Lloyd's of London by Richard Rogers

ロンドンでは昨日今日と'OPEN HOUSE'が開催されてました。
この企画は普段は入れない建物がこの日だけは一般に公開されるという企画。
昨年フォスターの事務所に行ってきましたが、僕の建築知識もなかったし、かなりぐだぐだな感じで回ってたのもあって、今年は気合いを入れてどうしても中を見たかったロイズ・オブ・ロンドンへ!
今年のプリツカーをものにしたロジャースのポンピドゥーセンター(1978)に並ぶ代表作。1984年竣工。
いやー、見てください、この外観。メカニックでめちゃかっこいい。
なんでロジャースはガラスなんかに走っちゃったんだろう。このままいけば素晴らしい建築家なのに。


ここは保険会社で、普段は関係者しか入れないのですがこの建物も今日だけはオープン。土曜だけの公開ってことで、これは逃すまいと、同胞たちとバンク駅に朝8時集合・・・。眠い!行ったらうちらの前に1人だけ待ってた。やりおる。
10時のオープンの頃には既に長い行列ができていて、早くに来ておいてよかった。
オープンして荷物検査も終え、早速中へ!




やばい。鼻血が出そうにかっこいい。
なんといってもこの伝統の教会建築へのオマージュとも言われてる吹き抜け!
そして大胆に配置されたエスカレーターに光が降り注ぐ光の屋根。照明もかっこいい。
上に登るとロンドンが一望できる。なんて贅沢なんだ・・・。



いやー、本当に来てよかった。ロンドンの現代建築ではダントツ一番です。
帰りに見たら列が大変なことになってた。建築に群がる人間たち・・・。年に1度だからね。

その後ほぼ真向かいにあるフォスターのスイス銀行、通称ガーキンへ。
しかしこちらは人気すぎて予約した人しか入れないようになってた。残念。
そんなこんなで予想以上に時間があまったので、リベスキンドのメトロポリタン大学も開いてるのではないかと足をのばすもまったくもって閉まってた・・・。ノリでグリニッチまでロジャース作のミレニアムドームを観に行く事に。

2000年のテートモダン・ミレニアムブリッジ・ロンドンアイと並ぶミレニアムプロジェクトのひとつ。しかしこのミレニアムドーム。建てたはいいが、お金が回収できずに大ゴケして、一時は壊されるんじゃないかとも言われていたけど、今年の4月に大手企業のO2が買い取って、名前もThe O2と改め、今はサッカーの試合やコンサート会場としてなんとかやっているようです。こないだまでプリンスのライブがやってました。
建築的にはふーんって感じ。あー、ロイズの頃のロジャースよいずこへ。。。
近くでゴームリーの作品発見!こっちの方が興奮。

その後子午線が通るグリニッチ天文台などに行ってから帰った。すごいいいとこだった。
今朝起きてごろごろしようとしたら、Sな自分が許してくれずに起きてすぐ自転車でロンドン市庁舎へ。
こちらはロジャースと並ぶイギリス2代巨匠の1人フォスターの作品。

ロイズと違ってあっさり入れたのがよかった。
最上階までのぼり景色を堪能。タワーブリッジやロンドン塔が近くてなんていい景色。
そしてこの建物の一番の特徴とも言える、中の螺旋階段を体験しました。
螺旋といってもすごいいびつな形をしていて、おもしろい構造だった。
ベルリンのライヒスタークに近いけどちょっと違う。上から円卓が覗ける。





いやー、あんま期待してなかったけど意外におもしろくてよかった!
このフォスターとロジャースはNYのWTCの新社屋を建てることになります。