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マーティン・クリード@広島市現代美術館


夏だ!ビールだ!18切符だっ!
ってことで、18切符の解禁日、またまた日帰り広島旅行です。
目的はそう、マーティン・クリード展!
ちょうど20日が最終日だったんでギリギリの滑り込み。
18切符使おうと思ったらこの日しかなかったという。
もう、この展覧会を見つけた時はかなり興奮しました。
まさか、日本の美術館で彼の個展が開かれるなんて!
企画はやっぱり神谷幸江さん。神です。
でもなにも広島でやらなくったって・・・遠いよ・・・。
おかげで毎度のことながら帰りは頭痛。JRクーラー効き過ぎ。
そして、写真の通り、雨。
ホント電車のダイヤが乱れまくって帰れないかと思った。無事帰れてよかった。
実際次の日は山口あたりでは死者が出る程の大雨。。。恐い。
基本アウェーでは晴れ男なんですが神話が崩れました。

さて、なにわともあれマーティン・クリード展。
去年の森美でやってた講演会ですっかりファンになってしまいました笑
そしてこの展覧会。
もうね、最高でした。行った甲斐ありすぎ。
会場入ってすぐの展示会場と同じカーペットの断片を積み重ねた作品(No.100)見た瞬間から展覧会終わるまで終止頬の筋肉が緩みっ放しでした。
同じ部屋にあるカーテンが自動で開け閉めする作品(No.990)も、壁の出っ張り(No.263)も、紙くず(No.126)も、もうすべてがマーティン・クリードのゆるゆるワールド。
これは1度ハマるとやみつきになる。
そして次の部屋では2001年のターナー賞をものにしたあまりに有名な作品「Work No.227:The lights going on and off」。これはこの展示室独特の照明がぴったり合っててとても美しかった。森美でも再現されてたけど、こっちの方が断然よかった。
その先にはケツのズームイン、ズームアウト映像(No.751)笑
モニターの後ろがガラスで外の風景が見えるんやけど、雷鳴とか鳴り響いてる中でのこの映像はかなりウケる。
これ以降もゲロの映像(No.837)、笑い声のCD(No.412)、またまたでっぱり(No.264)、合板の積み重ね(No.841)、リズムの違うメトロノーム(No.180)などなど、ゆるゆるワールドが地下まで続き、ここまで大規模な展開とはかなり驚いた。
この展覧会の凄さは、この展示会場である美術館の動線の悪さを逆に利用し、どうとでも回れるようになっていて、まるで迷子になるかのように、同じ展示室に出てみたりしながら、とても楽しく回ることができた。こういう動線の使い方もあるのか!と。
彼の作品は、すべてがとにかくゆるい。
高尚な美術なんて糞喰らえと言わんばかりに。
「DON'T WORRY」というネオン管の作品(No.890)が彼のメッセージのようだった。
そして彼の作品の特徴は、すべての作品タイトルがただの数字だということ。
作品に特別な意味を付与することのないよう、彼が考えだしたシステムで、しかもこの数字、ちゃんと時代別に並んでるわけでもなければ、実際No.1は存在してなかったり(あまりに特別すぎるという理由で)、途中数字が飛んでたりして、実際の作品数でもなかったりする。
宮永さんの言葉ではないが、「美術はかならずしも本当じゃなくていい」わけだ。
この展覧会は、あえてひとつひとつを注視するわけでもなく、ゆらゆらと散歩するように回るのがとても気持ちいい。「DON'T WORRY」という言葉が気持ちを軽やかにしてくれる。
ホントに清々しい展覧会で、見れてよかったと思う。
ロンドンでもここまでまとめて彼の作品を見たことはなかったので、非常に貴重な体験でした。んー、広島・・・すごすぎる。
去年のテートブリテンの走る作品も見たかったなー。

ところで今回のカタログに掲載されてる作品写真。
なんと僕の先輩表恒匡氏によるもの。
前回のうちでの展覧会写真も彼に撮っていただきました。
いやー、かっこよすぎっすよー!

<関連記事>
英国美術の現在史:ターナー賞の歩み展@森美術館
Martin Creed @ Hauser & Wirth Coppermill

おまけ。
マーティン・クリードがターナー賞を受賞した際のマドンナのスピーチ。

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