今村遼佑「ながめるとみつめるのあいだ」@studio90 ♯1

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studio90は、スタジオ企画第8回展覧会として今村遼佑「ながめるとみつめるのあいだVol.01」を開催します。
今村遼佑は、来月のshiseido art eggでも個展の控える注目の作家さんです。
僕のブログでも何回か取り上げさせていただいております。
今村遼佑「白色と雑音」@GALLERY301
今村遼佑「ノックする」@site
今村遼佑展「畔を廻る」@PANTALOON
そんな彼が今回、1月から3月にかけての3ヶ月間、studio90をアトリエとし、 制作を続けていく中で、 作家自身がその制作を通して作品を発見していくような形で発表されるプロジェクトを展開します。
その期間内に複数回の公開展示を開催予定です。(2月に1回、3月に2回を予定)
まさに生まれたての作品に出逢えるまたとない機会となっております。
Vol.02以降の詳細は、決定しだい当ウェブサイト、及び作家ウェブサイトでお知らせします。
また、この展覧会に際して作家自らブログも立ち上げました。
こちらでも随時更新予定ですので是非ご確認ください。
「制作とその周辺 in studio90」 : http://imamuraryo.exblog.jp/
尚、展覧会後には、このプロジェクトを記録した本をandbooksより出版予定です。
andbooks website : http://andbookspublishing.blogspot.com/

今村遼佑「ながめるとみつめるのあいだ Vol.01」
2011年2月18日(金)~2月20日(日) 13:00~19:00
2月18日、20日は作家在廊予定
http://www.studio90.info/exhibition008.htm


DMご希望の方はお名前ご住所明記の上studio90@live.jpまで。
なお、前回DMの届いた方、来訪していただいた方には既に送付済みです。
今後ご不要な方もまたお知らせください。
また、この度DMを資生堂ギャラリーにも置かせていただくことになりました。
展覧会と合わせてチェックお願いします!

今村遼佑『第5回shiseido art egg ひるのまをながめる』
2011年2月4日(金)-2月27日(日) 11:00~19:00 日・祝 11:00~18:00 月休
URL http://www.shiseido.co.jp/gallery/


期間中僕もstudio90にて新作のプロトタイプを展示予定です。
よろしくお願いします!

牡丹靖佳「馬鹿レチェと恐れミエドの会話」@ARTCOURT Gallery

牡丹靖佳さんの展覧会に行って来ました。
「馬鹿レチェと恐れミエドの会話」
相変わらずわけのわからないタイトルです笑
これはもう一人寄神くりさんとの二人展とも言える内容で、2人の寓話的で装飾的な作品がとてもマッチしていて、ほとんど違和を感じさせない空間が成立していました。
まず中庭に、寄神さんの植木鉢の作品と牡丹さんの家の作品。
最初どっちも寄神さんの作品と思ったぐらい全然違和感がない。
入ってすぐの大きな部屋にあった、ネットを編んだ作品も牡丹さんの作品かと思った。
この親和性はこの展覧会の肝になってると思います。
そして、相変わらず牡丹さんの作品がすばらしい。
あの情報量に対して、こちらがほとんど取捨選択不可能なあの感じはなんなんでしょうか。
こうかな?と思ったら次の視線の先ですでにそのテーゼは裏切られる。
その感覚が、大作でも小作でも同じテンションで展開できてるのがやはりすごい。
多くの作家が、大作はいいけど小作はね(またはその逆)、ってのが多いけど牡丹さんは違う。
いつまで見てても飽きないのでどれも欲しくなります。
ってか小作も結構いいお値段しててびっくりしました。
そりゃそれなりのキャリア積んでるから仕方ないか・・・。欲しいなぁ。
寄神さんの作品は初めて見ましたが、クラフトとファインアートの際を歩んでいる感じ。
だから、たまにどっちかに傾くと非常に危ういバランスだと思いました。
中庭前のカーペットの作品なんかは、クラフトに寄り過ぎてて純粋に見れませんでした。
逆に布にプリントした箱や、前述のネットの作品なんかはすごくよかった。
ポートフォリオなんか見ててもおもしろい作品が多かったです。
ってか、2006年のフロンティアに出てたんですね。気付かなかった…。
んー、やっぱ9日のオープニングトーク聞きたかったなぁ。来月5日まで。こちら
関連記事>>牡丹靖佳「do do」@MA2 Gallery


山岡敏明「GUTIC STUDY @ Gallery PARC」 @ Gallery PARC
昨年studio90でも展示していただいた山岡さんの展覧会。
ついにあのグチックが京都の街中へ!
階段登って左手正面に現れる漆黒。
巨大なボリュームなのか空虚なブラックホールなのか。
照明の当たり方が絶妙で、漆黒というしかないグチックガ現れています。
奥にはそのグチックの全貌が映しだされた映像。
夜になったら外からも見れるそうですが、光が入る昼間の映像のゆらぎもよかったです。
グチックを観客が描くコーナーもあって、それを山岡さんが後日書き加えるそうです。
僕も参加しましたが、何かおもしろい形で発表して欲しいです。
展示は今日まで!
<関連記事>
山岡敏明「GUTIC STUDY」@studio90♯1
丹波国分寺跡アートスケープ@京都府亀岡市内数カ所
山岡敏明 @ Gallery H.O.T


ところで昨日からネット上のアートフェアVIPが開催されてますね。こちら
トップの映像が普通のCMみたいでウケます笑
オークションのようなセカンダリーではなく、こうしたプライマリーがネットで展開するのは、もはや時間の問題でしたが、ついに始まりましたね。
場所もいちいち借りなくていいし、ギャラリーも作品の運搬費が節約できる。
参加ギャラリーも錚々たる顔ぶれで、NYのJames Cohan主導の元、GagosianからHauser&Wirth、Sadie Coles HQ、Lisson、Marian Goodman, Gallery Hyundai、日本からは小柳、SCAI、オータファインアーツ、ミズマが参加してます。(小山さんはないんですね)
登録すれば誰でも無料で閲覧可能で、購入希望者は1日目、2日目で100ドル支払う必要があるとか。
購入希望者は、ギャラリストと直接会話できるという、もうすごい時代です。
でも時差とかどうするんやろ。まさかギャラリースタッフ徹夜で応対?まさかね。
ちなみに閲覧希望だけの場合は、値段は明かされてません。
びっくりしたのが、小柳から、石上純也のあの「しかくいふうせん」がエントリーしてたこと!
あんなんどうやって買うんやろ…どこに展示するの?すごい世界です。
ティノ・セーガルは相変わらずノーイメージ。何をもって買う基準になるのか笑
ページも見やすくてさらっと見る分には楽しいです。
アートフェア自体はもうそこまで魅力ないけど、こういう動きは興味深いですね。
そのうちアプリとか出て、いつでも作品買えるようになりそう。

テーマ : アート・デザイン
ジャンル : 学問・文化・芸術

「美を生きるための26章」 by 木下長宏

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今年後半に控えてる展覧会の為に本を読み漁ってます。
今も目の前に山積み状態。追いつかん…。
そんな中で本当に出会えてよかった本。
それが木下長宏さんによる「美を生きるための26章」。
アルファベット26文字に合わせて、それぞれの頭文字が付く人物を紹介。
中には大乘寺(D)やラスコー(L)なんてのもあるけど、そこはご愛嬌笑
にしてもラスコーって!
木下さんは幼い時から車椅子生活をしてはる人なんやけど、車椅子とは思えない行動力。
ラスコーもフランス政府の許可が出て、車椅子で行ったらしい。。。すごい。
ラスコーは昔は一般人も入れたそうですが、今は保存の為に許可がないと不可。
アートの起源と言われてるだけに死ぬまでに観ておきたいです。
そんなラスコーの様がありありとここに描かれています。
木下さんの描き方がこれまたすごい良くて、ますます行きたくなります。
この本を読むと批評とは何ぞやってことがわかる気がします。
僕がこの本から汲み取ったのは、「評することは愛すること」ということ。
26文字分どの文章にもその人(場所)に対する思いやりが滲み出ていて、読後の爽快感が堪りません。
特にYで取り上げた尹東柱(ユンドンジュ)の回は白眉だと思います。
彼のことはこの本を読むまで知りませんでしたが、彼が抱いた感情の断片が、木下さんの文章を通じて伝わってくるようでした。
そしてなにより、木下さんが注意深く日本語に訳した彼の詩が素晴らしいです。
この本の中では、しばしば木下さん訳による引用が現れます。
決して人の訳に頼ることなく、木下さんなりの言葉で引用されている。
尹の詩を訳すために韓国語も勉強したそうです。
韓国語は、日本語と似て非なる表現が多いので、訳には繊細な注意を要します。
ちょっと気を抜くと全く違う方向に訳してしまったりするんでしょうね。
これまでの尹の詩の日本語訳の難しさがこの文章の中に描かれています。
同志社大学と京都造形大学に、彼の碑が建てられているそうですが、そこに刻まれている詩の日本語訳は木下さん的には不服だそう。特に後者は自分が教えてた大学なのに、どうして自分が間違ってると授業でも教えた日本語訳が刻まれてるんだ!とご立腹でした笑
また、Vのヴィンセント・ヴァン・ゴッホの回でも、皆があまりに彼を「炎の画家」に仕立てあげたくて、勝手に物語を編んでるという指摘がありました。
作品のタイトルもゴッホの死後に誰かが付けたタイトルだってのはびっくり。
これに関しても丁寧にゴッホの生き方を描いてます。
去年の日曜美術館の木下さんが出ておられたゴッホの回がYouTubeにあったのでリンク貼っておきます。
本にも紹介されてる彼の絶作「麦の穂」に関するコメントもされてますね。
日曜美術館 ゴッホ誕生 ~模写が語る天才の秘密~-01 02 03

同時期に千葉成夫さんの「未生の日本現代美術」を読んでたんやけど、こちらは「日本の絵画・彫刻が如何に未生のまま今に至っているか」という話があって、そこはすごく面白いんだけど、作家を挙げて具体的な批評が始まる段になると、いきなり批評家の傲慢さが表れて、無理矢理自分の器に盛り付けようとする。だからどれも似たような文章だし、途中で作家入れ替えてもわからないかも。
片や木下さんは、まるで自分が水になったように、相手の器に合わせて形を変える変幻自在スタイルで、26章全く読み飽きません。
色んなタイプの批評家がいますが、ほとんどが千葉さんタイプだと思う。
決して千葉さん批判でないんやけど、千葉さんのスタイルはある意味楽なやり方だと思う。
決定的な器を創りだすのが批評家の役目とも言えるのかもしれない。
だけど、やっぱり料理と同じで、それにあった器に盛り付けなければ味だっておいしくなくなる。
如何に料理(作品)を美味しく見せるか。
キュレーターや批評家にはその根本を忘れてほしくないですね。
ちなみに千葉さんの思想としての批評はものすごく面白いですよ。
彼の「現代美術逸脱史1945~1985」は戦後日本美術史を辿るのにすごくわかりやすい名著です。

ちなみにこの「美を生きるための26章」は、木下さんが定年後、横浜で私塾のようなものを開いて、毎週土曜日に開講していた「土曜の午後のABC」という授業をまとめた本。
今もこの私塾は開講していて、今はアルファベットも終わって、一年かけて自画像をテーマに話し続けているらしい!一度聴きに行ってみたいですね。

  


以下いくつか抜粋。よかったらどうぞ。


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テーマ : 本の紹介
ジャンル : 学問・文化・芸術

Open Call : 7th BERLIN BIENNALE

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来年開催予定の第7回ベルリンビエンナーレの公募に応募しました。
〆切が次の土曜日までなので、それまでに届くのか非常に心配です。
郵便局の人に聞いたら、早くて3日、遅くて一週間とのこと。
一週間だとアウトです…。
まあ、それまでに届かなかったら縁がなかったってことで。
郵送代よ、さようなら。
って、もっと早くやっとけよって話ですね。
メールやファックスでも受け付けてるそうなので、作家の皆さん、まだ間に合いますよ!
こういう国際展で公募は珍しいので、いい機会だと思います。
送るのはArtistic materialとしか書いてなかったので普通にポートフォリオを提出しました。
A3以内ということで、改めてA3に作り替えました。
やっぱA3ぐらいの大きさだとポートフォリオの作りがいがあります。
でもやっぱ重宝されるのはA4なので悩ましいところです。
ちなみに今回のビエンナーレの為の具体的な提案とかする必要はないみたい。
フォーマットもないみたいなので、作品以外ならなんでもいいようです。
但し、この公募の難点は、何と言ってもpolitical inclination(政治志向)を提示しなければならない点。
これは今回のディレクターであり、作家のArtur Zmijewskiの意向。
彼はこれまでも政治雑誌のアートディレクションを務めたり、政治とアート(そして身体)の関係を追求しているポーランドの作家。
僕は、ポリティカルアートに全く興味がないのですごく困りました。
でも、改めて自分と政治の関係を考えるいい機会になったと思います。
何を書いたかは秘密です。
これに関して特に審査に影響があるわけではなさそうですが、どうなんですかね。
BERLIN BIENNALE OPEN CALL
2012年といえば、ドイツではドクメンタも開催されます。
もうあれから5年も経つのか・・・早いな。。。DOCUMENTA 12
てかこれ審査結果いつわかるのかが書かれてない・・・。気長に待ちますか。
ってそもそも届かないと始まらないのでそれを祈ります!

ところで、このベルリン・ビエンナーレ。
行ったことはないですが、レポート等を見る限り、毎回「暗い」です。
前回のドクメンタもそうでしたが、こういうのって日本にないですよね。
日本のビエンナーレ・トリエンナーレと言えばなんとなくお祭ムード。
てか実際芸術「祭」って言ってしまってますもんね笑
これはこれでいいのだけど、少しはアカデミックで暗いものもあっていいと思います。
集客の問題で難しそうですが、アートがエンターテイメントに終わってしまってはあまりに虚しい。
もっと考える場としてのアートの可能性を探るべきだと思います。
その点で昨年の韓国で開催された第8回光州ビエンナーレは素晴らしかった。
って、行ってないんですが、カタログを借りて衝撃。
びっくりするぐらい色がありません!
お祭とは真逆の暗さがつきまといます。
というのも、昨年の光州は、民主化運動で多大な犠牲を払った光州事件からちょうど30年。
その歴史を踏まえ、詩人高銀がその犠牲を嘆き綴った30巻にもわたる叙事詩「一万の命」をタイトルに、一万のイメージを展示。
キュレーターはNYニューミュージアムのマッシミリアーノ・ジオーニ。
このテーマを聞いた時から行きたかったのですが、結局行けず・・・残念すぎる。
展示内容は、アートだけに留まらず、カタログの表紙にもなってる市井の男の肖像写真から、宗教的彫像、歴史資料まで幅広く網羅。
「暗い」だけでは終わらせない、一貫したテーマがその地味さを払拭している。
ただこの中でアートのプレゼンスが気になるところ。
カタログも前半は文字をほとんど廃して画像のみに終始している印象。
イメージを問題にしながら、イメージをひたすら拒否し続けるティノ・セーガルが参加しているのが非常に興味深い。このカタログは普通にいいです。僕は購入しました。まだ届いてないけど。
ちなみに韓国では同時期に釜山ビエンナーレもやってましたが、こちらは日本人キュレーターの東谷隆司さんを迎えて、まあ、ビエンナーレ!って感じの明るい展示。
やっぱ光州の特異さは特筆すべきです。
韓国がえらいのは、ちゃんとディレクターに外国人を迎えてるところ。
日本では未だに日本人のディレクションでしか展開されてません。
国際展と言いながら、出てる作家だけが国際的で、あとは普通の国内で開かれてる展覧会と一緒。
やっぱ日本は結局「ガラパゴス」なのかなぁ・・・。
越後妻有や瀬戸内も外から見たらどうなんやろ。
あれらが示したのは結局「日本人による日本の再発見」という要素が強い気がする。
それもそれで大事だけど、今回の光州のような、世界(社会)に訴えかけるようなビエンナーレ、トリエンナーレの在り方も模索すべき。
例えば広島や長崎でそれらを実行するということ。日本でなければできないことが必ずあるはず。
今年の横浜トリエンナーレは、「人間の未来へ ダークサイドからの逃走」をキュレーションした逢坂理恵子さん。少しは期待が持てそう?
それから今年はヴェニス・ビエンナーレの年。
日本館は束芋で、テーマは「ジャパラゴス」!
まあ、ヴェニスはもういいけど・・・。



後半ほとんどtwitterの自分のツイートから引用。
ブログの草稿としての使い方もありですね。
重複失礼しました。

「山荘美学 ~日高理恵子とさわひらき~」展@大山崎山荘美術館

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新年初展覧会です。
昨年末から始まったさわひらきさんと日高理恵子さんの展覧会。
さわさんは旧館、日高さんは新館をそれぞれ使用。
ほとんど旧作ですが、さわさんの作品が一気に8本も!
これはさわひらきファンにとっては必見の展覧会ですね。
特に入って右の山本記念展示室の空間づくりはすごくよかった。
映像なので、できるだけ暗くしなくちゃいけないんだけど、右の窓がオレンジですごく綺麗。
そんな中真ん中に大きな「trail」(2004)がプロジェクションされてる。
部屋の中をラクダや象のうすい影が動きまわってる作品。
今回の出品作の中でこれが一番好き。音楽も相変わらずいい。
その部屋では他にもヘイワードのワークショップで子供たちと一緒に作った空飛ぶ乗り物を使った「in here」(2004)と、ヤギの群れが部屋中を移動してる「eight minutes」(2005)が展示されてます。
「eight minutes」は確かにこんな部屋は悪夢だなぁ笑
隣の池前展示室では、この美術館のコレクションの陶磁器に混じって、小さな映像「record」(2010)が展示されてた。これが唯一最新作だけど、あまりよくわからなかった。
その横のソファに座りながら見れる「murmuring」(2006)はその鑑賞方法ともによかった。
描かれた馬のドローイングが部屋の中を動きまわります。
もうひとつ「spotter」(2003)はどこかで観たことがある。
部屋の中を飛行機が飛んでて、それを観ている人たち。飛行機も嫌だが人がもっといや笑
2階では喫茶室に展示があります。オーダーしなくても鑑賞可能みたい。
引き出しの中にあったのは「elsewhere」(2003)は最悪に気持ち悪かった笑
留守中に色んな物に足がはえて、動きまわってるアニメーション。怖すぎ!
「airliner」(2003)は思わず笑った。
パラパラ紙を捲る映像で、パラパラ漫画のようにその紙の上を飛行機が飛んでる。
明らかにパラパラ漫画じゃないのがおかしい。
さわさんはこんな感じ。相変わらず好きです。
一方日高さんは何回か観たことあるけど、全く変わらず枯れた枝葉を描きつづける。
しかし彼女が描いているのはその枝葉ではなく、それを透かした虚空。
モネともう少しうまく絡められたような気もする。
展覧会としてはそこまででしたが、単純にひとつひとつの作品がおもしろいです。3月13日まで。
この次は手塚愛子さん!どうなるか楽しみです。こちらは3月17日から。
大山崎山荘美術館>>http://www.asahibeer-oyamazaki.com/

おまけ。
日高さん的な写真。2010年12月31日雪の京都。
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テーマ : アート・デザイン
ジャンル : 学問・文化・芸術

To See List 2011

明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。

ってことで、新年一発目は、当ブログ左下にあるTo See Listのご紹介。
このコーナー何気に更新してたりするんで、よかったら参考にしてみてください。
詳しくは新年度の始まる3月から4月にかけて各美術館が展覧会予定を発表しますが、今のところわかってる分だけとりあえずご紹介します。

・2011.01.09-02.05
牡丹靖佳展「馬鹿レチェと恐れミエドの会話」@ARTCOURT Gallery

僕の数少ないお気に入り日本人画家。これは楽しみすぎる!
オープニングには加須屋明子さんとの対談もあるそう。行けたら行こう。
ってかすごいタイトルやなぁ笑
牡丹靖佳「do do」@MA2 Gallery

2011.1.15-02.12
ライアン・ガンダー「Ftt, Ft, Ftt, Ftt, Ffttt, Ftt, or somewhere between a modern representation of how a contemporary gesture came into being, an illustration of the physicality of an argument between Theo and Piet regarding the dynamic aspect of the diagonal line and attempting to produce a chroma-key set for a hundred cinematic scenes」@TARO NASU

昨年のレゾナンス展でも印象深かった作家。
年末にグッゲンハイムでやった展示も話題でした。
てかいつもTARONASUの展示はタイミング合わずまだ行けてないので今度こそは行きたい。

・2011.01.16-03.06
なかもと真生展「都市論」@GALLERY M

友人作家なかもと君の展示。ギャラリー内での展示ってことでどう出てくるか楽しみ。
名古屋から高速バスで1時間とかいう凄まじい立地・・・このギャラリー自体も気になります。
なかもと真生「境界線/不在」@西院久田町貸家
なかもと真生@大原美術館

・2011.01.21-03.20
高嶺格「とおくてよくみえない」@横浜美術館

永遠の謎な人。これで謎は解けるのか余計深まるのか。なんとなく後者を期待しちゃうのは何故だろう。
このタイトルも本人のことを言い表してるようでおもしろいなぁ。
この展覧会と森美の小谷元彦展、オペラシティの曽根裕展の3つでそれぞれ割引があるらしい。
曽根さんはなんとなく興味あるけど小谷さんはいいかな・・・。
高嶺格「Melody?Cup」@伊丹アイホール
高嶺格

・2011.01.22-04.10
サイモン・スターリング「仮面劇のためのプロジェクト(ヒロシマ)」@広島市現代美術館

2005年ターナー賞受賞者の日本初個展。
もう、広島マニアックすぎて素敵です。
元々テキストベースな作品なので、日本語で読めるのはうれしい。
Simon Starling 'THEREHERETHENTHERE' @ MAC/VAL
TURNER PRIZE:A RETROSPECTIVE @ TATE BRITAIN

・2011.02.04-02.27
今村遼佑「第5回shiseido art egg」@SHISEIDO GALLERY

友人作家の今村君の展示。これに選ばれたのはすごく嬉しい!
そして、同時期になんとstudio90でも展示を予定しています!
只今調整中ですのでまた時期が来ればお知らせします。
彼の作品はめちゃくちゃおもしろいです。是非観に行きましょう。
今年は4月にGALLERY IND.で個展、6月にもグループ展と大忙しの注目作家です。
今村遼佑「白色と雑音」@GALLERY301
今村遼佑「ノックする」@site
今村遼佑展「畔を廻る」@PANTALOON

・2011.02.05-02.27
彦坂敏昭・村山悟郎「TRANS COMPLEX - 情報技術時代の絵画」@京都芸術センター

これまた同い年の作家さんお二人。
そしてこれまたどちらもshiseido art eggの第1回と第4回の出展者。
直接の知人ではないですが、同い年ってことで勝手に応援してます。
村山君は今交換留学で僕の行ってたチェルシー芸術大学にいるみたい。
これはキュレーションの公募で長谷川祐子などが審査して選ばれた展覧会。楽しみです。
この展覧会の為の二人の往復書簡ブログで予習しましょう。こちら
彦坂敏昭展@大原美術館
村山悟郎 shiseido art egg vol.4@SHISEIDO GALLERY

・2011.02.12-05.08
「クワイエット・アテンションズ 彼女からの出発」@水戸芸術館

なんといっても2010年のターナー賞受賞者スーザン・フィリップスの作品が注目。
個人的にはついに土屋信子さんの作品が見れるのが嬉しすぎる。
キュレーションはボイス展の高橋瑞木さん。遠くても見る価値はありです。
Turner Prize winner 2010

・2011.02.26-05.08
「MOTアニュアル2011 Nearest Faraway|世界の深さのはかり方」@東京都現代美術館

毎年恒例のMoT企画。今年は木藤純子さんと八木良太さんに注目です!
木藤純子+水野勝規 2人展@GALLERY CAPTION
「panorama すべてを見ながら、見えていない私たちへ」@京都芸術センター
木藤純子「白と黒」@ART SPACE NIJI
八木良太「制作と実験」@京都市立芸術大学新研究棟1階立体1教室
MOTアニュアル2010@東京都現代美術館
MOTアニュアル2008

・2011.03.06-05.15
杉本博司「アートの起源 建築」@MIMOCA

「アートの起源」第二弾。
今手がけてる建築模型と建築シリーズを出すんだろうけどどう打って出てくるんやろう・・・。
この後「歴史」(05.29-08.21)、「宗教」(08.28-11.06)と続きます。
個人的には一番未知数な「宗教」が気になります。「歴史」は杉本コレクションからかな?
そういや3月には杉本文楽(03.23-03.27)もやりますね。僕はあまり興味ないけど。
杉本博司「アートの起源 科学」@MIMOCA
杉本博司「光の自然」@IZU PHOTO MUSEUM
杉本博司「歴史の歴史」@国立国際美術館
杉本博司「歴史の歴史」@金沢21世紀美術館
杉本博司「時間の終わり」@森美術館

・2011.03.17-06.12
手塚愛子展@大山崎山荘美術館

手塚さんとモネやスーラのコラボ!
どんな風になるのか楽しみすぎます。
今ロンドンに住んでるらしくてツイッターがえらいことになってます笑

2011.03.18-07.03
「フレンチ・ウインドウ展:デュシャン賞にみるフランス現代美術の最前線」@森美術館

森美のラインナップはすごく微妙。
決して悪くはないんやけど、飛び抜けて良くもなさそう、みたいな。
「メタボリズム展」も「イ・ブル展」もどうかな・・・。どれも時間があればって感じ。
2011年度の中ではこれが一番気になる。
デュシャン賞がフランスでどれほどのものなのかよくわからないけど、フランスのアートシーンを垣間見れるという点では観てみてもいいかも。そういや前にフランス在住のkanaさんに聞いたことあるけど、なんて答が返ってきたか忘れた(死) 少なくともイギリスのターナー賞程のステータスはないみたい。
同時期のMAMプロジェクトは先日拝見した田口行弘さん

・2011.03.18-03.21
true/本当のこと@AI・HALL

なんかわからんけど気になる舞台。ダムタイプが絡んでるみたい。
ダムタイプと言えば高谷史郎さんの舞台観たけどあれはイマイチやったな・・・。
でもとりあえず気になるから観に行こうかな。
高谷史郎「明るい部屋」@びわ湖ホール

・2011.03.26-03.27
地点「Kappa/或小説」@びわ湖ホール

前回の作品でハマった。今度はどうだろう。びわ湖ホールがすっかりおなじみになってしまった。
関東では神奈川芸術劇場での公演(03.11-03.21)があるみたいなので興味ある方是非。
地点「――ところでアルトーさん、」@京都芸術センター

2011.04.??-09.??
山本基「しろきもりへ」@箱根彫刻の森美術館

まだ調整中みたいですがこれは気になる!!
加藤泉さんのも行けなかったしこっちでリベンジしたいです。
個人的には迷宮じゃなくて空蝉の進化系が見たいな。楽しみです。
山本基「たゆたう庭」@eNarts

・2011.06.??-??.??
名和晃平展@東京都現代美術館

今年最も注目の展覧会。
なんといっても国内での美術館初個展ですからね!
あの膨大な空間をどう埋めるのか・・・。楽しみですが死者が出ないことを祈ります笑
今年はもう一つ大きなプロジェクトがあるみたい。発表までしばし待たれよ!
名和晃平「synthesis」@SCAI THE BATHHOUSE
名和晃平「L_B_S」@エルメス銀座
名和晃平講演会「名和晃平の"アート"」@京都精華大学

・2011.08.06-11.06
横浜トリエンナーレ2011@横浜美術館、BankART studio NYK & 周辺地域

4回目になる横浜トリエンナーレ。
もう行かんでええかな、と思いきや、なんと今年のディレクターは僕の大尊敬する現横浜美術館館長逢坂理恵子さん!ってことで観に行かない手はないんです、残念ながら・・・。
今年は横浜美術館がメイン会場ということで、結局美術館に回収されちゃうんかいというツッコミはあると思いますが、前回同時期に「源氏絵巻展」をやってたことを思えば、連携するのはいいことじゃないかと。
逢坂さんらしい、光州ビエンナーレのような少し固いものを望みます。
この秋ロンドンですごく話題になってたクリスチャン・マクレーの作品が来るらしいですよ。
人間の未来へ-ダークサイドからの逃走@水戸芸術館
横浜トリエンナーレ2008
李禹煥 / GLOBAL PLAYERS / 横トリ05

・2011.09.24-11.13
第24回UBEビエンナーレ@ときわミュージアム彫刻野外展示場

最後に僕の出品する展覧会です。
これは野外彫刻の展覧会で、もう今年で50年!!!
ビエンナーレとしては世界でもヴェニス、サンパウロに次ぐ歴史!
そんな節目の年に出品できるのはありがたいですね。
広大な公園の中に過去50年の受賞作が見られて、日本の彫刻史が表れてます。
山口は遠いですが、是非いらしてください。
今その制作計画を練りに練ってます。
元々絵画畑の人間なんで、まさか野外彫刻なんてやることになるとは・・・。
只今非常に吐きそうです・・・。がんばります!
第24回UBEビエンナーレに実物大制作入選しました。
第24回UBEビエンナーレ公開審査
UBEビエンナーレ'09@ときわ公園等

そしてまだ未定ですが、もう一本グループ展が控えてます。
このグループ展、個人的に相当なプレッシャーですが、僕の人生で相当大きなものになると思います。
また決まり次第お伝えします。

ではでは、今年も一年がんばりましょう。

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