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Mind-Body Column by Antony Gormley

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先日JRの電車乗ってたら目の端が何かを捕らえた。
思わず振り返ると何やら鉄の細い塔のようなもの。
というか、あれはまさかゴームリー。。。
ということで早速調べるとやはりゴームリー!
うーん、我ながら恐ろしい。
西梅田のオフィス街の中にひっそりとゴームリーの彫刻を発見してしまったのです!

ということで、堂島リバービエンナーレ観た後に寄って来ました。
本当に素晴らしかった。堂島よりこれ一個の方がよかったぐらい。。。
高さ15mにも及ぶ人体がにょきにょきと成長したような像。
調べると、耐震制も備えていて、地下に20tもの重りで支えてるとか。。。半端ない。
そして、一切溶接せずに、このままキャスティングして作ったとか。すごい。
ホンマかっこよかったです。
梅田寄ったら探してみてください。

それにしてもこの場所もまたすごい。
都会の中のオアシス。梅田にこんなとこがあったなんて。
他にも何個か野外彫刻があるみたいです。
詳しくはこちら


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テーマ : アート・デザイン
ジャンル : 学問・文化・芸術

堂島リバービエンナーレ2011@堂島リバーフォーラム

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堂島リバービエンナーレに行ってきました。
前回同様内容は豪華なのに広報がイマイチですね。
本当にひっそりやってます。

前回の南條さんから今回は青森県立美術館のチーフキュレーター飯田高誉さんを迎え、「Ecosophia」をテーマに展開。これは、ガタリの「エコゾフィーの実践」における人間と自然の関係を美術・建築の文化的側面から捉え、さらに地球規模の物語として現出してきたテーマだそうです。
青森県美ではこの震災で中止になったけど、青木繁と杉戸洋の展覧会なども企画してましたね。
建築とアートが絡む展覧会が増えてきました。
それが最も美しく結実したのが豊島美術館だと思いますが、この傾向は日本に顕著な動向かもしれません。
日本はアートより建築の方が元気なので、自ずとそうなるのでしょうか。
ただし、やはり展示になると建築家は圧倒的に不利です。
今回もその不利感が如実に出てました。。。
特にピンでやってた藤村さんや磯崎さんは、コンセプトはともかくビジュアルが何を言いたいのかよくわからない。。。というかビジュアルがあまりに直接すぎ過ぎて逆に伝わらない。
その点阿部典子さんや大庭大介さん、青山悟さんの作品はすごく強くて感動した。
阿部さんの紙を切るという行為は、その紙が何の紙なのかで相当意味合いが変わる。
新聞を切り抜いた作品があったが、それはまさに3.11以降の新聞で生々しい文字が踊る。
また大庭さんは最初映像かと思うぐらい画面が揺らぐ。
初めて観たわけじゃないけど、今までの展示で一番動揺した。
青山さんはこの春に東京で発表した作品。見れなかったのでラッキー。
薔薇という美しいと宿命付けられたモチーフをひたすら刻むようにミシンで縫う。
青山さんの最近のテーマに「制作と労働」というのがあるけれどまさにそれを象徴するモチーフ。
こういう振り幅が建築系の展示に中々見られなかった。
コラボレーションでは隈研吾と森万里子の作品は成功していなかったと思う。
あんなに建築が前に出てきちゃダメです。
全然「負ける建築」ではなかった笑
インフォメーションにあった、池田剛介さんの作品って完全に豊島と被ってるんですけど。。。
コラボでまだよかったのは杉本さんと永山さんの「海景」。
展示としていいかは判断微妙ですが、とにかく永山さんの愛を感じた笑

それにしても一人で全部もっていっちゃうカプーアはやっぱすごい。
何がすごいって、これだけ現実感のないスケールでいくつか実際実現してるところ。
そして、ものすごいクオリティでこの世に生み出せちゃってるところ。
多くの作家が大きなスケールに挑むと、いつも作ってる作品のクオリティより劣化します。
カプーアの場合は、全くそれがない。やっぱすごいです。
あー、日本でもまた何かやってほしい。牛窓の作品ってもうないよね?
来年の越後妻有あたりで何かやってくれないかな。
そして、一人で淡々とやっちゃってたのが4Fのマーティン・クリード。
なんか会議室みたいなとこであの作品やると物凄くポップな印象。
会場で配られる解説がいちいち仰々しくて萎える。

さて、この展覧会の特徴として、先に上げたアートと建築の融合が大きいとは思いますが、僕が思ったのは坂本龍一の音楽がこの展覧会においてすごく重要であったということ。
普段は展覧会って無音、もしくは作品そのものから発せられる音しか会場に流れてませんが、今回はこの音楽がものすごい存在感で耳に響きます。
音楽のすごいところは、姿もないのに、感情をコントロールできるところ。
悲しくても明るい曲を聞くと元気になるし、また逆も然り。
今回は坂本教授の奏でる音楽がなんだか仰々しくて重い気分になりました。
観客をコントロールするのには、中々有効なのかも。
ただ、今回のキュレーションはあまりにコントロールしようとしてちょっとやりすぎな感も。
気圏、水圏、地圏と分けてたのも、どこまで有効だったのか。。。
掲げてるテーマと参加作家は非常に重厚ですが、規模が如何せん小さいのが残念。
それに堂島でやってる意味も前回同様全くないしね。
次回はまたどうなるんでしょうか。
もう少し外に開いて欲しいところです。8月21日まで。
堂島リバービエンナーレ2011 http://www.dojimariver.com/topics/biennale2011.html

関連記事 堂島リバービエンナーレ2009@堂島リバーフォーラム

テーマ : アート・デザイン
ジャンル : 学問・文化・芸術

寺田就子「曇りの日の影」@GALLERY CAPTION

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寺田さんの展覧会を観に岐阜まで。
この日は小雨が降っていて、8月とは思えない涼しさ!最高。
以前寺田さんとギャラリーのスタッフさんが90まで展覧会を観に来て頂いたこともあり、これは是非駆けつけなければと思ってた展覧会でした。

これまで寺田さんの作品は何度か拝見していますが、今回は確実に何かが違いました。
それは、入り口にあった木棚の作品から予感が始まりました。
その最初の作品は、棚の中に、鏡の破片と、寺田さんおなじみのスーパーボールが置いてあるのですが、その棚の上にも鏡が置いてあって、その反射光が花柄のように上の壁に映し出されていました。
さらに進むと、真ん中の部屋には、色つきの集光ガラスを紙の上に置いた、不思議に光る作品があったり、奥では天井から吊り下げられた2つのレンズが、それぞれ空気の動きに反応してゆっくりと廻り、まわりの環境をぐるぐる映し出される作品、またそれを通して見る新作版画作品、鏡の反射光が壁に跳ね返ってくる作品等々、今までにない魅力であふれていました。
それでも一体何が今までと違うのか判断つきかねました。
考えながら歩いてると、壁の前を通り過ぎようとした折に何かキラっと光るものがありました。
よく見るとそれは正方形の集光ガラスというガラス板で、それがただ壁に虫ピンで貼り付けられていたのですが、その側面を縁取る集光ガラス独特の紫の光と、周りの環境が映しだされた像。
それを見た時になるほどと思いました。
これまでの寺田さんの作品は、inner universeというか、作品の中に宇宙が閉じ込められているかのような、内への拡がりを感じさせる作品であったのに対し、今回の作品群は、それが外へ解放されたかのような印象でした。
スタッフさんにその話をすると、昨年超京都で、初めて野外で展示した作品があって、そこに映り込む空の変化に大変刺激を受けたそうです。なるほどーー。
一点一点は別の作品なのに、それらがひとつひとつ混じり合い、美しいグラデーションを描いているかのような展示で、まさに僕の好きな展示ドンピシャでした。
今回の展示は、言葉ではうまく表現できませんが、とにかく寺田さんのこれまでの展示の中でも最高にすばらしかったと思います。ホント岐阜まで行ってよかった。
キャプションさんは僕の好きなラインをつく作家さんを多く取り扱ってるので、少し遠いですが、また是非来たいと思います。
寺田就子展は8月13日まで。日月祝休。オススメです。
GALLERY CAPTION HP http://homepage1.nifty.com/caption/


その後京都へ行って、知人の瓜生祐子さんの展示を観にPARC芸術センターへ。
岐阜と打って変わって暑い!なんじゃこりゃ!
それでも日陰を伝ってなんとかたどり着きました。
瓜生さんの作品何度か見てるんですが、今回の紹介文で、僕完全に勘違いしてることに気づきました。。。
彩色に関してなんですが、どうやってこんな淡い色をここまで綺麗に塗ってるんやろと前から疑問やったのがすっかりその謎が解けました。最初にパネルの上に直接色を塗って、その上に薄い布をまとわせ、その上から輪郭を鉛筆でなぞってるんですね。。。
そう見ると改めて面白い作品だと思いました。
僕は、いつも絵画を見る時側面を見ちゃうんですが、側面見るとよく分かります。
さらに芸術センターではsweet memoryというグループ展に参加されてて、他にも食べ物(お菓子)を扱った作家を取り上げた企画展です。
企画としてはまとまってるし、夏休みらしくていいんだけど、なんかパンチにかける。。。
というか、ここの北と南っていう構図もマンネリ化しつつあるなぁ。。。
こちらはあまり楽しめませんでした。
PARCの瓜生祐子展は8月7日まで。芸術センターは9月11日までです。

テーマ : アート・デザイン
ジャンル : 学問・文化・芸術

「EXIT THROUGH THE GIFT SHOP」by BANKSY

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話題のバンクシー初監督作品観に行ってきました!
なんせ「あの」バンクシーですからね。期待も高まります。
更に観た人のほとんどからの絶賛の声!

なんですが、個人的に「え、こんなもん?」って感じでした。。。
ちょっと期待しすぎたかも。
当初「クソのような作品をバカに売りつける方法」というタイトルがついてたそうで、そのままアートマーケットを皮肉った内容なんですが、アートマーケットが腐ってるのはバンクシーがわざわざ知らせなくても周知の事実だしなぁ、、、。
ストーリーとしては、何もかもビデオに収めなければ気が済まない、ちょっと変わった趣味の持つティエリー・グエッタという男が、従兄弟のグラフィティの様子を撮影したのを境にそのスリルにのめり込んで、様々なグラフィティライターと交わっていく中で、自分はそのドキュメンタリーを撮るんだと宣言。
最終的にコンタクト不可能と言われていたバンクシーにまで撮影を許可させ、撮り続け、やがて編集したものを観たバンクシーが見るに耐えない代物と、ティエリーをただの変態扱いし、お前もグラフィティをやってみろとふっかける。
尊敬するバンクシーにそう言われたティエリーは、すっかりやる気になって、ミスター・ブレインウォッシュ(MBW) と名乗り、いきなり最初にして回顧展規模の展覧会を企画し、バンクシーからのお墨付きもあって、ショーは大成功。作品は売れに売れ、しまいにはマドンナのCDジャケットまで手がけてしまう、という嘘みたいな本当の話。
この、ミイラ取りがミイラになる、という構図自体はおもしろいし、単純に色んなグラフィティライターの描いてるところや、バンクシーの貴重な映像など、見どころも多いんだけど、なんか痛快感がない。
最初にバンクシーが、この映画は感動作ではないが、何かの教訓になるかもしれない、みたいなことを言ってたけど、「アートは結局戦略次第」という教訓なら阿呆らしすぎる。
売れること自体は、MBWのようにすれば比較的簡単かもしれないけれど(もちろん手放しで容易いことではない)、作家の欲求がそれだけならあまりに悲しすぎると思う。
バンクシーは、このままいけば確実にアート史に名を刻む人物になると思う。
多くの作家は売れはすれど、その歴史にどれだけ大きな足跡を残せるかは別問題。
売れることと歴史に名が刻まれることは違う。
MBWの場合は、最初から作品の値段をどれだけ上げられるかが彼のモチベーションになっていて、作品をどう発展させるかなんて、ハナから念頭にない。
バンクシーのすごいところは、やはり作品の強度が桁外れということ。
ロンドンにいた時に、バンクシーのグラフィティに何度か出会ったけど、それはもう一目でわかる。
他のと圧倒的に違うのは、クオリティも去る事ながら、作品がその場所に拠っているところ。
つまり、現代美術用語でいうサイトスペシフィックであるということ。
この壁にはこの絵を描くんだという明確な意図があり、事前にリサーチも入念。
彼の作品に偶然出遭った時のあの悦びや興奮はたまらない。
美術館とかだと、自分の「観客」スイッチを予めオンにして臨むけど、彼の作品は本当にいきなり遭遇するので、いきなりスイッチがオンになってアドレナリンが止まらなくなる。
こういう構図もストリートでやってることの凄さだと思う。
あくまで「偶然」出遭うのがミソ。
バンクシーマップなんてのも売ってるけどそんなの邪道です!
そして、これほど社会性に富んだ現代作家を他に知らない。
ストリートで作品を発表するということの意味にすごく自覚的。
中でもイスラエルで行ったグラフィティはやはり伝説だと思う。
銃を向けられながらも、それでも描くんだという強い意志に感動した人は多いと思う。
特に9.11以降、日本ではサリン事件以降、公共で何かをやるには物凄く辛い時代だと思う。
日本でのかつてのハプニング等の活動は、今はほとんど出来る状態にない。
バンクシーが活動の拠点にしてるロンドンも2005年のテロ以降非常に厳しい状態が続いている。
それでも彼はストリートで発表することをやめない。
作品が数千万で取引されるようになった今でも保身に走らない。
かつてのベーコンやフロイドが、売れても売れても挑戦し続けたように、彼はその系譜をしっかりと継承しているように思う。自覚的かはわからないけど。
ちょっと映画は残念だったけど、でもやっぱり僕はバンクシーが好きです。

映画公式ウェブサイト>>http://www.uplink.co.jp/exitthrough/
Banksy公式ウェブサイト>>http://www.banksy.co.uk/

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Banksy
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<関連書籍>



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杉本博司「アートの起源 歴史」@MIMOCA

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昨年末から始まった杉本博司の「アートの起源」展も大詰め。
このまま最後まで見てやりますよ!
ってことで3つ目「歴史」です。

丸亀着いたらいきなり美術館前でアームレスリング大会やっててビビった。
写真は、展覧会に見向きもしない人々の図。

アームレスリングをスルーして、中へ。
早速前回の護王神社の模型がそのまま置いてあって一瞬萎える。
今回も前回同様やっつけを感じるのではと相当不安になる。

まず階段下の吹き抜けでは、杉本さんのコレクションである鹿の像。
これがすごくて、平安時代やら鎌倉時代やらのパーツを組合せている。
さらに、そこに須田悦弘さんの作品までミックス!豪華すぎる。
吹き抜け壁には昭和天皇の肖像。
蝋人形とわかっていても相当リアルです。
2階ではその蝋人形シリーズがメインで、英国王室とナポレオンなど。
「最後の晩餐」のは初めて観たけど、あまりリアルじゃないな。。。
その横には、様々な勲章が並べられている。
これがまたすごくて、満州事変や日露戦争など、日本の軍国国家としての歴史が詰まっている。
こっそり自身の紫綬褒章の勲章が紛れてたのはご愛嬌。

3階では、見たかった「スタイアライズド・スカルプチャー」シリーズの写真が惜しみなく展示されてて、かなり見応えがありました。ヨウジヤマモトや、ギャルソン、ディオール、シャネル、イブ・サン・ローランなどの服たちが黒のレイヤーの中で美しく映えた写真群です。
いつもの階段の上にはジョン・ガリアーノデザインのディオールのドレスが展示されてました。

さらに奥では、タルボットのネガを焼いた「光子的素描」シリーズ。
そして、今回「歴史」を最も反映している「ファーストビジターズガイド」という展示。
桐の箱にひとつひとつ、ジオラマシリーズの写真などが収められていて、2億5千年前の地球から、未来の地球までを旅することが出来ます。
中には広島の原爆記念館にある被爆者のジオラマも。
ちょうど見たところだったのと、もうすぐ展示からなくなるというタイムリーさでした。
中々お茶目な展示ですが、ちょっと恐いSFの世界観。
人間が滅びるほど、世界が荒廃しても、地球は千年ほどでその前の状態に回復できるとか。

全体として3回の中で最も楽しめた展示だったかもしれません。8月21日まで。
途中で作家のIさんにお会いしました。狭い世界やなぁ。。。
さて、次回「宗教」でラストです。どう来るかこうなったら見届けるしかないですね。


<関連記事>
杉本博司「アートの起源 建築」@MIMOCA
杉本博司「アートの起源 科学」@MIMOCA
杉本博司「光の自然」@IZU PHOTO MUSEUM
杉本博司「歴史の歴史」@国立国際美術館
杉本博司「歴史の歴史」@金沢21世紀美術館
杉本博司「時間の終わり」@森美術館

テーマ : アート・デザイン
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第8回ヒロシマ賞受賞記念 オノ・ヨーコ展「希望の路」@広島市現代美術館

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3年に一度世界平和に貢献した現代作家に与えられるヒロシマ賞。
今回はオノ・ヨーコさんに授与されました。
って、今までもらってなかったのか、ってのが率直な反応でしょう。
ちなみに前回は蔡國強。あれから3年も経つのか。。。
展覧会初日から早速行ってきました。
前回でスタンプカードが貯まったので今回は無料です!
ってどんだけ行ってんねんって話ですね。。。

全体の感想から言わせていただくと、正直大味すぎて肩透かしくらった感じ。
オノ・ヨーコといえば、2004年の春に、この広島市現代美術館でもやってた「YES オノ・ヨーコ」展を思い出します。思えば、この美術館を訪れたのもその時が最初でした。
あの時の展示は本当に素晴らしかった。
彼女がやってきた想像する世界を堪能したのを覚えています。
それに対して今回は、イマイチ想像の余地がないというか、そのまますぎてどうしたらいいのかたじろぐシーンが個人的に多々ありました。
例えば最初の部屋からいきなり壁に文字が殴り書きされてたり、商店街の映像そのままライブ中継されてたり、原爆を思い起こさせる地下のインスタレーションとか。。。
精度が落ちたのかしら、とちょっとがっかりしました。
震災で崩れた家を頭の中で再建する作品もちょっと判断がつきませんでしたね。
でも、さすがに「ウィッシュツリー」や「マイ・マミー・イズ・ビューティフル」のような、観客が参加していける作品はこの人ならではの魅力があるな、と改めて思いました。
参加型の作品って数多くあるけれど、その多くがイマイチのれないというか、あざとい作品が多い中、なんか元祖って感じがして、安心して身を委ねられる感覚があります。
思いっきり参加してきました。
でも、やっぱ全体としては不満の残る展覧会でした。10月16日まで。

毎度見逃せない広島現美の常設展。
この季節は、やはりヒロシマをテーマにした常設企画になるのだけれど、今年はなんといってもヘンリー・ムーアの「アトム・ピース」が堂々とお目見えしてたのは感慨深かった。
前回のサイモン・スターリング展のおかげですね。
あの展覧会は地味ながら、伝説に残るような展示だったと思う。
あそこまで日本の現状とマッチするのは恐いぐらいすごかった。
サイモン・スターリング「仮面劇のためのプロジェクト(ヒロシマ)」@広島市現代美術館
あと前回のヒロシマ賞作家の蔡國強のWTCを背景にキノコ雲上げてる写真は何度見てもすごい。
予言的な作品を作ってしまう作家ってのがいるんですよね。

あと、岡本太郎の「明日の神話」の原画展も。
こちらは肝心の壁画が結局広島に手に入らなかったわけだけど、せめてChim↑Pomのあの追加された一枚は所蔵できたらいいなと思う。てかあれ今どこにあるんだ?
どうしてもあの絵を頭の中でつけて見てしまう自分がいます。

他にも映像ルーム(?)で上映されてた田村友一郎の作品がおもしろかった。
googleのストリートビューをつないで作られた映像。すごい。

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世界平和記念聖堂 by 村野藤吾

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宇部を後にして広島へ。
ここではまず、僕が前からずっと行きたかった場所へ行ってきた。
それがこの世界平和記念聖堂。
村野藤吾の代表作と言っても過言ではないでしょう。
1954年、原爆から約10年後に、世界中のカトリック教会からの寄付で建てられた建物。
意匠建築家にとって、宗教建築とは中々難題ではなかろうか。
そんな中で、偉大な建築家は素晴らしい作品を残してきた。
コルビュジエのロンシャン丹下健三の東京カテドラル安藤忠雄の光の教会等々。
規模の大小に関わらず、そこには何か大きなものの存在が確かに宿っている。
そして、やはりここもそうだった。
広島という人類史に残る惨劇のあった場所にこそふさわしい救いに満ちた空間。
村野藤吾の意匠と、カトリックの持つ伝統が見事に溶け合っていた。
聖堂の外では、新たに惨劇の場所となってしまった「フクシマ」のシンポジウムのチラシが張られていた。
「過ちは繰り返しませぬから」
そう誓った我々はまた繰り返してしまった。
この後改めて原爆ドームに行って、この文字を何度も何度も目に焼き付けました。

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テーマ : 建築デザイン
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宇部市渡辺翁記念会館 by 村野藤吾

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宇部市文化会館
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宇部全日空ホテル
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ヒストリア宇部(元・宇部銀行本店)
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宇部から無事帰ってきました。
スタッフの方々のおかげで万事うまくいきました。
最後の晩餐(?)もめっちゃ楽しかった!

さて、宇部滞在中に結構時間があったので、建築巡り。
宇部にはなんと村野藤吾の現存する作品が5つも存在するのです!
山口県では宇部だけです。すごい!
そのうち4つを回りました。
1つは宇部興産の事務所になってて、行ってみたら門前払いされました(泣)
で、最もよかったのはなんといっても渡辺翁記念会館。
4つの中でも最も初期の1937年の作品。
何度か改修されてるみたいですが、中もものすごく綺麗。
あらゆる意匠にメロメロになりました。
中もさることながら、外観も中々複雑で、何がどうなってるのかわかりません。
さらに、増設で1979年に竣工したのが宇部市文化会館。
ふたつはつながっていますが、こちらは中はいたって普通。
中のボリュームがそのまま外観に反映されて段々になってるのが特徴。
二つの建物の間は竹の庭園で結ばれてます。
この二つは事前に連絡入れて特別に見せて頂きました。
貴重な時間ありがとうございました。
見学の際はこちらまでお問い合わせください。

で、渡辺翁会館からも見えてるのが宇部全日空ホテル。
こちらのクライマックスは駐車場のきのこのような柱。
中は至って普通です。
実は9月にここでビエンナーレのセレモニーがあるんです。ドキドキ。

最後は元・宇部銀行本店で、1939年の作品。
1944年には山口銀行宇部支店となり、2006年には銀行業務終了。
その後2008年に宇部市に寄贈され、昨年9月にヒストリア宇部として開館。
今は市民の会議室とかになってますが、正直相当持て余してる印象でした。。。
どうにかもっとうまい方法ないんかな。。。ちょっともったいなかったです。

それにしても彫刻だけでなくこれだけ村野藤吾が楽しめるとは。すごいです。
さらに、石上純也のあのテーブルを使ってるノエルというレストランがあります。
行きたかったけど、肝心の料理が高すぎて断念。。。
興味のある方は是非。
http://r.tabelog.com/yamaguchi/A3504/A350401/35003752/

テーマ : 建築デザイン
ジャンル : 学問・文化・芸術

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