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Turner Prize 2006

モダンの方で怪物滑り台が登場する中、本家テート・ブリテンではイギリス現代美術最高賞、ターナー賞を決める重大な展覧会が開かれております。
ターナー賞とはその年最もイギリス美術に貢献した50歳以下の作家に与えられる賞で、毎年今年は誰がどんな作品で賞をゲットするのかと興味津々な人々で溢れかえるわけです。
さて、そんな今年のターナー賞展。
一言で言うと地味。もう本当に地味。
これが今までセンセーションを与えてきたものなのかと疑いたくなる程・・・。
はっきり言ってノミネート者4人の中でちゃんと見れるのPhil Collinsだけ。あとはもう通り過ぎちゃう感じです・・・。
今回彼が出品した作品は2点。
1点は以前イスタンブールビエンナーレで出してた映像作品。部屋に入ると左右の壁に人が映し出されてて交互に会話をしてる。観客は一方が喋る度にテニスの試合よろしく首を交互に向けてて忙しそうでした(笑) トルコのみのもんた的人物がテレビ番組中にトルコ人女性の人生相談をしてるってやつで、これがまたその女性の話が重い・・・。父親が自分を娼婦に出して、それで知り合った男と子供が出来てしまってでもその男は暴力を振るうのだか帰ってこないのだかでこのテレビ番組に逃げ込んで来たって言う・・・。
でも本当引き込まれるように見てしまいました
いつも僕映像は苦手で1分も見ずに立ち去ってしまうのだけどこの人の場合何分でも見れてしまう。今回も常設展の方にあったパレスチナ人の若者をひたすら踊り続けさせる映像とかも、表層的にはすごく軽やかなんだけど、奥に潜んでるものは切実みたいな。今回のイスタンブールのやつもテレビ番組という媒体を使ってトルコの現実を突きつけてる。
今回のターナー賞のために作られた作品もこれまた軽やかで、実際会場にあるのはオフィスのようなブースで実際電話してそこにいるスタッフに悩み相談ができるっていう作品。いやぁ、なんだか凄いわ。電話してみたいけど英語むずくて無理(ぉ
まあ、兎に角今回は彼で決まりです。彼じゃなかったらターナー賞終わってます。
でもなんとなくTomma Abtsのペインティングのような気もする・・・
泣いても笑っても発表は12月4日。Channel4で生中継!絶対見たい!

ところで、テートブリテンのお隣の我が学校チェルシー大学の中庭で奇妙なパフォーマンスが行われてました。
それを仕掛けたのはアメリカ作家のクリス・バーデン氏。今サウス・ロンドン・ギャラリーで個展がやっててその一環らしい。
「THE FLYING STEAMROLLER」と題されたその作品は、タイトルの通り、スチームローラーが宙に舞うというもの。?と思って見ているとスタッフが「次のフライトまであと5分」とかカウントし始める。周囲の人も何だ何だと集まってきて始まる頃には結構な人だかり。操縦士らしき人がきてスチームローラーに乗り込む。時間が来てエンジンをかけぐるぐる円を描くように走り出す。そしてその先についたコンクリートの固まりも同時に周りだして、操縦士がエンジンを止めたその時・・・!!!
浮きました。
確かに浮きました、宙に・・・
なんか遠心力の関係でホントはコンクリートの方が軽いんだけど浮いちゃうっていう。にしても地味すぎて笑える。実際ターナー賞展の最後のブースにお客さんが好き勝手意見書き込めるスペースがあるんだけど、この作品が今年のターナー賞だ!って書いてる人もいた。
あぁ、にしてもうちの大学でこんなことがおこなわれてるなんて!素晴らしい!
サウス・ロンドン・ギャラリーの個展も行ってみたかったけど時間なくてアウト。

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