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「確かなこと」:暗室

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センターで発表する写真作品を作ってます。
今日は一日その現像作業。疲れた。
風呂場を暗室に改造し、風呂場はすっかり酢酸臭。おかんすまん。
風呂入る時はシャンプーを多めに使って匂いを払拭。
もう先月からひたすら試行錯誤を繰り返してます。
写真は学生の頃やってたのですが、合わずにやめてました。
なんか作ってる感じがしないんですよね。
当時は普通に一眼レフで撮って、ラボに現像出して終了。
あまりに自分の手を離れてる時間が多いし、何と言っても楽過ぎる。
楽なのは確かに嬉しいんだけど、充実感が全く得られない。
その上金が死ぬ程飛ぶ。
もうやるまい、と決めてました。
しかし今回再挑戦したのは、全部一から自分で作ることにしたからです。
カメラも手作りピンホール。現像ももちろん自分で。
そうすることで、作ってる充実感が得られる。ものすごくしんどいけど。
そして、下手したら頼んだ方が安くついたんじゃね?ってくらい金が飛ぶ。
ここまで来るのに何度失敗したことか・・・。
でもこういう研究も経験になってます。楽しい。
さてあと一歩。年内には完成したいなー。
その苦労の結果は是非会場でご覧下さいませ。
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テーマ : アート
ジャンル : 学問・文化・芸術

'09 展覧会ベスト10


メリクリございます。
本当は年内にもう一本遠征行きたかったんですが、余裕が・・・。
ってことで今年はおしまい。
おさらいに恒例のベスト10いってみましょい。

1位:Anish Kapoor @ Royal Academy of Arts
2位:マーク・ロスコ 瞑想する絵画 @ 川村記念美術館
3位:越後妻有トリエンナーレ2009
4位:マーティン・クリード@広島市現代美術館
5位:杉本博司「歴史の歴史」@国立国際美術館
6位:今村遼佑展「畔を廻る」@PANTALOON
7位:笹倉洋平「ツタフ」@neutron
8位:内藤礼展@神奈川近代美術館鎌倉
9位:田中功起展@群馬県立近代美術館
10位:鴻池朋子展@東京オペラシティアートギャラリー

1位、2位はダントツ。
ルーベンスの絵の前で召されたネロ少年の気持ちがよくわかります。
あのワックスに轢かれたかった(ォ
3位はもう思い出として完全に刻み付けられてます。また行きたい!
クリード展はすごく清々しかった。
杉本さんは金沢もよかったけど、より場を変えた国立国際の方で。
今村君と笹倉さんのは思わずにやけるぐらいよかったなー。
パンタロンの森太三さんもすごくよかったけど今回は次点で。
内藤さんと田中さんは作家として今最も尊敬してる作家さん。
鴻池さんの展覧会はすごかった。あのエネルギーはすごい。
他にもケントリッジ塩田さん内海さんにも驚かされた。大舩さんや宮永さんも最高でした。
あとやっぱ2年ぶりのロンドンは外せない。
等々今年も挙げていけばキリがないぐらいいい展覧会いっぱいでした。
さて、来年はとにかく自分の展覧会がんばらなくては。

過去のベスト10>>'08 '07 '06

宇宙観

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来年とあるビエンナーレに出させて頂くことになりました。
ほぼ直談判で押し掛けて、なんとかねじ込んでもらえたのが先月の話。
その際に知り合いの作家のOさんに仲介を頼みました。
さらに厚かましいことに、昨日はそのOさんのアトリエにお邪魔しました。
ずっと憧れの作家さんなので、どんな制作現場なのかを知りたくて。
滋賀県は近江八幡にあるOさんのアトリエ。
なんと2軒もあってびっくり。
1つは生活空間も兼ねてる建物と、もう1つはアトリエとギャラリー。
ギャラリー?
そう、ギャラリーがあるのです。びっくりでした。
しかもかなりちゃんと展示してある。
あの独特の世界が広がってて、ファンとしては贅沢の極み。
生活空間の方にも1部屋1作品をずっと飾ってる部屋がある。
これは1年前に見た作品で、全くその時と印象が違う。凄過ぎる。
Oさんと会話が弾み、すっかり長居してしまいました。
駅で待ち合わせたのが3時で帰ったのが9時でしたからね。
やっぱり色んなことを考えてるし知ってはる。
久々にあんなにアツくアートの話ができた。
その中で西洋と東洋でスケールの捉え方が違うという話になった。
西洋の場合、単純にそれはサイズの問題に繋がってくる。
スケールの大きな作家として挙げるとすれば、
James Turrell、Olafur Eliasson、Christo & Jeanne Claude等々。
彼らの作品は本当にでかい。タレルなんて地球規模。
対して日本人のスケール感って、内的宇宙みたいなものを含んでいる気がする。
Oさんの作品もそうだけど、作品自体の大きさはそこまで大きくないのに、何故か宇宙を感じる。あと内藤礼さんなんかもそう。
昔赤瀬川原平さんの作品に「宇宙の缶詰」というものがある。
蟹缶の外側のラベルを内側に張りつけ、再びハンダで蓋をしておしまい。
これで外の世界(宇宙)を内に反転してしまったというとんちみたいな作品。
クリストが懸命に包んでいる世界を、単純明快に成し遂げてしまった。
こういうのってすごい日本人やな、って思う。
あと水平垂直の話。西洋が垂直で東洋が水平。
他にも色んな話をした。とても楽しい時間。
周りにこういう作家さんがいるのはとても幸せだと思う。

テーマ : アート
ジャンル : 学問・文化・芸術

今村遼佑「白色と雑音」@GALLERY301

ここ一ヶ月で観た関西の展覧会をざざっと。

今週から始まった今村君の個展を観に神戸へ。
中華街を通り過ぎ、メリケンパーク近くにあるギャラリー。
オープンしたばかりのようで、その第1回が今村君。
入ったらまずギャラリーの荒々しい床と壁を占める窓に目がいく。
ギャラリーで窓があるのは中々珍しい。しかもここまでの開口。
そして、散乱したような様々なものたち。これが今村君の作品。
色鉛筆や定規、ハンマーやペンチなど身の回りに普通にある道具達。
それらのいくつかは色とりどりの糸で静かに浮き上がったり落ちたりする。
siteの時とは対照的な色の世界。
荒々しい床と窓からこぼれる光が作品と調和している。
椅子に座ってひたすらぼーっと眺めてしまう。
作品の奏でるかそやかな音も心地よくついつい長居。
今村君もいたので色々お話。作家は体力が命。
僕は今村君の作品に勝手に親近感を寄せている。特にその作品のありように。
今村君の展示はいつも低い位置に設置されていることが多い。
今回なんてほとんどが床に設置されている。
僕の作品も足下に言及したものが多く、最初はあまり意識せずに作っていたのだけど、作品を見返した時にはて、と思うことがある。
ギャラリーというのは往々にして特異な空間であるから、どうしてもそのコードを解きたいという願望があって、如何にも展示されるのを待っているかのようなあつらえられた白い壁にそのままストレートにものを掛けるのは抵抗があるというか、そこは敢えて無視して、どこともヒエラルキーを持たない床の方がどうしても僕には魅力的に映ってしまうのである。
あと、自分が日本人であるということもある程度関係してるんじゃないかなと最近は思う。ヨーロッパとかに行って大聖堂の吹き抜け空間などを体験すると、西洋人はどうも垂直方向のベクトルでものを考える文化な気がする。それに対して日本の例えば茶室の低い天井や石庭など、水平のベクトルでものを考えてるんじゃないかなという気がする。杉本さんの「海景」なんかはまさに日本人観がそのまま表れているような作品だと思う。
そういうわけで、そうしようと思ってなくても抗えない水平の感覚に敢えて身を委ねているような感じを今村君の作品にも感じるのである。
どこまで彼が考えてるのかはわからないけど勝手に推測。
ちなみに同時に開催されてる京都のneutronの「It's a small world」という展覧会にも今村君の作品が出ていて、こちらも床置きで観客はかがまなければそのディテールが見えないようになってる。
関西の方は是非2つの展覧会をチェックしてみてください。
今僕が同世代で最も注目してる作家の1人です。

今村遼佑個展 「白色と雑音」
ギャラリー301 http://gallery301.exblog.jp/
12.14ー12.27(日)12:00--18:00 水曜定休

グループ展「It's a small world」
ニュートロン京都 http://www.neutron-kyoto.com/
2009.12.8 --2009.12.30(水)11:00--23:00

今村遼佑website http://www.geocities.jp/imamura_ryosuke/

<関連記事>
今村遼佑「ノックする」@site
今村遼佑展「畔を廻る」@PANTALOON
gadget @ 京都芸術センター


睡蓮池のほとりにて-モネと須田悦弘、伊藤存@大山崎山荘美術館
山荘美所蔵のモネのコレクションと現代作家のコラボ展。
伊藤さんは、実際山荘美に何度も訪れスケッチを繰り返し出来上がったまったくの新作を数点展示。今までは心象風景に近かったものが、今回初めて具体的な風景を元にして刺繍している。面白いのが、それにも関わらず今までより画面がより抽象性を帯びているということ。多分言われなければそれが実際の風景を基にしたなんて分からないと思う。ここに来て新たなステージに移行している気がする。
ただ、僕は伊藤さんの作品がそこまで好きではなくて、その抽象的な画面を観ながら特に感じるものがなかったのが正直な感想。これがどう発展していくのかは楽しみ。
一方須田さんは安藤忠雄の別館での展示。
室内にある睡蓮はの彫刻はあまり好きではない。残念ながらここまでそれ単体を見せようとする展示ではフェイクなのがまるわかりだし、だからといって、そこまで本物に近づけるのが須田さんのコンセプトだとは思わない。
やはり本領を発揮してるのが外の展示。枯れた蓮の葉の彫刻は素晴らしかった。こういう崩した表現こそ須田さんの見せ場だと思う。
モネは相変わらずモネ。
会期が2月一杯まで延びたそうです。あまりおすすめではないですが。。


「この世界とのつながりかた」@ボーダレス・アートミュージアムNO-MA
近江八幡にある町家を改装したギャラリー。
改装したといってもほとんど加工はされていない。
ここはいわゆるアートサイダーと言われる障害者の方などが作られる表現を扱った日本では比較的珍しいギャラリー。
用事で寄ったついでにちら見。
というか内容全然知らなかったので、川内倫子さんの「Cui Cui」だけ見て出てっちゃいました。。。他にも展示があったのですね。すいません。
この川内さんの作品は家族の思い出を綴ったドキュメンタリーの様なスライドショー形式の作品。一点一点見せるのではなく、そのストーリーすべてがひとつの作品というわけ。僕は何度か観てますが、ロンドンで観た時のあの感動がまた蘇りました。
しかもおもしろいのが、近江八幡が川内さんの故郷であるということ。写っている風景と実際展示されている土地が密接に関わってるのです。
中々写真作品において、サイトスペシフィックなんて言葉使わないけど、今回の展示に関してはぴったりあてはまるような気がしました。まあ、展示方法がちょっと残念。普通に土壁に投影するのでは駄目だったんでしょうか?暗幕がいかにもって感じでせっかくの空間の魅力が無視されてました。
なんにせよ川内さんの写真は素晴らしい。川内作品の魅力って何なのかを一緒に観た人と喋ってたんですが、それはモチーフに対する思い入れの希薄さではないかという結論に至りました。これは悪い意味にとらわれそうですが、そうではなく、その世界に向ける視線のフラットさこそが彼女の作品の魅力だと思います。赤ん坊を撮っていても両親を撮っていても花を撮っていてもすべてが均一で、目に映っている風景と写真がものすごい感度で一致している感じがする。
だからこの「Cui Cui」のスライドショーという形式は川内さんの作品にすごくフィットしていて、人や風景がすべて均質に移り変わっていく様はまるで電車の中でうたた寝を繰り返しているかのよう。すごく心地いい。
そんな感じで思いがけず「Cui Cui」と再会したのでありました。3月7日まで。



以下終わってしまった展覧会
佐川晃司展「-半面性の樹塊ー」@ムロマチアートコート
恩師の2年ぶりの個展。
行ったら最初気づいてくれなかった。痩せ過ぎたようだ。
本当に久々に彼の作品を観たけれど、新作が滅茶苦茶よかった。
正直これまで菱形の抽象画は得意ではありませんでしたが、それが崩れた今回の新作はものすごくよかった!
もう佐川さん60近くやと思うんですが、ここにきてこの変化はすごい。
多分家の近くの風景が関係していて、作家の身体性が作品に滲み出ている。
特に小作品に描かれたネイビーブルーの作品はかっこよすぎた。
奥にかかってた崩れた菱形の作品もすばらしい。
遠くから観ていてはわからないけど、近づくと凄まじい種類の色が使われている。それが今回の新作では顕著で、遠景も近景も楽しめた。
いやー、見習わんと。がんばります。


伊庭靖子展 - resonance 共鳴・余韻- imura art gallery

会期終了間際に滑り込み。
特に真新しい作品はなかったけど、陶を描いたパステルは相変わらずヤバい。
とりあえず観ておいて損はない作家さんですね。
<関連記事>
伊庭靖子展「まばゆさの在処」@神奈川県立近代美術館
伊庭靖子 SENSE OF TOUCH @ eN arts


京都、兵庫、滋賀と意外に動いてますね・・・。我ながら感心。
次回は今年ラストの更新。大阪の展覧会も紹介できれば。。。

「雨の降るを待て」:俺の部屋

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コタツまで登場し、すっかり俺の部屋。本当はアトリエの一角。
この一ヶ月ずっとアトリエで寝起きしてます。寝袋。ふとんで寝たい。
サンタさん、僕にふかふかのベッドを下さい。
この生活が3月まで続きます。
春よ、来い。

テーマ : アート
ジャンル : 学問・文化・芸術

「確かなこと」:ビーバー

せっせとダム建設。身体中が痛い。

テーマ : アート
ジャンル : 学問・文化・芸術

「確かなこと」:ダイバー

センターで一日作業。
午前中はひたすらガラ袋を二重にする。ワークショップルームにて。
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午後。いざ・・・。

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約5時間かけて目標の1/3は発掘完了。40袋!疲れた・・・。
最後は砂まみれでへろへろ。
携帯開ける時じゃりじゃり言うよ。
来週に続く。

テーマ : アート
ジャンル : 学問・文化・芸術

Turner Prize winner 2009



Richard Wright!! 予想的中~!!
やはりヒオンズは逃しましたね。
ヒオンズの場合はもの凄く「のりしろ」を感じる作家なのでまだ延びそうです。
逆に今とらずにそののりしろいっぱいいっぱいまでいききった所でとってほしい。
とても楽しみな作家。
一方ライトは、もうやっぱ作品のありようが素晴らしい。
ただの壁画ですが場の空気を完全に孕んだインスタレーション。
今年49歳。ラストチャンスでの受賞は感涙もの。
この人の展覧会もたくさん見たいなぁ。
あとの2人はやっぱ論外でしたね。うん。
もの凄く納得のいく内容。やっぱターナー賞はおもしろい。
<関連記事>
Roger Hirons 'SEIZURE' @ 151-189 Harper Road
TURNER PRIZE:A RETROSPECTIVE @ TATE BRITAIN
英国美術の現在史:ターナー賞の歩み展@森美術館
TURNER PRIZE 2007 @ Tate Liverpool
Turner Prize winner 2007
Turner Prize 2006
Turner Prize winner 2006

「確かなこと」:実寸大模型

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アトリエにてセンターで発表する作品の実寸大モデルを制作中。
苦戦するかと思いきや案外簡単に出来た。
構造も至ってシンプルで思った以上の強度。
案ずるより産むが易し。
これなら会期はやめてもよかったかも・・・。
でも何があるかわからないので搬入期間は多い方がいい。
あともう少し詰めます。
結局展覧会来は替わらず2月5日から24日までです。

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内藤礼「すべて動物は、世界の内にちょうど水の中に水があるように存在している」@神奈川近美鎌倉


今年最後の東への遠征。
ずっと楽しみだった内藤礼の個展へ。
このやたら長いタイトルはジョルジュ・バタイユの「宗教論」の一説。
これがどう展示と関係しているのか。或はしていないのか。
わくわくしながら中へ。
まずは第一展示室全体で構成される「地上はどんなところだったか」。
近年の内藤さんの作品は表現を究極にまでそぎ落としたようなものが多かったが、これは原点回帰のような作品で、豆電球やハンカチ、テグスなどが展示ケースに配置されている。ケースは開いてるのと閉じてるのがあり、なんとケースの中にも入れちゃう。この体験は中々出来ない。見る側と見られる側がごっちゃになって、世界が歪んで見える。
さっそくやられちゃったら次の展示室へ。
プリント布が床に敷かれている。なんだかいい香りがした気がして係の人に聞いてみたがにおいは特につけてないらしい。内藤さんの作品はささやかすぎて、常に五感が最大限に働いてしまう。そこがまた内藤作品のすごいところ。
その布の上には「恩寵」と題された丸い紙が。これは持ち帰り可能で、よく見るとピンクの小さな文字で「おいで」と書いてある。1枚いただき。
外に出ると、中庭に「精霊」と題されたリボンが空を漂っていた。
これは正直内藤さんらしくなくていまいち。
確かに美しいんだけど、なんだかちょっと違うなーと思った。
それよかやっぱりテグスに小さなビーズがついた「恩寵」が美しい。前に広がる池を借景として色んな場所に配置された水で満たされた小さなガラス瓶もいい。
この美術館は鶴岡八幡宮の敷地内にあり、この祈りの場に内藤礼の作品はとてもしっくりきていた。もっと大きなところで色んな表現を見てみたい。来年の豊島のプロジェクトも楽しみすぎる。
カタログがまだ出来ていなくて残念。予約注文しました。
来年のトーク聞きたかったー!
内藤礼
「すべて動物は、世界の内にちょうど水の中に水があるように存在している」
神奈川県立近代美術館 鎌倉
2009年11月14日-2010年1月24日
午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)
休館日:月曜日(1/11は開館) 12/24 12/28-1/4 1/12
アーティストトーク:2010年1月11日 14時より

<関連記事>
内藤礼「color beginning」@GALLERY KOYANAGI
内藤礼「母型」@ 発電所美術館
内藤礼「このことを」@きんざ
パラレルワールド@東京都現代美術館
横浜トリエンナーレ2008

青山悟「Labour's Lab」@府中市美術館
てっきり鎌倉と府中合わせて午前中で回れると思いきや大間違い。遠!
やはりまだまだ関東の土地勘が馴染まない。広いなー、関東平野。
12月1日から13日まで青山さんが公開制作をしている。
タイトル通り、労働者のそれのようにひたすらミシンをフル稼働。
そのミシンがイギリス製で変圧器がでか過ぎる。でもかっこいい。
そしてラボという名の通り、様々な本が雑多に置かれていたり、メモがその辺の壁に無造作に貼られていたり、プライベートとパブリックが完全に溶けている。
いくつか出来上がった作品もあって、やはりものすごい密度。
というか、見ていてもどうしてこんなことができるのか全く理解が追いつかない。
行った時はファッションショーの写真を縫いまくってた。
それにしても公開制作ってどうなんやろ。
作家と観客の距離がつかめない。話しかけてよいのやら。
結局会話も交わせず会場を後にしました。
13日以降は完成品をお披露目。来年2月14日まで。

今村遼佑「ノックする」@site
恵比寿にあるsiteという建物。
ここにあまり知られていないけどギャラリーがある。
不定期でレンタルスペースとして開いたりしているのだけど、年に1回か2回だけ「秘密実験箱」という企画展を開催している。メディアアーティストの鈴木康広や写真家の梅佳代なども実はここでやってたりする。
そんなsiteで僕が今同世代で最も注目している作家の1人、今村君が個展を開くと聞いて駆けつけました。以前今村君と話してた時にここのことを教えてもらって、いつかここで個展をしたいという話を聞いていたのでこれはどうしても観に行かなくては、と。
今村君は自分のやりたい場所で確実に展覧会をこなしている。以前のパンタロンもそうで、そういう姿勢は同じ作家として本当に共感できる。ギャラリーに選ばれるのではなく、作家自らイニシアティブを握るというのはとても大事なこと。
そしてこの秘密実験箱のおもしろさは、なんと入場料をとること。
たった200円だけど、それでも無料でギャラリーを見れるのが当然の中これはすごいことだし、とても意義のあることだと思う。音楽も演劇も素人でも金をとるのに美術だけ金をとらないのは昔からおかしいと思っていたのだけど、ここはそれをやってくれている。お金をとるということは、それだけ責任のある展示をしなければならないし、その緊張感はとても貴重。喜んで払おう。
で、肝心の展示は、相変わらず素晴らしかった。
パンタロンの展示とは対照的に全体の色がモノトーンに抑えられていて、今村君独自のささやかな世界が空間いっぱいに広がっている。
内藤礼といい今村君といい、「世界との再会」を可能にしてくれる作品に出逢えるのは至福の瞬間。そんな豊かな空気で満ちた展示。
是非おすすめです。6日までですが行ける人は是非!

笹倉洋平「ツタフ」@neutron tokyo
あらためてこの空間は使いにくいな、と思った。
最初の展示室で、京都で見た作品が同じように弧を描いて壁と壁をつないでいたけど、なんだか作品が死んでるように見えた・・・。悲しい。
でもまあ、京都とちがって、ディテールがよく見えたのだけど。
床に平置きの展示はよかった。水の波紋のような線達。
この空間は結局作品の展示スペースというより、商品のディスプレイにはすごく向いている。元々家だったので、自分の家に飾った時の様子がわかりやすいプレゼンテーションになっているし、作品を買いたいって人にはもってこいなんじゃないかな。でも展覧会を楽しもうと思ったら中々難しいです。

他にもオペラシティのコープや、コヤナギのルフ、高橋コレクション日比谷の「ネオネオガールズ」展、あと旧フランス大使館で行われている「No Man's Land」などいくつか見たいものもあったが、まあ、上の4つ見れただけでも儲けもん。次回は3月!

「確かなこと」:学校を掘る

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藤井大丸の近くの京都市学校歴史博物館に行ってきた。
この博物館も元々開智小学校という学校だったところ。
京都は明治に日本で最初に小学校を配備したところらしい。
天皇が去り、廃れ行く街を再び人から作り直していこうと始めたらしい。
京都市内には未だに古い小学校がたくさん残っている。
それらを色んな施設として利用している。
今度僕が展示する京都芸術センターも旧明倫小学校。
メンバーの泉が年明けに発表する場所も元立誠小学校。
他にマンガミュージアムとなっている旧龍池小学校なんかもある。
スクラップ&ビルドな日本で京都は孤高の道を歩んでいる。
そして今の時代が京都に追いついたという感じがする。
今この歴史博物館で「学校を掘る」という興味深い展覧会がやってる。
僕のやってることにも通ずるので見に行ってみたのだけど大変おもしろかった。
僕らは歴史の上に立っている。

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