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LONDON ART FAIRS 2007

ロンドンは狂ってる。
一週間のうちにざっと数えただけでも7つもフェアが同時開催するなんてありえない。
去年はフリーズ、ズー、スコープの3つだった。
今年はスコープがなくなり、代わりにアメリカ系のパルス、ブリッジなどが参戦。
最後だしってことで、フェア全部回ってきましたので報告。

Frieze Art Fair

なんといっても元凶はこのフリーズ。
2002年に始まり、今年で5年目にしてスイスのバーゼル、NYのアーモリーに並ぶ世界3大フェアの1つとして君臨。約150のギャラリーが世界中から選ばれ今年もリージェントパークで開催されました。
フリーズが現れるまで、ロンドンの冬のアートといえば、ターナー賞が独占してたんですが、フリーズ以降すっかりこちらがメイン。美術館やギャラリーもこちらに合わせて目玉展覧会を持ってくるなどすごい熱の入りよう。去年はたった4日で6万人以上の入場者数。恐るべし。
さて、中身はというと、300以上のギャラリーブースが軒を連ねるバーゼルに比べればやはりかわいいもんだけど、それにしても150はまだ多い。見ても見ても終わらず、最後の方はほとんど何を見てるのかわからなかった。

そんな中で印象に残ってるのはなんといっても、ポリスの座禅パフォーマンス!いつもえらそうにしてるポリスなだけに、なんか見てて清々しかった笑 にしてもがんばるなー。


そしてHauser & Wirthブースに出てた馬の死骸みたいなやつ。めっちゃ気持ち悪かったんだけど、まさか本物じゃなかろうな。でもホント本物と見紛うくらい精巧。近くで見てもわからん。毎日発行されてるフリーズニュースペーパーによると、どうやら先日お伝えしたOne One Oneを開いたデイビッド・ロバーツ氏が既に購入済みとのこと。やるなー。


あと好きだったのが、KISSのメイクをがんばってやってる映像。これが4人分あって、マジで笑えた。こういうの好きだわー。アホアホ。


他は何か色々あったけど記憶が曖昧。。。エルムグリン&ドラッグセットの写真もよかったかな。
にしてもホワイトキューブは相変わらず豪華だった。デミアン・ハースト、トレーシー・エミン、マーク・クイン、ドリス・サルセドなどなどスター選手のオンパレード。昨年はチャップマン兄弟が出張で似顔絵描いてたけど、今年は内覧会にて、お札にサイン会をしたそうな。。。それ明らかにイリーガルやろ。。。
フリーズはそんな感じ。疲れた。
にしても今年はコヤナギが抜け、日本からは小山とタカ・イシイの2つだけなんて・・・頑張れジャポン。

Zoo Art Fair

立地、質、ギャラリーの数共にもっともバランスの取れてたのが今回のズー。
開廊6年未満の若手ギャラリーのみが出展できるフェアで、今年は60程のギャラリーが世界各地から出展(といってもほとんどロンドンからだったが)。名前の通り、昨年までリージェントパーク内にあるズー(動物園)内で行われていたが、今年はローヤルアカデミーに移動。去年も行こうとしたが、動物園の入園料を払わないといけないっぽかったので断念。今年は悠々と行けます。12.5ポンドはそれでも高いが。
本当に見やすくて、作品も好みのが多くて好印象。
中でも目を引いたのが、伊島薫さんの「最後に見た風景シリーズ」
ギャルソンやヨージなどのブランドに身を包んだ女性が色んな死に方をしている。
写真もとっても綺麗で、コンセプトもやなぎみわ風だったけど面白かった。
芸能人がたくさん使われてたのがすこし萎えたけど、それでもまあよかった。

あとその隣でゴミ達が音楽を奏でてる作品や、雪の中で服を交換し合うパフォーマンス映像もおもしろかった。
にしても先月オープンした176は既に老舗画廊の風格を漂わせてた・・・階段上がった一番大きなスペース独占してたし・・・おそるべし。
それからこないだのブリックレーンでのショーにも出てた、今年RCA卒業生の作品がまたここでも出てた。しかも売れてた。学生の作品がいきなりマーケットにつながるロンドンの力を見た気がした。

bridge Art Fair

大穴だったのがこのブリッジアートフェア。マイアミ・NYで行われるフェアがロンドン初上陸です。
本当は行かないつもりだったんだけど、それではartholicの名がすたる!ってことで(ぉ
で、行ったら結構よくてびっくり。ほとんどアメリカのギャラリーだったけど。
何が良かったって、なんといってもこれがホテルでやってるという点。
トラファルガー広場にあるトラファルガーホテルをほぼ全室貸し切りで、一室につき一画廊が作品を部屋に並べている。これが中々おもしろくて、他のフェアと違い、パーテションのような仕切りではなく、部屋というわかりやすい仕切りのため、見やすさも素晴らしかった。
で、一番よかったのは、入って一番最初に出くわしたオランダのWitzebhayseb GalleryのJoanneke Meesterの作品。寝転んで上に設置された映像を見るんだけど、そこに映ってるのは、裸の子供が自分の体の輪郭線を必死に描かされてる映像笑 健気にがんばってる姿がかわいくて思わず笑みが。そしてその描いた輪郭線も展示されてた。ほのぼの。

他にも色々あったんだけど、ギャラリーの人と部屋に2人きりになって気まずかったりして中々写真撮れなかった。にしても良い企画だった。

あとはもうまとめて報告。だってあんまおもしろくなかったんやもん。
まずはPULSE
こちらもブリッジ同様マイアミ、NYで行われてる米系フェアのロンドン初上陸。とりあえず見づらい!作品を見る気にあんまならん。
Year_07も同様。こちらはサーチが入ってたカウンティホールだったけど、狭過ぎて見れない。
まあ07は何故か無料で入れたから良しとしても。
唯一印象に残ってるのが両フェアに出てた照屋勇賢氏の作品。
トイレットペーパーの芯を細かく葉っぱの形にした作品。
どんな作家なんだろう、と思って調べてたら2年前の横トリで見てたことが判明!
その時はファーストフードの袋をこれまた細かく木の形に切り取ってた。すごい。

それから、LONDON ART。こちらはどちらかというと主にロンドンの老舗画廊が出展してるフェア。今年で9回目で、フリーズより長い。が、正直内容は全然。コンテンポラリーが少ないし。
ただ、中で行われてたCass Sculputure Foundationが企画した展覧会'Enabling the Future'は面白かった。この機関はパブリック彫刻を管理する機関で、そのドローイングやら模型やらが置いててすごい興味深かった。彫刻家のドローイングってかっこいい。そして、フェアの外にもたくさん彫刻が置いてて、ほとんどは見るまでもない感じだったけど、それらにまじってゴームリーやトニー・クラッグもあったり。
最後はFree Art Fair。Friezeではない、Freeである。
名前のごとく、なんと最終日に作品全部無料で配るという大盤振る舞いの企画。
市場主義のフリーズに異議を唱えるフェアとしておもしろい企画だな、と思って行ってみたら、なんのこっちゃない、空きテナントを3つ使った小さなショーだった・・・残念。最終日に行ってみたら、ちゃんと人が並んでたけど。まあ、これが無料かー、と思ったら値打ちありそうだけど、なんだかね。

のあー、そんなこんなで、ロンドンのアート狂乱週間終了!疲れた・・・。
来年はさらに増えるのだろうか・・・くわばらくわばら。
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