの書類に書かれた番号等を使って大使館HPの申請書類を埋めるだけ。
ホテルはこれもぶっちゃけ実際に泊まるホテルじゃなくてもいいです。
もっと言うと、航空券もビザ申請の後でもいいです。もちろん申請した期間内で取る必要はありますが。
ちなみに観光ビザにはシングル、ダブル、トリプルの3種類があり、ロシアに入国してから例えば隣のウクライナに行きたいとかになると、一旦ロシア国外を出てそのまま出るなら問題ないですがまた戻って来る場合は再びビザが必要になるので、滞在中にロシア国外に出て戻る場合は、ダブル以上のビザを要申請です。僕はもし時間空いたらウクライナでも行きたいなーと考えてたので、バウチャーも200円ぐらいしか変わらないのでダブルで申請しました。これも大使館によると、どこへ行くのか情報が必要とありますが、そんな報告せずに普通に取れました。まあ、結果的にはそんな余裕皆無だったわけですが泣
あと、乗り継ぎでモスクワ寄るのでちょっと降り立つにもビザは必要です。
そんなこんなで、この辺もクリアしたところでいざ申請です。
これがまた厄介で、なんと郵送は受け付けていません。あくまで大使館領事館に直接赴く必要があります。
しかもこれが全国に東京、大阪、北海道、新潟の4カ所のみ!
僕はたまたま大阪に住んでるからいいものの、これが九州とかだったらどうなってたか、、、
それに、申請に行くのと、取りに行くの計2回は行かねばならず無理無理。
とはいえ、実際の感じからしたら、別に本人である必要はなさそうなので、その辺に友達や親戚がいれば頼めばできそう。代理できた!という必要もないです。
で、大阪の領事館は、これまた不便なとこにあって、モノレール少路駅が最寄り。そこから徒歩10分ほど。
14時から16時しかやってなくて、HPに記載なしですが水曜日休みです!!
一回知らずに、というか知る由もなく行って引き返しました。。。ふぁっく。
ちなみに大阪の領事館こんな感じ。

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行くと2畳半ぐらいの部屋に入って、そこにいるイケメンロシア人に書類(パスポート、申請書(写真付き)、バウチャー)を渡すと「ニシュウカンゴデイイデスカ?」と聞いてくるので「ハイ」と答えると、その後冗談みたいな小さな紙を渡され、そこに受け渡しの日にちが記載されてるの確認して終了。3分ぐらいで済みます。
このニシュウカンゴというのは、2週間までは無料でビザ申請が可能だからです。それ以下、例えば1週間とかになると料金が発生します。余裕を持って申請しましょう。
その2週間後、その紙を持って行くとあっさりビザは発行されました。

わー、ビザ申請だけでこんな長くなってもうた。。。
まあ、とにかく複雑なんで、参考になればと。


そこからなんせ未知な国なのでとにかく情報収集。
一番の助けになったのは、奈良にあるカナカナというカフェ。
ここの井岡さんという方が、ロシア雑貨を毎月のように買い付けに行ってるという情報を聞きつけ、メンバー全員で押し掛けてお話を聞いてきました。
すごく気さくな方で、色んな情報が聞けて大満足。
モスクワに丸亀製麺ができたという情報はでかかった笑
お店も町家を改装した感じですごく雰囲気がいい。ご飯もおいしかったです。

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また、カナカナからすぐのところに姉妹店bolik coffeeもあり、ここでは実際井岡さんが厳選したロシア雑貨を購入できます。もうロシア行かんでもええんちゃう?ってぐらい揃ってました。

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ちなみに井岡さんはプーシキン展のショップのロシア雑貨を担当されてるらしくまた近々買い付けに行かれるそうです。お忙しい中本当にありがとうございました。
井岡さんは本もいくつか出されていて、特にロシアに関する本はかわいくて僕も一冊購入。




情報収集も整え、いざ出陣です。

で、出発当日なんですが、伊丹空港で散々な目に遭いました。。。
まず、作品を積んでた車から着いた途端に白い煙と赤黒い液体が出てきました。。。
爆発するのでは!?と皆パニックになり、とりあえず先に作品下ろさな!ということで必死に荷下ろし。。。
なんとそのままJAFを呼んでレッカーということになりました。。。
結果的にはエンジンの冷却水が漏れてたみたいでしたが、マジで焦りました。
まあ、こんだけ積んでて車も悲鳴を上げたのかしら。

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最終的にこの荷物量。多過ぎ。
予算もほとんどないので作品は自分たちで手持ちです。

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今回はJALさんがスポンサー協力して頂き、特別にこれだけの荷物にも対応して頂けました。ありがたい。
そんな中、誰かの荷物からライターが!
その捜索にまた時間がかかり、今度は荷物の重量オーバー。
その荷物に限って、さっきJAFが持っていった車のキーにスーツケースのキーもついてて開けられず、やむなく超過料金を支払い。。。
そんなこんなで、搭乗できたのは出発5分前。。。余裕持って空港ついたはずなのにな。。。
この日は前夜までに色々やること残ってて一睡もしておらず、既に疲れはピーク。
こんな調子でロシア着いたらどうなるんや、と不安が募るばかり。
そんな不安はなんとか杞憂に終わり、ロシアではほとんどスムーズにことがはかどりました。
心配だった税関も、一部中身開けさせられたもののの、テキトーなこと言って切り抜けました。
まあ、着いたら大雨で、用意してくれてた車に全部の荷物が載らず、僕ともう一人は残りの荷物抱えて雨の中自力でホテルまで行くはめになりましたが。。。


ところで、この旅は、本当にシンメトリーのようでした。ロシア最終日も雨。
濡れながら空港まで荷物運んだんですが、辿り着いたらなんと飛行機ビジネスクラスになってて、わけがわからずやったー!となりました。
で、人生初のビジネスクラスは次元が違いました。
今までの人生何やってんやろと考え込むレベル。すばらしかった。。。

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席の動き方が半端なくて、もう何がなんだか。。。
ご飯炊きたてですよ!?鯛と島豆腐とかもうわけがわかりません。
あまりに凄過ぎて逆に落ち着かずほとんど眠れなかったわけですが、、、。
とにもかくにもJALさんありがとう!
皆でシャンパーニュ乾杯。
と、こうやってはしゃいでて罰が当たったのか日本着いたらこんな感じ。

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台風18号。。。
なぜかここでも荷物検査でライターが引っかかり捜索活動、そして行きに超過料金払った人はここでもどうしてもその日までに帰らなければならずしぶしぶ1席だけ空いてたファーストクラスに追加料金を支払い帰阪。どこまでシンメトリーやねん!
残った僕ともう一人もとりあえず空席待ちをしてみたものの、やはり取れる気配なく、急遽東京泊。
JALさんがとってくれたホテルからは東京タワーが真正面でプチ贅沢でしたが。
そして次の日台風一過の晴天で、何の問題もなく帰路に着きました。疲れた!!!

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ちなみにモスクワへは東京からしか直行便が出てません。しかもJALだと水金日のみ!エアロフロートだともう少しあるのかなぁ。


次回はモスクワ編。

展覧会のお知らせ IPP#1 @ ロシア現代史博物館

モスクワ市内にあるロシア現代史博物館での展覧会に参加します。
卒業後初の海外での展示がまさかロシアとは夢にも思いませんでした。
明日(というか数時間後)から行ってきます。
帰国後色々報告できればと思います。


タイトル:Inverse Perspective Project #1
会期:2013年9月12日(木)- 9月28日(土)
休館日:月曜日
開館時間:火・水・金 10:00 - 18:00 木・土・日 10:00 - 17:00
会場:ロシア現代史博物館
主催:IPP実行委員会
協力:HRD FINE ART, Mayuko Ogawa, Andrey Martynov, ロシア現代史博物館, Art Residence. RU
協賛:Panasonic Russia. Ltd, Japan Airline Co Ltd, Brother LLC
IPP公式サイト : http://inverse-perspective-project.com/


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