Grayson Perry @ Victoria Miro Gallery
いくつか行ったままレポートしきれてない展覧会を一気に消化。
まずはヴィクトリア・ミロでやってるペリーの展覧会。
ってかここのギャラリー場所わかりにくすぎます。何度か行こうと思って挑戦するもあえなく迷子。3度目の正直でようやくたどり着きました。
中はなにやら怪しげな雰囲気でダークトーンな展覧会。
グレイソン・ペリーといえばターナー賞受賞作家であり、彼が"alter ego"と呼んでいるもう1つの人格クレアになってフリフリ衣装で登場したりするヘンタイ ちょっと変わったおじ様。そして彼の作品の形態は壺。その表面に彼独特の幼児虐待のシーンなどが描かれてるんだけど、写真で観るのと実際に観るのでこんなに違う作品も珍しいと思う。正直実物見るまで「なんでこれがターナー賞?」とか思ってたけど、実物見るとなんかすごく引き込まれる。なんでか自分でもよくわからんのだけど魅力的。
そんな彼がこの展覧会で試みたのは自作とリンカンシャー博物館のコレクションから借りてきたヴィクトリア時代の遺物とのコラボレーション。猟銃や奇妙なエッチングや首つり人形やら至極ペリーの世界観に合っていて、しかも彼の作品の壺たちもヴィクトリアの遺物たちと奇妙にマッチしていました。
彼の簡単なイラスト付の解説書も素敵。
思ってたよりおもしろい展覧会でした。たどり着いてよかった。
Gary Hume "Cave Paintings"@WHITECUBE
YBAでおなじみゲイリー・ヒュームの展覧会。どんなペインティングが観れるのかと思ってたらなんと大理石など色んな色の石を組み合わせて彫った彼のドローイング。正直悪趣味としか言いようがありませんでした…。金に物言わせたというか…。あと重そうだな、とも思いました(ぉ
2階のドローイングの方がよっぽど魅力的。
Dark Matter @WHITECUBE
引き続きホワイトキューブの展覧会。ってかヒュームのやつ行ったの6月ですね…月日の経つのは早いもので。
さて、この「Dark Matter」と名づけられた展覧会は、黒い作品ばかりを集めた企画展。それにしてもラインナップが豪華で、ウォーホールにハースト、セラから杉本博司まで。でもキャプションがなかったのでどれが誰の作品なのかが微妙にわかりにくかったです。ハーストはガゴーシアンでも飾ってあった蝿の作品。杉本博司は「海景」シリーズ。2階は多分セラの彫刻郡。これは圧巻でした。
AROUND THE WORLD IN EIGHTY DAYS @ICA+SOUTH LONDON GALLERY
同タイトルの小説からキュレーションされた展覧会。さわひらき氏の飛行機の作品が観れたのがよかった。あとは金沢で見たモナ・ハトゥムのビーズの世界地図は相変わらず日本の四国と九州が抜けてました。誰か注意せぇよ、と思いました。あとの作品はほぼ印象に残ってません…。その小説読んでたらもっと理解できたんかな。
Tomas Saraceno @barbican curve
バービカンの1階のcurveという円形型ギャラリーで展示されてるこの作品は、なんと32台のプロジェクターで80mもの壁にひたすら空を投影するというもの。どうやって撮ってるのかわからんけど、プロジェクターからプロジェクターへ雲が途切れず移っていく様はなんだかすごい。ずーっと観ていて飽きない作品。ちなみにこの展示はサイトスペシフィックな作品をバービカンが依頼して作ったものだそうで、彼が第一弾。お次は9月下旬から始まるリチャード・ウィルソンだそうでこれも期待大。
