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猪名川霊園礼拝堂・休憩棟 by デイヴィッド・チッパーフィールド

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前から気になってた猪名川霊園に行ってきました!
関西帰る度に行こうと試みるも毎度遠すぎて断念。
今回こそはと気合いを入れて。

アクセスですが、日曜と祝祭日だと無料バスが使えます。こちら
電話で事前予約が必要です。
建築目的なのでかなり心苦しいのだけど、普通の交通機関使って行こうと思ったらかなり大変なのです。。。
僕は川西から乗らせてもらいました。
川西、高校生の頃住んでたんですよね。
駅前とかほぼ変わってなくて懐かし過ぎた。。。
そこからバスで30分ほどで到着。
猪名川町は車の教習行ってたので車窓の寂しい景色も懐かしい。。。
帰りは1時間ほどすると迎えのバスが来てまた川西まで乗せてくれました。

この建築は2017年に竣工した霊園の中の礼拝堂と休憩棟。
手がけた建築家は昨年プリツカー賞を受賞したデイヴィッド・チッパーフィールド。
派手さはないけれど、エレガンスの溢れる建築を建てる建築家です。
個人的には最近行った上海の外灘の人区画丸々リノベーションした様を見てきたばかりでした。
そしてこの建築、ここ数年国内で見てきた建築の中でダントツで素晴らしかった泣

まずはプランです。
チッパーフィールドが手がけた部分は決して大きくはないんだけど、複雑な構成なので広がりを感じました。
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到着してすぐ目に入るのは淡い赤土色のコンクリートでできた壁。
これがまあ美しいのなんのって。。。
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向かって左側が休憩棟です。
手すりも椅子も、入ってくる光も何もかも美しい。。。
休憩室は木を基調にした落ち着いた空間でお茶も頂けます。
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この建築の中でもかなり重要なのが中庭。
建物はこの中庭を囲むように配置されてて、屋根は片流れになっててその傾斜も美しい。
中庭を囲むこの感じはズントーのサーペンタイン・パビリオンにも似てますね。
ここには季節によって移り変わる67種もの植物が植えられています。
それにしてもこんなカッコいい水汲み場初めて見たわw
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もう一つ重要な要素が水。
霊園を縦に結ぶ軸線に沿って山から水が流れてきて、最後は入口の水盤に落ち、さらに地下から近くの小川へと流れていくとのこと。
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ところで以前伊東豊雄の瞑想の森に行った時もそうだったけど、この霊園も死者を偲ぶ場所であって、建築を崇める場所ではないので僕なんかは場違い甚だしいわけです。
というわけでこそこそと写真を撮っていたわけだけど、そうは言っても目立つのかとうとう受付の人に声をかけられてしまいました汗
ただ、注意ではなくて、記帳したら礼拝堂を見せてくれるとのこと!!!
親切過ぎる。。。
まあ、今までも山ほど建築クラスターがやって来てるとは思うの慣れてらっしゃるんでしょうね。
というわけで建築目的で行かれる方はコソコソしてないでまずは受付に行って正直にその旨を伝えて記帳して礼拝堂を見せてもらいましょう。

で、礼拝堂。
入口から向かって右側の建物で、もうまるで神殿。
扉を開けて頂き中に入った瞬間に感動が押し寄せて来ました。
光の入り方が絶妙で、周りの木々も含めて本当に素晴らしい空間。。。
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いやはや本当に感動の嵐でした。
光、水、風、土、緑。
周りの環境も溶け合ってまさに安らぎの場所として完璧な空間。
どこの宗派とも取れない曖昧模糊な神殿。
そもそもの発端は公益財団法人墓園普及会理事長の大澤秀行氏が、この計画を友人である写真家のトーマス・シュトルートに相談したところ、チッパーフィールドを紹介されたのだそう。
大澤氏は現代アートのコレクターでもあるらしく、そうでもないと中々こんな建物建てようなんて思わないよね。
というかそもそも墓園普及会って何。。。
礼拝堂といえば、コルビュジエのロンシャンマティスの礼拝堂がまず浮かびますが、あれもアラン・クチュリエ神父という人があってのこと。
こういう祈りの場所が日本にももっと増えたらいいな、と思いました。
猪名川は遠かったけど、こんな場所にお墓があるならお墓参りも毎回楽しみになりそう。
お声がけくださった霊園のスタッフの方々どうもありがとうございました!!


ところで入口のところにめっちゃ怖い犬の首みたいなのがたくさんあったんだけど何だったんだろう。。。
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麻布台ヒルズ by トーマス・ヘザウィック / 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー by OMA

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昨年11月24日に開業した麻布台ヒルズに行ってきました。
日本初のヘザウィック建築ということで発表当初は楽しみでしたが、デザインを見るにつけ期待は薄まっていき、上海で実物を初めて見てさらに期待は遠のいたのでありました。
今回親が上京してきたので観光がてらと思って行ったんですが、まあこんなもんかって感じでした。
実際テナントも殆ど間に合ってないので中身も微妙。当分行かないと思う。。。
とりあえず写真載っけときますね(投げやり)
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そんな麻布台ヒルズ内に麻布台ヒルズギャラリーがオープンして、開館記念展で3/31まで「オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期」が開催中です。
作品はさすがですが、そこまで広くないくせに入場料2000円は取り過ぎだと思いました。
展覧会に合わせてスタジオ・オラファー・エリアソンで提供されてる「THE KITCHEN」が隣のカフェでコラボしてたり、建物内にパブリック彫刻があったりします。
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そんな麻布台ヒルズから徒歩圏内にこれまた10月6日に開業したのが虎ノ門ヒルズ ステーションタワー。
六本木から虎ノ門にかけて、まさに森グループのヒルズ王国が完成されてます。。。
それはともかくこの建物は重松象平率いるOMA NY。
彼のデザインこれまで結構苦手だったけど、この建物はめっちゃ良い!!!
写真で見てもピンと来てなかったけど、実際空間を体験するとレムが率いてた頃のOMAをしっかり引き継いでいるのがわかって嬉しかった。
OMAの建築って自分がミニチュアになったような、神の視点みたいなものを如実に感じるんだけど、それがこの建物にはありました。
うまく説明できないんだけど、大きな子供がレゴで作ったような遊び心があって、ところどころのカラーリングも程よくて素敵。
今回は下の階しか行ってないけど、次回は上階の「TOKYO NODE」で何か面白い企画がやってたら行ってみたいですね。
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<関連記事>
ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築 @ 東京シティビュー
上海藝術紀行② Thomas Heatherwick

オラファー・エリアソン ときに川は橋となる @ 東京都現代美術館
Olafur Eliasson 'Your Rainbow Panorama' @ ARoS
Olafur Eliasson 'Contact' @ Foundation Louis Vuitton
Olafur Eliasson 'Riverbed' @ Louisiana Museum of Modern Art
Olafur Eliasson 'Colour activity house' @ 金沢21世紀美術館
オラファー・エリアソン「あなたが出会うとき」@金沢21世紀美術館

クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ @ 東京都現代美術館
CCTV(中国中央電視台) by OMA
Fondazione Prada by OMA
Educatorium by OMA
Casa da Música by OMA
SEOUL NATIONAL UNIVERSITY MUSEUM OF ART by OMA

フランク・ロイド・ライト世界を結ぶ建築 @ パナソニック汐留美術館

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ライトが設計した帝国ホテル竣工(1923年)から100年という節目を記念して開催されている本展。
昨年の豊田市美術館を皮切りに東京に巡回して参りました。
個人的に近代建築の巨匠の中でもコルビュジエやミースよりもライトがダントツで好きなので楽しみにしていた展覧会。
豊田でも観ようかとも思っていたけど断念したら、観に行った人から1階の展示室しか使われてなかったという情報をもらって行かなくて良かったとなりました。
そもそも東京の巡回展がパナソニック汐留美術館って、お世辞にも大きな会場ではないのでどうなの?とは思ってたんですよね。。。
どうして四半世紀ぶりのライトの展覧会がこんなに小規模なんでしょうか。悲しい。
とまあ、あまり期待も持てずに行ってみた次第なんですが、予想を超えてめっちゃ良い展覧会でした!!!
パナソニック汐留美術館、初めて行ったんですが、日曜とはいえめっちゃ人いてびっくりした。
チケット売場に行列が出来てて、会場もかなり混んでました。
やっぱりライトって人気なんだと勝手にホッとしてました。
写真はほとんど撮影不可。何とか撮ったのが上の一枚だけ。畜生!

まずはライトが建築家を始める1890年代のシカゴと東京の様子から。
1893年のシカゴ万博でライトは日本の「鳳凰殿」で初めて日本文化に触れます。
そこから彼は浮世絵のコレクター兼ディーラーとなるわけですが、その影響は彼のドローイングにも。
紙幅を贅沢に「間」をとった建築ドローイングとか他の建築家にはほぼ見られない特徴。
というかそもそもドローイングがうま過ぎてビビります。
最初に師事したルイス・サリヴァンから建築における装飾の重要性を叩き込まれたライトのこれでもかというぐらい細かいドローイングは惚れ惚れします。
きっと描き始めたら止まらない人なんだろうな、っていう生き生きした彼の態度が伝わってきます。
これを実現させる技術者は大変だったろうな。。。
その緻密さは展示されてるユニティ・テンプルの模型にも表れていて、石膏で作られてるの大変過ぎる。
後に出てくるこの展覧会の肝となる帝国ホテルの3Dモデルが結構荒いので余計当時の緻密さが際立ちます。
その後彼の代名詞である「プレイリースタイル」や「タリアセン」「楽水荘」が畳み掛けるように登場してクラクラ。
どれもこれも行きたい建築ばかり。。。つらい。。。
途中で行ったことあるヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)自由学園が出てきてやっと息ができましたw
「神は細部に宿る」とはミースの名言ですが、この言葉はライトの建築にこそ最も当てはまる言葉だと思います。
それはこの展覧会の中央に据えられた帝国ホテルのコーナー見れば一目瞭然。
一体どんだけデザインするんだ!?ってぐらい細かい。
全体の構成考えるだけでも大変そうなのに、カップのソーサーまでデザインしちゃってるんだから異常。
嗚呼、どうしてこんな素晴らしい建築が現存していないんだ。。。泣
あとこのコーナーで異色なのが当時ライトの助手だったレーモンドが描いた、帝国ホテルの建設に携わった職人たちのイラスト(?)
裸だし時代感おかしいしかなり不穏なのが気になり過ぎる絵でした。。。
その後ユーソニアン住宅の原寸モデル展示なんかもあったけど、それより面白かったのは後期に登場してくる垂直性と曲線。
水平的なイメージのあるライトですが、実は高層ビルも構想していて、「マイル・ハイ・イリノイ計画案」(1956年)は高さ1マイル=1600m、528階建てを想定してるのクレイジー過ぎた。
現在世界一のドバイにある「ブルジュ・ハリファ」でさえ高さ828mなのに。。。
結局1956年に完成した「プライス・タワー」が彼の唯一の高層ビルとなったわけだけど、1932年のブロードエーカー・シティ構想みたく、かなり「夢見る建築家」だったんだなぁと。
遺作となったグッゲンハイムはかなり唐突な印象を持っていたけど、展示されてた1925年の「ゴードン・ストロング・プラネタリウム計画案」で既に螺旋のモチーフ出てきててびっくりしました。
最後のスカルパやアアルト、日本の土浦亀城・信子夫妻との交流の紹介も興味深かった。
とまあ、かなり密度のある展示で、小さいながらライト好きなら満足度の高い展覧会だと思います。
東京会場は3/10まで。こちら。その後青森県立美術館(3/20-5/12)に巡回します。
いつかアメリカのライト建築巡りしたい!!
ところでパナソニック汐留美術館、今年度はポール・ケアホルム展にコルビュジエ展なんかもあって、また来ることになりそう。。。


その他デザイン関連。

能作文徳+常山未央展:都市菌(としきのこ)――複数種の網目としての建築 @ ギャラリー間 (-3/24)
2019年のヴェネツィア・ビエンナーレ日本館で名前を知った建築家。常山さんの方は知らず。
エコっぽいコンセプトはちょっと萎えたけど、持ち帰り可能な端材コーナーはあり寄りのあり。
入口にコート掛けがあって、前からあったっけ?と思ったら彼らの作品でした。
3階は彼らのアトリエである「西大井の穴」を中心に紹介されてて、外観は普通なのに、中がめちゃくちゃ荒い感じで衝撃。
4階の他の作品もよく見るとえ?っていう部分があってまあまあ楽しめました。
見てたら「ホールのある住宅」が、こないだまで作家さんのお手伝いをしていた時にお借りしていた場所だと気づきましたw
中野で社交ダンスのあんな空間持ってる住宅あそこぐらいだろ!
前に見た近所の「杭とトンガリ」、その時はそこまで理解してなかったけど、まさに杭のように地下にこんなに埋まってたんだ!っていう気づきもありました。
あとは直島の下道さんがやってる資料館も行ってみたい。
ギャラ間、気づいたら2021年のSANAA展以来だったんだけど、今年は魚谷繁礼、大西麻貴+百田有希と続けて観に行くことになりそう。
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感覚する構造 @ WHAT MUSEUM (-2/25)
構造をテーマにした建築展。
最初の佐々木睦郎ルームでせんだいメディアテーク、多摩美術大学図書館、瞑想の森等々の往時の伊東さんの作品模型がたくさんあって泣いた。
SANAAの香川県の体育館も建ったら久々に面白い建物になりそう。
やっぱり佐々木さんが構造担当する建物はどれも面白い。
次の部屋も宇宙から始まって素材や組み方等わかりやすく解説してて楽しかった。
万博やオリンピックの模型はアツい。
ちなみにここは建築家から建築模型を預かってる建築倉庫があるんだけど、模型ばっかり見てもなぁというのでパスしました。
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「GUCCI VISIONS」@ グッチ銀座 ギャラリー
話題になってたので何となく知ってたけどスルーしてたグッチの展示。
そもそもグッチはミケーレ辞めてからほとんど興味ないし、ヴィトンやプラダと違ってアートに殆ど力入れてないのでスーパーブランドの中でも微妙なポジション。
建築も唯一と言って良いぐらい有名建築家に頼まないのでまず入ることもないブランドなのです。
昨年オープンしたこのギャラリーも開幕展が羽生結弦展っていうズッコケぶり。。。
今回友人に誘われて、どうせ混んでるだろうし予約制だったらやめようっていうノリで行ってみたらサクッと入れたので観てきました。
蓋を開けるとめちゃ良かった!
早速未来風の空間に当時のトラベルバッグが並ぶ様は圧巻。
ヘンプ素材を使った1960年代のバッグが今持ってても素敵な普遍性がありました。
グッチを象徴するバンブーバッグが床から天井まで並べられた鏡面の部屋もめちゃくちゃ映えてた。
グッチの映画にも出てたガガの映像が流されてるドレスルームも素敵だったし、上階のアリスの世界のような展示もすごかった。。。
欲を言えば、トム様やミケーレらの過去のコレクションも沢山観たかったけど、これらが無料で観られるなんて、上海のプラダ同様太っ腹過ぎます。。。
終了期間がまだ決まってないので、銀座行ったら寄ってみても良いかも。
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上海藝術紀行② Thomas Heatherwick

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今回の上海旅はあくまでアートメインだったんだけど、いくつか建築も。
その中でもトーマス・ヘザウィックが上海には3つもあるので全部回ってきました。
日本でもヘザウィック展が開催されたり麻布台ヒルズの開業で大注目のスタジオ。
そもそも彼が世界的注目を集めるきっかけになったのが2010年の上海万博で披露された英国館
当時僕も写真で見てかなり衝撃を受けました。
それ以来ヘザウィックと上海は切っても切り離せない関係なのです。
僕は麻布台ヒルズまだ行ってないので彼の建築を見るのは今回が初めてで楽しみにしていました。

まずは万博の翌年2011年から計画が始まった「天安千樹 (1000TREES)」
かつては上海アートシーンの中心であったM50の真隣にあります。(後日アップ)
ショッピングモールになってるんだけど、お隣にもう一つ山みたいなのが建つみたいでそちらは絶賛工事中でした。
今年の秋には完成とのことですがホンマかいな。。。
M50からは工事中の方が見えます。
ちなみに香港では工事の骨組が竹だったんだけど上海は鉄骨でした。

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完成されたお隣のショッピングモールへ。
名前の通り、プランターと柱が一体となった千本の「樹」が建物の内外を貫いています。
プランターも大小あったり高さが違ったりかなり複雑。
もちろんこれらはちゃんと構造柱になってます。
構造がデザイン化するプロセスはいつぞやの伊東さんのよう(遠い目)。
規模が大き過ぎてほぼランドスケープと化してました。

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中はフロアプランが複雑に重なっててエスカレーターも方々を走ってるのでついつい上を見上げちゃいます。

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なんと中にヘザウィックスタジオの上海支部みたいなのがありました!
開いてたので少し見学させて頂きました。

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続いてフォスター+パートナーズが設計した上海外灘国際金融中心と共に計画された上海复星艺术中心(Shanghai Fosun Foundation)
このファサードを覆ってる銅色の竹みたいなパイプ、定期的に動くのです。
僕が行った時ちょうど動いてました。謎すぎる。。。
中ではウーゴ・ロンディノーネ展がやってました。
屋上では浦東のビル群を背景に彼の彫刻が映えておりました。
床には宮島達男のカウンターがありますが、行った時は光ってませんでした。
ロンディノーネ、好きじゃないけど映える作品作るの本当にお上手。
今回出品されてた火の周りで踊り狂う人々の映像が結構良かった。
この次はヘザウィック展(1/17-3/14)が開催されるようです。
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ヘザウィック最後は「西岸軌道(WEST BUND ORBIT)」
西岸地区の龍美術館の隣にあります。(後日アップ)
昨秋のアートフェア会場になってたとのことだったんだけど、行ったらまだ工事中だった。。。
見切り発進は中国の十八番のやつですね。
ファサードだけ眺めました。
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もういっちょ最後はOMAの「上海陸家嘴濱江金融城展覧中心 (Shanghai Lujiazui Harbour City Exhibition Centre)」
なんとなくの場所しかわからなかったのでかなり歩きました。。。
辿り着いた先はかなりうら寂しい場所。。。
2017年の竣工当初は「エキシビションセンター」となってたんですが、行ったらレストランに変わってた。。。
デザインとしてはこれぞ「OMA」!って感じなんだけど、スケール感が微妙。。。
色々残念な建物でした。
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他にもOMAの近くにはクマ先生による施設があったり、安藤忠雄や磯崎新、ザハなんかもありますがスルー。
初めて見たヘザウィックの建築群も正直微妙でした。
映えるものほど実物は微妙というのはあるあるですが、まさにそんな感じ。。。
麻布台ヒルズもほとんど期待できないなぁ。
上海の建築はイマイチ、というのが僕の総括です。
それにしてもヘザウィックといいザハといいMADといい、有機的建築が共産圏に好かれるのはなんでなんだろう?

上海藝術紀行① プラダ榮宅 (Prada Rong Zhai)

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年末年始にかけて上海に行ってきました!
本来は2020年の北京に続けて行きたかったのにコロナに阻まれ3年越しの実現。
中国アートシーンを語る上でどうしても外せないのが上海。
特にこの10年で凄まじい勢いで変わって行きました。
なんでも美術館が大小含めて数十個も増えたと言われてます。。。
今後5年、10年したら相当変わってそうですが、現時点の上海アートシーンをお届けします。

さて、初回は2017年にオープンした「プラダ榮宅 (Prada Rong Zhai)」
ここは1918年に建てられた西洋式のガーデンヴィラ。
もともとは中国の実業家・榮宗敬(ロン・ゾンジン)一族の邸宅であり、2004年には静安区の文化遺産に、翌05年には上海の歴史的建造物として認定された文化遺産でもあります。
廃屋寸前だったという邸宅をプラダが2011年から6年もかけてリノベーションしました。
文化遺産なのに廃屋ってどういうこと。。。って感じですが、リノベーションをしたプラダにもそれを許した上海にも感謝です。

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開館当初から行ってみたい!と思っていて念願叶いました。
展示がやってる時しかオープンしてないので、ちょうど今屏風をテーマにした「PARAVENTI」展 (-2/24)がやっててくれて本当にラッキーでした。
ただ、一つ問題があって、ここは予約制で、その予約がWechatからしか取れないのです。
このWechat、日本からでも登録できるのはできるんだけど、中国の電話番号と紐づいてないとこの予約機能が使えない。。。
仕方ないので現地で正面突破しかありません。
というわけでとりあえず現地に行ってみたわけですが、事情を話すとサクッと入れてもらえました!
やはり予約できない外国人は多いみたいで結構慣れた様子。
60元(約1200円)払っていざ中へ。
まずはロビー。既にヤバ過ぎて泣きそう。。。

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なんだこれは。。。凄まじ過ぎやないか。。。
ロビーだけで30分はいられそうだけど、ひとまず先へ。

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なんということでしょう。。。
脳汁出っ放しであります。。。
今回の展示である17世紀の屏風も最高過ぎる。。。
3階ではトニー・コークス、ジョン・スティザカー、シュアン・リー、ウー・ツァンと現代作家の展示が続きますが、正直展示要らない。。。この邸宅だけで成立し過ぎている。。。

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さらにクライマックスは2階の広間。
目に入った瞬間声が出そうになった。。。
天井のステンドグラスヤバ過ぎーーーーー!!!!
そこに展示されてたのがツァオ・フェイ。
これがまた流石な展示で、グリーンバックをテーマにしてて、緑と青の彩がこの部屋にマッチしまくり。。。

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凄過ぎて頭が追いつかない。。。
細部に神が宿りまくってる。
これで展示は終わりなはずなのに、この後も凄過ぎたのであります。。。

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お庭へ。ただの楽園でした。

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はぁぁぁあああああ、本当にすごかった。。。
これ見られただけでも上海来た甲斐がありました泣
入らせてくださったスタッフの方本当にありがとうございました。。。
上海行ったらなんとしてでも行ってみてください!!!!


で、そんなプラダ様なんですが、現在上海の星美術館(START MUSEUM)で「PRADASPHERE II」(-1/21)という展覧会を開催しております。
この美術館は、2009年まで駅舎だった建物をジャン・ヌーヴェルの設計で8年かけて改修し、2022年の12月30日というド年末に開館したばかりの美術館。
何炬星(へ・ジューシン)氏の私設美術館で、彼はかつて民生銀行で文化事業を立ち上げ、民生美術館を創設した人物であり、中国現代美術と経済界を結びつけた大きな功績を持つ人物。
そんな美術館をプラダ一色に染め上げたのが今回の展覧会です。
ここもまたWechat予約が必要だったんだけど、またまた正面突破で入れました。多謝!!!
しかもこの展示はなんと無料!!!太っ腹が過ぎる。。。
キュレーションは共同クリエイティブ・ディレクターのミウッチャ・プラダとラフ・シモンズ。
会場構成はOMA(AMO)ではなくて、ニューヨークと北京に拠点を置くデザインスタジオ2X4。
入ってすぐにグルスキーのプラダをテーマにした写真が展示されてあって、奥の部屋にはその写真を再現した展示まであったり。
他にもハーストとのコラボレーションも素晴らしかった。
ホルマリン漬けになったバッグや、動物の皮を用いたバッグと銀色のバッグが並んだ展示もウィットに富んでて最高。
もちろんプラダのクリエーションも最高で、特にスカートが素晴らしかった。。。
最後のプラダスポーツの展示もさすが。
ひたすら長い回廊のような展示室を見事に利用していて、水平も垂直もどこを見ても目が喜ぶ展示。
規模は違うものの去年のディオール展にも負けない強度がありました。
最後のカフェや、美術館横の列車もショップにしてたり抜かりなさ過ぎでした。
こちらも入れてくれて本当にありがとうございました!!!!

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最後はプラダではなくマルジェラ。
なんと上海には世界で唯一のマルジェラカフェがあるのです!!!
2022年の7月にJC PLAZA(锦沧文华广场)にオープンした700平米を越える世界最大級の旗艦店の2階にあります。
最近のマルジェラはほとんど興味がないけど、それでもやっぱり好きは好き。
マルジェラ好きなら絶対痺れるスポットです。
内装は白い布の掛けられたソファに酒瓶を使用したランプ。
マルジェラのバッグを模したケーキやカレンダータグのケーキ等があって悩みましたが、ここはやっぱり足袋ケーキでしょう!
カフェラテも足袋型のコースターに載せられてきて最高。
本当に可愛過ぎて癒されまくりました。
プラダ榮宅の近くなので是非合わせて行ってみてください。

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「私の家」by 清家清

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以前雑誌で見てから気になっていた清家清の自邸であり代表作の「私の家」。
(上から読んでも下から読んでも清家清だ!と山本山のようなことも思ったりw)
そんな「私の家」を見学できるというので予約して行ってきました。
9月から始まった見学ツアーは毎月1日3回(10:30-11:30/13:30-14:30/14:40-15:40)あります。
1回につき定員10名で、予約開始とともに瞬く間に埋まってしまうのです。
僕もそこまで人気と思わず知人と参加しようと思ってたのですがあれよあれよと埋まってしまって結局1人分しか取れませんでした。。。
大体平日開催なので仕事してる人は中々難しそうですが機会ある方は是非。
次回は2月分(予約12月23日)、3月分(予約1月20日)、4月分(予約3月23日)とのこと。要Peatix登録。こちら

さて、ツアーの内容ですが、開始の15分前に東急池上線の「洗足池」駅に集合。
札をつけたスタッフの方が迎えに来てくれます。
たまに目黒線の「洗足」駅に行っちゃう人がいて、僕の参加したツアーでも1人いらっしゃいました汗
洗足駅からだと大体30分ほどかかっちゃうので間違えたらタクシー一択でしょうね。。。
で、「洗足池」駅から徒歩で大体10分強で「私の家」到着。
意外に交通量の多い大通り沿いにあってびっくり。なんとなく閑静な住宅街にあるイメージだったので。
雑誌で見たときは蔦に覆われてたのだけど、今はそれも取り除かれて元の外壁が現れてます。
家の上に設置されてたコンテナは撤去されてました。
コンテナとは、清家が東工大の教授を定年退官した際に持ち帰った本や資料が自宅を占拠してしまったので、急遽船舶用のコンテナを購入し、1986年に大胆にも家を跨ぐように設置されていました。
写真を見ると屋根に直接載ってるように見えますが、それだと家が潰れるのでわざわざ家の上に構造を組んで載せたとのこと。
当時は隣の娘さん夫婦の家「続私の家」(1970年竣工)とも繋がってたとか。
2020年1月に撤去済み。
よく考えると、この書庫も建築家ならそもそも設計してしまえばいいのでは?と思うのだけど、わざわざ船舶用コンテナを選ぶところに清家の感性が伺えます。

中へ。
北側のバックヤードのようなところから入ります。
当時は南側から入ったようですが今は埋められています。
入ると写真で見ていた庭が広がってて感動!!!
竣工時に植えられたという大木、柳宗理の塗装されたエレファントチェア、元はプールだった窪み、1955年の夏に清家がデンマークからギリシャまで3万キロを走ったという150ccのスクーター「ランブレッタ」。
既に庭だけで見所が多い。
振り返るとこれまた写真で散々見ていた「私の家」の大きく開かれた開口。
これこれ!!となり大興奮。
スリッパを履いて中に入ります。

ここには玄関というものがなくて、庭に対して大きく開かれたその開口から入っていきます。
床は鉄平石で敷かれていて、当初は清家の父の家として建てた際に、父親が以前ドイツに住んでいたことから土足でも暮らせるようにとこの仕様になったそうなのだけど、竣工1ヶ月で靴を脱ぐようになったとか。
一部だけ大理石になってて、ここがなんとなく玄関っぽい。
庭にも石が敷かれているので、家と庭の境界がぼかされてます。
あと、驚くべきことに1954年の竣工当初から床暖房が設置されてます!
しかも今も稼働中。
実際行った時も窓全開でもそこまで寒くなかったのはこの床暖房のおかげかも。
そんな前から床暖房だなんて先駆的すぎる。
そして入って即効出迎えてくれるのが移動式畳。
下に車輪がついてるのでどこでも移動できて、時には庭に出してピクニックのようなことも。
さらに子供が小さい時はここに囲いを作ってベビーベッドのようにしてたとのこと。

奥の壁は一面本棚で、その前に清家の仕事机が。
西側の壁は、手仕事でわざと粗いテクスチャになってて、父親のレリーフや家族写真、スイッチ、なぜか船舶時計が埋め込まれてます。
ちなみにこの壁は構造的には不要らしく、奥のキッチンとトイレを隔てる為の壁なんだとか。
この家で有名なのがそのトイレ。
なんとドアがありません!!!
清家曰く「別に悪いことをしているわけではないのだから隠さなくていいのでは」とのこと笑
こんな感じで、普通の家にはあるべきものが結構ないのです。
ただ、この「ない」がこの家の豊かさを彩っていて、50平米のワンルームなのにそれ以上の広がりを感じます。

壁の手前にはダイニングチェアと当時の大学初任給の2倍の額で買ったデンマークチェアが。
さらにその前のテーブルの下にはオリジナルのバタフライスツールまで!!
これは天童木工にも残ってないそうなので誰にも座られないようにテーブルの下に置かれてます。
真ん中の耐震柱には戸棚が設置されてて、脚がないので浮いてるように見えます。
その隙間にカーテンを敷いていて、その奥が寝室と奥様の仕事場。
このように、ゆるりと間仕切られてる空間感は日本の古くからの伝統建築のそれ。
和洋折衷がすごいバランスで溶け込んでいます。
天井にはハブマイヤートラスが埋め込まれてて、これも構造とは無関係。
子供達の遊具になったりクリスマスの飾り付けをしたりと楽しんでたそうです。

さらにここには地下室があり、当時は子供部屋だったとのこと。
息子さんの部屋にはハンドルが付いてて、これを回すと上階の奥様の仕事机の上の目の前にある大きなガラスを開閉できる仕組みなってるらしい。
こういうギミックも各所に散りばめられてて清家の遊び心が光ります。
こうして散々堪能すること1時間。
本当に素晴らしい体験でした!!
最後に清家のお言葉を。

「この家はしつらえの家と言えるでしょう。日本の伝統などよりも、狭さと家族のことを考えて変化に対応できる家を考えていました。四季に応じてしつらえを選ぶことができます。そこにあるものではなく、そこに起こることが大切であるということです。しつらえとは"事"なのです。
家族の生活の匂いがしてこそ、ホームになるんです。この家で育ってきた、住んできた、と実感できてはじめて、我が家に心地よいやすらぎを覚えるようになるんです。本来、建築というものはこうした精神的なものを含むべき分野なのです。」


本当にその通りで、この家からはいまだに家族の温もりを感じることができます。
清家が座っていた椅子から庭を臨むと、子供たちが遊んでる姿が目に浮かびます。
やはり住宅は外観だけでは計り知ることができないことが多いので、こういう機会を設けていただけるのは大変にありがたいです。
写真は一切アップできないとのことなので、代わりに10月まで六本木のGALLRY SIGNで開催されていた「清家清 : しつらえとしての畳の台」展の写真を。
なんとギャラリーに「私の家」が完全再現されてました!!!
今改めて写真見るとかなり忠実に再現されててびっくりします。
ハブマイヤートラスも、前からあったっけ?ってぐらい自然に設置されてた。。。
壁に埋め込まれたスイッチや時計まで完全再現。SIGN恐るべし。

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その他最近観た建築まとめ。

「上原通りの住宅」by 篠原一男
1976年に写真家大辻清司邸として建てられた住宅。
海外の本に載ってた写真に思い切り住所が載ってたのでGoogleマップも駆使しつつ発見してしまいまして。。。
うちの近所ということもあり見てきました。
と言っても見られるのは外観のみ。
やはり建築は中身を見てナンボなのでこれが住宅建築の辛いところ。。。
現在松濤美術館で開催中の「「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容」に大辻が出てるのもあって、家の前にチラシが置いててまるでギャラリーの入口みたくなってた。
ちなみに後日このブログでもアップしますが、この展覧会にはこの家が建てられる過程の写真も出品されてるので超おすすめです。
現在住まわれているご子息のインタビューと中の様子が写ってる動画を最後に貼っておきます。
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世田谷区役所 by 前川國男
もうすぐ建て替えられてしまうというので早く行かねばと思っていた前川の建築。
第一庁舎が1960年、第二庁舎が1969年竣工。
確かに老朽化は否めず、よく言えばブルータル、悪く言えば廃墟。
今年見た村野藤吾の目黒総合庁舎が1966年竣工と思うと、やっぱりあの建築は化物すぎる。。。
既に区民会館の工事は着々と進んでてかろうじて外観だけ見えました。
確かに建て替えもやむなしなのかもしれないけど、折角住宅街の中にあることを念頭に低層の建物だったのに、地上45階建のビルができちゃうんだとか。
この建物は日本近代建築史においても、東京都内の区としては初めてとなる指名コンペで選ばれたという歴史があって、さらに2014年にはDOCOMOMOにも選ばれてるというのに。。。
第一庁舎はいつまで見られるかわからないので見られるうちに是非。改修に関して詳しくはこちら
ついでに近くの旧尾崎行雄邸も寄ったんだけどこちらも何かの工事してた。。。
いつか中も見られるようになるのかしら。。。
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静岡県富士山世界遺産センター by 坂茂
遠かったのでもう良いかな、と思いつつでもやっぱり気になるので行ったらとても良かった建築。
逆さ富士を模した木組みの意匠はアイコニックで大衆性もありながら目の前で見るとかなり迫力があります。
借景に本物の富士山もすぐそこだし。
しかもこの逆さ富士の中が展示室になってて回廊で渡っていく動線は見事。
これでもかという坂さんのアイコンが散りばめられてて大満足でした。
来年開館予定の豊田の博物館も一応楽しみにしておきましょう(上から)
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静岡市歴史博物館 by SANAA
水戸市民会館 by 伊東豊雄
師弟まとめて。
どちらもついでに寄った建築だったけど、本当にピンと来ない。。。
前まであんなに刺激的だったのに一体どうしたというのか泣
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青木淳退任記念展 雲と息つぎ ―テンポラリーなリノベーションとしての展覧会 番外編― @ 東京藝術大学大学美術館 陳列館 (会期終了)
最後は建築というか建築関連で、上野行ったらたまたまやってた展覧会。
そういえば以前、この建物の隣にある正木記念館で建築展がやってるのをたまたま観たけど、それがこの青木淳研究室の最初のプロジェクト「テンポラリーなリノベーションとしての展覧会」だったみたい。
それ以降第2回(於SACS渋谷)、第3回(於旧理容室)で開催されていて、今回は青木淳が退任ということで陳列室で3回を振り返ると共に、中村竜治等が参加して多層的な展示になっています。
ただ、展示といってもさすがは建築家で、この陳列感という建物がさらによく見えるような仕掛けがたくさんあって、例えばいつもは入らない建物の側面に足場を組んで歩かせたり、窓を開け放していたり、あえてバリアフリーではなくバリアフルにしたりと、元々美しい空間だとは思っていたけれど、さらに愛おしく感じさせる仕掛けがたくさんありました。
秋の終わりが似合う爽やかな展示でした。
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CoMbLé by 倉俣史朗

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静岡に倉俣史朗が内装を手がけたバーが今も営業中と聞いて行ってきました。
建築と違って店舗のインテリアデザインというのはそもそも店舗自体がなくなってしまったら残らない儚いもの。
倉俣が手がけた店舗はほとんどがもうありません。
新宿二丁目にあったサパークラブ・カッサドールは、壁画を高松次郎が手がけた伝説的な内装。
近いので前を通ったけど面影すらありません。。。
以前福岡で泊まったホテル・イル・パラッツォにも彼が手がけたバーがあったそうですがそれも今は夢の跡。
新橋にあった鮨店「きよ友」は閉店後もファイドンのオーナーだったリチャード・シュラグマンがなんと10年近くも家賃を払い続けて営業再開に向けて尽力していたようですがそれも叶わず。
但しこの内装は2014年に香港のM+が買い取って、まさかの移築という形で残っています。
とはいえそれも展示品。
ここもいつか行ってみたくはありますが、生きた空間として体験してみたいとずっと思っていたのがようやく叶いました!

場所は静岡駅から徒歩10分ほどの繁華街の建物の2階。
1階から看板でテンションが上がります。
ちなみに「CoMbLe」という店名は、倉俣自身が命名。
フランス語で「満たす」という意味でロゴも倉俣作。
ドキドキしながら扉を開けようにも扉が独特過ぎてまず開け方がわからないw
なんとか開けて中に入るとそこは完全なる倉俣ワールド!!!
1988年のオープン当初からほとんど変わってないそうです。
ここまで完全な形で残ってるのは本当にここしかないと思います。
入口にいきなりオバQランプがお出迎え。
丸い天井やカーブした壁、黄色や緑などの色がところどころに取り入れられたデザイン。
椅子も倉俣独特の4本脚なのに上の1本が抜けているデザイン。
トイレのドアもカーブしてて凝りまくり。。。
オーナーの中山昌彦さんは寡黙ながら質問すると丁寧に答えてくれて、貴重なプロダクトや資料も見せてくれました。
そしてまさかここで「雪国」が飲めるとは!!
倉俣のデザインを全身で感じながら美味しいお酒を飲めるバー。
是非行ってみてください。

静岡市葵区呉服町2-7静専ビル2F
OPEN 19:00~25:00(L.O.24:00)
日祝、第二月曜日休業
CoMbLé instagramはこちら

ちなみに近くにある「名代かつ丼 おざわ」の内装も初期の倉俣の内装らしいです。
僕が行ったのは定休日で行けなかったけど気になる人はぜひ。
写真で見る限りどこが??って感じですが、食べログ3.42なので普通に美味しそう。こちら

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倉俣史朗のデザイン――記憶のなかの小宇宙 @ 世田谷美術館 (-2024.01.28)
そして現在倉俣の展覧会が開催中!
アアルト展以来の世田谷美術館。相変わらず美しい美術館です。
あの時とは順路が逆で、通路を通ってガラス窓の空間に倉俣を代表する4つの家具が優雅に置かれてます。
ロビーにもあったけど「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」ってよく見たら脚もパンチングメタルなんですね。
これで支えてるの何気にすごいのでは。
展覧会は時系列に倉俣の歩みを丁寧に追っていく順路で、初期の株式会社三愛所属時代の展示を通して改めて「インテリアデザイナー」という言葉すらなかった時代から彼は仕事を作っていたのだと思うと凄いですよね。
1965年11月に独立して自身のクラマタデザイン事務所を立ち上げてからの家具も実験的だけど実は実用的なのが面白い。
特にアクリルでできた箪笥は中も見れて浮遊感もあって欲しいと思っちゃいました。
インテリアデザインを手がけた店舗のスライドなんかは体験したかったなぁと唾垂らしながら見てました。。。
その後も光の家具や後期の代表作の「ミス・ブランチ」など、これまで散見してた家具がずらっと並ぶ様は圧巻。
展示がかなり贅沢な空間の使い方をしてるのが印象的。
「硝子の椅子」は実際座ったらどういう感覚なんだろう。。。
羽根が浮かんだアクリルの椅子も初めて見たけど素敵。
その他夢日記なんかも展示されてて、相当ロマンチックな人だったんだろうなぁと想像。
56歳という若さの死は本当に早過ぎましたね。
ここまで総括して観られるのは中々ない機会なので是非。
世田美の後は富山県美術館、京都国立近代美術館へ巡回します。
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その他デザインの展覧会2つ。

魔除け-見えない敵を服でブロック!- @ 文化学園服飾博物館 (-2024/2/14)
結構期待してたんだけど期待したほどではなかった。。。
パンデミックもあったので時制に合った好企画だとは思うんだけど。
とはいえいくつか興味深いものが展示されてました。
最も興味を惹いたのはウズベキスタンのパランジャという衣装。
背中に見せかけの袖がついてて、さらにその袖先についてる房飾りが揺れることで魔を追い払うというもの。
あとはインドの鏡がついたものや、中国の北斗七星を表す7つの円紋がついたものや五毒(蠍、蛙、蜘蛛、蛇、ムカデ)がアップリケされてるもの(毒を以て毒を制す)等。
シリアの背中に神聖な花であるチューリップの模様が施されたコートも普通に可愛かった。
あとパネルでしか紹介されてなかったのだけど、タジキスタンで男児が女の子の服を着てたのがめっちゃ気になった。
意外にも背守りが紹介されてなかったり、せっかくなのでアベノマスクとかも展示しちゃえばいいのにとか現代に繋がる展示もあれば良かったなぁと思ったりしました。
このテーマで民藝館とかもやってほしいですね。
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イヴ・サンローラン展 @ 国立新美術館 (会期終了)
書くところないからここに。
前のシャネル展もそうだったんだけど、イヴ・サンローラン本人には興味があるんだけど、彼のデザインには興味ないことに行ってから気づくパターン。。。
今回も人多いのもあってほとんど素通り。
最後の方の有名なモンドリアンの黒パターンには感動したけど。
美術館でやるファッション展ってほとんど退屈なんだよなぁ。
ディオール展ぐらい派手にやってもらわないとねぇ。
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下鴨ロンド

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お客様にお誘い頂き、京都で泊まらせて頂いた下鴨ロンドについて。
建築リサーチ集団RADのメンバーの本間智希さんが近所を自転車で散策してたら「たまたま」見つけた空き家だった洋館を、不動産屋に問い合わせて家主と交渉してリノベーションしたのが始まり。
10年以上空家だった昭和7年竣工のこの建物は、幸い構造的に致命的な傷みもなく残ってたので、ボランティアで掃除から始めて、インフラを整備したりしてなんとか人が住めるようになったのが手をつけ始めて2年ほど経った今年。
この辺りの経緯はこちらのインタビューが詳しいです。かなり面白い内容なので必読!
在野の研究者たちのオルタナティブスペース「下鴨ロンド」 本間智希さんインタビュー(前編)
在野の研究者たちのオルタナティブスペース「下鴨ロンド」 本間智希さんインタビュー(後編)
メンバーを募って今は15人ほどでシェアスペースとして運営されてます。
前から話を聞いてたので気になってて、実際行ってみると見事な洋館で惚れ惚れ。
書斎なんて柳宗悦邸のそれ!
日本にはこのような魅力的な建物が次々と空き家になって解体の憂き目に遭っているのが現実。
昔展覧会をさせてもらった愛知の小牧にあった常懐荘という場所もやむなく解体されてしまいました。
岡山にある父親の実家もとても立派な日本家屋ですが人が住まなくなった途端にボロボロに。
全部は救えないにしても、このような活動は本当に素晴らしいと思います。
この場所はあくまでシェアスペースなので住所非公開。
会員のみが使えるので今回は本当に貴重な機会でした。Kさん本当にありがとうございました。
ここの活動もとても興味深いのでぜひnoteでチェックしてみてください。こちら

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MITTAN

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久々にしっかり京都に行ってきました。
最早コロナ前より多いのでは?という観光客の多さに辟易して敬遠していたのだけど、今回ばかりは外せない所用があり。
その所用とは、MITTANの直営店のオープン。
MITTANというのは「現代の民族服」をコンセプトに作られている2013年創業の京都を拠点にする服のブランド。
これまで全国のセレクトショップで買うことはできましたが、10周年にして初の直営店のオープンとなりました。
去る2023年11月23日。
左京区にある元は生花の未生流の会館だった建物。
1階は修繕の様子を見ることができるフロア。
このブランドは2013年の創業当初から、一生着られるように修繕や染め直しをしてくれるし、2021年からは着なくなったりしたMITTANの服の買取も開始しました。
平日にこの修繕コーナーに行けば、お直しの方法や染め直しの色など具体的に相談できて、買取もその場でしてくれるそうです。
2階は服の販売コーナーですが、普通の直営店と違って、新品以外の買い取った衣服を修繕・染め直し・クリーニングした再販品をはじめ、サンプルやB品といったブランドの運営上発生する、一般の流通には乗せられない衣服も通常の商品と併せて販売しています。
そんなMITTANのコンセプトを体現するように作られた空間。
建材には京都の土や、栃木の大麻の他、竹、木、石灰等の自然素材が使われています。
試着室では壁の裏側も見ることができたり、このブランドのコンセプトがたっぷり詰まってます。
京都に行った際は是非寄ってみてください!!!

所在地:京都府京都市左京区⽥中⾥ノ前町87-1 未⽣会館別館
営業時間:13:00-17:00(⽊・⾦) 10:00-17:00(⼟)
定休日:⽉、⽕、⽔、⽇
website https://mittan.asia

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このMITTANを主宰してるのが三谷武くん。
彼と初めて会ったのが2009年の暮れだったので、かれこれ14年の付き合いになります。
初対面の時、僕は京都芸術センターの個展の準備中で床下に潜った直後の埃まみれの状態だったのをよく覚えています笑
当時はまだ京都の別のブランドで働いていて、その後大阪に移ってまた別のブランドで働き出したと思ったら数ヶ月で辞めて自身のブランドを始めることになりました。
実は僕もスイスから帰ってきた時に「染色興味ある?」という言葉にそそのかされて、1年ちょっとスタッフとして藍染をメインにお手伝いしていたことがあるのです。
その間に彼を近くで見ていて僕も多大な影響を受けました。
今僕が店を持っているのもその影響の一部なのかもしれません。
実際お店で僕が着ている白シャツはMITTANのものだったりします。
マンションの一室で始めたそのブランドが、京都に移って今や実店舗を持つに至るなんて感慨深すぎて泣けます。
オープンの初日は近所のタルジスさんでお祝い。
本当におめでとう。
末長くその美学を貫いてください!!!

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ところで京都にはMITTANのようなスタイルやコンセプトが貫かれたお店が多い気がします。
今回いくつか回ってきたのでご紹介。

kankakari (京都府京都市北区紫野下築山町15)
元は広島にCitéというセレクトショップをやられていた鈴木良さんが2022年に京都に拠点を移して始めたお店。
広島時代はMITTANとも取引があって、今年出版したMITTANの初の書籍でも写真を担当されています。
元々パリ第八大学美術学科で写真を学び、古物の蒐集家としてフランスに14年間在住していたとのこと。
パリに住む僕の友達も知ってるそうで、以前から伺いたいと思っていました。
場所は閑静な住宅街にある100年超えの古民家。
看板もないけど入口から周りの建物と雰囲気が違うのでなんとなくわかります。
中は天井高のある空間で、ご自身の監修により1 年かけて丁寧に改修されたそうです。
行った時は陶芸の寒川義雄さんの展示がやっていて、一つ買ってしまいました。。。
企画展のみのオープンなのでウェブやinstagramをチェックしてください。
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itou (京都府京都市左京区一乗寺出口町7 2F)
GW前後に渋谷でやってた1/sという主に関西の古道具屋さんが集まってやってた展覧会で知ったお店。
遊び心のある古道具が目白押しで、クローバーに切り抜かれたブックエンドを購入。
ブックエンドとして使うとクローバーの部分が本に隠れちゃうのでトイレにオブジェとして設置してみました。
営業日が20日~月末日(25日休)+不定期営業というのも謎。タイミング合えば是非。
1/sに参加してたbildにも行きたかったけど営業日被らず。次回行きたい。
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kokyu kyoto (京都府京都市中京区布袋屋町509−2)
河原町南にあるhakuの姉妹店。
行きたいと思ってたけど展覧会期間以外はアポイントメント制(木金土日月 12:30 /15:30 /18:30)で気が重く、されど旅の恥はなんちゃらってことでインスタ経由で予約して行ってきました。
行ったら普通に通りがかりの人も入ってきててアポイントメント制とは?となりましたが笑
行った時は朽ち果てかけた木でできたような家具や版画が展示されてて不思議な雰囲気。
今度は展覧会やってる時に気軽に行きたい。
hakuもkokyuも美容室も兼ねてるのが面白いですね。
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タッパウェイ (京都府京都市左京区北白川久保田町13-2)
地点がやってるロシア料理店。
劇場アンダースローのすぐそばにあります。
地点好きとしてはどうしても訪れたかった場所。
そしてロシア料理、めちゃくちゃ好きなんですよね。
この後ご飯も控えてたのでピロシキとボルシチセットにしましたが今度はストロガノフも食べたい。
何故か津山のクラフトビールがあったり、ウォッカも品揃え豊富。焼き菓子なんかもありました。
新作「ブルグント公女イヴォナ」観たかったけどタイミング合わず。。。泣
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麦丸京都 (京都府京都市左京区左京区北白川西町87−29)
お祝いの後三谷くんに連れて行ってもらったお店。
写真を整理していてかろうじて一枚だけ撮ってた写真を見つけて思い出しました。
というのも、ほろ酔いで行ったのもありますが、ここが余りにも夢のような世界観だったからです。
入ったら坊主の女性が1人で切り盛りされてて美味しいチャイを頂きました。
確かレコードがかかっていて、机には左系の本がずらりw
京大の隣ということもあり、学生運動の頃からあるのかな?という風格なのですが、実は元々神楽坂にあったらしく、移ってきたのはつい最近とのこと。
水道橋に分店(?)があるらしいので今度行ってみよう。
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月と六ペンス (京都府京都市中京区二条通高倉西入松屋町松屋町62 杉野ビル2階)
初台のfuzkueと双璧を成すであろう読書カフェ。
前から行きたいと思ってたら2021年から会員制になってしまって一気にハードルが上がってしまった。。。
ただ、会員といってもインスタで事前に連絡をしておけば入れます。
但しいくつか注意事項があるので遵守すること。(ここもfuzkueと似てますね)
料金は時間代となってて、1時間、3時間、それ以上と区切られてます。
注文とともに目安の時間が書かれた紙が渡されるので会計時に持っていきます。
時間代に1杯ついてて、僕は3時間と2杯飲んで1250円と心配になるぐらい安い。。。
旅行まで来て読書ってめちゃ贅沢ですよね。また時間あったら行きたい。
因みに読んでたのは「魔の山」。モームの「月と六ペンス」を読むのも一興。
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二条小屋 (京都府京都市中京区最上町382-3)
二条の駐車場奥にあるまさに小屋でやってる珈琲屋さん。
PENの記事を読んで是非行きたいと思ってました。
実際行って対峙した時の衝撃たるや。。。
本当にやってるの?と思いつつ入店。
席はなくスタンディング。
レコードでかけられてるジャズを聴きながら静かに過ごせる空間。
店主のハンドドリップも見事で最高に美味しく、キャロットケーキも美味でした。
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さらさ西陣 (京都府京都市北区紫野東藤ノ森町11-1)
もはや説明不要の「京都と言えば」なカフェ。
昭和3年に建てられた元銭湯を大胆にリノベーションした圧巻の空間。
学生時代はたまに行ってたけど改めて行くとやっぱりすごい。
kankakariが近かったので寄ってみました。
壁にはマジョリカタイルというタイルが貼られていてめちゃくちゃ美しい。。。
ただ、さらさは市内にいくつかあるけど、西陣のフードメニューはイマイチ。
花遊小路店のひじきチャーハンまた食べたい。
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以上!京都観光の参考になれば〜。
って寺社仏閣も紅葉スポットも行ってないので観光みなさすぎw

東京日仏学院(アンスティチュフランセ) by 坂倉準三・藤本壮介

最近観たデザイン関連まとめ。

東京日仏学院(アンスティチュフランセ) by 坂倉準三・藤本壮介
何度か行ってる建物だけど、「名建築で昼食を」を観て改めて。
前に来た時に工事中だった藤本壮介の新校舎もできてたのもあって。
まずは坂倉さんの建物。
何と言っても階段。
TOUR SAKAKURA(坂倉の塔)と呼ばれてる二重螺旋階段はもちろんのこと、外の螺旋階段や中の階段の曲線、そして踏板のみの階段など、この建物だけで坂倉階段のオンパレード。
柱も独特で見どころ多い建物。
2021年にできた藤本壮介設計の新校舎は、緑であまり全貌がわからないんだけど、こちらも階段で構成された複雑構造。とはいえいつものアスレチック感がまんまでふーんって感じ。
この人の建物ほとんど白いけどいい加減別の色も使ったらどうだろう。
「ハンガリー音楽の家(House of Hungarian Music)」はちょっと観てみたいかも。
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国際装飾株式会社 by 西沢立衛
近所(初台)にいつの間にかこっそりあった西沢立衛の建築。
パンチメタルで覆われた建物。案外良かった。
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LINA BO BARDI 展 ~ with Marcenaria Baraúna ~ @ 駐日ブラジル大使館 (会期終了)
ちょっと前にブラジル大使館でやってたリナ・ボ・バルディの展示。
彼女のことはよく知らなかったんだけど、以前雑誌でブラジルのミッドセンチュリー家具が紹介されてて、そのデザインがどれも素晴らしかったので実物を観てみたかったのです。
ローマで生まれ、戦後ブラジルに移住した彼女は、その後ブラジルを代表する建築家・デザイナーとなりました。
いくつかの建築と数々の家具、特に椅子はどれもこれもどこかプリミティブながら機能性も充分で魅力的なものばかり。
さらに彼女の手がけたサンパウロ美術館で使われてるガラスと木とコンクリートでできた展示パネルは最高すぎた。
ブルータルな印象もありながらエレガント。
背反する素材の組み合わせがセンスありすぎ。
いつかブラジルも行ってみたいなぁ。
初めて入ったブラジル大使館も素敵でした。
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ANREALAGE EXHIBITION “A=Z” @ スパイラル (会期終了)
最後にアンリアレイジの20周年を寿ぐ展示。
僕がこのブランドに出会ったのは2012年、もう10年以上前で、その年の秋冬で発表された「TIME」というコレクションでした。
服の動きをそのまま取り入れたコレクションで、久々にファッションで驚かされました。
当時既にファッション熱はまあまあ冷めてたんだけど、アンリアレイジだけはそこから追うようになりました。
今はさらに冷めて、アンリアレイジのコレクションも横目で追う程度だけど、やっぱり気になるブランド。
この展覧会ではこのパンデミック中に発表したコレクションが一堂に集いました。
まさにアンリアレイジ(非日常的な日常)の中で発表したのが、「HOME」(2021SS)、「GROUND」(2021AW)、「DIMENSION」(2022SS)、「PLANET」(2022AW)、「A&Z」(2023SS)、「=」(2023AW)。
「HOME」から「PLANET」までは、リアルのショーが開催されず、映像でのコレクションで、会場ではライゾマティクスとのコラボレーションで生まれた映像とリアルな服の組み合わせインスタレーションが披露されてました。
原点回帰とも言えるパッチワークを使った「A&Z」はこれまでのコレクションが載った壁紙や森永さんの発言を背景にシンプルに展示。
最新のフォトクロミック技術を使用した「=」は吹き抜けに大掛かりなセットを組んで、紫外線で服の色が変わる様を見せてました。
コロナ前まで、毎度新しい技術を発明していたので、正直息切れしないか勝手に心配していたのですが、コロナで時の流れが遅くなったことで、またリスタートといった印象で、今後またどういう方向にこのブランドが進んでいくのか楽しみになりました。
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太田市美術館・図書館 by 平田晃久

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近くて遠い群馬県へいくつかの建築を観に行ってきました。
まずは平田晃久の代表作とも言える太田市美術館・図書館へ。
2017年の竣工時、太田って聞いて勝手に東京の大田区と思ってたら群馬で、地図見たら遠!ってなって来訪までズルズル時間が過ぎてしまいました。。。
この時美術館はやってないは、図書館は書庫整理中だはで、堪能はできなかったものの、予想を超える素晴らしい建物で感動。
駅の本当に目の前にあって利便性も素晴らしいです。
まずは外観。従来の何階建てといった概念では測れない複雑な構造が見てとれます。
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中へ。館内地図かわいい。
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1階にはインフォメーションやショップ、カフェ、ちょっとした図書スペースがあります。
その上を縦横無尽にフロアが駆け巡っててカッコ良すぎ。
来訪時は普通に皆さん寛いで利用されてました。
こうした異様な建物の中で普通に寛いでる市民の方々の姿を見るとほっこりしますね。
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スロープで上階へ。
続く螺旋階段のシームレスな連続が気持ち良すぎる!
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屋上へ。
この日は30度もあったので誰もいませんでしたが、もう少し涼しいと気持ちよさそう。
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さらに足を伸ばして前橋へ。
こちらにも先月オープンしたばかりの平田晃久設計によるまえばしガレリアが。
ここにはタカ・イシイ、小山登美夫、MAKI Gallery・rin art association・Art Office Shiobaraが入ってるんだけど、行った日は閉まってたので外から笑 (月・火休み)
ガラス張りなので外から見られるしまいっかってことで。
鬼頭健吾やディノス・チャップマン、ケリス・ウィン・エヴァンス 等の作品が見えました。
太田と比べると直線的なのでやや見ごたえに欠けますねぇ。
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もういっちょお近くの白井屋ホテル。こちらは藤本壮介設計。
ファサードにはローレンス・ ウィナーの文字の作品があったり、リアム・ギリックの壁画、中のフロントには杉本博司、ライアン・ガンダーや白川昌生、五木田智央の平面もかかってて、建物内にレアンドロ・エルリッヒの光るパイプが走ってたりととんでもないアートホテル。
一泊2万ちょいで、泊まれなくもないですが、前橋で泊まったところでねぇ(失礼)
そもそもアートホテルってこれといって魅力感じないんですよね。。。
アートがパーツにしかなってないというか、もっと包括的なインスタレーションとして体験できたらいいんですが。
(ちなみに来月はそんなとんでもアートホテルに泊まりますがまた後日)
というわけでこのホテルも特別感動というものはありませんでした。
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因みにこの白井屋ホテルとまえばしガレリアの間には問題起こしまくりのアーツ前橋もあります。
アーツ前橋 作品紛失 「住友氏も究明に協力を」 東京芸大検討委が報告書
出展作家との契約違反で市が損害賠償。アーツ前橋でなにが起きたのか
5月1日より南條史生が館長に就任し、立て直しを図るものの、未だに本年度の展示予定は未定。
行った時もショップやカフェ、図書室はやってたものの、展示室はクローズ。
一体どうなるやらですが、それはさておき前橋市。
なんでこんな中規模な都市に次々とアート施設が立ち上がるのかというと、市の方針もさることながら、同地出身者でメガネブランド「JINS」の創業者である田中仁によって2014年に発足した群馬の地域活性化支援を目的とした田中仁財団の存在も大きいそう。
JINSは前橋市内に永山裕子設計によるJINS PARKを2021年にオープン。
ここにも行こうと思ってたけど、雨なので断念。
今後も何か新しいアート施設や動きがあるかもなので要チェックですね。遠いので中々行けないけど。。。

目黒区総合庁舎(旧千代田生命本社ビル)by 村野藤吾

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以前の記事でも触れた、「名建築で昼食を」というドラマをアマプラで見ていたら、村野藤吾の目黒区総合庁舎が出てきて、いつか行きたい建築リストに入れてた矢先に、ご縁あって建築ガイドツアーに参加させて頂けることに!
このツアーは、庁舎になってから毎年開催されていて、今年で19年目とのこと。
4日間の日程で各日20名の定員で募集したところ、なんと20倍近い倍率になったらしい。。。
そんな貴重なツアーに参加させて頂き恐縮至極。。。
これはなんとしても目に焼き付かねば、と臨みました。

と、その前に、ドラマに倣って腹ごしらえ。
話題のI'm donut?は行列で断念してドラマ通りダイワに行ったら誰も並んでなかった。。。
栄枯盛衰を感じつつ目黒川を見ながら優雅にランチ。
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腹ごしらえも済ませていざ。
中目黒駅から駒沢通りの坂を登ると見えてきた瞬間にテンション爆上がりました!!
まずは9階建の別館がお目見え。美しすぎる。。。
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1966年竣工のこの建物。元は千代田生命の本社ビルでした。
「村野先生のやりたいようにやってください」
という発注の元、贅を尽くした作りで総費用どんだけかかったんだろうか。。。
大文字のIが連続したような特徴的なファサードは、一つ一つがアルミ鋳造で、当時の値段で30万円。。。
それが一体何個あるんだ。。。それだけで天文学的な数字になりそう。。。
高度成長期とはいえ凄まじすぎる。。。
鉄で作ったらもう少し安価だったんだろうけど、アルミはメンテがほとんど必要ないんだとか。
当時は電車からも見えて、かなり映えたんだろうなぁ。
会社としてもこの建物を本当に大事にしていて、この建物の美しさを守るために看板もつけなかったんだって。
当時の経済人には志というか粋というか、魂がありましたよね。
その魂がここに結実していると思うと胸が熱くなります。
2000年に倒産してからも、この建物は壊されることなく2003年に今の目黒区総合庁舎へと生まれ変わりました。
会社のビルが庁舎に生まれ変わるって中々ないことですよね。
残って本当によかった。

話は戻って東口。ここは庁舎になってから作られた出入口。
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2階駐車場へ。階段が既に良い。
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圧巻の景色。。。30万円がいっぱいあるよ。。。
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2階駐車場から別館へのアプローチ。庇!
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この2階駐車場は元々何もない広場だったそう。
今の風景を見たら村野さんは卒倒するかも。。。
本来は本館までシームレスに続く風景があったとか。
その先には池があるんだけど、その柵を見せない為にわざわざ段差を儲ける徹底ぶり。
ここはレクリエーションの場所ではなく、本当に純粋な広場で社員さんも立ち入り禁止だったらしい。。。
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何もないって書いたけど、一つだけこの広場には当時ヘンリー・ムーアの彫刻があったそうです。
それが今どこにあるのかは謎らしいんだけど、その痕跡はありました。
その彫刻を眺める為の岩も隅に残されてた。
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広場の脇には小川や築山があって、そこから南口に渡ります。
もはやランドスケープですね。凄すぎ。
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南口はVIP専用口で、こちらも社員は進入禁止。
改めて駒沢通りからのアプローチ。
まずは緑の回廊を抜けます。
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当時はこのまま繋がってたそうですが、今は緑と南口の間に一本道路を挟んでます。
そして南口に車を迎えるための庇が凄すぎる。。。
それを支える柱も設置面がアールになってたり天井に向かうにつれて細くなってたり異常なディテール。。。
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守衛室も美しいのよ。。。
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雨樋も美しい。
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やっと中へ入ります笑
わ!と声が出るような美しい白亜の空間。。。
ここも当時は社員さん出入禁止のVIP専用空間。
外の風防室は建物に対して真ん中なのに、中の空間は左右非対称になってる。
これは、屋上から見下ろしてようやくわかるんだけど、外の外壁を風防室が中央に来るようにわざわざ足して、外と中で印象が変わるような仕掛けを施してるとのこと。。。マニアックすぎる。。。
入って左側の柱は建物の外にあるのに右の柱は中にある。
さらに右側の柱の床には水が張られていて、当時はその水を揺らす装置まであったそうで、水面に反射した光が天井に映る仕組み。
左右の窓の形も微妙に違っていて、アクリルのオブジェみたいなのは照明装置。
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天井には春夏秋冬をイメージした作野旦平によるモザイクガラスの作品から自然光が降り注ぎます。

入口側から春。
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夏。
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秋。
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冬。
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そしてこの奥にはこの建物の代名詞となっている階段が登場。
村野藤吾といえば階段。
もはや彫刻作品。
どこを切り取っても美しく、階段の裏すら美しい。
最後の一段は床から浮いてるディテールとか本当にすごすぎる。。。
VIPの方はこの階段を登って応接室に向かいます。
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壁はテッセラという大理石・貴石・ガラスなどから生産される素材でできてて、どのタイルも凹凸が違い、近くで見るとキラキラ輝いてます。
これ、外壁にも使われてて当時は白かったんだけど、庁舎になる時に加工されて茶色くなったりひび割れて黒ずんだりしたんだそう。勿体無い。。。
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因みに坂の上に建ってる影響で南口が3階にあって東口が1階にあったりで、自分が一体何階にいるのかしばしばわからなくなりました。。。
1階には池があり、それを取り巻く全てのディテールがアールを描いています。
当時のモダニズムに反して、村野は有機的なフォルムを好みました。
ほとんどの接地面が垂直ではなくて、言われなければ絶対気づかないディテールに舌を巻きました。
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なんと和室エリアもあり、ここは現在ワクチン接種待機場所に。。。
そんな中なんと本格的な茶室があります。ここも当時VIP専用。
ここは普段団体にしか貸してないので見れないんですがツアーでは見れました。
京都裏千家の「又隠」の写しと言われていて、庭も敢えて暗くするように上の庇をわざと出したり、機能とは全く関係ない美学が貫かれてて本当に贅沢な空間。
2階の駐車場から茶室を上から見下ろせます。
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最後は屋上へ。
ここでは例のIが近くで見られて、テッペンの部分がちょっと変わってるのがわかります。
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こうして2時間弱のツアー終了。
本当に本当に素晴らしかった!!!
ここ数年で最も興奮した建物でした。
お陰で気づいたら200枚ぐらい写真撮ってた。。。
写真整理するだけでも大変でした。
「神は細部に宿る」
この言葉がこんなにしっくり来る建物そうそうありません。
村野藤吾が改めて好きになりました。
他にもたくさん周りたい。

今回お誘いいただいたF様。貴重すぎる機会本当にありがとうございました!
ガイドツアーをしてくださってる全ての方々に感謝です。
そして村野藤吾様及び千代田生命様、こんなに素晴らしい建築を残してくれてありがとう。
最後は当時は社員さんたちの通用口だった西口からお別れ。
奇跡的に蝶々にお見送りして頂きました。
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帰りは中目黒駅前にある鶏だしおでんのさもんさんで一杯。
仕事前だったので日本酒は泣く泣く断念しました。。。
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番外。
先日たまたま日本橋高島屋行ったんだけど、ここの増築も村野藤吾だったのですね。
2019年に高島資料館TOKYOがオープンして最初の展示が「日本橋高島屋と村野藤吾」でした。
僕が行った時は、ゲンロンが企画した「モールの想像力」と題した展示がやってました。
狭いし文字多いしでよくわかりませんでしたが。。。
又高島屋行ったら増築部分ちゃんと見てみます。
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宇部市渡辺翁記念会館 by 村野藤吾
宝塚カトリック教会 by 村野藤吾
谷村美術館 by 村野藤吾

ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築 @ 東京シティビュー

最近観たデザイン展まとめ。

ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築 @ 東京シティビュー (-6/4)
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確かこの展覧会の開催が発表されたのコロナ前で、2023年っていつやねん!と思ってたら2023年になってた。。。
ということで待望のヘザウィック 展です。

「最近で最も面白い建築家は?」
と聞かれたら、僕はMADのマー・ヤンソン、BIGのビャルケ・インゲルス、そしてトーマス・ヘザウィック を挙げます。
ただ、前者2人は建築家なのだけど、ヘザウィック は建築家と言って良いのか悩むところです。
その理由は、この展覧会の最初の部屋を見ればわかるかと。

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車だったり、木のオブジェだったり、椅子だったり、とにかくなんでもデザインしちゃう。
建築はあくまでその一環。
その態度がものすごく良いのです。
日本で近い存在がnendoですね。
彼らの作る建築も自由で良いんだよなぁ。

僕がヘザウィック を知ったのは2010年の上海万博。
行ってはないんだけど、会場の中で一際異質なパビリオンがありました。
それがイギリスのパヴィリオン。
もはやファサードというものがなく、透明な管みたいなものが無数に突き刺さっていてタンポポの綿毛のよう。
それが風で揺らいでいて、中に入るとその管一本一本に植物の種が入っているのが見られるというもの。
これは一体。。。!!!!
調べたらそれがトーマス・ヘザウィック による建物だったのです。
以下の写真はその模型。実物見たかったなぁ。。。

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ヘザウィック は今やイギリスを代表するデザイナー。
それを示すのが以下のロンドンを象徴するダブルデッカーのデザインや2012年ロンドンオリンピックの際の聖火台のデザイン。
バスの椅子のファブリックまでデザインしていたとは。。。

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お次は前述したBIGと共同設計したグーグル本社ビル。
まるでテントのような開放感で、彼らのノマド的なフロンティア精神がそのまま建物に表現されてます。
この屋根の部分はソーラーパネルらしい。
ソーラーパネルってダサいなぁと前から思ってるんだけれど、こうして改めてデザインすることで昨今のサステイナビリティともデザインが共鳴していて素晴らしい。

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近年NYに登場した2つのプロジェクト。
1つは「Vessel」という階段のみで構成された建物。。。
一体誰が何の目的で。。。
千年後まで残っていたら謎の遺跡として大切にされそう。
そしてもう1つは「Little Island」。
湾に残された杭から発想されたプランターの上にできた人工島。
あああ、NY行きたい。。。

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そしてそして今年の秋についに日本で初のヘザウィック 建築が完成します!
麻布台ヒルズという、もうヒルズ多すぎて食傷気味なんだけど、建築は少し楽しみ。
ただ、模型とかイメージ見てもイマイチワクワクしないのは気のせいだろうか。。。
なんだかんだで未だにヘザウィック 建築体験したことないので入るのが楽しみです。

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あとは南アフリカの現代美術館にイギリスのボンベイジンの蒸留所。
前者はトウモロコシを貯蔵する元サイロだった建物をトウモロコシの粒の形にくり抜くことでリノベしたクレイジー建築で、後者は窓が変形してそのまま土地を覆ったようなクレイジーなプロジェクト。
この2つはヘザウィック 建築の中でも僕のお気に入り。

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最後は、駒のような椅子。
これ、最後のコーナーで実際に座れますが、最初バランス崩れそうで怖かった。。。
慣れるととても心地よく座れます。
めちゃくちゃ回ってたツワモノもいましたw
これ座りながらヘザウィック のTED講演の映像観て終了。

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いやはや素晴らしかった!!!
これ、何で森美術館の方でやらないんだろう?と思ってたけど、実際行ってみると、東京の町並みを一望できるシティビューで彼の構想を観ることに意義があることに大いに頷きました。
建築展はこっちの会場の方が合ってますね。
惜しむらくはこの展覧会の公式図録が出ていないところ。
a+uがその代わりを担っていたけど。
とにかく楽しい展示なので建築興味ない人にもオススメです。


KAMO HEAD ‐加茂克也展‐ @ 表参道ヒルズ スペース オー (会期終了)
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ヘアデザイナー加茂克也の展覧会。
以前「プロフェッショナル」で特集されてて興味を持ったんだけど、2020年に54歳の若さで亡くなられました。
その彼のヘッドピースが集う展覧会が表参道ヒルズで開催されてると知り行ってきました。
それにしてもヘッドピースだけでよくもこれだけの世界が作り出されるものだなぁとただただ感心。
シャネルにフェンディ、ギャルソン等のビッグブランドや、アンダーカバーやアンリアレイジ、mameなどの日本の気鋭デザイナー達ともコラボしていて、それぞれの世界観と融合してるのが美しかった。


'Stille Post 無言の郵便' by 新建築書店+スイス建築博物館+伊丹豪 @ 新| POST (会期終了)
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建築雑誌の新建築と恵比寿のPOSTが協働で昨年出店した新たな本屋さん。
スタッフさんも丁寧に本をお勧めしてくれて素晴らしかった!
入ってる本もさすがとしか言いようのないセレクト。物欲抑えるの大変だった。。。
ここは元々新建築社のオフィス兼イベントスペースとして2016年に乾久美子の設計で竣工した建物。
新たに漆器等も乾さんが設計し製作したとのこと。
2階はイベントスペースで、行った時はスイス建築博物館で開催された展覧会「Make Do With Now: New Directions in Japanese Architecture」の図録刊行記念で伊丹豪の写真展が開催されてました。
3階はスタッフオンリーということで入れず。
建築アート好きは是非!金土日のみなのでお気をつけくださいませ。

国際文化会館 by 前川國男、坂倉準三、吉村順三

最近の都内建築巡りまとめ。

国際文化会館 by 前川國男、坂倉準三、吉村順三
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ビヤホールライオン銀座七丁目店
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銀座奥野ビル
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朝倉彫塑館
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旧岩崎邸庭園
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迎賓館赤坂離宮
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前記事でも書いたように、最近アマプラに間違えて入っちゃって、仕方なく無料期間終わるまでに色々観まくってるんだけど、その中に名建築で昼食をというドラマがあり、観てみたら、乙女建築なる名建築でランチするおじさんと美女を描いたストーリーで、このおじさん、自分やん!ってなったw
名建築巡りも、そこでスイーツ食べちゃうのも被りまくり。。。
ってことで最近観た名建築は、実際このドラマの6話で登場した国際文化会館。
この建物に行こうと思ったのはこのドラマのせいじゃなくて、今年70周年ということで制作された短編ドキュメンタリーがYouTubeで公開されてるのを観て。こちら
前川國男、坂倉準三、吉村順三という巨匠中の巨匠が協働で建てた建物だなんて。。。
特にこの3人誰が誰かごっちゃになる。。。これに吉阪隆正が加わるとさらにわけがわからない。
で、実際の建築は、確かに彼らのモダニズムが全開で見所も多いんだけど、宿泊者のみとかスタッフのみのエリアが多くて堪能はできず。。。
桜の時期だったので、お庭見ながら優雅にシュークリーム食べたのはいい思い出。

そして、3話に出てきた銀座ライオンにも行ってきました。
存在はもちろん知ってたけど何気に行ったことなかった。。。
黒ずんだレンガとタイルの装飾が最高に凄い。
そしてビールも料理も美味い!!
何でこれまで行ってなかったんだろう。。。
さらに銀座は奥野ビルへ。
こちらもギャラリーがいっぱい入ったビルなのに行ったことなかった。
ここも1932年竣工のとんでもない建物。周囲から浮きまくり。
2つのビルがくっついたような構造で、全然全貌がつかめなかった。。。
手で開け閉めするエレベーターが今も現役なの凄い。

ところ変わって上野エリア。
朝倉彫塑館は前から気になってたんだけど、友人が最近行ってるのをストーリーに上げてるのを見て行ってきました。
ほとんど写真は撮れないんだけど、これがめちゃくちゃ良かった!!!
ていうか、朝倉文夫ってどんだけ儲かってたんや!っていう贅沢な作り。
和洋折衷で超豪華なんだけど、全然下品じゃないんだよな。。。こんな家住みたい。。。
方や岩崎邸は正直期待はずれ。
豪華絢爛は間違い無いんだけど、良くある貴族の洋館。鳩山邸の方が断然いい。

最後は迎賓館赤坂離宮。
ちょっとレベチ過ぎて乙女建築という趣は皆無。
こんなものが日本にあるの違和感ありすぎだけどただただ凄い。
中には小磯良平の絵が飾られてました。
外の真鍮の雨樋がめっちゃカッコよかった。
思いつきで来ちゃったので谷口吉郎による和風別館「游心亭」は予約制のみで入れず。
平日昼間から宮殿見ながらのスコーンセットは優雅が過ぎた。
5900円のアフタヌーンティーセットは映えまくるけど誰かと来ないと無理ですね。予約はこちら
今後も色々回ってランチかスイーツ食べたい!

ドラマの大阪編見てたら、大阪もまた回りたくなってきた。。。
大阪は大大阪と言われた時代の素晴らしい建物がめっちゃあるんですよ。
大阪観光地ほとんどないと思ってたけど、こういうビル回るのは楽しいはず。
ちなみにアマプラにある建築関連で観たので良かったのはコロンバス
サーリネン父子の建築が豊富にあるアメリカの地方都市を舞台に描かれていて、構図がめちゃくちゃ完璧に撮られてる。
小津に影響されたというコゴナダという監督の作品らしく、カメラアングルはめっちゃこだわってそう。
あとはル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラレム(REM)
どちらもふーんって感じで流し見程度。
後者は音楽が雰囲気あり過ぎて内容が負けてた。
ボルドーの住宅の上がり下がりする床が観られたのは良かった。
レム関連ならこの映画よりも、この家の家政婦に焦点を当てた「Koolhass Houselife」
2月に建築映画館というイベントがあって、そこで上映されてたのだけど、気づいたらチケット売り切れ。。。
もう観れないかもしれない。。。と失意でいたら、探したらあった!!!日本語字幕もある!こちら
というわけで観ました。マジで最高な映画だった。
このイラ・ベカとルイーズ・ルモワンヌ(Ila Bêka and Louise Lemoine)は以前にも西沢立衛に密着した「TOKYO RIDE」という作品を観ていてこれも最高だった。
ボルドーの家のドキュメンタリーは住人やコールハースではなく、あえて家政婦さんに焦点を当ててるのが生々し過ぎて素晴らしい。
この家の大変な部分がたくさん観られて、良くこんなドキュメンタリー撮らせてもらえたなっていうぐらい奇跡の映画。
家政婦さんの「仕事だから」って割り切って建築への興味のなさも最高w
雨漏りも凄いし住み続けるのは大変そうだけど、でもやっぱり凄い住宅だということが改めて。
いつか行ってみたい。。。



BIGが手がけたスキー場を撮った「コペンハーゲンに山を」も見逃してるのでこれもいつかどこかで観たい。。。


北九州市立中央図書館 by 磯崎新

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宇部から北九州に渡り小倉に行ってきました。
東京来てから何故か北九州出身の人と知り合う機会が多いのですが、彼彼女らから聞く故郷の話が恐ろしすぎて行く前は結構怯えてました笑
やれ現役手榴弾が出てきただのやれロケットランチャーが出てきただの。。。
ブラジルのファベーラかよ!という修羅中の修羅なお話が続々と出てくるのです。
でも行ってみるとめちゃくちゃ都会で最高だった。
旦過市場のおうどんも沁みました。。。
そんな小倉に何しに来たかというと、昨年末に亡くなった磯崎新の建築を見る旅でした。
磯崎新、正直得意な建築家ではないんですが、一昨年大分のアートプラザ見た時に、初期作は凄いのでは、という期待で北九州にある2つの建築を見に来たわけです。
というわけで、まずは北九州中央図書館から。

小倉城のお隣に位置する中央図書館。
1975年の竣工で、これまた磯崎の代表作です。
遠くからでもわかるダブルかまぼこの緑の屋根。
なかなかいいんでないの?と外観からも想像できました。
外観は補修工事が入ってて全てはわからなかったけど、50年近くも経ってるのにものすごく綺麗。
さらに中に入るとびっくり仰天!!!
いやいやめちゃくちゃええやんけ!!!
外観から見ていたかまぼこ屋根がコンクリート剥き出しの状態でアーチを描いていて神々しい空間になってた。
図書室は微妙にスロープになってて、本棚や机の配置も絶妙!
興奮してめちゃくちゃ写真撮ってました。
お受験の時期なので黙々とお勉強してる受験生を尻目におじさんはしゃいじゃいました。ごめんなさい。。。
図書館の奥には子ども図書館もあり、こちらも図書館同様素晴らしい。。。
お隣の文学館は2020年にリニューアルしたようで、ちょっと綺麗になりすぎてたかな。。。
薔薇窓もちょっと狙いすぎでは。。。
とはいえ本当に素晴らしかった。磯崎建築でダントツ一位の建築です。
北九州来られる方はぜひお立ち寄りください。こちら
ちなみに中の写真撮る際は許可がいるので受付で申し出てください。

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続いてバスに乗って北九州市立美術館へ。
こちらは図書館より一年早い1974年に竣工。
2つの直方体がキャノンのように突き出してる外観が特徴的で「丘の上の双眼鏡」とも呼ばれてるんだとか。
それにしてもデカイ。。。めちゃくちゃデカイ。。。
中はどうなってるんだろうと思ったけど、展示室は3階にしかなくて、このデカさに対して見応え少ない。。。
まあ、コの字型の展示室でシンプルなので順路に迷うことはないしいいっちゃいいのですが。
コレクション展と浮世絵の展示やってたけど、肝心の「双眼鏡」は塞がれてて残念でした。。。
コレクションにはバスキアなんかもあって、珍しくキャプションに収蔵年が記載してたから見てたら、バスキアの1983年の初個展で出した絵で、収蔵したの翌年の1984年ってなってるんだけどマジ!?
確かバスキアって生前黒人ってこともあって中々アメリカの美術館が買わなかったんだけど、それよりもっと前に買ってるって凄すぎる。
あとは石川直樹とか現代もあったので、まあまあ楽しめました。
お隣のアネックスは市民ギャラリーになってて、行った時何もやってなかったけど、中庭とかバブリーすぎておったまげました。。。
1974年って別にバブルでもないと思うんだけど、物凄く贅沢な作り。
2015年には改修工事もあったそうだけど、一部崩落してたり大丈夫なのかな。。。
図書館のついでにどうぞ。こちら

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maison owl by 石上純也

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山口県は宇部へ。
宇部ビエンナーレに出品したりその後もワークショップで呼ばれたり、何かと縁のある場所。
多くの人が一生に一度訪れることもないかもしれない場所なのにもう10回は来てるかも。
で、今回は宇部ビエンナーレではなく建築が目的です。
そう、石上純也の手がけた洞窟レストランへ!!!!

このプロジェクトが動き出したのは2013年。もう10年も前のお話。。。
シェフの平田基憲氏が友人の石上純也に「できるだけ重々しい建築を設計してほしい」との依頼したのが運の尽き事の始まり。
石上純也の出世作の薄いテーブルは平田さんのかつて宇部にあったnoelというレストランのために作ったものなのでした。
「時間と共にその重みを増していくような建物がほしい。ツルツルのものではなく、自然の粗々しさを含むような建物。本格的な料理にはそういう空間が必要なんだ」「昔からずっとここにあるようで、これからもあり続けるようなもの」といった要望を受け始まりました。
そこから設計に3年、2016年に工事が着工しました。
よくもまあこんなものを引き受けてくれた業者がいたもんだな、と思います。
現場はもはや遺跡の発掘現場状態。
石上純也の図面を元に土地を掘っていきます。
そこかしこに開けた穴にコンクリートを流し込んで、その後また土を掻き出していく。
現場の写真見ても「壮絶」としか言いようのない状態。。。
最初の計画では、土は洗い流し、コンクリートの灰色の躯体が現れるイメージだったが、土がこびりついている状態を見てそのまま残すことに決めた、とのこと。最初からそのつもりじゃなかったのが意外です。
なんとか躯体ができたもののそこからが長かった。
3Dスキャンで躯体のギザギザを計測してそこからガラスを切り抜いたり、大きなガラスを嵌めるためにまた地面を掘り返したり。。。
シェフの今はなきツイッターに当時「建築に締め切りはないの?」とか「そうか、サクラダファミリアも蟻鱒鳶ビルもまだできてないんだ!」とか#高校生の自分に教えたいことというハッシュタグをつけて「卒業して上京したら東京芸大の建築学部の人に出逢うけど、深入りするな、、、」とか書いててシェフの苦悩が思いやられました。。。
とは言いつつ、2021年には石上純也の東京パビリオンでも出張レストランやったりなんだかんだで友情はつながっているようです笑

てなわけで宇部新川からタクシーで現地へ。
タクシーの運ちゃんに「maison owl」って言ったら、「ああ、洞窟レストランね!」と返ってきました。
やはり県外から連日沢山のお客様を乗せてらっしゃるそうです。。。すごい。
で、到着って言われて着いたのが上の画像のとこなんですが、え?と戸惑いました。
どこに?と思ったらこの塀を登った先にありました!!!

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いやはやもうわけがわかりませんが、とりあえず中へ。

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はい、中も意味わかりませんw
ガラスの切り方変態すぎる。。。
ちなみに椅子も机も石上純也デザインです。


我々が到着したのが17時くらいで、17時半からディナースタートだったのですが、18時過ぎくらいに是非夕景もご覧くださいということで再び外へ。

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確かに美しい。。。
中も美しいです。

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そんなこんなで建築を心ゆくまま堪能。
せっかくなのでお料理の写真も。
馴染み無さすぎて何回説明されてもよくわからなかったけど美味でした!

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いやはやすごい体験だった。。。
この日はたまたまこの建築を担当された元石上事務所の中山拓也さんがいらして、詳しく説明していただきとてもありがたかったです。
これボランティアなのかな。。。いちいち心配になります。。。
彼は卒業してすぐこの現場に張り付いてて、今や宇部に移住して自身の設計事務所を立ち上げたんだそう。
苦労多そうだな、、、と思いやられながらお話聞いてました。
うちの店の名刺渡したら来たい!と言って頂けたのでその時にでもじっくり聞いてみます笑

ところでこのレストラン、今の所招待制となっております。
といっても、お店のinstagramをフォローしていれば、専用サイトをストーリーに上げてくださるのでそのタイミングで予約が取れます。こちら
3ヶ月先までの予約が可能です。
但し、僕がこの日頂いたソフトドリンク付きコースで4万円(税抜き)。
お酒付コースを頼むと7万円になります。。。
で、さっき予約ページ改めてみたらソフトドリンク付のコース5万円になってた。。。
中々のお値段ですが、余裕のある方は是非。こちら
僕が行った時はまだでしたが、宿泊プランもご用意されてるそうです。
一泊30万ってタクシーの運ちゃんが言ってたけどホンマかいな。。。
工事中の写真やら完成写真やらはarchitecturephoto.netさんに詳しいので見てみてください。
いやはや稀有な体験でした。ご馳走様でした!
ちなみに予約もせずに突然行って写真だけ撮っていく輩(主に建築学生)がいるみたいですが、ここは住宅地の中にある為近隣の方々から苦情が続けば営業ができなくなってしまいます。
気持ちはわからないでもないですが、絶対やめましょう。


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石上純也「建築のあたらしい大きさ」@豊田市美術館


どうでもいいんだけど、折角なので某アニメの聖地巡礼もしてきました。

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クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ @ 東京都現代美術館

2023年一発目のデザイン関連まとめ。

クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ @ 東京都現代美術館 (-5/28)
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2017年のパリ装飾芸術美術館を皮切りに世界に巡回していた「クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ」展がついに日本にやってきました!
パリの展覧会の様子は以前動画で観ていたので、待ちに待ったという感じ。
今回はOMA NYの重松象平が会場構成を務めているのですが、そのセノグラフィがエグすぎ。
さすがディオール。。。予算てっぺんなしなのでは。。。
聞いたところによると20億とも言われてて、仮初の展覧会にそんな額聞いたことない。。。
昔ラフ・シモンズのディオール初コレクションの様子を撮ったドキュメンタリー「ディオールと私」でも、会場の壁全てを生花で埋め尽くすというクレイジーなことやってましたが、マジで今回凄すぎ。。。都現美がここまで変わるなんて。。。
なんでも元の壁を一切見せないというのが一つのコンセプトだったとか。
正直服がほとんど入ってこない。。。

冒頭は意外にもアートの展示からスタート。
ディオールの創始者クリスチャンは元々アーティストを目指していたそうで、20代の頃にはギャラリーを経営していたとのこと。
そこで展示されていたマン・レイやシュールレアリスムの作家の作品が並んでいてへぇ、となりました。
続くセクションではいきなり伝説の「ニュールック」が登場。
黒い空間に白い服が映えます。
そしてまた白い空間で日本とディオールの関係が展示されてて、この空間もエグい。。。
この有機的な壁は特殊な和紙でできてるそうです。。。服見ろよって話ですねw
そして次の部屋でラフ・シモンズ、ジョン・ガリアーノ、イヴ・サンローラン、そしてクリスチャン・ディオール等錚々たる面子によるデザインが次々と登場。
デザイン画とか貴重すぎる。。。
その後今回のメインイメージも手がけている高木由利子氏による写真の回廊を抜けるとアトリウムを見下ろすんですが、あのアトリウムがこんなことに。。。!!!
今回の白眉ともいえる壮大な展開。。。エグすぎ。。。
次の真っ白の部屋も小さいながらとても良かった。
ドレス達の柄がなくなり真っ白になることでドレスの形が浮かび上がります。
続いて地下へ。
この地下の展示はもはやアート空間でしかなかった。。。服がマジで入ってこない。。。汗
実際手塚愛子やアンディ・ウォーホルが一緒に展示されてるし、その奥の「Lady Dior As Seen By」シリーズのアートな鞄の展示は素晴らしかった。
ここまで色んな作家とコラボが一同に会する展示は壮観。
最後の最後はやや尻窄み感があったけど、総じてデザインの展示としてはマジでレベチ過ぎました。。。
お腹いっぱい。ごちそうさま!
まだ展示は5月まで続くけど、既に当日券は早々に売り切れてるみたいなので行かれる際は予約必須。こちら
あそこまで行って売り切れとか立ち直れないし、時間指定であの辺で時間潰すなんてかなり難易度高過ぎだと思うので。


生誕100年 柚木沙弥郎展 @ 日本民藝館 (-4/2)
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民藝館で柚木沙弥郎生誕100年展はアツすぎる!!!
去年も立川のPLAY!でやってたけど、観るなら絶対こっちでしょう。
それにしても、柚木さん、晩年の方が作品が若いの凄過ぎる。
色がどんどん自由になってて素晴らしかった。
でもやっぱり大展示室の展示が最高だった。
民藝館のコレクションとのコラボとも言える内容で、ツバメの柄の作品と鳥の形をしたオブジェ達の組み合わせが特に最高でした。
あとコレクション展示の正月感のある玩具の展示も良かったなぁ。
民藝館の展示は、名もなき人たちの作品こそ映えるので、こうして名のある人の展覧会ってどうなんだろうという不安もあったんだけど、組み合わせることでそれぞれの魅力が倍増するのはさすが。
前回2018年に同館で開催された柚木沙弥郎展の際の講演会の様子が期間限定で配信されてるのでご興味ある方はこちら


交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニー @ 東京都庭園美術館 (-3/5)
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豊田市美術館からの巡回。
あのアール・デコの美術館のモダンデザインの展覧会はアツい!と思って行ったら意外にもアール・デコ寄りの展示で予想外だったけど、余計この美術館とのシンクロが凄かった。
展覧会としてもめちゃくちゃ芯が通った骨太展覧会。
20世紀初頭のウィーン工房から始まり、フランスのファッション、バウハウスへと20世紀前半のデザインが網羅されてて、そこに「装飾」という大きなテーマが通奏低音で流れているのでとても勉強になったし作品が一点一点美しくて素晴らしかった。
特に森谷延雄のデザイン、初めて知ったけどめちゃくちゃ可愛くて素敵でした。
惜しむらくは順路がわかりにく過ぎたこと。
あっち行ったりこっち行ったりで結構疲れました。
あと今回は新館も含め全面撮影禁止。撮りたかった。。。
グッズが可愛くて爆買いしそうになったけど抑えました。


紅白 夢の競演! -さまざまな国の”赤”と”白”- @ 文化学園服飾博物館 (-2/14)
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毎日のように前通ってるのに初めて入った文化学園の博物館。
今回「紅白」をテーマに世界中の服が集められてて最高だった!
絵画だと青がその昔高級な色なんだけど、繊維だと赤が高級な色らしい。
確かに藍染はよくあるけど、赤って天然でどう染めるんだろうか。
人は白い産着に包まれ、赤い晴れ着で婚礼を祝い、最後はまた白い装束で葬られる。
数々の衣服達を見ながら白と赤は人生において確かに重要な色なんだと改めて思い知りました。
それぞれの民族衣装も美しかったし、最後のブランドのオートクチュールまで素晴らしい展示でした。
石岡瑛子の「ドラキュラ」で使われた赤い衣装は凄かったなぁ。
毎日通るし次の展覧会もまた来よう。

とこなめ陶の森研究所 by 堀口捨己

愛知で見た建築まとめ。


とこなめ陶の森研究所 by 堀口捨己
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常滑でオススメされた建築。
建築家は堀口捨己。
この建物は、1961年10月に現・LIXILの創業者伊奈長三郎が常滑市に寄付した同社株式15万株を原資として建設されたものです。
2015年には「DOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築」にも選出されてます。
堀口捨己の名前は聞いたことあるけど、「和風建築の人ね」ぐらいの認識でしたが、この建築見て「大変失礼致しました」となりました。。。
あいち2022の常滑会場を回り、ヘトヘトになって最後に訪れた場所でしたが、この建物が見えた瞬間に疲れが吹っ飛びました。
まず目に飛び込んでくる淡いピンクの建物。
この色彩の正体は330万個にもなる小さなタイルで構成されてて、微妙にグラデーションになっています。
これには度肝抜かれました。。。
さらに左右非対称のフォルムに、屋根には猫耳のようなものが。
なんて可愛い建物!!!
さらに中に入ると、細かいディテールの数々に感動。
そして何と言っても美しすぎる空間の連続。。。
玄関の吊り階段も、天井の照明も、展示空間に差し込む光もどれもが美しい。。。
1階の美しさに感動して2階に登ったら、正直あれ?ってなったけど、さらにスタッフの方に案内されて屋上に登ると猫耳の正体が出現。
これは展示室に差し込むトップライトの正体でもあって、すごく不思議なものを作るな、という印象。
こちらもタイルで覆われてて、耳の縁はグラデーションになってるという凝りよう。
小さな扉は中の照明を変える時用らしい。
いやはやこんな凄い建物がひっそりと常滑の町の奥に佇んでるとは。。。
常滑行く機会があれば是非寄ってほしい建物。結構な坂道なので徒歩はキツイけど。。。
近くには立派な資料館もあってどちらも無料!

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あと常滑行ったらやっぱりINAXライブミュージアムには行きましょう。こちら
知ってる建物の装飾、これも常滑だったんだ!という驚きがたくさん。
何と言ってもライトの帝国ホテルの装飾は最高。観たかったなぁ。。。
タイル博物館も世界中のタイルが集められてるし、トイレの装飾も良かった。

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墨会館 by 丹下健三
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あいち2022の一宮会場の1つになってた建築。
最も遠いんだけど愛知県唯一の丹下健三建築ということで行ってみたら、意外にも2階建ての低層建築。
横に長く、ヌメッとした丸みを帯びた外壁は「会館」というイメージとはなんとなく違う印象で、見えた時はこれ??ってなりました。
入口には謎の空間があって、両側の建物に機能が振られてます。
入って左が今回の会場で、入ってすぐのところはちょっとした体育館みたいで天井が高く、普段はどういう使われ方してるんだろう?
隣の展示空間とも可動壁で仕切られてるだけなので、合体も可能。
右側は会議室や市民の交流の場所みたいになってました。(おじさんたちが将棋してた)
丹下さんがデザインした椅子も見られて貴重。
入口にはタレルよろしく矩形の穴が開いてて、奥の壁は陶で出来た四角で構成。
中も色んな要素があって幕の内弁当みたいな建築で面白かった。
基本的にはコンクリートなんだけど、陶や木が随所に使われてるので冷たい印象はないです。
さらに中庭の緑もあるので、丹下建築の中でもリラックスした雰囲気があります。
とても不思議な建築でした。


タマディック名古屋ビル by 坂茂
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外に剥き出しになってるコールテン鋼が特徴的な名古屋市内の建物。
言われないと坂茂ってわからない。。。
特に感想はないです死
愛知で万茂と言えばは2024年秋に会館予定の豊田市博物館が建設中なのでそちらを楽しみにしてます。

あと名古屋で通りすがりに見た木が貼り付けてある建物があって、これはまさか。。。と思って調べたらやっぱり「あの人」でしたが写真も撮ってないのでパス。


住吉の長屋 II by 安藤忠雄
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おまけ。
愛知じゃなくて大阪で、梅田の安藤事務所の近くに安藤さん自身が建てたらしいと言われてる「住吉の長屋」のレプリカ(?)。
入口に蔦が生えてたのでわからず通り過ぎてしまった。。。
何の為に建てたのか。そもそも中は人が住んでたりするのか。全ては謎に包まれてる。。。

ぎゃるり百草

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ずっと行ってみたかったぎゃるり百草に行ってきました!こちら
岐阜県は多治見駅からタクシーで10分ほど行った山奥にあります。
バスで行く場合は駅からバスで高田口降車後徒歩10分ほど。時刻表はこちら
そんな辺鄙な神秘的な場所にこの空間はあります。

陶芸家の安藤雅信さんが1998年に始められた場所で、建物は名古屋市鳴海にあった築100年の民家を移築して、陶芸はもちろん衣食住全てに関わる「道具」を企画・展示をしています。
僕は確かCasaブルータスでこの場所のことを知って、一度行ってみたいと思っておりました。
ちょうど名古屋で時間が空いたので足をのばして行ってみたわけです。

それにしてもよくこんな場所を選んだな、と思う立地。
そしてどこまでが敷地なのかよくわからない。。。
実は昨年訪れたmuseum as it isもこの土地に移築されるという話もあったのですが、この敷地を見てると十分建てられる場所があるな、という印象。
そして建物が素敵すぎる。
そこに置かれてるものも1つ1つ丁寧に選ばれてるのがわかります。
特に照明はどれも素敵で見惚れました。

建物の中にはカフェも併設されてるので、そこでコーヒーゼリーフロートを。
惜しむらくは2階が開放されてなかったこと。
一部は安藤さんの作品や服が販売されてるんだけど、僕が見たかったのは2階の広間。
企画展次第では開いてるんだろうか。。。
この辺はスペース大原を始め、気になるお店も多いのでまた機会があったら訪れたいです。


ここからは旅中に訪れた素敵カフェ特集!
京都と名古屋は名喫茶店が多いので時間がいくらあっても足りないのです。。。


イノダコーヒ本店 (京都市中京区堺町通り三条下る道祐町140番地)
言わずと知れた京都の名店。
何度か行ってますが、毎回美しい空間にうっとり。。。
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小川珈琲 堺町錦店 (京都府京都市中京区堺町通 錦小路上る菊屋町 519-1)
こちらも京都の老舗喫茶店。
今年2022年にオープンした堺錦店。ちょっと綺麗すぎかな。。。
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珈琲処カラス (愛知県名古屋市中区栄1-12-2)
所変わって名古屋編。
「孤独のグルメ」にも登場した50年以上続く純喫茶。
店内は経年なのかタバコのヤニなのか飴色に彩られ時の経過を感じられて最高。
人気のあんトーストも最高だったけど、鉄板で出される焼きそばも美味しそうだった。。。
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珈琲専門店蘭 (愛知県名古屋市中区丸の内2-13-8)
こちらも名古屋の老舗店。20歳未満入店不可の大人喫茶。
中二階からの景色が最高。サイフォン式の珈琲とチーズトーストも美味。
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コンパル
最後は僕が名古屋行ったら絶対行って絶対食べるエビフライサンド。
めちゃくちゃ食べにくくて手がべちょべちょになるんだけど毎日食べたい。。。
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らー麺や (愛知県名古屋市中区栄4-8-1 GAZA栄ビル1F)
おまけ。
栄にあるザ・名古屋めしな店!(名古屋の知人には違う!と言われたけどw)
ここのカツカレー飯絶対食べたかった!味はまあ普通w
これの麺バージョンとかマヨネーズ入れたマーヨー麺とかもあります。
名古屋来たら一度は是非!
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以上!

ヒアシンスハウス by 立原道造

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以前から訪れたかった場所へ。

立原道造。

彼の名前を知る人はそう多くないと思います。
僕も昨年末に観た今村くんの展示でその名を初めて知りました。
彼は東京帝国大学で岸田日出刀の元で建築を学び、在学中にも賞を取りまくっていた優秀な建築学生でしたが、同時に詩人でもあり、2冊の詩集を残しています。
建築に関しては1939年に24歳の若さで亡くなった為生前の実作はありません。

そんな彼が23歳の時に構想した別荘が、没後65年を経て2004年に有志によって建てられました。
それが今回紹介する「ヒアシンスハウス」です。
場所は埼玉県の本浦和駅から10分弱ほど歩いた別所沼の畔にあります。
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ちなみに側に立ってるポールは、近くに住んでた友人に来たよと知らせる為の旗だったらしい。

中へ。
いきなり扉じゃなくて奥まったところから。
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一人用ということもあり狭いですが、めちゃくちゃ居心地がいいです。
それはこの建物を特徴付けてる大きな開口によるところが大きいかと。
開口からの緑がとても目に心地よくて、風も吹き抜けます。窓は閉めても美しい。
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ベッド側の窓からは本来別所沼が見えるはずでしたが、構想していた西側には建てられず東側になった為に実現していません。
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そしてディテールも凝ってます。
いくつか出てくる十字モチーフは別にクリスチャンだったわけでもなくただのデザインとのこと。
あとヒアシンスハウスという名前もこの辺りにヒアシンスが生えてるわけでもなく、彼が好きだったギリシャ神話に登場する美少年ヒュアキントス(ヒアシンス)からだそう。
こうしたディテールが再現できてるのも立原が残した緻密な構想メモのおかげ。絵がめちゃかわいい。
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この建物を見て思い浮かぶのが、コルビュジエが晩年を過ごしたという「カップ・マルタンの休暇小屋」、通称「キャバノン」。こちら
そこも相当小さいっぽいけど、言うて二人用なのでここには負けるかな。
ところでこの建物、キッチンやトイレ、浴室という水場が一切ありません。
その辺は近くにいる友人の家に借りに行く予定だったのかな。
あと、日本橋生まれで帝大行ってるし、夏に軽井沢によく滞在してたとか確実にボンボンぽいよね。。。

ここは今や公園になってて、沼も釣り人で賑わう市民の憩いの場でとても気持ちいい場所でした。
お近くの際はぜひ寄ってみてください。
内部見学は水・土・日・祝日の10:00-15:00です。こちら
この場所を紹介してくれたKさんにも感謝!
彼のnoteでもここよりよっぽど詳しく紹介してくれてるので是非そちらもお読みになってください。こちら

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フィン・ユールとデンマークの椅子 @ 東京都美術館

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前記事のプルーヴェ展に続き、デザイナーのフィン・ユールの展覧会。本当に楽しみにしていました。。。
蓋を開ければ「痒い所に手が届く」期待以上のものでした。
デンマーク家具がお好きな方なら120%楽しめる内容だと思います。
デンマーク、2度ほど行ってるのですが、当時は家具とかほとんど興味なかったんですよね。。。
オーフスも行ったのにヤコブセンのオーフス市庁舎すらスルーしてる体たらくぷり。。。
またリベンジしたいです。。。
興味持ち出したのはお店出すってなって家具を調べ始めた時に出遭ってしまいました。
当然手が出る値段ではないのですが、いつか将来2号店を出す時には!

で、展示の内容ですが、コーア・クリントから始まり、ボーエ・モーエンセン、ヤコブセンにウェグナー、ポール・ケアホルムがこれでもかと並ぶ展示は圧巻。
片っ端から座りたいという欲望に駆られます。。。
そしてフィン・ユールへと続くのですが、やはりフィン・ユールは別格の美しさがありますね。。。
代表作のイージー・チェアはため息が出る曲線美。。。
これが戦争の混乱期の1945年に発表されたというのだからさらに驚き。。。
そもそもデンマークは1554年にコペンハーゲン家具職人組合というのが発足されていて、1922年から始まった展示会は1966年まで戦争中も毎年開催されてたのだそう。
そこで発表された名作椅子は数知れず。
このイージー・チェアもその展示会で発表されました。
フィン・ユールは王立アカデミーでヤコブセン同様家具科ではなく建築科で学んでいて、椅子に関しては技術的な面というより、当時活躍していたハンス・アルプやヘンリー・ムーア、バーバラ・ヘップワース等の彫刻家からの影響を多面に受けたまさに彫刻美を備えた椅子をデザインしています。
彼に影響したと思われるアルプの作品もしっかり展示されてます。
このアプローチはコリント王国だった家具科出身のデザイナーからは亜流と批判も多かったそう。
その彫刻美を実現に導いたのが職人のニールス・ヴォッダー。
1937年の出会いから1959年の20年強に渡りそのコラボレーションは続きます。
やはりヴォッダーとのコラボレーションは最高に美しい。。。
それと共にドローイングが展示されてるんだけど、めちゃくちゃうまい!!
去年観たアアルトのドローイングと比べるとレベちですw
寧ろライトのドローイングに近い緻密さがありますね。
ライトと言えば、彼の代表作落水荘に住んでいたエドガー・カウフマンJr.がユールをアメリカに紹介した最初の人と言われています。
デンマークでは亜流と言われていたユールの椅子が、アメリカの北欧家具ブームの火付け役になるというのはなんとも皮肉ですね。
ここからユールは量産型の椅子を追求していくことになります。
そのアメリカ時代の仕事の1つに国連本部の会議場のインテリアの仕事があって、これは実際見てみたい!
まず一般人が入れる場所ではないんだろうけど。。。
その後1966年の展示会終了と共にデンマーク家具は衰退し、ユールも忘れられた存在になってしまいました。
80年代に再ブームがきますが、89年に77歳で亡くなり、翌年デンマークと日本で追悼展が開催されます。

展示の最後には、なんと名作椅子に座れるコーナーが!!!
ずっと座りたい衝動に駆られてたので片っ端から座っちゃいましたw
特にコリントの椅子に座れたのはめちゃくちゃ貴重な機会でした泣
10/9まで。こちら

ちなみに今回の展示品のほとんどが北海道にある織田コレクションから。
織田憲嗣氏の個人コレクションなんだけど凄すぎる。。。
中には億を超えるアートピース並みの椅子まであるのに。。。
死ぬまでに1つでもいいから欲しい。。。
その前にデンマークにあるフィン・ユール邸も訪れたい。
展覧会で触れられてなかったけど、なぜか高山にフィン・ユール邸の再現があるんですよね。こちら
デンマークよりは近いのでさっきこっちかな。。。


東北へのまなざし1930-1945 @ 東京ステーションギャラリー (-9/25)
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沖縄の美 @ 日本民藝館 (会期終了)
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沖縄復帰50年記念 特別展「琉球」@ 東京国立博物館平成館 (会期終了)
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民藝系3連発。

まずは東京ステーションギャラリーの東北展。
駅の中にある美術館だけに、地方にまつわる展示は旅に繋がって最高ですね。
特に青森に行ったばかりなのでこぎん刺しや南部鉄器の展示とかはレビューになって良かった。
この展覧会では重要人物が大きく4人います。
ブルーノ・タウト、柳宗悦、シャルロット・ぺリアン、今和次郎です。
導入となるタウトと東北の繋がりは知らなかったので新鮮でした。
タウトと言えば桂離宮というイメージでしたが、ここまで東北と関わっていたとは。
タウトの来日は3年半でしたが、その間に仙台の商工省工藝指導所でデザイン規範を約半年間指導したり、高崎でも工芸品のデザインや指導に携わり、1936年2月には版画家・勝平得之の案内で秋田を巡っています。
前半のタウトのドイツ語のキッチュに当たる「いかもの」や「はいから」という言葉を使って、日本の西洋化を批判し、「げてもの」や「ほんもの」という言葉で伝統を擁護する姿勢はとても印象的。
秋田訪問時の勝平得之との交流も丁寧に描かれていて素晴らしい展示でした。
さらにタウトが実際伝統工芸を応用してデザインした品々も展示されていて知らないタウトに出会えました。
続く展示では民藝運動に欠かせない柳宗悦の仕事を紹介し、芹沢銈介の東北図がででんと壁に展示されてて圧巻。
その後前述のこぎん刺しやこけしなどが並び、「雪調」と呼ばれる1933年に農林省が山形県新庄に設けた積雪地方農村経済調査所を紹介。
ここに招聘されたのがフランスのデザイナー、シャルロット・ペリアンでした。
山形の素材とモダンデザインを融合させた家具を発表したことはペリアン好きなら有名ですが、その背景にあった「雪調」のことはほとんど知らなかったので勉強になりました。
実際のそれらの作品を見たのも初めてだったのでとても貴重!
さらに青森出身の考現学で有名な今和次郎と資生堂のグラフィックを手がけていた弟の今純三の仕事が紹介されます。
同じく民俗学の柳田國男による「遠野物語」とかも紹介されていれば、目だけでなく耳でも収集された東北を紹介できたのにな、とは思いますが、全体通じてとても素晴らしい内容でした。

地域は飛んで沖縄。
今年は沖縄復帰50年ということで、民藝館と東博で沖縄をテーマにした展覧会が開催。
前者はものそのものの力を、後者は沖縄の歴史とそこで作られたものとの関係を見せていて、両館ともらしい見せ方をしていました。
どちらにも共通するのは、やはり沖縄が育んできた文化の豊かさです。
特に紅型には痺れました。。。
琉球展に出てた国宝にもなってる王族が着てた紅型はとんでもなかった。。。
芭蕉布も素朴で美しいですよね。
あと、石器時代に出土したジュゴンの骨で作られた蝶々の装飾品や、貝でできたスプーンなど、他の地域では見られないようなものも出てて興味深かった。
東博のは終わっちゃったけど巡回展が九州国立博物館で9月4日まで開催中。


ガブリエル・シャネル展. Manifeste de mode @ 三菱一号館美術館 (-9/25)
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行ったことも忘れかけてた。。。
日本では32年ぶりの展覧会ということで行ってきましたが、考えたら僕ココ・シャネル自身には興味あるけどシャネルというブランド自体にはそんなに興味ないことに観ていて気づきました。。。
なので感想はほぼ無し。
12月から都現美でやるディオール展は少し楽しみ。


以上!

ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで @ 東京都現代美術館

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現在都内では2人の偉大なデザイナーの展覧会が開催中です。
1人は東京都美術館で開催中のフィ・ユール。(詳細は後記事にて)
そしてもう1人が今回紹介する都現美で開催中のジャン・プルーヴェです。

デザイナーの展示って、大体模型とか図面とかばかりで、展覧会で見るにはつまらない展示が多いんだけど、このプルーヴェ展は一味も二味も違います。
なんせタイトル通り「椅子から建築まで」の「実物」が大量に来てるんです。
これを実現させたのは本当に凄い。
終始ただただありがたさしかない展覧会でした。。。

まず前半は家具の展示。
これは「実物」が来て当然ちゃ当然なんですが、ちゃんと部屋の設えとして展示されてるのは尊い。
建物に設置する系の家具も多いので日本だと難しいものも多いんだけど、やっぱりプルーヴェのデザインは美しい。。。
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自転車や脚立までプルーヴェなのマジで凄い。。。
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「シテ」チェア(1932年)から「コンフェレンス」チェアNo. 355(1954年)まで椅子のデザインの変遷が実物でもって示される展示凄すぎた。。。
ああああ、、、スタンダードチェアいつか欲しい。。。
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後半は建築。
自身のことを「構築家(constructeur)」と名乗っていただけあって、彼の建築は建築というより構築物。
特に構造となる部材にも細部までこだわりがあり、それらの部材がこれでもかってぐらい展示されてて、プルーヴェ展ならではだなぁと。
普通の建築家だったらこんな構造部材展示されてもは?って感じですが、プルーヴェの部材はどれもが個性的なので展示物としても成立するのです。
はぁぁああどれもこれも美しい。。。
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展示はクライマックスに向けて、どんどん展示もスケールアップしていきます。。。
プルーヴェ建築は自分たちだけで組み立てられるものが多いので、こうして美術館の中でも組み上げられるのです。
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そしてラストはなんと建築そのものが展示されてる。。。。凄いーーーーー
これはジャン・プルーヴェとピエール・ジャンヌレによって共同設計された「F 8x8 BCC組立式住宅」(1942)で、珍しく木材が使われてます。
前の展示室にて、「土地に痕跡を残さない建築をつくりたい。」という言葉が掲げられてましたが、まさにこの建築は土地に「置く」建物だからこそ、この吹き抜け空間に展示できてるのです。
最強のクライマックスでした。。。
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最後の最後にプルーヴェのドキュメンタリーフィルムが上映されてるのですが、その椅子もプルーヴェ。。。完璧かよ。。。
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本当に控えめに言って完璧な展覧会でした。。。
展示が進むにつれて展示物がスケールアップしていく流れも完璧。。。
実現してくれて本当にありがとう。。。
この展覧会は10月16日まで。こちら
都美館のフィン・ユール展と合わせてどうぞ。こちら
ちなみに今回この2つの展覧会は、裏表で1枚のチラシとかもあって、都美館と都現美の絆を象徴しているようでした。
実際現在都現美で開催中の「コレクションを巻き戻す 2nd」と題されたコレクション展も、都現美の前身である都美館の歴史を振り返るような展示なので都現美行ったら必ず観ましょう。こちら

弘前市民会館 by 前川國男

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弘前市庁舎(1958)
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弘前市緑の相談所(1980)
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弘前市立病院(1971)
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木村産業研究所(1932)

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青森弘前編。
弘前には前川國男の建築が8つもあります。
彼自身は新潟生まれの東京育ちですが、母親の故郷だったとかで。
別にそこまで好きな建築課ではない、っていうかぶっちゃけこの辺りの日本人モダニスト建築家ってごっちゃになっちゃう。。。特に吉阪隆正と板倉準三の3人は皆コルビュジエの元で働いてたので混同するんですが僕だけ?
とにかく以前前川國男邸を観に行ったぐらいで、そこまで熱心に追ってる建築家ではないですが、せっかくなので8つのうち5つ見てきました。
(今回調べてて初めて知りましたが、新宿の紀伊国屋って彼の建築だったんですね!)

まずは弘前公園に行きましょう。この周辺に5つあります。
そのうちタイトルになってる弘前市民会館はめっちゃよかった。
1964年の作で、当時59歳。脂がのってますね。
コンクリートの壁面もかっこいいし、中の吹き抜けも素晴らしい。
塔みたいなのがありますが、中からはよくわからなかった。
あと、向かって右側の建物は一般人入れないんだけど何なんだろうか。
で、隣接してる弘前市立博物館も前川建築なんだけど完全にノーマークだったw
広重展がやってるなぐらいで素通りしてしまいましたw

あとは市庁舎。ここも吹き抜け玄関。
市民会館より少し前の作品ですが、これを市民会館はこれをさらに洗練した感があります。
そして緑の相談所。晩年の作品ですがよくわからなかった。。。
そもそも緑の相談所って何??
勾配屋根だし言われないとわからない。。。
市立病院はこの春に廃院してて中は見れず。
コンクリに型枠の木の表面が反映されてます。
外からだと半世紀も経ってるとは思えないぐらい綺麗だったんだけどな。壊されませんように。
で、最後は前川の処女作の木村産業研究所。
今は津軽伝統のこぎん刺しの研究所になってます。こちら
一応コンタクトからアポ取って行きましたが特に確認もされなかったので取らなくてもいいかも。土日祝日はお休み。
なんとなくサヴォア邸を思わせる感じで、めちゃくちゃ師匠の影響が出てますね。
これ、冬絶対寒いだろうな。。。環境と建築がちぐはぐな感じです。
中には雑に前川の展示がありますw

とまあこんな感じ。
あと高校の講堂と斎場があるんだけど、見学が憚られたのでパス。
前川好きはぜひ8軒制覇してみてください。詳しくはこちら


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ところで弘前は戦火を免れた街らしくて、街の至る所に大正時代の建物が残ってます。
大正ロマンとリンゴで売ってる感じで、アップルパイガイドマップなんてのもありますw
名喫茶も多くて、八戸が夜の街なら弘前は昼の街って印象。
てことで、僕が行った喫茶店を紹介します。

万茶ン
昭和4年創業で太宰も訪れたという喫茶店。
かなり改装されてるので往時の雰囲気はほとんどないですが、サイフォンでいれてくれる太宰ブレンドなんてのもあります。
若い4代目マスターがかなりフレンドリーでした。
もちろんアップルパイもあります🍎
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スターバックス コーヒー 弘前公園前店
弘前まで来てスタバ?って思われるかもしれませんが、ここのスタバは一味違います。
なんと1917年に陸軍師団長の官舎として建設された登録有形文化財が使われてます。
外観も和洋折衷で素敵だし中も可愛い!!!
上述の市庁舎に隣接してるのでセットでどうぞ。
メニューは普通のスタバ。ここ限定のリンゴフラペチーノとかやればいいのに。
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大正浪漫喫茶室
実業家、藤田謙一が作らせた藤田庭園の入口にある洋館がそのまま喫茶室になってます。
弘前出身の友人に薦められて行きましたが最高過ぎました。。。
テーブルとテーブルの間の飛沫防止衝立も素敵すぎる。特注かな?
コーヒーとアップルパイを注文したら、アップルパイ9種類もあって吹いたw
私はないすらいふのアップルパイを頼みましたが美しくて美味でした。
旅中結局アップルパイこの1個しか食べられなかった。。。
ここは絶対行ったほうがいいです。
先のスタバと近いので、2店ハシゴ頑張りましょう。
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浪漫須貯古齢糖
最後は我らがBAR専用チョコレートを作ってくださってる須藤さんのお店!!
もうずっと行きたくて行きてくて念願叶いました。
弘前着いて即行で参りました。
ここでしか食べられないアイスとアフォガードを実食。
勇み過ぎてアイスだらけになっちゃったw
アフォガードのアイスにかけるホットチョコレートが苦味があるので余裕で食べられました。
アイスも濃厚で特にマダガスカルの濃厚チョコアイスやばかった。。。
全メニュー制覇したかったけど叶わず。。。次回また来ます!!
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以上。最後食べログみたいになっちゃったw

もりやまていあいとう

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森山邸。
建築好きでこの家のことを知らない人はいないでしょう。
言わずと知れた2005年に竣工した西沢立衛の代表作。
もう17年も経つのか。。。
未だにこの家の登場は鮮烈過ぎます。
集合住宅という依頼に対してまさかの分棟形式。
敷地の中に10個の建物があって、それらを5世帯が分有するという仕組み。
その中にI棟というのがあって、この棟だけ時間貸しされてるんです。
元々ご夫婦で住まわれたそうなのですが、お子さんが出来て引越されて空きになったところを「ひととき住人」を募集して自由に使ってもらうという仕組み。こちら
具体的にはこんな感じ。

長めのひととき住人
利用可能時間:max20時間/月
時間賃借り:1,000円/h 
会費 5,000円/月 ※半年契約

時々のひととき住人
利用可能時間:max6時間/月
時間賃借り:1,500円/h
会費 20,000円/年 ※1年契約


うちのお客様のKさんがこの「ひととき住人」になってて、たまに借りてらっしゃって、以前お誘い頂いたんですが見事に寝坊をかまして行けず、またチャンスをいただけたので今度こそは!ということで行ってきました!!!
もう15年前に来て以来の森山邸。
まさかそのうちの1棟に実際に入ることができるなんて。。。
てことで以下I棟の内部でございます!

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決して広くはないものの、開口がやたらあるのと天井が高いので狭さは特に感じません。かと言って二人はきついかな。。。
思い切り外から視線入りますが、中にいるとそこまで感じないのが不思議。
そして中からは全然わからなかったけど、地下があってそこにトイレとお風呂があります。
狭いけどベランダもあって、地上から光が降り注いでます。
んー、一人なら住んでみたいかも!!
と思わせてくれる貴重な体験でした。。。
Kさん、本当にありがとうございました!!!

と、話はここで終わりません。

なんと、森山さん本人がご登場し、森山さんが住まわれてる棟も見せていただけることに!!!!!
実は森山さん、以前某古道具屋で偶然お会いしたことがあって、その時のこと覚えてくださっててただただ光栄。
ということで、以下森山さんのお家見学の様子です。
あくまで個人邸なので写真は小さめで。。。

まずは1階のリビング。
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キッチンとその上にある小さな個室。そして地下室には本とDVDとレコードがたくさん!!
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小部屋からの景色。西沢さんのドキュメンタリーで飲んでた屋上に猫が日向ぼっこしてた。
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地下には50脚しかないというファー付きのラビットチェアが!
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2階には可動式本棚に本がぎっしり!!
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3階。最高すぎる空間だった。。。
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3階から屋上へ。やや怖め。
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再び地上。風呂が外にあって過酷過ぎた。。。
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離れ。ほぼ倉庫にしてる模様。
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とまあ贅沢なツアーでございました。
15年前の自分に教えあげたい。。。
これは外からでは全くわからない体験。
こうして中から体験すると、窓の開き方が本当に計算されてるな、というのが実感できました。
絶妙に視線が気にならない。

今回森山さんにお会いして改めてこの施主にしてこの家あり、と思いました。
そもそもまだそこまで有名でなかった西沢さんに白羽の矢を立てた森山さんが凄い。
アポも取らず直接事務所に押しかけたのだそう笑
しかもその時は留守で、改めて西沢さんが訪ねてきて、まさかの分棟スタイルを提示された時は頭が真っ白になって一日街を彷徨ったんだとか。。。笑
他にも有名建築に住む苦労なんかも聞かせて頂いたけれど、何と言っても森山さんが17年もここに住まい続けてるのが本当にすごい。
安藤さんの住吉の長屋然り、こうしたお施主さんがいてこその名建築なんだと思います。
普通だったらこんなプランアウトですよ笑
そして森山さん自身が物凄くチャーミングな人で大好きになりました。
最初こんなとんがった家に住んでる人だからエッジの効いた人かと勝手に想像しちゃってたけど、全く逆で、物腰が柔らかくて、こんな何処の馬の骨かわからない人間にもメチャクチャ親切。
なんと、駅まで中華テイクアウト買ってきてくれて、ビールまでご馳走になるという。。。
念の為お酒持って行っといてよかった。。。
ちなみに元々地元の酒屋さんだったらしいんだけど、家の中のものが物凄くセンス良くて素晴らしかった。。。
何時間でもお話ししたかったぐらい素敵な時間になりました。
森山さん、お誘い頂いたKさん、本当にありがとうございました!!!!

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前川國男邸 by 前川國男

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去年の暮れに訪れた小金井公園内にある江戸東京たてもの園(現在休園中)にて前川國男邸が保存されてるの観に行ったの書くの忘れてたのでここに。
前川國男の自邸にして木造モダニズムの傑作がまさか残されてたなんて。
前川國男邸は大きな窓からの光が素晴らしかった。
前川國男の表札強過ぎたw
キッチンも素敵でした。
遠かったけど行ってみたら園自体がメチャクチャ広くて疲労困憊になったけど物凄く楽しかったので行ったことない人は再開したら是非行くべき!
お隣のデ・ラランダ邸がカフェになってて疲労が癒された。。。

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もういっちょ自邸といえば菊竹清順のスカイハウスも見てきました。
往年の時から比べると全く面影がない。。。
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それよかすぐ近くにある鳩山会館が凄すぎた。。。
元首相の鳩山家の邸宅。。。何なんだよ一体。。。
至る所に鳩モチーフがあってかわいい。
おやつはもちろん鳩サブレかな?
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このエリアはも少し歩けば椿山荘ホテルもあるし、何と言っても丹下さんの東京カテドラルがある!
久々に来たけどやっぱりすごい建築だなぁ。。。

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紀尾井清堂 by 内藤廣

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建築界で話題の「紀尾井清堂」に行ってきました。
何が話題って、この建物、用途未定のまま自由に作ってという依頼から出来上がった建築なのです。
依頼主は一般社団法人倫理研究所という怪しい団体(コラ
依頼された建築家は内藤廣。
正直内藤さんの建築自体ピンと来ないのと、自由ってのが相当引っかかってそこまで興味惹かれなかったんですが、先週の3月11日、震災から11年の日に「奇跡の一本松の根」展が始まって、予約制とは言え観られるということで行ってきました。こちら

「奇跡の一本松」。
実は僕、この松を観に陸前高田まで行ったことがあるんです。こちら
当時のブログを読むと、「根」のことをちょうど考えていました。
今回その「根」が展示されてるんですが、正直相当不気味でした。。。
継ぎ接ぎだらけでまるでフランケンシュタイン状態。
2階でドキュメンタリー映像が流れていて、そちらは樹の保存についてで、僕はその樹も見てるんですが、やっぱりどちらも生命が明らかにない状態なので不気味としか言いようがないです。
震災の希望の象徴として地元の人が残すのはもちろんわかるんだけど、やっぱりエゴかなぁとも思います。

で、建築なんですが、一本松同様にやっぱり「根」がないよなぁと感じてしまいました。
建築やデザインというのはアートと違って機能や用途がかなり重要だと思います。
それらをどう解くかがデザインのダイナミズムの一つなので、この建物にはやっぱりそれがありません。
「かっこいい」を寄せ集めたコラージュ感が凄くて僕は受け付けませんでした。。。
というわけで写真いっぱい載せましたが、感想はそんなもん。
詳しくは「紀尾井清堂」で調べればいっぱい出てくるのでそれ読んでください(投げやり)
この建築と今回の展示を教えてくれたKさんのnoteがわかりやすいのでよかったら。こちら

美の標準 —柳宗悦の眼による創作 @ 日本民藝館

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松本民芸館行って泣くほど感動したり、東近美の民藝展が不満だったこともあり、民藝館に行きたい熱が沸騰したので行ってきました。
この日は前から入ってみたかった柳宗悦の元自邸(現・西館)にも入れる日なのです。(第2・3水曜日、第2・3土曜日)
想像してたより遥かにミニマルでびっくりしました。
スタッフの人がさらりと「バーナード・リーチさんがお泊まりになった部屋です」とか「息子の柳宗理さんの部屋です」とか案内してくれるのにいちいち伝説過ぎて凄い。。。
そして本館では現在「美の標準」が開催中。
棟方志功や河井寛次郎らの作品がたくさん見られますが、やっぱり僕は市井の人々が作った「生活の美」に魅せられます。
ここに来るたびに毎回ハッとさせれらる物たちに出遭えるんですよね。
今回柳宗悦自身がデザインしたものが展示されててびっくり。そんなことまでしてたんだ。。。
今年度は観たい展示づくしなので民藝館たくさん通います。
ここから駒場公園に行って、そのまま近代文学館にあるカフェBUNDANでお茶するのが定番のコース。
東京で一番好きな場所。


そこから代々木上原方面に向かい東京ジャーミイへ。
家から歩いて行けるのに中々足を運んでなかったんだけど、行ったら案の定良かった。
いつかトルコやイラン行って美しいモスク巡りしたい。。。
偶像崇拝を禁じたお陰でここまで美しいアラベスクを発明したイスラム本当に素晴らしい。

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オルタナティブ! 小池一子展 アートとデザインのやわらかな運動 @ アーツ千代田3331
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書くとこないからここに。
小池一子の業績を見せる展示がやってるのは知りつつ、ほとんど興味ないのでスルーしてたんだけど、なんと今回内藤礼の「地上にひとつの場所を」が展示されると知り急いで予約。
雪の中向かいました。
佐賀町エキジビットスペースで発表し伝説と化した作品。
今回どう展示されるのかドキドキでした。
展示室は地下一階。
受付を済ませて時間になって入室。
もちろん1人でのみの鑑賞。
当時よりかなり削ぎ落とされてるけれど、最近の内藤礼には見られない造形で当時の作品の気配を存分に感じられました。
作品と向き合い内省しながら過ごす10分間。至福でした。観られて良かった。。。
現在も2月はほぼ埋まってるけど3月は予約まだ空きあるので興味ある方は是非。

肝心の小池展は前半のパルコや無印の仕事はへぇって感じだったんだけど、やはり佐賀町エキジビットスペースの展示はすごかった。
ってか群馬近美で観た展示よりいいのでは。。。
展示は3月21日まで。

松本民芸館

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こんな時代じゃあ そりゃあ新しかろう
良かろうだろうが 古い物は尊い

椎名林檎「人生は夢だらけ」より

松本何回か行ってるんだけど毎回行きそびれてた松本民芸館。
1962年に丸山太郎によって創設され、1983年に松本市に寄贈されました。
丸山は自らが工芸作家であり、民芸の蒐集家でもありました。
館の冒頭にも掲げられている「美しいものが美しい」という文章でも分かる通り、場所も時代もバラバラだけど、美しさという共通点によって集められたものたちが展示されています。
東京にある柳宗悦の創設した民藝館ももちろん素晴らしいんだけど、こっちの方が自由な感じがしました。
江戸時代の日本のものがあるかと思えば南洋や南米のものまで古今東西ありとあらゆるものが並置されてます。
しかし全く雑多な感じがしなくて本当に驚きました。
櫛や煙管、鞠など世界は一つなんだなぁと感じられる展示。
美しすぎて涙が溢れました。。。
本当に素晴らしい場所。来られてよかった。

街の中心部には丸山のお店「ちきりや工芸店」があります。
僕が初めて松本に来たときに真っ先に向かったお店。
生憎この日は閉まってましたが、また爆買いするところだったので良かったのかも。。。

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ところで今回は前から憧れてた美ヶ原温泉の旅館すぎもとに泊まりました。
平日おひとりさまプランという神プランを見つけてしまって。。。
とにかく飯が美味すぎてたらふく食ってしまった。。。最後の打ちたての蕎麦まじで最高だった。
もちろん温泉も最高。旅館自体広くてほぼ迷宮。やや雑多だけど泊まれて良かった。
松本民芸館から徒歩12分ほど。おすすめ!

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奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム @ 東京都庭園美術館

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久々の庭園美術館。
本館は写真撮影不可だったので写真は別館だけ。
結構期待してた展覧会だったけどまあまあぐらいでした。
とはいえシュールレアリスムという観点からモードを通覧するというのは新鮮でした。
見所は、まずダリの立体作品がいくつか展示されてて、ダリの絵画じゃなくて立体を観る機会って案外ないので貴重だと思います。
あとはエルザ・スキャバレッリの作品がたくさん観られるのも素晴らしかった。
そして「ヴォーグ」や「ハーパース・バザー」がダリやキリコ、カッサンドルの作品を表紙に飾ってたのは興味深かったです。
個人的には6−3の平井輝七やアジェ、ベルメールの写真が展示されてるのは熱かった。
帯留の虫のやつとかもキモくて素敵でした。大正時代ってやっぱり素晴らしい。
別館ではガガも纏った舘鼻則孝の靴はやっぱり面白い。彼の作る彫刻は最悪だけど。
串野真也も最高に狂ってて写真撮りまくってしまった。。。
最後のANOTHER FARMは串野真也とスプツニ子!のユニットで、光るシルクを使ったドレスが展示されてて、入り口で渡される黄色いメガネをかけると柄が浮かび上がるというもの。特に感想はないです。
こんなところかなぁ。
ザハの靴が一点だけ展示されてたけどもう何点か欲しかったなぁ。
この展覧会は4月10日まで。こちら

最後は前から気になってた公園入口にあるカフェで優雅にお茶でキメました。

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白井晟一 入門 第2部 @ 松濤美術館

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開館40周年記念で松濤美術館を設計した白井晟一の展覧会第2弾。
今回はなんと展示物を極力減らし、建物そのものを見せるというもの。
一昨年世田谷美術館も展示物のない展示室を見せてましたね。こちら
普段入れない地下2階と茶室や渡り廊下も入れたし、白井自ら選んだ調度品の数々も展示されてました。
あんまり好きじゃないなぁと思ってた建物だったけど、建物単体で観るとかなり美しい。
でもやっぱりこれはあくまで美術館なので、作品をよく見せるのが美術館の仕事。
美術館だけが美しくてもそれは美術館としては失敗だと思います。
なのでやっぱりこういうオブジェのように美しい建物は美術館向きではないなぁと改めて。
その点ズントーや谷口吉生なんかは美術館としての機能も果たしつつ建築としても美しいんですよね。
この美術館を改めて知ることのできた好企画ではありました。
1月30日まで。こちら
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