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愛についての100の物語@金沢21世紀美術館


金沢21世紀美術館開館5周年記念展。
これは、すごいです。
オープニング展以来の豪華さ。
美術館全体がお祭り騒ぎといった感じ。
実際行ったのがこどもの日というのもありましたが、美術館前の芝生には屋台やら音楽会などが催されていてすごい盛り上がりよう。
そしてチケット売り場に並ぶ長蛇の列。。。
すごい。
こんな現代美術館どこにもない。
この5年間で築き上げてきたこの美術館の功績はあまりにでかいです。

さて、そんな5周年を迎える美術館の記念展。
ZONE1とZONE2に分かれています。
数が多いので良かったもの、気になったものだけ箇条書き。
まずはZONE2から入りました。
・初っ端からカプーアのオンパレード。凄すぎました。あの水は一体どうなってるんだ?全体的に神々しさに溢れてます。キャプションの位置がややこしい。
・横溝静の作品はよくわからなかった・・・。
・照屋勇賢の作品は、段ボールに映像が投影されてるインスタ。んー。
・メンディエータが完全に浮いてた。
そしてZONE1。
・舟越桂のシンプルな展示からスタート。いい感じ。
・カプーアの常設は何度見てもいい。
・ヴェニスで見たラファエル・ロサノ=ヘメルの電球の作品が。いい。
・塩田さんの窓の塔。ホワイトキューブで見るのもいい緊張感。
あと凄いのが無料ゾーン。タレルやマイケル・リンはすっかりお馴染みですが、オープニング展以来のサラ・ジーの作品も復活。パトリック・トゥットフオコのカラフルカーも懐かしい!西山美なコのニットカフェもいい感じにゆるい空気が流れてます笑

そしてなんといっても長期インスタレーションルームで繰り広げられてる山本基さんの塩の迷宮がすごい!!!まだまだ増殖するとのことだけど、どうやって増殖させるんやろ?

「愛についての100の物語」
金沢21世紀美術館
ZONE1 4月29日(水・祝)-8月30日(日)
ZONE2 4月29日(水・祝)-7月20日(月・祝)
10時-18時(金・土曜日は20時まで) 月曜休(5月4日、7月20日は開館)
http://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=45&d=507


ZONE1・2で会期が違うので注意!
ちなみに両ZONE合わせて1700円しますが、ミュージアムリンクパスで買うと団体料金の1300円で購入できます。
サラ・ジー、山本基さんら無料ゾーンの作品は8月30日まで。
地元だったら絶対会員になるんやけどなー。杉本さんの時になっときゃよかった。金沢市民が羨ましい。今度のオラファーもGOです。


村野藤吾×山本基展@北国銀行武蔵ケ辻支店3階アートグミ

能登半島で発表された山本さんの新作「桜」。
昨年アートプラットホームの時に行こうかと思ってたんですが、ありえんぐらい遠かったので断念しました・・・。
そして今回改めて見れるとのことで意気揚々と観に行きました。
しかも近年再評価の高まる村野藤吾の建物で!
この教会のような雰囲気の窓が特徴的な建物は、1932年に竣工。その後武蔵ケ辻が整備されるに当たり、数百メートルセットバックされ、今では銀行の役割はATMのみで、1階はカフェとなっていて、近江町市場でにぎわう人々の憩いの場となってます。
その建物の3階に金沢のアートNPOアートグミが開設し、今回そのオープニングを飾るのがこの金沢在住作家山本さんというわけです。
そして「桜」。
すごい。もうホントすごい・・・。
ひとつひとつ6種類の桜の花びらの型に塩を流し込み、10日間かけて作られたという大作。見えない桜の大樹が見えてきそうな気すらする桜の花びらたち。
この世とあの世の境界を見ているようでした。
こちらは7月12日まで。水曜休。21美の展示とセットでどうぞ。
コチラでメイキングの過程が見れます。

朱鷺メッセ





新潟のホールにて、とあるライブに行ったらたくさんのアートワークが!
上からカプーア、レベッカ・ホーン、ダニエル・ビュレン。
あと蔡國強なんかもあるらしい。すごい。。。
噂には聞いてたけどここまで本格的なものがあるなんて。。。
なんか棚ボタな感じ。
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