fc2ブログ

森太三「世界の果て」@PANTALOON


パンタロン。
もはやこのギャラリーは、僕の中で大阪一のギャラリーです。
ノマルも来月リニューアルオープンしてどんな空間に気になるところですが、このパンタロンは今最も関西の質の高い展覧会を展開してるギャラリーと言っても過言ではないはず。
今回の森太三さんの個展も例に漏れず素晴らしい展覧会です。
吹き抜け空間には紙粘土の粒が天井から床まで連なり、2階は紙粘土で敷き詰められた凸凹の床。これは以前wksで見た時の経験が忘れられなくて、再び体験できてうれしい。
そして別館には森さんの新境地とも言えそうな新作。
暗い部屋の窓がチカチカ光って雷光を想起させる。
今回のタイトルは「世界の果て」となってるけど、むしろこの惑星の創世記を思い起こさせる壮大なストーリーが紡ぎだされそうな展覧会。
いつもバイト帰りに寄るので、夜しか行ったことがないんやけど、今回はどうしても昼の姿も見たくて日曜日の昼下がりに再訪。
吹き抜けに天窓があるのに初めて気づいて、白い粒たちのきらめきが美しすぎ。
そして紙粘土の床もやわらかな光をまとって、すごく心地いい。
ここは夜来ても楽しめるけど、昼も素晴らしい。
これからは夜行って良かったら、昼も行くことにしよう。そうしよう。
しかし夜もやけど、昼になると余計この中津商店街の混沌が際立つ。。。
ちょっとこのカオスも中々凄いので、土日の昼下がりに是非。
ところでHP、過去のアーカイブも是非作ってほしいんやけどなー。

森太三「世界の果て」
PANTALOON http://www.pantaloon.org/
2009年4月11日(土)-5月3日(日)
水-金17:00-21:00 土日12:00-19:00 月火定休


<関連記事>
森太三「Rain」@neutron
森太三展「Sky mountains」@ギャラリーwks.
今村遼佑展「畔を廻る」@PANTALOON
笹倉洋平展「ツタフ」@PANTALOON

no name @ 元立誠小学校





3月には横浜のZAIMでも行われたこの展覧会。
東西の若手作家が自らプロデュースして行われてるようで、こないだ京芸の卒展で気になってた伊東宣明君も参加してるってことで観に行ってきました。
そしたら同級生の芳木麻里絵ちゃんも出してて、行ったら久々に遭遇して、色々話をしました。こうして周りに制作してる人がいるのは心強いです。
にしてもその麻里絵ちゃんの作品がこれまたよかった。
gadgetの時に久々に見たけど、その時の作品にプラスして出されてた原稿用紙の作品と、エッチングの作品。
原稿用紙の作品は、この元小学校というコンテキストを汲んでのことだとのことですが、こういう展開もあるのかーと感心。
そしてなんといってもエッチングの作品がめちゃくちゃよかった。
正確にいうと、エッチングを再現したシルクスクリーン。
麻里絵ちゃんお得意の幾重にも重ねられた立体感溢れるシルクスクリーンを使って、デューラーなどのエッチングを表現してて、版画をもって版画を表現するという、今までに見たこともないような作品に仕上がってて、ある種の到達点を見た気がした。
これはちょっとやられた。演劇でいう劇中劇のような。
んーー、いいですねー。
他にも伊東君のは卒展で出してた作品でしたが、黒板に映されたその展示はすごく決まってて改めていいなーと思った。(写真一枚目)
他にも野沢裕さんの作品(写真二枚目)は、風景を切り取るというプロジェクトで、洗濯バサミで吊るされた布に風にたゆたう布が投影されてたり、藤本涼さんの飛行機を誘導する人を撮った作品もかっこよかったし、厚地朋子さんの絵画も一点だけが1つの教室に置かれていたり(写真三枚目)、今回は空間を贅沢に使ってる展示が多くて、見ていて気持ちがよかったです。もちろん作品ひとつひとつの質がいいからこそこの展示が栄えるんですが。
ところで、そういえば、八島有司さんの作品はどこにあったんやろ?
見たことないけど前から話は聞いてて気になってたんやけど、そういや見てない。
まあそれは置いといて、これは中々面白い展覧会。京都の方は是非。

「no name」@元立誠小学校
2009年4月26日(日)-5月5日(火) 12:00-19:00 会期中無休
http://www.exhibition-noname.info/noname/main.html


<関連記事>
FIX@元立誠小学校・京都市立芸術大学学内展@京都市立芸術大学
gadget @ 京都芸術センター

安喜万佐子展「蒸発する時間/結晶した場面」@ギャラリー16
学生時代にお世話に、はなってないんですが、今洋画で教えてらっしゃる安喜さんの展覧会に行ってきました。
彼女はテンペラの技術を駆使して、不思議な風景を描く技巧派ペインター。
今回は「風景」をテーマに、様々な彩りによって、抽象画のように展開される。
270cmx170cmもの大作を中心に数枚展示されてましたが、僕はこれまでにあまり見たことのない青い絵画と黒い絵画が気になりました。
青の絵は新海の様な静謐さと力強さが同居していて、とても美しい。
どこか内海さんの作品にもつながるような感じがしました。
手前にあった小作はあんまり好みじゃなかったけど、少しずつ新たな展開を見せる安喜さんの作品たちに興奮を覚えました。
こちらは既に終了してますので悪しからず。

杉本博司「歴史の歴史」@国立国際美術館


金沢から大阪へやってきた、「歴史の歴史」を目撃してきました。
この日は、人類学者の中沢新一氏との対談があり、ちょうど中沢さんの著書「アースダイバー」に感銘を受けたとこだったので是非見てみたい対談でした。
ってことで整理券の配布30分前に到着しました
が、
すでに行列で、最後尾に並ぼうと思ったら、それは既にモニター観覧の列。
会場130人分は既に埋まってしまったとのこと。。。
がーん。
いやはやなめてました。
まあ、配布の10分前ぐらいに行けばええか、と思ってたんですが。。。
ってかモニターですら既に100人以上は並んでんですけど・・・。
やっぱ凄い人気ですね。
最前列の人たちは開館と同時に並んでたんでしょうか?
堂島ロール以上の人気や(ぉ
どうしますか?と聞かれ、ずばり断念しました。
思うんですが、講演会モニターで聞くってどうなんですか?
僕は絶対にいやで、そんなの立ってまで見る気分になりません。
しかもこの日は雨。
テンションだだ下がり。。。
なんかもう展覧会も見ずに帰ったろか、とも思いましたがそこは踏み留まりました。

行列が入ってくる前に急がなきゃと会場へ。
まずはB2階の展示。
会場案内の裏には建築シリーズの作品が展示。
コルビュジエのロンシャン教会とライトのNYグッゲンハイム、そして安藤の光の教会というラインナップでしたがこの選択に何か意味はあるのだろうか。
続いて広間に戻ると「概念の形」の展示と化石の展示。
なんか色々ありましたが、何がどうなってここまで鮮明に残るんだろう?
まあ、これもまた杉本コレクションってのが凄い話ですが。
で、特設壁の向こうの展示質へ。
入ると薄暗い中に海景がずらーーーっと並べられてる。
これはちょっと鳥肌が立つ。
ドイツでも見ましたが、この弧を描いた壁は海景シリーズおなじみですね。
真中に置かれた椅子に10分くらい座って見入っちゃいました。
ホントにすごい展示。
さらにその裏には中世の掛け軸やら彫刻やらが展示。
おもしろいのが、中には杉本さんがアレンジを加えてるのがあること。
こういうのにアレンジしちゃうって凄いセンスやなぁ、と思う。
例えば13世紀の宝塔にアクリル球を埋め込んだりね。
それがあまりに違和感がないので、あれ?13世紀にアクリル?なんて思って焦ってキャプション見てなるほどと。
その奥には新作「反重力構造」の展示。
天平時代の建築古材と杉本氏が撮った当麻寺のディテールが縦並びに。
天井の高い展示ってことでここしか展示するとこないしね。
ここは、外からの光も微妙に入ってくるんですが、照明じゃなくて、この自然光だけで見たかったなぁ、と思いました。
とはいってもすばらしい美しさですね。
あの彫刻作品(?)が気になって仕方がない・・・。
そしてその側には十一面観音立像。
もうホントに完璧なフォルムですよね。

さて、B3に移動して、まずはTIME誌など、太平洋戦争に関するコレクションの展示。TIMEが展示されてるボードがちょっとちゃちくて気になった。細くてすんません。
そして、宇宙食や隕石の展示。なんなんだこのコレクションは・・・。
月の掛け軸とかありました。
その次の展示室ではマリア像やらレンブラントのエッチングなどがこれまた掛け軸に。もう何が何やらわかりません笑
そしてお次は解体新書などの解剖学のコレクション。
ここでは、普段は開けられない通路にベーコンの版画が展示されてて、これがまたかっこいい展示。普通にドアにかけられてるんですが、すごい合ってた。
そんで、その奥に進むと「放電場」の展示。
これがもう、反則ってぐらいすごかった・・・。
壁が黒いベールで覆われていて、縦に壁がいくつか立っててそこに、光を放つ「放電場」の写真たち。さらに奥は鏡が張られていて、その壁が倍増されている。
その鏡の1枚に大きくヒビが入れられていて、空間の虚構を暴いているのと同時に、「放電場」の写真のフラクタルな形状とも呼応している。
しかもこの鏡のヒビはそれだけではなく、この展示室の奥に展示されてるデュシャンの肖像ともかかってるんですね。そうです、デュシャンの有名な作品「大ガラス」へのオマージュ。
「大ガラス」というのは通称で、正式なタイトルは「彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも」という謎めいたタイトルで、通称の「大ガラス」というのは、まんま、大きなガラスを使った作品だから。そこにこれまた謎めいた図像が描かれてるんですが、これを展示する時になんとおもっきし割れちゃったわけです。最初は失望したデュシャンですが、もうこのまま展示しちゃおうということで、今やその割れた「大ガラス」は伝説となってるのです。
実際杉本さんは、デュシャンの信奉者で、今回の展示のラストを飾るのもリチャード・ハミルトンの「『大ガラス』の地図」。大ガラスの図像を解説?してる作品。
一緒に銅矛やら勾玉などが展示されてるこれまた謎な展示室でしたが。
最後に杉本氏のインタビュー映像があり、見てたら、なんでも最初は鏡がズレてて、外してやり直そうかとなった時に、何かの衝撃でズレたという設定にしようという杉本さんの案に、鏡を1枚割ってみようということになったらしい。そしたら、「放電場」の図像ともデュシャンとも偶然つながったというんだからすごい話・・・。
なんか何かに引っ張られてなるべくしてなったという神懸かり的展示ですね。

そんなこんなで、本当にすごい展示たちでした。
すごい展示ってのは往々にして、従来の展示室のことを忘れさせる力があると思うんですが、今回の展示ってのがまさにそうで、いつもの国立国際の展示室がどんなだったか忘れさせられました。途中、「あれ、ここどこやっけ?」ってなってましたから。
金沢の展示室ってのはある種完璧な感があるのに対し、国立国際ってのは、正直展示室がどうしようもない。でも、この展覧会の場合意外にもこっちの展示の方がしっくり来た感があります。というのも、金沢の場合、展示室同士が廊下でひとつひとつ分断されてるんですが、国立国際の場合どでかい展示室がどどんってあるので、杉本さんの作品とコレクションたちが溶け合う様がうまく作用してた感じ。
金沢と大阪どっちがよかった?って聞かれたら僕はこっちになると思います。

ってことで、来た道を戻って2度目の巡回をしていたらな、な、なんと

杉本教授の総回診

に金沢に続き遭遇してしまった・・・。
や、総回診っていうか、中沢さんと2人で普通に見て回ってらっしゃったんですが、もう何なんでしょうね、これは一体。
TIMEの展示見て出ようとしたら入ってきたんです笑
しばらくストーキングしました(死)
講演会聞けなかったけど元がとれたー。雨でも来た甲斐がありました。

ってことで、これは歴史的展示です。
今年ロスコに次ぐヒット。マストですよ!
多分僕ももう一回観に行きます。

杉本博司「歴史の歴史」
国立国際美術館 http://www.nmao.go.jp/
2009年4月14日(火)-6月7日(日) 月曜休館(祝日の場合は翌火曜休館)
10:00-17:00(金曜は19時まで)


<関連記事>
杉本博司「歴史の歴史」@金沢21世紀美術館
Hiroshi Sugimoto @ K20

金氏徹平「溶け出す都市、空白の森」@横浜美術館


3月から始まってる金氏さんの展覧会に行ってきました。
この展覧会のあり方はちょっと独特で開催前から注目してました。
というのも、開幕前に、ドローイングなどを美術館が販売して、直接この展覧会資金に当てるといったもので、今まで美術館がこういった試みをするなんてことは多分なかったんじゃないでしょうか。
これは、今の美術館の資金不足という問題を露呈させるリスキーなものではありますが、逆にそれをもう開き直っちゃって、いい展覧会を作る為には手段なんていくらでもあるんだということを見せつける画期的なやり方だと僕は評価してます。というかこういうのは普通の企業ならごくごく当たり前のことなんですがね・・・。どれだけ美術館が権威の上にあぐらをかいていたかがわかります。
ってことで、正直金氏さん自身にはあまり興味なかったのだけど、始まる前からすごく楽しみにしてました。
そして内容は見事という他ないほどの出来。
というか、金氏さんの制作力にただただ舌を巻きました。
あれだけの作品数で会場を埋めるほどの生産力は圧巻です。
点数で言えば100点超えてたんじゃないですかね。
まだ30代前半だというのに生き急いでませんか?笑
それほどのエネルギーがこの展覧会には詰まってます。
MOTアニュアルで改めて彼の作品をちゃんと見ましたが、彼の場合、一点一点というよりも、それらが集まった時の力が凄まじいんです。
今回のタイトルにも「都市」や「森」という言葉がありますが、まさにその密集したもののエネルギーこそ金氏さんの作品の魅力なんだと思います。
でも特に僕は金氏さんのドローイングが好き。
今回の多分メインになってる、そのドローイング「tower」をアニメーション化した作品は最高でしたね。いつまでも見続けてられるとてもいいアニメーション。
彫刻家の人が描くドローイングって画家のそれ以上に魅力がある気がする。
それは、画家の場合、やっぱ下絵的な目で見ちゃうからやと思うんですが、彫刻家の場合はもうそれ自体が作品として成立してる感があるんですよね。
名和さんのドローイングも僕は彼の彫刻以上に好きですし。
ということでこのアニメーションは必見です。
5月27日までやってるのでまだの方は是非。
金氏徹平という森の中に迷い込んでみてください。
ちなみにこの美術館は何故か木曜日休みです。ご注意を。
http://www.yaf.or.jp/yma/jiu/2009/exhibition/kaneuji/outline.html

さて、この美術館は4月から僕の好きなキュレーター逢坂恵理子さんが館長に就任しました。
これからどう変わっていくかが楽しみです。
とりあえず次は年末の束芋展ですね。
しかし丹下さん設計のこの建築・・・青木さんも言ってましたがダサいですね。
いちいち演出がかかりすぎてて萎えます。
でも情報センターはすごい。あの雑誌の豊富さは国立国際も見習ってほしい。

<関連記事>
MOTアニュアル2008:金氏さんが出品。
人間の未来へ-ダークサイドからの逃走@水戸芸術館:逢坂さんの伝説的キュレーション。


椿会展2009 Trans-Figurative @SHISEIDO GALLERY

戦後間もない1947年から始まったグループ展「椿会」。
今や第六次まで数える歴史があり、現メンバーによる展覧会はこれで3回目。
現メンバーとは、伊庭靖子、塩田千春、やなぎみわ、祐成雅徳、袴田京太郎、丸山直文の6人で、その中から4人がランダムに展覧会を行う。
今年は伊庭さん、塩田さん、祐成さん、丸山さんの4人。
もうね、なんしか塩田さんが浮き過ぎです笑
昨年はやなぎさんと一緒に出てたからそうも思わなかったんやけど、今回のメンバーの中に展示された糸のインスタレーションはもはや別の展覧会ですよ。
他の3人はひたすら色が溢れてるのに、塩田さんだけ黒いですから。。。
まさか糸のインスタレーションをここでもってくるとは。
今回のは、奥に昔のミシン台が置かれてるんですが、最大の特徴はところどころ糸が切れてるところですね。最近は糸を切った作品も海外では発表してましたが、実際見るのは初めて、かな。切れてる状態もいいです。
あとの人たちも素晴らしかったんですが、ちょっと塩田さんが強烈すぎました。
塩田さんの浮きっぷりを観に行ってみてください。6月21日まで。
<関連記事>
椿会展2008「Trans-Figurative」@SHISEIDO GALLERY
塩田千春「沈黙から」@ 神奈川県民ホール
塩田千春「精神の呼吸」@国立国際美術館
伊庭靖子展「まばゆさの在処」@神奈川県立近代美術館
丸山直文展「後ろの正面」@目黒区美術館

内藤礼「color beginning」@GALLERY KOYANAGI
内藤さんの作品を初めてコヤナギで観る。
正直内藤さんの作品を普通にギャラリーで観るのっておもしろくなさそうやなぁ、とあまり期待してたかったんですが、これがまあよかったよかった!
現美で展示された、溢れる水の中でたゆたう布の作品「母型」なんて、今回見た時とがらっと印象がかわってすばらしかったし、横トリで発表された糸が熱線の上でたゆたうのも良かった。
そしてなんといっても今回メインの「ペインティング」。
内藤礼がペインティング?と思ったけど、どうやら彼女にはその意識は全くといってないらしく、そのアプローチの仕方も「内藤礼式」。
色がなくなるほど薄めた絵の具を毎日毎日塗り重ねてできたもので、数百回もの層は、仄明るい光を感じさせてくれる。
コヤナギのあの独特の退廃的なムードの中であのピンク色は何か救いのようなものを感じたし、前に触れた2つのインスタレーション作品もすばらしかった。
また、貝の死骸で染めたといわれる布の展示もよかった。
その下の謎の水の入れられた瓶ももうわけわかんないけどよかった。
なんか内藤さんの作品ってすべてを肯定してくれる力があるんですよね。
今回の展覧会もなんだか僕にとって小さな救いになってくれました。
こちらは5月16日まで。
<関連記事>
内藤礼「母型」@ 発電所美術館
内藤礼「このことを」@きんざ
パラレルワールド@東京都現代美術館
横浜トリエンナーレ2008

宮永愛子「はるかの眠る舟」@MIZUMA ART GALLERY京都府文化賞、第3回shiseido art egg賞と、立て続けに受賞され、今や飛ぶ鳥を落とす勢いと言わんばかりの勢いを見せる宮永さんの個展が始まったので、初日に行ってきました。
行ったら早速山口晃氏がいて焦った笑
さすが初日。
そして宮永さん本人もいらっしゃいましたが、お友達と話してたのでうまく話しかけられなかった。色々作品のこととか聞きたかったのだけど。
入るとそこはブラックキューブと化してて、暗がりの中に1つの棺のようなものが。
中をのぞくとナフタリンでできたクマのぬいぐるみや積み木などが。
奥にはバースデープレゼントのような丸い箱の中に椅子と机。
なんだか生や死といったものを意識させる今までにない展示でちょっと戸惑う。
これまで内容というより、そのインスタレーションで最近は度肝を抜かされ続けてたので、ちょっと最初は肩すかしな感じやったんやけど、多分会場もこれまでのより小さめなので、内容の方にアプローチを絞ってきたのかな、とも思う。
でもやっぱあの神懸かり的なインスタレーションを期待してた僕としてはなんだか物足りない感じ。ちょっと僕の中で宮永さんはハードル上がりきってる感がありますな。
まあ、もちろんそれでもよかったんですがね。
というか、今回の展示は、5階の方が宮永さんに合ってたんじゃないかな、って思う。5階は元々倉庫だったのか、すごく雑然としてて、変な雰囲気があって面白い。その5階でやってた展示はよくわかんなかったけど、僕はそう思いますね。
あと、ナフタリンで象った鍵を樹脂かなんかに閉じ込めてた作品が気になった。やっぱ売る為にはそうでもしないといけないのかな?もう一個制作中となってた。
この展覧会は5月23日まで。
なんとGWも開廊してるそうなので、6日まで国立新美術館でやってる展示とあわせてどうぞ。国立新の方は完全に神懸かってるんで。
にしてもなんでミズマなんやろ。なんか完全に毛色違う気がするんやけど。
<関連記事>
ARTIST FILE 2009 @国立新美術館
宮永愛子「地中からはなつ島」@資生堂ギャラリー
お釈迦様の掌@ARTCOURT GALLERY
宮永愛子「漕法」@京都芸術センター

あとでMA2やってる、樋口明宏さんと古賀あさみさんの2人展「サンクチュアリーへ」も見たけどよくわかんなかった。
樋口さんの蛾に描いたドローイングはおもしろいとは思うけど。

余談。
ARTiTの最新号がまさに僕の好みど真ん中な特集だったので購入して、巻末のプレゼントに応募したら原美術館のジム・ランビー展のカタログが当選しました。とってもいい展覧会だったのでうれしい。この展覧会は会期が延長されて5月10日まで開催中です。まだの方は是非!

大倉山の集合住宅 by 妹島和世


























昨年末に竣工した妹島さんの新作住宅です。
大倉山◯丁目という情報だけを頼りに駅から◯丁目をさまよいました。
東京着いて即行だったので、朝の七時くらい。
周りは住宅街で、通勤通学に向かう人々と明らかに逆行する男1人。
あやしすぎ。。。。
しかし、◯丁目と言っても広くて探せど探せど見つからない。
時間はたっぷりあるが、長時間バスに揺られてた疲れが・・・。
もうやめとこうかと思って一旦駅に引き返そうと思ったその瞬間!

目 標 物 発 見

いやー、あそこまで駅前にあるとは・・・ちょっと予想外の立地。
通勤通学の人々はもう既に見慣れてるのか何なのか、明らかにおかしな形をしたこの建物をツンとした表情で見向きもせずに通り過ぎていく・・・。すごい日常。
建物と建物の合間から歩く人々を見るとなんだかすごい現実感が揺らぐ。
この建物は実は集合住宅で、A棟からI棟までの9戸がつらなりながら生活をする。
西沢さんの森山邸もびっくりしたけど、今回のはちょっとやられた。
なんだか色んな隔たりが溶けていくような感覚。
このぐねぐねしたカーブは、内部を区切ることなくプライベートを提供する壁。
おかんやばあちゃんに言わせると「空調利きにくそう」というが、実際この中に9戸ということで決して広い空間ではないのでその点も大丈夫そう。
現代建築の住宅っておもしろいけど、実際住むとなるとちょっと無理かな。。。って思ったりするけど、これならちょっとありかも。駅にも鬼近いし。
すごく豊かな空間感覚で、外からでも十分楽しめました。見つかってよかった!

ところで、恵比寿にも妹島さんの建築と言われる建物があって、見に行ったんやけど、これがどう見ても妹島さんのアプローチからかけ離れててどうなんかな?誰か知ってる人教えてください。


それと、青山歩いてたら西沢さんのHouse Aと思われる住宅を偶然発見して、写真撮りまくったんやけど、あとで確認したら全然違ったようです・・・。夜に出逢った建築学生達に法螺吹きまくってしまった。。。すんません。

<関連記事>
鬼石多目的ホール by 妹島和世
梅林の家 by 妹島和世
ガーデンコート成城 by 妹島和世
県営住宅ハイタウン北方(2000) by 妹島和世

Pritzker Prize 2009


ピーター・ズントー氏がプリツカー賞を受賞しました!!!
いやはや、これにはびっくりです。
ズントーの場合、ひとつひとつのプロジェクトはもう世界遺産級の仕事なので、その点ではプリツカーなんていつとってもおかしくはなかったんですが、なんせそのプロジェクトの数が少な過ぎるので、この賞の受賞は難しいかな、と思ってたんです。
寡作といえば2004年の受賞者ザハに次ぐ衝撃でしょう。
彼女も当時はまだ「アンビルトの女王」の冠がはずれてない時代でしたから。
にしても、これだけ派手な仕事もない中での受賞は素晴らしいです。
もう伊東さんしかおらんやろーと思ってましたがズントーなら仕方ない。
あー、去年講演会行っててよかった。
そういう意味では高松宮殿下記念世界文化賞は先見の明がありましたね。
ホント、ズントーさんおめでとうございます。
ズントー建築巡りがしたいっ!!来年かなぁ。。。
これを期にa+uさん、ズントー特集号復刊させてください!!
皆さん是非投票しましょう>>http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=37578

詳しくはプリツカーのサイトで>>コチラ
関連記事>>Peter Zumthor

広島市環境局中工場 by 谷口吉生


広島に行く前日にその存在に気づいた。朧げながら谷口さん設計のゴミ処理場があるという話は聞いてたけどそれが広島だったことをすっかり忘れてた。
10日前までに連絡入れれば内部見学も可能とのことやったんでまた別の機会にしようかとも考えたのだけど、広島へは青春18切符でしか行くことがないので、必然的に春・夏・冬になるわけで、厳しい時期を避けようと思えばさらに春しかないわけで、それはまさに今ってわけで、内部見学は諦めて行くしかないとなり来訪決定。まあ、内部見学しようと思ったら1時間半も時間取られちゃうし、この建築は外からでもその美しさが拝めそうな気配があったので。
おかげ様で天気もすばらしくていい写真がいっぱい撮れました♪

広島駅からバスで15分。
吉島通りを走ると正面に見えて来る大きな建物がそれです。


収集車が出入りする上の渡り廊下に昇り、建物の真中を貫通する通路へ。






貫通した先は海になってるんですが、この光は、やばい。。。
この通路はecoriumという名前が付けられていて、このゴミ収集所の情報がタッチパネルなどで見られるようになっている。等間隔に木も植えられてたり。両側はガラス張りで重厚な金属構造が。ロジャースのロイズ銀行みたいですね。










さて、光の射す方へ。






もうこのアプローチは憎たらしいくらい素晴らしいですね。
海を額縁に入れたような枠が。。。んーーやられた。
この枠の正体は、海に突き出たようなテラス。
言っときますが、これはゴミ処理場です。






のあー、今まで見た谷口建築で最高でした。行って正解でした。
なんといっても演出の仕方が半端ない。
ここまでされると引いてしまう人もいると思うけど、僕なんかはもう心地よく彼の演出に乗っかって酔いしれてしまいました。
MoMAや豊田市美術館、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館など、数々の名美術館建築を建ててる谷口さんですが、彼の手にかかるとゴミ処理場まで究極の美しさに辿り着くんですね。。。
ゴミ処理場で有名なのが大阪にあるフンベルトヴァッサーのド派手なやつとかありますが、これ見るとお話にならないです。大阪の場合は、なんかゴミ処理場であることを無理に隠してる感じがあるけど、こちらはそれを隠すことなく、むしろ誇らしげに見せているのが素晴らしい。
あー、ホントいい建築やった。ごちそうさまでした!

ところで、近くに三島食品の工場があって、僕の大好きなゆかりの香りが周囲に漂ってました。はい、どうでもいいですね。

どろどろ、どろん 異界をめぐるアジアの現代美術 @ 広島市現代美術館


もうやめとこうかなぁ、と思ってたんやけど、ギリギリになって、ヤフオクで18切符が安価で手に入ってしまった為に行ってきました、HIROSHIMAへ。
タイトル見ただけですごく気になってたんですよね。
行かずに悔やむより行って悔やめ。
というのが僕の格言なので、気になったら仕方がないのです。

さて、早速全体の感想を言わせてもらうと、惜しい、といった感じ。
昨年のシェルター×サバイバルもそうやけど、こういうテーマ展ってキュレーターと好みがばっちし合えば最高の展覧会になるんやろうけど、そうでない限り諸刃の剣な難しさがある。
例えば作家の選定にしても、会田誠の「おにぎり仮面」をありにしちゃうとなんでもありになっちゃうような感じがしたし、それならば何故松井冬子や町田久美あたりを持ってこなかったのかと疑問。そういえば、今回の出品作家15人中女性は風間サチコ一人だけってのも気になる。
また、途中で民俗学的資料が挟み込まれてたけど、もっとどんどん挟み込んでいった方が、現代美術とそういった異様なもの達の境目が溶け出しておもしろいことになったんじゃないかと想像できちゃうし。
「行って悔やむ」ことにはならなかったものの、ちょっと物足りない感じはしました。
でも、昨年よりは良かったと思います。
こういうテーマは現代美術の原初的な部分を突く鋭いテーマやと思うし、特に日本は古来から八百万の神という数数多ある奇妙な偶像を生み出して来ただけに、これも表現と言ってしまえばそうだし、「よくわからないもの」から創造が始まるというのはとても人間の根源的な部分に触れるようでドキドキする。
それだけに惜しいんですよねー。んー。

ここで見たいな、と思ってた作品にも何点か出会えました。
まず高木正勝さんの作品。京都芸術センターでも昨年末ぐらいにやってたようだけど、それは見逃してて、最近長谷川祐子さんに気に入れられまくってるってんで、どんな作品かいな、と思ってたんですよね。
「Homicevalo」という馬と少女が映し出された映像は美しくもあり、でもその少女の顔が見えそうで見えない感じが言いようもない恐怖を掻き立てるような映像。正直彼の作品の実物みるまで「オシャレな作品」というイメージだったのですが、ちょっとそれだけではない雰囲気を漂わせてたので安心しました。
中原浩大氏の燕を撮り続けた作品も初めて見た。なんか今回のテーマと合わせてみると、ただの燕の群れだけではなく、何かどす黒いものを暗示してるようで異様な雰囲気でした。
八谷和彦の作品は、本当に不思議だった。
円の中に映像が映ってるんやけど、それ自体は何でもない映像で、でもその前にかかってる鏡をのぞくとなんと人魚が映るというもの。どうなってるんやろ・・・。映像にしかけがあるのか鏡にしかけがあるのか・・・。なんか鏡にしか映らないってのがどうにも恐い。
また、その奥にある机には、レンズを通してでしか見えない小人が。
テクノロジーを使って、古典的な恐怖を演出するってのがおもしろかった。
そして、佐藤充さんの作品。この人はすごい経歴の持ち主で、実はまだ22歳!
先日京都造形大学を卒業したばかりなのだけど、実は高校生の頃から束芋氏の紹介で小柳の所属作家になってて、当時テスト用紙とかの裏に描いてたドローイング(?)がアートフェアで売れたりして、卒業を前に既に売れっ子作家さんなのです。そういう人の作品が卒展に出てるってのはなんか変な感じですね。
で、今回初めて見たんですが、凄まじいですね。
今回の展覧会にはもってこいの作品だったように思います。
んー、これからどうなっていくのか。楽しみな作家さんです。
で、僕の好きな加藤泉さんの作品も。この人の作品も今回の展覧会にぴったり。彫刻の作品は今まで何度も見逃してきたのでようやく見れた。いいですねー。
あと、戸谷成雄さんの作品が出てたのは意外でした。今回最年長ではないでしょうか。それにしても全く古くささを感じないのは凄い。

まあ、こんなところでしょうか。
全体として物足りなかったけれど、こういう試みはどんどんやってほしいですね。
年末から始まる「一人快芸術」も気になる。
行けたら行きます。
って、その前に「マーティン・クリード」展ですが。これは必須です。
上記の「どろどろ、どろん」は5月10日まで。
20周年ということで、GWは入場無料だそうですよ!

「高松次郎 コレクション in Hiroshima 点、線、不在のかたち」
こちらは広島現美のコレクション展。
とはいっても、ここのコレクション展はあなどれない。
メイン展覧会を凌ぐことだってありえる。
昨年のMONEY TALKなんかは好例ですね。
今回も素晴らしいです。普通の美術館ならこっちがメインでもおかしくない!
高松次郎という人の作品を見てると、同じ作り手として胸がきゅんとなる。
その人生を賭して、全力で芸術に注ぎ込んだ人。
もちろんすべての芸術家はそうであるべきなんだけど、この人の場合はよりその芸術家像が当てはまる感じがする。それも轟々と燃える赤い炎ではなく、沸々と燃える青い炎のような。僕にとって高松次郎という人はそういう人です。
そんな彼の探究心を垣間みれるのがこの展覧会。
一人の研究家の一世一代を掲げた研究発表のような、そんな展覧会だった。
点の作品。線の作品。影の作品。
普通1つのシリーズを終えると次といった具合に移り変わっていくのだけれど、この人の場合はすべてが同時並行で進む。
どれだけ深く潜れるか。
人間といはここまで物事にのめり込むことができるのかと感心して言葉も出ない。
なんだかすごく刺激になる静かに深い良質な展覧会だった。
コレクション展でここまで考えさせてくれるのは広島現美以外に知りません。本当これからもどうやってそのコレクションを見せてくれるのか、メイン展と同じくらい期待してしまうのであります。高松次郎展は5月24日まで。

ところで、この美術館これだけいい展覧会をやるんだけど、決定的な弱点がある。
その建物である・・・。
この黒川記章作の建築ははっきりいってどうしようもない。
建築家のエゴで出来上がってしまったような・・・。
中でやるであろう美術展のことを微塵にも考えてなかったのでは?
例えば展覧会の途中でフロアが変わるのは一体どういうことなんだろう?フロアが変わる時に一端展覧会の空気感とかいったものがそこで途切れてしまう。
もちろんフロアが変わること自体他にも色んな美術館がそういうプログラムで出来てたりするんやけど、そういう場合はその数フロアすべてがその展覧会で成り立ってるから大して気にならない。この美術館は、そういうプログラムで出来てるんじゃなくて、わざわざ企画展示室と常設展示室をわけた上で更にフロアまで分けてしまってるんである。
だったら、一階を企画展示室、地階を常設展示室とはっきり分けてしまった方がすっきりするし、展示する方としても、世界観が一定で崩れないので作りやすいと思う。
そして、照明。酷過ぎる。。。メカニックなデザインの照明が至る所に設置されていて、きっとこれも黒川さんのデザインなんやろうけど、美術空間において、照明がここまで目立ってしまったら駄目でしょ。あくまで主役は作品なんだから。。。
ホント企画はいいのにその箱が駄目ってのは残念でならない。

美術館前のムーアの彫刻の周りには見事な桜が!
すでに葉っぱが見え始めてたけど・・・

2009年度注目展覧会

4月に入り、各美術館が本年度の展覧会予定を発表しています。
そんな中から僕が注目する展覧会を独断と偏見でピックアップ。
本年度も注目がいっぱいです。

03.20-05.25/金氏徹平「溶け出す都市、空白の森」/横浜美術館
03.24-05.16/内藤礼「color beginning」/Gallery Koyanagi
04.02-06.21/池田亮司「the infinite between 0 to 1」/東京都現代美術館
04.07-06.21/椿会2009Trans-Figurative/SHISEIDO GALLERY
04.11-05.03/森太三「世界の果て」/PANTALOON
04.14-06.07/杉本博司「歴史の歴史」/国立国際美術館
04.22-05.23/宮永愛子「はるかの眠る舟」/MIZUMA ART GALLERY
04.29-08.30/愛についての100の物語/金沢21世紀美術館
05.14-06.27/塩田千春展/ケンジタキギャラリー
05.20-07.15/ネオテニー・ジャパン 高橋コレクション/上野の森美術館
05.23-05.31/After School 放課後の展覧会/元立誠小学校
05.23-07.20/マーティン・クリード:グレーテスト・ヒッツ/広島市現代美術館
05.25-05.30/Reborn/ギャラリーノマル
05.30-09.06/塩田千春展「流れる水」/発電所美術館
06.20-09.23/やなぎみわ「婆々娘々!」/国立国際美術館
07.07-09.23/ジュゼッペ・ペノーネ/豊田市美術館
07.12-10.12/Double Fantasy 韓国現代美術展/丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
07.18-09.27/Stitch by Stitch 針と糸で描くわたし/東京都庭園美術館
07.18-09.27/鴻池朋子「インタートラベラー」/東京オペラシティ
07.18-12.27/水と土の芸術祭/新潟市
07.26-09.13/越後妻有アートトリエンナーレ 大地の芸術祭/越後妻有地域
09.04-10.18/ウィリアム・ケントリッジ/京都国立近代美術館
09.05-10.19/マイケル・リン/三菱地所アルティアム
09.05-11.23/第4回福岡アジアトリエンナーレ2009/福岡アジア美術館
10.27-11.08/笹倉洋平/neutron
10.31-02.14/レベッカ・ホルン/東京都現代美術館
11.14-01.24/内藤礼/神奈川県立近代美術館
11.18-12.06/笹倉洋平/neutron tokyo
11.21-03.22/オラファー・エリアソン展/金沢21世紀美術館
12.11-03.03/束芋「断面の世代」/横浜美術館
2010.02.06-03.28//松谷武判/神奈川県立近代美術館
2010.02.06-04.11/MOTアニュアル2010/東京都現代美術館
2010.03-/山本基展/eNarts
会期未定/楊福東展/原美術館

いやぁ、すごい量です。全部見れるんでしょうか。
マストは広島のマーティン・クリード、発電所美の塩田千春、京都のウィリアム・ケントリッジ、金沢のオラファー・エリアソン、鎌倉の内藤礼あたり。
越後妻有も初参加。楽しみです。暑くて広くて大変そうですが・・・。
福岡のアジアトリエンナーレも今年なんですね。
オペラシティはデザイン系がすごい。今月も僕の好きなマルジェラやラフ・シモンズを含む「6+ アントワープファッション展」(4.11-6.28)や、建築構造家の神的存在セシル・バルモンド展(2010.1.16-3.22)など。
あと内海聖史さんが京都の某ギャラリーで展覧会をするんだとか。楽しみ。
全部回れるかわかりませんが、本年度もバリバリ飛び回ります!

radio90


エイプリルフールってことで、嘘、ではなく嘘みたいな話。


私、ラジオ始めました。


studio90のリーフレットでも発表しつつようやく実現しました。
京都で活動する若手作家の「生の声」をお届けしたいと思ってます。
これから不定期ながら更新していくので、どうか長い目でお付き合いくださいませ。

にしても、音悪すぎですね。。。
これもラジオのノイズってことで。
音楽は友人に作ってもらったんですが素晴らしすぎです。
こんなラジオに勿体ない・・・。
ありがとう、MIRACLE LIGHTSさん!

よろしくお願いします!
http://www.studio90.info/radio90.htm
カレンダー
03 | 2009/04 | 05
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
最新記事
カテゴリ
検索フォーム
月別アーカイブ
プロフィール

もりかわみのる

森川穣
現代美術作家。
森川穣 website
A'holicオーナー
A'holic website
instagram

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

管理者用
カウンター
To See List
・2023.09.16-11.12
杉本博司 本歌取り 東下り @ 渋谷区立松濤美術館

・2023.09.20-12.11
イヴ・サンローラン展 @ 国立新美術館

・2023.10.03-2024.01.28
パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展―美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ @ 国立西洋美術館

・2023.09.23-11.19
福田美蘭ー美術って、なに? @ 名古屋市美術館

・2023.10.06-11.27
生誕120年 安井仲治 @ 愛知県美術館

・2023.10.07-12.10
さいたま国際芸術祭2023 @ 旧市民会館おおみや等

・2023.10.13-12.24
石川真生展 @ 東京オペラシティアートギャラリー

・2023.11.01-12.25
大巻伸嗣―真空のゆらぎ @ 国立新美術館

・2023.11.03-2024.01.28
「今村源 遅れるものの行方」展 @ 水戸芸術館

・2023.11.18-2024.01.28
倉俣史朗のデザイン――記憶のなかの小宇宙 @ 世田谷美術館

・2023.12.02-2024.02.04
「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造、阿部展也、大辻清司、牛腸茂雄 @ 渋谷区立松濤美術館

・2023.11.09-2024.03.31
第14回上海ビエンナーレ @ 上海当代芸術博物館

・2024.01.11-03.10
フランク・ロイド・ライト世界を結ぶ建築 @ パナソニック汐留美術館

・2024.02.06-04.07
中平卓馬展 @ 東京国立近代美術館

・2024.02.14-05.27
「マティス 自由なフォルム」@ 国立新美術館

・2024.03.15-06.09
横浜トリエンナーレ2023 @ 横浜美術館ほか

・2024.03.30-07.07
ブランクーシ 本質を象る @ アーティゾン美術館

・2024.04.24-09.01
シアスター・ゲイツ展 @ 森美術館

・2024.04.27-08.29
デ・キリコ展 @ 東京都美術館

・2024.09.25-2025.01.19
ルイーズ・ブルジョワ展 @ 森美術館

・2024.11.02-2025.02.09
ジャム・セッション 石橋財団コレクション×毛利悠子 ―ピュシスについて @ アーティゾン美術館

QRコード
QR