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PG Dip Middle Exhibition


Postgraduate Diploma Fine Art Middle Exhibition;

Private View : 27th March :18:00-20:30
Exhibition Term : Wed 28th March - Thu 12nd April
Wed-Thu 9:00-18:30/Fri 9:00 - 20:30/Sat. 10:00-16:00
Chelsea College of Art & Design next to Tate Britain!

CHRISTOPH B?CHEL @HAUSER & WIRTH


前々から行きたいと思っていたスイスの大御所ギャラリー、ハウザー&ワースギャラリーのコッパーミル支店に行って来た。このギャラリーは2003年にロンドンはピカデリーサーカスというすごい場所に上陸。そして昨年2号店をこのブリックレーン近くの場所にオープン。元工場をそのままギャラリーにしたその展示室は、ガゴーシアンよろしく恐ろしくでかいと評判だった。
ってことで意気揚々で行ったもののどう見たってその住所に見当たらない・・・。
その住所にはホテルがあって、うわー、こんなとこ泊まりたくねーとかいいながら友達と探してたんだけど、にっちもさっちも見つからない。どうなんってんだー。
30分程探しまわったが見つからず断念。
しかしやはり諦めきれず次の日再訪。やっぱ見つからない。
畜生。。。
諦めきれない小生は、駄目もとでホテルの受付で聞いてみる。
「この辺にあるギャラリーを知りませんか?えっと名前は・・・」
「ハウザー&ワースかい?」
「あ、はい。知ってるんですか?」
「じゃあ、ここに名前書いて」
「はい?えっといや、チェックインとかじゃないんですけど?」
「いいから、ほら」
「は、はぁ・・・」
などという会話が生じ、なんか一筆書かされる。
「書けました」
「じゃあ荷物預かるから」
「は?いや。だからチェックインじゃないって」
「はい、これ受付番号。階段あがって奥まで行きな」
「え?あ、はぁ・・・」

やばいなぁ・・・と思いつつしぶしぶ受付番号を持って階段へ。
でもやっぱりユースホステル。うわーキッチンきたねー・・・ってかこれどういう状況??意味がわからん・・・と思いつつも言われたように奥へ。
するとなんということでしょう!奥には倉庫のような空間が!!
ここがまぎれもなくハウザー&ワースギャラリーだったのです。

ハンター試験かよッ!

というツッコミもむなしく、とりあえずその空間へ。
そこにはもはや高橋知子もかわいく見えるくらいのゴミの山。
ぼろぼろのコンテナ。電線の束。うずたかく積まれた冷蔵庫。
薄暗い空間に満ちる混沌。
実際高橋知子展のやってる会場に近いだけになんとも変な感じ。ちなみにその前日高橋知子展のゴミを収集してきたばかりだったもんで。
ステートメントを読むと、どうやらストリートチルドレンの住む現実をそのまま会場に持って来たというのが趣旨のような。正直100%は理解してませんがそんな感じ。
なんか今テートブリテンでもマーク・ウォリンジャーの作品としてウエストミンスターの前のデモの看板やらをそのまま再現したものが作品として飾られてるんだけど、どこかの環境をそのまま作品として発表するのって、正直それを表現と言えるのかな?ってのが正直な感想。やはり今回の作品も実際の現場で子供たちが住んでるところを見た方が衝撃的だし、テートのやつもやはりウエストミンスターにあってこそのものだと思うし、中々疑問が残った。
にしてもなんだったんだ、あのホテルの入り口は。。。あれもコンセプト?

DAMIEN HIRST @ GAGOSIAN GALLERY
デイビーストリートの小さな会場でデミアンの個展が開催中。
今回は蝶の羽をモザイクのようにはりたくった作品。
んー、やっぱ今のデミアンはセンスのかけらもないです。
昔の蝶が自身によってキャンバスに張り付いていった作品の方が美しいし力がある。昔の自分に勝てないってのは本当に悲惨かも。4月5日まで。


ところで今テートブリテンの展示が熱いです!!
こないだまで展示替えでずーっと閉まっていた常設展示室たちが、久々に昨日行ったら一斉にオープンしてて、もうすばらしい作品の数々が!!!
デミアンはもちろん、アニャ・ギャラッチオのガーベラの作品や、ホックニーの水しぶきの作品、積まれたオレンジを持って帰れる作品なども登場。ベーコンだけで飾られた部屋は圧巻です。こないだターナー賞をとったトマ・アブツの作品も加えられ、ブリティッシュ現代アートのすべてがここに!って感じ。学校が隣なのでしょっちゅう観に行こうと思います。

GILBERT & GEORGE @Tate Modern


英国現代アートの先駆者的存在、ギルバート&ジョージ。
彼らの大回顧展がテートモダンで先月より開催中であります。
生きてる作家のこれだけ大きな展覧会はテートでは初めて。
廊下もカフェもショップもテートモダンは今G&G一色。

セントマーチンの彫刻クラスで出会った彼らは、当時ブロンズなどの素材を買う金がなく、どうしようかってなって始めたのが、自分の体に絵具を塗りたくりそのまま自分たちが彫刻になるという、金がないっていうのを逆手に取ったやり方で'living sculpture'という概念を作り出し、それ以降自分たち自らを作品に投影させてきました。
彼らの主な作品は写真。それもめちゃくちゃ大きい。
なんか多分、彼らにとって写真も彫刻と捕らえられてて、額面で区切られてるのが特徴。にしてもイメージのわけがわからん。
わけわからないにも種類があって、それが気持ちいいのと不快なの。
正直僕にとって、彼らは後者。なんか見ててしんどくなる。
こんだけの量見せられたらなおさら。
ボイスとかも意味がわからないんだけどとても気持ちいいんですよね。
もうちょっと彼らのコンセプトとか理解できたら気持ちよくなれるんだろうか。

Jepp Hein @ Barbican Curve
バービカンにあるカーブを描いた展示室、その名もカーブ。
そこで去年の夏からサイトスペシフィックな作品をコミッションするプロジェクトが始まって、今回で3回目。
前回のリチャード・ウィルソンがサイトスペシフィックどころか、まったくもって空間を活かせてなくて、本当に残念だったけど、今回の作品はほぼ完璧と言ってもいい程の使い方。
会場に入ると目に入るのがジェットコースターのような動線。
白いボールが機械によって運ばれジェットコースタースタート。
観客は自動的にそのひとつのボールを追う。
止まりそうで止まらないそのボールの動きにわくわくしながらいつの間にかその会場をボールと共に一周してるという、観客の動きまで作家が自然に支配してしまうというのがすばらしかった。自分がその術にはめられてるって気づいてるんだけど、やっぱりボールを追わないと気が済まない感じがじれったくも気持ちいい。おのおのが自分のボールを決め会場を行き来してる姿はとても微笑ましかった。

Banksy @ Andipa Gallery


朝のミーティングの後ぼーっとしてたら、タイ人の友達が「今からこれに行くんだけどミノルも行く?」と言って新聞記事を差し出してきた。
何だろうと思い、その記事を読んだ瞬間思いがけない名前が。

B A N K S Y

まぎれもない。このブログでも何度も登場してるあのグラフィティアーティスト。その彼がなんとギャラリーで個展をしている!!
前回もグループ展という形で出ていたものの、個展というのは異例。
なんといっても彼の作品はストリートベース。
そんな彼が何回も言うがギャラリーで個展である。
しかも場所はサウスケンジントンという超ポッシュエリア。
彼の活動ベースのイーストロンドンとはかけ離れた場所である。
とりあえず気になるので二つ返事でついて行くことに。

場所はやはりどう見てもポッシュなエリア。僕が住んでる場所とは完全に違う。
そしてありました、ギャラリーにBANKSYの文字が!
中に入ると、キャンバスの作品やらがごろごろ!
こんなに一気にバンクシーの作品を見れるなんて夢のよう!!

かなり余談ですが、夢のようといえば、実はこの前の晩バンクシーのグラフィティを街中で発見する夢を見てたんですよね。どこかはわからないんだけど、なんか暴動が起こってて、物とか色々飛び交う中必死に写真撮ってた笑 友達にその記事見せられた時それもあってかなりの衝撃だったのです。本当に余談でした。

さて、この個展。驚きなのが作品のお値段であります。
3,500-10,000ポンド。日本円で80万から240万といったとこか。
いやー、こんな値段ついてるグラフィティアーティスト彼ぐらいですよ!
しかも推定ではまだ28歳との噂。14からグラフィティやってるらしい。
あー、これ1枚で学費が払える・・・(ぉ
ところで、すごかったのが10ポンド札をバンクシーが作り変えた作品。エリザベスがダイアナになってて、Bank of EnglandってとこがBanksy of Englandになってた笑 にしてもこれ法律的に大丈夫なの?ってか10ポンドだったのが10,000ポンドになってた。まさに錬金術。
改めてバンクシーのステータスを知らしめられた展覧会でした。
今月24日まで。バンクシーファンは是非!


オールドストリート近くの壁にバンクシー発見!
やっぱりこっちの方がしっくりくるかも。

佐々木陸朗講演会@AAschool

構造家佐々木陸朗がやってきた!
構造家っていうのは、建築家が出してきた案を実際現実化する際に構造計算やらをする人。名建築家には名構造家ありといっても過言ではないほど、いい構造家に巡り会えるかが建築家にとって大事である。
そしてこの佐々木さんは日本で、世界でも有名な構造家。
SANAAのインタビュー集読んでたら、佐々木さんのこと褒めちぎってる笑 どれだけ無茶なリクエストしても、こっちの期待以上のものがすごい早さで返ってくるとか。どんな頭してんだ。
SANAAとの仕事では金沢21世紀美術館が有名ですね。
しかしまあ、伊東・佐々木コンビの建築はすばらしい。あのせんだいメディアテークや、福岡のぐりんぐりんなど、佐々木さんがいなければ建たなかったんじゃないのかって建築がごろごろ。
特にぐりんぐりんなんてありえん。メビウスの輪のごとくうねるコンクリート。中にいると思ったらいつの間にか外。そんな建築。次日本に帰ったらまず行きたい建築ナンバーワン。スライドで工事現場見たけど壮絶だった。なんて現場泣かせ・・・。
講演会中気になった発言をいくつか。
まずミースの話。佐々木事務所の壁にはミースの建築写真が飾られてるらしい。これだけ無茶な建築の構造やりながら、あの均質なミースの建築にどういった関連性があるのかと。その疑問に佐々木さんはガウディとミースの関連性を唱えていて、ガウディの有機的なフォルムとミースの直線的なグリッドはまったく逆だが、まったく逆って言うのはどこかでがっちりなによりも強いコネクションがあるはずだと。それを見つけられたらおもしろい建築が建ちそうな気がするとおっしゃってました。深い。
それから興味のある建築家は誰かとの問いに、レンゾ・ピアノを挙げてたのが疑問だった。なぜピアノ・・・謎過ぎ。
最後に建築学生に対するメッセージが熱過ぎた。構造家と建築家は同士でありライバルだと。だから喧嘩を売ってくれと。ただしつまらない案を持ってきても相手にしない。建築家が出す案が刺激的でないと、こっちからは何もでない。今その理想的な関係を持ててるのが自分と伊東豊雄だと。うおー、かっけー。
ちなみに途中で見せてた磯崎新氏の建築が、ださい上に伊東さんの思いっきりぱくりみたいなのがあって、どうして佐々木さんがこの人とくんでるんだろうと疑問だった。
これからまたAAにて佐々木さんの展覧会が始まります。絶対行く!

ってか構造家の講演会聞きにきてるファインアート学生なんて僕くらいなんでしょうね・・・。でも実際美術作家と構造家ってまったく関連がないわけじゃなくて、たとえばテートモダンのアニッシュカプーアのどでかい彫刻は、佐々木さんと並ぶ世界屈指の構造家セシル・バルモンドが構造計算してできたコラボ作品だし、建築的な作品つくるにはやはり素晴らしい構造家の力が必要なのです。ってことで将来大きな作品作る時は是非佐々木さんに!(ちなみに伊東さんのサーペンタインパビリオンはセシルとのコラボ)

Alvar Aalto @ Barbican Centre
北欧の名建築家アアルトの展覧会に行ってきた。
この展覧会は坂茂がプロデュースしていて、空間構成が全部紙管でできてるのが熱かった!
にしてもやっぱ建築の展覧会ってぴんとこないわ。実際のものがおけないだけに、写真や模型になるんだけど、うーんって感じ。ずっと坂さんの展示台ばかりみてた(ぉ
それに対してアアルトが手がけた家具はとてもよかった。実物が置いてあるからね。
3月13日まで。坂茂の展示もあるのでそれもお見逃しなく。
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