Kunsthaus Graz by Peter Cook & Colin Fournier















Murinsel by Vito Acconci

見ました!?昨日のサッカー日本対イングランド戦!
僕は現地グラーツで見てきました!!!
ってのは大嘘で、グラーツは2005年に行ったことがあったので、つい懐かしくてその時の写真を無理矢理アップしてみました。
まだこのブログ始める前だったし、出す機会もなかったので。
こんなのもたまにはいいでしょ?

世界遺産にも登録されてるこのオーストリア第二の都市グラーツ。
遠景を見ればわかりますが、赤い屋根の続く本当に美しい町並み。
そこに突如として表れた王蟲!!
これ実は美術館なんです・・・。
アーキグラムの重要人物ピーター・クック氏の67歳にして処女作。
この街が2003年に欧州文化都市になったのを記念して作られたもの。
それでこんなの作っちゃうって発想が日本とは違いますよね・・・。
当時僕はそこまで建築好きってわけでもなかったし、詳しくもなかったんだけど、この美術館の存在は知ってて、ぼやーっと見てみたいな、と思ってて、2005年の夏、本格的に留学する前にロンドンに語学留学を1ヶ月程やってた時に、もしかしたら大学入られへんかもしれんし、中々ヨーロッパなんて来ることないし、どうせなら珍しいところに行ってやろうと不意に思い立って週末利用して行ってきました。
ちょうど日本の現代美術を紹介する展覧会もやってたしね。
でも行ったら完全にドイツ語圏で英語通じなくて泣きそうになりました。。。
さて、この美術館ですが、中はそこまでエキセントリックでもなかった印象があります。正直あまり覚えてないです。今見たらまた違って見えるのかな。
展覧会は杉本博司や須田悦弘など豪華な顔ぶれ。
須田さんは相変わらず見つけられずスタッフに聞きました笑
夜になると光ると聞いてたので暗くなって行ったら全然光ってなかった!!
夜間開館してる時だけなんかな・・・残念。
最後のヴィト・アコンチの作品は、川に架けられた橋兼カフェ、または劇場。


ちなみにウィーンにはまだ行ったことがありません。
ホワイトリードの彫刻が見たい!

Jung Ki Beak 'Sweet Rain' @ INSA ART SPACE


























INSA ART SPACEで23日まで行われた白丁基(パク・ジョンキ)の個展。
実はこれが今回の韓国行きの最大の目的。
彼は僕のロンドン時代の大親友。
同じフラットで暮らしていたこともありました(しみじみ)
そんな彼からメールが来たのは14日の金曜日。
そこに添付してあった写真に思わず目を疑いました。
あ、雨が降っとるーーー!!
その個展が23日までってことで、もう次の日から行動開始。
まさか、その一週間後にソウルでこの作品を見ていようとは。
多分ジョンキが一番びっくりしたと思います笑
彼とも実際ロンドン以来だったから約2年半ぶりの再会。
驚くほど変わってませんでした笑
ソウルでは彼の実家に泊めてもらって、車でギャラリーへ。
まず受付で長靴、雨がっぱ、傘の三点セットを借りる。
そして地下のスペースへ・・・。
写真で見た光景が目の前で繰り広げられてます。
雨音、雨足、雨だれ、雨粒。
ギャラリーの中で降られる雨。すごい体験です。来てよかった。
この雨はタイトルの通り、舐めると甘い味がします。
実際砂糖が含まれているんですね。
韓国では、日照りが続いた後に降る雨のことを実際「甘い雨」という意味で??(タンピ)といい、それを実際にやってしまったんだそう笑
役所広司がエビスビールのCMで「雨の名前だけで幾つもある国」と言ってますが、実際韓国のそれに比べると日本のボキャブラリーは少ないくらいです。
韓国には実にたくさんの雨に関する表現があり、この「甘い雨」もそのひとつ。
ジョンキは元々ロンドン留学前はずっと身体を護る鎧のようなものを作っていて、ロンドンに来てからそれがワセリンを使った柔らかい鎧、はたまた湿度を伴い傷を癒す効果も取り入れ、そこから癒しや湿度といった主題に傾倒し、僕が日本に帰ってきた頃にはサハラ砂漠で雨乞いの儀式みたいな作品を作ってたみたいです。
2年半ぶりに見る彼の作品はずいぶん変化していましたが、久々に彼の渾身の一作が見れてとてもうれしかったです。
彼的にはクオリティの面においてかなり不満が残る結果だったようですが。
実際、韓国政府から500万ウォン(訳50万円)程出て、それに自分で200万ウォンほどつぎ込んだとのことでしたが、やはり個人でこれだけのことをやろうと思えば限界があって、構造とか驚くことに木で出来てて、そりゃ3週間ほど水にさらされてたら大変なことになりまっせということで、僕の行った最終日間際には確かに至る所に欠陥が生じてました。
でもまあ、こういう作品は、最初はとにかくやっちゃうことに意義があって、そこからどんどんクオリティを上げていくという方向に向かうべきなので、その挑戦に敬意を評すべきでしょう。
あとはそのコンセプトがちょっと弱いというか、鎧を作っていた頃に比べて、作家自身との関わりが薄れていて、もう少し自分に引きつけるべきだと思いました。
これからどう変化していくのか楽しみではあります。
そして、凄いなと思うのがこんなことをやらせちゃうこのギャラリー。
京都で言う京都芸術センターのような施設で、新進作家に作品発表の機会を与える場として、韓国政府が出資し、毎年コンペで何人かの作家が選ばれ制作費を出し個展をさせるんだそう。
昨年丸亀で行われた「Double Fantasy」に出てたキム・ヘナもこのINSAで個展をしていますね。
それにしてもこの雨。建物の耐久として大丈夫なんだろうか・・・。
日本でこの展示ができるところってあるのかな?うーん。
ちなみにINSA ART SPACEは、世界遺産であり、「チャングムの誓い」の舞台となった昌徳宮(チャンドックン)の隣。よく仁寺洞(インサドン)にあるINSA ART CENTERとごっちゃになりがちですが違います。CENTERはGANAが運営するギャラリーです。ややこしい。
INSA ART SPACEに関してはコチラが詳しいです。
なぜか公式HPが更新止まってる・・・。


'The Beginning of Love' @ RYU HWARANG






「今日から自分が参加してるグループ展がはじまんねん」と、事前に知らされてない情報を普通に言い出すジョンキ。相変わらずです。
ってことでそのオープニングレセプションに行ってきました。
Leeumから歩けそうだったので歩きました。
この展覧会は、このギャラリーの開廊記念展で、約30名の作家が出品してます。
色んな作品が出てましたが、それよかオープニングでトッポギ(韓国の餅を甘辛く煮た伝統料理)を出してる方が衝撃でした笑
元々オーナーのお父さんが古美術商で、息子に譲った途端コンテンポラリーになっちゃったという、まあよくあるパターン。
その時の名残でスタッフは全員白衣を着てました。マルジェラみたい。
トッポギを頬張りながら、ジョンキのワセリンケーキを鑑賞しました。
2階には滑り台が設置してあって、外で鈴を鳴らすとトッポギが落ちてくる笑
日本もオープニングでたこ焼きとか出したらええねん。


'GOLD EXPERIENCE' @ HYUN GALLERY

「鞍馬口美術界隈」でもお世話になったHRD FINE ARTの原田さんが企画された展覧会もちょうど始まって、色んな縁を感じた今回の韓国旅行。
テーマはまさに「金」で、金箔を使用してる作家のグループ展。
日本から3人、韓国から3人という構成で、僕の先輩にあたる、安喜さんも出品。
行ったらちょうど安喜さんがレクチャーをしていて、作品の制作過程をスライドで見せていただき、大変貴重な機会となりました。これまでテンペラを駆使した技法で凄まじく細かい細密画を描かれてきましたが、ここにきて金という要素が入り込んでさらに複雑な画面構成になってて、とてもおもしろい展開です。
にしても皆さん本当に博識で、僕は一体大学出て何やってたんだと・・・。
技法のことなんてなにひとつ知りませんずら。ごめんなさい。
日本の金箔は世界で最薄なんだそうです。
「金」ひとつとっても、使い方が様々でとてもおもしろかったです。
展示としては、コマーシャル寄りの画廊なので仕方ないですが、やはり金の力を発揮するには照明を落とすべきでしたね。僅かな明かりでも煌めく黄金の反射はとても美しいです。かつての金箔画が明かり取りの要素も兼ね備えていたことを思い起こさせます。
韓国最後の夜には、原田さんや安喜さん、寺島さんも加わり、韓国からもギャラリーオーナーさんや出品作家さんに混じって、ほぼ関係ないのにジョンキと打ち上げ焼き肉に参加させていただきました笑 ごっつぁんです!
韓国の作家さんでチェルシーに留学されてた人もいて、その話題で盛り上がったり、実際共通の知り合いがいたりして、世界は狭いと実感。
有意義な韓国旅行でした!!観光地全然行けなかったけど!
以上、韓国リポート終了!疲れた!

にしても、飛行機の関係上実際回れたの実質2日のみ。
それでこれだけ回れたのは我ながらすごい・・・。

JUNG KI BEAK website>>http://jungkibeak.blogspot.com/
なんか7月からも展示があるらしい。
そっちはさすがに行けないけどがんばれー。

Won Seoung Won @ Gana Contemporary


昨年の丸亀での「Double Fantasy」にも出ていたウォン・ソンウォンの個展が開催されてたので行ってきた。
というより、真の目的はこの平倉洞(ピョンチャンドン)というエリアの視察。
実際、ソンウォンのデジタルコラージュとも言うべき、様々な景色を合成した写真作品は確かに面白いのだけど、何度か見ると飽きるし、実際まだ2回しか見てないのに何の新鮮味も感じなかった。
それよか、平倉洞。
ここは地下鉄の駅がなく、バスかタクシーしか交通手段はない。
観光客にバスは厳しいと聞いていたが、気合いで乗り込む。
地下鉄3号線のGyeongbokgung駅から1711か1020番のバス。
バス停の名は「Byucksan Pyeongchang Hillstate」。
一応英語のアナウンスも流れるが、耳をダンボにして目的のバス停で降りる。
途中2度程トンネルを潜り抜けたりして不安になりつつ。
そして辿り着いた先は、超セレブエリア。
映画「うつせみ」に出てきたような風景!
ほとんど城といった佇まいの家々。これぞまさに「ヒルズ族」。
日本は財閥解体で本当の金持ちは存在しない。しかしここにはある。
アートを受け入れる土壌がこんなところにあるんですね。日本は敵わないわけだ。

それに寄生、もとい、寄り添うようにギャラリーがいくつかある。
その中でもドンがこのGANA
もはやギャラリーの規模ではない。立派な美術館です。
多分オークションハウスも経営していて、そっちのギャラリーもすごかった。
普通にデミアンの蝶の作品とかあったし・・・。
そして野外にはマーク・クィンのケイト・モスの彫刻がッ!!!
こんなところで見れるとは・・・。


実際ギャラリーの数はそこまで多くはないけど規模が桁違い。
閉まってたけど、Gallery SejulKimi Artなど。


そして、Gaain Galleryへ。そもそも、ここの地図を信用したのが間違いでした。
地図ではとてもシンプルだけど、スケールが明らかにおかしい。
しかもここは基本的に丘なので坂道の傾斜が半端ない。
そこらへんのリムジンに乗せてもらいたかった・・・。
GanaからGaainまで、頭痛と闘いながらなんとか見つけ出しました・・・涙
でもここでやってたFred Sandbackの展覧会が良かったのでよしとします。
糸で空間に幾何学を描くようなミニマルなインスタレーションなんだけど、完成度というか、その糸の付け根が床や壁、天井にまったく埋まっている!
シンプルに見えて、かなり大掛かりな仕掛けをしていると思う。
でもすごくすっきり見せてるのがとても素敵でした。
こういうプロフェッショナルなギャラリーを見ると安心しますね。
作家はもう亡くなってるみたいやけど、とてもよかったです。
平倉洞の案内はこちら


さて、舞台は移って、ソウル最大のギャラリー街安国駅周辺エリア。
世界遺産の景福宮や、工芸品店の並ぶ仁寺洞など、観光客が最も集まるこのエリアに普通にギャラリー街が存在しているところにソウルの凄さがある。
前の記事にも書いた現代美術館別館もこの当たりにできます。
「犬も歩けば棒に当たる」ほど、ここはギャラリーでいっぱい。
クラシックもコンテンポラリーも入り交じってるので選んで入りましょう。
実際行き当たりばったりでどんどん入っていったので全ては把握してません汗
その中でもいくつか印象に残ったところ。
まずは、ArtSonje
普通にギャラリーかと思ったらめっさでっかくてびっくり。アートセンター?
年末から年始にかけてはマーティン・クリードとかもやってたらしい。
今やってるのはKim Beomの個展。
どんな作家か調べようとしたら同名の俳優しか出て来ない汗 割愛。
1階は受付と本屋、カフェで展示室は2階と3階。
展示室は壁もないだだっ広いワンルーム。広い。
2階はよくわからなかったが、3階の展示は、色んな物体に学者が丁寧に講義をしているというシニカルな映像と実際のものを組み合わせたインスタレーションでした。


近くのART LINKではこれまた韓国の作家、Chang Eung-Boggの展覧会。
実際ファインアートよりのテキスタイル作家のようで、すごくクオリティは高いんだけど、オリエンタルな雰囲気が好きじゃなかったです。
ここは、サイトを見ると、杉本博司や草間彌生、トーマス・シュトゥルート、ゲオルグ・バゼリッツなど錚々たる顔ぶれを抱えてるようやけどホンマかな?
寺院をリノベーションしたようなギャラリーで結構周辺に多いです。


続いてHakgojae Gallery
ここも寺院をリノベーションしたギャラリーのようです。
やってたのはChoong Supの月に関する作品。
とてもポエティックな彫刻やインスタレーションで結構好きな感じ。
ここのお抱えは、ジャッドにステラ、ペノーネにライマンなど、超ベテラン揃い。


すぐ側のKukje Galleryでは昨年のヴェルサイユでの展示も記憶に新しいザヴィエ・ ヴェイヤンの展覧会。
開いてたので普通に入ったら、展覧会は明日からだと言われる。
でもほとんど作品見れたのでよし。ってかあまり好きじゃないし。
ここはビル・ヴィオラやオラファーなどすごい展示をやったりする、らしい。



他にも学生の家を改装したようなギャラリーとかがあって、結構リノベーション型のギャラリーが多かったのがおもしろかった。いいなぁ。
準備中だったARARIOなど、おもしろそうなギャラリーがまだまだあるので、また今度来たらゆっくり回ってみたい。


あと 狎鴎亭洞(アックジョンドン)エリアも見逃せない。
ここにはギャラリー現代DoArtなど時代を作ってきたギャラリーやGALLERY 2などの比較的新しいギャラリーなども存在するエリア。観光客にとってはブランドのひしめくショッピングエリアでもある。
残念ながら時間切れで、このエリアはコリアナ化粧品の運営するギャラリーspace*cしか行けなかった。
日本でいうところの資生堂ギャラリーがまさにそれに当たると思う。
ここでは今「ARTIST'S BODY」という企画展が開催中で、アブラモヴィッチやピピロッティ・リストなどの作品を拝むことができました。
そんなこんなでざっと回ってみました。疲れたよ、パトラッシュ。。。

Kiwon Park 'Who's Afraid of Museums?' @ National Museum of Contemporary Art, Korea





















韓国の現代アートシーンを徹底リサーチ!
ということでまずは国立現代美術館から。
しかし現代美術館は東京のそれと同様遠い。
なんかテーマパークみたいなでっかい公園の一角にあります。
駅からシャトルバスが出てると聞いて待ってたのに、待てど暮らせど来ず、人々が次第に諦めて歩き始めたので、僕も歩きました。約20分ぐらい。しんどい。
そして辿り着いたものの、そのでかさに圧倒。
韓国の美術館やギャラリーはとにかく規模がでかいのが特徴ですね。
外にはリー・ウーファンの彫刻があったり、中にもでっかいナム・ジュン・パイクの塔がそびえ立ってたりと凄まじい規模。
この日はなぜか全館無料の日。ラッキー!
そして、そこでやってたパク・キウォンの展覧会が結構よかった。
これは、「Artist of the Year」という韓国版ターナー賞のような、その年を代表する作家に与えられる賞に選ばれた記念展。
彼は作品そのものを見せるというより、その作用で変容する空間を見せるようなタイプの人のようで、実際、空間がとてもおもしろく見えました。
写真のグリーンな空間はなんとすべてドローイングで埋め尽くされてる!
なんて労力・・・。
中の展示も鉄の細いワイヤーをひたすら引っ張りだすことで、でっかい鉄くずの塊みたいなものが、展示室内にポンポンと置かれていて、まるでどこかの工場のよう。
あとは、エアパックの透明の壁とか、空間との関わり方がとてもおもしろい。
ドキュメンタリーフィルムも上映されてて、その労力に思わず笑み。
本当はもう1つ開催中の「30th Anniversary of the Young Korean Artists」に期待してたんやけど、こっちはそんなにおもしろくなかった。これは1981年から徳寿宮美術館で行われている「Young Korean Artists Biennale」の30周年を記念して、過去15回の出品作家が一同に集まって展示している。
最初、若手作家の作品が一気に見れるやんと期待してたら、前半が日展作家のような作品が並んでてかなり焦った。
中盤から、去年の堂島ビエンナーレでも見た、リー・キーボンの机の上に本が置かれてて、そこに雨が降り注ぐという大規模なインスタレーションなんかが出てきてホッとしました。
あとほとんど通り過ぎるような作品ばかりでしたが、Oh Sang-GilやKim Yong-Ik,Yook Keun-Byung ,Noh Sang-Kyoonなんかがおもしろかった。地下にはスー・ドーホーもあって、これもよかった。
そんなこんなで美術館をあとに。また20分歩いて駅へ。しんどい。
駅の広告もしゃれてます。これも空間をゆがめてますね。
あと、パクさんのビジュアルが貧そなのがウケる。

ところでアートギャラリーひしめく安国(アングク)駅周辺にある旧国軍機武司令部敷地、通称KIMUSAが現代美術館ソウル別館として生まれ変わるそうな。
昨年「PLATFORM2009」と題したプレイベントみたいなのがやってましたね。宮永愛子さんらが出してておもしろそうな展覧会でした。
そうなるとかなりアクセス便利なので大助かりです。
2013年開館予定。空間もかなり特異なので今から楽しみです。
国立現代美術館>>http://www.moca.go.kr/eng/

Leeum Samsung Museum of Art









MUSEUM 1 by Mario Botta












MUSEUM 2 by Jean Nouvel








Samsung Child Education & Culture Center by Rem Koolhaas












韓国に行ってきましたッ!
3泊4日で周れるだけ周り狂いました。
おかげで3日目は後半ずっと頭痛に悩まされながらも周りきりました。

さて、まずは前半韓国の現代建築。
といってもあまりないんですが、建築好きとしては、前の投稿のOMAによるソウル国立大学美術館と、このリーウムサムスン美術館は外せません。
今や韓国を代表する大企業サムスン所有の美術館。
この美術館のLeeumという名前は、創始者である李秉喆氏のLeeとmuseumのumを合体させた名前なんやってさ。
なんと、マリオ・ボッタ、ジャン・ヌーベル、そしてレム・コールハースの建築が一度に見られるというすごいところ。
マスタープランはレムが手がけていて、中で全部繋がっています。
外では宮島達男とブルジョワの作品がお出迎え。
まずはボッタのMUSEUM1。
外見はいつもの感じで、中もまあ、いつもの感じなんですが、目玉は螺旋階段部分。
ちょっとあざとい感じであまり好きじゃない。ボッタは数見ると飽きます。
ここは韓国の陶磁器やら水墨画やらが展示されてます。
そして、ヌーベルのMUSEUM2。
これも外見はケ・ブランリーに見られるような箱を挿入したような感じなんだけど、中にいるとその感じがあまり伝わって来なかった。
それよかこの塔に展示されてある近・現代美術のコレクションがすごすぎて引きます。
まさに「現代美術の教科書」。
カプーアにオラファー、リヒターにハースト、奈良、村上、グルスキー。
現代美術好きにはたまらないですね。
最上階は韓国の近現代美術を紹介していて、真中の階にはベーコンやロスコ等。
さすがサムスン・・・すごすぎる。
そして、レムのカルチャーセンター。
前の2つでは既に出来上がったものを。このカルチャーセンターでは現在進行形で生まれてくるものを企画し、現在過去未来を3つの建物で補完しあってます。
今はちょうどメディアアートの企画展が行われてました。
これがまた豪華で、サム・テイラー=ウッドを起点に、ナム・ジュン・パイクにキム・スージャ、宮島達男にビル・ヴィオラ。んー、すごい!
以前にもマシュー・バーニーの展示があったりしたようです。
さてさて、レムの建築に関してですが、順番的には、ソウル大学美術館よりこっちを先に行ってて、彼の恒久建築としては初体験!(サーペンタインパビリオンは仮設でしたから)
これまで彼の建築は、写真等で見る限り、ここまで建築界で今や神のようにもてはやされてるそのカリスマ性を理解することはできなかったのですが、実際に彼の建築を体験するとなんだかその一端に触れたような気がしました。
なんというか、まるで自分がマケットの中にいるような感じがするんですよね。
言わば、建築そのものが1/1模型。
何がそういった感覚にさせてるかと考えたんですが、それは、各機能の取り付け方にあるような気がします。
なんだかすごく無慈悲に何の迷いもなくサクサクと取り付けられてる感じ。
もちろんディテールの細かさも存在するんだけれど、むしろ、それぞれのボリュームにレムの決断力の切れ味とか凄みを覚えます。
なので、全然フォトジェニックじゃないし、写真じゃ伝わらない残忍さ。
建築は身体で体験するものだと改めて教えられたような気がします。
んー、他の作品も体験してみたい!

この美術館の詳細はコチラに詳しく載ってます。
以前は予約制でしたが、今は予約しなくても入れます。
あとここにも書いてますが、デジタルガイドはおすすめです。日本語あり!
さすが電子機器の最先端サムスンだけあって、ガイドも最先端。作品の前に立つだけで何の操作もなく説明が始まります。200円ぐらいで借りれます。
ただ、すべての展示品に解説がついてるので全部まじめに聞いてたら3時間ぐらいかかるかも。。。通り過ぎるとすごい勢いでガイドが変わります笑

ところで数年前のサムスンの不正疑惑で、不正な金で美術品を購入した疑惑も発生し、一時この美術館の存続が危ぶまれたんですが、どうやら大丈夫だったようですね。よかったよかった。

SEOUL NATIONAL UNIVERSITY MUSEUM OF ART by OMA











































亀谷彩漆作品展2001-2010@GALLERYwks.


先週は京都がアツかったですが、今週は大阪がアツいです。
個人的に注目の展覧会が相次いでスタート。
まずはwks.で月曜からスタートした亀谷彩展。
この展覧会は、wks. X visionという企画の第一弾。
以下転載。

回顧されるほどの活動歴のない作家でも、十数年の制作の中で、その表現は拡がりと深みも持ちます。しかし、新作が期待される発表の現場において、作家自身でさえ、その全容をとらえる余裕には恵まれていないのが現状です。
表現が一過性のものであり、コンセプトが脆弱であるならば、過去作が顧みられることはないでしょう。ところが、作家の世界観が十分に表現された作品群は、新旧の時をこえて互いに響きあい、その表現をより強め、鮮やかに生まれかわります。
今回の「 wks. X vision 」は、作家の世界観をより強調するために、新作とあわせ旧作を顧み、表現の全容を明らかにすることを意図しています。


アート界において、中堅作家の扱いというのは、非常に曖昧です。
若手は若手というだけでちやほやされがちなのに対し、ある程度キャリアを積み始めると、途端に手放されてしまう。
右も左もわからない時期にいいように転がされて切り捨てられる作家は実際に数多くいて、あの人は今、なんてことになってしまいます。
作家にとって作品とは、一生を賭けて完成させていくものです。決して一作をもって完成なんてことはありえないんです。
そこのところを丁寧に汲み取る試みが今回の企画には溢れています。
ここのオーナーさんは元作家さん。作家の気持ちを痛い程わかってくれていて、彼を慕う作家さんは多く、僕もその1人だったりします。
なのでこの企画はとても楽しみでした。
そして、やはり実際にとても素晴らしい展覧会でした。
旧作と新作が並べられたその空間は、ぴりっとした緊張感に包まれ、時間の差を超えて、一体となってました。
そもそもこの亀谷さんの作品がめちゃくちゃかっこいい。
僕は初見でしたが、漆作家さんながら、美術のフィールドで活動されていて、「ハレ」と「ケ」の神具のようなものを、漆の技法も使いつつ、抜群の造形センスと組み合わせることで作品にしていらっしゃいます。
こういう工芸と美術の境界を渡るにはかなりのバランス感覚が必要。
どちらかに偏ると途端にキッチュで安っぽいものになってしまいます。
亀谷さんの場合、そのバランスがすごくて、どこか民族的な要素も孕みつつ、不思議な道具を生み出していました。
それらが一同に会する今回のインスタレーションはすごいエネルギー。
とてもいいもの見せて頂きました。6月5日まで。
来月にはまた今回の企画第二弾が開催予定。
その前に精華の先輩が個展されるようなので、しばらくwks.通わねば。
GALLERYwks.>>http://www.sky.sannet.ne.jp/works/


佐藤貢@iTohen
今日から始まった佐藤貢さんの展覧会。
昨年PANTALOONで見て以来記憶にこびりついてしまった作家さんです。
「センス」なんて、曖昧な言葉使いたくないんですが、前述の亀谷さん同様、そのセンスが卓越した作家さんってのが確実に存在していて、そういう作品に出会うともうどうしたらええんや!と呆然としてしまうのです。
で、そのセンス抜群の佐藤さんですが、今回はなんと平面の発表でした。
正直油絵はピンと来なかったんですが、メモ用紙とか雑多な紙に書かれたドローイングの集積はすごかった。なんだか、まったく人に見せる気がない感じでさらさらっとメモのように描かれているものの集合体なんだけど、それだけにものすごい生々しさを感じるんですよね。
逆に油絵になると、なんだかよそ行き顔になっちゃった感じでぎこちない。
そもそも佐藤さんは絵を飾る額を作り始めたら、それがいよいよ変形していってそれ自体が作品となり昨年のPANTALOONで発表したようなコラージュになったそうですが、そういった、自分で自分を制御不可能になった状態というのが、佐藤さんの作品の魅力になってる気がします。
でもその衝動っていうのは、もの凄く力強くて、観る人の心を鷲掴みにしちゃうんですよね。
今回もそのドローイングの集積に思いっきり心を掻きむしられました。
ペインティングの方はまだまだこれからという感じですが、これからもフォローしたい作家さんです。この展覧会は今月30日まで。
ちなみにiTohenはカフェギャラリーで、作家仲間のS夫妻おすすめフレンチトーストいただきました。美味!
また、そこで売ってた玉井健二さんの本を買いました。
カフェのオーナーさんなんだけど、ある日いきなり木の廃材で掌サイズの舟を作り始めて、それが止まらなくなって、一日一艘作って、ついに展覧会まで開いたというもの。
この舟が一艘一艘めっちゃかっこよくて、思わず購入。
こういう衝動って芸術の根源なんだな、と思います。
この衝動、忘れずに作っていきたいです。
雨宿りにいい時間過ごせました。
佐藤貢展@PANTALOON(関連記事)
08_09 Play with Ships(玉井健二さんの本)
SEWING GALLERY(玉井健二展の展示風景)


松井紫朗「Hundreds of Gardens」@ACG
アートコートギャラリーで始まった松井紫郎さんの展示。
こちらもwks.同様旧作・新作織り交ぜての展覧会。
こちらは正直期待を下回りました。
各作品のつながりがうまく見えて来ない感じで、あまり「庭」というキーワードがうまく機能してない感じ。
これは彫刻家に顕著な傾向なんですが、多分作品ひとつひとつが良くも悪くも立ち過ぎてるせいですね。結果一挙に集めて展示した時に中々線にならず、独立した点のあつまりに見えてしまうという。
そうやって色んな彫刻が出てる展覧会ですが、中でも目玉はやはりアートコートの巨大空間を占める空気で膨らむ彫刻。しかも中に入れます!
ただ、入った時の気持ちよさがほとんどない。
そこはネトのようなサービス精神が欲しいところ。
中で何故かギャラリーの生中継と若田さんが乗り込んでる宇宙ステーション「きぼう」の映像が流れてましたがよくわからず・・・。
むしろやっぱあのボリュームがなんと換気扇と扇風機の風だけで膨らんでるってことが驚きで、中に入れるなんてのは蛇足だったような気がします。
あと、金魚が泳いでる水槽の彫刻があったのですが、初日から一匹死にかけてた・・・大丈夫かな。
おもしろかったのがなんとペインティング。
まさかペインティングがあると思ってなかったので驚き。
しかもそのペインティングが面白いんですよね。
彫刻家の人で油彩でがっつり描いてる人って珍しいです。
まあ、そんなところでしょうか。んーー。6月12日まで。


あと、土曜日からはノマルで中西信洋展も始まります。
こちらは時間があれば観に行きたいと思います。

鞍馬口美術界隈


studio90も参加させて頂いてる企画「鞍馬口美術界隈」に行ってきました。
15、16という日程ながら、ほとんどのアトリエが16日のみということなので、バイトを早めに切り上げてなんとか生駒さん以外の参加アトリエをまわることができました。
鞍馬口という場所柄なんと寺島さん以外全員精華出身者。
ホームな雰囲気でほっこりさせて頂きました。
ほとんどが町家を改装して作ってあって、とても落ち着いた雰囲気のアトリエ。
ここ数年オープンアトリエが京都で盛んですが、今回は中堅作家さんが多いので、若手作家のアトリエとはまた違った雰囲気を味わうことができます。
池上恵一さんは、マッサージ台の上に作品が展示されてたり、かなり展示を意識したアトリエになってました。いい感じのお家でした。
地図には載ってませんでしたが、木坂宏次朗さんのアトリエは、気の遠くなりそうなペインティングと、作家の思考がわかるような、本当にプライベートな空間で、これぞオープンアトリエ!って感じ。行ったら精華生だらけでした笑
安喜万佐子さんのとこは、昔ながらの長屋のひとつで、黄昏時の似合ういい感じの場所。そしてアトリエも入ってすぐの場所を改装して、梁にライトつけたりかなりいい感じのアトリエ。アトリエっていいなーって思わせてくれるし、画家のアトリエなので、床に色とりどりの絵の具が落ちてるのもまたいい。奥のダイニングもいい感じでした。
そして、今回企画された寺島みどりさんのアトリエは、この2月に移って来られたばかりで、まだこれから、という感じもしますが、窓の外の緑と吹き抜ける風が気持ちいいアトリエ。作品もたくさん展示されていて、見応えは一番あった気がします。特に面で描かれているペインティングが印象的でしばらく眺めてしまいました。ここからどんな作品が生まれていくのか楽しみです。芸術センターの大画面も存在してました。
そして、同じく企画に携わってくださった、HRD FINE ARTの原田さんのオフィスでは、我らが山岡さんの作品が展示されています。こちらはstudio90の会期に合わせて6月13日まで展示していただけるそうです。
寺島さんと原田さんには、今回の企画に、鞍馬口全く関係ないにも関わらず、声をかけて頂けて、こうして展示までさせて頂き、感謝の言葉もありません。
誰もが「studio90が何故参加してるのか?」と問うところではあったでしょうが、これはもう「ご縁」としか言いようがないものです。
こうした縁を大事にしてこれからも続けていきたいと思います。


さて、この5月前半の京都では、なんといっても初のアートフェアが2つもスタート!
2つとも招待券をいただいたので行ってきました。
まずは7日から9日までホテルモントレ京都で行われたアートフェア京都
33のギャラリーとブックショップ、そして「へうげもの」との企画が参加。
2000円というアートフェアにしては高い入場料ですが、デポジット制を採用しており、作品を購入するとその2000円を割り引いてくれるという仕組み。これは結構成功していたというか、こうあるべきだと思いました。少し高めの入場料を設定することで、ひやかし、もとい、見学のみの客を減らすことができるし、購入する側にとっては割引という具体的なメリットがある。
ただやはり、ホテルでやるアートフェアはもう限界な感じが見ててしました。確かに「ART OSAKA」のように廊下での絶望的な混雑はなかったものの、やはり1部屋1部屋の人口密度が高く、商談が中々落ち着いてできない雰囲気。
しかも見ていて作品が魅力的に見えない。これは痛い。
面白かったのは、児玉ギャラリーの鷹取さんの展示。ホテルの部屋ということを利用した半分インスタレーションで、ベッドの上を橋渡しに歩いて、作品を床に置いてるというもの。まあ、これで買おうという気になるかは別ですが笑
その点、場所で成功していたのは15、16で行われた超京都の方。
烏丸にある、杉本家という江戸時代から続く豪商の由緒正しきお家。
こちらは先日有形文化財登録もされ、中に入ること自体かなり貴重な機会。
普段中に入るには、保存会の会員になって予約が必要。
実際中に入ると、ものすごい広さに圧倒されます。
そして、これが不思議なことに、現代美術の作品が見事にマッチしてたんです。
そもそも、こないだの等伯展観てても思ったんですが、昔の日本における芸術というのは、等伯の作品が襖や屏風であったように、生活の中に紛れ込んでるものだったんですよね。日本家屋の中にはそうした芸術が紛れ込めるような余白が備わっていて、それが今回の超京都を見ていて身にしみて分かりました。
元々あったものなのか今回のアートフェアのものなのかわからなかったり。
この建具は?あの坪庭の蟹の彫刻は?この梁のデザインは?
とてもおもしろかったです。
レセプションでは、なんとギャラリー小柳の部屋に須田悦弘さんご本人が!
須田さんの金と銀の雑草が庭に紛れ込んでて完全なるインスタレーション。
そこらへんの落ち葉も須田さんの作品に見えてくる。。。
杉本さんの掛け軸とかもありましたね。京都で買える人がいるのかしら。
ギャラリーキャプションの庭の展示も素敵でした。
あと不思議だったのが児玉ギャラリー。あの茶道具は一体・・・。
夕方にはカクテルパーティーもあったりして、「超」セレブなフェアでした。
なんせ入場料3000円でこちらは返ってきません!こわいよぅ。
ただ、有形文化財指定を受けたことにより、継続は難しそうですね。
でも京都には使われてない町家がたくさんあるし、それをうまいことつなげば、いい感じに客密度も分散して落ち着いた商談ができそう。その為にリノベーションするとかなったら大変で実現はほぼ不可能ですが・・・。
でもやはりアートフェアなんてものは結局西洋のものでしかないんで、それをうまいこと翻訳する必要があって、そうしない限り、この国に置けるアートフェアは成立しない気がします。横浜トリエンナーレが半ば失敗し、越後妻有が成功しているように。
にしてもなんでわざわざ違う会期でやるかなー。
外部から来る人はわざわざ2週連続で京都に来なあきませんやん。 
自ずとどちらか一方を選ぶ結果になって、相殺し合ってる感じ。
お互いのいい部分を補完しあって、今後の京都アートシーンの発展に尽くしてもらいたいもんなんですがね・・・。
ってか、京都でアートフェア始まったら「ART OSAKA」の立場が・・・。

山岡敏明「GUTIC STUDY」@studio90♯3


先週ついに幕を開けた山岡敏明展@studio90。
今週末には、鞍馬口で行われるオープンスタジオ「鞍馬口美術界隈」と連動して、studio90でもオープンアトリエやっちゃいます。
これまで展覧会期間中でもアトリエの部分は普段と変わらない感じでしたが、今回は展示を意識して各々何かしらやってます。
僕はこの山岡展に合わせて新作インスタレーションを作りました。
BIWAKOの布石となるような作品で、まだ実験段階ですが公開です。
継続型の作品なので、以降も山岡展中であれば観られます。
「鞍馬口美術界隈」の詳細は以下。

会期:2010年5月15日(土)~5月16日(日)
会場:各作家スタジオ(鞍馬口駅周辺)+studio 90(久世=特別参加)
時間:会場によって異なる
参加アーティスト:寺島みどり安喜万佐子山岡敏明studio90
協力:HRD FINE ART

鞍馬口美術界隈オフィシャルブログ http://kuramaguti.exblog.jp/
HRD FINE ART ウェブサイト http://www.hrdfineart.com

また、起点となるHRD FINE ARTのオフィスでは「DOMADEMADO PROJECT」と題して、山岡さんが鞍馬口と久世をつなぐような展示をする予定です。
合わせてご覧いただけると幸いです。
ちなみに、ほとんどのアトリエが16日にしか開かなかったりするので、鞍馬口は16日に行った方がいいかもしれません。
皆様の来場心よりお待ちしております!

山岡敏明「GUTIC STUDY」@studio90♯2


おはようございます。
いよいよ本日よりstudio90での山岡敏明展が始まります!
昨日ようやく完成形を見ましたが、はっきり言って凄いです。
手前味噌ですが、普通にもの凄くいいです。
2003年に初めて彼の作品を見て以来惚れ込んで、すべてではないですがここまで追いかけてきた甲斐がありました。。。
なんだか感慨深いものがあって、作品みながらウルッと来ました。
とてもいい作品なので是非多くの方に見て頂きたいです。
会場で配布する文章も僕が寄稿してます。
あと、今回はターナーさんに協賛ついてもらってるので、先着ですが、ターナーの絵の具もお配りしております。
時期的にも京都でのアートフェアとも被ってますし、是非!

また、山岡さんが梅田からstudio90までお連れするツアーもあります。
詳細は以下の通り。

阪急東向日駅からの徒歩マップまで作って頂きました。
コチラ

今回は来週のオープンアトリエに向け、メンバーも新作発表予定です。
本当は今日に間に合わせたかったのですが全員間に合ってません・・・。
僕も「十二天」という作品を発表予定です。
オープンアトリエに関してはまた後日発表します。

あと、studio90としましては、radio90の田中真吾の回を再録しました。
あまりに音が悪過ぎましたね・・・。
今回は作品紹介だけでなく、より深く掘り下げた内容へと変化しました。
田中の作品知らない人でも楽しんで頂けるんじゃないかと思うので是非。
今後もより多くの人に楽しんでもらえるようラジオも頑張ります。
こちらからお聞き頂けます。


それと、知人の展覧会のご案内。
まずはうちのギャラリーでも発表した川北ゆうのグループ展。
「45x45 -On The Wall-」@Gallery Artislong
2010年5月4日(火)-5月16日(日) 12:00-19:00(最終日は17:00まで) 月休
タイトルの通り、45cmx45cm以内に収まる小作品の展覧会。
昨日見てきましたが、結構いい作品が多くてよかったです。
牛島さんとか会場でもお話しした越野潤さんとか。おすすめ。

そして、こちらも同級生の大田ゆらの展覧会。
大田ゆら「とどまる領域」@shinbi
2010年4月29日(木)-5月23日(日) 11:00-20:00
2年程前のイムラでの展示以来ですが、作品数が多くて見応えあります。
そして、どんどん抽象化されつつあるのが面白かった。
描いてるのは具象的な群像の俯瞰なんだけど、不思議なシュールさがあります。
ところでshinbiで思わずTシャツ買いました!高松次郎様。1050円也!

そんでもって昨日は京都芸術センターで行われたスミヨシヤマミノリのパフォーマンスを観てきました。
彼女は前回の展覧会に来てくれて以来の友人です。
彼女のパフォーマンスを観るのは初めてでしたが、普段のほわんとした印象とはかけ離れて、何かが乗り移ったかのようなダンス!
今後もまたなにかあったら観に行きたいと思います。

トラフ展「inside out / outside in」@ rep

京都は三条にあるrepで開催中のトラフ展のレセプションに行ってきました。
repはradという建築ユニットの2人組が事務所も兼ねてギャラリーにしている場所で、「建築の可能性」を様々な角度から模索する目的で作られたスペース。
代表の川勝さんや、ギャラリーを運営してる時田さんらが、先日の小生の展覧会に来て頂いたこともあり、最近仲良くさせてもらってます。
このギャラリーの趣旨がかなり興味深い。
美術界では「クロスディシプリン」などと言って、ジャンルの横断がもてはやされてるけど、それを改めて建築(デザイン)の側から突いてくるような、美術の側の人間にとってもかなり刺激的な内容です。
ただ、「デザインでもアートでもない中間領域」というキワドいラインを行くプレゼンテーションが必要になってくるので、諸刃の剣になりうることも。
前回の菊池さんの展示は自分的にどうかと思うものでした。
しかし今回の展覧会はとても素晴らしい展示でした!
トラフは元々名前だけ聞いたことがあって、果たしてどういうことをやってるのかそこまで知らなかったのだけど、今回出品している紙で出来た「空気の器」は様々な要素が絡み合って、色んなことを考えさせてくれるものでした。
この「空気の器」。基本は丸い紙に切り込みを入れて、それを延ばすと形ができるのだけど、おもしろいのが自分で形を自由に形成できるということ。
ここを凹ませたいとか膨らませたいとか、触っていてとても楽しい。
実際は、切り込みのスパンを細かく変えたりしてかなり考えられてる。
ギャラリーには様々な形のそれらが展示されているのだけど、最初紙ってわからなくて、針金か何かで出来てるのかと思った。そしたら風が吹いて揺れたのでびっくり。
この風に揺れる器ってのがまた優雅でよいです。
そして、色も自由になりそうだし、兎に角持ち主の手に委ねられるのがかなり魅力的。
紙なので、器としての機能を100%果たすわけではないけれど、案外引っ張ってもかなり平気。手でこねくり回して遊ばせてもらいました。
その器の落とす影も美しくて、宙に浮かべてるのはオラファーの作品のようでした。
このように、器といいつつ、機能美からは少し離れた美を堪能できる不思議な物体。
「無用の用」という言葉が浮かびました。
これが器としての機能を果たすのかということより、もっと、それを使う人間の心に作用する部分がとても大事な器なんだと思います。
会場にはトラフの鈴野さんもいらっしゃって、お話を聞いたところ、最初の動機は色から始まっているのを聞いてとても興味深かったです。なんでも緑色の器を作ってほしいという依頼が来て、それなら青と黄色を同時に見ることで色が目の中で混ざって作り出す緑を作りたいと思い、切り込みによる、内側が黄色、外側が青のこの器を完成させたのだとか。
色からの発想って中々ありそうでないんじゃないでしょうか。
今月23日までの木曜から日曜のオープン。
街中ですし、是非足を運んでみてください。
すぐそばにキルフェボン(ケーキ屋)もあります。
rep http://exhibition.radlab.info/


「きょう・せい」@京都市芸術大学ギャラリー
同タイトルの展覧会第二期です。
こちらは、知り合いの今村遼佑君や芳木麻里絵ちゃんが出品してます。
第一期は混沌とした展示が印象的でしたが、今回はすっきりした、1人ずつ丁寧に見せて行くような展示でした。こっちの方がやっぱ落ち着く。
スタートは東明さんの柱のようなオブジェ。でも普通に気づかず通り過ぎてしまった・・・すいません。
それを通り過ぎ受付、ギャラリースペースと続く。
ギャラリーには、MOTアニュアルにも出してた水田寛君の油彩。
相変わらずどこでもあってどこでもないような、郊外のイメージが具象と抽象の間を行き交うように描かれている。不思議な絵。
実は予備校一緒だったらしいのだけど覚えてない。向こうも絶対覚えてない筈。
麻里絵ちゃんは相変わらずシルクスクリーンの作品。
そういや、前述のトラフ展でばったり。顔の広い人だ。
あとは階段から廊下に渡って、今村君の作品が展開している。
といっても、電気スタンドが無骨に設置されてて、人が通ると灯るようになってるという至ってシンプルなものなんだけど、なんか自分が通ることで電気が灯るのがうれしいのはなんなんだろう。何往復かしてみる。
そして前川君の展示。これがものすごくよかった。前川君の作品は、路上に落ちてるゴミとそっくりのオブジェを作り出し、それを実際に道に落としてみるという構造を持つ。今回はその落としてどうなっていくのかを撮った映像と、実際にアスファルトの床を組み合わせた展示で、アスファルトの匂いが会場に漂ってた。
そんな感じで第二期は結構知り合いがいたので楽しめました。今月30日まで。
行った日はトークがあったのだけど、しんどかったのでパスしました。
にしても京芸は層が厚いなぁ。頑張れ、精華。
京都市芸術大学ギャラリー@kua http://www.kcua.ac.jp/gallery/index.html


「いま、断たれへんやつは立たれへん」展@建仁寺禅居庵

なんちゅータイトル笑
これは、川内倫子や奈良美智などの画集を出版しているFOILが企画した展覧会。
GWの5月1日から5日までのたった5日間だけの展覧会です。
参加作家が豪華!
青木陵子、荒井良二、市川孝典、井上廣子、梶井照陰、川内倫子、さとうりさ、新津保建秀+池上高志、鈴木まさこ、角田純、長野陽一、奈良美智
色々気になったので行ってきました。
が、なんだかあまり展示になってなくてちょっと残念。
こういうお寺とかでやる展覧会って、個展とかじゃないとコントロールが難しいですよね。
気になったのもいくつかあったのだけど、特筆するほどでもないかな。
特別に出てたカフェがいい感じでした。
にしてもFOILって2004年の発足ってそんな最近なんですね。
FOILの出す画集はいくつか持ってますが、どれも透明感があって好きです。
川内さんの「AILA」は名作だと思います。
展覧会公式HP http://www.foiltokyo.com/event/zenkyoan.html


長谷川等伯展@京都国立博物館
たまには古典も。
もう、2年ぐらい前から駅にポスターが張り出してあった程、等伯没後400年の今年に向けて気合いの入り方が半端なかった展覧会。
実際始まってからもその盛り上がり方は凄まじく、入場2時間待ちとか当たり前。
そもそも会期が一ヶ月ぐらいしかないので、余計に凄い。
これは閉館間際に行くのがよいと踏んで、金曜日の夜間拝観に合わせ、7時過ぎに出向いたのですが、それでも歯が立ちませんでした・・・。
確かに入場は5分ほど待っただけで入れたんですが、中がもう人人人。
作品観てるのか人の頭見てるのかわからない。
それでも一通り見て、また逆方向に進むと、第一展示室はほぼ無人で見れて、この調子で見て行けると思ったら甘かった。
最後の目玉、国宝「松林屏風」はやはり見るのは不可能。
あれはあかんわ・・・人がまず動かない。
もう閉館やし最後までねばったろ、という人たちの群れ。
あの人たちは一体何を見てるんでしょうか?
だって、その真向かいにもう1枚の「月夜松林図屏風」が展示されてるのに、ほぼ無視ですからね・・・。国宝に弱いなぁ。
あと、出品作の2つの国宝「楓図」と「松に秋草図」に至っては、京都博物館からすぐ近くの智積院行けば、普段からほぼ独占状態で見れるのに・・・。
おかげでへろへろになって出てきました。
まあ、あのでかい「釈迦涅槃図」や千利休の肖像画は拝めたのでよしです。
あと、今読んでる司馬遼太郎の「功名が辻」の表紙が、等伯の「放馬図屏風」だったとは。
結構知ってる絵が多かったですね。
古典はほとんど素人なので半分ミーハーです。
皆さんよく予習してきて、連れの人たちに語って聞かせてるのを横で盗み聞きしながらガイド代わりにして観てました。
しかし、近代に「日本画」なんてジャンルが生まれてから日本画は本当に煌めきを失ったんだな、と昔の絵師の仕事を見ていると思います。
そもそもそれらは襖であり屏風であり、家具の装飾なんですよね。
そういうドメスティックなものが博物館というところでこれだけの人々を魅了してるという構造がおもしろいなぁと思いました。
「松林図屏風」はまたいつか落ち着いて観たいです。

にしても、谷口さんの新館楽しみやなー。完成は再来年だそうです。
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