RASTER-NOTON.@METRO

京都のクラブと言えば今年20周年を迎えるMETRO。
なんとここで池田亮司とカールステン・ニコライの音が聞けるというのでBIWAKOの搬出を終えて速攻駆けつけました。軽いフットワークが売りです。
実は初METRO参戦。前々から行ってみたいとは思ってたんですが、ついにチャンス到来です。
場所は京阪の神宮丸太町駅からなんと直結。それでMETROなんだ。
受付で会計を済ませ、入り口付近のロッカーに荷物を預け、コロナを注文。
どれぐらい入るのかわからないけど、せいぜい100人ぐらいか。
こんな小さなハコであの二人のコラボが見られるなんて・・・。
そんな期待と普段クラブなんて行かないのとでドギマギ。コロナで流す。
作家のM君と出会ってしばし歓談。そうこうしてるうちに19時半の開演時間。
今回はエレクトロのイベントで、何組かの演奏がある。
トップバッターは&ARTにも紹介されてるPsysExさん。
ってことでここからはこのブログ始まって以来初の音楽レビュー!といきたいところなんですが、実際僕の音楽ボキャブラリーではレビューなんてとてもじゃないけど書けません。
しかも楽器も何も無い演奏で、そもそもどんな風に音を鳴らしてるのかもわからないぐらいの無知っぷり。門外漢すぎます。
こういう音楽のレビューってどんな風に書くのかも想像がつかない。
なので、具体的なことは何も書けませんが、とりあえず好みだけの話をすると、PsysExさんの音はほとんど僕の琴線に触れることはありませんでした。。。
単調というかなんというか、僕には同じ音の繰り返しにしか聞こえませんでした。
映像も興奮を誘うような効果はなかったかな。残念ですが僕にはそんな印象。
ただ、次のNIBOさんの音がめちゃくちゃ良くて、「うわ、エレクトロ無理かも…」と挫けそうになった心が復活して、もうひたすら音の波に飲まれました。
円心上に延びる音にリンクした映像も素敵だったし、途中で音が壊れるように激しくなって、映像も円から混沌とした線の塊になる様はアドレナリンでまくりました。
最後の方は気持ちよくなってきて寝かけてましたが。。。エレクトロで眠くなるってすごい!
決して退屈だったからとかじゃなくて、それだけ気持よかったってことです。
で、いよいよ池田亮司とカールステン・ニコライのユニットCyCLO.の登場。
なんですが、僕の中では先のNIBOさんの音が良すぎて、こっちは正直期待はずれ。
でも映像との絡みはさすがにすごくて光と音の洪水が訪れる瞬間はやはり気持ちがいい。
まあ、ちょっと長すぎたのと、もっと耳が痛くなるような高音を入れてきてほしかったです。
他にももう一組とカールステン・ニコライの演奏があったけど終電の関係でここでタイムアウト。
エレクトロってリズムが命で、音のバリエーションもそこまでないから、すぐに単調になりがち。
繰り返して繰り返してクセになるぐらいのリズムを如何に作り出せるかがポイントなのかも。
もう全然ボキャブラリーがないので中途半端なレポートですがこのままアップします。
正直エレクトロはしばらくいいかも。
なんかおすすめの音があれば誰か教えてください。
舞台に続きこちらも少しずつ無理なく広げていければ。
あー、ライヒのライブにもう一度行きたい。
池田亮司とカールステン・ニコライの演奏は16日に京都造形大学でも行われるみたい。
こちらは浅田彰氏とのトークつき。興味ある方はどうぞ。詳細はこちら。
池田亮司さんは今ギャラリー小柳でも個展中ですね。
なんと今月もう一度上京するハメになったんでそれも観に行こうかな。
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池田亮司「the infinite between 0 to 1」@東京都現代美術館
池田亮司「datematics」@山口情報芸術センター