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REBECCA HORN @ MARTIN GROPIUS BAU



レベッカ・ホーンの回顧展が本日よりスタートということで駆けつけました。
レベッカ・ホーンの作品は装置と言った方がしっくりくるかも。初期の作品は「身体の拡張」をテーマにしていて、着ることが可能。最近の作品はほとんど機械仕掛けで動く作品たち。もう展覧会会場はおもしろいことになってた。
しかしチケット買ってから気づいたんだが、これ去年の夏ロンドンのヘイワードでやってたやつと同じだ・・・やってもうたぁ・・・
が、場所が変われば見方も変わる。
しかも地元ドイツってことでかなり力が入った展覧会でした。
ヘイワードで見たときより断然よかった!
なにより会場が広くて彼女の作品がのびのびと展示されてた。見応え大有り。
いくつかはヘイワードに出てなかった作品もあったし、ドローイングとか今年のが多くて、2回目でも全然違う展覧会のようでした。
そして何よりこの美術館のために制作された、「Das Universum in einer Perle」は圧巻。美術館の中央吹き抜け部分を大胆に使用したインスタレーションで本当に感動して泣きそうになった。宇宙感じましたとも。それが上の写真。撮影禁止だったので隠し撮り。ちょっとブレてる。あぁ、マジであれよかった・・・恐ろしいおばちゃんやわ。

あとこの美術館で同時にフランスの新鋭作家を紹介するみたいな展覧会もやってた。別料金だったから入らなかったけど、広間の壁や柱になにやら青いペイントが・・・(実際シールでしたが)。1点でその青たちが重なり合い大きな三角が現れる仕組み。こ、これはルースではないかッ!!と興奮してキャプション見たら違った。FELICE VARINIという人物。同じフランスでこんなこと・・・どこまでがオリジナルなのか疑いたくなりますね。

周囲にギャラリー郡があったのでそれも行ってきた。
気になったギャラリー、作品をピックアップ。
詳細は各HPのリンクを貼るので各自でご覧あれ。
まずはArndt&Partnerにて草間彌生展。チューリッヒにも支店があるみたいで結構大きいギャラリーっぽい。この展覧会もギャラリーでこんなことやっちゃうの?ってくらい結構草間作品の中でも重要なのが展示されてた。ナルシスとか。上の階でもグループ展がやってたけど、そっちはメンテナンスの関係で見れなかった。残念。
続いてGALERIE NORDENHAKEでやってたFranka Hörnschemeyer展。わしはちょっとこの作家知らなかったけど、ドイツでは結構有名みたい。ライヒスタークにも飾られてるとか。一般人は見れないけど。で、この人の作品がかなりヒット。サイトにも画像あるけど、建物風のやつが醸し出す退廃的なムードがかなりイケてた。ちょっとホワイトリードの作品のもつ雰囲気に似てるかも。今回見た中で1番ヒットかも。
あと近くのGALERIE KAI HILGEMANでやってたPeter Ruehleって人のペインティングもちょっと好きな感じでした。

少し離れた所にあるGALERIE THOMAS SCHULTEはかなりでかいギャラリーだった。空間も綺麗だったし。バーゼルにも出してる大きなギャラリーのようで。やってた展覧会は微妙やったけど・・・立体よりドローイングの方が魅力的。あと隣も同じギャラリーなのかわかんなかったけど、そこでやってた人のドローイングが名和さん風でかっこよかった。
その近くにあるBUCHMANN GALERIEも力を持ったギャラリーのようで、トニー・クラッグや宮島達男などが在籍してる模様。そこでやってたのがJohn Chamberlainという作家さん。これまた知らなかったけどドイツでは有名っぽい。スクラップした鉄に着色して組み合わせたような立体で、展示の仕方がかっこよかった。その後行ったQuartier205というショッピング・センターに彼のかなりでかい、高さ12mの作品が展示されてた・・・すごい迫力。

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・2024.03.12-05.12
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・2024.03.30-07.07
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・2024.04.06-07.07
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