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「ジャコメッティと I」 @ 国立国際美術館

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家族の用事で関西に帰ってました。
本当は体調最悪だったのだけど、折角なので京都大阪。
東京帰ってきて病院行ったらえらいことになってたけどまあ行って良かったです。

何と言ってもよかったのが表題の「ジャコメッティと I」。
企画展ではなくコレクション展なのだけど、企画展と言っちゃっていい内容だった。
ジャコメッティの盟友矢内原伊作の彫像を国内で初めて収蔵した記念の展示。
矢内原の彫像が日本になかったなんて意外だったけど、そもそも完成した作品が2体で、鋳造合わせても世界に7体のみだそう!
矢内原の書いた「ジャコメッティ」を読んだけど、作っては潰しての繰り返し。モデルを前に叫ぶしもうほんと際どい笑
わざわざ日本から矢内原を呼んでモデルをさせても結局完成しないとかもう大変。。。
そんな貴重な矢内原の彫像がついに日本へ!
国立の美術館は何年に一回か特別予算というものが付くそうです。
これは本来の収蔵予算とは別に、「未来の日本に有効となる作品」の為の収蔵予算、だそう。正しい言い方は忘れた。
今回はこの作品が選ばれました。
お値段は聞きましたが公開していいのかわからないので気になる方はお店に来てください笑

さて、展示の内容は前半はジャコメッティと同時期の作家の作品や、身体にまつわる作品をコレクションから。
正直この辺は無理矢理感がありましたが、後半がえげつなかったのです。
ついに矢内原の彫像の部屋へ。
まず冒頭、ジャコメッティのお言葉が素晴らしい。

「確かに私は絵画と彫刻をやっている。そしてそれは初めから、私が絵を描き出した最初から、現実を捉えるため、自らを守るため、自らを養うため、大きくなるためだ。大きくなるのは一層よく自らを守るため、一層よく攻撃するため、掴むため、あらゆる面であらゆる方向に可能の限り前進するため、飢餓に抗し寒さに抗し死に抗して自らを守るため、可能の限り最も自由になるためだ。可能の限り最も自由になるのはー今日の私に最も適当な手段でー一層よく見んがため、周囲のものを一層よく理解せんがため、一層自由になるために一層よく理解せんがためだ。可能の限り大きくなるのは使い果たすため、仕事の中で可能の限り自分を使い果たすため、私の冒険を敢行するため、新しい世界を発見するため、私の戦いを戦うためだ。戦いの悦びのため?戦いの歓喜のため?勝ちまた敗れる悦びのためだ。」
アルベルト・ジャコメッティ(訳:矢内原伊作)
ピエール・ヴォルドゥーのアンケート「各個人における現実」への回答
『XX siècle』第9号、1957年6月、35頁


なんだこの格好良い文章は。。。
矢内原もジャコメッティは文章もうまいと書いていたけれど本当に惚れ惚れする。
「勝ちまた敗れる悦び」。素敵です。

そして肝心要の作品がこちらです。

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ああ、もうなんて素晴らしいんだろう。
似てるとか通り越して矢内原伊作の塊。
これ一作でものすごい説得力。
やっぱモデルとの関係性をある程度知ってると違いますよね。
上の二人の写真とか最高です。
さらに奥の部屋には矢内原を書いたドローイング、というか落書きとかまで。
ほとんどが神奈川近美でびっくり。こんな持ってたんですね。
さらに奥では、ジャコメッティとの日々を矢内原が綴った手帳やジャコメッティが矢内原に送った手紙、二人の写真など、もうこれ見てたら泣けて来て仕方なかった。。。
いつだったか、国立新美術館でジャコメッティ展観た時はほとんど感動なんてなかったのに、圧倒的に規模の小さいこの展示は、その何倍もの感動。
やっぱりね、展示への愛のかけ方が違う。
所詮国立新美術館のは海外からの巡回ですよ。
コレクション展でここまでしっかりした展示を見られるとは思っても見なかったので本当にびっくりでした。
展示室の使い方もゆったりとしていてとても良かった。
この展示は8月4日からで、なんと「I」があるからには「II」もあります。こちらは8月27日から。これも行きたいなぁ。。。

ちなみに下の企画展「抽象世界」も想像よりは良かったけど、あまりぱっとした印象がない。。。
仕切り壁がゼロで広場みたいな感覚は楽しかったけど。
なんか80年代といい大味の展示増えてきてないか?国立国際。
ジャコメッティみたいな展示ができるポテンシャルがあるんだからもっと頑張ってほしい。

ところでなぜか過去の美術館報が無料配布されてた。
キリがないので持って帰らなかったけど。。。

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「セレブレーション-日本ポーランド現代美術展-」 @ 京都芸術センター

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日本とポーランド国交樹立100周年ということで企画された展覧会。
本当は京都市内でいくつか分散してるのだけど、僕が見たのは芸術センターのみ。
それにしてもなんでタイトル「セレブレーション」なんだろう。
全部観てないからなんとも言えないんだけど、芸術センターに関しては「気持ちの悪い」作品が多くてびっくり。
特にギャラリー北と南。まさかどっちとも日本人だったとは。実際見てください。
しかし何と言っても見たかったのは今村くん。
やっぱりどこでやってもブレない。
そしてライトがさらに小さくなって進化してる!
新しい展開も見え隠れしててこれからさらにまた楽しみになる。

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あとちょうど友人の堤加奈恵が制作室を借りてたので覗きに行きました。
フィンランドから帰国したばかりで現地で作ってた作品も見れたし久々に再会できて良かった!
帰国してから色々考えることもあるだろうけど、迷いながら色々作って欲しい。楽しみです。

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ローザス「A Love Supreme ~至上の愛」「我ら人生のただ中にあって/バッハ無伴奏チェロ組曲」 @ 東京芸術劇場

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早くも6月。今年も半分が過ぎてしまいました。。。早い。。。
お店も開店から2ヶ月が経ちました。
そして5月末には上京から1年が経ちました。
お陰様でとっっっても内容の濃い1年でした。これからは恩返ししなくちゃ。

さて、5月に観に行ったもの。最早記憶が遠い。。。

まずはなんといってもROSAS!しかも2演目!
大体2年に一度は来日してくれますね。ありがたい。
2演目の中でも特に「A LOVE SUPREME」には震えました。。。
ジョン・コルトレーンの同題の曲に合わせて4人の男性ダンサーたちが踊るんですが、素晴らしいのなんの、、、。
「神への捧げもの」として作られた楽曲と解説に書いてたけど、この踊りも含めて捧げものになってた。
昔は芸事というのは神への供物になってて、踊りのような形のないものも捧げてました。
まさにそういう神々しさがこの演目にはありました。
と同時に、一緒に踊りたくなるような躍動感もあり、体がムズムズ。
ところどころに空手のような所作もあり、東洋的な動きがあったのも印象的。
あっという間の50分でした。CD思わず購入w
そしてもう一演目「MITTEN WIR IM LEBEN SIND/BACH6CELLOSUITEN」はバッハのチェロの為の曲。
ジャン=ギアン・ケラスによる生演奏と、ROSASの長、アンヌ自ら踊るというのもあって、立ち見も出るほど。
「A LOVE SUPREME」ほどの躍動感はないものの、後半からの畳み掛けがすごかった。
前半は正直心地よ過ぎて寝ました死
後半でアンヌが暗闇の中で見えるか見えないかの中踊ってる様が焼き付いてます。
そして最後の終わり方がすごかった。見事。
5章に分かれてるんだけど、その度アンヌが手で何章か示すのがたまらなく可愛らしかった。
ピナのような柔らかさはないんだけど、また別のチャームがありますね、この人は。
また2年後来日してくれたら嬉しい!

<関連記事>
ローザス 「ファーズ―FASE/時の渦―Vortex Temporum」 @ 東京芸術劇場
Rosas 'Golden Hours (As you like it)' @ Les Théâtres de la Ville de Luxembourg
Anne Teresa De Keermaeker 'Work/Travail/Arbeid' @ WIELS


藤田貴大「CITY」@ 彩の国さいたま芸術劇場大ホール
柳楽優弥を主演に迎えたマームの最新作。
めちゃくちゃ期待してただけに、観劇後のがっかり感が半端なかった。。。
今まで観てきたマームの中で最もひどかった。。。
まさかのヒーローもの。。。なんで。。。
相変わらずのリフレインといつもにも増してダイナミックな部隊移動はよかったけど。
ちょっと冒険し過ぎたかな。。。つらたん。
そもそも東京を舞台にしてるのに埼玉や兵庫でやってる時点で違うでしょ。
なんか突っ込みだしたらキリのない舞台でした。。。
次回作に期待。


イキウメ「獣の柱」@ シアタートラム
初めて観るカンパニーだったけど、周りで評価が高いので行ってきました。
チケット取ろうと思ったらすでにほとんど完売で、追加公演でようやく取れた。すごい人気。
実際観に行った日も平日だったにも関わらず立ち見も出てたし。
「散歩する侵略者」って作品が映画化されたのもあるのかな。
全く無知識で観に行ったんだけど、SFもの。
とってもよくできてるんだけど、なんだろう、ほとんど入れなかった。。。
やっぱり僕はドラマツルギーが苦手。それなら映画でやってくれって思っちゃう。
今回のもまさに映画的で、映画でやったらもっと面白いと思う。
身体が見たい。躍動感を感じたい。もっと抽象的なものが欲しい。
それを満たしてくれるのはやっぱり地点なんだよなー・・・。
ということで、この間観た地点の新作が最高すぎたんだけど、それはまた次回。


5月は映画もほとんど観てなくて、展覧会も周りに促されて行った都現美ぐらい。
リニューアル記念と言いつつそこまで大きくは変わってなかった。2年ぐらい閉まってたのに。
まあ、こういう美術館のリニューアルってのはほとんど配管とかそういう部分なんだろうけど。
見える変化は漆器がスキーマの設計になってたり、ロッカーが手前に来たぐらい。
展示室は変わってないとは思う。
展示は企画展の「百年の網み手たち」とコレクション展示。
企画展では、岸田劉生の見たことのない作品が見られたり、戦前の牧野虎雄という作家を初見だったのだけど物凄く良かった。何者??
あと柏原えつとむ氏とウォーホルのマリリンが対峙してる展示室かっこよ過ぎた。
コレクション展はマーク・マンダース(多分あいちトリエンナーレで展示してたやつ)が収蔵されてて嬉しかった。
とまあ、そんなとこだけど、見ても損はないぐらいでしょうか。
やっぱり11月のダムタイプ展と3月のオラファーに期待しちゃいます。

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A'holic Selection01 "welcome to Atopia" 開催のお知らせ。

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6月3日よりA'holic Selectionを開催します。
要はpop-upの時にやってた選書コーナーの事です。
第一回は「welcome to Atopia」と題して、アート建築の「聖地巡礼」をテーマに。
展示予定書籍は以下。

“Peter Zumthor 1985-2013: Buildings and Projects” (2014) Scheidegger & Spiess

「内藤礼|1985-2015 祝福」(2015) millegraph

川俣正「アートレス―マイノリティとしての現代美術」(2001) フィルムアート社

「希望の美術・協働の夢 北川フラムの40年 1965-2004」(2005) 角川書店

村野藤吾建築案内 (2009) TOTO出版

赤瀬川原平「東京ミキサー計画」(1994) ちくま文庫

暮沢剛巳・難波祐子「ビエンナーレの現在」(2008) 青弓社

藤田直哉「地域アート 美学/制度/日本」(2016) 堀之内出版

「京都芸術センター開設10周年記念誌」(2011) 京都芸術センター

美術手帖2014年6月号「一生に一度は行きたい!世界のアートスポット」(2014) 美術出版社

Pen(ペン) 2018年 4/1 号「一度は訪れたい! 奇跡の建築。」(2018) CCCメディアハウス

“The Chichu Art Museum: Tadao Ando Builds For Walter De Maria, James Turrell, and Claude Monet" (2005) Hatje Cantz Pub

“TATEMODERN HANDBOOK’ (2000) Tate Publishing

“Henri Matisse: Chapelle du Rosaire of the Dominican Nuns of Vence” (1996) VENCE

“Guggenheim Bilbao: A Special Issue of Connaissance des Arts” (1998) Bilbao, Connaisance Des Arts

“Dia, the Collection in Beacon” (2003) Dia Art Foundation

“Chinati: The Vision of Donald Judd” (2010) Yale University Press

“Museum Insel Hombroich (German Edition): Die begehbaren Skulpturen Erwin Heerichs” (2009) Hatje Cantz

是非お越しください!

A'holic (エー・ホリック)
東京都新宿区新宿3-11-1 高須ビル3階
*新宿3丁目駅C-6出口より徒歩1分

tel & fax 03-6273-0132
mail info@aholic.com
web http://aholic.tokyo
IG @aholic_artlibrarycafebar
twitter @Aholic_tokyo

17:00-25:00 (月-木) 17:00-27:00 (金・土) 日休 6月10日(月)臨時休業
*急な変更はtwitterをご確認ください。


ところで今月で上京して丸1年が経ちました!
まだ1年、もう1年。ものすごく濃かった1年でした。
上京した日に行ったパークハイアット上のピークバーのさらにその上にあるニューヨークバーへ。
映画「ロスト・イン・トランスレーション」で出て来る憧れのバー。
来年はここでライブを見て再来年はこのホテルに泊まりたい!

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A’holic 開店日記 -内装完成編-

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令和に入りお店も無事一ヶ月を迎えました。
体調も崩すことなくなんとかやっております。
ということで早くも最終回内装完成編です。
撮影は全て友人のカメラマン大久保雄介くんによるものです。
是非みなさま足をお運びくださいませ!

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ジョゼフ・コーネル コラージュ&モンタージュ @ DIC川村記念美術館

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平成が終わる前に観覧記事。
4月に観に行ったやつ羅列。

展覧会
ジョゼフ・コーネル コラージュ&モンタージュ @ DIC川村記念美術館
志賀理江子「ヒューマン・スプリング」@ 東京都写真美術館
荒木悠展 : LE SOUVENIR DU JAPON ニッポンノミヤゲ @ 資生堂ギャラリー

映画
「マックイーン モードの反逆児」
「ROMA」
「新宿タイガー」
「ハイ・ライフ」
「ザ・バニシング 消失」

舞台
「毛皮のマリー」

なんか映画をやたら観てますね。
今月からお店が始まったけど案外支障もなく色々見れてます。
まずは展覧会。

何と言ってもコーネル。
川村記念美術館は遠いのであまり行きたくないのだけど笑
内容は行った甲斐があって素晴らしかった。
タイトルにもあるようにコラージュとモンタージュがメインなのだけど、それでも箱の作品も50点と充実の内容。
冒頭のコラージュは面白かった。
箱に至る前にコラージュで力を鍛えていたんだなぁと思わせる内容。
本当にセンスの塊。
箱50点がずらりと並ぶ様は圧巻。
どれも素晴らしい。。。欲しい。。。
あとはデュシャンとの手紙なんかも超貴重!
最後の映像はよくわからなかった。。。
久々のロスコルームも泣きました。
ニューマンルームがトゥオンブリールームになってたけど中途半端感。。。
敷地内はツツジや八重桜が咲いててGWでもお花見が出来ました^^
コーネル展は6月16日まで。

志賀理江子展は中身言っちゃうとネタバレになっちゃうから言えないけど、もっと広い空間で見たかった。
写真がボロボロになるだろうけど、野外のだだっ広い草原とか海岸とかでも良さそう。
写真美術館だとちょっとやっぱ狭かった。
上の階でやってる「写真の起源 英国」も中々面白かった。5月6日まで。
次の宮本隆司展も楽しみ。

荒木悠は期待はずれ。個展よりグループ展で生きる珍しいタイプかも。


今月見た映画は全体的に当たり多し。
マックイーンは期待してたけど期待を上回る内容。
最後は号泣してしまった。。。
マックイーンの貴重な映像や家族や周囲の証言などはもちろん、映像も美しく、ナイマンの音楽も最高。サントラ買っちゃった。
伝説となった1999SSのショーの舞台袖で頭抱えて感動してる無邪気なマックイーンが泣ける。


「ROMA」はNetflixで話題になったアルフォンソ・キュアロン監督作。
冒頭のオープニングシーンで心鷲掴みにされました。
映画が始まらない始まり。
ソフィア・コッポラの「Somewher」もそんな始まりかたで好き。
白黒の映像が本当に美しいし、緻密に計算されたカメラワークも素晴らしい。
惜しむらくは上映時間が長すぎること。
自分がここだろ!ってとこで終わることは稀だけど、今回は3回も肩透かし。
こういう映画は90分ぐらいにまとめてほしい。
にしてもなんでタイトル「ROMA」なん?

「新宿タイガー」は観に行こうか迷った末に観に行って大正解。
ミスター新宿と言っても過言ではない「タイガー」さん。
新宿で見たことない人の方が少ないんじゃないかな。
それほど見た目のインパクトがすごい。真ピンクの出立にタイガーマスク。。。
上映15分ほどであっさりマスク脱いだの笑ったw
見た目とは裏腹にめっちゃ明るいおっちゃん。御齢69歳。
もう50年ぐらいこの格好で新宿をうろついてる。
彼を追うと自ずと新宿の歴史に繋がって、新宿好きとしては見逃せないシーンがいくつか。
特に彼がよく通ってるゴールデン街の元青線の現場を見られたのは嬉しかった。
映画館出て歩いたら即効タイガーさん目撃したw

「ハイ・ライフ」はオラファーがアート監修してるってので観に行ったけどイマイチ。
「2001年宇宙の旅」の劣化版みたいでした。。。

「ザ・バニシング」は1988年のオランダ映画でなぜか今更日本初公開。
キューブリックも震撼したというサイコサスペンス。
脚本もカメラワークもめっちゃうまい。最後は確かに震撼した。
犯人役の人の存在感がめっちゃいい。
最後、地面を舐めるようなカメラワークは本当に怖かった。。。
なんで今まで公開されてなかったんだろう。。。素晴らしかったです。


最後に舞台。
近年樹木希林に市原悦子に訃報が多いので、美輪様がお元気なうちに。。。と思って。不謹慎ごめんなさい。
とは言え実際見るとあと20年ぐらい出来んじゃね?ってぐらい元気w
寺山修司の舞台だけど、前半は完全に美輪さんの趣味。食傷。。。
後半不安になりながら観てたけど、しっかり寺山ワールドになっててよかった。
今まで見た寺山の舞台で一番よかったかも。
美輪様、これからも元気に舞台にお立ちくださいませ!


来月は怒涛の舞台三昧!
令和も宜しくお願い致します!

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A’holic 開店日記 -改装編-

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開店から2週間!早い!
日々様々な出会いに感謝の日々です。お店開いて良かった!

さて、薄れゆく弥生の記憶。。。
先月は本当に怒涛でした。
とにかく改装改装改装の日々。
身も心もボロボロになりました。。。
お金がないのでほぼDIYです。
ここで作家時代の経験がフルに役に立ちました。
人生無駄なことなんて一つもないのです。
てことで大分薄いけど時系列で3月をフラッシュバック。

3月1日
契約!

3月2日
机や天井梁の解体。
次の日肩が上がらなかった。。。

3月3日
友人のご厚意でレンタカー借りて木更津のでっかいホームセンターへ。
木材やら材料を仕入れる。
合板15枚をカットしてもらうんだけど、カットが細かい&多いので店員とトラブる。
なんとか切ってもらって帰還。
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3月4ー8日
カットした木材をひたすら塗装&組み立て。
内装屋さんのご厚意でフィニッシュを貸して頂きなんとか本棚完成。
フィニッシュなかったらいつまでかかってたんだろう、と思うとゾッとする。。。
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3月10日
トイレ壁塗装。

3月11日−12日
まさかの宇部出張。

3月13日
酒屋さんとの打ち合わせ。
この辺り打ち合わせラッシュで頭がパンク寸前でした。

3月14日
椅子到着。
カウンター下床あげ制作。

3月15日
職人さんが入って天井&水回り工事。
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自分はトイレの床を剥がして、木材を貼る作業。
苦戦しつつも思いの外早く済んで良かった。
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3月16−17日
壁塗装。
壁には前の店の時のタバコのヤニで覆われてて、それはそれで味があって良かったんだけど、天井梁剥がしてパテ塗ったところとヤニの部分の色の再現性が不可能なため結局全部塗ることに。。。
色は薄い灰色。
しっかり二度塗りしました。
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3月18日
保健所調査。
この日にある程度完成しておかなければならず死に物狂いで間に合わせました。
調査はものの5分で終了。
これをパスしないと開店できません。

3月19日
融資相談。
夏に開業セミナーを受けた高田馬場にあるCASE新宿さんにて。
今回は都がやってる女性・若者・シニアのための低金利の融資制度を利用させてもらうことに。
若者。大体35歳以下なんですが、この制度はなんと39歳以下まで!アイアム若者!

3月20日
酒屋さんとの打ち合わせ。
具体的に入れるお酒を発注。
Wifi来たる。

3月21日
本運び込み。
家班と店班に分かれて総勢10名ほどの協力でなんとか運びました。
よくワンルームのマンションに入ってたな。。。って荷物の量。
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3月22日
本を本棚に。やっと見たかった風景が見えてきました。
NTT回線導入。

3月23−24日
仕上げ作業。あんま覚えてない。

3月25日
保健所から営業許可が下りた!
その営業許可持ってそのまま警察署へ。
深夜営業許可を取りに行くのです。
許可申請、一個一個慎重に。
撮影会。

3月26日
取材(詳細は後日)

3月27日
オフ

3月28日
看板設置。本当は31って言ってたのになぜか急に始まった。結果オーライ。
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3月29日
プレオープンに向けひたすら料理。

3月30日
プレオープン!!


てな感じです。遠い昔のようだ。。。
本当にたくさんの人に助けられました。
一人では到底できなかった。
この場を借りて感謝します。
特に解体工事を手伝ってくれたAちゃんや、木材買うの付き合ってくれたKさん。
本の運び出し手伝ってくれたみんな。
そして素晴らしい写真を記録してくれたYくん。
一人でやってると写真なんて撮ってる余裕なくて、危うく貴重な階層の記録撮り損ねるところでした。
これらの人々の半分以上が去年こっち出てから知り合った人たち。
ねえ、東京冷たいなんて誰が言ったの?
もうみんな温かすぎて泣きそうです。
やっぱ東京の人って色んなところから出てきてたり、新しい人を受け入れる土壌が出来上がってるから、新参者にとても優しい街だと思う。
このご恩はお店で返します!
頑張って永く続けるのでご贔屓に!

次回は内装完成編です。

「やっぱり悲劇だった」by 三浦基

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開店日記の改装編に行く前に閑話休題。
地点代表三浦基の新著のご紹介。
地点信者としては買わないわけにはいきません。
装丁は左綴じの横書きスタイルで表紙はアンダースローの愛おしい椅子たち。

以下内容抜粋。
まずは本のタイトルの一部にもなってる書き下ろしのテキスト「悲劇だった」から。

"シェイクスピアの40近くある戯曲のタイトルを眺めれば、ある単純なことに気がつく。人名がタイトルの場合が悲劇、それ以外が喜劇の確率が高いということだ。
(中略)
悲劇とは何かを問う。タイトルが名前であること。マイネームの人物が世界を背負うこと。そして肝心なのは、その世界を観客が疑わないこと。これらの条件がそろったときに、ようやく悲劇は成立する。そして大抵の悲劇では、王や将軍、妃、王子、姫などの取り替え交換不可能な英雄たちが翻弄される。このように限定された人々を弄ぶ仕掛けとしてドラマを押し進める道具が「運命」となる。運命がその力を一番わかりやすく誇示できるのは、死。だから、悲劇では人がよく死ぬ。
(中略)
チェーホフは死よりももっと重い事実、つまり、そう簡単に人は死ねない、と悟ったわけだ。運命のもとにマイネームに苛む者たちを殺してきたわけだが、ここにきてその事情が変更されたのである。"
  
             

この後カモメのニーナとトレープレフの話にもなるけど、悲劇の絶対的条件として、「名を背負う」ということが重要、と三浦さんは言います。
市井の人の悲劇は悲劇たり得ない。
ニーナの有名なセリフに
「わたしはーーかもめ。・・・いいえ、そうじゃない。わたしはーーー女優。そ、そうよ!」
というのがありますが、彼女は「わたし」にすらなり得ないのです。
それ故チェーホフは自身の作品を「喜劇」と言い切ったのです。

続いてイプセンの「人形の家」に関して。

”批評家は『人形の家』をいたずらに社会劇とか問題劇と呼んでみたりした。ノーラは女性解放運動などと何の関係もないはずだった。政治的に読むことの愚かさを、つまり解釈を身につけることの罪はこうして生まれたのである。近代劇が教条主義的でつまらない心理劇に陥るこの路線は、悲劇が不可能になっている状況に目を向けず、誰でもヒーロー、ヒロインになれると思っている呑気さに原因があったのではないか。”

中々辛辣ですが、これは本当に的を得ていると思います。
いまだにハリウッド映画や日本映画でも平気で人を殺して涙を誘ってますが、あんなの嘘幻だし命はそんなに軽くない、といつも見ていて腹が立つんだけど、まさに上で三浦さんがおっしゃってる、悲劇が成立しない現代においても悲劇に無理矢理押し込んで行こうという無茶がイラつかせるんだと思います。
この本で何度も言われるのが、「人は何者にもなれない」ということです。
特に近代以降の現代は、「わたし」は「わたし」だけでなく「あなた」や「だれか」になるということ。
テレビやSNSで常に誰かの「声」に触れられてしまう今は特にそうなんだと思います。
以下スタニスラフスキー・システムやリアリズムを否定する段でも語られます。

”「自分が誰でも良かった」という犯人を目の前に、私たちは、驚きつつもそれがあり得ると認めているのだから。いつ刺されるかもわからない現実は、何も今日に始まったことではない。無差別殺人とは、何が無差別なのか。いうまでもなく、自分も他人も等しく「誰でもない」ということ。戦争がテレビで見られるようになって、むしろ私たちはそのことに嫌でも気づかされている。自分が誰にもなれない無力感は、傍観者の特権などではもちろんない。誰だって、突き詰めれば自分を殺すしかなくなるのだ。だから無差別とは他殺プラス自殺だと言える。ここで重要なのは、そう簡単に観客が死んでたまるかということ。”

”近代とは人間の尊厳というものが、問い直された時間だった。人間の生死が一対一の決闘で左右される時代から、あっという間に大量殺戮、無差別殺人の時代へと突入してゆく。名誉や尊厳といったものはどんどん小さくなってゆく。その兆しをチェーホフは、正確に掴んでいたが、スタニスラフスキーにはわからなかった。なぜスタニラフスキー・システムではダメなのか?俳優が一人一役を生きることはもはやできなくなっていることに気づいていないからである。
(中略)
問題。人は死ぬ。劇は人を殺してきた。観客は、その死ぬ人物に感情移入してきた。劇はその人を埋葬してきた。つまり名前を与え続ける行為を俳優は疑わなかった。俺がハムレットを演じる担保は、ハムレットが構成、名を残す存在だからという無自覚の前提があった。ハムレットを演ずるということに対する疑いはここには存在しない。チェーホフの登場人物は、すでにその疑いの中で生きはじめていた。”



「現代は喜劇である。」
タイトルとは相反しますが、三浦さんの結論はこうかも。
さらに続くなら、「それの何が悪い?」でしょうか。
僕が大学に入った時に最も驚いたのが、周囲の人の多くが「自分探し」という言葉を口にしていたことでした。
僕にとって「自分」なんてのは瑣末なことで、むしろそれを取り巻く世界にしか興味がなかったんです。
今でもそうですが、僕は僕に興味がないです。
自分は誰にもなれないし誰にでもなれる、という確信が子供の時からありました。
なので、今回の三浦さんのテキストはスッと入ってきたし、地点の舞台にここまで心酔してしまう理由がなんとなくわかった気がします。
地点の舞台では、一応みんな役はありますが、それが混じる瞬間が何度もあるのです。
特にこないだの「だれか、来る」なんてのは、二人で一役をやっちゃうんだから、本当に狂ってるよなーと歓喜したものです。
僕らは決して「Born this way」じゃないと思います。
ガガのこのヒット曲にも出てきますが、この考え方は「神」が前提なんです。
でも、もうそんなのいないですよね、多分。
少なくとも僕に信仰なんてものはないし、三浦さんのこの本にも言葉はきついですが「信仰とは芸術にとってひとつのさぼりである」とすら言っちゃってて、まさにその通りで、人ってそんな単純じゃねーよ、と言いたいわけです。
むしろ自分が自分になれないからこその豊さがあるはずだと僕は思います。
改めてそのことを噛み締めた一冊でした。

他にも地点の舞台裏みたいなのも書かれてるし、地点ファンならなお楽しめる内容!ぜひ!

A’holic 開店日記 -物件探し編その2-

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前回の続き。

不動産屋さんが「では話を進めましょう」と言ってくれておまかせすることに。
それから数週間後に電話がかかって来て、店主も乗り気だとのこと!
しかし突きつけられた条件が?って内容だったので、それでは受け入れられませんと告げる。
この時めちゃくちゃ落ち込みました。
なんせ三ヶ月探し続けてようやく見つけた理想郷がもう少しで手に入りそうだったのに手に入らなかった。。。
深いため息をついて、それでも落ち込んでる暇はないので改めて物件探しリスタート。
しかしその数日後、店主が心変わりして?な条件はナシにして、造作譲渡代を払ってくれたら譲るとのこと!!
造作譲渡代とは、居抜き物件の予めある店のカウンターやら備品やらを買い取るお金。
これは店主が勝手に決められるわけですが、ちょっと高かったので値下げ交渉したらあっさり下がったので、物件をここで決めることに。
ようやくここまでたどり着いた。。。辛かった。。。辛かったよ。。。

後日改めて店主さんと不動産屋さん3人で会ってご挨拶。
なんとか円満に決めることができました。
さらに後日、友人に紹介してもらった内装の人と内見。
内装屋さん曰く、造作譲渡代が高すぎるとのこと。
しかし一度下げてもらってるし、ここで更に値下げ交渉して、だったら他の人に譲るとなったらもう立ち直れない。。。
そこは駆け引きなんですが、僕はもう値下げせずにそのまま行くことにしました。難しい。。。
だってどうしても欲しかったんですもの。
中身もいいし、場所も最高だし、なんせ家賃が安い!
この立地でこの広さでこの値段。。。不思議すぎるぐらい安いんです。
ラッキーでした。
物件探しは根気や努力も必要だけど、それ以上に運やご縁といった自分ではどうしようもならない部分がでかすぎる。
とはいえ情報は足で稼ぐしかないのです。
わかったのは、いい物件は物件情報になる前に取られてるということ。
不動産屋さんに行って出てくる情報や、ましてやネットに出てる情報なんてもはや残り滓です。
不動産屋さんといかに関係作って、情報出す前に知らせてもらうのかが大きなカギです。
どんなに足蹴にされて心折れそうになっても通いつめましょう。
きっとそういう地道な努力に運や縁も引っ張られるはず!

と、ここまでは良かったんですが、前の店主さんが1月いっぱいまではやりたいとのことで、その時点で9月。
本当はすぐにでも動きたかったんだけど、そういうことなら仕方ない。
まあ、そこから何度かお店で飲んでシミュレーションも出来たし良かったといえば良かった。
大体の居抜き物件って、内見の時には閉店していて、どういう人がやってて、閉店理由も曖昧だし、どういう営業してたのかも謎だけど、それが目の前で見られるわけだから不審な点もなく引き継げるのでとてもいいです。
とはいえ9月から長かった。。。
決まってるのか決まってないのか宙ぶらりんな気分で過ごした数ヶ月も中々苦しかった。。。
特に今年に入ってから、肝心要のビルのオーナーさんとの面談が延びに延びたのが辛かった。。。
前の店主には許可もらってるけど、オーナーの審査通らなかったら借りれないですし。
本当は1月中に面談だったのが2月に入っても会えず、ようやく会えたの2月22日でした。
なんせこれまで飲食の経験もないので、そんな人に貸せないとなる可能性だって大いにありうる。
2月入ってから、こんだけ待ったのにもし許可がおりなかったらどうしようと不安な日々。
中々寝付けず、悪夢すら見ました。。。
で、22日にお会いして、一世一代のプレゼンをしました。
声震わせながら一所懸命にやったのですが、オーナーからはあっさりオッケー。
肩透かしでしたが結果オーライ笑
どうもオーナーさんは他にお仕事もされてて、単純に多忙により会えなかっただけだったみたい。
いやー良かった。。。良かった。。。
2月22日。ニャンニャンニャンの猫の日。忘れません。


物件探しはここまでなんですが、最後におもしろエピソード。
前の店主さんなんですが、驚くご縁がありました。
3月1日に無事契約を終えて、友達の友達で写真やってる人が落合南長崎でバーを始めてオープニングがあるから行かない?と誘われて、なんだか他人事に思えず行ってみました。
友人はそこにいた人と話し込んでしまって、アウェイで一人寂しくカウンターで呑んでたら、隣の人が話しかけてくれて、お店の話とかしてたら盛り上がって仲良くなりました。
すると突然その人が「会わせたい人がいるんですがお時間ありますか?」と言い出し、「ありますよ」と答えたところ、そのバーから数分の椎名町にある、家でバーをやってるという老夫婦のところに連れていかれました。
ガチで家で、これぞ本当のダイニングバーと言わんばかりにダイニングにカウンターが!
で、その老夫婦、二人とも新宿生まれ新宿育ちで、特に新宿三丁目では人生の全てを教わったとのこと。
僕がその場所でお店やると知って、まるで親のように心配してくれて、最後は「おとうさーん」とハグして別れました笑
後日チラシができたので持って行くと、「自分の知り合いがやってる店を紹介してやる」と言って、チラシの裏に書いてた地図に3つ印を入れてくれました。
そのうちの1個がやけに自分の店と近くて、話聞いたら、なんと前の店主の店でした!笑
世界狭すぎ。。。
前の店主とは、自分の息子もそこでバイトさせたこともあるし、自分が結婚式の仲人までやった深い仲とのこと!
怖いぐらいのRPG感w
椎名町なんてまず行くことのない場所だったし、ましてやそんな家の中にあるバーなんて一見で入りようがないのに。。。
そこから前の店主とも一気に親しくなって、初日にも来てもらえました。


続いては改装編です!


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A’holic 開店日記 -物件探し編その1-

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開店して1週間経過しました。
おかげさまでなんとか問題なくやれております。

この辺でここまでの道のりを振り返る余裕も出てきました。
このブログ読んでる人でお店出そうという人は中々いないだろうけど、何かの参考になれば&自分の備忘録的に記しておきます。
ということで物件探し編。
長いので読みたい人だけどうぞ。



お店を始めるのに最初の難関にして多分最大の難関が物件探しです。
物件がないと何も始められません。当然ですが。
何が大変って、まず不動産屋さんに話を聞いてもらうまでが大変。
とりあえず自分が出したいエリアの不動産屋さんを虱潰しに回るわけですが、個人で店舗物件探してる人への扱いが凄まじくひどい!
もうね、客扱いどころか人間扱いすらしてもらえません。
ほとんどの不動産で「店舗物件探してるんですが」と一言言った途端「ないない」といって取り合ってもらえません。
実際お店出したい人なんて山ほどいるし、それに対して物件が少ないのはわかるけど、鼻から足蹴にされます。
まあ、不動産屋の立場からすれば個人の開業者なんて金にならない仕事なんだろうけどさ・・・。
何度も心折れそうになりながらへこたれずに次々回ります。
このために上京したんだからこんなことでへこたれてる場合ではないのです。

やっと席につけて話を聞いてもらっても今度は理想通りの物件なんてそうありません。
そりゃ理想100%なんてのはないのはわかってるけれど、こっちも人生かかってるんで妥協するにも限度があります。
せめて70点ぐらいまでの物件が欲しい。。。
エリアを広げればそりゃ見つかる可能性も高くなるんだろうけどどうしても新宿にだしたかったので新宿中心に探す日々。
妥協して高円寺とか新宿から一本で行けるエリアも探したけれど、それでも中々巡り会えない。。。
ちなみに僕の物件の理想は以下。

・新宿
・5坪以上10坪以内
・家賃15万円以下
・居抜き

居抜きというのは、前の店の状態のまま賃貸できる物件です。
その逆がスケルトンで、全くのゼロから内装を作り上げる物件。
後者だと自分の好きなように内装ができるけど、何と言っても金がかかりすぎる。
そう、金です、金。
家賃も15万以上は中々厳しい。
この家賃の壁が高かった。新宿だもの。
ネットにも居抜き専門の物件サイトとかもあるのでひたすら登録。
毎日物件情報がメールで届くんだけど、上記の理想のものは中々出てこず。。。
そうこうしているうちに物件探しだしてから二ヶ月が経過。
ある日家賃的にはちょっとオーバーだけど、新宿で理想に近い物件情報が!
早速内見の申請をして後日現地へ。
到着するとネット業者の担当者と地元不動産屋さんがいて、3人で内見。
中を見るとめちゃくちゃ狭いし汚い。。。理想からは程遠い。。。
また違うのかと落胆。
とりあえずその場は解散して、ネット業者の担当者に違いましたと報告。

次の日その物件の近くで改めて当たろうと出向いた不動産屋さんで、前日の内見で立ち会ってた不動産屋さんが出てきた!
「昨日の人ですよね?」
と話しかけると「あぁ、昨日の!」となって話を聞いてもらう。
そういう偶然もあって親身に聞いてもらえたのだけど、肝心の物件は今の所ないとのこと。
また来ますと言って立ち去り、再び物件探しの日々。。。
時間だけが過ぎていき、気がつけばそれから一ヶ月。
再び上記の不動産屋さんに行き、話を聞いてくれたKさんに挨拶をする。
ちなみに話を聞いてもらえた不動産屋さんには一月に一回は顔を出すようにしてました。
結局こういう地道なやり方でしか関係築けません、実際。
物件が出た時に連絡してくれるのって、やっぱり顔覚えてる人。
不動産屋さんも人間なので、結局こういうアナログな繋がりが大事なのです。
で、「何か新しい物件出ましたか?」と聞きに行ったところ
「いい話があるよ」
とのこと!
なんでも近くのバーの店主と会った時にやめようか相談されたとのこと。
なんですかその「桐島、部活やめるってよ」的な話はw
とりあえず僕が気にいるかわからないので一度飲みに行ってスパイしなさいとのこと。
ってことでその日に潜入。
もうね、階段の時点で惚れた。
階段には舞台のポスターが貼ってあって、アングラ感満載!三階でしたが。
僕の理想も1階以外だったのでそこもクリア。
1階だと一見が入りやす過ぎて変な人もたくさん来そうなので。。。
商売的にはいいんだけど、僕はそういう店にしたくないのです。
で、中に入ってびっくり。
これや!理想すぎる!!!!
もうアドレナリンやらドーパミンやら出まくり。
興奮を隠しつつ席に座りウイスキーを注文。
ちびちび飲みながらメモ帳に店の内観をメモ。完全に怪しい客ww
おかわりも頂き退散。
次の日早速不動産屋さんに報告。
「気に入りました!!!」


つづく

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A'holic開店しました。

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4月1日、新元号「令和」が発表された日にA'holic開店しました!
それに先駆け3月30日には身内のみのプレオープンを開催しました。
もう床が抜けるんじゃないかというぐらいのすし詰状態で感謝感謝!
今後ともご贔屓によろしくお願いします!

A'holic (エー・ホリック)
東京都新宿区新宿3-11-1 高須ビル3階
*新宿3丁目駅C-6出口より徒歩1分

tel & fax 03-6273-0132
mail info@aholic.com
web http://aholic.tokyo
IG @aholic_artlibrarycafebar
twitter @Aholic_tokyo

17:00-25:00 (月-木) 17:00-27:00 (金・土) 日・月曜の祝日休
*急な変更はtwitterをご確認ください。



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