すみだ北斎美術館 by 妹島和世

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Tate Modern Switch House by Herzog & de Meuron

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Serpentine Pavilion 2016 by BIG

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Serpentine Sackler Gallery by Zaha Hadid

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風の教会 by 安藤忠雄

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2007年のオリエンタルホテル廃業に伴い、そのままクローズしていた安藤忠雄の風の教会が、六甲ミーツアートに合わせてオープンするということで行ってきました。
大阪の光の教会と北海道の水の教会と合わせて安藤教会三部作っていうらしいです。
最近安藤さん商業施設多いけど、やっぱ教会とか美術館とか俗から離れた空間作ると抜群ですね。
それにしてもここに展示してあった八木良太さんの作品が最高に良かった。。。
ライヒを思わせるクラッピングが会場に響き渡ってました。
正面にはビデオテープを巻いて作ったでっかい球。地中美術館のデ・マリアを思わせますね。

ちなみに六甲ミーツアート自体は非常に微妙でした。。。作品のレベルがやばい。
あとは久門剛史さんの作品が良かったかなぁ。
六甲ミーツアートは11月23日まで。
次回も風の教会が使われるかわからないので、見たい人は今のうちに見といた方がいいかも。
今後この建築はどうなっちゃうんでしょうか。

それにしても自分安藤忠雄の建築見過ぎ。。。
今まで見たやつ。他にも色々あるけど。
フォートワース現代美術館
小篠邸
本福寺水御堂
靭公園の住宅
ヴィトラ
地中美術館
狭山池博物館
住吉の長屋
安藤忠雄建築研究所
光の教会

Whitney Museum of American Art by Renzo Piano

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2009年の開園以来NYの観光地として大人気なのがハイライン。
廃線になった高架貨物線路を利用した空中に浮かぶ1マイルに及ぶ道。
こういう都市計画って本当に上手いなと思います。
日本は隙間恐怖症かってぐらい都市に空き地があったら商業施設で埋まってしまって、人が単純にリラックスできるところが少ないですよね。
NYはセントラルパークもあってハイラインもあって、市民の憩いの場が確保されてる。
梅田の北ヤードも商業施設じゃなくてこういうなにもない空間にしてほしいなと思ってます。

それはさておきハイライン。
最終日になってようやく歩くことができました。
チェルシーから入ってひたすら南に歩くと、ゲーリー、ヌーベル、坂茂の建築群が見えます。
さらに歩いた終点に、この春オープンした新しいホイットニー美術館があります。
さすがの人気でチケット待ちの行列が外まで並んでました。
中へ入ると最上階へ。NYの摩天楼が一望できる素晴らしい場所。
各階に外に出られる場所が確保されていて、美術館という機能にさらに一枚上乗せしていますね。
以前のホイットニーは薄暗い印象しかなかったけれど、新しいホイットニーは物凄く明るい。
美術館としても、コレクションがやはり異常。
この美術館はアメリカ美術専門ですが、発表された場所がアメリカだったらオッケーなのか、草間彌生や河原温なんかもありました。
金曜と土曜は夜10時までやってるので、屋上からまた違う景色が見えそう。
ちなみに月末からステラの回顧展がやるみたいで、企画展示室はクローズでした。


さらに南に下るとワールドトレードセンターがあります。
もう大分完成していて、ミュージアムなんかはオープンしてました。
全部完成するのはいつごろなんでしょうか。
まだまだNYは進化中です。

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Kimbell Art Museum by Louis Kahn/Renzo Piano & Modern Art Museum of Fort Worth by Tadao Ando

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Marfaから車で8時間以上飛ばしてフォートワースへ。完全におかしい。
ここにはルイス・カーンの代表作、キンベル美術館があります。
かまぼこが並んだようなデザインで、天井からは自然光が間接照明として注ぎ込みます。
すべてが展示空間と思っていたら、屋根だけで下は空っぽのかまぼこもあったのが意外でおもしろかった。
中には古代から近代までの作品がならんでます。
何気にクラナッハやティッツィアーノなどの作品もあってびびった。

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そして2013年に増築がレンゾ・ピアノによって完成しました。
彼のバーゼルにあるバイエラー美術財団を思わせるデザインでした。
カーン同様ルーフライトを取り入れてましたがちょっと中途半端な印象。。。
正直ピアノは個人的にその魅力がよくわかりません。

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さらにこの横にフォートワース近代美術館があって、こちらは安藤忠雄によるもの。
素晴らしいコレクションと素晴らしい建築でした。

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ということでテキサス終了!!!
再びNYへ。

The Glass House by Philip Johnson

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NYCから電車で80分ほど行ったNew CanaanにあるThe Glass Houseへ。
フィリップ・ジョンソンにはあまり興味ないけどこれは見てみたいなと。
ということで駅前のビジターセンターから専用シャトルバスに乗り込み10分弱。
ちなみに要予約です。こちらから。12月から4月いっぱいまで休み。
自分が参加したのは平日の10時半からの、グラスハウス+ギャラリーツアー50$。
人気がないのか、なぜか参加メンバー4人のみというほぼプライベートツアーでラッキー。

到着するとまずゲートがいかつい。これもフィリップ自身が生前に設計したもの。

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ゲートを抜けるとこれまたフィリップが設計したビジターセンター。
黒い部分最初セラかと思ったけど、素材はコンクリートに塗装。
中身は後ほど。

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それにしても広い。予想を桁外れに超えた広さ。
なんでも5エーカーあるらしい。ようわからん。
グラスハウスのイメージしかなかったので、これだけ広大な土地は想像してませんでした。
ビジターセンターでツアーは2時間といわれて、そんなかかんの?と思ったけど合点。
フィリップ自身金持ちだったんですね。香川のイサムノグチ美術館を思い出した。
なんでも学生のうちに父から譲り受けた株が大暴投して巨万の富を得たとか。うらy(略)
遠くに見えるのは書斎。

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ジャッドの野外彫刻。昔ドクメンタで見たのと同じやつ。
フィリップのパートナーでキュレーターのDavid Whitneyと二人でかなりのコレクションを持ってたらしい。
ちなみにDavidはWhitney MuseumのWhitneyファミリーとは関係ないです。
フィリップもかつてMoMAのキュレーターでした。

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そしていよいよグラスハウスへ。
こっちは思いの外小さい。

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しかし360度ガラスで囲っただけでこういう空間感になるんですね。
外にいるようとまでは思いませんが、中の体感のまま外がガンガン入ってくる感覚は異常。

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バルセロナ・チェアーがあるところからもわかりますが、この家もミースのフォーンズワース邸からの影響が相当強いです。その本家のフォーンズワース邸もいつか見てみたいです。
先に書いたシーグラムビルディングもミースと共同設計だったのですね。
フィリップはMoMAのキュレーター時代にミース展を開催するほどの傾倒ぶりだったようです。


グラスハウスの向かいには、対をなすようにレンガで「閉じた」ゲストハウスも。
こっちにはボイラーなどの機能も備えていて、地下を通してグラスハウスに熱を伝えていたそうです。

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あと遠くには池に浮かぶ謎のパビリオン。一体ここはなんなの。

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地中に埋まる絵画館。
エクステリアはかっこいいのに、中が残念な感じでした。

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ちなみにこの時もうひとつの彫刻館は改装中で見れず。このツアーの人気がないのはこれか。
代わりにフィルムで見る。

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そして彫刻館にあった彫刻は現在先のビジターセンター内で一部展示中。
まずはラウシェンバーグ。

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モリス。

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チェンバレン

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オリジナルの展示よりこっちの方がいい気がするけど。。。
彫刻館は来年の5月に再オープン予定だそうですが、ガイドによるとそれより遅くなりそうとのこと。
彫刻館も見たい人は来夏以降が良さそうですね。
以上。

New Museum by SANAA

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やってきましたNYC!!
まずはSANAAのNew Museum。
この日は展示ほとんどやってなかったので半額でした。木曜の夜は任意の金額で入れます。
それにしてもこれが本当にSANAA?ってぐらい大味の建築です。
悪く言えば新築というより倉庫改築したようにしか見えない。。。
すべての階を見られたわけではないですが、かなり期待はずれでした。。。
地元のゼネコンにしてやられたって感じがしますがどうなんでしょう。
ちなみに一枚目の写真はホテルのバルコニーから。
ぶら下がってる船は5月に亡くなったクリス・バーデンによるもの。
本当は1月のクリス・オフィリの展覧会観たかったんですけどね。MoMAのマティス展とグッゲンハイムの河原温展がうまくかぶっていれば。。。今回は美術館の展覧会はあまりいいのやってません。

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熊野古道なかへち美術館 by SANAA
Novartis Campus 4 by SANAA
海の駅なおしま by SANAA


この近くには、MorphosisのThom Mayerが手がけたクーパーユニオンもありますが、もう個人的にこういう建物に惹かれないんだよな。。。とりあえず。

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それにしても今日ヘロヘロになりながらも最も感動したのがミースによるシーグラム・ビルディング。
威風堂々とした黒くそびえ立つ姿は美しすぎた。。。時を超えてなお輝くNYCの宝ですね。
ちなみに前の彫刻はウルス・フィッシャーによるもの。
中にもジェフ・クーンズの彫刻があったり、ガゴーシアンがいろいろ噛んでるみたいですね。

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最後にJFK空港のターミナル5。エーロ・サーリネンの代表作。
残念ながら現在使われていませんが、エアトレインから見ることができます。
実際ターミナル5で降りて駐車場から眺めました。中も入ってみたかった。

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あと、今日はOMAの手がけたプラダも見たけど、中はとてもじゃないけど写真撮れる雰囲気じゃなかった…。

Kunstmuseum Winterthur Extension by Gigon/Guyer

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スイス国内ですごく勢いを感じるのがギゴンゴヤー。
世界的ではないにせよ、スイス国内での実現率が非常に高い。
スイスでは現代建築を建てるのが非常に困難。
それは超がつくほどの民主主義で、ちょっとした建築物を建てるにも住民投票が必要。
そのことについてはartscapeのこの記事が詳しいです。こちら
それ故か、スイス国内のほとんどの建築はスイス建築家によるものばかり。
SANAAのラーニングセンターノヴァルティスの建築のようなのは本当に稀。
それ故、スイス建築を集中して見られるのはいいけど、長い事いると正直飽きます。
そんなスイス建築の中でも多くの美術館を手がけているのがギゴンゴヤー事務所。
スイスをめぐるアート関係者にとって最も親しみのあるスイス建築家かも。
チューリッヒから30分ほど行ったWInterthurにあるこの美術館の増築も彼らによるもの。
Liner Museumに見られるようなギザギザ屋根で、中の採光が非常に美しかったです。
コレクションもかなり充実していて、リチャード・タトルの部屋はすばらしかった。

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Winterthurにはもう一個彼らによる美術館の増築がありますが、展覧会やってなかったのでパス。

あと美術館といえばダヴォスにあるキルヒナー美術館。彼らの初期の代表作。
正直建築も中身も面白くなかった。。。すんごく遠かっただけにがっかり。。。

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スイス来たらほとんどの美術関係者が行くであろうチューリッヒにあるアートコンプレックスも彼らによるもの。
現在Hauser & WirthではPaul McCarthey展とカルダー・ピカビア展が、Eva PresenhuberではDag Aitken、Bob Van OrsouwではJulian Opie、Pool Projectでは"A Blind Man in His Garden"という超豪華なグループ展が開催中。これらが無料で一気に見られるので、チューリッヒのアートスポットとしてはマストな場所。あとは有料ですがKunsthalleMigros Museumも入っています。 Eva Presenhuberはもう一店舗あって、そっちもギゴンゴヤーによるもの。

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美術館ではないですが、高い建物がほとんどないチューリッヒで目立つのがPrime Tower。これも彼らの。近辺はおしゃれなエリアで横に写ってるのはFREITAGのコンテナ積み上げた本店(?)。

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以上スイス建築第二弾はギゴンゴヤーでした。
17日の京繊でのレクチャー聞きたかったなー。

次回帰国後はアート編。

Home for Senior Citizens by Peter Zumthor

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スイスもいよいよ最終日。現在空港で飛行機待機中です。
帰国直前にここ最近見たスイス建築をまとめてお届けします。
まずはクールのマサンスにあるズントーによる老人ホーム。
おじいさんおばあさんが心地よさそうにしていて、僕は完全に不審者でした。。。
近くにズントーの事務所もあります。

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Plantahof Auditorium by Valerio Olgiati
クールから1駅行ったLandquartにあるオルジャッティによる農業学校(?)のオーディトリウム。
中には入れなかったけどかっこよかった。

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National Park Centre by Valerio Olgiati
もいっちょオルジャッティ。こちらはZernezにある国立公園センター。公園は行ってません。

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Aargauer Kunsthaus Extension by Herzog and De Meuron
チューリッヒから西に1時間弱のアーラウのヘルドム。ダイナミックで見応えあり。
プラダ青山に見られるような植栽が屋上に。やってる展覧会はイマイチでした。こちら

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Stadtmuseum Aarau by Diener & Diener
同じくアーラウのディナーディナーによる市立博物館。
BielにあるCentrePasqArt同様古い建物と新しい建物の組み合わせ。
中身はドイツ語のみでアーラウの歴史についてであまり興味なし。こちら

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Markthalle by Miller & Maranta
アーラウもういっちょ。ミラーマランタによるマーケット。現在使われてなくて残念。

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第2弾に続く。。。

<関連記事>
Steilneset Minnested by Peter Zumthor
Peter Zumthor
KOLUMBA by Peter Zumthor
Bruder-Klaus-Feldkapple by Peter Zumthor
Kunsthaus Bregenz by Peter Zumthor
Shelter for Roman Ruins by Peter Zumthor
Kapelle Sogn Benedetg by Peter Zumthor
Therme Vals by Peter Zumthor
Atelier Zumthor by Peter Zumthor

Valerio Olgiati

Vitra Haus by Herzog & de Meuron
Herzog & de Meuron
Forum2004 by Herzog & de Meuron
Laban Dance Centre by Herzog & de Meuron

Fondazione Prada by OMA

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ミラノは5月にオープンしたプラダ財団美術館に行ってきました。
正直そんなに期待してなかったんですが、想像を超える凄まじい施設でした。
写真たくさん撮りましたが、過剰なまでのファクターが織りなしており全然撮りきれません。
artscapeでも特集されてますが、ファッションx建築xアートという流れはここ数年で定番化してきましたね。昨年末にオープンしたルイ・ヴィトン財団然り。そんな中でもちゃんと棲み分けができてるのがおもしろいなと思います。
プラダは以前からOMAと組んでショーもやってきたし、ミウッチャ・プラダはアートコレクターとしても有名なので、今回の施設はついにって感じですが、にしてもこう来るかって感じの内容でした。
とりあえず建物。もうOMAの過剰さがすごい。古い工場と新しい建物を組み合わせていて、見た目そんなに広く思えないのに、実際回り始めると全然見終わらないという恐ろしさ。早足で見て2時間かかりました。
見取り図こんな感じ。

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入ったらどこ行ったらいいの?って戸惑いますがまずはチケット売り場へ。

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中では7つの展覧会が同時並行的に開催中。

・Serial Classic @ Podium
ギリシャ・ローマ彫刻とその模造品をめぐる展覧会。
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・Robert Gober & Louis Bourgeois @ Haunted House
狭いので時間指定の整理券必要ですが、行った時は混んでなかったのですぐ入れた。
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・An Introduction @ Sud & Deposito
展示の仕方がすごかった。正直どうよって感じですが。
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・In Part @ Nord
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・Trittico @ Cisterna
Eva HesseとDamien HirstとPino Pascaliの三人展。
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・Processo Grottesco @ Cinema
2006年に制作されたThomas Demandによる洞窟の写真作品の実際のジオラマや資料が展示されてた。
30tの段ボール紙とコンピューター技術で作られたジオラマは異常。
この時の展覧会はちょうどロンドンで見てたので懐かしい感じでした。こちら
CinemaではRoman Polanskiの自伝ドキュメンタリーも上映中。
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あとまだ何か建てようとしてる途中でした。
OMAの美術施設としては、ロッテルダムのKunsthalleを思い起こさせますが、この施設の混乱具合はなぜか心地よかったんですよね。なんでやろ。やはり彼らの持つカオスが洗練されてきたからでしょうか。同じく古い建物を改修したモスクワのGarage Museumも気になります。
展覧会としては、ちょっと散漫でしたが、今後どうなるか楽しみな施設です。

Fondazione Marguerite Arp by Gigon/Guyer

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Museum Liner by Gigon/Guyer

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サンクト・ガレンからローカル線に揺られること約45分、アッペンツェルへ。
途中まさにハイジな牧歌的風景を通りつつ、着いた先も超のどか。
そんな場所にこの美術館はあります。
スイスの建築デュオ、ギゴン&ゴヤーによる建築。
彼らはスイスの中でも美術館建築が多いので、スイスにいる間にいくつか観ておきたいと思っています。
それにしてもスイスは本当に美術館が多い。しかもどんな田舎にあっても質の高いものが多いので侮れません。
この美術館も、現在開催中の展覧会はダダ。しかも女性のダダイストにスポットを当てた中々マニアックな展覧会「DIE DADA LA DADA SHE DADA」。タイトルも洒落てます。
展示もものすごくクオリティが高くて、グラフィックも凝ってて、新聞形式のカタログも美しくて思わず購入。惜しむらくは全部ドイツ語の説明しかなかったこと。おかげで詳しくはわからなかったけど、それでも楽しめました。素晴らしい。

また、近くにもう一個Kunsthalle Ziegelhütteという関連施設があって、割引が効くというので、どうしようかと思いつつ行ったらこっちも大当たり。
16世紀のレンガ工場をリノベーションした施設でめっちゃかっこよかった。こっちはギゴン&ゴヤーじゃなく地元の建築家によるものだけれど、ここまで来たら行くべき。
2階の展覧会はイマイチだったけど、1階でやってたAndrea Ostermeyerの衣服を使った作品群は中々面白かった。

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あと伝統なのか、町中の建物の外壁が魚の鱗みたいで可愛かった。
中々行くのは大変ですが、時間があれば行ってみる価値はあると思います。こちら

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Educatorium by OMA

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ポルトガルからアムステルダムへ。相変わらず無茶な旅程です。
今日は一日文字通りオランダ中を駆け巡ました。
アムステルダム→ロッテルダム→ユトレヒト→アルメラ→アムステルダム。
狂ってます。しかもものすごい寒さで、すっかり春の出で立ちだったので死にかけました。
最後のアルメラでH&M見つけて思わずパーカー買ってしまった。7€。もっと早くに出会いたかったぜ。

それはさておき、何げにオランダ初めてなので、気になる建築を片っ端から。
順番は前後しますがまずはレムのユトレヒト大学内にある建物から。
今日見た中ではこれが一番。
外観にそのままフロアのレイヤーが現れてる。まるで途中でスパッと切ったかのよう。
やっぱこういうレムの潔さが好きです。
学生はこんなとこで普段からお勉強できるなんて。
にしても各地で大学に侵入しすぎ笑
なぜかグルスキーのデカい写真(もちろんコピー)が飾ってあったんだけど何やってんやろ。

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そして同じくレムのロッテルダムにあるクンストハル
こちらは個人的に全く好きになれなかった。
まず美術館として、完全に失格。
これほど観客を疲れさせるサーキュレーションもないでしょう。
何回も同じところ行ったり来たりしてしまって疲れた。
あと、色々やりすぎて、結局何がしたかったんかが不明瞭すぎる。
レムの潔さがここではかなり失われていました。
ちなみにやってたのはチェコの作家Krištof Kintera。昔国立国際美術館でやってた「転換期の作法」展で見たことある。確か。あまり好きじゃない。他にも色々やってました。(投げやり)

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あと近くにOMAによるホテルもありますが、寒すぎて遠くから。。。

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そしてロッテルダムに最近できた同じくオランダの事務所MVRDVによるマーケットホール。
Rotterdam blaak駅前にありますが、すごいインパクト。
外側はオフィスや人が住んでたりする。。。中は市場で楽しかった。

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オランダは基本的に奇抜な現代建築だらけなんですが、その祖はやはりリートフェルト。
オランダの芸術運動デ・スティールを最も表す建築がユトレヒトにあるシュナイダー邸。
レムのエデュカトリウムからもわりかし近いです。とはいえ徒歩30分ぐらい。
現在は予約制でガイドツアーのみ内部見学が可能。撮影不可。こちら
思ってたより小さくてびっくりしました。
サヴォア邸もでしたが、やはり建設当時の立地条件と今では全く異なっていて、ちょっと残念な感じ。
機能性を尊重しすぎてからくり屋敷みたいになってたし、色使いとかどうしても今からするとダサいけれど、内部と外部のぼかし方や関係性は現代のレムやMVRDVにも通づるところがある気がしてオランダ建築の系譜を感じられたのはよかった。

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最後はSANAAによるアルメラシアター。
これは確か妹島さんが当時仕事がなさすぎて事務所畳みかけてた時にレムから依頼が来て首の皮一枚で繋がった奇跡のプロジェクトだったはず。その後の彼らの活躍を思えば本当に奇跡です。
でもまあ、外観だけ見てもSANAAと言われないと気づかない。
どうやら中に入ってるオフィスの各部屋の間仕切りの薄さがキモみたいなのだけど入れないのでわからず。
この時謎のレセプションでごった返しててどさくさに紛れてジュースや食べ物を頂戴したのは内緒です。
壁の絵はマイケル・リンによるもの?(多分)
アルメラには他にも現代建築だらけですが、これまた寒すぎてそれどころじゃなかった。。。想像以上に都会でした。

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以上!

Casa da Música by OMA

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ヨーロッパの西の果てポルトガルまでやって参りました。
まずは首都ポルト。
ポルトといえばレムの代表作の一つCasa da Músicaです。
同名のメトロ駅からすぐ見えます。
その昔家として設計してたら施主があまりにガミガミ文句つけるので施主をクビにしてこのミュージックホールのコンペに転用したという伝説があります笑
どこから眺めても不思議なアイコニック建築ですね。

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起伏のある広場はスケボーの練習場と化してました。
バルセロナ現代美術館行った時もそんな感じだったな。
そしてなんといってもこの階段のくっつき方。なんかはみ出しちゃってます。
レムの建築の魅力って僕はこういう暴力的なところに感じちゃうんですよね。
建築を物として扱ってる感じというか、模型作るような感覚で建築作っちゃってる感じ。
そしてレムの建築の中では自分がミニチュアになったような感覚があってそれがまた気持ちいい。
中に入るとビームの走り方とかすごいです。構造家セシル・バルモンドの力もあるんだろうけど。
16時からは英語の建築ツアーもあります。たっぷり一時間。素晴らしかった。
中は迷宮のようで、自分が一体建物のどこにいるのかわからなくなります。
中にはポルトガル伝統のタイルやオランダのタイルとコラボしたVIPルームなども。
コンサートホールのカーテンが行った時はリハーサル中だったので閉まってたけど、これが全部開いて外の風景を借景にオーケストラとか最高だなと想像したり。
一階のカフェもオシャレでした。
ショップもオシャレで思わずTシャツ買ってしまった。。。

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2005年の開館から今年でちょうど10年。すっかり街のシンボルです。

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SEOUL NATIONAL UNIVERSITY MUSEUM OF ART by OMA
「エレメント」構造デザイナーセシル・バルモンドの世界@東京オペラシティ


ところでこのポルトという街は、本当に素晴らしい街でした。
まだ東欧ほとんど行ってないのだけど、西欧では自分が訪れた街の中で一番よかったかも。
この日は昼に着いて、この建物見る以外スケジュール立ててなかったんで、ツアー後の夕方から適当に歩き出したら、もう街の美しさに魅了されてしまって、気付けば3時間ぐらい歩いてた。
ポルトガルって、フランスやイタリアやスペインに比べるとやっぱ派手さには欠けるけど、変に観光地化されてない、洗練されない美しさが街中に漂ってた。日本でいうと京都に対する奈良みたいな。
そして物価も安くてスイスとのコントラストが泣けた。。。日本の半額ぐらいかも。
昨年の経済危機もあったけど、街もそこまで治安悪そうには見えなかったし、皆穏やかな。
もっと日本人も来るべきだと思います。すっかり魅せられました。

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Skogskyrkogården/Stockholms Stadsbibliotek by Gunnar Asplund

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参考サイト
ストックホルムから15分!現役墓地の世界遺産
行ってみたい!アスプルンド設計のストックホルム市立図書館

Steilneset Minnested by Peter Zumthor

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いきなりブレブレの画像ですいません。。。
バーゼルから北欧の旅へ。
北極圏に浮かぶ、ノルウェイ最北東の島ヴァルドーへ向かいました。
キルケナスという街からプロペラ機で移動するはずが、強風によりあっさりキャンセル。
代わりにバスを出してくれたものの、飛行機なら15分で着くところを4時間もかけて移動。
冬の北極圏は午後3時にはほぼ日が沈むので、着いた頃にはほぼ真っ暗。。。
それでも負けじと向かった先は、ズントーによるスティールネセト・メモリアル。
真っ暗の中三脚もなく撮ったのでほとんどブレてます。日が沈む前に見たかった。。。
これは、17世紀に巻き起こった魔女狩りによる犠牲者を追悼するために建てられた建物。
建物というより、見た目は、長いサーフボードが、木組みの中に浮いている様。
中に入ると窓がたくさんあって、その窓ひとつひとつに電球がぶら下がっている。
その傍らに、魔女狩りで犠牲になった91人分の名前などの情報が載っている。
昨年訪れたひめゆりの塔を思い出した。
ひたすら長い廊下を歩みながら、犠牲者の御霊の間を通り抜けるような体験でした。

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そばにはルイージュ・ブルジョワによる作品も展示されていて、真ん中に置かれた椅子から火が吹いていて、巨大な鏡がその椅子を取り囲んでいるインスタレーション。

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この施設の詳しい情報はこちらがわかりやすいです。
ちなみにここには誰もいなくて、常に開いてる状態なのかも。
それにしても雪で道無き道を行くのは大変でした。。。
バスの中で、こんな島にくる日本人がいるのかという感じで、遠い親戚が魔女狩りにあったのか?とか、魔女狩りの研究をしているのか?などの質問が。
帰りに寄ったカフェでも、珍しがられて魔女狩りの資料などをたくさん見せてもらいました。
今考えれば本当に馬鹿げたことですが、裁判資料が事細かに残っていて驚きでした。
帰りの飛行機は遅れて到着したものの無事飛んでくれてよかった。15分でキルケナスへ。

ちなみにこのキルケナスでは、その前夜オーロラツアーに参加しました。
アイスランドで見れなかったので、リベンジでしたが、空いっぱいに降ってきそうなほどの光のカーテンが見事に見られました!!
しかも満天の星空で、本当に素晴らしかった。一生の思い出です。
半信半疑でKitcameraというアプリをDLしといて、iPhone用の三脚も用意して撮ったら見事に写りました!

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さて、明日からデンマークへ。ルイジアナ以来また来ることがあるとは。

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Vitra Haus by Herzog & de Meuron

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2007年以来約8年ぶりにバーゼル近郊にあるヴィトラの工場に行ってきました。
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あれからまたヘルツォーグ&ド・ムーロンによるショールームが増えてました。
家の形を何個も積み重ねたような。どう見ても藤本壮介にしか見えない。。。
色はすぐ近くにある白いゲーリーのミュージアムと対となるようなダークカラー。
中は案外機能的に使われてました。階段がゲーリーっぽかった。
そしてさらに今年の10月には同じく彼らによって新たなミュージアムがオープンするそうです。
場所はザハのファイヤーステーションの真横。すごい。。。
これに合わせて新たなゲートが作られててこのゲートはシザが設計。どんだけ。

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そして、同じく2007年以降に建ったものといえばSANAAによる工場。
こちらは12時からのツアーに参加しないと見れません。
ドローイングがすごい笑 いびつに歪んだ円形。上から見てみたい。
ファサードにはカーテンのようなアクリルが掛かっていてエレガントです。
グリムショーによる工場とつなぐ通路もSANAAらしい曲線。
中は写真の許可は許されませんでしたが、パイプも何もかも真っ白で美術館のよう。
この日は雪の曇天だったけど、自然光だけでそれでも明るかった。

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最後に昨年この工場地帯ができて25周年を記念して、カールステン・フラーによるスライダーができたようです。建築家だけでなく野外彫刻も増えていったら楽しそうだなと思いました。

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改めて回ってみて、ザハのファイヤーステーションは名作だなと思いました。
今のオーガニックな曲線より、パースペクティブが異常にかかったようなデザインは今でも秀逸。
処女作ということもあって、ディテールが凝りに凝ってて素晴らしかったです。


ちなみにバーゼルではもうひとつ、2007年以降ノヴァルティスキャンパスに新たに建てられたゲーリーの建物を見に行こうかとも思ってましたが、寒すぎ&しんど過ぎで断念。年取りました。
昔のノヴァルティスの記事はこちら

Harpa(facade) by Olafur Eliasson

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なぜかこのクソ寒いなかアイスランドに行ってまいりました。
もう年末年始一人で何もやることない侘しさに耐えきれずに気付いたらチケット取ってましたよ。
だって、スイスーアイスランド間往復12000円ですよ。
ってことで行ってきました。

表題のHarpaというのは首都レイキャビクにあるイベントホールです。
ファサードデザインをオラファーが手がけました。
彼はアイスランドにルーツがあるので、アイスランドに関する作品も多く手がけています。
こないだもアイスランドの氷の塊をコペンハーゲンの市庁舎の前に並べてました。
そんな彼が手がけたこのホールファサードですが、なんか取って付けた感がすごい。
建物になっちゃうとなんだかなって感じですね。
あとはアアルトの建物もあったんですが、寒すぎて断念しました。
ってことでアート系はここまで。完全に目的が違います。

なんといってもアイスランドといえば自然。
アイスランドの観光といえば、ゴールデンサークル、ブルーラグーン、そしてオーロラ。
ゴールデンサークルとは、グトルフォス(滝)、ゲイシール(間欠泉)、シンクヴェトリル国立公園の3つのスポットが固まってるエリアです。
例にもれずゴールデンサークルから行ってきました。
ちなみに全部Gray Lineという会社のツアーでした。こちら。オフィスはHarpaの近くです。

朝8時半スタートで、まずはグトルフォスの滝から。
これがもう極寒すぎて、正直滝どころではありませんでした。。。
こんな感じ。壮大です。

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そこからゲイシルの間欠泉へ。
間欠泉とは、水が地熱により熱せられて沸騰し、蒸気圧がかかって噴き上げるもの。だそうです。
こんな感じ。吹き上がる瞬間撮りたかったけど寒すぎて構えてられませんでした。。。

M_Moriさん(@tubame25)が投稿した動画 -



しかしこの日はアイスランド人もびっくりなこの冬最大の大雪に見舞われてしまい、バスは国立公園に行けなくなったばかりか、レイキャビクに戻れないかもという危うい事態に。。。
結局3時間ほど近くのカフェで全員待機した後になんとか帰れました。。。疲れた。

そして次の日の朝はブルーラグーン(露天温泉)へ。
しかし着いたらまたスタッフから「寒すぎるので入るのはおすすめできません」という耳を疑うようなお言葉。いやいや温泉ってあったまるために入るんですよね?
確かに雪は吹き荒んでるし、こっちの温泉って30度ちょっとなんですよね。
これは入ったらやばそう。そして35ユーロもするので止む無く断念。
カフェから吹雪なのか湯気なのかわからないものをひたすら眺めてました。
外にも出られるので見てきたけど確かに寒すぎる。でも入っていく猛者どももちらほら。
こんな感じ。

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そんなこんなで退散し、午後は寒すぎるのでふて寝。
夜にはメインのオーロラツアーが。。。と思っているとなんとキャンセルのメールが。
しかしちゃっかり、一段上のツアーは決行するけどどう?みたいなこと書かれてて、見たら7500円プラスらしい。完全に足元見られてるけど、最大の目的はオーロラだったので泣く泣く払って行くことに。
19時半に出発して、雲のないスポット目指して走る走る、が一向に雲は無くならないどころか厚くなっていくばかり。
なんとか雲のない場所にたどり着いたのは夜中2時頃。
すっかり眠りこけてて、ガイドが見えたぞ!と叫んだ時は何のことかわからなかった。。。
で、おりてみたものの、見えるとは到底言えないほどうっすらサムシング。
高性能のカメラで長時間露光で撮ったら確かに緑色に!でも肉眼で見えな意味ないやろ。
ってことで結局中途半端に終わってしまった僕のオーロラツアー。
ホテルに帰れたの4時半で、そこか2時間睡眠で空港へ。死んでました。
いつかカナダか北欧でリベンジします。

ちなみに到着したその日はめちゃくちゃ綺麗に見えたそうです。
最近すっかり「嵐を呼ぶ男」となってしまった自分。がっかりです。
思えばスイス行く前日も台風が大阪を襲ってあわや延期かとなったり、先月もマッターホルン吹雪いて見えなかったり散々。はぁ。
まあ、年末のいい思い出になりました。

そんなアイスランドツアーでした。
ここのサイトがすごく参考になりました。行く人は是非。こちら

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Atelier Zumthor by Peter Zumthor

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Rudolf Olgiati

息子のヴァレリオに続いて今回は父親のルドルフ・オルジャティの建築。
ヴァレリオの建築観に行くついでのつもりが、すっかりルドルフに魅了されてしまった。
ヴァレリオの事務所のあるフリムスには、それこそ「犬も歩けば棒に当たる」ぐらいルドルフの建築だらけ。
彼の建築の特徴は、なんといっても屋根の短さ。軒がほとんどない。
あと、謎のパルテノン風柱と、本当に理解不能なプロポーションと窓の取り方。
もう、ルールが全くないんだけど、抜群のセンスですぐにわかります。
まずはフリムスで彼の建築の目玉と言えばLas Cagliasというホテル。泊まりたかった。。。

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最後の写真暗くてわかりづらいけど、岩が建物の中に入っちゃってます。落水荘もびっくり。


他にもたくさんのルドルフ建築群。

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最後のだけ外壁が白くない。
それにしても本当にルールの読めない建築郡なのにルドルフってすぐわかっちゃう。
だからといってこの土地に違和感を持ち込んでない。
圧倒的な個性を放ちながら、土地に馴染んでるのは本当にすごい。
息子ヴァレリオが言ってた「場所との背景なんて関係ない。偉大な建築とはその背景を場所と一緒に築いていくんだ」という言葉は、ルドルフの建築にこそ当てはまる気がしてならない。
ルドルフの我を貫く姿勢をさらにラディカルに押し進めてるのが息子ヴァレリオなのかも。
それにしても親子で有名建築家ってすごいですね。あとは谷口吉郎・吉生親子ぐらいか。美しいです。

Valerio Olgiati

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昨年のスイスツアーで、見たいと思いつつ見れなかったヴァレリオ・オルジャティの建築をいくつか回ってきました。
有名なわりに実作が少なく、しかも中々行きづらいエリアにあるんですよね。
ほとんどがスイスの東側に集中しています。
ってことでまずは彼のオフィスから。
上の写真の左の黒いのがオフィスで、右が彼の生家で今も彼はここに暮らしてます。
オフィスは生家の隣にあった家を改築したんだそう。
クールからバスで30分強のフリムスという村にありますが、ここには父親のルドルフの建築がたくさんあります。ルドルフの建築は後で報告します。

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続いて同じくフリムスにある通称Yellow Houseと呼ばれているギャラリー。
元々この家の外壁が黄色かったことからこの名前で呼ばれてるそうです。
彼を一躍有名にした建築ですね。

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続いてクールにあるグラウビュンデン州の庁舎玄関。玄関って!

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クールからRhäzünsという駅まで電車、そこからバスでPaspels Dorfというバス停で降り、10分ほど行くと辿り着く小学校。マニアックすぎ。こんなとこスイス人以外が来るとこじゃない。。。
行ったらちょうどお昼時で、皆ランチを食べに家に帰ってたみたいで誰もいない。
すると用務員の人が現れて、「中を見たいか」的なことをドイツ語で言ってるっぽかったので、「ヤーヤー」と言ったら5フランせびられたけど折角なので払って中へ。これ絶対個人事業ですよね笑 でもめっちゃ親切に色んな教室見せてもらいました。貴重。
にしてもこんな硬質な空間で、こんな風景見ながら育つ子供達ってどんな大人になるんだろうか。

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続いてPaspels Dorfのバス停から同じバスでScharans Postというバス停へ。
通称House for Musician。名前の通り施主がミュージシャンです。
金曜の13時から17時まで中庭を開放してくれてます。

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とまあこんな感じです。
惜しむべくは途中乗り換えで寄ったLandquartという駅にも彼の農業学校の講堂があったのを失念して通り過ぎてたこと。。。
あと、Zernezというところに国立公園があって、そのセンターも彼によるものですが、これは遠過ぎて断念。

とはいうものの、あまり好きな建築ではないなというのが正直なところ。
彼の建築からはもの凄く暴力的なものを感じる。
写真見ててもわかると思いますが、場のコンテクストというのを敢えて踏まない建築。
こうしたいからこうするんだ、みたいなすごく強い意志を感じます。
そこが彼の魅力でもあるんですが、何か戦略的なものを感じてしまうんですよね。
確かに彼自身、以前京都に聞きに行ったレクチャーでも、「場所との背景なんて関係ない。偉大な建築とはその背景を場所と一緒に築いていくんだ」と言ってましたもんね。
あと、建物の中に入ってみてもあまりピンとこない空間感は何なんだろうと。
ズントーの建築のような、あの空間体験は全くといい程ない。そっけない空間です。
この「わからなさ」はまあ魅力と言えば魅力なんでしょうが。
むしろフリムスで見た、父親の建築の方が魅力的でした。ルドルフは次回。


おまけ。
オルジャティが飼ってる猫。超凶暴らしい。

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Louvre Lens by SANAA

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パリから電車で1時間、Lensへ。
そう、ルーヴル別館を観に行きました。
駅からは無料のバスが出てるので楽チン。

2005年に、ルーヴルの別館の設計コンペで勝利したのが日本のSANAAだと聞いた時のあの驚きを今でも覚えています。確かこのブログを始めたての頃だったと思います。
あのルーヴルの別館を日本人が建てるなんて。
当時は建築そこまで詳しくなかったですが、前年に金沢21世紀美術館もオープンして訪れていたのでSANAAのことは知っていました。
強敵ザハやスティーブン・ホールを抑えての堂々の勝利。
その後の彼らの活躍は周知の通りですね。

それにしてもこの建築は衝撃です。
何が衝撃って彼らの建築の中でもラディカルなぐらい日本的。
縦ではなく横へ横へ広がって行くのは桂離宮等日本人にはおなじみの伝統的なスタイルだし、ガラスやアルミニウムなど、風景と溶けていってしまいそうなぐらいエフェメラルな様態も秘すれば花という世阿弥の言葉を思い出しました。
これまでの海外からは彼らの評価の中に日本的という言葉がたまに聞かれますが、これは本当にそう。
それをなんのてらいもなく、現代の素材と全く違う土地にアプライして、ここまでの親和性を発揮しちゃうなんてすごいです。
このLensという町は、晴れの少ない、金沢みたいな土地のようで、行った日も曇り。
もしカンカンに晴れる土地だったらこの建築の「弱さ」はここまで引き立たなかったのかも。
この「弱さ」で勝負して見事に勝利を納める。かっこいいですね。
あまりにフォトジェニックじゃないので是非行って確かめてください。
もうフォトジェニックな建築ばかり建てて雑誌やWebでチヤホヤされて、実際行くと中身スカスカな建築家たちはここから色々学んで欲しいですね。
ひとつ不満は、周囲の緑のデザインが建物に対してくどいかなと。

中の「時のギャラリー」も素晴らしかった。
壁の上にメモリが打ってあって、それが時間軸を示している。
奥へ行けば行くほど新しくなって行って、帰りはどんどん時間を遡って行く。
それにしても中も全部無料なのは驚きました。
ラファエロやゴヤの有名な絵画もあってすごいです。
ただ、展示はこの時のギャラリーと奥のガラスの部屋だけだったのでちょっと物足りないかも。
シャトルバスまで出してもらっちゃって本当に至れり尽くせりでした。

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海の駅なおしま by SANAA

Foundation Louis Vuitton by Frank Gehry

10/25にオープンしたルイ・ヴィトン財団の美術館に行ってきました。
自分が留学した年の2006年には既に話題になってたので足掛け8年以上ですね。
賛否両論醸してる建物ですが、まあ確かに酷かった。。。
このガラスのシェルみたいなのなくてもいい気がするけど。
あと、中の空間が全然魅力的じゃない。
ビルバオはもっと中入っても美しいんだけど、ゲーリーさんもうお年ですね。
まあ、一応報告までに。

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これは欲しい!ヴィトンxゲーリー。€3000也。
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現在はコミッションワークと常設展、あと企画展としてはゲーリー展が開催中。
まだお披露目ってだけで本格始動はこれからって感じ。空き部屋もあったし。

入り口でお出迎えはイザ・ゲンツゲン
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リヒターの常設がすごかった。。。
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そして外にはオラファーのコミッションワーク。
なんと来月から始まる本格的なこけら落としはオラファーらしい!!!
それは観に行かなくては。。。
12/7から2/16だそうです。
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他にもボルタンスキーやユイグなんかもありました。
以上。


Swiss Pavilion by Le Corbusier

知人の砂山奏さんがキュレーションした展覧会「GOLEM」がなんとコルビュジエの設計したパリ郊外にあるスイスパビリオンで開催中ということで行って来ました。
出品者は森ケイタさんと砂山太一さんの二人。
ここは大学になるのかな?広い敷地の中に万博のように各国の建物が並んでて、中には日本館も。国際学生の寮みたいになってるのか?
そんな敷地の東に建つのがスイスパビリオン。
一瞬え、これコルビュジエ?って思ったけどピロティ観て納得。でも一部やはり戦後に改修されてたみたい。それにしても全く継承されてない印象。ひどい。
€2払って見学。見学10-12時と14-17時。

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2階の105という部屋だけが当時のままのオリジナルらしい。
そこに座敷童のように展示されてるのが砂山太一さんの作品。かわいかった笑

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ここ現役で使われてるんでしょうか?なんかよくわからなかった。
建物としても正直感じるところもなかったです。

Maison du Brésil by Le Courbusier

で、そのすぐそばにあるブラジル館へ。こちらもコルビュジエの設計。
こっちはすごかった!さすがコルビュジエ!って感じ。コルビュジエ節全開。
なんで自国館よりブラジルに力出しちゃったんでしょう笑
中へは€1払えば入れるけどロビーしか見られません。
シアターや部屋は火と木の11時からのみみたい。
でもここはすばらしかったなぁ。

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以上パリ建築編修了!次回パリアート編!

京都国立博物館 平成知新館 by 谷口吉生

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台湾大学社会科学部棟 by 伊東豊雄

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台湾の最高学府、台湾大学に潜入。
目的は伊東事務所が手がけた社会科学部棟。
それにしても広すぎた…日本の大学の比ではないぐらい広い。
中でシャトルバスが走ってるぐらい。もはやひとつの街です。
その北東奥にその建物はございます。

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なんといっても木に模した造形の図書館が特徴的ですが、残念ながら中は入れてもらえませんでした。。。

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他にも伊東さんの台北でのプロジェクト。伊東さんは最も台湾に愛されてる日本人建築家かも。

台北世界貿易センター広場 by 伊東豊雄
上から見ないと意味ないけどロケーション見つけられず…。

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松山文化創意園區 by 伊東豊雄
ホテルやら本屋やらの入った複合施設。

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台中メトロポリタンオペラハウス by 伊東豊雄

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お陰様で私無事31歳、このブログ9歳(!)を迎えました。
記念すべき日の投稿は伊東豊雄氏による台中メトロポリタンオペラハウスです。
ってことでピーチで台湾は高雄へ乗り込みまずは前の投稿の高雄国家体育場を観てきました。
龍がトグロを巻いたような独特のスタジアム。あそこまで透明なスタジアムは初めて見ました。
当日は中学の陸上大会がやってて普通に入れちゃいました。ラッキー。
その後長距離バスで台中へ。
お目当てのオペラハウスはまばゆかったです。。。
なんせ、僕が建築に目覚めたのが2006年に観た伊東さんのサーペンタインパヴィリオンで、その後のオペラシティの展覧会でメインに据えられてたのがこの建物。あれから8年。。。感慨深いです。
竣工までもう少しありますが外観はほぼ出来上がってましたね。
中は一体どんなことに。。。
竣工したらまた駆けつけます!

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高雄国家体育場 by 伊東豊雄

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テーマ : 建築デザイン
ジャンル : 学問・文化・芸術

ALVAR AALTO

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こっそりフィンランドはヘルシンキへ行ってきました。
フィンランドと言えばムーミン、サウナ、エアギター。
今ではかもめ食堂の聖地として若い人にも人気です。
しかし、建築クラスタとしてはやはりフィンランドといえばアアルト。
ということでいくつか回ってきたのでご報告。

まずはスタジオ。ヘルシンキ市街から少し郊外にあります。
ここの周りは大きな家ばかりで大分ポッシュな地域だと思われます。
元々自邸がまた近くにあって、所員が増えて今の場所へ。
外からは白い壁に覆われて閉鎖的ですが、中は一転大きな窓から自然光が燦々と。
かなり広くてびっくりしました。
中庭もあって、そこではレクチャーや映像の上映などもできるらしい。
今はアアルトファンデーションとして資料の管理などの事務所になっています。
11時半と12時半にツアー形式での見学。10月から4月までは11時半から一回のみ。
ただし、希望が多ければ臨時にツアーしてくれることもあるとか。
この日もスタッフの皆さんはお仕事されてました。
ツアーは最後の増築になった食堂から。食堂もいい感じでした。
アアルトはいつも奥のテーブルで昼間からワイン飲んでたとか笑

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続いて自邸。
こちらは前述のスタジオができる前、自宅兼スタジオだったそうです。
外から見て白い方がスタジオ、黒い方が自宅とデザイン分けされてますね。
こちらも外とは打って変わって中は外光が燦々と入ってきます。
こちらにはアアルトの描いた絵画もありました。
コルビュジエと違ってそこまでおおっぴらにせずにあくまで趣味として描いてたそうです。
また、行ったことはないそうですが、親日家だったらしく、日本ぽいデザインもところどころに。
そういうところが日本人のファンが多い理由のひとつでもあるかもしれません。
注意書きとか英語と日本語があって、日本人どんだけ来てんねんってなりました。
そして驚くべきことにここのスタッフさんの日本語能力の高さ!衝撃でした。
こちらもスタジオ同様13時から17時まで毎時0分からツアー形式で見学します。

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あと、この自邸のすぐ側にアアルトの手がけた集合住宅もありました。
昔は年金会館の職員用社宅だったそうですが、今は一般の人も住んでるとか。

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市街へ移動すればところどころにアアルトデザインが点在しています。
中には地下入口とかマニアックなものも。
ここの手すりがかつて盗まれて、クリスティーズのオークションにかけられたそう。
アアルトファンデーションが買い戻したそうですがどうやって盗んだんやろう。。。

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そしてかもめ食堂でもロケに使われたアカデミア書店内にあるカフェ・アアルト。
照明や椅子がアアルトデザインで、ケーキが高いけどめっちゃうまかった。。。

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他にも色々ありますが、回り出すとキリないです。
最後はアアルトの代表作でもあるフィンランディアン・ホール。
白い大理石(?)が微妙に曲がって施行されてるので、まるで編み込まれているかのように美しい。
残念ながらホールまでは入れませんでしたが、大きくなってもディテールが細かかったです。

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今回はヘルシンキ市内にあるのしか見てませんが、好きな人は足を伸ばしてユヴァスキュラにあるアアルト博物館や、エスポーにあるアアルト大学なんかも行ってみてもいいでしょうね。
アアルトに関する諸々の情報はこちらから。

ってことで次回はアアルト以外。

東光園 by 菊竹清順

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出雲大社庁の舎 by 菊竹清順

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Junko Fukutake Hall by SANAA

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中国地方を駆け巡りました。

前後しますがまずは前から行きたかった出雲大社。
昨年「平成の大遷宮」を終えたばかりということで、どんなもんか期待してたんですがよくわからなかった。
うーんと思いながら歩いてたら、あれ、そういや菊竹さんの建物この中にあるんじゃと思って探しまわる。
汗だくになりながら探したけど見つからず、人に聞いてやっと発見。案外地味です。
もっと大きなものを想像していたし、新しく建った建物で全景を見ることはできません。
1963年の作で、今は来賓用のゲストハウス的な役割。
形は「稲掛け」をイメージしているそう。
それにしても出雲大社の中に作品を建てるってすごいですね。。。

で、そのまま出雲から米子で泊まって、投入堂に向けて早く寝ようと思いつつ、そういや米子って何か見るものなかったっけ?と思って検索したのが運の尽き。菊竹さんの代表作とも言える東光園があるじゃないか!!!
ってことで早起きして行ってまいりました。。。
でもまあ行ってよかったです。
建築当時とほとんど同じ姿で建っていて、それは見事でした。
ロビーの在り方や、階段のせり出し方等めちゃくちゃおもしろかったですね。
ちなみにこちらは神社の鳥居をイメージしてデザインされたそうです。1965年の作。キレキレ。

あとは岡山にできたSANAAの新作。
最近の彼らはサーペンタイン以来屋根に凝ってる感じですね。
その着眼は本当に素晴らしいと思いますが、これはイマイチでした。
ゲーリーの中途半端版って感じ。
やはり建築の源って屋根を作ったところから始まると思うんですよね。
その要素だけで建築が成り立ちうるのかってのをもっと見たいです。

ちなみに投入堂のある倉吉には丹下さんの市庁舎があって、行こうか迷いましたが、果てしなく疲れたのでパスしました。。。

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三徳山三佛寺投入堂

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昨年訪れたさざえ堂と共に、もう1つどうしても訪れたかった歴史建造物がありました。
鳥取県東伯郡三朝町にある天台宗の仏教寺院「投入堂」です。
JRの倉吉駅からバスで40分程。三徳山参道入口で降りるのが便利です。
あと、極端にバスの本数が少ないので行く前にご確認を。時刻表はコチラ

それにしても舐めてました。。。
行ったら遠くからでも見れるものと勝手に思い込んでて、直前に調べて焦りました。
以下、入山前の注意事項です。(HPより)

・投入堂参拝受付時間は、8時から15時までです。参拝時間外は閉門致します。
・雨や雪などにより、当山が危険と判断した場合は入山禁止になります。(例年ですと冬の間、12月~3月ぐらいまでは積雪の為入山禁止になっております)
・境内山内はすべて国指定史跡及び吊勝であり、動植物の採取厳禁です。
・喫煙厳禁。また線香、ローソクなどの火気類も使用厳禁です。
・山内での食事はご遠慮ください。ゴミは各自持ち帰っていただくようにお願いします。御札やお供え物は置かないようにしてください。
・投入堂へ参拝をされる際には、必ず二人以上、また両手が使えて運動のしやすい格好でおこしください。
スカート・かかとの高い靴・革靴・サンダル・スリッパ・滑りやすい靴、また底にスパイクや金具の付いた靴などの登山用シューズや・ピッケル・ス トックや杖(山道、木の根を傷める為)、 そのほか参拝や修行に適していない格好の方は投入堂参拝受付ができません。幼児は登山できません。
・酒気帯び、体調の悪い方、医者から運動を止められている方等の登山はご遠慮ください。
・ペットの持ち込み、大声や奇声を発する等、他の参拝者の方々に迷惑がかかるようなことはしないようにしてください。
・立ち入り禁止となっている場所や危険な場所、また投入堂参拝登山道以外の場所へは入らないようにお願いします。
・投入堂参拝受付時に輪袈裟(わげさ)をお貸しします。必ず輪袈裟をしてご参拝ください。


やたら注意事項が多いです。
特に二人以上じゃないといけないってのがネック。
僕はしっかり一人で行ってしまってたのでどうしたものかと思いつつ、バス停でどう考えても投入堂行く人やろなっていう登山武装された2人組に声をかけてご同行させていただけることに。ありがたや。
でも結構一人で来てたまたま現地で登る人探して同行するケース多いみたいです。
そして靴です。
入山受付で、靴のチェックがあります。
アウトな場合はワラジ(700円)を購入して履き替えてからの入山になります。
僕はスニーカーで行ってたわけですが、なぜかパスできました。
軍手も現地購入していざ入山開始です。
(ちなみに本堂まで400円、入山料200円)

それにしても行くまでの道、っていうか道とは言えない場所がすごすぎた。
行くまでが修行なわけです。
こんなんとか。

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こんなんとか。ってかこれ道っていうか、根を掴みながら登ります。

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へーこらへーこら進んで、しばらくすると崖の上にお堂が。
この岩を必死でロッククライミング。普段インドアからいきなり超アウトドア。

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なんとか足下まで辿り着きました。これが文殊堂。1500年に再建とのことですが、木材とかどうやってもってきたんやろ。。。

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で、さらに上に行く為に鎖を伝って登ります。。。

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お堂の縁側を歩けるんですが、雨を落とす為に下に勾配になってて、下は崖という恐ろしさ。
高所恐怖症の人は完全アウトですね。。。

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さらに行くと地蔵堂。ここも縁側すごい。。。

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この辺りで雲がゴロゴロ鳴りだして焦りました。
ただでも滑るのに雨なんか降った日にゃどう考えても下りれなくなる。。。
とは言いつつここで諦めたくもないのでさらに進む。
進むと鐘楼堂が。この鐘なんと3tもあるらしくて、ますますどうやって持ってきたのやら。。。

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ここでようやく半分ぐらい。30分以上は登り続けております。。。
さらにさらに進むと二つのお堂、納経堂と観音堂に辿り着きます。
これがすごくて、洞窟に併せて屋根が勾配していて、ぴったり収まるように作られています。

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もうこの時点でお腹いっぱいなわけですが、観音堂を出たらいよいよ「投入堂」の看板が。。。

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そしていよいよ。。。。


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キターーーーーーーーーーーーーー!!!
いやぁ、本当に感動しました。
これまでのお堂たちも随分無茶な感じでしたが、投入堂は飛び抜けて無茶です。
あんなのどうやって建てんのよ。建造中絶対死者出てるやん。。。
これが706年、平城京以前に建てられたってんだから衝撃。
そりゃ「投げ入れて」としか考えられませんよね。。。
2006年に萱葺き替えたらしいですが、それすらどうやったんだかって感じです。
2007年には応募で選ばれた3名があの堂の中に入ったらしいですが一体どんな感じなんでしょうか。
道が険し過ぎただけに感動もひとしお。本当に行けてよかったです。

しかし下山きつかったなぁ。。。何度も滑りました。大体入山から下山まで1時間半ぐらい。
帰ってきて下山記録を書いてる時にいきなり猛烈な雷雨。。。あぶねーーー。。。
途中で登ってた人大丈夫かな。。。
受付で「あの人たち大丈夫なんでしょうか?」って聞いたら「自己責任ですから」と。。。
「まあ、去年も一人亡くなってますしね」と軽く言ってたけどおいおい。
ってことで本当に幸運にも見られた投入堂体験でした。若いうちに行くべし。

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