「うつせみ」「うたかた」始まりました。

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去る22日から愛知県小牧市にある常懐荘で「うつせみ」、また名古屋市長者町にあるアートラボあいちで「うたかた」が始まりました!!!
企画者が言うのも手前味噌ですが、中々、いや本当に面白い展示になってます。
それもこれも出品作家さんたちのおかげです。
これまで思い描いていた以上のものが出来上がりました。
会場にはざっくりとした会場図が置いてますが、作品数が多い割に見えてこないという笑
来られた方々も宝探しをするように各々楽しんでもらっているみたいで安心しました。
日曜には中日新聞さんに記事も載せてもらって中々の盛況ぶりでした。
是非その宝探しにご参加いただければと思います。

写真はアートラボあいちで行われたオープニングイベントの模様です。
常懐荘と展覧会、各々の作品の解説を行いました。
その後のパーティーではなんとサプライズなバースデイケーキが!
なんとこの展覧会の参加作家8名のうち3名が相次いで誕生日。
今村君が21日、森さんが22日、そして僕が25日に誕生日なんです。
おかげさまで楽しいオープニングとなりました。
ラボの方々には本当にお世話になりました。感謝感謝です。

そして、ただ今私一つ年を重ねましたw
最後の20代、大事に過ごそうと思います!
そしてこのブログも初めて7年!いやー、そりゃ年とるわ。
今後ともよろしくおねがいします。

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展覧会のお知らせ 「うつせみ」@ 常懐荘/「うたかた」@アートラボあいち

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来週土曜日から「うつせみ」と「うたかた」という展覧会が愛知県にて同時に開催されます。
今回僕はこの展覧会の参加作家であると共に企画の立案者でもあります。
この展覧会の構想は実は4年ほど前からありました。
それは、先日ヴェネツィア映画祭で見事金獅子賞を射止めた韓国の監督キム・キドクの、2004年の同映画祭銀獅子賞に輝いた「うつせみ」を観たのがきっかけでした。
その映画には、留守宅に忍び込み、何かを盗むでもなく、ただただそこで一晩生活を営み出て行くという奇妙な行為を繰り返す主人公である青年が淡々と映し出されます。ただ出て行く前にその家で壊れているものを直して帰るのですが、その営みが、展覧会という営みにどこか似ているのではないかと考えたのです。
つまり、展覧会というのは始まるまで作家や学芸員や多くの人がが必死に築き上げて行くのですが、最後には跡形もなく片付けられて行く。でもそれは全く無になっていくのではなく、そこでの記憶や空気感というのはその場に漂い残るものだと思うのです。

また、このタイトル「うつせみ」という日本語にも大きなインスピレーションを与えられました。
元々この映画の原題は「빈집」。空き家という意味らしいです。
しかしこの原題よりも邦訳の「うつせみ」という言葉はこの映画全体を指すのにすごく適した言葉。
どなたが訳したのかはわからないですが、見事としか言いようのない意訳です。
この言葉は、言葉通り「空蝉=蝉の抜け殻」という意味ですが、「現世身」と書けば現代を生きる我々の意味になります。
自分たちを一夏で儚く消えて行く空っぽの蝉の抜け殻と同じ言い方で表すなんて、日本人の刹那的な感覚を見事に表した言葉だと思います。
そしてそこから「主体の抜け殻」というテーマを導きだし、それに見合う7名の作家を選びました。
今回初めてお話する方もいましたが、ありがたいことに7名ともから快諾をいただきました。
彼らの作品は、この作家(作品)至上主義とも言える昨今にあって、作品こそが主役ではなく、その周りとの関係や、その作品を触媒として触れられる世界にこそ美を見出させてくれるような作品ばかりです。
つまり作品自体は、乱暴な言い方をするなら「からっぽ」なのです。
こういった言葉はネガティブに捉えられがちですが、「からっぽ」だからこそ詰め込める豊かさもあるのではないでしょうか。(なんかドラゴンボールの歌詞みたいですね笑)
そのあたりに関してはまた、10月13日(土)に行われるトークでお話できればと。

そして最後にこの「うつせみ」の会場である常懐荘。
これは昭和8年に建てられた、とても立派な豪邸です。
今回この展覧会が成立するのもこの建物のおかげといっても過言ではないでしょう。
今年最初にやった展覧会で知り合った映像作家の林ケイタさんが相続されていて、一昨年の冬に「ここで何かやらへん?」と言われたのがきっかけになってこの企画はスタートしました。
まさにあの映画のシーンとだぶって、これなら思い描いていた展覧会ができる!と確信したのです。
この建物はあちこちのディテールが繊細で、それらを観ているだけでも豊かな経験が得られます。
なので、そこで強い作品をぶつけていくやり方ではなく、あくまでその意匠たちを引き立て寄り添うようになれればと思っています。

さて、明日から搬入に行って参ります。
どうなるかは、僕自身もふたを開けてみないとわかりません。
来週の土曜日から金土日祝日のみのオープンですが、是非ご高覧いただければ幸いです。
名古屋市内のアートラボあいちでもこの「うつせみ」の考えがそのまま引き継がれたような展覧会「うたかた」を開催されます。併せてどうぞ。初日の18時半からはトークもあります!

「うつせみ」
会期 2012年9月22日(土) - 10月14日(日)
時間 11時 - 17時 金・土・日・祝日のみ *入場無料
会場 常懐荘(愛知県小牧市久保一色228)
主催 「うつせみ展」実行委員会
お問い合わせ utsusemiproject@gmail.com
ウェブサイト http://www.utsusemiproject.com/
協力 常懐荘維持再生委員会
協賛 SHISEIDO 公益財団法人野村財団

「うたかた」
会期 2012年9月22日(土) -10月14日(日)
時間 11時 - 19時 月・火休 *入場無料
会場 アートラボあいち (名古屋市中区錦2-10-30)
主催 あいちトリエンナーレ実行委員会
協力 「うつせみ展」実行委員会
お問い合わせ TEL 052-204-6444 E-MAIL info@artlabaichi.net 
ウェブサイト http://www.artlabaichi.net
*9月22日(土) 18:30よりオープニングトークを予定。

トーク「うつろなるゆたかさについて」+ 夜の特別展示
日時 2012年10月13日(土)
時間 17:30 - 20:00 (トークは1時間半程度を予定)
会場 常懐荘
参加費 500円
参加者 秋庭史典(美学研究者) X 出品作家

ラジオ出演のお知らせ FM OSAKA「Realize!」

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なぜかラジオ番組に出演させていただくことになりました。
毎週月〜木曜16時からFM OSAKAで放送されている「Reaiize!」という番組で、僕が出演するのは、9月13日(木)16:40頃から始まる「REAL TALK」というコーナーです。
制作のことやstudio90のこと、展覧会のことなどお話する予定です。
地方局ですが、radiko等からだと全国で聞けるのかな、多分。
緊張して声震えてたらすいません笑
http://blog.fmosaka.net/realize/


さて、このラジオでもお伝えするstudio90での展示に関して。
今週15日の土曜日からメンバーの泉洋平の展示が始まります。
4年ほどやってきたstudio90ですが、この展示をもってラストとなります。
まだ来たことないって人もこれを機会に是非見に来てやってください。
尚、京都ではこの15日から「京都藝術2012」というイベントもやってて、この90の展示もそのプログラムの一環となってますので合わせてどうぞ。

泉洋平『いくばくの繭』@ studio90
2012年9月15日(土)-10月7日(日) 13:00-19:00 土・日のみオープン


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あと、これまた「京都藝術2012」の一つで、京都の祇園にあるeNartsにて90のメンバー田中真吾の個展も開催中です。こちらも是非よろしくお願いします。

田中真吾『繋ぎとめる/零れおちる』@ eNarts
2012年9月1日(土)-9月30日(日) 12:00-18::00 金土日のみ開廊



あと、現在大阪は西天満にあるgallery wks.で僕も展示してるのでお近くに寄った際は是非!
『wks. 祭 / 立体展』
2012年9月3日(月)-9月22日(土) 12:00-19::00 最終日は17時まで 日休 入場無料

寺田就子「blue moment」@ GALLERY CAPTION

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寺田さんの個展初日にお邪魔してきました。
関西以外の展覧会観に行くのすごく久々。といっても6月以来ですが。
寺田さんといえば昨夏の同ギャラリーの個展がものすごくよかったんですが、今回もすばらしかった。
以前にも増して、周囲の環境への賛美というか、作品の境界がどんどん広がっているようで、進化を遂げていました。すごいです。
最初の部屋では、一つの電球に対して、それぞれが波及効果を及ぼすような作品群。
ちょっと説明できませんが、これは今年最初の16での個展に近い感じですね。
しかし白眉は奥の部屋。
特にアクリル板とガラス板を使った「窓を映すための窓」は本当に好きです。
このギャラリーは窓がすごく特徴的で、そこから自然光が燦々と入ってくる感じがとても好きなんですが、まさにその窓を讃えるような作品でとてもうれしかったです。
今回の展覧会タイトル「blue moment」とは朝焼け前または夕焼け後に一瞬空が真っ青になる瞬間のことらしく、このギャラリーで迎えるその瞬間がとても好きなんだそう。
だから、その瞬間をうまくとらえられたら真っ青の窓が映るかもしれませんね。見てみたい。
時間や時期によっても色々見え方違いそうでまた観に行きたいです。
10月13日まで。おすすめです。
http://homepage1.nifty.com/caption/homepage/shuko/ex12.htm

その前に名古屋にも行ってきました。
まずはケンジタキさんではこちらも村岡三郎展の初日。
過去作の展示でしたが相変わらずかっこよすぎます。。。
特にDMにもなってる酸素ボンベと絨毯の組み合わせがすごくいいです。
2階のドローイングもものすごく魅力的でした。

また、長者町のN-MARKさんではタムラサトル展の最終日。
こちらはちょうど作家さんも来られてました。
ベアリングで回るハートやNやナイキのマーク。
まんまやけど、謎の重厚感が出てておもしろかったです。

あと、アートラボあいちでは、色々やってましたが、空き地プロジェクトがおもしろかったな。
石上純也やん!ってのもあったけど。。。
名古屋活気づいてていい感じです。
それにしてもSTANDING PINEさんは僕が行く時にかぎってしまってて縁がないです。。。
あと某ギャラリーに行ったら作家がギャラリースペースで寝ててびびって逃げて帰ってきた。
最初パフォーマンスかと思ったけど違ったみたいでした笑


小牧市にて今度お世話になる常懐荘での後輩たちの展示。
京都精華大学と愛知県立芸術大学の学生がやってる「懐」展。
偶然にも僕が高校の時から知ってる矢島与萌さんも出しててビビった。
いわゆるメル友ってやつでした笑
彼女の作品、床の間をそのまま再現したような感じやったけど見事にハマってた。
現在彼女は女木島にあるMEGI HOUSEってとこでレジデンスして制作してるみたい。
他にも精華の後輩岸本さんの作品とかすんごい溶け込んでた。
薬師川さんのも空間といい感じに合ってたし、中々いい展示でした。
こちらは9月16日まで。名鉄小牧線の味岡駅から歩いて10分ぐらいです。

テーマ : アート・デザイン
ジャンル : 学問・文化・芸術

展覧会のお知らせ 「wks. 祭 / 立体展」@ GALLERY wks.

明日(もう今日)から始まる展覧会に参加します。
大阪西天満にあるGALLERY wks.というところです。
ここは僕が学生の頃から客としてお世話になってるギャラリーで、いつか展示させていただきたいと思ってたので、念願かなってとてもうれしいです。開廊10周年を記念したアンデパンダン展。
オーナーの片山さんには、なぜか初個展の搬出も手伝ってもらったり笑
色々な思い出のあるギャラリーです。いつか自分の個展もここでやってみたいです。
お近くに寄られた際は是非ご高覧ください。
と言っても僕の作品はやはり見つけにくいところにありますw

『wks. 祭 / 立体展』
2012年9月3日(月)-9月22日(土) 12:00-19::00 最終日は17時まで 日休 入場無料
GALLERY wks. 大阪府大阪市北区西天満3-14-26 中之島ロイヤルハイツ1103
tel : 06-6363-2206 fax : 06-6363-2207 e-mail : works@sky.sannet.ne.jp
http://www.sky.sannet.ne.jp/works/
地下鉄堺筋線・谷町線 南森町駅2番出口より徒歩8分
地下鉄・京阪 淀屋橋駅より徒歩9分

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今月は色々お知らせがてんこ盛りです。とりあえず第一弾。よろしくお願いします!
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