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なかもと真生展「都市論」@GALLERY M

IMG_2522.jpg

愛知県は、小牧・豊田・日進に行ってきました。名古屋は今回パス。
小牧へは来年あたり企画するかもしれない展覧会の下見。
豊田へは豊田市美でやってたintextさんたちのライブ。
何をやってるかイマイチわからんまま行ったんですが、どうやら「アイチ・ジーン」という凄まじいネーミングの展覧会のオープニングイベントだったらしい。
着いたらcircle sideという名古屋を中心に活動するグループのパフォーマンスが始まってた。
京都を旅した音を収録しミックス、さらにタイプライターで時間と場所を打ち、画面に投射。
おもしろいけど、やってることが的を外さなすぎて凡庸に思えました。
intextさんのは、僕にはよくわからなかった。
マックを3台並べて音と映像が同期してるというこちらもまああるかな、っていうパフォーマンス。
池田亮司の時も思ったけど、こういうのは僕には合わないみたいです。
ちなみにintextは京都を中心に活動してるグループ。「アイチジーン」ちゃうやん!!!!
となりつつ展覧会も拝見。
本館の方で引っかかったのは阿部大介さんの作品ぐらいだった。
それでも彼の作品は、発泡バインダーという素材に依り過ぎてる感じがしました。
これは熱を加えると独特の表面を形成する素材らしく、それでドレス等を制作。
平面もおもしろかったけど、靴はやりすぎに思えました。着色するとキツイです。
また、離れの又日亭でも展示があり、ここでは木彫の谷村彩さんが気になりました。
それにしても、このケンミンショー的な企画、ちょっとどうかと思うなぁ。。。
「キョウト・ジーン」とか絶対嫌ですしね笑 お茶出されたらはよ帰らな!みたいな。
ところでチラシ見てたら、写真で気になる作家はこの前のはるひ美術館というところで行われてた同企画にほとんど出品してたみたい。こちらは2月20日までやったらしい。清須市ってどこ?
そもそも豊田の展示も細井博之さんの展示を見逃してるなぁ。。。

そんなこんなで豊田を後にし、日進市へ。
こちらでは友人作家のなかもと真生君の展示がGALLERY Mにて。
愛知の人に聞くと、聞いたことあるけど行ったことない、というこのギャラリー。
名古屋から高速バスで1時間。地下鉄星が丘からもバスで30分ほど。
なんといっても遠い。
2007年開廊と比較的新しいギャラリーですが、オープニングには篠原有司男だったり、鷹野隆大やMAYAMAXXなんかも展示をしている。前述の阿部大介さんも2009年に展示してたみたい。
実際場所も広くて、10mx10mx5mという半端ないスペース。
そんなスペースでなかもと氏は「都市論」と題された壮大なインスタレーションを展開。
まずギャラリー入って左の扉をくぐって展示室へ。
この動線もすべて今回の展示のために設置。
入ると、奥の壁からLEDライトで照らされた何かの塊たちが、高さ1m弱ぐらいの台の上にズラーッと整理され並べられているのがわかる。
最初は暗くて一つ一つよくわからないが、次第にその輪郭がはっきりしてくる。
さらに、物見台のような場所まで設置され、そこから俯瞰することもできる。
そうすると、それらがまるで都市のように見えてくる。
実際は彼の故郷でもある愛媛県新居浜市から集められた産業廃棄物に銀色のスプレーをふりかけたものが並べられていて、それらは出自も様々な物。
中には火葬場で棺桶を載せる車輪付きの台なんかもあったりしました。
それにしても、こういう展示で残念なのが、どうしても物当てゲームになってしまうきらいがあること。
ものが具体的すぎる上に、形もほぼそのまま見せてるので、自ずとそうなってしまう。
そうなると、全体図よりも部分に目が行きがち。
あと、都市論ということで、榎忠の工場の部品を並べた作品を思い浮かべるが、あちらがステレオタイプな未来都市像とすると、こちらはすごく馴染みのある風景に見えてくる。具体的にはスカイスクレイパーの現代都市ではなく、置き去りにされた近代の工業都市。
作者の故郷から集められたという所からもある種のノスタルジーを覚えなくもないのだけれど、それらの表面に宿るフェティッシュをスプレーで消し去る行為がうまく結びつかない。
ノスタルジーに駆られそうになる寸前でどこかストップがかかってしまう。
どちらに行けばいいのかわからず、結局部分に思考が乗っかってしまう。
倉敷の野外で見せた作品に関しては、太陽光に照らされ、それらが光のオブジェに感じられ、うまく思考を飛ばすことができたのだけれど、今回はそれが難しかった。
また、本人としては体育館級の大きさでも見せてみたいということだったけれども、サイズを大きくすれば何かが解決するのかも少し疑問。ただの都市のジオラマにしてしまっては勿体無い気がする。
こちらの作品より、無茶ぶりが甚だしいドローイングにむしろ興味が湧いてしまった。
本人的にはあくまで実現させるためのドローイングなのだろう。それはクリストの方法論に近い。
まるでコピペ感覚で、冗談のように思えても仕方がないそれらは、むしろ独立して作品足りえてる気がする。
これらが何百枚も日夜描かれてるしたら、、、。
それにしてもギャラリーの空間をほぼ無視した展示構成がすごかったなー。お疲れ様です。
こちらは3月6日まで。
<関連記事>
なかもと真生「境界線/不在」@西院久田町貸家
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帰りは高速が事故により完全にストップ。2時間で1mmも動かなかった…。

テーマ : アート・デザイン
ジャンル : 学問・文化・芸術

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