歳月

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先日芸術センターにて諸々のデータを受け取りました。
もう終わってから2ヶ月以上も経つのか!
光陰矢の如し、であります。
河瀬さんとのトークも初めて見ました。
いやぁ、緊張してますね笑
ずっと俯きながらぼそぼそ喋ってる・・・。
途中から持ち直してましたが。
なんせ、この人の数!
改めて来て頂いた方々には感謝です。
確かこの日は雪で大変でした。
これから約3ヶ月。早えぇ。

にしてもこの頃から比べると髪延びたなぁ、と。
なんせ、年末に坊主にしちゃいましたからね。
ということで、今日は5ヶ月ぶりに髪を切ってきました。
新しい美容院は変に緊張しますね。

テーマ : アート
ジャンル : 学問・文化・芸術

Jeanne-Claude Memorial


現地時間の26日。
NYのメトロポリタン美術館の講堂にて故ジャンヌ・クロードの追悼式典が行われました。
参列者は特別招待された約2000人という彼女の功績にしては小さなもの。
レクイエムの演奏に始まり、NY市長のMichael Bloombergを始め、元メトロポリタン美術館館長のPhilippe de Montebelloやスミソニアン美術館館長のElizabeth Broun、オーストラリアの「包まれた海岸線」をコーディネートしたJohn Kaldor、建築批評家のPaul Goldbergerなど8人のスピーチがあり、どれも彼女を悼むというより、思い出話を仲間内でしているような、とてもアットホームな雰囲気で、彼女のユニークなキャラクターを彷彿とする涙のない式典です。
最後はずっとクリストとジャンヌの活動を撮り続けてきたMaysies兄弟がこの式典の為に再編集したジャンヌの映像が流されました。
彼女の激動の人生を皆で振り返り、今は遠いところで静養しているであろう彼女を想うようなとてもいい式典です。
この式典の様子はライブストリーミングでインターネットを介して中継され、今もクリストとジャンヌのHPで見ることが出来ます。
約1時間半ですが、好きな方は是非。
http://www.visualwebcaster.com/CVJ/67362/event.html
にしても何故彼女の没後約半年も経ったこの時期なんだろうか?
そしてクリストのスピーチが是非聞きたかった。


ところで最近ようやく昨年末に出た「LIFE=WORKS=PROJECTS」を読破。
改めて彼らの凄まじ過ぎる業績を噛み締めました。
ずっとクリストとジャンヌの近くで彼らの活動をサポートしてきた柳正彦さんによるテキストがすごくリアルでドキドキしました。
早くとも2012年に行われる「Over The River」は必見です!

山岡敏明「GUTIC STUDY」@studio90♯1


来月studio90第6回目の展覧会を開催します。
作家は山岡敏明さん。
sutudio90初の外部からの作家の登場です。
このブログでも何度か取り上げてますが、僕が大学時代から見続けさせて頂いてる作家さんで、このように一緒に仕事させてもらえるとは本当に嬉しい限り。
只今急ピッチで(?)準備中。是非ご期待下さい。
DMご希望の方はお名前と住所を明記の上studio90@live.jpまで。
なお、前回に送付された方や来訪者の方は今週末には発送予定です。

山岡敏明「GUTIC STUDY」
2010年5月8日(土)~6月13日(日)
13:00~20:00
土・日のみオープン
期間中の土曜日は16時以降、日曜は終日作家在廊予定
sutudio90>>http://www.studio90.info/


その山岡さんは今週から大阪のGalleryH.O.Tのグループ展に参加中。
5月1日までですので機会のある方は是非ご覧下さいませ。
関連記事>>山岡敏明 @ Gallery H.O.T


あと、ついでにstudio90のHP何気に色々更新されてます。
まず、1月の泉洋平展と2月の森川穣展の画像がアップされてます。
泉洋平「トけゆくシカク」
森川穣「雨の降るを待て」

そしてアーティストページも一新。各作家の作品画像が増えてます。
僕の2月の京都芸術センターでの作品画像もアップされてます。
写真は先輩の写真家表さんに撮って頂きました。
毎度写真家泣かせの作品ですいません。
スタジオのに関しては撮影6時間もかかりました・・・感謝!!

そして、studio90がカロンズネットに紹介されました。
http://www.kalons.net/j/gallery/galleries_2549.html
こちらは若い批評家が集まって展評などを展開しているサイト。
「批評の死」が叫ばれ続けて久しいですが、すごく期待しています。

えー、最後に田中君のラジオがあまりに音が悪いので近々録り直します。
また懲りずに聞いてやってください・・・。かしこ。

「レゾナンス 共鳴 人と響き合うアート」@サントリーミュージアム


サントリーミュージアムの現代美術企画第二弾「レゾナンス」に行ってきました!
チケットをくださったHさん、ありがとうございました。
これからもどんどんください(死)

昨年の「インシデンタル・アフェアーズ」に続く第2弾ということですが、年内閉館ということで現代美術の展覧会は実質最後ということになります。
惜しい。。。惜し過ぎる。
是非他の美術館で続けてほしい企画ですね。
企画されたキュレーターの大島さんのインタビューが以下で読めます。
http://blog.livedoor.jp/artkobujime/archives/1327034.html

さて、今回の出品作家は以下の通り。
マルレーネ・デュマス、アンゼルム・キーファー、マーク・ロスコ、ライアン・ガンダー、ヴォルフガング・ライプ、 アンドレアス・スロミンスキー、ジャネット・カーディフ、ラキブ・ショウ、ヴァルダ・カイヴァーノ、ポール・マッカーシー、 法貴信也、イケムラレイコ、伊藤彩、伊東宣明、金氏徹平、草間彌生、小谷元彦、梅田哲也、西尾美也、 小泉明郎

前回より少しマニアックになってます。
ちょっとずつハードル上げる感じですかね。
海外作家に対して日本人作家の若手っぷりが目を引きます。
伊藤彩さんに至っては1987年生まれですからね。
これに関して、大島さんのインタビューがあまりに感動的なのでそのまま抜粋。

僕の気持ちとしては、ここは来年になったらもう無いと。
ならば思い切って才能のある若手にこの場所を使ってもらいたい。
若い人がミュージアムで展示をする機会はなかなか無いですから。
そうすることで、本展が彼らのキャリアに大きな意味を持つでしょうし、同時に、今後確実に活躍するであろう作家たちのプロフィールにサントリーミュージアム[天保山]の名前が残る訳です。
それはお互いにとって意味のあることじゃないでしょうか。


んー、ええこと言わはる。
あと、海外に紹介される作家が限定されてることの反発というか、敢えて2005年以降に頭角を現した作家を選んだとも仰られてますね。
あと気になったんですが、ほとんどが関西出身、または関西を拠点に活動されてる作家がほとんどという点。これはただの偶然かな?
小泉さんと草間さん以外は皆関西生まれ(意外ですが小谷さんも実は京都生まれです)、梅田さんは熊本出身ですが今は大阪で活動してます。
まあ、美術館も大阪やし、キュレーターも自ずと関西の作家を見ることが多いってのも大きいかと思われますがそこはあまり重要ではないでしょう。

さて、展覧会ですが、とりあえず順番に。
まずはイケムラレイコさん。
いつものどちらかと言えばかわいらしい絵ではなく、湖のような水平線の広がる心象風景というか、なんだかこの世とあの世の彼岸を思い起こさせるような、個人的には「恐い風景」。最後の赤い絵はとても印象的でした。
続いてマルレーネ・デュマス
正直もう何度も見てるので飽きてきたな・・・。適度に鑑賞。
そしてポール・マッカーシー
相変わらずヤバいです笑
これ、普段現代美術を見ない人が見たらトラウマになって2度と見てくれなくなるんじゃないだろうか・・・。父親の性的虐待を想起させるようなとにかくヤバい映像。
そして今回の目玉のひとつであるラキブ・ショウ
日本で中々見られることはない、ロンドン在住のインド人作家。
どこかで見たことあるなぁ、と思ったら2006年のテートブリテンでの「アート・ナウ」で見ていて結構鮮明に覚えていました。
宗教画のような、これまた「恐い絵」。
3つの画面で構成され、鳥のような生き物が殺戮を繰り返し、神のような存在が血の涙を流すという壮絶な絵。
キラキラした画面が印象的で、装飾的なんだけどそこまでうるさくない。
今世界的に大人気の作家だそうです。
ロンドンのホワイトキューブ、NYのダイチプロジェクトという共にビッグなギャラリーのお抱えってだけで人気なのはわかります。でもどちらかと言えばヴィクトリア・ミロの作家っぽいのにな。元々ミロの作家だったみたいやし。
そして、隣の黒い展示室には小谷元彦の武者の亡霊。
この作品は昨年山本現代で発表されてましたが、ホワイトキューブで展示するより絶対今回のようにブラックキューブの暗い空間が似合う。
馬の筋肉の感じとか生々しくて恐ろしかったです。
こんな感じで前半は「恐い」作品が続きますが、次の最年少伊藤彩さんからがらっと雰囲気が変わります。
色彩豊かなちょっとゆるい感じの絵画。個人的には好きじゃない感じ。
というか、かわいそうなことに、この展示室の奥の部屋から流れて来る壮大な音に完全に飲まれてました。。。
その音の正体はジャネット・カーディフによる「40声のモルセット」。
通路に防音材のようなものが貼られてましたがあまり効果的ではなかった模様。
なんせスピーカー40台から賛美歌が流れてますからね笑
でもね、これはね。。。もう凄いです。
この展覧会の一番の目玉じゃないでしょうか。
この作品自体は昨年エルメスでも発表されてますが、これが海の見える展示室で展示されていてもう壮大そのもの。
僕はこの作品初めてでしたが、すごいですね。泣きそうになりました。
打ち寄せる波とこの40台ものスピーカーから一気に発せられる賛美歌のシンクロが半端なくマッチしていて、世界ってこんなに美しいんだと。
椅子に腰掛けて、海を見ながらこのモルセットに酔いしれる。
こんな気持ちいい体験中々ないですよ。
エルメスで体験したって方も是非ここに来て体験すべきです。
イメージ写真ではどこかの教会で展示されてる風景でしたが、絶対この展示が一番いいと思う。作品自体は音なので、展示空間によって印象は大きく変わりそうな作品。
ただ、ちょっと不満だったのが椅子の向き。
確実に海に向けて置いておくべきでしょう。
海を見ながら鑑賞するには、椅子の端に座らなければなりません。
長椅子がふたつ置いてありますが、端に座れるのは2人だけ。
すいてたらいいですが、混んでたら中々そこには座れません。
混むことがあるのかって問題はさておき・・・。
僕が行ったのは平日だったので、ほとんど誰もいなくて独占状態でしたが。
作品の指定では椅子のポジショニングはそうなんだろうけど、展示室によってフレキシブルに対応すべきなんじゃないかと思います。
それにしてもこの展示室まさに現代美術向けですよね。今までどうしててんやろ。
昨年の田中功起さんの展示も素晴らしかったし、勿体ないなぁ。
現代美術と海は鉄板だと思うんですが。
ちなみにジャネット・カーディフはジョージ・ビュレス・ミラーとも恊働で作品を作っていて、昨年の越後妻有でも「ストームルーム」を発表しています。これもすごくよかったし、これからまた注目すべき作家ですね。
さて、展示室は下に移って、小泉明朗の作品。
俳優に執拗なまでに特攻隊員の役を強いるという映像なんですが、小泉さんはこういった、別の誰かに何かをさせて何かを引き出すのがものすごくうまい作家なんだと思います。前回ギャラリーRAKUで見たパフォーマンスは自身が三島由紀夫になりきってましたが、あれはイマイチでしたからね。今回の作品は思わず最初から最後まで見てしまいました。
次のアンドレアス・スロミンスキーは全く意味が分からず。
色んな「罠」が展示されてましたが、最後に罠を仕掛ける人の絵が展示されてて思わず笑ってしまいました。
その次のヴォルフガング・ライプの「ミルクストーン」は驚きでした。
ライプと言えば花粉の作品が有名ですが、このミルクを使った作品は初めて見ました。大理石の上にミルクが絶妙な表面張力で乗ってて、それがミルクと言われないと絶対わからないフラットさ。フッと息を吹きかけたかったけど、監視員さんがガン見してたのでやめました笑
ほこりとかのメンテが大変そうですが、すごく美しかったです。
続いて西尾美也さんのナイロビで服を交換するというプロジェクトなんですが、この若さにして結構大掛かりなプロジェクトで、どうやってそれが実現されたかの方が気になっちゃいました。やってることはシンプルなんですけどね笑 インタビューはこちら
お次はキーファー。絵画やのに重過ぎて展示台に乗ってた笑
そしてライアン・ガンダー。これはちょっと作家のフェティッシュっぷりにかなり共感を覚えてしまった。「え、これだけ?」の為にすごい大掛かりな設営が必要なとことか。いやぁ、この作品大変やと思いますよ。いいなぁ。
ヴァルダ・カイヴァーノの抽象画は何がいいのか全くわからなかった。正直画面が汚いと感じてしまったし、色味が僕好みではなかった。
法貴信也さんも、国立国際の「絵画の庭」で見たときのような感動は特になかったのが残念。何が違ったのだろう。インタビューはこちら
伊東宣明の「死者/生者」はこれで見るのは京芸の卒展「NO NAME」展と今回で3回目。正直これももう飽きてきた。作家のヒット作なんだろうけど、これだけ何度も同じ作品が消費されるのは若い作家にとってはあまり良くない状況なんじゃないかな。まあ、初めて見る人が多そうだからいいんだろうけど、ちょっと作家の方でもコントロールした方がいいかも。作品を出すタイミングをコントロールするのも作家の手腕。難しいなぁ。
金氏徹平に関しても同様。彼はちょっと作品発表を控えるべきなんじゃないかと思う。昨年の横浜美術館で出し切ってしまった感があって、それ以降何見ても、あああの時のあれね、といった感じが否めなくて、ピュアにこの人の作品を見ることが難しくなってる。面白い作家なだけに消費されてる感じが凄く見ていて辛い。籠って作品を貯める期間が必要なんじゃないかな。海外のレジデンスとか。などとお節介にも程があるのでこの辺で。
続いて草間彌生マーク・ロスコ
正直「また草間さん・・・」と思ったけど、この展示室は素晴らしかった。キュレーターの腕が凄く発揮されてた空間。草間さんの白い絵画とロスコの紅い絵画がまさに「共鳴」していて、本当にすばらしい空間。お見事。
最後の梅田哲也さんはこれまためちゃくちゃよかった。サラ・ジーのように日常にあるものを組み合わせることで作品がなりたってるのだけれど、もうセンスがないとこういった作品は絶対に成り立たない。本当に抜群の感覚を持った人なんだと思う。梅田さんの場合はそれらが見事に連動していて、見ていて爽快。昨年の京都芸術センターの「ある風景の中に」展で初めて見たけど、これからちゃんと見て行きたい作家さんです。
にしても、前回のさわさん同様展覧会の締め方がうまいなぁ。

最後に、キュレーターの大島さんには本当に拍手を送りたい。
やはりこういった展覧会はキュレーションがうまくないとただヒット曲を組み合わせたコンピレーションアルバムみたいに味気ないものになってしまう危険性が大いにあるんだけど、「インシデンタル・アフェアーズ」も今回の「レゾナンス」もそれだけでは終わらせないものがありました。
それは真摯に「作品がどうやったらより良く見せられるか」というのを考え抜いてる結果だと思うし、1度観たことあるものでもより良く見せるのは並大抵のことじゃない。
特に今回カーディフと草間&ロスコの展示に関しては最高級の展示だったと思う。
しかもそれが前面に出て来るんじゃなくて、内助の功として、ひっそりと、しかし確実に展覧会の質を上げてるのが憎い。
最近キュレーターという仕事が昔より有名になってきて、スターキュレーターのような人たちが登場し、彼らのマニフェストのような展覧会がたくさん現れてきていて、それはそれでおもしろいんだけど、今回の大島さんのような仕事こそもっと評価されるべきだと思う。
やはり作品のリスペクトが展覧会から表れてくるような展示は、作家として見ていてとても気持ちがいいし、すごく観客のことも考えてくれている。
インタビューでもテーマが前面に出てくるような展示にしたくないと仰られてるけど、今回の「レゾナンス」というテーマは、すごく広がりがあって、だからといって拡散するわけでもないやわらかな枠がちゃんとあるっていうのはうまいと思う。
前回の「インシデンタル・アフェアーズ」は、「偶発的」という意味の「インシデンタル」という言葉が結構強くて、それは美術館という目的のはっきりした場所に来てる時点で「インシデンタル」ではないという矛盾も抱えていたので弱いテーマだったと思いました。
その点しっかり進化しているようで、これで最後なのは本当に惜しいです。
大島さんがどちらに移られるかわかりませんが、これからも頑張ってほしいです。
作家としていいキュレーターの存在というのは励みになりますね。
皆さん、是非観に行きましょう。
ちなみに広告のデザインが酷過ぎる・・・。それがチョット残念。
カタログの表紙のはまだよかったけど。
ちなみにカタログは前回早くに売り切れてしまったので、今回も欲しい方は早めに行っといた方がいいかも。会場限定だし840円と安いし、色んな作家の目録みたいで後々見返すのにいい感じです。

「レゾナンス 共鳴 人と響き合うアート」
2010年4月3日ー6月20日 月曜休館(5/3は開館)
10時30分~19時30分(最終入場は19時まで)
サントリーミュージアム 詳細はこちら


<関連記事>
インシデンタル・アフェアーズ@サントリーミュージアム


あとちょうど、ギャラリーヤマグチクンストバウの展示が面白そうだったので寄ってみました。
児玉太一さんは、精華の版画出身で昔にノマルでやった時以来。
あまり変化が見受けられなくてちょっとどうなんかな。
同時にやってた中西章之さんの腐葉土を使ったインスタレーションは写真で見た時の方がインパクトがあってチョット残念。
ところでここ何気に初めてかも。学生の頃に来た時ちょうど閉まってたのよね。
というか、ちょっと良くない噂を聞いて、大丈夫かと覗いたのだけど、普通にやってたのであの噂は嘘だったのか・・・。謎。

それからこれまた久々のCASOへ。
どこまで知名度があるのか知らないけど、この展示空間はすごい。
天井高5mはゆうにありますからね。
日本でも中々ない規模の展示室。
のわりにあまりいい展示がやってない。
ここをもっとうまく使えばかなり話題の展覧会になること間違いないのに。
今回は国谷隆志さんが出してる「Food For the Senses」という4人展があったので行ってみたのだけど、他にも3つの展覧会が同時に開催されててもうごっちゃでわけがわかんなかった。
全体的に力の入った展示で見応えはあったのだけど、そのごった煮な感じのせいで全然集中してみれなかった。勿体ない。国谷さんのもよかったのだけどなぁ。
本当に勿体ない空間。
ちなみに隣はUSJで働く海外スタッフの寮でたまにBBQとかしててビビる笑

桜絨毯越しの赤レンガ倉庫。


あと、先日SAIギャラリーに同期の芳木麻里絵ちゃんの初個展に行ってきました。
彼女の作品は色んなところで見るので、今回が初個展ってのはびっくり。
出品されてたのも今まで見たことがあるシリーズがほとんどなので、新鮮な驚きはないけど、緊張感のあるいい展示でした。17日までなので是非。
ここもかなり久々、っていうか移転後初めて行きました。
最初狭!と思ったけど、壁とかすごくキレイでいい展示室でした。
ポートフォリオ見てたらわざわざお茶も出してくれて、しかもそのお茶がすごくおいしくてかなりポイント上がりました笑 こういうホスピタリティは重要ですよね。ごちそうさまでした!

鈴木理策-SAKURA-@金峯山寺蔵王堂


全国有数の桜の名所、奈良県は吉野に行ってきました。
目的は桜、といっても鈴木理策氏による桜の写真展。
この写真はまさにこの吉野で撮られたもので、熊野と対を成す鈴木さんの代表作。熊野と吉野は修験者によって結ばれた世界遺産でも知られてますね。
先日この吉野の金峯山寺の蔵王堂の特別公開に合わせて鈴木理策の展覧会がやってるというのを知って飛んで行きました。
いやぁ、遠かった・・・ってもう慣れました。

鈴木さんの作品を初めて見たのは一昨年の静岡での展覧会「風景ルルル」。
そこでは熊野のシリーズを出してましたが、その写真に衝撃。
それまでも雑誌やネット等で作品は知ってたけど、そこまで興味はそそられることはありませんでした。しかし、そのオリジナルプリントのあまりの凄さに言葉も出ませんでした。
鈴木さんの写真の凄さはなんといってもそのディテールにあると思う。
写真ってここまで細かい部分まで写るの?ってぐらい綿密なディテール。
水面に映る光の粒や、百色の反射、蜘蛛の巣。
それらが見事に画面の中に凝縮されてたんです。
やっぱり写真ってすごく難しいメディアで、カタログでは「写真の写真」が提示されるわけで、メディアが同じだけに、もうそれ見ただけで見た気になれちゃって、そこで評価を下しがち。でも実際のオリジナルプリントってのはやっぱりカタログ等では表現できないものがあって、僕もすっかりそのトリックにだまされてた次第です。
2007年の写美での展示是非見たかったです・・・。
で、今回それが近江八幡の川内倫子さん同様、撮られた場所で展示されるという希有な機会なので、なんとしてでも行かねば!と。それも桜が散る前に!
桜は散り始めてましたが、なんとかギリギリセーフといったところ。
雨という予報もなんのその、素晴らしい陽気で吉野はすごい人の数。
寺まで続くロープウェイは長い行列だったので思い切って登山。
案外早く登れて目的の鈴木さんの展覧会へ。
看板が異様にダサかったけど気にせず蔵王堂の中へ。
どんな風に展示してるのかと思ってたんだけど、なんかすごい新しい建物の奥でひっそりと展示されてました。ちょっとがっかり。
ここどういう目的で建てられたんだろう?普段はどういう使われ方をしてるのかしら。照明の付け方とか見るとギャラリーに見えなくもない。
そこに鈴木さんの桜が10点ほど展示されてました。
挨拶文もよれよれで、残念づくしやったけど写真はやっぱりいい。
青空をバックに撮られた桜ももちろん綺麗なんだけど、僕が最も感動したのは夜桜。
夜の光でこれまたすさまじいディテール。
そこに吹く夜風まで感じられそうな程の臨場感におもわずうっとり。
あと、月影の桜もかっこよすぎる。
ここまで来てこんだけ?とも思えるけど、でもやっぱ作品がいいんでよしです。
でもやっぱ本堂で展示してほしかったなー。
展覧会後はひたすら登山。頂上を目指す。
気づいたらめちゃくちゃ登ってた。足が棒。でも絶景。来てよかった。
鈴木理策展は5月9日まで。でももう桜は終わっちゃうなー。詳細はコチラ
関連記事>>風景ルルル@静岡県立美術館

哲学

今年度はたくさんを本を読みたい。
特に今まで手を付けあぐねていた哲学書。
ジャン=ポール・サルトル
ミシェル・フーコー
ジョルジュ・バタイユ
ジル・ドゥルーズ
ルネ・デカルト
フリードリヒ・ニーチェ
イマヌエル・カント
等々
挙げていけばキリがない。
そこが哲学の恐ろしいところ。
もしやプラトンまで遡らなければいけないのか?
学生時代何度か挑戦してほとんど挫折・・・。
この苦手を克服したいです。
誰かどれがおすすめか教えてください。

とりあえず美術者として読むべき本。
「表徴の帝国」ロラン・バルト著
「エクリチュール零度」同著
「明るい部屋」同著
「悲しき熱帯」レヴィ・ストロース著
「パサージュ論」ヴァルター・ベンヤミン著
「複製技術時代の芸術」同著
「知覚の現象学」メルロ・ポンティ著
近くの図書館に借りに行こう。
引っ越して一年以上経つのにまだ1度も利用したことがない。

と、その前に昨日買った本から読まなきゃ。
「空間<機能から様相へ>」原広司著
「The Story of Art」E.H.ゴンブリッチ著
原広司は知人のおすすめで。建築やけど。
後者は日本語版も出てるけど敢えて英語で。
てか日本語版高すぎ。
んー、読めるかなぁ。がんばろう。

テーマ : アート
ジャンル : 学問・文化・芸術

続・2010年度注目展覧会

金沢と丸亀の2010年度展覧会スケジュールがわかりました。
金沢は個人的に、9月18日から12月19日で開催される ペーター・フィシュリ& ダヴィッド・ヴァイス展が気になります。
特に好きじゃないですが、田中功起さんがよく取り上げるので。
テートでもやってたけどスルーしたしなぁ。
中々単一で見ても理解し難い作品が多いので、包括的に日本語の解説付きで見られるならちょっとは理解が深まるかも。
他はあまり・・・。

それより丸亀から衝撃的な発表が・・・。

一年間ずーっと杉本博司展!!!!!!!

これには驚きです。
杉本さんが丸亀をジャックしてしまいました。
今年の11月から来年の11月まで、「アートの起源」を主題に「科学」「建築」「歴史」「宗教」というカテゴリーで4つの展覧会を開催。
各会期は以下の通り。
2010.11.21-2011.02.20「アートの起源 科学」
2011.03.06-2011.05.15「アートの起源 建築」
2011.05.29-2011.08.21「アートの起源 歴史」
2011.08.28-2011.11.06「アートの起源 宗教」
いやはや、杉本ファンは最低4回丸亀に巡礼が必要です。
すごいなぁ。。。前代未聞ですよ、これは。
僕は4つとも行きますとも!楽しみです。

意欲

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制作なう。
春が来るとなぜか制作意欲が湧く。
夏になると暑さで一気に萎えるんやけど。
鉄は熱いうちに打て。
やりたい時にやらねば。
で、2つの作品を同時実験中。
おかげで机の上はカオス。
がんばります。

テーマ : アート
ジャンル : 学問・文化・芸術

山本基「たゆたう庭」@eNarts


今日の京都はお花見日和で凄まじい人の数でした。
特にこのeNartsのある円山公園はあちこちでお花見盛り。
前庭のたぬきさんもほっこりしちゃいます。

ってことで山本基さんの展覧会に行ってきました。
あのeNartsの複雑な空間で山本さんがどういうインスタレーションで挑んでくるのだろうと思っていましたが、まさか新作とは!(前に1度どこかでやったそうですが僕にとって初見ということで)
もう「迷宮」で来るまい。
でも「桜」だとちょっとてらいすぎてるだろう。
と、色々勝手に思ってたんですが全く違いました。
小さなチェーンのようにつらなる塩のインスタレーション。
海に漂う無数の泡を想起しました。
それがまた美しくてめちゃくちゃよかった。
あのバランス感覚はどこから来るんでしょうか。
奥の部屋から見るとすごくいい感じ。
よく見ると床のヒビに沿うように展開してるのも憎い。
地下のブラックキューブにはなんと塩の壁画!!
これどうやってるんでしょうか?ボンドかなんか混ぜてるのか?
壁にもたれようとしたら全面にやってて大変危険でした。
ていうか上のもオープニングとか大丈夫だったんだろうか・・・。
あとはドローイングが何点か展示されてたけどあれどういう技法なんだろうか?光沢のある画面で渦巻きのようなものが表現されてました。
なんしかいい展覧会。今月一杯までで金土日の開廊です。

「マイ・フェイバリット」@京都近代美術館

今日はなんと無料観覧日だったので行ってきました。
改修工事を終え、復活一発目はコレクション展。
でもただのコレクション展ではありません。コレクションの中のどの分野にもカテゴライズできない「その他」という部門が存在していて、その中から選りすぐったコレクション展です。
京都近美は実はデュシャンのコレクションが充実しています。
でも普段京都近美の常設展示室で見たことは皆無。
他の美術館に貸し出ししてることがほとんどなのかしら。
なので、スタートがデュシャンだったのは非常にうれしかった。
でも、あとの展示はとても散漫な印象を受けました。
確かにいい作品はとてもいい。
高嶺さんの作品もよかったし、ヴォディチコのもすごくよかった。
ただ、ヴォディチコのはヴェニスの時のような完全な再現ではなかったのがとても残念。ヴェニスの時はもっと窓が多くて声が入り乱れてた印象があったのだけど。
ってか全体的に映像の音が小さい!
確かに他の作品に影響しないようにという配慮だとは思うのだけど、それにしても小さ過ぎた。ヴォディチコのシェルターの映像なんて近づいても全然聞こえない。
なんだか不完全燃焼。
4階の展示は資料的なものが多くて、非常に難しかった。
というか、この辺に来ると「その他」のカテゴリーとかどうでもよくなってて、普通に写真とかが多くてあのステートメントは何だったんだろうと大変疑問。
なんだかコレクション展にしてももっと整頓されたおもしろい見せ方のできるコレクション展にしてほしかった。せっかく近美の力を見せつけられる彼らの武器とも言えるコレクションなんだから、すごく勿体ない。広島現美を見習ってほしい。
無料だからよかったけどこれで800円はないかなー。5月5日まで。

「きょう・せい」@京都市芸術大学ギャラリー
ついに京芸がギャラリーを立ち上げました!
精華も京都造形も小さいながら持ってましたが、真打ち登場と言った感じ。
しかも結構なでかさ。京芸のプライドを見せつけてます。
元国立国際学芸員の加須屋さんが関わってらっしゃいます。
で、第一回は、「きょう・せい」をテーマにAntennaや苅谷昌江、昨年の岡本太郎賞に輝いた若木くるみなどを含むグループ展。
「共生」というテーマからか、まさにジャングルのような展示になってて、どこからどこまでが誰の作品なのかが非常にわかりづらくなってて、最初かなり戸惑いました。渡された地図もわかりにくいし。。。
確かに試みとしてはおもしろいんだろうけど、個々の作品の印象がびっくりするぐらい残らなくて、これでいいのか?とかなり疑問でした。
今村君や麻里絵ちゃんの出る後期に期待します。
今やってる前期は今月25日まで。後期は5月1日からスタート。
なんせ今の日本のアートシーンを引っ張る作家を多数輩出してる学校なだけに今後の活動も注目です。

素材

ここ数日囚人のような生活を送っておりました。
そんな日々の中で制作意欲がめきめき湧いてきたので、新作の為に今日は素材集めに奔走。
まずはIKEA。今は大阪駅からバスが出てるのでめっさ便利。
相変わらず楽しい。
ロンドンにいた時は引っ越ししまくってたので、家財道具なんて買ってる心のゆとりがなく、友達の買物につき合ったことがあったぐらいで全然IKEAの恩恵に預かってなかったのだけれど。
色々素材が集まる。
今までは東急ハンズに頼ってたけど今は断然IKEAですね。安いし広いし。
ついでに部屋のハンガーラックが崩壊寸前なので、買おうと思って必死にメモ。
が、部品がひとつ在庫切れらしい。
せっかく途中まで部材集めて奔走したのにひどすぎる。
ここの最大の欠点は家具とか全部組み立てで部品ごとに売ってるので、ひとつの部品が在庫切れになるともうどうしようもない。その部品が届き次第セットで送ってくれといってもまた在庫入ったら来てくださいの一点張り。それどうなん?せめてネットショップぐらい開設しろ。ってか客が在庫を確認できるようなシステムを作るべきだ。おかげで数少ないインフォメーションで在庫を聞く客が殺到してしまっている。
ロンドンにはargosというなんでも揃う店があって、実際店の中に商品はなくて、カタログしか置いていない。客はそのカタログを見ながらコンピュータで在庫をチェックして用紙に欲しい商品の番号を記入し、それをレジに持っていき清算。整理番号が渡され、商品が準備できたら受け取りカウンターに取りに行く。そうすると、倉庫さえあれば事足りるので店のディスプレイもしなくていいし、客自身が在庫をチェックするのでスタッフ人数も省けて大幅なコストダウンが成立する。おかげで商品も安くできるしすごく効率的。商品を見れないのが痛いけど、気に入らなければ返品可能。店内は馬券売り場みたいな様相ですが笑
あー、ハンガーラックが欲しい!
在庫2ヶ月待ちやって。ファッキュー。

そんでまたシャトルバスで難波。
そっからまた素材集めででんでんタウン。
でんでんタウンは大阪の秋葉原的なところ。
自分最高に機械音痴なんで、まったくわからんが、アウトローな雰囲気がたまらなく楽しい。
とりあえずこれかな?と思うものは買えたのでよしとする。
また実験の日々です。
やはり素材集めは大阪が便利。なんでも揃う。関西のアートシーンがどうしても京都中心なので発表は京都に偏っちゃうけど、大阪で出来たらもっと楽やのになーとホンマに思う。
大阪は文化が死んでるからどうしようもない。
なんとかしてくれ、橋下さん。いや、平松さん!
こないだ梅田の近くに廃校発見!あれがアートセンターになったらいいなぁ。

テーマ : アート
ジャンル : 学問・文化・芸術

2010年度注目展覧会

いつのまにやらもう新年度です。
各美術館が今年度の展覧会予定を発表しました。
てことで今年度も独断と偏見でリストアップ。

04.02-04.30/山本基「たゆたう庭」/eNarts
04.03-06.20/「レゾナンス」/サントリーミュージアム
04.03-06.20/フセイン・チャラヤン/東京都現代美術館
04.10-06.13/椿会2010/SHISEIDO ART GALLERY
04.27-06.19/アニッシュ・カプーア/SCAI THE BATHHOUSE
04.29-08.08/「建築はどこにあるの?」/東京国立近代美術館
06.09-06.27/大舩真言/neutron tokyo
07.19-10.31/瀬戸内国際芸術祭2010/瀬戸内海の島々
08.21-10.31/あいちトリエンナーレ2010/愛知県名古屋市
09.18-12.26/石上純也/豊田市美術館
09.18-11.07/BIWAKOビエンナーレ/滋賀県近江八幡
11.21-02.20/杉本博司/丸亀市猪熊弦一郎美術館
01.21-03.20/高嶺格/横浜美術館
01.22-04.20/サイモン・スターリング/広島市現代美術館
未定/塩田千春/京都精華大学ギャラリーフロール

現時点ではこんな感じ。
金沢や丸亀がまだ発表ないんで変動もあるかも。
とりあえず注目株は瀬戸内国際芸術祭でしょう。島々を巡るアートの冒険。ディレクターは越後妻有同様北川フラム氏。楽しみです。
そして展覧会の個人的一押しは豊田市美の石上純也!これは楽しみすぎる。同時期にあいちトリエンナーレもやってますが、そっちがおまけになるかも。まあ、トリエンナーレはトリエンナーレで第一回横トリ同様建畠さんが総合ディレクターなのですごく豪華ですが、横トリ同様後が続かなさそう・・・。
ちなみに同時期にやってるBIWAKOの方には僕が出ますんで愛知のついででもいいんで寄ってってください。関東圏の方々には馴染みがないかもしれませんが、近江八幡は織田の時代に栄えた由緒正しい近江商人の都。武家屋敷が残りまくっててそこを舞台に展開します。前回がものすごく評判がよくて、今回も期待。ちなみにビエンナーレといいながら完全にトリエンナーレ形式で開催中笑
あとはターナー賞作家のサイモン・スターリングの展覧会。これが日本でやるなんて相当マニアックです。さすが広島。
横浜美の高嶺さんはどうなんでしょうか。横浜美は最近金氏さんに束芋と若手をフィーチャーした企画が目立ちますがどれもまだうまくいってるようには思えません。高嶺さんがどのような展示で打って出るのか楽しみ。
まだ未定ですが、母校でやるかもな塩田さんも期待。
他に未知数なのは現美の「トランスフォーメーション」展と京都近美の「Trouble in Paradise」展。現美のは多分長谷川祐子さんのキュレーション。京都近美は脳科学など学術的な展覧会。どちらもジャンルの横断(クロス・ディシプリン)ということで共通してます。
あとは広島現美の都築響一、発電所美・大原有隣荘のヤノベケンジ、東京都写真美のオノデラユキ、森美の小谷元彦、オペラシティの曽根裕、IZU PHOTOの木村有紀、あと全国を巡回する森村さんの展覧会なんかもありますが個人的にあまり興味がないので省略。
うーん、今年は例年に比べてちょっと少ない感じ。てか去年が多過ぎた。でも振り返ればそれすら9割方見れてるのが我ながら恐い。
この分だと東京へもあまり遠征しなくてよさそう。しめしめ。
今年は制作がんばります!
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