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伊東豊雄「もののもつ力」


大阪は朝日生命ホールにて伊東豊雄氏の講演会が開かれました。
前回お知らせした通り、予約取れなくて敢え無く残念…と諦める僕ではありません。クリストの時同様、駄目元突撃大作戦。現場に直接行って頼み込むしかないッ!ってことで行ってきたわけです。
「どうしても見たいんです!お願いします!」
そしたらとりあえず予約した人が大体入ってからってことでオッケーもらっちゃいましたy いやぁ、やっぱやってみるもんです。
にしてもやはり恐ろしい人気。開場十分後には席が埋まってしまって、予約してた人も立ち見かロビーで中継されてるテレビを見るかしか残されてませんでした…恐ろしや…。主催側の人も「もっと大きな会場借りるべきやった」とつぶやいてました。多分そこら辺の歌手とかより集客力あるかも。今回も400席近くあったのに…。
で、立見席で観覧。映像関係のトラブルで少し遅れたものの無事スタート。
大きな拍手と共に登場された伊東さんは黒のジャケットにお気に入りのギャルソンのピンクと白のコンビネーションのシャツ。いやぁ、素敵です。
今回テーマとしては「もののもつ力」ということでしたが、作品のスライドと説明に終始されてたのが少し残念でした。でもまあ、色々おもしろい話もでてきたのでよかったですが。
スライドはやはりせんだいメディアテーク以降のものになるんですが、僕ほとんど見ちゃってます。日本のものはもちろんのこと、海外のものも素晴らしい幸運のもと見れちゃってる。例えばベルリンの新国立美術館で開かれた展覧会の会場設計(上写真)なんかは本当に偶然だったし、サーペンタインパビリオンなんて、本当はあのバタシー発電所の再開発が完了されるまで見れないはずがたまたま展覧会がやっててカフェとして起動してたし、本当に伊東建築とは運命的なものを一方的に感じちゃってます。今回だってわざわざ僕が日本にいる時に、しかも大阪で講演会だなんて…。東京だったら3月だった。
こうなったら伊東建築をとことん追いかけてやります。今度実はパリに行くんですが、その時も先月オープンしたばかりのコニャック・ジェイ病院も見てきたいですし、来年帰ってきたら、その頃には完成されてるであろう福岡の中核施設や多摩美の図書館、今回見れなかった岐阜の瞑想の森なども周りたいですね。
ところでサーペンタインのパビリオンの予算の話はちょっとおもしろかった。予算自体は実際2000万なんだけどかかったお金は8000万。半分の4000万は寄付で、残りの2000万はバタシーの開発者が買い取ったんだって。だからあそこにあるのか。謎が解けた。またバタシー開発終了したら行ってみたい。今まで見た中であれが1番好きかも。
他にはTOD'Sに置かれてるザハの椅子が気に入らないとか言ってた(笑) あまり仲がよろしくないのだろうか。台中オペラハウスのコンペでザハを破ったのは気持ちよかったのかな(笑)
しかし伊東さんは至って謙虚な人だ。2時間しんどいのに座らず延々と休みなく水もほとんど飲まずにレクチャーしてくれたし、最後の質問も終了時間過ぎても質問に答えてたし。ってか質疑応答をもうちょっと長めにとってくれてもよかったんじゃないかな、って思います…。
最初の「日本での建築家のスタンス」という質問の答えは中々興味深かった…というか日本って…って感じだった、やっぱり。日本の施主は伊東さんのようなある種特殊な建築は受け入れられにくいのだそう。実際今の伊東さんの仕事の8割が海外。日本は建築業界においても認知が甘いらしい…。芸術はもっと悪いがこの国は大丈夫なんだろうか…。そして建築を任せる施主側の建築にかける熱意もヨーロッパのそれとは大違いだそうな。例えばこないだ伊東さんがせんだいメディアテークにおいて、日本の建築賞をとった際、果たして賞状を渡してくれた人があの建築のことを知っているのだろうか。否、多分知らないだろう。ヨーロッパではそんなことありえない。なんだかなー。

今回ロンドン帰る直前に尊敬する伊東さんの生の声が聴けて本当によかった。
「均質な空間で生きている現代人に自分の建築を通して動物的になってほしい」
そう語っている伊東さんが印象的でした。

しかし主催した東西アスファルト事業協同組合さんはとても太っ腹だ。帰りにバーバリーのミニタオルをいただいた。この講演会も無料やし。過去にもSANAAや坂茂など豪華な講演会をやってるみたい。来年はまた海外からも呼んできたいとおっしゃってた。リベスキンドやゲーリーとかだったら嬉しいな。その時はぜひ僕の帰国中に。
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青木淳 @ taro nasu bambi


大阪に出来たばかりのtaro nasu bambiにて青木淳氏の展覧会がやってた。
そもそもここの内装は青木さんが手がけていてちょっとした話題に。
内装自体は、木毛セメント板を白く塗って張り合わせられた壁と真ん中には可動式の柱。展示によって配置を変えられる仕組み。でも正直邪魔なような・・・。
今回はこの壁の延長線上としての光のオブジェを制作。白い空間でとても綺麗。
ところで青木淳氏。東京のルイヴィトンの建築で有名ですが、どうもこの人建築家というより内装デザイナーといった方がしっくりくるような気が個人的にする。ヴィトンに関してもモアレを引き起こすパターンをガラスにプリントされてるデザインなわけだけど、それってウインドウディスプレイって感じがするし。
最近の注目作はなんといっても青森県立美術館。先日行ってきました。こちらに関しても外装は正直大したことなく。三大丸山遺跡との関係性とかコンセプトはわかるんだけどね。内装は色々趣向が凝らされてました。土壁とか土の床とか、超無機質なトイレとか。ってことで写真でお届け。

劇的な夕焼けと美術館。んー、外観普通・・・


恒例のトイレ。白い・・・異常な白さ。


美術館のトレードマーク。暗くなると電気がつく。


点灯前。


点灯後。


夕方に行くのが1番いいです。
あと内部空間白すぎて既に汚れが目立ってました・・・メンテナンス大変そう。
やっぱこの人内装はいいと思う。今回のtaro nasuもよかったし。taro nasuは青森の延長線上にあるとかで、確かに青森ではレンガが白く塗られてました。

縄文と現代 @ 青森県立美術館


7月にオープンしたばかりの青森県立美術館へはるばる行って来た!
初回の展覧会がシャガールで?って感じだったんだけど、今回は現代美術(+縄文)ってことで。しかも出品作家がやたら豪華!この機会逃すと中々行く機会がないってことで。
建築的にも三大丸山遺跡に隣接して建ってて、ほぼ土の中に埋め込まれた形で、展示室は地下。中もホワイトキューブだけでなく、土壁の部屋とかがあったりで色々話題です。詳しい写真などはコチラにて。
さて、展覧会に関してですが、正直期待はずれ。キュレーション不足が否めません。展示と言うか陳列と言った方がしっくりくるくらい作品をただただ並べてるとしかいえない感じ。作品数が多すぎます。もっと絞るべきだったと思いますね。あと縄文とのつながりもなんだか少し無理が…。自然なのはやはり岡本太郎との関係ぐらいじゃないかな。あと森万里子と。やるなら既存の作品でなく作家に少し強要するくらいで新作を作らせるとかにした方がよかったんじゃ。大変だろうけど。
唯一展示が成功したと言えるのは内藤礼。もう彼女の為に元々作られてたんじゃないかと思うくらいぴったりの展示空間。土壁と土の床が彼女の作品と共鳴して本当にすごかった。いつもの舟じゃなくて、布をたらした作品。初めて見たけどとても美しかった。あと、村山留里子も新展開。でもインスタレーションのセンスが微妙。
常設展はなんといっても奈良美智。もうこの人のインスタレーションセンスは抜群。作品自体好きとはいえないにも関わらず唸らせられる。さすがや。「あおもり犬」もすごかった。写真に収めたかったけど監視のガードが固くて断念(当然) あれ雪積もったら絶対綺麗!他の展示はあんま興味なかった…棟方志功とか…。ってかあの大きな展示室がシャガールだなんて…。
展覧会は12月10日まで。

SUSPENDED 浮景 @ 国際芸術センター青森
青森駅から市バスで40分…遠い…。そしてほぼ森の中です。着いた時にはすっかり日も暮れてまっくら。せっかくの安藤建築も暗くて何も見えず…。
で、展覧会やってた。ここはアーティスト・イン・レジデンス空間で、世界各国から毎年春と秋に4人ずつくらい選ばれてここで滞在制作・発表をするっていう。にしても9月からスタートで10月には発表ってちょっと激しくないですか…。去年はここで中西信洋さんもやってはりました。今回はドイツ人とポーランド人と日本人2人。
おもしろかったのが、日本人2人と他の2人との違い。正直日本人の作品はすごくわかるわぁーってなるんやけど、他の2人のに関しては?って感じ(笑) イザベラさんのはなんかゴームリーにも似た人体の彫刻。ちょっとゴームリーよか軽やかな感じ。タチアナさんのは本当になんかよくわからんかった…説明むずい。武内さんのは布を繋げて吊るしたやつで、山口さんのは和紙を結んでる作品。2人の作品少し似てた。照明越の影とか綺麗だった。でもここの弧を描いた独特な空間を生かした人がいなかったのは残念。

杉本博司 本歌取り @ ギャラリー小柳
所変わって東京。杉本博司氏の新作展。
今回の作品は、セラの彫刻「JOE」を杉本さんが撮った作品。いやー、もうせこいわ、この人。人の作品使って自分の作品作っちゃうんだから。しかも相変わらずめっさ綺麗やし…。参りました。

BILL VIOLA Video Works @ ICC
こないだとは別にここではビル・ヴィオラの過去の作品を1日中延々と流してるすごい試み。最初1日中見てみようかしらとも思ったけど、それは無茶ってことで、狙いを定めてまずは「はつゆめ」。今回の森美術館での展覧会タイトルにもなってる同作は日本で滞在制作していた時に作られた作品。海外って初夢とかいう考えがないんですよね。ってか正月自体があまり重要じゃないから。要はクリスマス。そういう日本文化に色々触れた時期の傑作と言われてます。が、もうすいません…途中普通に寝てました(爆) 寝不足だったんです。それに54分もあるんですよ。金沢でマシューバーニー見た時もそうだけど、こういうアートフィルムはやっぱ寝てしまうよ。10分が限界です。まあでも、やはりこの時期から水の表現は卓越している感があって、これが後の作品にもつながっていくのかっていう片鱗が見れてよかった。その後休憩してまた「おのれとは如何なるものかを識らず」を見たけど、これに関しては90分近くある上によくわからんってんで途中でリタイア…すんません。
余った時間でICCのメディア作品体験。楽しかった。

オラファー・エリアソン @ LOUIS VUITTON
なんか、建築を周ってる途中に、やたらヴィトンのウインドウが明るいと思って見てたらなんとオラファーの作品!なんと世界中のヴィトンのウインドウディスプレーが今オラファーによってなされてるらしい。実際銀座の2店舗、表参道のも全部オラファーでした。各店舗によって少しずつ色が違います。オススメは表参道。テートでやった作品のように太陽のよう。周囲がオレンジに照らされててすこし異常な空間です。ってかもう街中で何気に歩いててもこういった作品をしっかりキャッチする自分のアンテナが我ながらすごい…病気ですね。

丹下健三



今回東京に行ったら絶対に観ておきたい建築があった。
東京カテドラル聖マリア大聖堂。
建築家の名は丹下健三。
東京都庁、フジテレビ本社ビル、赤坂プリンスホテル等々挙げていけばキリのない丹下建築たち。建築だけでなく都市計画にも長けていた丹下さん。広島原爆ドームのあの一帯はすべて丹下さんの手によって作られました。そんでもって日本だけではなく世界にも丹下パワーは及んでいて、ナポリの都市計画やサウジアラビア王国国王宮殿など、重要なプロジェクトも一手に引き受け、彼がその生涯で残してきたのは、都市・建築も含めなんと330。31ヶ国にも及んでおります。今建築家が世界に羽ばたいているのも彼の土台のおかげと言っても過言ではないでしょう。コルビュジエ、ライトに続く巨匠。それが丹下健三です。
そんな彼が1964年に作り出したこの大聖堂。当時世界を震撼させたこの建築は40年建ってもまだまだその衝撃が色褪せません。メタルな外装は太陽の光を反射し神々しく、上から見ると十字の形をしているというしかけ。
しかし中に入るとその外観からは想像もできない姿が…。


もうただただ圧巻な吹き抜け。そしてコンクリートが向きだしの壁。もう言葉も出ないくらい感動しました。そして幸運にもこの日、行ったら結婚式が行われてて、なりゆきで出席させていただくことに(笑) いやぁ、こんなとこで式を挙げられるなんて幸せですね。いつまでもお幸せに。
ちなみに昨年、ここで丹下さんの葬儀が行われました。本人の希望によるもので、丹下さん自身もこの教会を気に入っておられたのでしょう。巨匠の最後を飾るのにこんなにふさわしい場所はないですね。キリスト教会の人もここに来て驚いたとか。キリスト教徒でもない丹下がこんなものを作れるなんて、と。天才ですね。外は未来的で、中はもう既に1000年ほどの時間を内包したかのような神々しさ。モダン建築の弱点の「時の重み」をしっかりものにしてるこの建築はすごい!僕が今までみたモダン建築でナンバーワンです。

そしてこの1964年。もう1つ世界を震撼させた建物を作られました。それが国立屋内総合競技場。代々木体育館として認知は高いかも。僕が行った時は世界バレーがやってました。

ちょっとその全貌を撮るのが難しかったんですが、「吊構造」と呼ばれる構造で、上に屋根を引っ張ってキュって巻いたイメージというか…。とにかくこの2つの建物は世界に多大なる衝撃を与えたのであります。もしコルビュジエが生きてたら絶対嫉妬してたでしょうね。

他にも東京の静岡新聞社や大阪のアップリカなどおもしろい建物があります。


あと、丹下さんのすごいのはなんといっても弟子達を育てるテクニックというか、もしや天然なのかもしれないけど、丹下スタジオからは本当にたくさんの名建築家が出ています。昨年NYのMoMAを建てた谷口吉生さんもそうだし、世界的な論客磯崎新氏もそうだし、東京体育館や京都近代美術館などの槇文彦氏もそう。こんなに名建築家を輩出できた理由は丹下事務所のやり方にあります。普通○○事務所というと、そこの代表の人が1人で案をだして、所員の方々がそれを現実的な形に起こしていくわけですが、丹下さんの場合、まずアイディアを所員の方々と一緒になって考えます。で、その中からいい案をピックアップして丹下流にアレンジしていくわけですが、そこにベテランも新人も関係ないわけで、そうすると新人でも頑張ろうってなるわけです。それが名建築家を生み出すトリックなわけですね。でもやっぱ自分の事務所を持つと自分が自分がってなるところをちゃんと所員の声も反映させるのがすごいなって思います。今回東京を旅をして丹下建築をいくつか見ながら改めてすごさを実感しました。しかし丹下さん亡き後、丹下事務所は息子さんが引き継いでらっしゃるのですが、やはりレベルが…。銀座のフェラガモとか見ましたが、なんじゃこりゃって感じでした…。うーん。
ちなみに丹下さんのお弟子さんの作品で今回1番面白かったのが黒川記章氏のカプセルマンション。これはすごい!メタポリズムという都市を生物の新陳代謝に見立てた運動があって、その一員だった彼が生み出したその建物は、マンションなんだけど、部屋が古くなったら部屋ごと新しいものに変えれるというすごい発想…。残念ながら竣工以降1度も変えられたことはないそうですが…。ちなみに一部屋サンプルで見れるんですが、狭すぎて住む気にはなれないですね(笑)

TOKYO ARCHITECTURES


歩いた…もう足が吊りそうになりながら歩いた…。
それもすべては建築のためッ!前進あるのみッ!
ってことで2日間で回った建築計26!全ては報告できないので気に入ったやつだけ。伊東さんとSANAA(妹島さん)建築はまた後日。

まずは表参道エリア。
1番好きだったのがこの上のヘルツォーグ&ド・ムーロンによるプラダでございます。2005年日本建築学会賞受賞作品。彼らはテート・モダンを建てたことで有名ですが、これ見ちゃうとテートも色あせるっていうか、これぞ彼らの真骨頂って感じがします。あれは元の発電所を限りなく残した結構保守的建築なので。これ見ちゃうと2012年に建つと言われているテートの増築も楽しみですね!
しかしこの網目状の360度ファサードが凄い!!噂には聞いてたけど実際見てみると超感動します。このガラスが実はすごくて、膨らんでるのとへこんでるのがあるんですよね。写真じゃわからないけど。そしてこのガラスの壁と網目はちゃんと建物を支える構造にもなってて、伊東建築の同様柱がありません!僕はこういうデザインと構造が一体になった建物が好きなんです。
そして中へ…ビニール傘持って潜入。


中はさすがに撮れませんが、白を基調にとても綺麗でした。場違いも甚だしかったので、4階まではがんばったんですが、恐くなって上まで行かずに脱出。
あとここ隣にオープンスペースがあって、壁が苔で出来てて素晴らしかった!


表参道エリアはこういう有名建築家が建てたビルがひしめきあってるわけですが、心を打ったのは伊東・SANAA以外ではこれだけ。
隈研吾のONE表参道もちょっと全貌が捉えにくくてわからんかった。近くのドーリックはセンス悪すぎますが、そのまた近くの梅窓院は本当によかったです。
安藤忠雄も表参道ヒルズは前行って失望したんだけど、友達に薦められたコルッツォーネも駄目だった。hhstyle.com/casaは安藤らしくなさが逆に興味持てて楽しみにしてたんだけどこれも微妙…安藤さんの建てる商業建築はやっぱ好きじゃない。
黒川さんの看護協会ビルはカプセルマンションがよかっただけに残念だった。

続いて銀座エリア。
表参道と銀座は夜が真の力を発揮しますね。
こっちは昼行ったんだけど、やっぱ夜の姿も見たくてもう一回行った。
中でも乾久美子さんのディオールはよかった。左が昼、右が夜。


で、隣にレンゾ・ピアノのエルメスがあると何故か勘違いしてて、隣工事してたから焦った…でもちゃんとありました、ちょっと離れたとこに。


ってかこないだの西野達の作品がまだ屋上にあるじゃないですか!(笑) 恒久作品になったんでしょうか、王子様…
しかしその時はあまり気づかなかったけど、このビル本当に綺麗ですね。ゆがんだガラスを敷き詰めたこれまた360度ファサード。正面からしか見てなかったから横とかすごい…名和さんがウインドウディスプレーしてたとこを是非見たかったな…


そして新宮晋さんの作品が揺らめきビルの光を照らす…美の極み。

しんどかったけど夜来てよかった…

他には新橋のビル郡を回りました。ジャン・ヌーベルの電通新社屋は綺麗は綺麗だけどよくわかりませんね。近くのロジャースの日テレもなぁ…ロジャースは新宿歌舞伎町にある林原第5ビルがよかった。にしてもラブホ街なのでちょっと恐かったです…


あとは上野は谷口さんの法隆寺宝物館に行きたかったんだけど入場料がいるとかで、しんどかったしやめ。またいつか。そしてコルビュジエの日本唯一の建築国立西洋美術館。言われるまで全然わからんかったけど、見てもわからんかった…全然5原則守られてないやん…。


とりあえずこんな感じ。ほぼ海外建築家ばかりですね…。

TOYO ITO #3


伊東さんの建築は楽しい。
特に「せんだい」以降は伊東さん自身「楽しい」という感覚を大事にしてるらしい。

TOD'S 表参道ビル






MIKIMOTO Ginza2








もう伊東さん爆発って感じですね(笑)
これらのビルがすごいのはデザインと構造が同時に成されてるとこ。
TOD'Sは前のケヤキ通りのケヤキに着想を得たデザイン。(にしても前のケヤキが邪魔でうまいこと正面の写真が撮れない…)
MIKIMOTOは…これなんでしょうね(笑)
もう何がなんだかわかりませんが、なんとどっちもこの壁でビルを支えちゃってます。柱なんて1個もありません。MIKIMOTOなんて熱さ20cmのコンクリを金属で挟み込むという手法をとっていて、そうすることでコンクリートの揺れを防ぎ地震大国日本でも耐えうるとのこと…わからーん。なんで途中でガラスとか挟み込んだりしてるのに…人知を超えてます。それも今のコンピューター技術のおかげです。それからTOD'Sは3枚目の写真見ていただけるとわかるかもしれませんが、壁とガラスがフラットに埋め込まれてる…。なんか現実感が薄れていく…。

ところで、伊東事務所は丹下スタイル、つまり所員さんが各々意見を出し合って建物のデザインを決めていく方法をとっていて、丹下事務所同様、優秀な卒業生が羽ばたいております。

まずはなんと言っても妹島和世。今や世界で1番知られてる女性建築家かも。妹島さんの手がけた作品もいっぱい東京にあります。写真左からオペークギンザ、hhstyle.com、調布駅北口交番。


そして西沢さんと組んでるSANAAは世界的に目覚しい活躍を見せてます。今コンペで連戦連勝って感じ。表参道のDiorは素晴らしい!


ヨコミゾマコトさんも所員の1人。彼の場合少し伊東さんの影響が強すぎるような…外苑前にあるこのビルとか…楽しいけど。

彼の建てた富弘美術館は絶対いつか行きたい!

あとはみかんぐみとかクライン・ダイサム・アーキテクチャーなど…。
これからもまた伊東DNAが受け継がれていくのでしょうか。
まあ、伊東さんはまだまだ現役ですがね。

TOYO ITO #2


既に21世紀の伝説と化したせんだいメディアテークに行ってきた!
ってことでまずは写真でレポート。

外観。前の並木通りが邪魔で正面から撮れず…
表参道のTOD'Sもそうだがホント切り落としたい<コラ
冬に木が枯れてから来たらいいのかな。
しかしこのファサード。全面ガラスですごい反射。青空が映って綺麗。
にしても、正直「伝説の」って聞いてたわりに地味だな、ってのが本音(汗) これ以降の伊東さんの仕事見てたらやっぱね。でもここからスタートしたんだと思うと胸が震えた。


ルーフまで伸びるチューブ(柱)。
ここから太陽光が下の階へと降り注ぐのです。


1階:プラザ
入ってまず感動したのがやはりチューブ柱!
こんなんで建物を支えてるんだからもう驚きです。
ただし、伊東さんも言ってたけど、やはり固さは否めませんね。
「海草のような」という最初のイメージとはちょっと違ったのかな。
受付とか椅子とかかわいすぎる!
ってかショップがNadiff!羨ましい…。


2階:インフォメーション
白と黒を基調にした2階。
児童書のスペースや雑誌などが置いてあります。
ソファーは妹島さんデザイン。
なんか実際使われてる姿を見るとほほえましいですね。
ゴミ箱まで素敵だ…。


3/4階:仙台市民図書館
こちらは赤を基調としてる。
各階でインテリアによって特徴づけられてる感じですね。
照明も独特。開放感溢れる図書館。
独立した自習スペースなどホントにいい所だ。
メディアテーク自体は9時オープンなんだけど図書館は10時から。バスが10時半だったので諦めようかとも思ったけど必死で見ました…。


5/6階:ギャラリ
残念ながら僕が行った時は開いてなくて見れませんでした…。

7階:スタジオ
僕が1番好きなフロア。
もうガラスのファサード越しに見る仙台の風景。
それを背景にして勉強したり好きな本読んだり最高ですね。
しかもここは美術・建築好きにはたまらない雑誌や本が目白押し!
それからビデオもすごい所蔵!!
もう仙台市民羨ましすぎです…
ちょっと青森諦めて今日はずっとここにいようかと揺れました(ぉ
あぁ、こんな施設が大阪にもあったら!!
インテリアも黄緑基調の相変わらずかわいい。
蛍光灯の配置もなんてシュールッ!!


もう本当によかった…建物も良かったけど施設としての良さも抜群。
そして印象的だったのは、市民の方々は本当に有効に使われてること。
オープン前に到着したのですが、もう既に入り口にはまだかまだかと市民の人々が並んでおられて、皆ここが好きなんだなっていう印象。


20世紀の巨匠ミース・ファン・デ・ローエという人がいます。
彼の唱えた言葉にこんなのがあります。
「less is more」
日本語に訳すと「最小限が最大限」といった感じでしょうか。
これは20世紀のモダニズム建築(デザイン)を支配した有名な言葉で、今の東京やNYのビル郡が一様にガラスをはめ込み直線で均質なのは、この彼の方程式の結果だと言われています。
確かにこの方程式に当てはめると、とてもミニマルでクールな空間が生まれます。しかし、そこには人間が営むという根本がそぎ落ちているように思える。人が営む空間が、人を風景から排除していくという矛盾が起こってきているのです。ミースが描いた未来像とはこんなものだったのでしょうか。
そこに疑問を投げかけ、それを実際打ち破ったのが伊東豊雄、その人です。
同い年の建築家に安藤忠雄がいますが、安藤建築と伊東建築の決定的な違いは、建築の持つ温度だと僕は思います。
安藤建築はモダニズムとクラシック建築が融合した形だと思うんですよ。モダニズムの冷たさとクラシックの権威に満ちた形を融合させたそれらは、確かにすごい緊張感に包まれた空間を生み出せてはいるけど、決して人が入リ込む余地がないように思える。
それに対して伊東さんの建築は、人が入ってやっと完成する建築というか、招き入れる力があるんですよね。安藤さんも人の温もりを大事にしたいとかインタビューでおっしゃってるけど、僕には彼の意図が彼の建築に感じられません。
例えば僕が建築写真を撮ってる時にも思うことなんですが、安藤建築ってできるだけ人入れて撮りたくないんですよ。あまりに建築自体が美しいから人が邪魔になる。でも伊東建築って人がそこで実際営んでる風景を撮りたくなる。そんな違いがこの2人の建築にはあると思う。別に安藤さんがじゃあ良くないってわけじゃなくて、それにはその良さがあるってこと。美術館や博物館はやはり元々権威を主張する建物というコンテクストがあるから安藤建築は向いてるんですよね。それに対して商業建築だと、やはり一般人に門戸を開放するってのが目的なので、多分僕が安藤の商業建築を好きになれない理由ってそこにあると思う。
せんだいメディアテークは伊東さんの建築のぬくもりが非常に伝わってくる建築だった。人々が好き好きに自分の場所を見つけていく。素晴らしかったです。
この建築の面白い所は、外観が均質で直線的でガラスのファサードっていうミース理論を徹底的に取り入れながら中がモダニズムに反する有機的なフォルムを描いてる所。伊東さんのミースへの挑戦状とも取れる挑発的な建物ですね。
この秋に見たベルリンの展覧会での伊東さんのエマージンググリッドによる床は、あれもミースヘの挑戦状。だって、あの新国立美術館はミースの代表作ですものね。その中であのグニョグニョな床はとても楽しかった。時代を超えた建築家同士の熱き戦い。おもしろいなー。
そんでもってこの建築が世界を震撼させたのはなんといってもあのチューブと呼ばれる空洞の柱。今までの建築のセオリー、壁・床・柱の三原則の柱をあんな形にして、屋内には壁が1枚もないという。しかも外面はガラスだから中にいるのか外にいるのかわけわからないという不思議な空間を作り上げてしまったのです。これ以降伊東さんははじけたようにすごい建築をいくつも作り上げてて止まることを知りません。これからどんな建築が生み出されるのか。楽しみでなりません。福岡の中核施設も完成したら絶対行きたい!そんでもってチューブを完全なまでに構造化した台中オペラシティは完成したらまた建築界に衝撃を与えることでしょう。プリツカー賞までもう少しです!

TOYO ITO #1



1941年。伊東豊雄は韓国のソウルで生まれる。
豊雄という名前は父が好きな豊臣秀吉から取られた名前。
両親共に日本人。父の仕事の関係で韓国での出生となる。
当時世界は大戦真っ只中。
父は日本が負けることを確信し、故郷の下諏訪に家族を移住させる。
豊雄少年2歳の頃。
それから中学生の頃まで諏訪湖を見ながら育つ。



父親の死。
豊雄少年小学校6年生の頃。
脳溢血。54歳という若すぎる死であった。
しかし父は豊雄少年にたくさんのものを残した。
よく息子を美術館や博物館に連れて行った。
それが今の建築家伊東豊雄を作り上げた礎であることは間違いない。



中学生の頃、母が諏訪を出る決心をする。上京。
それに際し、家を誰か有名な建築家に建ててもらうことに。
建築家は芦原義信。
しかし伊東青年はあまり気に入らなかった模様。
特に意味のない段差は不可解極まりなかったようだ。
その後伊東豊雄がフラットな床にこだわるのはこの体験からだという説も。



高校入学。野球部のサウスポーとして青春時代を謳歌。
徒競走も得意なスポーツ青年。
そんな彼も大学進出と共に野球をやめる。
大学は東京大学工学部建築学科。理由は特にない(らしい)
当時の建築学科は丹下研究室のオーラが立ち込めていた。
そこから伊東豊雄は刺激を多々受ける。



大学卒業と共に菊竹清順の事務所に入所。
当時の菊竹事務所は革新的なプロジェクトが目白押しでとても刺激的であった。
在籍4年目にして伊東は事務所を退所。1969年。万博の前年。
退所した伊東はしばらく親戚や知人から頼まれた仕事をこなす。
その頃生まれたのが義兄のために建てた「アルミの家」。



1971年事務所設立。事務所名をUROBOTと名づける。
当時所員は伊東も含め3人。仕事も年に数件。仕事がない。
今の「世界の伊東豊雄」の姿は予感すらなかった。
それが数年続き毎日議論ばかりしていたこともあった。
住宅の仕事は何件か入った。
「中野本町の家」や自邸である「シルバーハット」が少しずつ話題になる。
が、まだまだ「世界の伊東豊雄」は先の話。



90年代に入ると公共施設の依頼がぽつぽつと入ってくる。
ちなみにこの頃建てた中目黒Tビルは「東京ラブストーリー」の舞台。
1995年。せんだいメディアテークのコンペを勝ち取る。
伊東氏の最初のスケッチをファックスで受け取った構造家佐々木氏は
「最初に見たとき心底から震えがきた」
と、後に語っている。



2001年1月1日。21世紀の到来と共にせんだいメディアテーク竣工。
それは新しい建築の誕生であった。
これまでコルビュジエらが追求してきた「モダニズム」を打ち破る確信的な建物。
それがせんだいメディアテーク。
世界を震撼させた伊東豊雄はいよいよ「世界のTOYO ITO」になるわけである。
その後構造とデザインが一緒になった建物を次々発表。
作品ごとにスタイルを変える伊東の変化っぷりに世界は酔いしれている。
現在65歳。まだまだ始まったばかり。

関連資料
「にほんの建築家 伊東豊雄・観察記」 瀧口範子著
「建築|新しいリアル」 展覧会図録
写真
まつもと市民芸術館(2004) 伊東豊雄

中川佳宣/村岡三郎/田中ちえこ


中川佳宣展「光の壺」@ノマル
うちの学科で教えてる中川さん3年ぶりの個展。
前の時はうちのクラスの野郎総勢10人くらいで押しかけたっけか…懐かしひ。
にしても、本当本人とは裏腹にとても静かな作品たち…。
前半のドローイングとかは好きだけど、後半の新作の立体はあんま好きじゃなかった。ってか説明してもらわんとよくわからん…。シャーレに入ってるのとかどういうことかいな。文章読んでもイマイチわからん…。あと、布の花柄とかをドローイングにしてるのも気になった。ちょっと消化不良気味…うーん。来月9日まで。

村岡三郎 田中ちえこ 「臨界」@CASO
こちらもうちの学科で教えてらっしゃった村岡さんの展覧会。僕自身は教わったことなくて、僕が1年の頃に退官されました。
大学入学当初に村岡さんの退官記念展がうちの大学ギャラリーでやってたのを覚えてます。その頃僕はまだ現代美術なんてほとんど知らなかったけど、その時の
展示はありありと覚えてる。鉄の塊、酸素ボンベ、大きな口、塩…。彼の使う素材はシンプルでありながらとても強い。今回の展示もそんな感じで、入った瞬間にのまれた感じ。スペースの真ん中には分断された錆びた鉄の大きな塊、そして大きな口の白黒写真。壁に並べられた酸素ボンベたち。そして奥には熱で溶かされ両断された長いガラス…。特にこのガラスの作品がめっさかっこよかった…ちょっと自分のやろうとしてたことに似てて、もちろんそれよか村岡さんの方が遥かに凌駕しててちょっとジェラシー。
ところでちょうどなぜか村岡さんがいらっしゃって、ちょっとした個人レクチャーを受けれました。ラッキー。初めてお話させていただいたけど、もうすぐ80になるとは思えない力強さ。まだまだ現役です。これくらいの年でここまで精力的に頑張ってる日本の作家ってそうそういない。すごいわ。先輩から色々村岡さんの武勇伝聞いてたのもあるけど…(ここでは言えません)
田中さんは村岡さんがかわいがってる教え子さんの1人。よく2人でグループ展とか出してるのを見かけます。前もアートコートギャラリーの若手を推薦する企画でも村岡さんが推薦されてた作家さんです。
今回の作品はなんといっても入って左と右にある作品がすごい!
左の「4296927296に向けて」と題された作品はタイトル通り、綿布に4296927296個の点を色んな色の水性ペンで打っていくという気の遠くなる作業の集大成。それがものすごく綺麗で、真ん中がすこし膨らませてあって、まるで吸い込まれていきそうです。この感覚は実際観てみないと体験できない。
もう1つ右のは「0」という作品。こちらは壁が少し盛り上がってて、うっすら暖色系の色がのってるんだけど、これもものすごくいい!アートコートで見たやつも壁に同化していく作品だったけど、それがいい感じに進化した感じです。とてもよかった。小作品もよかったけど、ダントツでこの2つの大作品がすごい。
今月25日まで。関西の方は是非。18日にはパーティがあるらしいですよ。

海の駅なおしま by SANAA



この夏にOPENしたばかりのSANAAによる宮浦港駅。
前まで古い建物で済ませてたのにすごい変化。
にしてもめっさきれいでした。特に夜。
柱が細い!トイレ綺麗!しばらくしたらまた汚れてくるんだろうけど今のうちに愛でておきましょう。いやぁ、でも本当よかった。
















直島スタンダード2@直島


アートの島、直島に行ってきました!
前回は卒業旅行で行ってきて、結構散々な旅だった為(しかも撮ってる写真全然アートと関係ない皆のおバカ写真ばっか笑)、今回はゆっくりしっかり見ようと…思ってたらなぜか同級生である院生たちも同じ日、しかも同じ旅館(!)で直島周るらしいということが発覚…おーまいがっ。でもまあ、実際ほとんど別行動で目的は達成できたのですが。

今回は直島スタンダードというグループ展のようなものが直島全土で行われていました。ほとんどが野外展示。ってことでサラっと紹介。
草間彌生…上の写真。元々黄色いやつはあったけど、新しいのは赤。中に入れるらしいけど芝生養成中とかで入れなかった…。
宮本隆司…ピンホール写真。綺麗だったけどそれ以上も以下もない感じ。
三宅信太郎…あぁ、サブカル苦手だぁ…。古いポスターとか良い感じ。
大竹伸朗…奇奇怪怪な家。ずっと残されるらしい。ちょっと好き。


須田悦弘…探すぞ!と勢い込んだら畳の上にたくさんの椿が堂々と…なんだか拍子抜け…綺麗だったけど。これも常設になるらしい。
千住博…カラー版の滝は嫌。奥のインスタレーションはさすが。これも常設決定。
SANAA…?


上原三千代…受付精華の後輩でビビッた。作品は特に…。直島は猫多い。
川俣正…なぜ住民登録!?まだ何もしてないっぽい。
杉本博司…ちょっと酷すぎると思う。設置させられた人がかわいそう…。
小沢剛…結構歩くわりにこれ?って感じ。スラグって何?

家プロジェクト
タレルは2度目ですがさすがでした。
にしても今回内藤礼の「きんざ」は残念でした…1ヵ月前から予約してたのに…涙 
改修工事とかで急遽入れなくなったとの電話があった…。めっさ楽しみにしてたのに…。また今度…いつになることやら…

ベネッセハウス
前回文字通り「駆け足で」観たので今回ゆっくり見れました。安田さんの「天秘」は寝転んだ時すんごい気持ちよかった。石の冷たさと空の大きさに感動。こういうの好きです。ブルース・ナウマンの「100生きて死ね」は本当に贅沢な空間ですよね。全部光る瞬間すんげぇ綺麗。須田さんはあんな感じがいいんだよね。こっそりこっそり。
野外作品に関しては前回まったくもってみれなかったので今回すべて鑑賞。黄色いかぼちゃはさすがです。大竹さんの穴だらけの椅子もいい感じ。ウォルター・デ・マリアのはあの駐車場みたいな空間でよいのだろうか…。

地中美術館
朝一9時半くらいからチケット並んでたんだけど、前の団体の中年おばはんおっさん軍団がスタッフに文句たらたら言ってて本当にうっとうしかった。ああいう年のとり方は絶対したくないと思った。品性はお金で買えませんね。
チケット買って、その軍団が来る前にすたこらと一番乗りで入場!イエイ!
ウォルター・デ・マリア…あんま好きになれない…。
モネ…5枚って実際4枚やん。あの空っぽの額は一体?でもあの空間の緊張感は凄まじい。
ジェームス・タレル…やっぱ凄い。特に'OPEN FIELD'…。相変わらず'OPEN SKY'も美しい…今度はナイトプログラムも挑戦したひ。

地中美術館 by 安藤忠雄











Frank Gehry


ゲーリーの日本で唯一の建築が神戸にあると聞き行ってきた。

フランク・O・ゲーリーと言えばプリツカー賞も獲った大御所建築家。彼の建築の特徴は…って言うまでもないくらい特徴的。破天荒。もう見たら速攻でわかる。あれらが建築として成立してるのが不思議でしかたない。こないだ完成したスペインのワインセラーとかも写真で見たけどすごかった…凄過ぎて笑える。ビルバオグッゲンハイムもいつか絶対行きたい!ってか行く。彼に関する詳細はコチラにて。画像も何枚かあるので是非見てみて、笑えるから。

で、神戸。これまた笑えた。建物も凄いけど、なんと言っても魚。「FISH DANCE」。彼の建築には魚がモチーフになったものが多い。魚に何かこだわりがあるのだろうか。彼の頭の中を1度覗いてみたいもんです。
しかしこれ調べてたらこんな記事発見…ピンクってどういうことやねん…僕が行った時には当時の色に戻ってました。本当謎ですね。
ところでこの隣にあるカフェのケーキめっさおいしかった(ぉ
神戸のメリケンパーク内。その外観とは裏腹にひっそり建ってるので是非チェック。

しかしなんだかんだでゲーリーの建築好きです。友達は嫌いって言ってたけど。
ベルリンで見たドイツ銀行…外は普通なのに中が大変なことに…これまた魚(?)


あと、さっきゲーリー建築調べてたらプラハでも見てたことが発覚…変な建築があるなぁーと思ってたらやっぱゲーリーかよ!

狭山池博物館 by 安藤忠雄



建築関係の知人2人から別々の場所をオススメされて、「はいはい行けばいいんでしょ」と、大阪安藤独りツアーを敢行してきた。
まずは狭山池博物館。
もうこんなとこ来ることはない、と思う(爆)
遠いよ!南海電車なんて普段乗らんって。
あぁ、もう初っ端から疲れたわーと思いながらトボトボ駅から目的地まで。
するとなんということでしょう。
狭山池という池は底が見事に藻で覆われて真緑!それに空の水色が映って真ん中ら辺はエメラルドグリーン!もうめっさ綺麗!写真撮ったけどエメラルドグリーンは太陽の反射で飛んじゃいました。とりあえずその緑の部分。本当に緑。


この池のおかげで大分元気になって博物館へ。
博物館も遠くから見る限りいい感じ。
あの緑がかった建物はこの池を意識してるのかな。
で、到着してびっくりなのがとにかく水の使い方。
ってことでその水の写真たちを。

建物の反射が美しい


なんと滝が両側から降り注いでます。見えるかな、虹。


さらに虹アップ。やばいわ。


まるで楽園。


滝すげぇ。水しぶきで濡れるけどそれも気持ちいい。マイナスイオン。


裏から。水の轟音。一時間でも聴いていたい音。


水越しに建物を臨む。芸術的。


先にあるコート。丸く空が切り取られる。これもいい感じ。


いやぁ、ホンマによかった!こんなに綺麗だなんて。
ただ、肝心の中身は狭山池の歴史とかあんま興味ない分野なんでほぼ素通り・・・(爆) 無料だからまあいいけど・・・

司馬遼太郎記念館


続いて近鉄で八戸ノ里まで。
行ったらたまたま開館記念日だった!
入館料無料か!と思ったらしっかり払わさせられる。お茶会を開いてただけだった(写真の赤い傘がそう) しかもそれも金取る。記念ならもっと豪快にいけよ!と思う僕はまちがってるのでしょうか。
内容はというと、建物は全貌が見えず、規模もそう大きくはないです。
ただ、この建物の要は中にある。
11mの壁面を飾る本棚!弧を描いた建物に合わせて作られたそれはもう圧巻。本に囲まれる感覚。3万以上の司馬さんが所蔵してた本が見事に並べられております。「甲殻機動隊STAND ALONE COMPLEX」の最終回の笑い男の脳の中みたい<マニアック 中身を写真撮れなかったのが残念・・・。
この建物の面白さはなんといっても、エクステリアである建築とインテリアである本棚が一体になってるとこだと思う。あと安藤建築には珍しいガラスを使った外の廊下かな。

あと司馬さんの「21世紀に生きる人々」へ送った言葉。
ちょっと涙出そうになった。
司馬さんの本叔母から譲り受けて40冊以上持ってるんだけど「燃えよ剣」しか読んだ事ない・・・読まなあかんなぁ・・・

近つ飛鳥博物館


最後はもう1人の知人から薦められた近つ飛鳥博物館。
これまた遠い・・・ほぼ河内長野・・・。ド田舎大自然でした。
ってか大阪芸大こんなとこにあるのね・・・。
この辺のエリアは古墳が集中してて、確かにそれと思しきものが点在してたけど山なのか古墳なのかの判断が難しい・・・。で、この博物館はその古墳の歴史とかを紹介する博物館なわけです。
狭山池が良過ぎただけにこれは近つ分が悪いな、と思ってたんですが、こっちもものすごくよかったです・・・。建物も良いけどその場の雰囲気がよかった。どう表現したらいいのかわからないんだけど、とても心洗われた感覚。いやーよかった。狭山同様入り口にたどり着くまでの過程とかドラマチックでとてもいい。あと行った時間帯もよかった。夕陽が似合う博物館です。
ではでは写真と共に。

とりあえず行ってきたぜ的写真。


これ以降梅の木がたくさん植えられてて春はとても綺麗らしい。でも冬枯れの木もええ感じでした。ってか木って枯れてる姿が1番綺麗だと思うんだよね。
あともう少し進んでいくとこんな看板が・・・


博物館まで「ゆるやかな遊歩道で約300m」か「急な坂道で約150m」を選べる。
男なら「急な坂道」でしょう!ってことで坂道。

ようやく建物に到着。コンクリの古び方がいい感じ。謎のジグザグ階段。


大階段。その麓の建物が夕陽を浴びて神々しかった。実際何の建物なのか謎。


しかし大自然すぎ・・・バッタがいるのわかりますか?


で、ようやく建物内に。でも真っ先に向かった先はトイレ(爆) 腹の調子がちょっとね・・・でもこのトイレがものっそかっこよいのです!友達が「いい建築ってのはトイレ見たらわかるんだよー」って言ってたの思い出した。やばいわーってことで写真写真。かなり怪しかったはず。ちなみに地下のトイレは微妙。1階のトイレがオススメ。


中は古墳の資料たち。でもこれが面白かったんですよ、また!展示も凝っててインタラクティブですごいよかった。あと展示の導線とかすごい考えられてると思う。ものすごい見やすかった。
しかし白鳥型の埴輪とか馬の骨とか展示物おもしろすぎ。
これはなんかでかい塔。これも神々しさ全開。


最後にカフェから見る外の景色。桂離宮の窓を思い出した。


なんかすごい雰囲気のいい博物館。
今回行った三つの安藤建築全部ヒット。
とてもいい休日の過ごし方をした気がしました。

ところで司馬と近つで熱心に建物をスケッチしてる集団があったので聞いてみると京都造形の通信の方々だった。「独りで安藤ツアーですか」と半ば呆れたように言われた・・・(涙)

陶板名画の庭 番外編


ちょっと足を延ばして京都は北山にある陶板名画の庭。
安藤建築っていうか普通に面白い場所でした。
「最後の晩餐」が青空の下にある風景とか、モネの「睡蓮」に至っては水の底に沈んじゃってますからね。。。楽しかった。

あと三条のTime'sも拝見。安藤建築って知らずにその前に自転車止めてたもんだけど、改めて見るとそりゃ気づかんわ、って話。コンクリート打放しじゃなくコンクリートブロック・・・なんかここのオーナーの親戚だかがコンクリートブロック作ってる工場やってるとかで使わさせられたって噂。その結果高野川と建物の関係性とかいうコンセプト抜きにしたらあまり良い建築ではないと思った。

さて、これでとりあえず関西の安藤は終了!関西多すぎ・・・
こんだけレポートしておいてなんだけど、実際安藤建築って結構平均して良いとは思うんだけど、好きってほどにはなれないかな。

住吉の長屋 by 安藤忠雄



安藤忠雄作「住吉の長屋」(1976)
安藤を一躍有名にした初期の代表作。
1979年度日本建築学会賞受賞作品。
縦に長いという土地を生かした構造。
もちろん安藤の代名詞「コンクリート打ち放し」はこの頃から。
夏は猛烈に暑く、冬は深々と寒い…。しかも中には中庭があるらしく(not ダジャレ)、雨の日なんかは家の中なのに途中で傘ささないといけないらしい・・・これじゃ「ビフォーアフター」の「ビフォー」じゃん・・・。
安藤曰く、「良い住建築は住人が我慢しないと駄目」とのこと。
それってどうなんやろ・・・って普通に思ってしまうんだけど。
まあ、それでもこの建物を1976年に建ててしまった事実は普通に考えて凄いと思う。今見てもモダン建築。コンクリートは4半世紀過ぎた今でも美しいまま。
ただ、普通に人が生活を営んでる場なんで中までは見れなかったし、全貌がつかみにくくて、本当に良い建築なのかがわかりにくいのもまた事実・・・。

玄関。なんてミニマル・・・。


近隣の家々と比べてもやはりモダン。


横から。洗濯物が生活観を醸し出す。


ところでこの建築、業界内ではすごい有名なんだけど、なんせ個人の住居ってことで住所は一切明かされてないんです。大阪市住吉区ってことだけ。なのでネットで拾ったいくつかの「ヒント」を元に住吉区にとにかく乗り込む。途中住吉大社で「見つかりますように」と神頼み(ぉ なんせ方向音痴なんで見つける自信限りなく0だったんだけど、結構あっさり見つかった。「コンクリート打ち放し」と呪文のように頭で唱えてたら突如現れた。やっぱ他の家々とは異質です。あと、わし以外にも1人観に来てる人がいはった。こんな住宅街にも関わらずそこまで人を引き付けてしまうこの建築の力なのか。

安藤忠雄建築研究所 by 安藤忠雄


安藤の処女作である「富島邸」(1973)を買い取り増改築をくり返した通称「大淀のアトリエ」。ロフトのほんのすぐそば!ここから世界の安東建築が羽ばたいているのか・・・と思うと地元民としては嬉しい驚き。
しかし何よりこの建物の美しさにびっくり。めっさ綺麗。同じ地点に2つ建物があるんだけど、元富島邸と思われる方が好きかな。中庭から木が逞しく生えてて、木漏れ日がコンクリートに反映される様がとくに美しい。

新しく建った建物はちょっとでかくて中々全体撮るの大変だった。

ちなみにこの横の駐車場はこの辺で1番安い駐車場らしい。梅田に車停めるならココ(笑)

入り口。普通に入りたい衝動に駆られて自動ドアのボタンおしかけた(ぉ

なぜか犬シールいっぱい(笑) 今は亡きコルビュジェ君のことか


ところで安藤さんのこと色々調べていくうちに、この人結構問題発言を繰り返してるようですね・・・。確かに雑誌に「六甲山の集合住宅」のこと語ってた文章があって、その中に、どうしても建て直したくてオーナーに言ったら断られたけど模型だけ作ってたら、阪神大震災で壊れて建て直せたみたいなこと言ってて、最後に安藤さんそれを「運」と言っちゃってるんですね。震災を「運」と言ってしまうなんて、この人どういう神経してるんやろな、って思ったんですが、やっぱ色々あるんですね。でもそれくらいがめつくないと「世界の安藤」には成り得なかったのかとも思いますが・・・。
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