Metropolitan University by Libeskind



ザハと並びアンビルトの代表選手リベスキンド。ユダヤ博物館以降どんどん建ち始めた彼の作品の1つがここロンドンに。しかも大学の校舎という大学側も無茶なことするもんです。
まあ、見たらすぐリベスキンドってわかりますね。
正直これ見た時「あー、はいはい」としか思いませんでした。
なんか彼のスタイルが決まりきりすぎてしまっていて、もうパターンが見えてしまってる感があるんですよね。次はどんなの出してくるんだろう!?っていうわくわく感がない。やっぱ僕はわくわくさせてくれる建築家が好きです。その点で伊東さんは完璧なわけです。あの人の場合、スタイルを持たないのが一種のスタイルだから、毎回わけわかんないの出してきて、毎回素晴らしい。ザハとかも全く予想つかんしね。
それと今回見てて思ったのが、どんどんゲーリー化しちゃってる。メタルな外観といい、この形といい・・・。どうしていきたいのかイマイチ謎ですね。
でもまあ、ロンドンでは珍しい海外建築家建築ってことで見る価値はありです。本当にロンドンにはイギリス人建築家の建物しかないですからね。フォスターかロジャースで終わり。
ホロウェーロード駅を降りてすぐに見えます。即効でわかります。
残念ながらガードが固くて今回は中の見学は不可でした。。。








夜にしか行けなかったんだけど、夜の方が綺麗かも。

Laban Dance Centre by Herzog & de Meuron



テートモダンの成功でいまや時の建築家となったヘルツォーグ&ド・ムーロン。現に今年のRIBA(英国建築協会)のゴールドメダルは彼らに渡った。そんな彼らのテートに続く2つ目のロンドンでの建築が、ロンドンの南東のデットフォードというところにあると聞きつけ行ってきた。施設の名前はラバン・ダンスセンター。コンテンポラリーダンスの学校である。
まず特徴的なのが学校の前庭。起伏が織りなす造形。これも彼らの手によるもの(のはず)。彼らはこうして建築だけに留まらず、その建築を取り巻く周りの環境にも手を加える。青山のプラダも駐車場が苔むしていてとてもいい感じだった。今回も緑の階段などいい感じ。


緑のアプローチを抜けると色とりどりの壁に感動。そしてこのカーブ。

ただ写真にうまく色が映らないのが残念・・・。

中へ。なんとか事を荒立てずに侵入するかを画策していると来週の火曜日がオープンキャンパスという情報をキャッチ。これはいけるッ!そう頭に浮かんだが、考えたらわしコンテンポラリーダンス興味ないやん!という根本のことに気づく。やっぱ正気は必要だ。ってことで図書室に行きたいという口実で公式的侵入成功。で、中はこんな感じ。警備員に見つからないようにがんばって撮影。くねくねした手すりが特徴的。あと壁の絵。


図書室。こまかく割れたようなガラスがあってめっさ綺麗。奥の。どうなってるんだろう。あと照明はくねくねしてて特徴的。プラダにもあったやつ。ところで図書館利用料2.5ポンドとられた・・・仕方ない。


校内にも侵入成功。とにかく壁がカラフルです。あとダンスしてるとこも見れたんだけどそれはさすがに撮れなかった。そして明らかに僕は怪しい人物でした・・・。


中のカフェでくつろいで見学終了。椅子もなんかいい感じだった。
また来るなら晴れた日に来たい。夜も絶対綺麗だと思う。

THE STUDIO @ HUGH LANE



ベーコンのスタジオのあるアイルランドのヒューレーンギャラリーまで行ってきた。
ここは前から訪れたかった場所で、このブログを通して知り合った方に今おもしろい展覧会があると聞きつけ即効で駆けつけました。正月早々ぶっ飛ばします。
ベーコンのスタジオは元々ロンドンにあったんだけど、アイルランド出身のアーティストってことで、ベーコンの死後、壁の染みまで完璧に再現してこのギャラリーに持ち込んだというユネスコもびっくりな業。
ベーコンのスタジオは上の写真を見たらわかるようにものすごく汚い。
ベーコン曰く、「俺は別に汚いのが好きってわけじゃないんだ。ただこの混沌としたスペースがインスピレーションを呼び起こさせるんだ」とのこと。本当にカオスですよね・・・。
しかしこの空間からあのグロテスクとも言える絵画が生まれる理由がわかる気がする。
あー、ここで名作が生まれたんだ、と思うと感動しました。
そして今「スタジオ」というテーマでグループ展が企画されてます。
結構豪華なラインナップだったんだけど、もう少し点数が見たかったかな。あと奈良さんとgrafのコラボや、トレーシーエミンの作品とかあってもよかったなーとキュレーター気分で見てました。
にしても相変わらずビュレンは主張してきますねー。


.all hawaii eNtrees/luNar reGGae @ Irish Museum of Modern Art
都心から少し離れたとこにある現代美術館。元々病院だったのを改装したらしい。とにかく広くてびっくり。中庭とかかっこよかった。でも2階工事しててほとんど展覧会見れなかった・・・
その中でもコレクションをメインにした展覧会とか結構いいの持ってた。こないだターナー賞逃したフィルコリンズの映像とか。あー、やっぱとってほしかったなー。
そして、新館でやってた展覧会がこの謎めいたタイトルのグループ展。さっき改めて企画書読んだら、単純にこの新館の名前「The New Galleries/Na Galleraithe Nua」のアナグラムらしい。なんだ。
でも結構豪華で、サラルーカスやダグラスゴードン、トーマスデマンドなどなど。特にジムランビーの代表作Zobopが見れたのはよかった。階段とか爽快な感じ。


しかしここはアーティストにすごく寛容な国だと思った。だってアーティスト税金要らないんですよ。だからU2もここに留まってるとか。あと常設だけじゃなく企画も無料なのがびっくり。ベーコンスタジオもお金要るって聞いてたのに要らなかったしなー。

Marlene Dumas 'Broken White' @MIMOCA


四国は香川県にある丸亀市猪熊源一郎現代美術館に行ってきました。
目的は南アフリカ生まれのオランダ在住作家マルレーネ・デュマスの展覧会。
世界のペインティングブームの中でも、最も人気があると言っても過言ではない画家です。
今年はMoMAでの回顧展も決まっていて、ノリにのっている彼女。
その展覧会が、昨年東京都現代美術館で始まり、この丸亀まで巡回して来たのです。
会場に入ると、まず彼女の十八番の水彩による肖像画群が吹き抜けに展示されている。
さっそく彼女の作品が現れ期待も高まりながら3階の本会場へ。
正直思ってたより作品数が少なくてちょっと消化不良な感じやった。
最初のペインティングも彼女らしい人物画ではなかったのでスタートもなんかノリ切れず。
しかし順に追っていくにつれ、彼女の絵が醸し出す独特な不気味さがましてくる。
娼婦、骸骨、首吊り少女。
特に最後の部屋の死を醸し出していた部屋はとても異様な雰囲気だった。
モチーフも不気味だが、何故か彼女の絵画には物質感が感じられない。
会場全体を見渡すと彼女の絵がまるで重力を失い浮いているように感じる。
実際はもちろん壁にちゃんとかかっているんだけど、そういう風に感じてしまう。
美術館のチケット売り場近くで、彼女のドキュメント映像が流されているんだけど、その映像に映し出された彼女の制作行程にその浮遊感を解くヒントが隠されている気がした。彼女が作品を描く時、イーゼルに立てかけるのではなく、床に置いて描いている。大量の液体で絵の具を滲ますので、立てかければ色が垂れてしまうという理由からなのだが、その描き方は日本画に近い。彼女の絵が他の画家と違う雰囲気を持つのはこういった制作行程にもあるのかもしれない。そして僕が感じた浮遊感は、元々作品の出生が床に対して水平なのに、展示の段になって初めて垂直にかけられるからなのかもしれない。
作品数は少なかったものの、彼女の作品に亡霊のように囲まれる体験は貴重だった。
1月20日まで開催中。まだの方は是非。
ちなみにそのドキュメント映像結構長いです。

ショップで過去の図録2冊と今回の図録を買いあさった。
ここは良質な展覧会が頻繁にやってる。
この前もエルネスト・ネトだったし、昨年も須田悦弘の展覧会がやってて、観に行けず涙をのんだ。今回はその2つの図録を購入。年始福袋買えなかったので、ここで憂さ晴らし。散財散財。
この3冊を読んでいて、共通する名前が浮かんできました。
植松由佳。この美術館のキュレーターさんです。
今年はどんな展覧会を企画してくれるのか。楽しみでなりません。

岡山から丸亀に来る時、マリンライナーというのに乗るんですが、それが瀬戸内海を渡っていく時の眺めといったら美しい以外にありません。遠い場所ですが、その道のりも醍醐味のひとつです。
そしてこの美術館、思っきし駅前にあるのも特徴。駅前の美術館ってありそうでないのでその感覚も楽しいです。谷口吉生による建築も魅力。
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