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quai Branly by Jean Novel



オープンしたばかりのケ・ブランリー博物館に行って来た。
シラク大統領が国家一大プロジェクトとして挑んだエッフェル塔のすぐそばに建つこの民族博物館。その大事な建物を建てたのがジャン・ヌーベル。フランスといえばこの人という感じですね。
しかし出来上がった博物館は全くもって”ヌーベルらしくない”建物。
光の建築家と言われた彼が、お得意のガラスも控えめで、形もごつごつ。
なんでも民族博物館という特質上、今まで西洋人として育ってきた自分をできるだけ出さない形というコンセプトらしい。なんか、それも極端な考えだなって思うけどまあそんな感じ。
原色で彩られた建物。中も迷路のよう・・・って中は入ってないんですがね。だってお金がかかるんだもの。無料で見れるとこだけ見て回りました。
僕は正直この博物館より、セーヌ川の入り口のパトリック・ブランによる植物の壁がかなり感動しました。やっぱブラン最高。ヌーベルとはカルティエ財団美術館でも競演してて、結構建築家と美術家の相性ってあるのかな。レンゾ・ピアノと新宮晋もよくコラボしてますね。


ところでこの博物館、岡本太郎がパリにいた時に見ていたく感動して、日本にも民族博物館を!ってことで建ったのが万博にある民族博物館らしいです。ここで太郎ちゃんは感銘を受けて、あんな絵や縄文文化にも取り組んで行ったわけですね。

アラブ世界研究所

ヌーベルを一気に有名にしたこの建物。
壁一面に敷き詰められた装置。カメラのシャッターのように、自動的に光を調節するというすごい仕組み。太陽光で動いてるのかな。ラッキーなことにその動く瞬間を見れました。あまり見れることはないらしいのですごくラッキー。壁一面に敷き詰められたそれらはアラビア模様のようでもあり壮観。


ところで、正直僕あまりヌーベルに愛はありません。
なんだかとても表面的というか・・・。アラブもよかったけど、はっきりいってあれ建築の凄さというよりその装置のすごさな気がする。なんかぐっとくるものがない。
同じフランス人建築家ならドミニク・ペローの国立図書館はものすごくよかった。
くの字型の建物が4つ囲むように配置し、くっつけると正方形になるという仕組みで、その囲まれた中心には人口森。その森もすばらしくよかった。安藤らの強豪を破った建築だけある。

Cinematheque by Frank Gehry


ゲーリーのシネマテック・フランセーズに行って来た。中身はあまり見てないのでわからないけど、どうやら映画の博物館らしい。建設当時はアメリカンセンターという施設だったけど運営問題をはらみ閉鎖。昨秋今の状態になって復活。
正直ゲーリーにしては大人しいので物足りなさが残った。

そしてもう一つパリにゲーリーの手がけた建築が
その場所はズバリ

ディズニーランド

まさか野郎3人でクリスマス直前にあの場所に行くことになるとは思いもしませんでした。しかも中には入らず、ゲーリーの手がけたショッピングモールだけ。着いたらもう8時頃。帰る客を逆行するかのように目的地へ。たどり着いたその場所は、あまりにゲーリーがすっぽり収まってた。元々現実味のないゲーリー建築だけに、現実味皆無なディズニーにはぴったりすぎてなんだかげんなりだった。安藤とかがやったら大変なことになったのかも、とか言いながらそそくさと退散。
しかも暗くてあまりちゃんと映ってないっていう。

それよか08年に建つヴィトンの現代美術館はかなり期待しちゃいますね。

集合住宅 by Herzog & de Meuron


パリにヘルツォーグ&ド・ムーロン(以下H&D)の手がけた集合住宅があるという情報をキャッチし行って来た。なんてマニアックな情報なんだ。そして出会ったそれは本当に素晴らしかった。
まずは正面のファサード(上写真)、黒い鉄のような格子で囲まれている。
なんだ、これだけか、と思って、続いてなんとか中に入れないものかと調べ回るも完全にロックされていて入れる気配なし。よし、帰るかってなった時、駐車場から車が。チャンス!ということで、忍者よろしく潜入に成功!
そして中が本当にすばらしかった。中庭があって、そこに現れた新たな集合住宅!




これが本当に素晴らしかった!横はツタがまきつき、正面はまあ、写真の感じなんですが、とてもよかったですね。ただ、かなりこれ住居侵入罪スレスレ、ってか入っちゃってる?って感じだったので見つからないかと終止ハラハラしてました。。。住民の方々本当に申し訳ありませんでした。

Lyon Mediatheque by Mario Botta

ラ・トゥーレットの帰りに出会った日本人に教えられたリヨン市内にあるマリオ・ボッタによるメディアテーク。もうパリへの電車の時間ギリギリで走って観に行きましたとも。
暗くてよくわからなかったけど、ボッタお得意の幾何学模様が気持ちよかった。


リヨン市内には他にもヌーベルによるオペラ座やカラトラバによるリヨン空港駅がある。どうやらまた行く必要がありそう。今度はその空港に着陸しよう。

今回急いで撮った写真が多かったため、ブレとか多くて、一番上のシネマテックとH&Dのツタの写真はレオ氏に提供していただきました。ありがとうございました。

L’hopital Copgnac-Jay by Toyo Ito



こないだ竣工したばかりの伊東豊雄によるコニャック・ジェイ病院に行って来た。
1999年の招待コンペでジャン・ヌーベルなどの強豪を打ち負かしたこの建物。施主がかなりの建築好きで、招待する建築家を選ぶ際も、以前伊東さんが建てた九州にある介護施設を見て惚れ込み依頼したそうな。実際ライバルは全員フランス人という中東洋人が勝ちとるという結果に。すごすぎる。
そしてこの施主が本当にすごくて、伊東さんに「こんなに熱い施主見たことがない」と言わせる程。案を出す度口を挟んできて最初伊東さんも心の中で「いやなやつだなぁ」と思ってたらしい笑
しかし一旦納得するともうとことん建築家をサポート。実際この病院が建つまでには色々あって、コンペ案が通って以来近隣住民からの反対運動で、工事は何度も断行。今年ようやく竣工に至ったわけだが、それまでもう壮絶だったそうな。それでも施主は一切折れずに伊東さんの案を推し進め今日に至る。ありがたい話です。
そうしてようやく完成したこの病院。
すべての病棟から中庭を眺められるというシンプルなコンセプト。そして反射率の極めて高いガラスのファサードは外から中は見えないが決して閉ざされてはいない空間を実現し、他のガラスには木の柄をプリントし、伊東さんお得意の外にいるのか中にいるのかわからない空間を作り出したのです。こうして病院独特の閉鎖的な空気は一切感じられないすばらしい建物に仕上がってました。
ところでこの病院。日本語では単純に病院と訳されてるけど、正式にはホスピス。ホスピタルとの違いは、「終末医療」が含まれている。つまりあとは死を待つだけの患者さんもいらっしゃるわけです。最後の場所となるかもしれないからこそ、この開放的な空間が求められたわけですね。日本ではまだまだホスピスは根付いてないけど、最後を迎える場を確保することはとても豊かな文化だなと思った。

景色に溶けていくようなファサード。

あぁー、やっぱ伊東さん凄すぎる。パリで見た建築ではダントツ。
ってか、伊東建築あるとこ森川ありってくらい見てる・・・これからも憑いていきます(ぉ

瞑想の空間 by 安藤忠雄
フランス唯一の安藤建築があると聞き、ユネスコ本部へ。
これを見るにはガイドツアーに予約しなくちゃならない。無料だが毎週火曜の15時からのみ。
そして残念ながら、おそろしいスピードで進んで行くので瞑想するどころか写真を撮るのもままならない・・・。もうちょっとゆっくりしたかったなー。




ところでフランスに第2の安藤建築が近々建ちます!
ピノー財団の現代美術コレクションを集めた大規模な美術館。
セーヌ川のスガン島に建つ予定。しかし今かなりもめにもめているらしい・・・その場所が問題で、かつてルノーの工場があって、サルトルもそこで演説したことがあるという歴史ある場所なだけに色々大変なんだとか。伊東さんのもかなりの反対にあったけど、やはりフランス国民の場所とか歴史とかのこだわりなのかな。難しい所ですね。
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