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Museo La Congiunta by Peter Märkli

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ヴァルスに別れを告げて、バスと電車を乗り継ぎまくって4時間かけて、Giornicoという街へ。いつの間にかドイツ語からイタリア語になってた。。。スイス人のこういう言語感覚どうなってんねんやろ。
ここにはペーター・メルクリの「彫刻の家」があります。
バスの乗り継ぎが3分しかなく、鉄道パスしかない自分はチケットを買わないといけないんだけど、どう考えてもその時間はない。しかしそのバス逃すと1時間は来ない。かといってチケットレスで乗って検閲にひっかかると高い罰金払わされる。どうしたらいいんだーと思って、ヴァルスで少しだけ時間があったので、駄目元で聞いてみたらなんとそこで往復チケットが買えた。バスのチケットはたとえその場所と関係なくてもどこでも買えるようです。よかった。。。
ということで、3分の乗り換えもなんとかできました。
僕はFaidという駅から乗りましたが、Bellizonaという駅からも逆側ですが行けるようです。Faidoからは20分ほどですが、Bellizonaからは倍ぐらいかかるみたい。それぞれバスは1時間に一本。Faidoからは毎時21分に出ます。
で、降車駅ですが、まったく車内アナウンスがありません!スクリーンはあるのに、広告ばかりで駅名を映してくれない。。。しかもめちゃくちゃ飛ばします。僕はiPadのマップにピンを刺してて、GPSでどこ走ってるのか見ながら適当なところで降車ボタンを押しました。
ここでさらに注意しなければいけないのが、Giornicoという名のつくバス停が4つぐらいあるんです。。。僕はGiornico Fraggioだとおもいこんでて、勘で押したのがGiornico Paeseというバス停だったんです。降りて間違えた!と思ってFraggioまで灼熱の中歩いたんですが、結局Paeseが正解だと判明。。。
ってことでGiarnico Paeseで降りましょう。
そこからどっちのバス停からも各々の進行方向まで歩くとカフェがあるので、クールのローマシェルター同様鍵を借ります。
汗だくでその前を通ると、店の人が気づいてくれてMuseo?と聞いてくれました。(ここを歩いてるアジア人はほぼこの建物目当てなのでしょう)
カフェを出て左に歩くと、Museo La Congiuntaの標識があるので、それに従うと橋を渡ることになります。もう橋から見えてるんですが、渡りきったら右に進んでゴールです。
もう暑くて暑くて辿り着いたら汗だく。。。
みためは凸凹したコンクリートの塊。
いよいよ鍵を開けて中へ。
外の無骨な形が見事に中の空間の質を作り出してます。
高さの違う凸の形をした空間が3つ連なっています。
そして、凸の形がシンメトリーじゃなくて、右に偏ってる。
天井高やこのアシンメトリーはどうやって決められてるんでしょう。
論理的な部分と非論理的な部分が折り重なってます。
あと、入り口にわざと段差があって、そこをまたぐと天井高も変わって、意識が変わる気がしておもしろかったです。
まあ、展示されてる彫刻は非常にアレなんですが。。。
とても不思議な空間でした。
帰りは鍵を返して、カフェでコーラ頼んでバス待ち。

この後、途中でルツェルンに寄って、カラトラヴァ駅とヌーベルの美術館の外観を見ましたが、10分で見終えてしまった。。。一応載せておきます。

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さて、行脚最後の土地へ。。。

テーマ : 建築デザイン
ジャンル : 学問・文化・芸術

Therme Vals by Peter Zumthor

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ベネティクト教会のある駅からクール側に30分ほど引き返したIlanzという駅から、さらにバスで30分ほど雄大な景色を背景にしながら走ると、今回のズントー巡礼最終地であるヴァルスに辿り着きます。
ここはリゾート地で、地元のスイス人たちが憩いを求めてやってきます。
なのでここでアジア人を見かけたら十中八九建築目的。
他は皆家族連れか老夫婦かカップル。
なんか完全に浮いてて、途中からなんでこんなとこおるんやろ、と自分でも疑問でしたが、そんなことは気にしない。
もうここでズントーの建築に埋もれるんや!
ってことでここのホテル超ラグジュアリーです。
シングル一泊25000円也。悔いはありません。今までのユースホステルはなんだったのか。。。
この旅最大の贅沢です。行脚の慰安も兼ねて。
まずはレセプションへ。ここはズントーデザインじゃないのですっとばしますが、色々説明が多くて目が回りました。あと、ホテルが棟にわかれていて迷路のよう。そもそもレセプションが最上階(7階)ってのが斬新。僕の部屋は2階でしたが何度も下に降りそうになりました。
僕のお部屋は、ブルースタッコルームといって、ズントーデザインのすごい部屋でした。。。間接照明すぎて暗かったですが笑 壁はローマ時代(?)から培われてきたスタッコという左官技術で青く塗られ、バスルームは見るからに高級そうな石。水はけがいいんだけど、間仕切りがなくてシャワーあびたら普通に水浸しになった笑 あとはカーテンは日本の染物らしいです。めっちゃ凝ってる。この辺の詳しく書かれた紙があって写真に撮ろうと思ってたら忘れた。。。
あと、オーディオでここオリジナルのCDが何枚かあってびっくり。
いちいちすごいお部屋でした。身分不相応。

そしていよいよ温泉へ。。。
温泉は6階にあって、宿泊客は出入口にかざすと開くマグネットの腕輪が与えられて、何度でも入れます。温泉のみの利用もできるみたいですが、一回3000円ぐらいだった気がします。宿泊客のみのサービスとして他に水、木、日曜日の23時-0時半の間夜の入浴ができるのと、朝7時-11時までも宿泊客のみ。僕が泊まったのは水曜日だったので、夕方、夜、朝と3回も入りました。
ちなみにここは混浴で水着で入るスタイル。水着なんて履いたの高校生以来や。。。これからほぼないでしょう。
受付でロッカー用のコインを受け取り中へ。
これまで何度も図版で見てきたあの光景が目の前に広がります。
石の積層、天井の光のスリット、青い水面。
中はもちろん写真は撮れないので写真はありませんが、こんな温泉見たことないです。(露天の写真は人のいない早朝に外から撮りました)
昼間もいいですが、夜、なぜか沈黙がすごく厳しく課せられていて、ちょっとでも喋ると係員が飛んでくるというシュールな空間になります笑
いくつか種類がありますが、ここで日本人として一言。
ぬるいよ!
ぬるいっていうか、これは湯と言えるの?ってレベル。
30度とか夏場の野外プールくらい?
普通に風邪ひきそうでした。。。
唯一42度のところがあって、僕のお気に入り。まずはそこで散々体を温めてから外の風呂に行かないと持ちません。
ヨーロッパ人にとって温泉とはプールの延長なのか?
あと欧米人は寒さに滅法強いのが関係してるのか。自分が長袖来てても奴らはタンクトップに半パンやしな。。。その反動なのか熱さに弱いで、42度の湯に気持ちよく使ってたら、ちょっと入ってすぐ引き返す光景が何度も見られました。
まあ、とりあえず温泉としては不満がありますが、ずっとシャワーだったし、もう乳酸溜まりまくってたので普通に癒されました。
スチームサウナもあって気持ちよかったな。
しかしすべての表示がドイツ語で、最初更衣室の男か女かもわからず焦った。。。
温泉で癒された後は、外観を観に外へ。
斜面に埋もれるように建ってて、天井は完全に地面と同化しています。そこいくつかのスリットが入ってるわけですね。かっこいい。

そして次の日朝5時に起きて、悲鳴を上げる体に鞭を打ち、ヴァルスからまたまた1時間ほど登山してLeisという場所へ。
ここには先に投稿したズントー設計の別荘(?)があります。
あまり知られてないかも。友人が教えてくれました。
朝の散歩にはハードすぎましたが、大自然を感じながら歩くのはきもちよかったです。月が出てましたが。。。
そして辿り着いたその先に見たものは増殖するズントーハウスでした笑
もちろん一戸と思って行ったので、隣に全く同じ建物を見た時は目の錯覚かと思いました。しかも3戸目も着工中。。。
数十年後、この土地の伝統的な家の型として定着するにかもしれませんね。。。スケールが違う。
というかこんな奥地に人が住んでるのが衝撃。都会育ちの僕にはまったくわかりませんが、どんな感じなんやろ。ベネティクト教会の途中にも何戸か家があったけど、人間ってすごいですね。

と、書いたものの、帰国してからどうやら違うもの見て帰ってきた疑惑が濃厚に。。。消えたい。
なので、一応前のポストは消しました。お疲れ、自分。
正しくはこちらです。20戸しか家がないのになんで見つけられなかったんだ。。。というかしんどすぎて手前にあったそれっぽいので満足しちゃったんでしょうね。。。

そんなこんなで、7時半にホテルへ帰り、再び温泉へ。
気温が低すぎて30度の湯ですら湯気が立ってた。。。
そして雄大な山々を臨みながら朝食。贅沢の極み。
こうして夢のようなズントー体験終了。

改めてズントーの建築に触れて、建築をはるかに超えた経験として、どれも僕の心に刻み込まれました。
とくにブリューダー・クラウス・チャペルで起こった出来事は一生忘れません。
ここまでの空間体験は、伊東さんのサーペンタインパビリオン以来でした。
やっぱり来れてよかった。
でもこれからこれを超えるものに出会うことなんてできるんでしょうか。極みに触れてしまった気がして恐ろしいです。

さて、旅はもう少しだけ続きます。

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