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KOBE ART ANNUAL'05


神戸アートアニュアルを観て来ました。
今年のアートアニュアルは「眺めるに触れる」と題し、10人の作家が選ばれ、そのうち3人がなんと我が精華大学の洋画から選ばれました!同年代ということもあり、それぞれの作品を見ながら身の引きしまる思いで鑑賞してました。皆すごいよ
ってことでおこがましくもそれぞれの作品レビュー(50音順・敬称略)
・井野敬裕(1980年生まれ)
携帯が透明のケースにたくさん詰まった作品。
会場のどこかにアドレスが書かれていてそのアドレスに送ると実際にその中のどれかに届くってやつ。これらの携帯がいっせいになったらどうなるんやろ、と想像してみたが作者によるとさすがにすべては契約してないとのこと。そりゃそやね。
この作品自体は好きなんだけど、過去の作品を見るとちょっと一貫性がないっていうか、「気になったもの」というあまりに私的になりかねない危険性をはらんだテーマはどうかなと思われました。
・上野友幸(1982年生まれ)
この作品は僕の中で大ヒットです。
説明がなんとも難しいのですが、とりあえず時間をテーマにした映像インスタレーションと片付けておきます(ぉ
こないだ見た宮島達男と通ずるものがあり面白かったです。
以前にもアートコートギャラリーで彼の作品を見たことがあるんやけど(その時は金魚の入った水槽がぐるぐる回ってる作品)とにかく学生の作品とは思えないくらい完成度が高い!!あんなのどうやって作るんでしょうか…金かかりそう<マタソレカ
時間の話とか中々興味深く個人的にお話してみたかったけど全然話せなかった
・表恒匡(1981年生まれ)
我らが精華洋画のTA(アシスタント)の表さん
反射をテーマに作品を作られてて今回は能面を黒い鏡面状に磨き上げた作品を出品。今までの表さんの作品は作品そのものというより、ホントその反射した像などにピントがあってたのですが、今回は能面という具体的な像の上に反射させるという新しい展開。多分まだ発展段階じゃなかろうかと勝手に解釈してて、そういった具体的な像の上での反射という新しい展開を含んだまた新しい展開につながりそうな予感。この作品そのものというより作品に込められてる可能性にわくわくしました。これからも期待してます。(実はこのブログ本人も見てるらしくて書きにくい・笑)
・金澤麻由子(1981年生まれ)
ウィリアム・ケントリッジを思い出させるパグの絵が動く映像
色合いとかは好きですが、モチーフ選びとかがどうなんかな…
・木下寛明(1980年生まれ)
人の動きに合わせて変化するインタラクティブな映像
こういうメディアアートって正直苦手…(汗)
・田中健司(1981年生まれ)
建物の正面の格子状のファサードを生かした布の作品。
コレ自体はなんかわからんけど、パフォーマンスとの競演は中々。途中で降り出した雨も演出のひとつのようですごかった。
・坪田千佳(1981年生まれ)
我が洋画の院2回生の坪田さん
360度部屋の絵を何枚もの紙を繋げて描いた木炭デッサン。今回は彼女の祖父の家を祖父の視点で一ヵ月半かけて描いた大作。ホントその人の視点に立ったような感覚になれてとても心落ち着く作品です。どこまで描けるのだろうという最初の動機もとても自然でスッと心に入ってくる良い作品です。
・寺島康平(1983年生まれ)
洋画4回で友人のテラ
準備段階から色々知っていたので、今回初めて完成を見て勝手に感動。ホントお疲れ様でした。作品はというと、白い空間に白い正方形。そこには水が張ってあって床には白い粉(石膏?)が。とにかく白い空間で埋め尽くされたインスタレーション。彼の作品の魅力は理論とかなんとかをふっとばしてくれる作品のありよう。なんていうか、ホントものがあるって感じで、難しいこと考えなくなれる快感っていうかそんなものを感じるんですね。ただ奥にあった白い長方形のやつは正直なくてもよかったんじゃなかろうかと。あれがなかったらもっと素直に見れた気がする。でも純粋によかったです。彼とは色々気が合うとこがあって、作品の考え方とかは違うかもしれないけどインスタレーションという形態とかイギリス好きなとことか(笑) イギリスを僕に教えてくれたのは彼です。彼がいなければ今頃どうなってたのでしょうか。この場を借りて感謝です。ありがとう。
・中村浩一郎(1978年生まれ)
すんません、ちょっと理解できませんでした…
・八木良太(1980年生まれ)
彼の作品こそ詩的というものだと思った。
それほど強烈に彼の作品は詩的でステキでした(韻)
氷のレコードを作って実際ターンテーブルで回して溶けていく様を見せたり、黒い画面に黒の英語の文書があってピリオドやコンマとかだけが白く塗られていて星空みたいになってる作品とかホントロマンチックな感じでよかったです。ただ展示をもうちょっとわかりやすくした方がいいかも。説明ないとわかりにくくて損してると思う。

まあ、そんな感じで全体としてはよかったと思われます。
今日は出品作家の座談会があり、3時間にも及ぶ大層なもの。作者の考えとか直接わかってよかったけどやっぱ長かったかも…
あと2週間ありますががんばってください。

「もの派-再考」@国立国際美術館


学校の授業で行って来ました。
もの派とは李禹煥を筆頭に、素材を彫ったり加工したりするのではなく、素材そのものを提示したり最低限の加工で作品化する70年代初頭の日本美術界のムーブメントです。おもしろいのは「もの派」と言われてるものの、具体協会のように特に組織化されたものではないということ。それゆえにこれまで中々カテゴライズが難しい一派だったのです。
今回改めてそれらの作品が一同に会するということで、どんなもんやろって感じで見にいったのですが、これが結構よくてびっくり
もう30年も前の動きなのに全然古臭くありません。
具体とかの作品はどうしても時代を感じてしまうんですが、これらの作品は地味ながらも響くものがありました。
ただ、残念だったのは展示方法。
作品が所狭しと置いてあって、せっかくのもの派のよさである空間の静けさがぶち壊しでした。むしろもの多すぎてうるさく感じるくらい。
こないだ横浜で李禹煥展を見ただけに余計そのうるささが気になりました。
まあ、作品多いから仕方ないんかもしれんが…
ただ、この地味なもの派を地味で終わらせない最初の導入部分はいい選択だったな、と。高松次郎の影から始まるのは中々よかったです。
展覧会見終えて展覧会の総評としてこの授業の長である森口まどかさん(京都芸術センターdiatext編集長)が言ってたのは、やはりもの派は日本の中ではすごい存在だったかもしれないが、世界の美術史的視点からいうと、アメリカではジャッドやセラなどのミニマリズムがあったし、ドイツではボイスがものそのものが持つ力を言及したりしていたので決して新しいムーブメントではなかったとのこと。うーん、色んな視点があって勉強になります。
まあでもこの展覧会自体はよかったのでオススメ

KYOTO ART WALK


半ば強引に行って来ました、京都アートウォーク05
京都の伝統建築と現代美術の競演。
通常非公開の場所がこの時期何箇所か公開されるってことで、それに合わせて現代美術の作品が展示されるという企画で、以前にも二条城で石原友明氏が発表したりしてたらしい。
なにはともあれレビュー
【元離宮二条城/二の丸御殿台所】
実は二条城初めて行ったんですが、すごすぎです
大政奉還を発表した場所ってことで歴史の凄みを感じました
それよりなにより装飾のあの華やかさ!!
狩野派の襖絵はホントに感動…って、レビューですね
・白石由子
天井からワイヤーが鏡面張りのキューブにピンと張られたインスタレーション。一見空間とマッチしなさそうで結構合うのが不思議。
・モニカ・クニクカ
クロロフィルと血液を使った平面作品。
不思議な滲みの効果が素材関係なく本当にキレイな作品。
これまた空間とマッチしてて◎
・ドミニック&ゲルファンド
作者昼休憩中につき見れなかった…それってどうよ…
【清水寺/成就院・経堂】
人多すぎてもうホントにいやです、ここ…ただ今回の特別公開の場所はあの清水の舞台とか本堂の方じゃないのですいててよかった。
・山本伸二
天井には龍、奥には釈迦像というすごい場所で展示されてたこの作品は、それらにも負けず劣らず神々しい作品で、感動してしまった…
樹の粉で描かれた倒れた樹の絵はまるでそこから命が立ち昇っているかのよう
樹の粉という独特の素材が独特のタッチを描いている
屏風のように立てて展示されてて、しかも窓から差し込む太陽光だけで照らされているので余計雰囲気が増してました…すごい
・ハンス・クリスティアン・ベルグ
ガラス板にストローのような筒状のものがたくさん挟まれていてそれを通して世界を見るって感じの作品。あぁ、説明むずい!でもこれもよかった。本当体験しないとわからないんです。僕の文書力では到底表現できません…
・ニスネン&グロンルン
センサーで音がなる作品。よくわかんなかった(汗)
【高台寺/傘亭】
・ウォルフガング・ライプ
実はこれが1番見たくて、しかもライプの展示は今日までって聞いたので急いで行ったらすんごい微妙な展示の仕方でがっかり…
今まで見た作品が予想以上によかったので余計がっかりでした。
しかも展示続行するってさ、、、はは
【西行庵/土間席】
すいません、作品より初めて見る本物の茶室に感動してしまって作品の感想は特になしです(死)
【総評】
この企画のおもしろいところは僕のような現代美術に傾倒する人間が普段行かない仏閣に行くというのと、普段現代美術に触れない人たちが観光で訪れた仏閣で現代美術に触れるというなんとも不思議なシンクロが起きるってとこですかね。
今回ライプは残念でしたが、他の作品が予想以上のヒットで全体としては満足です。大体こういう企画って作品が場所に負けてしまってなんだかなぁってことになりがちなんですが、今回は全然そんなことなくて素晴らしかったです。リュックの紐が片方ちぎれたのと自転車の車輪がパンクしてタイヤ交換に4千円もかかったこと以外はッ!!
てかまた自転車巡りかよってね。

それから名和さんとこで知り合った藤崎了一氏が錦市場で開催されてるアートの企画に出してるってことで錦市場にも行ってきました
八百屋とかに作品が置いてるんですが、商品買う気ないのに作品見るためだけに店の中ずかずか入っていくのは中々の抵抗感…他にも色々作品あったけど藤崎さんのだけ見て帰りました。
ところで錦歩いてたら目の前を乙武君が歩いてた!!そうです、あの「五体不満足」の乙武君。例のあの車椅子みたいなやつで悠々と。最初乙武君みたいやなぁと思ってたら周りから「おとたけ」「おとたけ」と囁き声が(笑) なんでまたこんなとこに…

宮島達男 / 福岡アジアトリエンナーレ2005


衝動的且つ計画的に九州は熊本・福岡に行ってきました。バスで
10時間以上かかりましたとも…どんとこい
熊本では宮島達男、福岡では福岡アジアトリエンナーレです。
宮島達男は予想を遥かに超えて大ヒット。
最初の「Mega Death」からその作品のすごさに泣きそうになった。
単なる数字のカウントダウンなのになんなんでしょうか、あの凄み。
「Death Clock」もちゃっかり参加。下の写真がそうです。アホ面。
ちなみに僕の死亡予定日は2034年の4月8日DEATH!
ところでここの美術館地味にタレルの作品とか所蔵しててすごい…
福岡の方は、まあ、そんなもんかな、って感じ。
塩田千春の窓の家はさすがって感じでした。
あとおもしろかったのは、ヤン・ジェンジョン(楊振忠)の車椅子に取り付けた8台のカメラが映し出す迫り来る人々の映像。怖かった。
それからゼンコーチン(曽御欽)の子供たちがずっと目をつむってる作品も何かしらの不安感が漂ってて印象的。
まあ、横トリよかよかったかな。
にしてもどうしてこういい展覧会は遠くでしかやらんのだぁああ
がんばれ、京都…大阪でも可

リヒター@金沢21世紀美術館


昨日学校のゼミで金沢21世紀美術館へ行ってきた。
この1年で既に5回目。狂ってます。
しかも今回のリヒター展は2回目ってんだからもう阿呆です
ゼミで行くのはわかってたんですが、夏の終わりにフライングして行ってきたのです
でも今回行った時にはコレクション展が終わってたので先行っててよかった。スードーホーの階段は感動的でした。
で、今回は前回来た時にはなかった安いカタログが発売されてたので購入。
ホイットニー美術館展もやってたし満足満足
リヒターはやっぱすごい。
フォトペインティングより鏡の作品やアブストラクトペインティングに改めて感動。一枚ほしい。一枚数億円。合掌。
8グレイはここ美術館の展示室を有効に活かせてたと思う。今まで気づかなかったこの作品のコンセプトに触れられて改めてこの作品のすごさを実感。
余裕があればこの後巡回する川村記念美術館での展示も観てみたい
さて、次の金沢でやる「オルタナティブ・パラダイス」はどんなもんやろ…おもしろそうやったらまた行きたいがまだ未知数。おもしろくないことを希望(死)


李禹煥 / GLOBAL PLAYERS / 横トリ05


本日はみなとみらい線沿いに横浜を満喫
まずは横浜美術館にて李禹煥展へ
これまた予想以上によくて初っ端から感動
杉本さんもそやけど文章がとても上手い
自分も文章がうまくなりたい、と心から思った
続いて日独の現代アートを取り上げる展覧会、GLOBAL PLAYERSへ
今年は日本におけるドイツ年なんですよ、知ってた?
これに関しては大巻伸嗣の作品が観れたのと、ユリアン・ローゼフェルトの作品がホンマによかったのと、他の作品も興味深いのが多々あったりで全体としてもよかったです。
で、今回の旅で期待していた横浜トリエンナーレは最悪でした…。
なんかただのお祭り騒ぎになってるだけですね
これはこれでいいって人もいるかもしれませんが、なんか美術が観客に媚売ってるようで悲しかったです
そんな中でも奈良さんや米田知子はさすがって感じでした
奈良さん自体はあんま好きでもないけど、ただのエンターテイメントに終わらせない力があった気がする
米田さんは作品がいいだけにあの場所ではちょっと浮いてましたね
最後にビュランのサーカスはアンニュイで好きでした(笑)
実はこのトリエンナーレに関するボランティアブログ(コチラ)があって、行くまでこれ読みながら美術は暴力だと確信してしまいました。ようやった小野君(ぉ

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絵のアティテューズ―― 荒川ナッシュ医(仮) @ 国立新美術館

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