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「放課後のはらっぱ 櫃田伸也とその教え子たち」@愛知県美術館


またもmemeさんのブログで知った展覧会。
18切符も余ってたので行ってきました。
ってか、新潟とか広島とかと比べると名古屋のなんと近いこと!
大阪から片道3時間もかからないなんて。素晴らしいです。
それは置いといてこの展覧会。
愛知県芸で教鞭をとっていた画家櫃田伸也。
彼は優れた画家としてだけではなく、優れた教師としての才能も持ち合わせており、彼の元から巣立ったアーティストは数知れず。
奈良美智を始め、杉戸洋、小林孝旦、渡辺豪、加藤美佳という錚々たるメンツ。
そのメンツが集まって企画されたのが今回の展覧会。
なんかこういう同窓会みたいな展覧会ってすごいいい。
全体の雰囲気もすごく柔らかくて、先生と生徒の豊かな雰囲気が伝わってくるようで、すごく優しい気持ちにさせてくれた。
前半は画家としての櫃田伸也の作品を展示。
櫃田さんの作品は寒色系の使い方が抜群にうまいと感じた。
ここに欲しいなと思う所に絶妙に青や緑が置かれている。
全体としては暖色の方が多い印象だけど、その寒色がかなり決まっている。
戦後から絵を描き続けてる方なのだけど、全く古さを感じなかった。
作品とインスピレーションの元となる資料が一緒に展示されてるのもおもしろい。
また、奈良さんプロデュースで櫃田さんのアトリエの本棚も再現。
学生に無料で貸し出したり、学生の作品を買ったりしてるんだそうな。
んー、いい先生だ。
やはり大学お醍醐味は如何にいい出会いがあるか否かだと思う。
人を変えられるのは結局のところ人でしかないんですよね。
例えば奈良さんなんかは、櫃田さんに落書きの文字がいいと褒められて今に至っていたり、加藤美佳さんの代表作「カナリヤ」のエスキースは捨てられそうになった所を櫃田さんが救い上げたなんてエピソードなんか、すごいなーと思う。
そういうエピソードが満載で、それが今の彼らを作り上げたんだと思うと鳥肌すら立ちそうになったりして、中々こういう展覧会って珍しい。
今の作家の学生時代の作品が見られるのも魅力。
奈良さんも今の要素を残しつつやっぱりまだ余分なもんがついてたり。
そんな前半が終わり、後半とのつなぎに出品者による先生の似顔絵。
奈良さんのめっさかわいい。渡辺さんのは反則です笑
後半。
こちらはそれらの学生の今現在の表現。
渡辺豪さんの映像はすごい。あれはどうやってるんやろ・・・。
加藤さんの「カナリヤ」は何度見ても凄みが。。。
城戸保さんの白黒写真もめちゃくちゃ美しかった。
前半を通した分、後半見慣れてる作品でもいつもと違うように見えた。
人に歴史あり、ってことですね。
これはすごく面白い展覧会。10月25日まで!詳細はコチラ
28日にはこの偉大なるメンバーが全員集合して座談会が行われたんだとか・・・。すごい企画だ・・・。
帰ってきて名古屋市美術館でも展示があったことに気づく・・・orz

ところでこれは来年夏に行われる「あいちトリエンナーレ2010」のプレ企画。
建畠さんプロデュースのこの企画。
出品者がかなり豪華なので期待できそう。
「愛知でやる意味」がちゃんと示されてるかがキーになりそう。
今回の企画はまさに愛知じゃないと意味がなくてとてもよかったです。


ジョゼッペ・ペノーネ@豊田市美術館

本来はこっちがメインだったはずだったんだが・・・。
イタリアの巨匠ペノーネの大展覧会。
そもそもペノーネって特に好きな作家ではないのだけど、まあ、日本で巨匠のこれだけ大きな展覧会は中々見れないので、愛知で他に何かおもしろそうなのがあれば合わせて観に行こうと思ってたら「放課後のはらっぱ」が始まったので行ってきた感じ。
案の定そこまで響くことのなかった展覧会だった・・・。
特に前半はびっくりするぐらい響かない。
ただただスケールフルな作品群が並び、感覚が麻痺してしまった。
でもまあ、これだけの巨匠で新作を次々発表してるのは単純にすごい。
後半はわりと良かった。
茶葉を敷き詰めた展示室は、もっと茶葉の匂いがしてほしかった。
ビジュアルが単純に美しかったけど、やっぱ嗅覚が使いたかったなぁ。
上の階の作品たちは展示がものすごく美しい。
傾斜した木が一本しかない展示室とか神々しい。
ドローイングもかっこよかったし、ブロンズとステンレスの彫刻もよかった。
ブロンズってもはや古くさすぎて、あまり響くことはないのだけど、ステンレスとの対比もあってすごくよかった。
というかまあ、展示室自体が美しいのが大きいと思う。
谷口建築2週連続訪問。
2005年のヤノベケンジ展以来の訪問だったけど、改めて建築に注目するとその美しさが半端ない。ものすごい大きさなのに緊張感が途絶えてない。
今回の展示はこの建築に負う所も多かったんじゃないかな。
久々にこれてよかったです。
同時開催の山田弘和展は、おもしろそうなデザインがたくさんあったんだけど、実際に手に持ったりできなくて残念。こういうのはインタラクティブであってなんぼやと思うんやけど。
ショップで、昔のクリストのカタログが500円という破壊的な安さだったので思わず購入。もう本棚が悲鳴を上げてます。。。



追伸
今月15件も投稿している。
15件を超えたのは2007年10月のロンドン最後の時以来。
珍しく面白い展覧会がかぶりまくった月でしたな。疲れた・・・。
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