fc2ブログ

アルケミエ辰巳蒸溜所

m - 1

即売切御免の人気の辰巳蒸溜所の新作ジン、その名も「メタボリズム」が入荷しました。
ヒノキ、シロモジ、犬啼谷の柚子、ベルベーヌなどを使ったジンです。
なぜ「メタボリズム」なのかは不明ですw
そしてなんと、岐阜県は郡上八幡までこのジンを製造している辰巳蒸留所に行って参りました!


郡上八幡へは岐阜駅からバスで。
バスに乗る前にまずは岐阜駅の近くにある関祐介設計の昨年オープンしたパン屋さんVAATで朝食を。
店内撮影禁止だったので代わりに近くにあったみゆき好きならつい反応してしまう屋号のスナック(?)を。(閉業してました)
m - 1 (1)

腹も満たしてバスに乗車し揺られること1時間超で郡上八幡へ。
郡上といえば「郡上おどり」。
毎年7月中旬から9月上旬まで32夜連続で踊り続け、お盆には徹夜で踊るという奇祭。
祭嫌いの私には地獄みたいなイベントです。。。
今回は幸いそんな鬼畜なイベントではなく、町屋オイデナーレというのがやってました。
郡上の古い町並みになんとなく着物の人がちらほらいて、タイムスリップしてみよう的なイベントでした。
そんなことより郡上八幡とても良い町でした。
郡上は「水の町」とも言われていて、中心を雄大な吉田川が流れていて、あちこちに水が流れています。
その水がなんと綺麗なこと!!透明度ほぼ100%!
やたら太った鯉がそこかしこで泳いでました。
m - 1 (1)

m - 1 (4)

m - 1 (3)

m - 1

m - 1 (2)

m - 1 (5)

m - 1 (6)

m - 1 (8)

m - 1 (9)

m - 1 (7)

m - 1

町屋を改修した一棟貸しのアートホテル「木ノ離」もイベントのおかげで中を見学できました。
m - 1

m - 1 (2)

m - 1 (3)

m - 1 (4)

m - 1

この辺りは食も豊かで、鮎に飛騨牛に鰻とありすぎてどれも食べたかったけど、途中で「鶏ちゃん」という文字を見つけてしまい昼食はそこで決まり!
夏クールでやってた池井戸潤原作のドラマ「ハヤブサ消防団」で登場してて食べたいなと思っていたのです。
あのドラマ岐阜県が舞台だったのね。
最後はうどんを入れて最高に美味でした!ビールが進む!
これから蒸留所に向かうことを忘れそうになる。。。
m - 1

郡上八幡、ちょっと近江八幡に似てるなと思いました。
八幡って名前も似てるし、古い町並みにそこかしこに流れる水、そして美味しい食材たち。
以前行ったMITOSAYAは周りに何もなかったのもあり、今回も全然期待してなかったので嬉しい誤算。
一緒に行ったKさんがいなかったら蒸留所に直行直帰するところだった。。。多謝!
というわけでようやく蒸溜所へ!!

蒸留所は町中から歩いて15分ほど。
そこまで行くとまじで何もないし、人っこ1人いない。。。
ようやく蒸留所が見えてきたと思ったらそこにはどこから湧いてきたのかと思うぐらいの人人人!!!!
行列に並んでゲットしたのが冒頭のジン。
この行列はしばらくするとすっかりなくなって普通に買えるようになってましたw
m - 1

m - 1 (1)

m - 1 (2)

m - 1 (3)

なんでこんな場所にこんなに人が多いのかというと、そもそもこの蒸溜所は年に数回しかオープンしないのです。
毎年オイデナーレの時期はオープンしていて、とても貴重な機会なのです。
MITOSAYAの時もそうだったけど皆さん遥々凄いよね。。。
とはいえMITOSAYAよりか場所は全然マシ。あそこはバス停から徒歩40分だったからね。。。
それにしても思ったより蒸留所小さくてびっくり。
いつもはここで辰巳さんが1人でお酒を造っています。
そりゃ生産量も少ない希少なお酒なわけだ。。。
蒸留器も見事で、特にカブト釜式蒸留器と言われる、杉樽の上に乗ってる江戸から明治期に使われていたという焼酎の蒸留器は希少。
東南アジアで穀物を蒸していた道具が蒸留器へと応用されたもので、その蒸留方法はかなり効率の悪いものらしいんだけど、より芳醇な個性のある美味しいお酒に仕上がるとのこと。
ここのアブサンも最高で、国内アブサンを製造してるのは5社ぐらいしかないのだそう。
そりゃ他より美味しいわけだよね。
m - 1 (2)

m - 1 (1)

m - 1

目的のお酒も購入できたので、併設の「酒屋あぶしん」へ。
迷った末、「イン・サーチ・オブ・ロストタイム」という紅茶のカクテルをいただきました。
「失われた時を求めて」と絡めててオシャレ過ぎ!!そして美味しすぎた。。。
m - 1 (3)

m - 1 (4)

m - 1 (5)

m - 1 (6)

m - 1 (7)

m - 1 (8)

m - 1 (9)

m - 1 (10)

因みに上の写真にちらっと写ってるグレイのパーカーの方がここの主辰巳祥平さん。
どんな偏屈オヤジがやってるのかと思うぐらいのこだわりなのに実はまだ30代半ば。
大学で醸造学を学んだ後、国内外の焼酎蔵や日本酒蔵、ワイナリーで酒造りに携わり、たどり着いたのが郡上八幡。
決め手はフランスのアブサンの生産地であるポンタルリエと同じ地形だったからだそう。
29歳で移住し、そこからかつてシルクスクリーンの部品を製造していた工場を改装して、一人でスピリッツの蒸留所を立ち上げたのが2016年。
蒸留所裏には犬啼川が流れていて、その水こそがこの酒を造っていると言っても過言ではないほど重要なのです。
ここの土壌はジュラ紀後期と同じ約1億9960万年前~約1億4550万年前まで続く地質で、鍾乳洞を形成する石灰岩層を通った水が流れています。
蒸留器もそうですが、この町に来て水の重要さが痛いほどわかった気がしました。
このあたりの詳しい説明は以下にリンク貼っておきます。
日本のスピリッツの可能性。岐阜県〈辰巳蒸留所〉BRUTUS
蒸溜所探訪 Vol. 2「日本・岐阜 巳蒸留所」LIQUL

蒸留所からの帰り道には新たにできたハーブ倉庫が。
ここでまた新たなお酒ができるかと思うと楽しみすぎる。
開業前に雑誌で見て以来行きたかった場所だったので感無量。
郡上八幡の町も最高だったのでまたいつか訪れたいです。
オープン日は酒屋あぶしんのFacebookにて。
m - 1

「今村源 遅れるものの行方」展 @ 水戸芸術館

IMG_9586.jpeg

今年後半で最も楽しみにしていた展覧会。
水戸、遠すぎだけどこれは逃すわけにはいきませんでした。
結果大満足。
水戸芸が今村さんのプレイグラウンドになってた!!!
御年66歳。どんどん表現が若くなっていく様は圧巻。
作品には一切説明がないけどそれもそのはず。
説明不要の最高の展示でした。
ということで説明なしに写真だけ載っけます。
超絶おすすめ。DON'T THINK! FEEL!! 来年1月28日まで。こちら
カタログは1月末とのことだったので買えず。絶対欲しい!

IMG_9587.jpeg

IMG_9588.jpeg

IMG_9589.jpeg

IMG_9590.jpeg

IMG_9591.jpeg

IMG_9592.jpeg

IMG_9593.jpeg

IMG_9595.jpeg

IMG_9596.jpeg

IMG_9597.jpeg

IMG_9598.jpeg

IMG_9600.jpeg

IMG_9602.jpeg

IMG_9604.jpeg

IMG_9605.jpeg

IMG_9606.jpeg

IMG_9608.jpeg

IMG_9609.jpeg

IMG_9612.jpeg

IMG_9613.jpeg

IMG_9614.jpeg

IMG_9615.jpeg

IMG_9618.jpeg

IMG_9621.jpeg

IMG_9622.jpeg

IMG_9624.jpeg

IMG_9626.jpeg

IMG_9627.jpeg

IMG_9629.jpeg

IMG_9630.jpeg

IMG_9632.jpeg

IMG_9636.jpeg

IMG_9637.jpeg

IMG_9639.jpeg

IMG_9641.jpeg

IMG_9642.jpeg

IMG_9643.jpeg

IMG_9644.jpeg

IMG_9645.jpeg

IMG_9646.jpeg

IMG_9647.jpeg

IMG_9648.jpeg

IMG_9652.jpeg

IMG_9653.jpeg

IMG_9654.jpeg

IMG_9656.jpeg

IMG_9658.jpeg

IMG_9659.jpeg

IMG_9661.jpeg

IMG_9662.jpeg

IMG_9664.jpeg

IMG_9667.jpeg

IMG_9670.jpeg

IMG_9671.jpeg

IMG_9673.jpeg

IMG_9675.jpeg

IMG_9676.jpeg

IMG_9679.jpeg

IMG_9682.jpeg

IMG_9685.jpeg

IMG_9687.jpeg

IMG_9690.jpeg

IMG_9691.jpeg

IMG_9692.jpeg

IMG_9698.jpeg

IMG_9700.jpeg

IMG_9702.jpeg

IMG_9704.jpeg

IMG_9705.jpeg

IMG_9706.jpeg

IMG_9707.jpeg

IMG_9708.jpeg

IMG_9709.jpeg

IMG_9710.jpeg


おまけ。
この日(11/12)、渋谷のハチ公が西野達にジャックされたとのことでなんのついでもないけど行ってきました。
馬鹿馬鹿しいけど超大掛かり。さすがでした。
IMG_9718.jpeg

IMG_9719.jpeg

IMG_9723_202311131343001e3.jpeg

パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展―美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ @ 国立西洋美術館

IMG_9925.jpeg

日本では実に50年ぶりとなるキュビスム展へ。
確かにここまで大々的に「キュビスム」をフィーチャーした展覧会は個人的に初。
今回はポンピドゥー・センターから大量に作品が貸し出されており気合を感じます。
ポンピドゥーはこないだのマティス展でも活躍してましたが、2025年末から改修工事により5年も休館しちゃうので世界中に貸し出すことによって資金集めをしてるのではと勘ぐったり。
それは置いといて中身ですが、正直アーティゾンのアブストラクト展のように、途中から全部一緒やん!って飽きてしまうんじゃないかと勝手に危惧してたんですが、キュビスムって案外多様で、絵画はもちろん立体もあるので最後まで飽きずに観られました。
そもそも最初のセザンヌからやられた。
やはり彼は近代絵画の父でありキュビスムの始祖。
彼のあの斜めに走る独特のタッチは見ても見ても見飽きない魅力があります。
ってこれはポンピドゥーではなくポーラ美術館所蔵。流石にいいもの持ってる。。。
そこからゴーギャンやルソー、さらにはアフリカの彫像や仮面、さらには呪物まで展示されてて、いつもなら人が多くて並んでる列はすっ飛ばすのにここは飛ばせませんでした。
2章以降は「分析的キュビスム」で、この辺は色もくすんでるし全部一緒に見えるのでほぼスキップ。
ブラックがセザンヌを意識して描いた風景画が興味深かったです。
レジェあたりから色彩が復活して観ていて楽しい展示が続きます。
個人的に熱かったのは8章のデュシャン兄弟の登場。
3兄弟イケメン過ぎて辛い。
マルセルの初期の絵画からレイモンの「メゾン・キュビスト」まで。
キュビスムの運動が建築にまで及んでるのは面白いですよね。
そこからブランクーシにシャガール、モディリアーニ、未来派とキュビスムの成熟を思わせる作品が続き、レジェの映像作品で終わる展開は非常にスムーズで素晴らしかった。
ここまでキュビスムを総ざらいする展覧会はそうそうないと思うので是非。来年1月28日まで。こちら
3月20日からは京都の京セラに巡回するそうです。
それにしても昨年の「自然と人のダイアローグ」といい、リニューアル以降の西美すごい。
そもそも建物がコルビュジエによる世界遺産って時点で凄すぎだし、コレクション展もドキュメンタリー映画観た後だと見え方新鮮だし、来年はなんと現代美術の展覧会「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?」が開催されるってんでまた行かねば!

P1270167.jpeg

P1270177.jpeg

P1270183.jpeg

P1270186.jpeg

P1270190.jpeg

P1270192.jpeg

P1270194.jpeg

P1270198.jpeg

P1270200.jpeg

P1270202.jpeg

P1270207.jpeg

P1270208.jpeg

P1270210.jpeg

P1270212.jpeg

P1270216.jpeg

P1270220.jpeg

P1270222.jpeg

P1270226.jpeg

P1270230.jpeg

P1270236.jpeg

P1270239.jpeg


いのちをうつす ―菌類、植物、動物、人間 / 動物園にて ―東京都コレクションを中心に @ 東京都美術館 (-2024/1/8)
IMG_9929.jpeg

スタジオ35分の酒航太さんが参加されてるというので観に行ってきました。
前者の「いきものをうつす」は正直何の感想もなかった。。。
酒さんも参加されてる後者の「動物園にて」は小企画ながらも、上野という場所柄もあって、上野動物園を起点に動物園そのものの歴史を美術の観点から検証するという非常に意欲的で魅力的な展覧会でした。
あまり時間がなくてじっくり観られなかったのが悔やまれます。。。
あと、ここは写真撮影禁止。撮りたいものが山ほどあったのに泣
内容に触れると、動物園で撮った昭和のホームビデオから始まり、動物園が出来る前の動植物の資料に現在の東京藝大で行われた園内の写生の作品群、図案家・田井正忠による上野動物園のポスターや入場券の下絵、さらには戦中のスパイ、ゾルゲをテーマに上野動物園を背景にした米田知子の写真に、林隆喜や東松照明の写真、相笠昌義の絵画、そして最後は酒さんの写真群でフィニッシュ!!
こんな小さな企画にするのは勿体無いほどの内容でした。
ゾウの「ハナコ」の映像でほっこりも出来るし、ここだけでも観る価値あり。


私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために / MAMコレクション017:さわひらき / MAMプロジェクト031:地主麻衣子 @ 森美術館 (-2024/3/31)
IMG_8976.jpeg

全く興味のないテーマなので期待はしてなかったけど本当に面白みがなかった。。。
冒頭のハンス・ハーケの意外性と、アピチャッポンの映像と、第2章の「土に還る 1950年代から1980年代の日本におけるアートとエコロジー」、そして前の展示の壁とかをそのまま使ってたぐらいかなぁ。
期待してたさわひらきの「hako」のミニチュア版も中途半端な感じ。。。
地主麻衣子の展示はよく分からなかったけど最近の人の展示を観られるのは単純に嬉しい。

IMG_8977.jpeg

IMG_8978.jpeg

IMG_8980.jpeg

IMG_8982.jpeg

IMG_8888.jpeg

IMG_8983.jpeg

IMG_8985.jpeg

IMG_8986.jpeg

IMG_8987.jpeg

IMG_8990.jpeg

IMG_8991.jpeg

IMG_8994.jpeg

IMG_8996.jpeg

IMG_8997.jpeg

IMG_8998.jpeg

IMG_9004.jpeg

IMG_9002.jpeg

IMG_9006.jpeg


おまけ。
アートではないんだけど、気になって科学博物館の「和食展」へ。
実は初の科博だったんだけど、めちゃくちゃ良かった!!何故今までスルーしてたんだろうか。。。
前回の「毒展」も気になってたけどタイミング合わず行けなかったので今回は行けて良かった。
大量の家族連れやカップルで賑わう中おじさん1人ではしゃいで写真撮りまくってました死
「和食展」も、ペリーや信長、天皇の食事や各地の食べ物が観られて楽しかったし、地球館は恐竜や動物の模型にワクワクしたし、何と言っても日本館の建物の美しさ!!!
展示も日本列島の地形から歴史までめちゃくちゃ面白かった。。。
広すぎてめちゃくちゃ疲れたけど充実の時間。
というわけで撮りまくった写真をここに貼っておきます。

EVENT 2023 - 1 / 1

EVENT 2023 - 1 / 1 (1)

EVENT 2023 - 1 / 1 (2)

EVENT 2023 - 1 / 1 (3)

EVENT 2023 - 1 / 1 (4)

EVENT 2023 - 1 / 1 (5)

EVENT 2023 - 1 / 1 (7)

EVENT 2023 - 1 / 1 (8)

EVENT 2023 - 1 / 1 (9)

EVENT 2023 - 1 / 1 (10)

EVENT 2023 - 1 / 1 (11)

EVENT 2023 - 1 / 1 (12)

EVENT 2023 - 1 / 1 (13)

EVENT 2023 - 1 / 1 (14)

EVENT 2023 - 1 / 1 (15)

EVENT 2023 - 1 / 1 (16)

EVENT 2023 - 1 / 1 (17)

EVENT 2023 - 1 / 1 (18)

EVENT 2023 - 1 / 1 (19)

EVENT 2023 - 1 / 1 (20)

EVENT 2023 - 1 / 1 (21)

EVENT 2023 - 1 / 1 (22)

EVENT 2023 - 1 / 1 (23)

EVENT 2023 - 1 / 1 (24)

EVENT 2023 - 1 / 1 (25)

EVENT 2023 - 1 / 1 (26)

EVENT 2023 - 1 / 1 (27)

EVENT 2023 - 1 / 1 (28)

EVENT 2023 - 1 / 1 (29)

EVENT 2023 - 1 / 1 (30)

EVENT 2023 - 1 / 1 (31)

EVENT 2023 - 1 / 1 (32)

EVENT 2023 - 1 / 1 (36)

EVENT 2023 - 1 / 1 (34)

EVENT 2023 - 1 / 1 (41)

EVENT 2023 - 1 / 1 (33)

EVENT 2023 - 1 / 1 (35)

EVENT 2023 - 1 / 1 (37)

EVENT 2023 - 1 / 1 (38)

EVENT 2023 - 1 / 1 (39)

EVENT 2023 - 1 / 1 (40)

EVENT 2023 - 1 / 1 (42)

EVENT 2023 - 1 / 1 (43)

EVENT 2023 - 1 / 1 (44)

EVENT 2023 - 1 / 1 (45)

EVENT 2023 - 1 / 1 (46)

EVENT 2023 - 1 / 1 (47)

EVENT 2023 - 1 / 1 (48)

第八次椿会 ツバキカイ8 このあたらしい世界 “ただ、いま、ここ” @ 資生堂ギャラリー

IMG_9239.jpeg

最近観た都内ギャラリー展示まとめ。
今月はアートウィーク東京もあったので目白押し気味。

まずは東の展示から。
第八次椿会 ツバキカイ8 このあたらしい世界 “ただ、いま、ここ” @ 資生堂ギャラリー (-12/24)
3年毎にメンバーを替えながら続いている資生堂の椿会の第八次椿会。
メンバーは杉戸洋、中村竜治、Nerhol、ミヤギフトシ、宮永愛子、目。
2021年に始まり今年でこのメンバーではラストの展示となります。
第1回では資生堂のコレクションとコラボレーションし、第2回では作品同士がゆるく繋がり合うような展示が成されていましたが、最後となる展示は各々の作品を個々に展示するという形をとっていました。
コロナ禍に始まり、「触発」「探究」をテーマにしてきて、今回はあえて「放置」と「無関心」というキーワードが浮かび上がったそう。
とはいえ、これまでの景色を知ってる人間にとってはこの8人の絆みたいなものも薄っすらではあるものの確かに感じられて熱量のある展示。
特に中村竜治の柱は、最初全然気づかなくて、こんなに来てるギャラリーでも全然見えてなかったんだな、と気付かされました。
宮永愛子、ミヤギフトシ、目、Nerholは相変わらず骨太な作品。
杉戸洋の作品がよくわからなかった。。。
IMG_9224.jpeg

IMG_9225.jpeg

IMG_9226.jpeg

IMG_9227.jpeg

IMG_9229.jpeg

IMG_9230.jpeg

IMG_9231.jpeg

IMG_9232.jpeg

IMG_9240.jpeg

IMG_9233.jpeg

IMG_9238.jpeg

IMG_9234.jpeg

IMG_9235.jpeg

IMG_9237.jpeg

IMG_9241.jpeg


熊谷亜莉沙|神はお許しになられるらしい @ Gallery Koyanagi (-2024/1/13)
1991年生まれとお若く見目麗しい作家さんなのにめちゃくちゃ暗い。。。
前回は絵と言葉が並んでたけど、今回は別に詩集も出していて、その詩もなんだか悲壮感漂う感じ。。。
モチーフもカトリックからのものが多くて、まるでカラヴァッジオの現代版のようで、どうして日本のカトリックでもない方がこんな絵を描くのかがいまいちよくわからない。そこが魅力と言えば魅力ですが。
行った時には作品全て完売してた凄い。
IMG_9216_202311051548069bf.jpeg

IMG_9217_202311051548077fc.jpeg

IMG_9218.jpeg

IMG_9219.jpeg

IMG_9220.jpeg

IMG_9221.jpeg


寺内曜子「一即多多即一」@ Hagiwara Projects (-12/2)
いつか日本の美術館で大きな個展をして欲しい人のうちの1人。
東京の個展は珍しいので馳せ参じました。移転してから初。
相変わらずステートメントが素晴らしく、作品も小さな空間ながら壮大。
「たくさん」に見える穴は、くるくると巻かれた赤いロール紙に「ひとつ」の穴を開けた結果。
個人的には「パンゲア」が観られたのが嬉しかった。
IMG_9907.jpeg

IMG_9908.jpeg

IMG_9909.jpeg

IMG_9911.jpeg

IMG_9910.jpeg

IMG_9914.jpeg

IMG_9912.jpeg

IMG_9913.jpeg

IMG_9915.jpeg


雨宮庸介個展「雨宮宮雨と以」@ BUG (会期終了)
リクルートが新たにオープンさせたスペース。ほぼ東京駅の中ですぎょい。
そのスペースのこけら落としとなるのが雨宮庸介個展。
会場にはまずこれまでの雨宮さんの作品が雑然と置かれたコーナーがあり、有名な「apple」もあります。
会期中はなんと雨宮さんが常駐していて、カフェコーナーでせっせと「apple」を制作していました。
希望があればスタッフの方が呼んでくれて「For The Swan Song A」と題されたパフォーマンスをやってくれるという至れり尽くせりぶり。
実際やってもらったんだけど、最初は普通に作品の説明だったものがどんどん意味のわからない物語になっていく様は狂気すら感じました。
木曜日にはこのパフォーマンスが別の人に引き継がれるそうで、それはそれで見たかったかも。
他にも壁の中に鏡を埋め込む作品や、文章が立体化したような作品もあり。
相変わらずよく分からない作家だけどその分からなさがまた心地よい展示でした。
今後どういう展覧会がやっていくのかも楽しみ。
IMG_8508.jpeg

IMG_8510.jpeg

IMG_8515.jpeg

IMG_8513.jpeg

IMG_8512.jpeg

IMG_8514.jpeg

IMG_8522.jpeg

IMG_8523.jpeg


Cama /参「Kissの原則」@ MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERY (会期終了)
平野泰子さん目的で行ったけど、マジで平野さんの作品以外目に入らなかった。。。
彼女の作品がどんどん強くなってて凄すぎる。
今回は他の2人の影響もあるのかないのか、これまで感じたことのなかったグラフィカル側面も感じました。
見れば見るほどあるはずのない奥行きを感じてしまう恐ろしい絵画群。
縁の色の痕跡も素晴らしい。
IMG_8535.jpeg

IMG_8537.jpeg

IMG_8538.jpeg

IMG_8539.jpeg

IMG_8541.jpeg

IMG_8542.jpeg

IMG_8543.jpeg

IMG_8544.jpeg

IMG_8546.jpeg


続いて西の展示。
小林正人 自由について @ ShugoArts (会期終了)
何回見てもショックを受ける作品たち。
色んな角度から見て、遠くから近くから兎に角鑑賞者をここまで動かす絵画って中々ない。
大きな絵は1千万超えてた。。。
いい加減この人も美術館での個展が観たい!
IMG_8892.jpeg

IMG_8897.jpeg

IMG_8898.jpeg

IMG_8893.jpeg

IMG_8895.jpeg

IMG_8899.jpeg

IMG_8901.jpeg

IMG_8907.jpeg

IMG_8906.jpeg

IMG_8904.jpeg


松谷武判「Matsutani Hardedge 1970’s」@ TARO NASU (会期終了)
松谷さんといえばグラファイトの黒のイメージが強いんだけど、今回は1970年代に描かれていた色とりどりの「ハードエッジ」な絵画が展示されてた。
どれもセンスの塊すぎて惚れ惚れ。。。
具体出身の中でも異色な作家。改めて好きになりました。
IMG_8912.jpeg

IMG_8916.jpeg

IMG_8913.jpeg

IMG_8914.jpeg

IMG_8917.jpeg

IMG_8918.jpeg

IMG_8921.jpeg

IMG_8923.jpeg

IMG_8925.jpeg

IMG_8919.jpeg

IMG_8927.jpeg

IMG_8929.jpeg


ミリアム・カーン 私だったかもしれない @ WAKO WORKS OF ART (会期終了)
今年の春のパレ・ド・トーキョーでの個展で、「FUCK ABSTRACTION !」という作品が小児性愛を表すものとし不快に思った元国民戦線党の議員が作品に塗料がかけるという事件がありました。こちら
それから改めてカーンの作品が気になってたのでこの展示はとても楽しみでした。
素早い筆致で描かれた不気味な絵画たちが不安定に配置されてるので会場の不協和音が凄まじかった。
どういう基準でかけられてるんだろうか。
期待を裏切らない内容で本当に素晴らしい作品と展示で大満足。
IMG_8940.jpeg

IMG_8941.jpeg

IMG_8942.jpeg

IMG_8943.jpeg

IMG_8945.jpeg

IMG_8947.jpeg

IMG_8950.jpeg

IMG_8951.jpeg

IMG_8952.jpeg

IMG_8953.jpeg

IMG_8955.jpeg

IMG_8956.jpeg

IMG_8957.jpeg

IMG_8958.jpeg


ミン・ウォン 宇宙歌劇 @ Ota Fine Arts (会期終了)
京劇 x SFというキッチュな世界観。
シンガポール美術館の委託で制作された大型インスタレーションの一部らしいのだけど、実際そのインスタレーション見てみないとよく分からない。。。
IMG_8959.jpeg

IMG_8960.jpeg

IMG_8964.jpeg

IMG_8961.jpeg

IMG_8962.jpeg

IMG_8963.jpeg


高松次郎 「ソル・ルウィット | 高松次郎 Line for Earth Project」@ Yumiko Chiba Associates (会期終了)
いつもここのギャラリーの取り扱う作家の豪華さにビックリするんだけど今回もすごい。。。
高松のパースの狂うキューブがとても良かった。
ルウィットのドローイングもカッコ良すぎた。
IMG_8966.jpeg

IMG_8967.jpeg

IMG_8968.jpeg

IMG_8969.jpeg

IMG_8971.jpeg

IMG_8972.jpeg

IMG_8973.jpeg

IMG_8974.jpeg

IMG_8975.jpeg


Richard Serra: Circle, Diamond, Triangle @ Fergus McCaffrey (-12/23)
ここも他のギャラリーと一線を画す豪華なギャラリー。
今リチャード・セラ展がやってて、ドローイングインスタレーションが展開してます。
いずれもオイルスティックで描かれているんだけど、円は壁に直接描かれていて、まさか本人ではないとは思うのでスタッフさんがやられたんだろうか。
三角と四角はよく見ると壁に貼られているタイプで、リネンキャンバスとのこと。
いずれも遠くからは記号にしか見えないけど、近くで見るとオイルスティックのテクスチャーが生半しくて、彼の彫刻の「重さ」を想起させます。
さらに普段開いてないビューイングルームも開いてたので特別に見せてもらったドローイングはさらにオイルスティックのテクスチャーが激しくてすごかった。。。
ちなみにツンとしてるギャラリーが多い中、こういう大御所扱ってるギャラリーの方がスタッフさん優しかったりします。
ここのスタッフさんも毎回親切で好感しかない。余裕って大事。
P1260390.jpeg

P1260392.jpeg

P1260394.jpeg

P1260403.jpeg

P1260405.jpeg

P1260409.jpeg

P1260411.jpeg


井原信次「1111」@ KEN NAKAHASHI (-12/9)
2022年の11月11日に亡くなった飼い猫を悼むように描いた花を持つ絵画が享年と同じ22枚並んでます。
亡くなったばかりの飼い猫を抱いてるパートナーを描いた部屋の絵は、最初写真かと思うぐらい自然でびっくり。
うちも去年実家で飼ってた猫が亡くなったのでなんとなくわかるんだけど、悲しい気持ちよりありがとうの気持ちの方が大きくて、さよならよりありがとうの花束なんだろうな、と感じました。
会場にも「死」の傷ましさよりもむしろ清々しい空気が流れていたのが印象的でした。
IMG_9195.jpeg

IMG_9194.jpeg

IMG_9193.jpeg

IMG_9192.jpeg

IMG_9200.jpeg


最後はまた古物xアートの展示。
西坂晃一「substream」@ 隙間 (会期終了)
木葉絢子「A Small,Good Thing」@ Pottari (会期終了)
手塚 確 写真展 「 山水|木曽 – 松本 – 漆 – 写真 」@ 手と花 (会期終了)
東京で大好きな古物屋白日の店主西坂さんのなんと個展が今年の元旦に京都でやってたけど行けず、今回東京でやるというので楽しみに馳せ参じました。
彼とその作家仲間たちによる協働の「作品」は、時間と作家性が入り混じった不思議なオブジェになってました。
西坂さんは作るというより選ぶ人です。
物を選び人を選ぶというその行為自体が彼の作品たらしめてるのかもしれません。
1塁から3塁までの古いホームベースを額装したやつが個人的には好きでした。
今後に期待。
木葉さんは前回のumi neueの個展から早くも今度はガラリと変わって陶の作品たち。
Pottariさんは下が陶芸教室もやってるので、作品も陶になったのだけど世界観は相変わらずで凄い。
その関連で知り合った神田にある手と花の店主手塚さんのお父さんの写真展へ。
一枚一枚丁寧に撮られてたんだろうな、と想像させる繊細な写真たち。
手塚さんの父親へのリスペクトが感じられる展示でした。
IMG_9243.jpeg

IMG_9252.jpeg

IMG_9251.jpeg

IMG_9250.jpeg

IMG_9245.jpeg

IMG_9247.jpeg

IMG_9248.jpeg

IMG_9149.jpeg

IMG_9150.jpeg

IMG_9151.jpeg

IMG_9153.jpeg

IMG_9154.jpeg

IMG_9155.jpeg

IMG_9159.jpeg

IMG_9522.jpeg

IMG_9520.jpeg

IMG_9524.jpeg

IMG_9523.jpeg

とんちピクルスA’holicライブ終了しました。

名称未設定 - 1 / 1

もはや毎年恒例となっているとんちピクルスのライブ、無事終了しました。
お越し頂いた皆様どうもありがとうございました。
うちの店では常々とんちさんの曲しかかけてないこともあり、毎回情報公開前に満員御礼になるのですが今回は最速でした。。。
とんちさん、最高の音楽とパフォーマンスありがとうございました。
また来年もよろしくお願いします。
お店は本日より26日までお休みとなります。
年末年始は12月28日から1月1日までお休みです。
12月27日は23時までとなります。

calender202312.jpeg


そして12月23日(土)には、こちらも毎年恒例となってる木下さんによる静岡おでんパーティーを開催します!
また追ってお知らせします。

IMG_0471.jpeg

とんちピクルスA’holicライブ開催のお知らせ。

IMG_8727.jpeg

11/22(水)にお待ちかねとんちピクルスのライブを開催します!
と言っても、すでにお席はソールドアウト状態。。。おそるべしとんち人気。。。
というわけで若干数ですが2500円の立ち見席もご用意しております。
立ち見でも観たい!という方は是非ご予約ください。
店頭、DM、メール(info@aholic.tokyo)等々でお尋ねください。
当日は22時以降が通常営業となります。

公演名 とんちピクルスA’holicライブ
日 時 2023年11月22日(水) 19時開場19時半開演
会 場 A'holic
    東京都新宿区新宿3-11-1 高須ビル3階
    Tel.03-6273-0132
    http://aholic.tokyo/
出 演 とんちピクルス
料 金 立見2500円 *別途ドリンクのご注文をお願いします
ご予約・お問合せ
info@aholic.tokyo (A'holic)
とんちピクルスライブ予約センター
http://form1.fc2.com/form/?id=451627


ライブの翌日11/23(木祝)から26(日)はお休みとなります。ご了承ください。

TARO賞の作家Ⅲ 境界を越えて @ 川崎市岡本太郎美術館

IMG_7967.jpeg

内海さんの展示を観に川崎の岡本太郎美術館へ。
青山に岡本太郎記念館というのがありますが、そっちではありません。
この美術館はとにかく遠い、、、。
昔に一度訪れたことがあるけれど、生田公園の中をひたすら歩いて辿り着いた記憶があります。
ちなみにその時観に行ったのは第12回岡本太郎現代芸術賞で、当時の岡本太郎賞を受賞したのが今回も出ている若木くるみさん。
当時後頭部を顔のように刈り上げた彼女本人がずっといてめちゃくちゃ怖かったw こちら
というわけで今回は小田急線の向ヶ丘遊園駅から生田公園の西口までタクシーを利用。
西口は駅からかなり大回りになるんだけど、東口に行っちゃうと結局そこから歩くので意味ないのです。
ようやく辿り着いてすでにヘトヘトなのでカフェでパンケーキ食べてパワーチャージ。
ようやく美術館の中へ。

IMG_8051.jpeg

まずは岡本太郎の常設展。
今回は「岡本太郎とスポーツ」と題して、東京・札幌・ミュンヘンオリンピックでデザインした参加記念メダルや、近鉄バッファローズのロゴなどが展示されてました。
趣味のゴルフやスキーの道具なんかも展示されてて人間味溢れてて良かった。
太陽の塔のドキュメンタリーや「森の掟」も展示されてます。
個人的に岡本太郎は彼の作品よりも民俗学的なアプローチが好きなので、彼が取材時に持ち歩いてたカメラが展示されてたのは熱かった。

IMG_7968.jpeg

IMG_7969.jpeg

IMG_7971.jpeg

IMG_7973.jpeg

IMG_7974.jpeg

IMG_7977.jpeg

IMG_7978.jpeg

IMG_7979.jpeg

IMG_7980.jpeg

IMG_7983.jpeg

IMG_7986.jpeg

今回のメインは企画展示室の「TARO賞の作家Ⅲ 境界を越えて」。
26回のTARO賞の中から選ばれた作家たちが改めて展示する企画の第3回。
今回は内海聖史(第10回入選)、大西康明(第5回入選・第10回岡本太郎賞)、若木くるみ(第12回岡本太郎賞)の3名が選ばれました。
会場入ってすぐに飛び込んでくるのは内海さんの色の洪水。
巨大な作品がこれでもかと展示されてて本当に本当に贅沢な展示です。
特にこの5-6年の作品が集められてて、個人的に上京してから観てきた内海さんの作品が一挙に揃ってたので、上京してからのことも思い出したりしてかなりエモい気持ちになりました。
「dual」「squid」「カーキな視界」。どれも思い出深い作品たち。
これまで観た作品も、所変わればまた見え方が違って面白かった。
さらに、上京前で見逃してた「遠くの絵画」も観られたし、新作インスタレーションの「そこにあるわけではない」はマジで凄い。。。
小部屋に所狭しと小さな色とりどりの作品が展示されてて、中には色付きアクリルも混じってたりとても楽しい小宇宙。
この部屋は入ることができなくて、外から眺めるだけなんだけど、距離もあってじっくりは観れないし、さらには裏側しか見えない作品があったりで、作品を「観る」とはどういうことなのか改めて考えさせられます。
この小さな作品はこれまた上京してすぐに初めて購入した作品でもあって、当時の「あらゆる時間」がさらに発展したインスタレーションで最高でした。

IMG_7987.jpeg

IMG_7988.jpeg

IMG_8007.jpeg

IMG_8006.jpeg

IMG_8043.jpeg

IMG_7994.jpeg

IMG_8008.jpeg

IMG_8011.jpeg

IMG_8009.jpeg

IMG_8016.jpeg

IMG_7990.jpeg

IMG_7991.jpeg

IMG_7992.jpeg

IMG_7995.jpeg

IMG_7996.jpeg

IMG_7998.jpeg

IMG_7999.jpeg

IMG_8002.jpeg

IMG_8001.jpeg

お隣大西康明さんは、ビニールの小屋が空気で膨らんだり縮んだりする呼吸のような作品。
この中にはなんと岡本太郎の本物の作品が入っています!
最初レプリカだろうと思ったんだけど、スタッフの方に聞いたらモノホンだった。。。
箒は謎でした。

IMG_8034.jpeg

IMG_8036.jpeg

IMG_8037.jpeg

IMG_8038.jpeg

IMG_8039.jpeg

若木くるみさんは、あらゆる方法で刷った版画を展示。
賞を受賞した時のあの作品がどうしてもよぎるので、かなり地味に感じてしまった。。。

IMG_8017.jpeg

IMG_8019.jpeg

IMG_8021.jpeg

IMG_8024.jpeg

IMG_8025.jpeg

IMG_8026.jpeg

IMG_8027.jpeg

IMG_8028.jpeg

IMG_8030.jpeg

IMG_8046.jpeg

IMG_8050.jpeg

そんなこんなで大満足で鑑賞終了。
遠かったけど来てよかった。
この展示は来年1月14日までやってるので是非。こちら
最後はショップでガチャガチャ回してTAROマンゲットw
あと前から欲しかった太陽の塔のフィギュアも。店で本を支えてくれてます。

IMG_8045.jpeg

IMG_8114.jpeg


大巻伸嗣―真空のゆらぎ @ 国立新美術館 (-12/25)
P1260456.jpeg

続いて2014年の「TARO賞の作家Ⅱ」に出品していた大巻伸嗣さん(第6回特別賞)の個展へ。
弘前の個展も観に行きたかったけど遠くて行けずだったので東京の美術館個展は嬉しい限り。
国立新美の大空間に「Gravity and Grace」と「Liminal Air Time ̶ Space 真空のゆらぎ」という大インスタレーションとフォトグラムに映像にドローイングと見応えのある展示でした。
特に2つのインスタレーションはどちらも2016年のあいトリで発表されたものだけどパワーアップしていて素晴らしかった。
しかもどちらも光と影を反映しながら、より光が強い方とより闇が強い方、垂直と水平という対比で見事な構成。
特に「Liminal Air Time ̶ Space 真空のゆらぎ」は最高で、いつまでも観ていられる体験でした。
不思議だったのがどちらの作品にもBGM(?)がついてるところ。
インスタレーションに音がつくのって中々ダサいのでやらないんだけど、崇高な感じの演出には合ってるのかな。
その他の作品は正直微妙で、特にドローイングは作家本人も「見せたくない」って言ってるだけあってうーんってなりました。。。
それはともかくインスタレーション本当に素晴らしいのでぜひ。

P1260457.jpeg

P1260461.jpeg

P1260467.jpeg

P1260463.jpeg

P1260465.jpeg

P1260469.jpeg

P1260471.jpeg

P1260473.jpeg

P1260477.jpeg

P1260479.jpeg

P1260481.jpeg

P1260486.jpeg

P1260487.jpeg

P1260493.jpeg

P1260498.jpeg

P1260505.jpeg

P1260510.jpeg

P1260518.jpeg

P1260514.jpeg

P1260524.jpeg

P1260527.jpeg

P1260539.jpeg

P1260535.jpeg

P1260541.jpeg


ついでに国立新美のロビー(?)で展示されてた「渡辺 篤(アイムヒア プロジェクト) 私はフリーハグが嫌い」も観たけど、この人の作品はこういう開放的な空間で観るものじゃないな、と思いました。
こないだまで都現美でやってたようなどこか見てはいけないものを見てるような感覚が正しいのだと思います。
今回の扉のインスタレーションも例えば覗き穴から覗くとハグの写真が見えるとかいう仕掛けがあれば良かったな、と。
映像も昼間は明る過ぎてほとんど見えないし。。。
ちょっと残念な展示でした。こちらも大巻展と同じ12/25まで。

P1260421.jpeg

P1260413.jpeg

P1260418.jpeg

杉本博司 本歌取り 東下り @ 渋谷区立松濤美術館

最近観た写真展関連まとめ。

杉本博司 本歌取り 東下り @ 渋谷区立松濤美術館 (-11/12)
IMG_9051.jpeg

なんだかんだダントツでよかったのは悔しいかなこの方の展示。
近年は彼のナルシシズムに食傷気味ですが、それでもやっぱり見せ方がうますぎる。
このノイズの多い美術館を見事に自分のものにしていました。
本展の前身となる姫路の展示を観てないのでどういう感じだったかわからないけれど、敢えて正攻法で行かずに古物や他人の芸術品とのコラボレーションという形で見せるやり方は見事。
それを「本歌取り」とするのも粋が過ぎます。
展示物一点一点挙げていくとキリがないんだけど、やっぱり写真を屏風や掛け軸にするのは上手すぎるし、数理模型の彫刻は美しいし、小柳で観た時はダサかった新作もここで観るとしっくりくるし、やっぱり只者ではありません。
特に2階の展示は、真ん中のソファまでしっくり来てて、この美術館で観てきた展示の中でもかなり上位の展示でした。お見事。

IMG_9053.jpeg

IMG_9054.jpeg

IMG_9055.jpeg

IMG_9060.jpeg

IMG_9062.jpeg

IMG_9063.jpeg

IMG_9068.jpeg

IMG_9067.jpeg

IMG_9069.jpeg

IMG_9071.jpeg

IMG_9072.jpeg

IMG_9075.jpeg

IMG_9074.jpeg

IMG_9076.jpeg

IMG_9095.jpeg

IMG_9077.jpeg

IMG_9093.jpeg

IMG_9096.jpeg

IMG_9092.jpeg

IMG_9080.jpeg

IMG_9082.jpeg

IMG_9083.jpeg

IMG_9085.jpeg

IMG_9086.jpeg

IMG_9084.jpeg

IMG_9089.jpeg

IMG_9087.jpeg

IMG_9090.jpeg

IMG_9081.jpeg


石川真生 ─私に何ができるか─ @ 東京オペラシティ アートギャラリー (-12/24)
P1250813.jpeg

沖縄の写真家・石川真生の個展。
一昨年の沖縄県美での個展のカタログをお客さんから頂いて知った作家さん。
「私に何ができるか」というタイトルからも、かなり真っ直ぐな写真で、写真の本来の役割を思い出させてくれます。
ただ、前半これまでのシリーズをすごい早足で見せちゃうので知らない人からしたら不親切な展示構成だと思いました。
作品説明は壁に貼るタイプではなく、配布物にしては太い冊子を見ながらの鑑賞は中々辛いものがあります。。。
この展覧会で見せたいのは後半の「大琉球絵巻」なのはすごく伝わってくるんだけど。
冊子と照らし合わせながら観るのも散漫になってしまい、最後の廊下はほとんどがらんどうだし、展示構成がすごく雑だなぁというのが感想。
とはいえ一枚一枚が強いので、写真表現として純粋に楽しめます。
上階のコレクションは顔をテーマにした構成。
川島秀明の作品ちゃんと観たことなかったけど、キャンバスの縁に表面と全然違った色が垂れてて面白かった。
Project Nはピンと来ず。

P1250818.jpeg

P1250819.jpeg

P1250821.jpeg

P1250823.jpeg

P1250825.jpeg

P1250827.jpeg

P1250836.jpeg

P1250834.jpeg

P1250833.jpeg

P1250838.jpeg

P1250840.jpeg

P1250848.jpeg

P1250844.jpeg

P1250846.jpeg

P1250850.jpeg

P1250854.jpeg

P1250858.jpeg

P1250860.jpeg

P1250868.jpeg

P1250870.jpeg

P1250872.jpeg


見るまえに跳べ 日本の新進作家vol.20 (-2024.01.21) / 即興 ホンマタカシ (-2024.01.21) / 風景論以後 (-11/5) @ 東京都写真美術館
IMG_9097.jpeg

展覧会3つとさらにアアルトの映画も観たから一つの美術館でかなりのカロリー消費でした。。。
まずは3階の毎年恒例・新進作家展。
年によっては「これって写真なの?」って表現もあるんだけど、今年はカメラを持って真っ向勝負で挑んでる写真家が多かった気がします。
そんな中でも圧倒的に良かったのが渕上裕太さん。
上野の人々を撮った写真で、最初ステートメント読んだ時は「それって鬼海弘雄じゃない?」って思ったんだけど、空間全体を覆うように展示されてるそれらは、演出と彼らの個性が合わさって凄まじいエネルギーでした。
同じく西成や新宿などのドヤ街を撮ってる星玄人さんも似たような題材ながら全く違う世界観で面白かった。
唯一知ってたうつゆみこさんは相変わらずの毒々しい世界観で浮きまくってた笑
彼女だけ現実というよりも内省的なモチーフなんだけど、そんな中でも薄っすら彼女自身の生活感が顕れてるのが今回の出展理由なのかもと想像したり。
近年の新進作家展の中ではかなり好感の持てる展示でした。
続いて2階のホンマタカシ展。
もはやビッグネームになり過ぎて特に気にも留めない作家なんだけど、今回はかなり印象が違ってて、部屋一室使ってカメラ・オブスクラにして都市を撮った写真が展示されています。
展示室の真ん中に部屋があって、四方に開いた穴からしか覗くことができず、そこにも写真が展示されてたり、謎にピアノが置いてたりして不気味。
とにかく展示室全体が妙に不気味な雰囲気に包まれてて、それは写真の印象がどこか「盗撮」めいた隠微さを醸し出してるからかもしれません。
ちなみに部屋を一室使ってっていうのは山中信夫も散々やってますが、彼の作品は白黒なので非現実みがあるのに対して、ホンマの写真はカラーというのもあって現実みと非現実みの間が特徴かも。
最後は地階の「風景論以降」。何故かここは撮影不可。
映画批評家の松田政男の著書「風景の死滅」(1971)をベースにしながら、現在から「政治の季節」だった1968年まで遡るようにして「風景」を捉えるかなりアカデミックな展示。
冒頭は広島を撮った笹岡啓子から。純粋に彼女の写真は良い。
原爆ドームや平和記念資料館のみならず、街角を撮っていても広島を感じさせるのが不思議。
その後、2章の今井祝雄の移動中に出くわす赤信号ばかりを撮った「Red Light」にハッとさせられたり、3章の中平卓馬のアレブレの写真に痺れたりとあったけど、全体的に捉え所のない展示。それこそが日常の「風景」というものなのかもしれないけど。
最後の大島渚や若松孝二らの映画の展示も美術館で観るには中々厳しく。。。
試みとしてはかなり骨太な企画ではあるけれど、やっぱり展示としては難しく感じてしまいました。

IMG_9099.jpeg

IMG_9109.jpeg

IMG_9108.jpeg

IMG_9107.jpeg

IMG_9110.jpeg

IMG_9103.jpeg

IMG_9105.jpeg

IMG_9111.jpeg

IMG_9113.jpeg

IMG_9114.jpeg

IMG_9115.jpeg

IMG_9117.jpeg

IMG_9119.jpeg

IMG_9124.jpeg

IMG_9121.jpeg

IMG_9122.jpeg

IMG_9127.jpeg

IMG_9129.jpeg

IMG_9130.jpeg

IMG_9132.jpeg

IMG_9135.jpeg

IMG_9134.jpeg

IMG_9136.jpeg

IMG_9137.jpeg

IMG_9138.jpeg

IMG_9139.jpeg

IMG_9140.jpeg

IMG_9141.jpeg

IMG_9143.jpeg


寺田 健人 @ 東京建物八重洲ビル (会期終了)
「Tokyo Dialogue 2023」@ TODA BUILDING工事仮囲 (会期終了)
最後に東京駅周辺で先月までやってたT3 PHOTO FESTIVAL TOKYO関連。
色々やってたけど、寺田健人さんの展示と同級生の山元彩香が参加してた「Tokyo Dialogue 2023」のみ鑑賞。
寺田さんは5月にやってたIWAKAN MAGAZINEの展示で初めて知って気になってる作家さん。
観たかった「想像上の妻と娘にケーキを買って帰る」が観られてホクホク。
ただでも物悲しい作品なのに、ビルの中に回ると誰もいない風景になっててさらに悲しくなった。
架空の娘が遊んだであろうおもちゃなんかもとても物悲しく展示されててとてもうまい。
一番大きな作品の下で仕事する男たちがさらに物悲しさを演出していていい感じでした。
去年は友人の清水裕貴さんが参加していた「Tokyo Dialogue」。
今年は同級生の山元彩香が参加してるので観てきました。
この仮囲いも来年には建物が完成するので無くなってしまうと思うとこのシリーズもこれで最後。
荒々しい工事現場と写真の相性が案外よくて面白い企画です。
今回も囲いの開閉部分にプリントされてたりしてとても良かった。
山元さんの作品も、これまでにないアプローチだったけどしっかり彼女の作品になってて感心。
神野紗希さんの俳句もとてつもなく良かった。

IMG_8525.jpeg

IMG_8526.jpeg

IMG_8527.jpeg

IMG_8528.jpeg

IMG_8529.jpeg

IMG_8531.jpeg

IMG_8530.jpeg

IMG_8487.jpeg

IMG_8490.jpeg

IMG_8491.jpeg

IMG_8492.jpeg

IMG_8493.jpeg

IMG_8494.jpeg

IMG_8496.jpeg

IMG_8497.jpeg

IMG_8498.jpeg

IMG_8499.jpeg

IMG_8501.jpeg

IMG_8503.jpeg

IMG_8504.jpeg

IMG_8505.jpeg

IMG_8506.jpeg

アニッシュ・カプーア in 松川ボックス / 吉國元 根拠地 粟津邸ではじまる / 紫牟田和俊展 @ space23℃ / 伝統のメタボリズム〜言葉と文字〜 @ SHUTL

最近立て続けにアートx住宅建築を観たのでまとめて。

アニッシュ・カプーア in 松川ボックス (-2024.03.29・予約制)
IMG_7424.jpeg

お客さんのインスタのストーリーで行かれてて、何じゃこりゃ!?となり即調べた展覧会。
カプーアの展示が近所(早稲田)で!!
しかも会場になってる松川ボックスは1971年に竣工した宮脇檀による建築で、1979年には建築学会作品賞を安藤忠雄の「住吉の長屋」と同時に受賞作とのこと。
これまで一般公開されることのなかった場所がなぜ展覧会会場に。。。
しかも開館時間が水・木・金の13時から17時で1時間の予約制。
まともに働いてる人には難易度の高い設定だけど、昼間フリーな私にはむしろ最高な時間帯だったので早速予約して行ってきました。
場所は西早稲田駅から徒歩10分以内の住宅地。松川ボックスで検索すると普通に出ます。
赤い門が目を引きます。
外観はまるで茅葺き屋根を思わせる形のコンクリートでできた屋根が特徴的。
中に入るとトップライトが部屋を照らしています。
どうやらインディペンデント・キュレーターの清水敏男氏がオフィスとして利用していて、今回は展示会場としてオープンしてるみたい。
展示されてる作品は3点で、絵画2点と彫刻1点。
ペインティングは近年取り組んでるもので、正直微妙。。。1階と2階に展示されてます。
彫刻はカプーアの真骨頂のミラーの作品で和室に展示されてます。撮影不可。11月末には展示から外されるらしいのでこれを観たい人はそれまでに予約してください。
建築は半世紀経ってるのもありやや傷み気味で、当時の和のテーストが所々にあって正直ややダサめ汗
僕的にはあまり満足のいく展示ではなかったけど、まあ中々ない機会なので是非。
予約はこちらから。1000円現地払い。

IMG_7428.jpeg

IMG_7452.jpeg

IMG_7431.jpeg

IMG_7455.jpeg

IMG_7456.jpeg

IMG_7453.jpeg

IMG_7435.jpeg

IMG_7438.jpeg

IMG_7439.jpeg

IMG_7443.jpeg

IMG_7445.jpeg

IMG_7444.jpeg


吉國元 根拠地 粟津邸ではじまる (-10/29)
IMG_8112.jpeg

粟津潔の自宅兼アトリエがアートスペースとして開放されてると聞いて行ってきました。
場所は読売ランド前駅から徒歩15分ほど。
かなりアップダウン激しいので足の悪い方は中々難しいアクセス。。。
辿り着いたそこは住宅街の中に凛と佇む白い建物。
設計は原広司で1972年竣工。
入場料1000円を払って中へ。
半世紀の傷みはややあるものの、トップライトが入る明るい内装。
坂道に建ってるので、入口から入ってどんどん下に降りていく構造で、自分が何階にいるのかたまにわからなくなります。
基本的にシンメトリーな構成で、まるで神殿のような高貴さがあります。
現在はご子息の粟津ケンさんが所有・管理されています。
以前スタジオ35分で粟津潔展がやってた時にお会いして少しお話させて頂きましたがとても気さくな方。
当日もいらっしゃって訪問者を案内されてました。
そして今回柿落としとなるのが、35分でも展示されてた吉國元さん。
アフリカのジンバブエにルーツを持っていて、ブラックの人を中心に描いた色鮮やかな作品群が白い建物に映えます。
それにしても、こんな行きにくい場所なのにめちゃくちゃ人がいてびっくりしました。。。
これまで公開されてなかっただけに注目も高かったのでしょうね。
ほとんどが建築関係と思しき人たちで、吉國さんの作品をちゃんと観ていたのか謎。
建物がこれだけ個性的だとやっぱり純粋に鑑賞するのは中々難しいかもしれません。
とはいえ今後も若手を中心に展示されていくようなので気になるスペースではあります。
インスタレーションとか彫刻とかの展示も観てみたいですね。
次回はKarimoku New Standardの展示(11/5-12)で入場無料・要予約。こちら

IMG_8105.jpeg

IMG_8103.jpeg

IMG_8053.jpeg

IMG_8054.jpeg

IMG_8099.jpeg

IMG_8091.jpeg

IMG_8093.jpeg

IMG_8095.jpeg

IMG_8096.jpeg

IMG_8085.jpeg

IMG_8100.jpeg

IMG_8088.jpeg

IMG_8087.jpeg

IMG_8090.jpeg

IMG_8058.jpeg

IMG_8060.jpeg

IMG_8059.jpeg

IMG_8061.jpeg

IMG_8086.jpeg

IMG_8064.jpeg

IMG_8062.jpeg

IMG_8063.jpeg

IMG_8070.jpeg

IMG_8076.jpeg

IMG_8072.jpeg

IMG_8068.jpeg

IMG_8069.jpeg

IMG_8067.jpeg

IMG_8079.jpeg


紫牟田和俊展 @ space23℃ (会期終了)
IMG_7629.jpeg

以前から気になってたけど中々行く機会のなかったspace23℃へ。
ここはもの派の作家として知られる榎倉康二の奥様榎倉充代が2000年に開廊したギャラリー。
等々力駅から10分ほど歩いた住宅街にあります。
Googleだと家の裏側に連れて行かれて焦りましたが何とか探し当てました。
ギャラリーといっても実際に榎倉康二の家兼アトリエで、行くと「榎倉」という表札がかかってます笑
当初は実際アトリエの中で展示されてたそうなのだけど、2017年からはギャラリーを新設して榎倉を初め様々な作家の展示を不定期に開催しています。
ギャラリーは小ぶりではあるものの、トップライトが入って、角もアールでこだわりを感じる空間でした。
この時は榎倉の元教え子だった紫牟田和俊氏の作品展。
さすが榎倉のギャラリーで展示するだけあってミニマル。
箱と作品がセットになってるインスタレーションでした。
実際作家さんもいらして、展示見てたら奥様がコーヒーを持ってきてくれました。
中々行きにくい場所だったけど、ずっと気になってたので行けてよかった。金土日のみ。
現在は歳森勲展が開催中。11月5日まで。

IMG_7632.jpeg

IMG_7643.jpeg

IMG_7639.jpeg

IMG_7638.jpeg

IMG_7633.jpeg


伝統のメタボリズム〜言葉と文字〜 @ SHUTL (-11/5)
IMG_8460.jpeg

昨年老朽化により惜しまれながら解体されてしまった黒川紀章の代表作でもあった中銀カプセルタワー。
僕も一昨年内部見学させてもらいました。本当に行っておいてよかった。その時の様子はこちら
カプセルのいくつかは購入されて保存されています。
そのうちの二つが今月オープンしたSHUTLという施設に入っていて公開されてます。
ここは松竹の持ち物らしく、今後このカプセルを展示スペースとして使用していくとのこと。
その柿落としが「伝統のメタボリズム」という企画。
第三弾まで予定されてて、今回はその第一弾として「言葉と文字」をテーマに、最果タヒ+佐々木俊、松田将英、三重野龍が参加。
2基のカプセルはそれぞれ「CAPSULE A - A906 (ORIGINAL)」と「CAPSULE B - A1006 (SKELETON)」と名付けられてて、前者は竣工当時の内装に修復されてて、後者は剥がされてスケルトン化された生々しい姿で設置されてました。
展示は正直かなり微妙だったのでノーコメント。この調子だと今後もあまり期待できないかも。。。
まだ中を観たことない人は観に行ってもいいかもです。
Aは基本1人づつしか入れないので並びますがBは並ばず土足のまま入れます。

IMG_8462.jpeg

IMG_8467.jpeg

IMG_8466.jpeg

IMG_8479.jpeg

IMG_8483.jpeg

IMG_8465.jpeg

IMG_8469.jpeg

IMG_8471.jpeg

IMG_8472.jpeg

IMG_8477.jpeg


おまけ。
住宅の域を遥かに超えてるし、展示でも何でもないんだけど、誕生日で小笠原伯爵邸に連れてってもらったのでここに載せときます。マジで最高だった。。。

IMG_7271.jpeg

IMG_7272.jpeg

IMG_7275.jpeg

IMG_7274.jpeg

IMG_7295.jpeg

IMG_7296.jpeg

IMG_7276.jpeg

IMG_7277.jpeg

IMG_7325.jpeg

IMG_7278.jpeg

IMG_7279.jpeg

IMG_7281.jpeg

IMG_7283.jpeg

IMG_7287.jpeg

IMG_7288.jpeg

IMG_7291.jpeg

IMG_7293.jpeg

IMG_7294.jpeg

IMG_7324.jpeg

IMG_7300.jpeg

IMG_7267.jpeg

IMG_7309.jpeg

IMG_7323.jpeg

IMG_7312.jpeg

IMG_7321.jpeg

榮一也パフォーマンス 終了しました。

P1260141.jpeg

2夜連続で開催したA'holicにとって初のパフォーマンス公演、榮一也< Blink of Perception>、無事終了しました。
お越し頂いた皆様ありがとうございました。
両日とも本当に沢山の方々に来て頂けてお陰様で鮨詰め状態w
今回はカウンター内にお客さんを入れるという新しい試みでした。
見づらい部分もあったかと思いますが楽しんで頂けてたら幸いです。
榮くんもスタッフの皆様もお疲れ様でした!!
今作は映像に音楽に演出と、複数の方々により出来上がった作品で、基本的に1人で作り上げる美術とは違う感覚で新鮮でした。
最後はスタッフの皆様と連帯感が生まれて胸熱でした。本当にお疲れ様!
お店の歴史にまた新たな1ページが加わりました。
また何かできたらと思います。

P1250908.jpeg

P1250913.jpeg

P1250660.jpeg

P1250933.jpeg

P1250664.jpeg

P1250947.jpeg

P1250672.jpeg

P1250674.jpeg

P1250684.jpeg

P1250970.jpeg

P1250978.jpeg

P1250975.jpeg

P1250698.jpeg

P1250994.jpeg

P1250169.jpeg

P1250706.jpeg

P1250712.jpeg

P1250718.jpeg

P1250720.jpeg

P1260006.jpeg

P1250722.jpeg

P1250181.jpeg

P1250731.jpeg

P1250737.jpeg

P1250744.jpeg

P1260032.jpeg

P1250219.jpeg

P1250746.jpeg

P1250235.jpeg

P1250756.jpeg

P1250767.jpeg

P1250783.jpeg

P1260067.jpeg

P1260092.jpeg

P1250795.jpeg

P1250798.jpeg


さて、来月ですが、22日にお待ちかねとんちピクルスのライブを開催します!
と言っても、すでにお席はソールドアウト状態。。。おそるべしとんち人気。。。
というわけで若干数ですが2500円の立ち見席もご用意します。
立ち見でも観たい!という方は是非ご予約ください。
店頭、DM、メール(info@aholic.tokyo)等々でお尋ねください。
当日は22日以降が通常営業となります。

公演名 とんちピクルスA’holicライブ
日 時 2023年11月22日(水) 19時開場19時半開演
会 場 A'holic
    東京都新宿区新宿3-11-1 高須ビル3階
    Tel.03-6273-0132
    http://aholic.tokyo/
出 演 とんちピクルス
料 金 立見2500円 *別途ドリンクのご注文をお願いします
ご予約・お問合せ
info@aholic.tokyo (A'holic)
とんちピクルスライブ予約センター
http://form1.fc2.com/form/?id=451627

IMG_8727.jpeg


ライブの翌日11/23(木祝)から26(日)はお休みとなります。ご了承ください。

calender202311.jpg


最後に新メニューのご紹介。
約一年ぶりのバー専用チョコの新作"バタースコッチ"!
風味豊かなきび砂糖”カソナード”で作ったキャラメルとブロンズチョコレート、たっぷりのバターを使用し濃厚かつコクのある味わいに仕立てたガナシュでシェリー樽系の甘やかなウイスキーとのペアリングがおすすめとなっております。
10/27(金)よりお楽しみ頂けます。

DSC01799.jpeg
カレンダー
10 | 2023/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
最新記事
カテゴリ
検索フォーム
月別アーカイブ
プロフィール

もりかわみのる

森川穣
現代美術作家。
森川穣 website
A'holicオーナー
A'holic website
instagram

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

管理者用
カウンター
To See List
・2023.12.02-2024.02.04
「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造、阿部展也、大辻清司、牛腸茂雄 @ 渋谷区立松濤美術館

・2023.11.24-2024.03.31
「オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期」 @ 麻布台ヒルズギャラリー

・2023.12.09-2024.02.25
キース・ヘリング展 アートをストリートへ @ 森アーツセンターギャラリー

・2023.12.01-2024.01.28
梅田哲也展 wait this is my favorite part 待ってここ好きなとこなんだ @ ワタリウム美術館

・2023.11.09-2024.03.31
第14回上海ビエンナーレ @ 上海当代芸術博物館

・2023.12.17-2024.01.27
味/処 @ 神奈川県民ホールギャラリー

・2024.01.11-03.10
フランク・ロイド・ライト世界を結ぶ建築 @ パナソニック汐留美術館

・2023.12.16-2024.02.18
久門剛史「Dear Future Person, 」 @ @KCUA

・2024.01.12-02.25
牡丹靖佳展 月にのぼり、地にもぐる @ 市立伊丹ミュージアム

・2024.02.06-04.07
中平卓馬 火―氾濫 @ 東京国立近代美術館

・2024.01.18-03.24
能作文徳+常山未央展:都市菌(としきのこ)――複数種の網目としての建築 @ ギャラリー間

・2024.02.23-04.14
生誕120年 安井仲治 僕の大切な写真 @ 東京ステーションギャラリー

・2024.02.14-05.27
「マティス 自由なフォルム」@ 国立新美術館

・2024.03.06-06.03
遠距離現在 Universal / Remote @ 国立新美術館

・2024.03.09-06.30
カール・アンドレ 彫刻と詩、その間 @ DIC川村記念美術館

・2024.03.12-05.12
ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?——国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ @ 国立西洋美術館

・2024.03.15-06.09
横浜トリエンナーレ2023 @ 横浜美術館ほか

・2024.03.30-07.07
ブランクーシ 本質を象る @ アーティゾン美術館

・2024.04.06-07.07
ホー・ツーニェン エージェントのA @ 東京都現代美術館

・2024.04.24-09.01
シアスター・ゲイツ展 @ 森美術館

・2024.04.27-08.29
デ・キリコ展 @ 東京都美術館

・2024.05.23-08.04
魚谷繁礼展 @ ギャラリー間

・2024.09.04-11.24
大西麻貴+百田有希 / o+h展 @ ギャラリー間

・2024.09.14-12.01
塩田千春 つながる私(アイ) @ 大阪中之島美術館

・2024.09.25-2025.01.19
ルイーズ・ブルジョワ展 @ 森美術館

・2024.11.02-2025.02.09
ジャム・セッション 石橋財団コレクション×毛利悠子 ―ピュシスについて @ アーティゾン美術館

・2024.11.23-2025.01.26
「再開館記念―トゥールーズ=ロートレックとソフィ・カル」展(仮称) @ 三菱一号館美術館

・2025.09.13-11.30
あいち2025 @愛知芸術文化センター、愛知県陶磁美術館、瀬戸市のまちなか

QRコード
QR